JP3238362U - 衣服 - Google Patents

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Abstract

【課題】衣服の使用性を維持することが可能となる、衣服を提供すること。【解決手段】衣服1は、着用者の脚部を覆う右側股下部12a及び左側股下部12bを有する下衣を備えるものであって、右側股下部12a及び左側股下部12bの各々の下端部12cに設けられる芯部60であり、当該下端部12cが折り返された際に当該折り返された折返状態を維持するための芯部60と、右側股下部12a及び左側股下部12bの各々の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と当該下端部12cとが擦れ合うことによって、当該下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備える。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 公開日 :令和 4年 2月10日 公開した場所 :太陽セランド株式会社
本考案は、衣服に関する。
従来から、ズボンの股下部の丈長さを調整する技術が提案されている。このような技術においては、例えば、衣服の股下部の下端部において、股下部の下端部(具体的には、股下部を構成する生地)によって覆われるように芯部を設けることにより、股下部の下端部が折り返された際に当該折り返された折返状態を維持することが可能となる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3235470号公報
ここで、上記従来技術においては、上述したように、芯部が股下部の下端部によって覆われるように設けられているので、例えば、衣服が洗濯される際に、芯部と股下部の下端部の生地とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れてしまうおそれがあることから、衣服の使用性を維持する観点からは改善の余地があった。
本考案は、上記に鑑みてなされたものであって、衣服の使用性を維持することが可能となる、衣服を提供することを目的とする。
請求項1に記載の衣服は、着用者が着用する衣服であり、前記着用者の脚部を覆う左右一対の股下部を有する下衣を備える衣服であって、前記股下部の下端部に設けられる芯部であり、前記股下部の下端部が折り返された際に当該折り返された折返状態を維持するための芯部と、前記股下部の下端部に設けられる擦り切れ防止手段であり、前記芯部と前記股下部の下端部とが擦れ合うことによって、前記股下部の下端部が擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段と、を備える。
請求項2に記載の衣服は、請求項1に記載の衣服において、前記芯部全体が前記股下部の下端部によって略覆われるように、前記芯部を配置し、前記擦り切れ防止手段は、前記芯部の端部と前記股下部の下端部との相互間に形成される緩衝空間部を備える。
請求項3に記載の衣服は、請求項1又は2に記載の衣服において、前記股下部の下端部は、前記股下部とは別体に形成された第1下端部であり、前記芯部が取り付けられ、且つ前記擦り切れ防止手段が設けられる第1下端部を含む。
請求項4に記載の衣服は、請求項3に記載の衣服において、前記第1下端部の強度を、前記股下部の強度よりも高くした。
請求項5に記載の衣服は、請求項3に記載の衣服において、前記第1下端部を、前記股下部よりも前記着用者の肌面側に配置した。
請求項6に記載の衣服は、請求項3に記載の衣服において、前記股下部の下端部は、前記股下部と一体に形成された第2下端部であり、前記芯部又は/及び前記第1下端部が取り付けられる第2下端部を含み、前記股下部の下端部が折り返されていない非折返状態において、前記第1下端部の下端の高さ位置と前記第2下端部の下端の高さ位置とが異なるように、前記股下部の下端部を構成した。
請求項1に記載の衣服によれば、股下部の下端部に設けられる芯部と、股下部の下端部に設けられる擦り切れ防止手段であり、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段と、を備えるので、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止でき、衣服の使用性を維持しやすくなる。
請求項2に記載の衣服によれば、擦り切れ防止手段が、芯部の端部と股下部の下端部との相互間に形成される緩衝空間部を備えるので、擦り切れ防止手段を簡易且つ安価に構成でき、擦り切れ防止手段の製造性を高めることができる。
請求項3に記載の衣服によれば、股下部の下端部が、股下部とは別体に形成された第1下端部であり、芯部が取り付けられ、且つ擦り切れ防止手段が設けられる第1下端部を含むので、股下部の下端部が第1下端部を含まない場合に比べて、様々な仕様及び当該仕様に応じたサイズで股下部の下端部を構成しやすくなることから、股下部の下端部の製造性を高めることができる。また、第1下端部を容易に取り換えることができ、股下部の下端部の修繕を簡易に行うことができる。
請求項4に記載の衣服によれば、第1下端部の強度を、股下部の強度よりも高くしたので、第1下端部の強度を高めることができ、芯部と第1下端部とが擦れ合うことによって、第1下端部が擦り切れることを防止しやすくなる。
請求項5に記載の衣服によれば、第1下端部を、股下部よりも着用者の肌面側に配置したので、第1下端部が外部に露出することを抑制でき、衣服の意匠性が低下することを抑制できる。
請求項6に記載の衣服によれば、股下部の下端部が、股下部と一体に形成された第2下端部であり、芯部又は/及び第1下端部が取り付けられる第2下端部を含み、非折返状態において、第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが異なるように、股下部の下端部を構成したので、第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが同じである場合に比べて、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止しやすくなる。
本考案の実施の形態1に係る衣服の構成を示す正面図である。 図1の衣服の背面図である。 図1の右側股下部の下端部周辺の領域を示す拡大図である(一部断面図で示す)。 右側股下部の状態を示す図であり、(a)は非折返状態を示す図、(b)は折返状態を示す図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態2に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態3に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態4に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態5に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態6に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態7に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 実施の形態8に係る衣服の構成を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。 衣服の変形例を示す図であって、図3の領域に対応する図である。
以下に添付図面を参照して、この考案に係る衣服の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本考案が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
最初に、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、着用者が着用する衣服であり、着用者の脚部を覆う左右一対の股下部を有する下衣を備える衣服に関するものである。
ここで、「着用者」とは、衣服を着用する対象者を意味し、例えば、特定の業種や職種に限定されない任意の作業現場の作業者等を含む概念であり、一例として、医療業務、看護業務、あるいは介護業務に従事する従事者等が該当する。
また、「衣服」とは、着用者が着用する衣類であり、例えば、下衣(一例として、長ズボン等)や上下繋ぎ式の衣服を含む概念であるが、実施の形態では、長ズボンとして説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1に係る衣服について説明する。この実施の形態1は、衣服の股下部の下端部が、後述の第1下端部及び後述の第2下端部を含む形態である。
(構成)
最初に、実施の形態1に係る衣服の構成について説明する。
以下の説明では、図1のX方向を左右方向(着用者から見た方向を基準とするものとし、-X方向を右方向、+X方向を左方向)、図1のY方向を上下方向(+Y方向を上方向、-Y方向を下方向)、X方向及びY方向に直交する方向を前後方向(図1の紙面の手前側に至る方向を前方向、図1の紙面の奥側に至る方向を後方向)と称する。なお、図1の衣服の中心位置を基準として、衣服から離れる方向を「外側」と称し、衣服に近づく方向を「内側」と称する。
図1、図2に示すように、衣服1は、衣服本体10、第1股上側開閉部(図示省略)、第2股上側開閉部20、右側ポケット部31、及び左側ポケット部32を備えている。
(構成-衣服本体)
まず、衣服本体10の構成について説明する。
衣服本体10は、衣服1の基本構造体であり、図1、図2に示すように、着用者(図示省略)の下半身を覆うことが可能な略中空状体にて形成されている。また、以下に示す通りに、説明の都合上、衣服本体10を2つの領域に区分して説明する。
すなわち、この衣服本体10は、着用者の腹側を覆う前身頃10aと、着用者の臀部側を覆う後身頃10bとを備えている。
ここで、前身頃10a及び後身頃10bの各々の部分のうち、着用者の股上に対応する部分を「股上部11」と称し、着用者の股下に対応する部分を「左右一対の股下部12」と称し、着用者の股底に対応する部分を「股底部13」と称する。
