JP3237741B2 - クリーン度の高い検査装置 - Google Patents

クリーン度の高い検査装置

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JP3237741B2
JP3237741B2 JP33823095A JP33823095A JP3237741B2 JP 3237741 B2 JP3237741 B2 JP 3237741B2 JP 33823095 A JP33823095 A JP 33823095A JP 33823095 A JP33823095 A JP 33823095A JP 3237741 B2 JP3237741 B2 JP 3237741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーン度の高い
検査装置に関し、更に詳しくは、半導体ウエハ等の被処
理体の電気的検査を行う検査装置の内部空間のクリーン
度を高めた検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検査装置は、通常、カセット単位
で搬入された半導体ウエハ等の被処理体を収納する収納
部と、この収納部の後方に隣接しカセット内の被処理体
を搬送するピンセットと、このピンセットにより搬送さ
れた被処理体を授受する載置台と、この載置台上の被処
理体にプローブ針等の接触子を接触させて電気的検査を
行うプローブカードとを備えて構成されている。そし
て、ピンセットにより被処理体をカセット内から取り出
してプリアライメントする。次いで、ピンセットにより
被処理体を載置台上へ引き渡し、更に載置台をX、Y、
及びθ方向へ移動させて被処理体を検査位置へアライメ
ントした後、載置台をZ方向へオーバードライブしてそ
の被処理体を接触子へ接触させ、テスタからの信号を受
信して所定の電気的検査を行っている。
【0003】従来から検査装置は上述のように成膜工程
やエッチング工程などの前工程で形成された集積回路の
電気的検査を行う場合に用いられるため、検査の場合に
はパーティクルに関しては前工程のように問題になるこ
とは少ないが、パーティクルが極力発生せず、パーティ
クルの少ない検査環境で被処理体の検査をすることが望
ましい。ところが、検査装置内には搬送機構や載置台の
駆動機構等が存在するため、これらの駆動機構から僅か
ではあるが塵埃等のパーティクルを発生する。そのた
め、従来から検査装置は排気ファン等を装備し、装置本
体内の空気を排気すると共に装置本体内での蓄熱を防止
するようにしている。
【0004】また、検査装置は一般には上述したように
表面に集積回路が形成された被処理体について検査を行
うものであるが、検査装置の中には特殊な使い方をする
ものがある。例えば、半導体製造工場を建設し、前工程
を立ち上げて本稼働する前などに、各工程の装置が本来
の性能通りに稼働するか否かを調べるために、前工程で
処理された被処理体をサンプリングし、その被処理体に
ついて検査を行う場合がある。このような場合には、検
査装置による検査の後、その被処理体を元の工程へ戻
し、引き続きその後の処理を行うことがある。そのた
め、処理工程に戻された被処理体にパーティクルが付着
していると、その後の処理を正当に評価できなくなる虞
などがある。このような使い方をする検査装置の場合に
はパーティクルに対して特別の対策が必要である。そこ
で、例えば装置本体内で空気の下降流を作り、装置本体
内のパーティクルが被処理体に付着しないようにしたも
のがある。尚、パーティクルとはゴミ、金属、有機物、
人体から発生する塵埃等の浮遊粒子の総称である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、装置本
体内で空気の下降流を作る従来の検査装置の場合には、
空気の下降流を作ってパーティクルを排気するようにし
てあるが、カセット、ピンセット及び載置台等が装置本
体内の大部分の面積を占め、これらが下降流の抵抗体と
なって下降流の乱流を生じ、この乱流によりパーティク
ルが舞い上がってパーティクルを装置本体内から効果的
に排出、除去することができないとう課題があった。ま
た、装置本体内で舞い上がったパーティクルを効果的に
