JP4450270B2 - キャップ付き小型容器 - Google Patents
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Description
【発明の利用分野】
本発明は、容器本体に対して連結片を介して連結されたキャップ付きの小容器、例えば目薬用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器体口頚部から外したキャップの紛失を防止するため、例えば機械油や接着剤などの容器においては、容器体胴部の上端からノズルを起立すると共に、該ノズルの下部後面から突出する連結片の先端部に付設したキャップを、上記ノズルの上部外面に着脱自在に嵌合させたものが広く使用されている。
【0003】
しかし、該容器では、キャップの開蓋後に、該キャップを先端部に付した連結片がふら付いて液体注出操作の邪魔になる場合があり、特に、上記容器の構成を目薬容器として使用したときには、該目薬は、通常、利用者の顔面を上向きにし且つ目薬容器を上下逆さまにして滴下するものであるから、該容器ノズルから利用者の目の近くにキャップ付き連結片が垂れ下がって煩わしく、また、目薬滴下の操作の妨げとなる。
【0004】
本発明は、かかる不都合を解消するため、キャップの一部と容器体胴部とにキャップ保持用の第1、第2嵌合手段を設けたキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
目薬収納用の容器体胴部の上端からノズルを起立すると共に、該ノズルの下部に取付け筒部材11を嵌合させ、この取付け筒部材から突出する弾性連結片の先端部にキャップ21のキャップ筒壁24の下端部を連結し、このキャップを、上記ノズルの上部外面に着脱自在に嵌合させ、上記容器体胴部外面の一部と上記キャップ外面の一部とに、相互に着脱自在に嵌合させることが可能な第1、第2嵌合手段を設けた、キャップ付き嵌合容器において、
上記容器体胴部2外面の一部に凸状の第1嵌合手段5を、また、上記キャップ21の頂壁22上面に凹状の第2嵌合手段26をそれぞれ形成し、
上記キャップ21は、キャップ筒壁24の外面に下端開放の縦溝31を縦設しており、また、上記連結片16は、長手方向に肉薄ヒンジ32を介して屈伸自在に二つ折りした帯板形状に形成すると共に、該帯板の一端を上記縦溝31底面下端へ、また、帯板他端を縦溝31下方のノズル部分外面へそれぞれ肉薄ヒンジ18,17を介して連結しており、上記二つ折り状態で縦溝31内へ連結片16を収納させている。
【0008】
【発明を実施するための態様】
図1から図3は、本発明の第1の実施形態を示している。
【0009】
1は、目薬容器の容器体であり、胴部2から肩部3を介してノズル4を起立している。図示の胴部は、前後両面2a,2aを垂直平面とする薄箱形状として、それら両平面を圧搾することで目薬を滴下し易いように形成しているが、必ずしもこのような形状に限定されるものではない。
【0010】
上記胴部2の外面の一部には、後述キャップの第2嵌合手段との嵌合用の第1嵌合手段5を形成している。該第1嵌合手段は、図示の如く胴部2側壁を側外方へ突設した嵌合凸部としてもよいが、上記胴部側壁を容器内方へ陥没させた嵌合凹部としても良く、その他周知の嵌合手段としても良い。また、目薬容器の場合には、上記の如く圧搾面として使用される前後両面を除く胴部周面部分、即ち、胴部左右側面2b,2bの一方に形成することが望ましい。
【0011】
上記ノズル4は、単一のノズル筒として形成しても良いが、好適な図示例では、成形の容易性などの点から上記胴部2上端から立設する口頚部7と、該口頚部上半部内へ下半筒部を嵌着させた滴下筒8とで形成している。
【0012】
上記ノズル4外面には、キャップ21を着脱自在に嵌合させている。該キャップは、上記ノズル4外面に対して連結片16を介して取り付けられており、具体的には、ノズル下部外面に嵌合させた取付け筒部材11の外面から突出した連結片16を介して取り付けられている。
【0013】