また、左右一対の股下部12のうち、着用者の右側股下に対応する股下部12aを「右側股下部12a」と称し、着用者の左側股下に対応する股下部12bを「左側股下部12b」と称する。なお、「右側股下部12a」及び「左側股下部12b」の構成の詳細については、後述する。
また、股上部11の上端部を腰口部14と称し、左右一対の股下部12の下端部12cを裾口部15と称する。
なお、衣服本体10の側面のうち、着用者の肌面に対向する側の面を「衣服内面」と称し、着用者の肌面に対向する側とは反対側の面10dを「衣服外面10d」と称する。
また、この衣服本体10の具体的な構成については任意であるが、実施の形態1では、図1に示すように、股上側切欠部16及び持出部(図示省略)を備えている。
(構成-衣服本体-股上側切欠部)
股上側切欠部16は、衣服1(特に、股上部11)の着脱を補助するための切欠部であり、図1に示すように、前身頃10aの股上部11における左右方向の内側部分において、当該内側部分の上端部から下端部に至る部分にわたって形成されている。
(構成-衣服本体-持出部)
持出部は、後述する第1股上側開閉部(具体的には、後述する右側務歯部や後述する左側務歯部等)が着用者に接触することを回避するためのものであり、前身頃10aの股上部11のうち股上側切欠部16の右側部分において、股上側切欠部16の略全長にわたって設けられており、股上側切欠部16の右側部分に対して接続されている。
また、このように構成された衣服本体10の材質は任意であるが、例えば、着用者が動きやすい材質で形成されることが望ましく、一例として、軽量且つ伸縮性を有する公知の織物素材や、表地をポリエステル材とし、裏地を綿材(又はキュプラ材)とした公知の多層ニット素材、又はこれらを組み合わせたもの等にて形成されている。
(構成-第1股上側開閉部)
次に、第1股上側開閉部の構成について説明する。
第1股上側開閉部は、前身頃10aの股上部11(具体的には、股上側切欠部16)を開閉自在とする開閉部である。この第1股上側開閉部は、例えば公知の衣類用の線ファスナ(一例として、樹脂製又は金属製の線ファスナ等)を用いて構成されており、右側務歯部、左側務歯部、及びスライダ部を備えている(いずれも図示省略)。
このうち、右側務歯部は、スライダ部が移動することで、互いにかみ合ったり離れたりする部分であり、股上部11における股上側切欠部16の右側近傍部分において、股上側切欠部16の略全長にわたって設けられており、テープ部(図示省略)を介して股上部11に対して接続されている。
また、左側務歯部は、スライダ部が移動することで、互いにかみ合ったり離れたりする部分であり、股上部11における股上側切欠部16の左側近傍部分において、股上側切欠部16の略全長にわたって設けられており、テープ部(図示省略)を介して股上部11に対して接続されている。
また、スライダ部は、右側務歯部及び左側務歯部をかみ合わせたり離したりするための部分であり、右側務歯部と左側務歯部との相互間に設けられており、左側務歯部に対して嵌合構造等にて接続されている。
(構成-第2股上側開閉部)
次に、第2股上側開閉部20の構成について説明する。
第2股上側開閉部20は、股上側切欠部16を開閉自在とする開閉部であり、図1に示すように、取付部21及び取付孔22を備えている。
このうち、取付部21は、股上部11における股上側切欠部16の右側部分を股上部11における股上側切欠部16の左側部分に取り付けるためのものであり、例えば公知の衣類用の取付具(一例として、ボタン等)を用いて構成されており、持出部における衣服外面10dの上端部に取り付けられている。
また、取付孔22は、取付部21を取り付けるための貫通孔であり、図1に示すように、股上部11における股上側切欠部16の左側部分の上端部に設けられている。
(構成-右側ポケット部、左側ポケット部)
次に、右側ポケット部31及び左側ポケット部32の構成について説明する。
右側ポケット部31及び左側ポケット部32は、収容物(図示省略)を収容するためのものである。なお、「収容物」とは、右側ポケット部31又は左側ポケット部32に収容されるものであり、例えば、医療用PHS、携帯電話、介護器具、文具等を含む概念である。
これら右側ポケット部31及び左側ポケット部32は、例えば、衣服本体10と略同一の材質である公知の織物素材を前身頃10aに対して縫着等にて固定することで、全体として略袋状体に形成されている。また、図1に示すように、右側ポケット部31は、前身頃10aの衣服外面10dのうち着用者の右側股上と対応する部分に設けられており、左側ポケット部32は、前身頃10aの衣服外面10dのうち着用者の左側股上と対応する部分に設けられている。
(構成-股下部の構成の詳細)
次に、股下部12(具体的には、右側股下部12a及び左側股下部12b)の構成の詳細について説明する。
ここで、右側股下部12a及び左側股下部12bの構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、右側股下部12aの構成のみについて説明することとする(なお、他の実施の形態に係る右側股下部12a及び左側股下部12bの構成についても同様とする)。また、右側股下部12aは、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態1では、図3に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、右側股下部12aの下端部12cを構成する基本構造体の一部であって、後述の芯部60が取り付けられ、且つ後述の擦り切れ防止部70が設けられるものである。この第1下端部40は、右側股下部12aとは別体に形成されており、例えば、公知の織物素材又は公知のニット素材で形成されてもよい。
また、第1下端部40は、後述の芯部60が取り付けられ、且つ後述の擦り切れ防止部70が設けられることが可能となるように設けられている。
具体的には、図3に示すように、右側股下部12aよりも着用者の肌面側(図3では、衣服1の内側)に配置されており、より詳細には、一部が折り返された第1下端部40によって後述の芯部60が覆われるように配置されている。
これにより、第1下端部40が外部に露出することを抑制でき、衣服1の意匠性が低下することを抑制できる。
なお、以下では、必要に応じて、第1下端部40のうち、衣服1の外側且つ上方に位置する部分41aを「第1外側上方部分41a」と称し、衣服1の外側且つ下方に位置する部分41bを「第1外側下方部分41b」と称し、衣服1の内側に位置する部分42を「第1内側部分42」と称する。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態1では以下の通りに構成されている。
すなわち、第1下端部40の強度が、右側股下部12aの強度よりも高く設定されている。
例えば、右側股下部12aの材質とは異なり、且つ強度を有する織物素材又はニット素材で第1下端部40が形成されることにより、第1下端部40の強度が、右側股下部12aの強度の1.5倍から3倍程度に設定されてもよい。
これにより、第1下端部40の強度を高めることができ、後述するように芯部60と第1下端部40とが擦れ合うことによって、第1下端部40が擦り切れることを防止しやすくなる。
また、第1外側上方部分41a、第1外側下方部分41b、及び第1内側部分42の各々の上下方向の長さについては、図3に示すように、第1外側上方部分41aの上下方向の長さ及び第1外側下方部分41bの上下方向の長さの合計の長さが、第1内側部分42の上下方向の長さと略同一であり、且つ後述の芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1外側上方部分41aの上下方向の長さが、第1外側下方部分41bの上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1内側部分42の上下方向の長さが、後述の芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。
これにより、第1下端部40によって後述の芯部60全体を略覆うことができる。
このような第1下端部40により、右側股下部12aの下端部12cが第1下端部40を含まない場合に比べて、様々な仕様及び当該仕様に応じたサイズで右側股下部12aの下端部12cを構成しやすくなることから、右側股下部12aの下端部12cの製造性を高めることができる。また、第1下端部40を容易に取り換えることができ、右側股下部12aの下端部12cの修繕を簡易に行うことができる。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、右側股下部12aの下端部12cを構成する基本構造体の他の一部であって、後述の芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられるものである。この第2下端部50は、右側股下部12aと一体に形成されており、具体的には、図3に示すように、右側股下部12aが折り返されていない状態時における右側股下部12aの下端及びその近傍部分で形成されている。
また、第2下端部50は、後述の芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
具体的には、図3に示すように、第1下端部40よりも衣服1の外側に設けられている。より詳細には、折り返された第2下端部50の一部が他の一部よりも衣服1の内側に位置し、且つ第2下端部50によって第1外側上方部分41a及び第1外側下方部分41bが覆われるように配置されており、後述の第2内側部分52が第1下端部40(具体的には、第1外側下方部分41b)に対して縫着等により接続されている。
なお、以下では、必要に応じて、第2下端部50のうち、衣服1の外側に位置する部分51を「第2外側部分51」と称し、衣服1の内側に位置する部分52を「第2内側部分52」と称する。
また、第2下端部50の具体的な構成については任意であるが、実施の形態1では、図3に示すように、第2外側部分51の上下方向の長さが、後述の芯部60の上下方向の長さと略同一であり、且つ第2内側部分52の上下方向の長さよりも長く設定されている。
これにより、右側股下部12aの下端部12cの耐久性を高めることができる。
