JP3237994B2 - 米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし機構 - Google Patents

米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一定量の米飯を海苔シ
ート上に供給し、該米飯上に具材を載せ、これを成形機
構にて巻包して海苔巻や手巻風寿司を製造するための自
動化された海苔巻成形機や手巻風寿司製造装置等に用い
て好適である米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の上記米飯圧縮移送装置は、供給さ
れる米飯を圧縮移送し、これを搬出コンベアベルト上で
カッターにより所定長さに切断して得た所定量の米飯
を、供給コンベアベルトにより成形機構の海苔シート上
へ供給する構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記した
従来の米飯圧縮移送装置によって成形機構に分給される
所定量の米飯は、一定厚さに圧縮成形されたもので、米
飯粒相互が密に圧着されていて、米飯粒間に十分な隙間
がないことから、これを巻包して成形される海苔巻等は
硬くなりすぎ、手巻きによる場合のような、ふわっとし
て舌さわりの良い、美味なる高品質の製品を得難い問題
がある。
【0004】本発明は、上記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたもので、圧縮移送される所
定量の米飯を、移送過程において掻きほぐすように構成
することによって、圧縮移送によって固まったり、べた
ついた米飯を、圧縮移送前のふわっとした状態に再生す
ることができて、舌ざわりの良い、美味なる高品質の海
苔巻等を機械的に成形できるようにした米飯圧縮移送装
置の米飯ほぐし機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし機構は、供
給される米飯を圧縮移送してこれを成形機構に所定量ず
つ分給するように設けた米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし
機構であって、米飯供給コンベアベルトの上部に、米飯
移送方向の前部と後部に米飯飛散防止部材を配設してそ
の間に櫛形状とした米飯ほぐし部材を米飯移送方向に対
して回転自在に配設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】米飯ホッパ内の米飯は、撹拌バーによってほぐ
されるように掻き出され、対向して軸支されている二個
一対のローラにより圧縮されて板状に成形された状態で
搬出コンベアベルト上に供給され、搬出コンベアベルト
によって移送される過程で、切断機構の切断刃が下降
し、板状米飯を一定長さに切断することで所定量の米飯
を得ることになる。
【0007】所定量の米飯は搬出コンベアベルトから供
給コンベアベルト上に移載され、移送される間に、該供
給コンベアベルト上部に配設の米飯ほぐし部材は駆動源
により駆動される駆動機構によって、米飯の移送方向に
対して回転され、これによって、所定量の圧縮移送米飯
は掻きほぐされることになる。
【0008】上記米飯ほぐし部材は、板状米飯の移送方
向と直角方向へ複数の米飯ほぐし用突出片を一定の間隔
をおいて下向きに垂設されていて、所謂櫛形状に形成さ
れていることから、該掻く突出片によって板状米飯を切
る方向で掻き上げるので、米飯粒を押し潰すことはな
く、従って、板状に圧縮された米飯はふっくらした状態
にほじされることとなる。
【0009】また、米飯ほぐし部材の前後両側部に配設
された米飯飛散防止部材によって、米飯が周辺に飛散さ
れることはないので、所定量に維持されるが、米飯ほぐ
し部材によって米飯は掻き上げられてほぐされることに
よって、所定量の米飯は、その移送方向へ拡散されるの
で、ほぐし終えた所定量の米飯が供給コンベアベルトに
よって所定位置まで移送されていくと、該供給コンベア
ベルトの下流側上部に配設の米飯復形機構が応動し、そ
の前後一対の成形板が下降した後、対向移動して所定量
の米飯をほぐす前と同一長さ(形状)に復形するもので
ある。
【0010】一定長さに復形された所定量の米飯は、供