上記取付け筒部材11は、容器体からの分離不能に固定させた構成とすると良く、例えば図示のように上記口頚部7下半部に内筒12を嵌合させ、且つ、該内筒上端から外向きフランジ13を介して外筒14を垂下すると共に、上記外向きフランジ13上面内縁部に、上記口頚部7外面上下方向中間部から突設した鍔部7aを係止させると良い。この他にも、例えば上記内筒12を上記口頚部7外面へ螺合可能に形成しても良い。また、上記外向きフランジ13上面からは、図3が示すように後述キャップの強制乗上げ・分離用の係合凸部15を突出している。
【0014】
上記連結片16は、弾性変形な材料で屈伸自在に形成されたものであり、連結片一端を、上記取付け筒部材の外向きフランジ13周縁へ第1肉薄ヒンジ17を介して、又、連結片他端を、後述のキャップ筒壁へ第2肉薄ヒンジ18を介してそれぞれ連結している。しかし、上述の如くノズルを単一のノズル筒で形成するときには、その筒壁に連結片一端を直接に接着することも可能である。また、上記連結片16は、図示の例では連結帯に形成しているが、周知の如く紐形状に形成することもできる。
【0015】
上記キャップ21は、頂壁22の下面内周部から垂下した嵌合筒23を、上記口頚部7上部外面へ嵌合乃至螺合させると良く、また、上記頂壁22外縁から垂下したキャップ筒壁24の外面へ上記連結片16の先端部を連結すると良い。該連結片先端部は、キャップ筒壁24外面の何処に連結しても良いが、図示の通りキャップ筒壁24の外面下端部に連結すると、該筒壁を摘んでキャップを外すときに、連結片16が手に当たって邪魔になることを防止することができる。又、上記キャップ筒壁24は、上記外向きフランジ13直径とほぼ等しい下端外径を有し、かつ下方に拡開するテーパ筒であり、その筒壁下端を上記外向きフランジ13上面に載置している。また、上記キャップ筒壁の内面下端には、複数の略逆三角形状突起25が付設してあり、キャップを周方向へ回すと、それら逆三角形状突起が上記係合凸部15上へ乗り上げてキャップを強制的に開放するように設けている。
【0016】
上記キャップの外面一部には、第2嵌合手段26を設ける。該第2嵌合手段は、例えば上記キャップ筒壁24に設けることも可能であるが、それでは、例えばキャップ開蓋の際にキャップ筒壁外面を摘む利用者の指に第2嵌合手段26が触れて触感を損なう虞があるため、図示のようにキャップの頂壁22に形成すると特に好適である。尚、本実施形態の第2嵌合手段26は、キャップ頂壁22の中心部に形成した嵌合凹部としているが、上述の如く上記第1嵌合手段5の構造の変更に対応して嵌合凸部としても良い。
【0017】
上記構成によれば、図1に示す状態で連結片16は、ループ状に折り曲げられており、商品としての流通の際及び保管の際に嵩張らないようになっている。図1状態から、キャップ21を例えば周方向へ回動させるなどして口頚部7外面から外すと、連結片16が上記折り曲げ状態から開放され、而してキャップ21を下側外方へ回動させると共に、凹状の第2嵌合手段26内へ凸状の第1嵌合手段5を嵌合させると、図2及び図3に示す如くこれら両嵌合手段が嵌合してキャップ21が容器体1胴部2の側面へ固定される。この状態で容器を逆さまにして、胴部2前後両面を圧搾すると、ノズル4先端から利用者の目へ目薬を滴下することができるが、その際に上記キャップ21を先端部に付設した連結片16が利用者の目の前でふらついて滴下作業の邪魔になることを防止できる。
【0018】
図4及び図5は、本発明の第2実施態様を示している。該態様は、容器保管時に連結片を収納する縦溝を、上記キャップに設けたものであり、その他の構成は、基本的には第1実施態様と同じである。以下、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付することで、説明を省略する。
【0019】
上記キャップ筒壁24の外側面部分には、その筒壁の上下両端の間に亘って、上面及び下面開放の縦溝31が穿設してある。該縦溝は、後述連結片の形状に対応して浅い幅広の形状とすることが望ましい。