以上のような第2下端部50により、右側股下部12aの一部を用いて第2下端部50を構成でき、右側股下部12aの下端部12cの製造性を高めることができる。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態1では、右側股下部12aの下端部12cが折り返されていない状態(図4(a)に示す状態。以下、「非折返状態」と称する)において、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが異なるように、右側股下部12aの下端部12cが構成されている。
具体的には、図3に示すように、第1下端部40の上下方向の長さが、第2下端部50の上下方向の長さよりも長く設定されている。
また、第1下端部40における後述の擦り切れ防止部70が設けられる部分のみが第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
これにより、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが同じである場合に比べて、後述するように芯部60と右側股下部12aの下端部12cとが擦れ合うことによって、右側股下部12aの下端部12cが擦り切れることを防止しやすくなる。
(構成-股下部の調整構造)
次に、左右一対の股下部12(具体的には、右側股下部12a、左側股下部12b)の調整構造の構成について説明する。
この衣服1は、左右一対の股下部12の丈の長さを調整するための調整構造を備えており、この調整構造は、右側股下部12aの調整構造、及び左側股下部12bの調整構造を備えている。
ここで、これら右側股下部12aの調整構造、及び左側股下部12bの調整構造の各々の構成はそれぞれ略同一であるので、以下では、右側股下部12aの調整構造の構成のみについて説明することとする(なお、他の実施の形態に係る右側股下部12a及び左側股下部12bの調整構造の構成についても同様とする)。
(構成-股下部の調整構造-右側股下部の調整構造)
次いで、右側股下部12aの調整構造の構成について説明する。
右側股下部12aの調整構造は、右側股下部12aの丈の長さを調整するための調整構造であり、図3に示すように、当該調整構造は、芯部60及び擦り切れ防止部70を備えている。
(構成-股下部の調整構造-右側股下部の調整構造-芯部)
芯部60は、股下部12の下端部12c(具体的には、右側股下部12aの下端部12c)が内側(又は外側)に折り返された際に当該折り返された状態(例えば、図4(b)に示すように、股下部12の下端部12cを内側に2回折り返された状態。以下、「折返状態」と称する。)を維持するためのものである。この芯部60は、略板状体にて形成されており、図3に示すように、右側股下部12aの下端部12cにおいて、当該下端部12cの周方向の全長にわたって少なくとも1つ以上設けられている(具体的には、1つだけ設けられている)。
また、芯部60の具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態1では以下の通りに設定している。
すなわち、芯部60の左右方向の長さについては、右側股下部12aの下端部12cの幅よりも短く(又は略同一)に設定している。
また、芯部60の上下方向の長さについては、着用者のニーズに応じた長さに設定しており、例えば、2cmから6cm程度(一例として、4cm程度)に設定してもよい。
また、芯部60の厚さ(具体的には、前後方向の長さ)については、所望の弾性力が得られる厚さに設定しており、例えば、0.5mmから1mm程度に設定してもよい。
また、芯部60の材質については任意であるが、実施の形態1では、弾性力を有する公知の芯材で構成されており、例えば、樹脂製の芯材(一例として、ナイロンやポリエステル等の織物からなる単層又は複数層の芯材)等で構成されてもよい。
また、芯部60の取付方法については任意であるが、実施の形態1では、図3に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内側部分42、第1外側上方部分41a、及び第2外側部分51に対して第1縫い目81の通りに縫着し、且つ第1内側部分42、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して第2縫い目82の通りに縫着することにより、取り付けている(この取付方法からすれば、第2下端部50は、芯部60及び第1下端部40に対して取り付けられている(なお、他の実施の形態についても同様とする)。
(構成-股下部の調整構造-右側股下部の調整構造-擦り切れ防止部)
擦り切れ防止部70は、芯部60と股下部12の下端部12c(具体的には、右側股下部12aの下端部12c)とが擦れ合うことによって、右側股下部12aの下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段であり、図3に示すように、緩衝空間部71を備えている。
ここで、「芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うこと」とは、例えば、股下部12の下端部12cに外力が作用することで、股下部12の下端部12cが芯部60に対して接した状態で移動することを意味する。
また、「外力」とは、例えば、衣服1を洗濯している際に作用する水圧や、着用者が衣服1を着用している際に着用者によって与えられる力(例えば、着用者の脚が動くことに伴って作用する引張力等)等が該当する。
(構成-股下部の調整構造-右側股下部の調整構造-擦り切れ防止部-緩衝空間部)
緩衝空間部71は、擦り切れ防止部70の基本構造体であって、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことを回避するための空間部である。この緩衝空間部71は、芯部60の端部と右側股下部12aの下端部12cとの相互間に形成されており、具体的には、図3に示すように、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1外側下方部分41b及び第1内側部分42の各々の下端との相互間に形成されている。
また、緩衝空間部71の具体的な大きさについては任意であるが、実施の形態1では以下の通りに設定している。
また、緩衝空間部71の上下方向の長さについては、芯部60の上下方向の長さよりも短く設定しており、一例として、芯部60の上下方向の長さの1/10から1/5程度の長さに設定してもよい。
また、緩衝空間部71の厚さ(具体的には、前後方向の長さ)については、芯部60の厚さと略同一に設定している。ただし、これに限らず、例えば、芯部60の厚さよりも厚く設定してもよく、あるいは、芯部60の厚さよりも薄く設定してもよい。
このような右側股下部12aの調整構造により、右側股下部12aの折返状態において当該折返状態を効果的に維持でき、衣服1の着用性を高めることができる。また、芯部60と右側股下部12aの下端部12cとが擦れ合うことによって、右側股下部12aの下端部12cが擦り切れることを防止できる。さらに、擦り切れ防止部70が緩衝空間部71を備えるので、擦り切れ防止部70を簡易且つ安価に構成でき、擦り切れ防止部70の製造性を高めることができる。
以上のような衣服1により、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服1の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態1に係る衣服1は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図5に示すように、第1下端部40が、第1外側上方部分41aを省略して、第1外側下方部分41b及び第1内側部分42のみを有してもよい。この場合には、第1内側部分42の上端部に対して公知の縫い代始末(一例として、ロック始末等)が施されてもよい。また、芯部60が、第1内側部分42、第1外側下方部分41b、及び第2外側部分51と接触するように配置されてもよい。
また、図6に示すように、第1下端部40における第1外側上方部分41aの上下方向の長さが当該第1下端部40における第1外側下方部分41bの上下方向の長さよりも短く設定されてもよい。この場合には、芯部60が、第1内側部分42、第1外側上方部分41a、第1外側下方部分41b、及び第2外側部分51と接触するように配置されてもよい。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服1の使用性を維持しやすくなる。
また、擦り切れ防止部70が、芯部60の端部と股下部12の下端部12cとの相互間に形成される緩衝空間部71を備えるので、擦り切れ防止部70を簡易且つ安価に構成でき、擦り切れ防止部70の製造性を高めることができる。
また、股下部12の下端部12cが、股下部12とは別体に形成された第1下端部40であり、芯部60が取り付けられ、且つ擦り切れ防止部70が設けられる第1下端部40を含むので、股下部12の下端部12cが第1下端部40を含まない場合に比べて、様々な仕様及び当該仕様に応じたサイズで股下部12の下端部12cを構成しやすくなることから、股下部12の下端部12cの製造性を高めることができる。また、第1下端部40を容易に取り換えることができ、股下部12の下端部12cの修繕を簡易に行うことができる。
また、第1下端部40の強度を、股下部12の強度よりも高くしたので、第1下端部40の強度を高めることができ、芯部60と第1下端部40とが擦れ合うことによって、第1下端部40が擦り切れることを防止しやすくなる。
また、第1下端部40を、股下部12よりも着用者の肌面側に配置したので、第1下端部40が外部に露出することを抑制でき、衣服1の意匠性が低下することを抑制できる。