給コンベアベルトによって移送され、その下流端から落
下して成形機構上の海苔シート上に供給されることによ
り、該成形機構が応動し、海苔巻等が成形されることに
なるが、所定量の米飯は上述したようにほぐされている
ので、ふっくらとして舌ざわりの良い、おいしい海苔巻
等を成形できることになる。
【0011】尚、所定量の米飯は、その移送方向と直角
方向においては、左右の両側板によって、左右方向へ拡
散されることはないので、上記した復形機構の前後一対
の成形板により、米飯の移送方向における前後両端部の
みを対向方向へ押圧することで所定の横幅及び長さに復
形される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。本実施例を備えた米飯圧縮移送装置の一部
断面した全体の側面図を示す図1のように、米飯圧縮移
送装置は、水平な間欠送り搬出コンベアベルトAと、該
搬出コンベアベルトAの下流端側に配設されている水平
な間欠送り供給コンベアベルトBと、上記搬出コンベア
ベルトAの上部にあって、その上流側に、上下配置とし
て連通配設されている米飯供給機構C、米飯圧縮移送機
構Dと、その下流側に配設されている切断機構Eと、こ
れらの駆動部F、G、H、I、Jとで構成されている。
【0013】上記搬出コンベアベルトAは、フレーム1
の後側上部にあって、その前後に軸支されているローラ
2、3にコンベアベルト4を巻回して水平に形成され、
一方のローラ軸がモータによる駆動部Iの図示しない駆
動軸とベルト、チェーン等による巻掛け伝達機構(図示
せず)にて連動連結され、図示の矢印a方向へ間欠送り
されるよう形成されている。
【0014】上記供給コンベアベルトBは、フレーム1
の前側上部にあって、その前後に軸支されているローラ
5、6にコンベアベルト7を巻回して水平に形成され、
一方のローラ軸が、モータ等による駆動部Jの図示しな
い駆動軸と、巻掛け伝達機構(図示せず)にて連結連動
され、図示の矢印b方向へ間欠送りするよう形成されて
いる。
【0015】上記間欠搬出コンベアベルトAは、供給コ
ンベアベルトBの下流端下方に配設した成形機構Kによ
って成形される海苔巻や手巻風海苔巻等の種類(大き
さ)に合わせて図示しないタイマーにより間欠動作時間
をコントロールし、上記切断機構Eによる板状圧縮米飯
の切断長さを任意に設定できるようにしてある。一方、
上記間欠供給コンベアベルトBも、上記間欠搬出コンベ
アベルトAと同一に間欠動作時間がコントロールされる
ようにしてある。
【0016】上記米飯供給機構Cは、米飯ホッパ8と、
このホッパ内の米飯9を下方の水平な米飯搬送コンベア
ベルト10上へ送り込むための撹拌バー11、11と、
該米飯搬送コンベアベルト10上から米飯9をほぐすよ
うに下方へ掻き出すための撹拌バー12とを備え、上記
撹拌バー11、12、米飯搬送コンベアベルト10はモ
ータ等による駆動源Fによって回転されるよう構成され
ている。
【0017】上記米飯圧縮移送機構Dは、左右方向へ所
定の間隔をおいて対向軸支され、モータ等による上記駆
動源Gによって図示の矢印cが示す内側へ対向回転され
る二個一対のローラ13、13で構成され、供給される
米飯9を所定厚さの板状に圧縮して上記した間欠搬出コ
ンベアベルトA上へ移送するようにしてある。
【0018】上記切断機構Eは、モータ等による駆動源
Hによって切断刃14が間欠的に昇降動するように構成
され、上記米飯圧縮移送機構Dによって成形された板状
米飯9aは、間欠搬出コンベアベルトAにより搬送さ
れ、上記切断刃14が下降して板状米飯9aを一定量
(長さ)に切断し、この一定量の米飯9bは上記間欠供
給コンベアベルトBに移載される。
【0019】次に、本発明に係る米飯ほぐし機構につき
説示する。図1に示したように、米飯ほぐし機構Lは、
上記した間欠供給コンベアベルトBの上流側上部に配設
されるもので、米飯ほぐし部材15と、駆動機構16
と、モータ等による駆動源Mと、前部、後部の両米飯飛
散防止部材17、18を主要部材として構成されてい
る。
【0020】上記米飯ほぐし部材15は、図4、図6に
明示した如く、基板部15aから狭幅とした複数(図示
例では6個)の米飯ほぐし用突出片15bを、一定の間
隔lをおいて垂下並設させてある。この米飯ほぐし部材
15は、図4のように、垂直板部19aと、下部水平板