除去できないため、下降流により被処理体のパーティク
ルを吹き飛ばして除去しても舞い上がったパーティクル
が再付着し、結局は被処理体にパーティクルが付着する
という課題があった。
【0006】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、装置本体内で塵埃等のパーティクルが発生し
たり装置本体内にパーティクルが侵入したりすることが
あっても、そのパーティクルを装置本体内から効果的に
排出、除去することができ、ひいては被処理体へのパー
ティクルの付着を防止することができるクリーン度の高
い検査装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、検査装置
内での塵埃等のパーティクルの原因及びその挙動につい
て種々検討した結果、装置本体内で特定方向の空気流を
作ることにより装置本体内からパーティクルを効果的に
除去できることを知見した。
【0008】本発明は上記知見に基づいてなされたもの
で、請求項1に記載の検査装置は、被処理体を収納する
収納部と、この収納部の被処理体を搬送する搬送機構
と、この搬送機構により搬送された被処理体を載置する
載置台と、この載置台上の被処理体と接触してその電気
的検査を行う接触子とを装置本体内に備えた検査装置に
おいて、上記装置本体内の空間をその一側面からその対
向側面に向かって流れる水平空気流を作る送風手段を上
記一側面に設けると共に、少なくとも上記対向側面に上
記水平空気流を排出する排気手段を設け、更に上記空間
のコーナー部に水平空気流の滞留を防止する丸みを付け
たことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載の検査装置
は、 被処理体を収納する収納部と、この収納部の被処
理体を搬送する搬送機構と、この搬送機構により搬送さ
れた被処理体を載置する載置台と、この載置台上の被処
理体と接触してその電気的検査を行う接触子とを装置本
体内に備えた検査装置において、上記装置本体内の空間
をその一側面からその対向側面に向かって流れる水平空
気流を作る送風手段を上記一側面に設けると共に、少な
くとも上記対向側面に上記水平空気流を排出する排気手
段を設け、更に肉厚の断面形状が外周から内周に向かっ
て漸増するリング状の整流部材を上記載置台の外周に装
着したことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載の検査装置
は、請求項1または請求項2に記載の請求項2に記載の
発明において、上記装置本体は、被処理体を収納する収
納空間と、この収納空間の後方に配置され且つ上記被処
理体を搬送機構により搬送する搬送空間と、この搬送空
間の搬送機構を介して被処理体を載置台において授受し
且つ載置台上の被処理体の電気的検査を行う検査空間と
からなり、且つ、上記収 納空間及び上記搬送空間は開閉
扉を有する仕切部材によって上記検査空間から仕切られ
てなり、また、上記送風手段は上記収納空間の正面側に
配設された第1送風手段と、上記検査空間の正面側に配
設された第2送風手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0011】また、本発明の請求項4に記載の検査装置
は、請求項3に記載の発明において、上記収納空間の上
面の開口部に空気導入部材を設け、この空気導入部材及
び開口部を介して空気を取り込むことを特徴とするもの
である。
【0012】また、本発明の請求項5に記載の検査装置
は、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項に
記載の発明において、 上記載置台の上面に上記水平空
気流を直接当てない防風カバーを上記載置台に設けた
とを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項6に記載の検査装置
は、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の発明に
おいて、上記装置本体を囲む除塵室を設けると共に、こ
の除塵室の天面から下方に向かって流れる除塵された空