【0020】
上記連結片16は、帯板を、長手方向に第3肉薄ヒンジ32を介して二つ折りした形状としており、該帯板の一端を上記縦溝の底面下端へ、また、帯板他端を縦溝31下方のノズル部分外面へそれぞれ上記第2、第1肉薄ヒンジ18,17を介して連結して、上記二つ折り状態で縦溝31内へ連結片16を収納させている。
【0021】
尚、図示例では、外向きフランジ13の側縁から張り出した短い水平板部外縁に上記第1肉薄ヒンジ17を介して連結片16を連結している。
【0022】
上記構成において、図4の状態では、上記連結片16は縦溝31内に収納されており、上記第1実施形態よりもコンパクトに保管することができる。図4の状態からキャップ21の筒壁を摘んで引き上げると、図5の如く帯状の連結片16が上記縦溝31内から引き出される。その後は、第1実施形態の場合と同様に、第2嵌合手段26内に第1嵌合手段5を嵌合させれば、キャップ21を容器体胴部外面に取り付けることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は、如上の構成のものであり、請求項1の発明によれば、キャップ筒壁24と容器体胴部2とにそれぞれ第1、第2嵌合手段5,26を設けたから、容器体胴部2にキャップ21を固定することができ、該キャップを先端に付した連結片16が内容物注出の際に邪魔になることがない。
【0024】
請求項1の発明によれば、上記第2嵌合手段26をキャップ頂壁22に形成したから、液体注出操作の際にキャップ筒壁を摘持する手に上記第2嵌合手段26が触れて操作の邪魔になったり、或いは手触りが悪くなったりすることがない。
【0025】
請求項2の発明によれば、キャップ筒壁24に縦設した縦溝31内に、帯板状の連結片16を二つ折り状態で収納したから、該連結片をコンパクトに収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る容器の半縦断面図である。
【図2】 図1容器の使用状態を示す半縦断図である。
【図3】 図1容器の斜視図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る容器の斜視図である。
【図5】 図4容器の使用状態説明図である。
【符号の説明】
1…容器体 2…胴部 2a…前後両面 2b…側面
3…肩部 4…ノズル 5…第1嵌合手段
7…口頚部 8…滴下筒
11…取付け胴部材 12…内筒 13…外向きフランジ 14…外筒
15…係合凸部
16…連結片 17…第1肉薄ヒンジ 18…第2肉薄ヒンジ
21…キャップ 22…頂壁 23…嵌合筒 24…キャップ筒壁
25…突起 26…第2嵌合手段
31…縦溝 32…第3肉薄ヒンジ
Claims (1)
- 目薬収納用の容器体胴部の上端からノズルを起立すると共に、該ノズルの下部に取付け筒部材(11)を嵌合させ、この取付け筒部材から突出する弾性連結片の先端部にキャップ(21)のキャップ筒壁(24)の下端部を連結し、このキャップを、上記ノズルの上部外面に着脱自在に嵌合させ、上記容器体胴部外面の一部と上記キャップ外面の一部とに、相互に着脱自在に嵌合させることが可能な第1、第2嵌合手段を設けた、キャップ付き嵌合容器において、
上記容器体胴部(2)外面の一部に凸状の第1嵌合手段(5)を、また、上記キャップ(21)の頂壁(22)上面に凹状の第2嵌合手段(26)をそれぞれ形成し、
上記キャップ(21)は、キャップ筒壁(24)の外面に下端開放の縦溝(31)を縦設しており、また、上記連結片(16)は、長手方向に肉薄ヒンジ(32)を介して屈伸自在に二つ折りした帯板形状に形成すると共に、該帯板の一端を上記縦溝(31)底面下端へ、また、帯板他端を縦溝(31)下方のノズル部分外面へそれぞれ肉薄ヒンジ(18,17)を介して連結しており、上記二つ折り状態で縦溝(31)内へ連結片(16)を収納させたことを特徴とする、キャップ付き小型容器。
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