部19bとで側面略L字形状に形成されている上記駆動
機構16の可動部材19における下部水平板部19bに
ビス25止めにより基板部15aを固定することで上記
可動部材19に脱着自在に装着させてある。
【0021】また、上記間欠供給コンベアベルトBの左
右には、側板20、21を一定間隔をおいて長さ方向へ
並設させてあり、該両側板20、21内に上記した米飯
ほぐし部材15を前後方向へ回転自在に配置させてあ
る。
【0022】上記両側板20、21は、図3に示したよ
うに、長さ方向の両端部に各形成した貫通孔20a、2
0a、21a、21aに、一端へノブ22aを付設した
長尺のボルト22を挿通し、該ボルト22の先端部を、
フレームの垂直な背板部1aにナット24締めにより固
定された横向きのボルト23におけるねじ孔23aに螺
着することで脱着自在に固定されている。
【0023】本実施例の上記駆動機構16はクランク式
を示している。図1、図2、図4に示す駆動機構16は
次のように構成されている。上記した可動部材19の垂
直板部19aにおける上端部近くに縦長孔19cを貫通
形成させてあり、該縦長孔19cに、上記したフレーム
の背板部1aに固定したスタッドボルト26を、ブシュ
27を介して係嵌することで、当該可動部材19は回
転、かつ上下方向へ摺動自在に、上記スタッドボルト2
6に支持されている。
【0024】上記背板部1aにあって、上記したスタッ
ドボルト26の上方部位には、モータ等による駆動源2
8の駆動軸28aに固定して回転円盤29が配設させて
あり、該回転円盤29の偏心位置に、上記した可動部材
19の垂直板部19aにおける下部を、ブシュ30を介
してボルト31止めにより回転自在に固定して構成され
ている。
【0025】従って、上記した駆動機構16によれば、
上記米飯ほぐし部材15は図2に示した如く、米飯移送
方向へ長径で、上下方向に矩径の楕円形状の円周線32
に沿って矢印d方向へ回転され、これによって一定量の
米飯9bは、その移送方向へ米飯ほぐし部材15が回転
されるときに掻き上げてほぐされることになる。
【0026】図5、図6はクランク式駆動機構16の他
の実施例を示している。同上図に示したように、上記し
たフレームの背板部1aにあって、その上部には、スタ
ッドボルト26等によりブシュ27を介在して従動歯車
33を回転自在に軸支し、下部には、モータ等による駆
動源28の駆動軸28aに固定して、上記歯車33と同
一径の駆動歯車34を配設し、これら両歯車33、34
間に中間歯車35を軸支して各噛合させることで、上記
従動、駆動両歯車33、34が図5に矢印で示した同一
方向へ回転するように形成させてある。
【0027】そして、上記従動、駆動両歯車33、34
の同一偏心位置には、上記した可動部材19の垂直板部
19aにおける上端部と中間部を、ボルト36、36に
よりブシュ37、37を介在して回転自在に軸支させて
ある。
【0028】従って、上記した駆動機構16によるとき
は、米飯ほぐし部材15は図5に示した如く、真円の円
周線に沿って矢印f方向へ回転され、上記米飯ほぐし部
材15が、一定量の米飯9bの移動方向へ回転されると
きに、当該米飯9bを掻き上げてほぐすことになる。
【0029】上記した前部の米飯飛散防止部材17は、
図2、図3に明示した如く、基部17aから複数(図示
例では5個)の水平突設片17bを、基部17aの長さ
方向へ一定の間隔mをおいて、後方へ並行に突設するこ
とで一体に形成させてある。
【0030】こゝで、上記水平突設片17b間の間隔m
は、前記した米飯ほぐし部材15の米飯ほぐし用突出片
15bの幅よりも適当寸法だけ広く設定して形成させて
あり、これにより、上記各米飯ほぐし用突出片15b
が、上記突設片17bと接触することなく、上記間隔m
を通過可能としてある。この米飯飛散防止部材17は、
図3に示すように、基部17aの両端を、上記した左右
の側板20、21にビス39止めにより着脱可能に固定
して架設させてある。
【0031】上記した後部の米飯飛散防止部材18は、
図2、図3に示したように、小径の円筒部18aの外周
に、複数(図示例では5個)の大径の円盤18bを、円
筒部18aの長さ方向へ一定の間隔nをおいて突設する
ことで一体に形成させてある。上記各円盤18bは、米