気流を作る第3送風手段を設けたことを特徴とするもの
である。
【0014】また、本発明の請求項7に記載の検査装置
は、請求項6に記載の発明において、上記除塵室内の圧
力をその外部の圧力よりも高く設定したことを特徴とす
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図18に示す実施例
に基づいて本発明を説明する。本実施形態の検査装置
は、図1に示すように、被処理体として例えば25枚の
半導体ウエハ1が収容されたカセットKを収納する収納
空間2と、この収納空間2の後方に配置され且つ半導体
ウエハを搬送機構例えば上下2段のピンセット3により
搬送する搬送空間4と、この搬送空間4内のピンセット
3を介して半導体ウエハ1をウエハチャック5において
授受し且つウエハチャック5上の半導体ウエハ1にプロ
ーブ等の接触子(図示せず)を接触させて電気的検査を
行う検査空間6とを備え、クリーンルーム内に設置され
ている。そして、各空間2、4、6により装置本体7内
の空間が形成されている。収納空間2と搬送空間4は透
明アクリル板等からのプラスチック製の仕切板8により
検査空間6から仕切られている。そして、ピンセット
3、ウエハチャック5等の駆動機構は図示しない制御装
置の制御下で駆動するようにしてある。
【0016】上記収納空間2内にはインデクサ(図示せ
ず)が昇降可能に配設され、このインデクサが制御装置
の制御下で所定量昇降した位置でピンセット3によりカ
セットK内の半導体ウエハ1を出し入れし、ウエハチャ
ック5との間で半導体ウエハ1を搬送するようにしてあ
る。また、収納空間2の上面には矩形状の開口部2Aが
形成され、この開口部2Aの正面(図1の手前)側の1
辺を除く3辺にパーティション9が空気導入部材として
立設され、このパーティション9及び開口部2Aを介し
て空気の下降流(図1の矢印A)が収納空間2内へ導入
されるようになっている。また、上昇端にあるインデク
サにカセットKを載置すると、パーティション9がカセ
ットKの正面以外の三面を囲むようにしてある。
【0017】上記搬送空間4内のピンセット3は進退動
可能で且つθ方向で回転可能に構成され、カセットK内
の半導体ウエハ1を出し入れすると共に、隣接する検査
空間6内のウエハチャック5との間で半導体ウエハ1を
搬送し、ウエハチャック5との間で半導体ウエハ1を授
受するようにしてある。また、図示してないが、搬送空
間4内にはサブチャックが配設され、ピンセット3によ
り取り出した半導体ウエハ1をサブチャック上に載置
し、ここで検査空間6内へ搬送する直前に半導体ウエハ
1をプリアライメントするようにしてある。
【0018】上記ウエハチャック5は昇降可能で且つθ
方向で回転可能に構成され、Xテーブル10上に配設さ
れている。Xテーブル10はX方向で往復移動可能にY
テーブル11上に配設され、Yテーブル11はY方向で
往復移動可能に基台12上に配設されている。また、検
査空間6内にはアライメント機構を構成するアライメン
トブリッジ13がウエハチャック5の上方を左右に横断
すると共に前後方向で往復移動可能に配設され、ウエハ
チャック5上に半導体ウエハ1が載置された時にアライ
メントブリッジ13がウエハチャック5の上方へ進出
し、ウエハチャック5がX、Y及びθ方向で移動する間
に図示しないCCDカメラ等を用いて半導体ウエハ1を
所定の検査位置に位置合わせするようにしてある。
【0019】ところで、上記装置本体7の正面には図1
に示すように第1、第2送風手段として第1、第2ファ
ンフィルターユニット(以下、「FFU」と称す。)1
4、15が配設され、これらのFFU14、15により
装置本体7内の空間で正面側から背面側への水平流を作
るようにしてある。尚、第1、第2FFU14、15は
同一の構成部材によって構成されている。また、装置本
体7の背面及び右側面には装置本体7内の水平流(図1
の矢印B、矢印C)を装置本体7外へ排出する排気手段
としての排気ダクト16が第1、第2FFU14、15
の高さに略一致させて配設されている。この排気手段は
図示しない排気ファンを有し、排気ファンにより排気ダ
クト16を介して装置本体7内の水平気流を排出するよ
うにしてある。
【0020】第1FFU14は、例えば図2に示すよう