また、股下部12の下端部12cが、股下部12と一体に形成された第2下端部50であり、芯部60及び第1下端部40が取り付けられる第2下端部50を含み、非折返状態において、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが異なるように、股下部12の下端部12cを構成したので、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが同じである場合に比べて、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止しやすくなる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2に係る衣服について説明する。この実施の形態2は、第1下端部を第2下端部よりも衣服の外側に配置した形態である。ただし、実施の形態2に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態1に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態1で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態2に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態2に係る衣服100は、実施の形態1に係る衣服1と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態2では、図7に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態1に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図7に示すように、右側股下部12aよりも衣服100の外側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
なお、以下では、必要に応じて、第1下端部40のうち、衣服100の外側に位置する部分43を「第1外側部分43」と称し、衣服100の内側且つ上方に位置する部分44aを「第1内側上方部分44a」と称し、衣服100の内側且つ下方に位置する部分44bを「第1内側下方部分44b」と称する。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態2では、第1外側部分43、第1内側上方部分44a、及び第1内側下方部分44bの各々の上下方向の長さについては、図7に示すように、第1内側上方部分44aの上下方向の長さ及び第1内側下方部分44bの上下方向の長さの合計の長さが、第1外側部分43の上下方向の長さと略同一であり、且つ芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1内側上方部分44aの上下方向の長さが、第1内側下方部分44bの上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1外側部分43の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。
これにより、第1下端部40によって芯部60全体を略覆うことができる。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
具体的には、図7に示すように、第1下端部40よりも衣服100の内側に設けられている。より詳細には、折り返された第2下端部50の一部(具体的には、第2外側部分51)が他の一部(具体的には、第2内側部分52)よりも衣服100の外側に位置し、且つ第2下端部50によって第1内側上方部分44a及び第1内側下方部分44bが覆われるように配置されており、第2内側部分52が第1下端部40(具体的には、第1内側下方部分44b)に対して縫着等により接続されている。
また、第2下端部50の具体的な構成については任意であるが、実施の形態2では、図7に示すように、第2内側部分52の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さと略同一の長さであり、且つ第2外側部分51の上下方向の長さよりも長く設定されている。
以上のように股下部12が構成される場合において、右側股下部12aの調整構造の構成の詳細については任意であるが、実施の形態2では以下の通りに構成されている。
具体的には、芯部60の取付方法については、図7に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第2内側部分52、第1内側上方部分44a、及び第1外側部分43に対して第1縫い目81の通りに縫着し、且つ第2内側部分52、第2外側部分51、第1内側下方部分44b、及び第1外側部分43に対して第2縫い目82の通りに縫着することにより、取り付けている。
また、緩衝空間部71は、図7に示すように、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1内側下方部分44b及び第1外側部分43の各々の下端との相互間に形成されている。
このような衣服100により、実施の形態1に係る衣服1と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服100の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態2に係る衣服100は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図8に示すように、第1下端部40における第1内側上方部分44aの上下方向の長さが当該第1下端部40における第1内側下方部分44bの上下方向の長さよりも短く設定されてもよい。この場合には、芯部60が、第1内側上方部分44a、第1内側下方部分44b、第1外側部分43、及び第2内側部分52と接触するように配置されてもよい。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、実施の形態1に係る衣服1と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服100の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3に係る衣服について説明する。この実施の形態3は、非折返状態において第1下端部を第2下端部よりもさらに下方に突出させる形態である。ただし、実施の形態3に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態1に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態1で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態3に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態3に係る衣服200は、実施の形態1に係る衣服1と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態3では、図9に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態1に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図9に示すように、右側股下部12aよりも衣服200の内側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態3では、第1外側上方部分41a、第1外側下方部分41b、及び第1内側部分42の各々の上下方向の長さについては、図9に示すように、第1外側上方部分41aの上下方向の長さ及び第1外側下方部分41bの上下方向の長さの合計の長さが、第1内側部分42の上下方向の長さと略同一であり、且つ芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1外側上方部分41aの上下方向の長さが、第1外側下方部分41bの上下方向の長さよりも短く設定されている。また、第1内側部分42の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、実施の形態1に係る第2下端部50と同様に、図9に示すように、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
また、第2下端部50の具体的な構成については任意であるが、実施の形態3では、図9に示すように、第2外側部分51の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも短く、且つ第2内側部分52の上下方向の長さよりも長く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態3では、非折返状態において、実施の形態1に係る第1下端部40に比べて、第1下端部40が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
具体的には、図9に示すように、第1下端部40の下端から略中央部に至る部分が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
以上のように股下部12が構成される場合において、芯部60の取付方法については任意であるが、実施の形態3では、図9に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内側部分42、第1外側上方部分41a、及び第2外側部分51に対して第1縫い目81の通りに縫着し、第1内側部分42及び第1外側下方部分41bに対して第2縫い目82の通りに縫着し、且つ第1内側部分42、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して第3縫い目83の通りに縫着することにより、取り付けている。