飯の飛散を防止可能に、拡幅に形成させてあると共に、
該各円盤18b間の間隔nは、上記米飯ほぐし部材15
の各米飯ほぐし用突出片15bの幅よりも所要寸法だけ
広く設定してあり、これによって、上記米飯ほぐし用突
出片15bが上記円盤18aと接触せずに、上記間隔n
を通過可能としてある。
【0032】この米飯飛散防止部材18は、円筒部18
aに上記した長尺のボルト22を挿通することで、左右
の側板20、21間に回転自在に架設してあり、その各
円盤18bは、米飯の飛散防止だけでなく、図1に示し
たように、圧縮移送される板状米飯9aが切断刃14に
よって一定量(長さ)に切断されたその一定量の米飯9
bを、上記した供給コンベアベルトBとで挾んで、上記
した米飯ほぐし機構Lの下部へ円滑に移送するためにも
機能する。
【0033】米飯ほぐし機構Lの駆動機構16は、本実
施例ではクランク式を示しているが、これ以外に、ロー
タリ式やスクリュー式とすることも可能である。
【0034】さらに、前記供給コンベアベルトBの下流
側上部には、図1に示したように、米飯復形機構Nを配
設させてある。この米飯復形機構Nは次のように構成さ
れている。図1、図2、図5、図7に示したように、上
記したフレームの背板部1aに、上下にブラケット4
0、41を介して二本のガイド支柱42、42を、前後
方向(図1において左右方向)へ一定の間隔をおいて並
行に縦設させてあり、該両ガイド支柱42、42に昇降
枠43を昇降動自在に架設させてある。
【0035】上記昇降枠43の中間部には、軸孔43a
を上下方向へ貫通形成させてあり、該軸孔43aに、上
端へヘッド44aが付設されている支軸44を摺動自在
に挿通させてあり、該支軸44の下端に、前後方向(図
1、図2、図3において左右方向)へ長く形成させてあ
る支持枠45を水平に固定させてある。
【0036】上記支軸44の下部に固定されているブラ
ケット46と、上記昇降枠43とに両端を突き合わせ
て、上記支軸44には圧縮バネ47を外装させてある。
【0037】上記支持枠45には、二本のガイド軸48
を、左右方向へ一定の間隔をおいて水平に並設させてあ
り、該両ガイド軸48に、成形板50が固定されている
二個一対のボス49、49を軸方向へ摺動自在に挿通さ
せてある。
【0038】上記成形板50、50は、正面略L字形状
にして対称に形成させてあり、上記した支持枠45の前
部と後部から下方へ垂直に並設させてある。
【0039】上記昇降枠43と、上記両ボス49、49
は、上記した支軸44の前後両側において、二個一対の
リンク機構51、51によって連結させてある。上記両
リンク機構51、51は、直線的なリンク51aと、正
面略L字形状にして対称に形成されているリンク51b
とを各一端で枢着することで形成させてあり、一方のリ
ンク51aの他端は、上記昇降枠43に、他方のリンク
51bの他端は上記ボス49に各ピン52、53にて枢
着させてあると共に、他方のリンク51bの折曲部を上
記したブラケット46にピン55にて枢着させてある。
【0040】さらに、上記した支持枠45の前後両側に
は、図7に明示した如く突出片45a、45aを、前記
した側板20、21の上端に当接可能に突設させてあ
る。この突出片45a、45aには、図示した如く、調
整用ボルト54を上下方向へ進退自在に螺合させ、同ボ
ルト54の先端が上記側板20、21に当接するように
すると、上記成形板50、50の下降位置調整を簡単に
行ない得て都合が良い。
【0041】また、上記した他方のリンク51b、51
bは、上記した一方のリンク51aとの枢着点が、ブラ
ケット46との枢着点との外側に位置するような向きで
配置させてあると共に、該リンク51b、51bの他端
には長孔51cを形成して、上記ピン53と摺動自在に
係嵌させてある。
【0042】さらに、上記した昇降枠43は、図1に示
したモータ等による駆動源Oによって駆動される図示し
ないクランク機構等によって昇降動作される。
【0043】従って、上記した米飯復形機構Nによれ
ば、図2において、上記した米飯ほぐし機構Lによって
一定量の米飯9bが十分にほぐされた後、供給コンベア
ベルトBによって米飯復形機構Nの下部まで移送される
と、これに当該機構Nが応動して昇降枠43が下降す
る。
【0044】昇降枠43の下降によって、支持枠45は