に、下方から上方に向けて空気を送風するブロワー14
Aと、収納空間2の正面に配設されたフィルター例えば
ULPAフィルター(Ultra Low Penetoration Air-filt
er)14Bと、これらを収納するケーシング14Cとを
備え、ブロワー14Aから送風された空気をULPAフ
ィルター14Bによって除塵し、除塵後の空気を同図の
矢印で示すように収納空間2の前方から搬送空間4の後
方へ水平に流す、いわゆる空気のサイドフローを作るよ
うに構成されている。また、第2FFU15は検査空間
6を正面側から背面側へ向かう空気のサイドフローを作
るようにしてある。第1、第2FFU14、15による
気流の流速は制御装置によってパーティクルの除去に適
した流速例えば0.3〜0.5m/秒にそれぞれ制御され
ている。尚、図示してないが、収納空間2正面の壁面に
は除塵後の空気が流入する開口部が形成されている。ま
た、図2では内部の構成機器は省略し、気流のみを図示
してある。
【0021】また、上記排気ダクト16は、収納空間2
の右側面から搬送空間4及び検査空間6の背面全体に渡
るように略L字状に形成されている。そして、排気ダク
ト16と装置本体7との境界面は例えばパンチングプレ
ート16Aにより形成され、パンチングプレート16A
を介して水平気流を図1の矢印D、E、Fで示すように
排出するようにしてある。即ち、収納空間2内へ送風さ
れた除塵後の空気はカセットKを通りパーティション9
から流入した空気を随伴し、搬送空間4の右側面のパン
チングプレートから排気ダクト16を経由して外部へ排
出されるようにしてある。この排気流は検査空間6から
パンチングプレート16Aを通過して排気ダクト16を
流れる排気流と合流し、装置本体7外へ矢印Fで示すよ
うに排出されるようになっている。尚、排気ダクト16
は他の排気ダクトに連結されてクリーンルーム外へ排出
するようにしても良く、また、必要に応じて第1FFU
14により空気の除塵を行った後装置本体7内へ戻し循
環利用するようにしても良い。
【0022】また、図3に示すようにピンセット3の背
面側にはボード17からピンセット3を隔離する隔離板
18が配設され、この隔離板18によって搬送空間4内
の気流をその右側面の排気ダクト16へ排出し、ボード
17の発熱に伴う熱対流を隔離すると共にボード17か
ら半導体ウエハ1へパーティクルが付着しないようにし
てある。
【0023】また、収納空間2及び搬送空間4と検査空
間6を仕切る仕切板8には、図4に示すように、ピンセ
ット3が半導体ウエハ1をウエハチャック5へ引き渡す
ための、あるいはウエハチャック5上の半導体ウエハ1
を受け取るための開口部8Aが形成されている。この開
口部8Aには例えば下側でヒンジ結合された片開きの扉
8Bが同図の矢印で示すように開閉可能に取り付けら
れ、ピンセット3がウエハチャック5との間で半導体ウ
エハ1を授受する時にのみ扉8Bが制御装置の制御下で
エアシリンダ等の駆動機構により開放するようにしてあ
る。従って、ピンセット3とウエハチャック5との間で
半導体ウエハ1を授受しない時には、扉8Bが閉じて収
納空間2及び搬送空間4と検査空間6とを区画し、仕切
8の両側の空間の気流を個別に制御できるようにしてあ
る。
【0024】上記検査空間6の底面19の開口部には図
5に示すように薄型(例えば35mm)のHEPAフィ
ルター(High Efficiency Particulate Air-filter)20
が取り付けられ、このHEPAフィルター20によりウ
エハチャック5等の抵抗体で乱れた下降流を除塵した後
外部(クリーンルーム)へ排出するようにしてある。
【0025】また、検査空間6の4箇所のコーナー部に
は図6に示すように丸み21が付けてあり、これらの丸
み21によりサイドフローが検査空間6の内側面に従っ
て円滑に流れ、コーナー部でのパーティクルの溜まりを
防止するようにしてある。尚、図示してないが、このよ
うな丸み20は収納空間2及び搬送空間4のコーナー部
にも設けられている。
【0026】また、上記ウエハチャック5の周囲に図7
に示すように肉厚の断面形状が外周から内周に向かって
漸増するリング状の整流部材22を装着することによ