このような衣服200により、実施の形態1に係る衣服1と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服200の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態3に係る衣服200は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図10に示すように、芯部60が、第1内側部分42、第1外側上方部分41a、及び第2外側部分51に対して第1縫い目81の通りに縫着され、且つ第1内側部分42、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して第2縫い目82の通りに縫着されるものの、第1内側部分42及び第1外側下方部分41bに対して縫着されないようにしてもよい。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、実施の形態1に係る衣服1と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服200の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4に係る衣服について説明する。この実施の形態4は、非折返状態において第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが同じとなる形態である。ただし、実施の形態4に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態1に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態1で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態4に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態4に係る衣服300は、実施の形態1に係る衣服1と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態4では、図11に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態1に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図11に示すように、右側股下部12aよりも衣服300の内側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態4では、第1外側上方部分41a、第1外側下方部分41b、及び第1内側部分42の各々の上下方向の長さについては、図11に示すように、第1外側上方部分41aの上下方向の長さ及び第1外側下方部分41bの上下方向の長さの合計の長さが、第1内側部分42の上下方向の長さよりも短く、且つ芯部60の上下方向の長さよりも短く設定されている。また、第1外側上方部分41aの上下方向の長さが、第1外側下方部分41bの上下方向の長さと略同一に設定されている。また、第1内側部分42の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、実施の形態1に係る第2下端部50と同様に、図11に示すように、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態4では、非折返状態において、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが同一となるように、右側股下部12aの下端部12cが構成されている。
具体的には、図11に示すように、第1下端部40の上下方向の長さが、第2下端部50の上下方向の長さと同一に設定されている。
また、第1下端部40の上端の高さ位置と第2下端部50の上端の高さ位置が同一となり、且つ第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置が同一となるように、第1下端部40が配置されている。
これにより、第1下端部40の下端と第2下端部50の下端とが面一になるので、実施の形態1に係る衣服1に比べて、衣服300の意匠性を高めることができる。
以上のように股下部12が構成される場合において、芯部60の取付方法については任意であるが、実施の形態4では、図11に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40及び第2下端部50によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40及び第2下端部50と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内側部分42、第1外側上方部分41a、及び第2外側部分51に対して第1縫い目81の通りに縫着することにより、取り付けている。これに加えて、第1内側部分42を、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して第2縫い目82の通りに縫着している。
このような衣服300により、実施の形態1に係る衣服1と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服300の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態4に係る衣服300は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図12に示すように、第1内側部分42が、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して縫着されないようにしてもよい。
また、図13に示すように、第1下端部40が、第1外側上方部分41aを省略して、第1外側下方部分41b及び第1内側部分42のみを有してもよい。この場合には、第1内側部分42の上端部に対して公知の縫い代始末(一例として、ロック始末等)が施されてもよい。また、芯部60が、第1内側部分42、第1外側下方部分41b、及び第2外側部分51と接触するように配置されてもよい。
また、図14に示すように、図13の右側股下部12aの下端部12cの構成から、第1内側部分42が、第1外側下方部分41b、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して縫着されないようにしてもよい。
(実施の形態4の効果)
このように実施の形態4によれば、実施の形態1に係る衣服1と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服300の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態5〕
次に、実施の形態5に係る衣服について説明する。この実施の形態5は、第1下端部を第2下端部よりも衣服の外側に配置し、且つ非折返状態において第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが同じとなる形態である。ただし、実施の形態5に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態2に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態2で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態5に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態5に係る衣服400は、実施の形態2に係る衣服100と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態5では、図15に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態2に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図15に示すように、右側股下部12aよりも衣服400の外側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態5では、第1外側部分43、第1内側上方部分44a、及び第1内側下方部分44bの各々の上下方向の長さについては、図15に示すように、第1内側上方部分44aの上下方向の長さ及び第1内側下方部分44bの上下方向の長さの合計の長さが、第1外側部分43の上下方向の長さよりも短く、且つ芯部60の上下方向の長さよりも短く設定されている。また、第1内側上方部分44aの上下方向の長さが、第1内側下方部分44bの上下方向の長さと略同一に設定されている。また、第1外側部分43の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、実施の形態2に係る第2下端部50と同様に、図15に示すように、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態5では、非折返状態において、第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置とが同一となるように、右側股下部12aの下端部12cが構成されている。
具体的には、図15に示すように、第1下端部40の上下方向の長さが、第2下端部50の上下方向の長さと同一に設定されている。
また、第1下端部40の上端の高さ位置と第2下端部50の上端の高さ位置が同一となり、且つ第1下端部40の下端の高さ位置と第2下端部50の下端の高さ位置が同一となるように、第1下端部40が配置されている。
これにより、第1下端部40の下端と第2下端部50の下端とが面一になるので、実施の形態2に係る衣服100に比べて、衣服400の意匠性を高めることができる。
以上のように股下部12が構成される場合において、芯部60の取付方法については任意であるが、実施の形態5では、図15に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40及び第2下端部50によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40及び第2下端部50と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第2内側部分52、第1内側上方部分44a、及び第1外側部分43に対して第1縫い目81の通りに縫着することにより、取り付けている。これに加えて、第2内側部分52を、第2外側部分51、第1内側下方部分44b、及び第1外側部分43に対して第2縫い目82の通りに縫着している。