二個一対のリンク機構51、51を介して押し下げら
れ、所定位置まで下降すると、その突出片45a、また
は調整用ボルト54が左右の側板20、21の上端に突
き当たることで当該支持枠45の下降は停止する。この
時、前後一対の成形板50、50は、図2に破線で示し
たように、下端が供給コンベアベルトBのコンベアベル
ト7上面に対して接近し、または接触する位置まで下降
するが、それ以上下降することはなく、その下降位置で
停止する。
【0045】昇降枠43に、さらに下降する力が外えら
れると、支持枠45、支軸44に対して該昇降枠43は
圧縮バネ47を圧縮しながら下降し、これによって、一
対のリンク機構51、51における一方のリンク51
a、51aは図2に矢印gが示す外側へ回転されるの
で、他方のリンク51b、51bは、ブラケット46に
枢着したピン55、55を支点として図2に矢印hが示
し内側へ対向回転されることで、ボス49、49を介し
て、前後一対の成形板50、50は図2に矢印iが示す
内側へ対向移動され、図中二点鎖線で示した位置まで移
動して停止する。
【0046】即ち、成形板50、50が内側へ対向移動
される際、前後方向へ拡散した米飯を内側へ向けて掻き
よせることで、一定量の米飯9bを、ほぐす前と同一形
状及び大きさに復形するものである。
【0047】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、圧縮移送される一定量の米飯は、米飯ほぐ
し部材によって充分にほぐされ、ふわっとした状態で成
形機構へ供給できることから、海苔巻や手巻風寿司等
を、上記成形機構によって機械的に成形しても、寿司職
人が手で巻包したのと同様のふわっとして軟かく、かつ
舌ざわりがよくておいしい、商品価値の高い製品を製造
することができる。
【0048】さらに、米飯ほぐし部材の前部、後部に配
設した米飯飛散防止部材によって、米飯は周辺に飛散す
るようなことはないから、米飯の定量保持が可能である
上、衛生的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る米飯圧縮移送装置の米飯ほぐし機
構の実施例を示す使用状態の一部断面した側面図であ
る。
【図2】同上実施例を示す一部断面した主要部の拡大側
面図である。
【図3】同上実施例を示す主要部の拡大平面図である。
【図4】図2におけるA−A′線矢視断面図である。
【図5】米飯ほぐし部材における駆動機構の他の実施例
と、米飯復形機構を示す拡大側面図である。
【図6】図5に示した駆動機構の縦断面図である。
【図7】米飯復形機構を一部断面して示す背面図であ
る。
【符号の説明】
9 米飯 15 米飯ほぐし部材 17、18 米飯飛散防止部材 B 供給コンベアベルト K 成形機構 L 米飯ほぐし機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される米飯を圧縮移送してこれを成
    形機構に所定量ずつ分給するように設けた米飯圧縮移送
    装置の米飯ほぐし機構であって、米飯供給コンベアベル
    トの上部に、米飯ほぐし部材と米飯飛散防止部材を具備
    し、前記米飯ほぐし部材は、コンベアベルト上の板状米
    飯の移送方向と直角方向へ複数の米飯ほぐし用突出片を
    一定の間隔をおいて下向きに垂設して櫛形状に形成され
    ると共に、駆動機構により、米飯移送方向に対して回転
    自在に配設され、前記米飯飛散防止部材は、米飯ほぐし
    部材の前部と後部に配設され、前部の米飯飛散防止部材
    は、コンベアベルト上の板状米飯の直角方向へ複数の水
    平突設片を、前記米飯ほぐし用突出片の幅より広く、当
    該突出片が回転時接触することがないようにして通過可
    能な一定の間隔をおいて、後方へ並行に突設して形成さ
    れ、一方、後部の米飯飛散防止材は、コンベアベルト上
    の直角方向へ複数の円盤を、前記米飯ほぐし用突出片の
    幅より広く、当該突出片が回転時接触することがないよ
    うにして通過可能な一定の間隔を置いて軸支して形成さ
    れていることを特徴とする米飯圧縮移送装置の米飯ほぐ
    し機構。
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