このような衣服400により、実施の形態2に係る衣服100と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服400の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態5に係る衣服400は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図16に示すように、第2内側部分52が、第2外側部分51、第1内側下方部分44b、及び第1外側部分43に対して縫着されないようにしてもよい。
(実施の形態5の効果)
このように実施の形態5によれば、実施の形態2に係る衣服100と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服400の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態6〕
次に、実施の形態6に係る衣服について説明する。この実施の形態6は、第2下端部50を折り返さない形態である。ただし、実施の形態6に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態1に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態1で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態6に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態6に係る衣服500は、実施の形態1に係る衣服1と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態6では、図17に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態1に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図17に示すように、右側股下部12aよりも衣服500の内側及び外側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
なお、以下では、必要に応じて、第1下端部40のうち、右側股下部12aよりも衣服500の内側に位置する部分45aを「第1内内側部分45a」と称し、右側股下部12aと第1内内側部分45aとの相互間に位置する部分45bを「第1内外側部分45b」と称し、右側股下部12aよりも衣服500の外側に位置する部分46aを「第1外外側部分46a」と称し、右側股下部12aと第1外外側部分46aとの相互間に位置する部分46bを「第1外内側部分46b」と称する。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態6では、第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、第1外外側部分46a、第1外内側部分46bの各々の上下方向の長さについては、図17に示すように、第1内内側部分45a及び第1外外側部分46aの各々の上下方向の長さが、第1内外側部分45b及び第1外内側部分46bの各々の上下方向の長さよりも長く、且つ芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1内内側部分45aの上下方向の長さが、第1外外側部分46aの上下方向の長さと略同一に設定されている。また、第1内外側部分45bの上下方向の長さが、第1外内側部分46bの上下方向の長さと略同一であり、且つ芯部60の上下方向の長さよりも短く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、右側股下部12aと一体に形成されており、図17に示すように、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
具体的には、図17に示すように、右側股下部12aの下方において、第2下端部50が折り返されることなく、第1下端部40の第1内外側部分45bと第1外内側部分46bとの相互間に設けられており、第1下端部40(具体的には、第1内外側部分45b又は第1外内側部分46bのいずれか)に対して縫着等により接続されている。
また、第2下端部50の具体的な構成については任意であるが、実施の形態6では、図17に示すように、第2下端部50の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも短く、且つ第1内外側部分45b(又は第1外内側部分46b)の上下方向の長さと略同一に設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態6では、非折返状態において、実施の形態1に係る第1下端部40に比べて、第1下端部40が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
具体的には、図17に示すように、第1下端部40の下端から上端の近傍に至る部分が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
以上のように股下部12が構成される場合において、右側股下部12aの調整構造の構成の詳細については任意であるが、実施の形態6では以下の通りに構成されている。
具体的には、芯部60の取付方法については、図17に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、第2下端部50、第1外内側部分46b、及び第1外外側部分46aに対して第1縫い目81の通りに縫着し、且つ第1内内側部分45a及び第1外外側部分46aに対して第2縫い目82の通りに縫着することにより、取り付けている。
また、緩衝空間部71は、図17に示すように、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1内内側部分45a及び第1外外側部分46aの各々の下端との相互間に形成されている。
このような衣服500により、実施の形態1に係る衣服1と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服500の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態6に係る衣服500は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図18に示すように、芯部60が第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、第1外内側部分46b、及び第1外外側部分46aに対して第1縫い目81の通りに縫着されるものの、第1内内側部分45a及び第1外外側部分46aに対して縫着されないようにしてもよい。
また、図19に示すように、第1下端部40が、第1内外側部分45bを省略して、第1内内側部分45a、第1外外側部分46a、及び第1外内側部分46bのみを有してもよい。この場合には、第1内内側部分45aの上端部に対して公知の縫い代始末(一例として、ロック始末等)が施されてもよい。また、芯部60が、第1内内側部分45a、第2下端部50、及び第1外外側部分46aと接触するように配置されてもよい。
また、図20に示すように、図19の右側股下部12aの下端部12cの構成から、芯部60が第1内内側部分45a及び第1外外側部分46aに対して縫着されないようにしてもよい。
(実施の形態6の効果)
このように実施の形態6によれば、実施の形態1に係る衣服1と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服500の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態7〕
次に、実施の形態7に係る衣服について説明する。この実施の形態7は、非折返状態において第1下端部を第2下端部よりも若干下方に突出させる形態である。ただし、実施の形態7に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態6に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態6で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態7に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態7に係る衣服600は、実施の形態6に係る衣服500と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態7では、図21に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40及び第2下端部50を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態6に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図21に示すように、右側股下部12aよりも衣服600の内側及び外側に配置され、具体的には、一部が折り返された第1下端部40によって芯部60が覆われるように配置されている。
また、第1下端部40の具体的な構成については任意であるが、実施の形態7では、第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、第1外外側部分46a、第1外内側部分46bの各々の上下方向の長さについては、図21に示すように、第1内内側部分45a及び第1内外側部分45bの各々の上下方向の長さが、第1外外側部分46a及び第1外内側部分46bの各々の上下方向の長さよりも短く、且つ芯部60の上下方向の長さよりも長く設定されている。また、第1内内側部分45aの上下方向の長さが、第1内外側部分45bの上下方向の長さと略同一に設定されている。また、第1外外側部分46aの上下方向の長さが、第1外内側部分46bの上下方向の長さと略同一であり、且つ芯部60の上下方向の長さよりも短く設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、実施の形態6に係る第2下端部50と同様に、図21に示すように、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
また、第2下端部50の具体的な構成については任意であるが、実施の形態7では、図21に示すように、第2下端部50の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも長く、且つ第1内外側部分45bの上下方向の長さと略同一に設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態7では、非折返状態において、第1下端部40が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
具体的には、図21に示すように、第1下端部40の下端が第2下端部50よりも下方に突出するように、第1下端部40が配置されている。
以上のように股下部12が構成される場合において、右側股下部12aの調整構造の構成の詳細については任意であるが、実施の形態7では以下の通りに構成されている。
具体的には、芯部60の取付方法については、図21に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40及び第2下端部50によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40及び第2下端部50と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、及び第2下端部50に対して第1縫い目81の通りに縫着し、且つ第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、第2下端部50、第1外内側部分46b、及び第1外外側部分46aに対して第2縫い目82の通りに縫着することにより、取り付けている。
また、緩衝空間部71は、図21に示すように、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1内内側部分45a及び第2下端部50の各々の下端との相互間に形成されている。
このような衣服600により、実施の形態6に係る衣服500と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服600の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態7に係る衣服600は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図22に示すように、第1下端部40が、第1内外側部分45bを省略して、第1内内側部分45a、第1外外側部分46a、及び第1外内側部分46bのみを有してもよい。この場合には、第1内内側部分45aの上端部に対して公知の縫い代始末(一例として、ロック始末等)が施されてもよい。また、芯部60が、第1内内側部分45a及び第2下端部50と接触するように配置されてもよい。
また、図23に示すように、第1内外側部分45bの上下方向の長さが、第1内内側部分45aの上下方向の長さよりも短く設定されてもよい。この場合には、芯部60が、第1内内側部分45a、第1内外側部分45b、及び第2下端部50と接触するように配置されてもよい。
(実施の形態7の効果)
このように実施の形態7によれば、実施の形態6に係る衣服500と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服600の使用性を維持しやすくなる。
〔実施の形態8〕
次に、実施の形態8に係る衣服について説明する。この実施の形態8は、股下部の下端部が、第1下端部、第2下端部、及び第3下端部を含んでいる形態である。ただし、実施の形態8に係る構成は、特に説明する場合を除いては実施の形態4に係る構成と同じであるものとし、同一の構成については、実施の形態4で使用したものと同一の名称又は符号を必要に応じて用いることで、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態8に係る衣服の構成について説明する。
実施の形態8に係る衣服700は、実施の形態4に係る衣服300と略同一に構成されている。ただし、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細については、下記に示す工夫が施されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細)
次に、右側股下部12aの下端部12cの構成の詳細について説明する。
実施の形態8では、図24に示すように、右側股下部12aの下端部12cは、第1下端部40、第2下端部50、及び第3下端部710を含んで構成されている。
(構成-右側股下部の下端部の構成の詳細-第1下端部)
第1下端部40は、実施の形態4に係る第1下端部40と略同様に構成されており、図24に示すように、右側股下部12aよりも衣服700の内側に配置されている。
(構成-股下部の構成の詳細-第2下端部)
第2下端部50は、実施の形態4に係る第2下端部50と同様に、図24に示すように、右側股下部12aと一体に形成されており、芯部60又は/及び第1下端部40が取り付けられることが可能となるように設けられている。
(構成-股下部の構成の詳細-第3下端部)
第3下端部710は、右側股下部12aの下端部12cを構成する基本構造体の他の一部であって、第2下端部50の擦り切れを抑制するためのものである。この第3下端部710は、右側股下部12aとは別体に形成されており、例えば、第1下端部40の材質と同一の材質で形成されてもよい。
また、図24に示すように、第3下端部710は、第1下端部40の第1外側下方部分41bと第2下端部50の第2内側部分52との相互間において、第3下端部710の一部が折り返された状態で配置されており、後述の第3内側部分712が第1外側下方部分41bに対して縫着等により接続され、且つ後述の第3外側部分711が第2内側部分52に対して縫着等により接続されている。
なお、以下では、必要に応じて、第3下端部710のうち、衣服700の外側に位置する部分711を「第3外側部分711」と称し、衣服700の内側に位置する部分712を「第3内側部分712」と称する。
また、第3下端部710の具体的な構成については任意であるが、実施の形態8では、図24に示すように、第3外側部分711及び第3内側部分712の各々の上下方向の長さが、芯部60の上下方向の長さよりも短く設定されている。また、第3外側部分711の上下方向の長さが、第3内側部分712の上下方向の長さと略同一に設定されている。
(構成-股下部の構成の詳細-その他の構成)
また、右側股下部12aの下端部12cの具体的な構成については任意であるが、実施の形態8では、非折返状態において、第3下端部710の下端の高さ位置と第1下端部40(又は第2下端部50)の下端の高さ位置とが異なるように、右側股下部12aの下端部12cが構成されている。
具体的には、図24に示すように、第3下端部710の上下方向の長さが、第1下端部40及び第2下端部50の各々の上下方向の長さよりも長く設定されている。
また、第3下端部710の下端及びその近傍部分のみが第1下端部40及び第2下端部50よりも下方に突出するように、第3下端部710が配置されている。
これにより、第1下端部40の下端の高さ位置と、第2下端部50の下端の高さ位置と、第3下端部710の下端の高さ位置とが同じである場合に比べて、芯部60と右側股下部12aの下端部12cとが擦れ合うことによって、擦り切れることを防止しやすくなる。
以上のように股下部12が構成される場合において、右側股下部12aの調整構造の構成の詳細については任意であるが、実施の形態8では以下の通りに構成されている。
具体的には、芯部60の取付方法については、図24に示すように、右側股下部12aの下端部12cを形成する際に、第1下端部40及び第2下端部50によって芯部60全体が略覆われ、且つ第1下端部40及び第2下端部50と芯部60とが接触するように配置された状態で、芯部60を第1内側部分42、第1外側上方部分41a、及び第2外側部分51に対して第1縫い目81の通りに縫着することにより、取り付けている。これに加えて、第1内側部分42を、第1外側下方部分41b、第3内側部分712、第3外側部分711、第2内側部分52、及び第2外側部分51に対して第2縫い目82の通りに縫着している。
このような衣服700により、実施の形態4に係る衣服300と同様に、擦り切れ防止部70を備えることで、衣服700の使用性を維持しやすくなる。
また、この他にも、実施の形態8に係る衣服700は、できる限りにおいて任意の構造にて構成可能である。
例えば、図25に示すように、第1下端部40が、第1外側上方部分41aを省略して、第1外側下方部分41b及び第1内側部分42のみを有してもよい。この場合には、第1内側部分42の上端部に対して公知の縫い代始末(一例として、ロック始末等)が施されてもよい。また、芯部60が、第1内側部分42、第1外側下方部分41b、及び第2外側部分51と接触するように配置されてもよい。
(実施の形態8の効果)
このように実施の形態8によれば、実施の形態4に係る衣服300と同様に、股下部12の下端部12cに設けられる芯部60と、股下部12の下端部12cに設けられる擦り切れ防止部70であり、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止するための擦り切れ防止部70と、を備えるので、芯部60と股下部12の下端部12cとが擦れ合うことによって、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止でき、衣服700の使用性を維持しやすくなる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本考案に係る実施の形態について説明したが、本考案の具体的な構成及び手段は、実用新案登録請求の範囲に記載した各考案の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や考案の効果について)
まず、考案が解決しようとする課題や考案の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、考案の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
上記実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本考案の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。例えば、衣服本体10における各部は、特記する場合を除いて、上記説明とは異なる形状、方法、及び材質で製造することができる。
(衣服について)
上記実施の形態1から8では、衣服が、第1股上側開閉部、第2股上側開閉部20、右側ポケット部31、及び左側ポケット部32を備えていると説明したが、これに限られず、例えば、第1股上側開閉部、第2股上側開閉部20、右側ポケット部31、又は/及び左側ポケット部32を省略してもよい。
(衣服本体について)
上記実施の形態1から8では、衣服本体10が、股上側切欠部16及び持出部を備えていると説明したが、例えば、第1股上側開閉部を省略する場合には、股上側切欠部16及び持出部を省略してもよい。
(股下部の下端部について)
実施の形態1では、股下部12の下端部12cが、股下部12とは別体に形成された第1下端部40を含んで構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、図26に示すように、股下部12の下端部12cは、第1下端部40を省略して、股下部12が折り返されていない状態における股下部12の下端及びその近傍部分を複数回折り返すことで構成されてもよい(つまり、第2下端部50のみで構成されてもよい)。
また、上記実施の形態1から8では、第1下端部40(又は第3下端部710)の強度が、股下部12の強度よりも高く設定されていると説明したが、これに限らず、例えば、股下部12の強度と同一に設定されてもよい。
また、上記実施の形態1から8では、第2下端部50は、芯部60及び第1下端部40に対して取り付けられていると説明したが、これに限らず、例えば、第1下端部40のみに対して取り付けられてもよい。
(右側股下部の調整構造について)
上記実施の形態1から8では、右側股下部12aの下端部12cに1つの芯部60が設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、右側股下部12aの下端部12cに複数の芯部60が当該下端部12cの周方向に並設されてもよい。
また、上記実施の形態1では、擦り切れ防止部70が、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1外側下方部分41b及び第1内側部分42の各々の下端との相互間に設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、図27に示すように、上記相互間に加えて(あるいは、上記相互間に代えて)、芯部60の下端部と右側股下部12aの下端部12cにおける第1外側上方部分41a及び第1内側部分42の各々の上端との相互間に設けられてもよい(なお、他の実施の形態に係る右側股下部12aの調整構造についても同様とする)。
また、上記実施の形態1では、擦り切れ防止部70が、緩衝空間部71を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、図28に示すように、緩衝空間部71及び緩衝部材72を備えてもよい(なお、他の実施の形態に係る右側股下部12aの調整構造についても同様とする)。
ここで、緩衝部材72は、例えば芯部60よりも強度が低い公知の緩衝材(一例として、ゴム材又は生地)を用いて構成され、図28に示すように、緩衝空間部71全体に充填されるように設けられてもよい。
このような構成により、上記実施の形態1に係る股下部12の調整構造に比べて、股下部12の下端部12cが擦り切れることを防止しやすくなる。
(付記)
付記1の衣服は、着用者が着用する衣服であり、前記着用者の脚部を覆う左右一対の股下部を有する下衣を備える衣服であって、前記股下部の下端部に設けられる芯部であり、前記股下部の下端部が折り返された際に当該折り返された折返状態を維持するための芯部と、前記股下部の下端部に設けられる擦り切れ防止手段であり、前記芯部と前記股下部の下端部とが擦れ合うことによって、前記股下部の下端部が擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段と、を備える。
付記2の衣服は、付記1に記載の衣服において、前記芯部全体が前記股下部の下端部によって略覆われるように、前記芯部を配置し、前記擦り切れ防止手段は、前記芯部の端部と前記股下部の下端部との相互間に形成される緩衝空間部を備える。
付記3の衣服は、付記1又は2に記載の衣服において、前記股下部の下端部は、前記股下部とは別体に形成された第1下端部であり、前記芯部が取り付けられ、且つ前記擦り切れ防止手段が設けられる第1下端部を含む。
付記4の衣服は、付記3に記載の衣服において、前記第1下端部の強度を、前記股下部の強度よりも高くした。
付記5の衣服は、付記3に記載の衣服において、前記第1下端部を、前記股下部よりも前記着用者の肌面側に配置した。
付記6の衣服は、付記3に記載の衣服において、前記股下部の下端部は、前記股下部と一体に形成された第2下端部であり、前記芯部又は/及び前記第1下端部が取り付けられる第2下端部を含み、前記股下部の下端部が折り返されていない非折返状態において、前記第1下端部の下端の高さ位置と前記第2下端部の下端の高さ位置とが異なるように、前記股下部の下端部を構成した。
(付記の効果)
付記1に記載の衣服によれば、股下部の下端部に設けられる芯部と、股下部の下端部に設けられる擦り切れ防止手段であり、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段と、を備えるので、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止でき、衣服の使用性を維持しやすくなる。
付記2に記載の衣服によれば、擦り切れ防止手段が、芯部の端部と股下部の下端部との相互間に形成される緩衝空間部を備えるので、擦り切れ防止手段を簡易且つ安価に構成でき、擦り切れ防止手段の製造性を高めることができる。
付記3に記載の衣服によれば、股下部の下端部が、股下部とは別体に形成された第1下端部であり、芯部が取り付けられ、且つ擦り切れ防止手段が設けられる第1下端部を含むので、股下部の下端部が第1下端部を含まない場合に比べて、様々な仕様及び当該仕様に応じたサイズで股下部の下端部を構成しやすくなることから、股下部の下端部の製造性を高めることができる。また、第1下端部を容易に取り換えることができ、股下部の下端部の修繕を簡易に行うことができる。
付記4に記載の衣服によれば、第1下端部の強度を、股下部の強度よりも高くしたので、第1下端部の強度を高めることができ、芯部と第1下端部とが擦れ合うことによって、第1下端部が擦り切れることを防止しやすくなる。
付記5に記載の衣服によれば、第1下端部を、股下部よりも着用者の肌面側に配置したので、第1下端部が外部に露出することを抑制でき、衣服の意匠性が低下することを抑制できる。
付記6に記載の衣服によれば、股下部の下端部が、股下部と一体に形成された第2下端部であり、芯部又は/及び第1下端部が取り付けられる第2下端部を含み、非折返状態において、第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが異なるように、股下部の下端部を構成したので、第1下端部の下端の高さ位置と第2下端部の下端の高さ位置とが同じである場合に比べて、芯部と股下部の下端部とが擦れ合うことによって、股下部の下端部が擦り切れることを防止しやすくなる。
1 衣服
10 衣服本体
10a 前身頃
10b 後身頃
10d 衣服外面
11 股上部
12 股下部
12a 右側股下部
12b 左側股下部
12c 下端部
13 股底部
14 腰口部
15 裾口部
16 股上側切欠部
20 第2股上側開閉部
21 取付部
22 取付孔
31 右側ポケット部
32 左側ポケット部
40 第1下端部
41a 第1外側上方部分
41b 第1外側下方部分
42 第1内側部分
43 第1外側部分
44a 第1内側上方部分
44b 第1内側下方部分
45a 第1内内側部分
45b 第1内外側部分
46a 第1外外側部分
46b 第1外内側部分
50 第2下端部
51 第2外側部分
52 第2内側部分
60 芯部
70 擦り切れ防止部
71 緩衝空間部
72 緩衝部材
81 第1縫い目
82 第2縫い目
83 第3縫い目
100 衣服
200 衣服
300 衣服
400 衣服
500 衣服
600 衣服
700 衣服
710 第3下端部
711 第3外側部分
712 第3内側部分

Claims (6)

  1. 着用者が着用する衣服であり、前記着用者の脚部を覆う左右一対の股下部を有する下衣を備える衣服であって、
    前記股下部の下端部に設けられる芯部であり、前記股下部の下端部が折り返された際に当該折り返された折返状態を維持するための芯部と、
    前記股下部の下端部に設けられる擦り切れ防止手段であり、前記芯部と前記股下部の下端部とが擦れ合うことによって、前記股下部の下端部が擦り切れることを防止するための擦り切れ防止手段と、
    を備える、衣服。
  2. 前記芯部全体が前記股下部の下端部によって略覆われるように、前記芯部を配置し、
    前記擦り切れ防止手段は、前記芯部の端部と前記股下部の下端部との相互間に形成される緩衝空間部を備える、
    請求項1に記載の衣服。
  3. 前記股下部の下端部は、前記股下部とは別体に形成された第1下端部であり、前記芯部が取り付けられ、且つ前記擦り切れ防止手段が設けられる第1下端部を含む、
    請求項1又は2に記載の衣服。
  4. 前記第1下端部の強度を、前記股下部の強度よりも高くした、
    請求項3に記載の衣服。
  5. 前記第1下端部を、前記股下部よりも前記着用者の肌面側に配置した、
    請求項3に記載の衣服。
  6. 前記股下部の下端部は、前記股下部と一体に形成された第2下端部であり、前記芯部又は/及び前記第1下端部が取り付けられる第2下端部を含み、
    前記股下部の下端部が折り返されていない非折返状態において、前記第1下端部の下端の高さ位置と前記第2下端部の下端の高さ位置とが異なるように、前記股下部の下端部を構成した、
    請求項3に記載の衣服。
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