り、検査空間6内のサイドフローの層流状態を極力乱す
ことなく下流側へ円滑に流し、検査空間6内でのパーテ
ィクルの散乱を抑制することができる。
【0027】次に動作について説明する。まず、例えば
オペレータがカセットKを収納空間2のインデクサ上に
載置する。その後、第1、第2FFU14、15のブロ
ワー14A等を駆動すると、ブロワー14Aからクリー
ンルームの空気がハウジング14C内に吸引される。こ
の空気はULPAフィルター14B等により除塵された
後、収納空間2及び検査空間6の開口部からそれぞれの
空間内へ送風される。収納空間2内ではインデクサが昇
降して所定の位置で停止した後、ピンセット3が駆動し
て所定の半導体ウエハ1をカセットKから取り出す。
【0028】この時、第1FFU14により収納空間2
内では正面から背面に向かう空気のサイドフローが形成
されている。このサイドフローは収納空間2内のカセッ
トKを前後方向に横切ると共にパーティション9から導
入されたクリーンルームの空気を随伴して搬送空間4内
のピンセット3を前後方向に横切り、ピンセット3の背
面側の隔離板18に衝突する。この時、搬送空間4の左
側には仕切板8があるためサイドフローは右側面に向き
を変えてパンチングプレート16Aから排気ダクト16
へ流出する。
【0029】また、ピンセット3等の駆動機構において
パーティクルが発生しても、このようなパーティクルは
サイドフローにより半導体ウエハ1の下流側へ流れ、し
かも、収納空間2及び搬送空間4のコーナー部には丸み
21が付けてあるため、コーナー部では丸み21に沿っ
て流れ、パーティクルが搬送空間4内に滞留することな
く円滑に排気ダクト16へ排出される。
【0030】このように収納空間2及び搬送空間4内で
は空気流がサイドフローになっているため、カセットK
やピンセット3によるサイドフローの乱れが抑制され、
パーティクルを円滑に排気ダクト16へ排出することが
できる。また、オペレータに起因する塵埃等のパーティ
クルが開口部2Aから侵入し、あるいはピンセット3の
駆動等によりパーティクルが発生しても、これらのパー
ティクルは空気のサイドフローに随伴して半導体ウエハ
1に付着する間もなく排気ダクト16へ排出され、収納
空間2及び搬送空間4内におけるパーティクルの滞留を
防止することができる。このような状態でピンセット3
がカセットKから検査空間6へ搬送すると、仕切板8の
扉8Bが開いて開口部8Aを開放する。
【0031】この時、検査空間6ではウエハチャック5
が半導体ウエハ1を受け取る位置で既に待機している。
従って、ピンセット3がθ方向に90°回転してその向
きをカセットKから検査空間6へ変え、仕切板8の開口
部8Aから検査空間6へ進出すると、半導体ウエハ1が
ウエハチャック5の真上に来る。この時、ウエハチャッ
ク5の昇降ピン(図示せず)が上昇し、ウエハチャック
5により半導体ウエハ1をピンセット3から受け取る。
【0032】この時、検査空間6では、第2FFU15
により検査空間6内では正面から背面に向かう空気のサ
イドフローが形成されている。このサイドフローは半導
体ウエハ1を移載する時のピンセット3及びウエハチャ
ック5を横切ってパンチングプレート16Aから排気ダ
クト16へ流出する。また、検査空間6のコーナー部に
は丸み21が設けてあるため、サイドフローはコーナー
部では丸み21に沿って流れ、流れが滞留することなく
円滑に排気ダクト16へ流れる。また、図7に示すよう
にウエハチャック5の外周に整流部材22を装着するこ
とにより、ウエハチャック5の上下においてサイドフロ
ーが乱れることなく半導体ウエハ1の表面に沿って円滑
に流れる。
【0033】このように検査空間6内では空気のサイド
フローが形成されているため、ウエハチャック5やピン
セット3による抵抗が比較的小さく、検査空間6内での
サイドフローの乱れが抑制され、パーティクルは排気ダ
クト16へ円滑に排出される。また、ウエハチャック5
の駆動等により塵埃などのパーティクルが発生しても、
このようなパーティクルはサイドフローにより半導体ウ
エハ1の下流側へ流れ、しかも、収納空間2及び搬送空
間4のコーナー部には丸み21が付けてあるため、コー
ナー部ではパーティクルは丸み21に沿って流れ、検査
空間6内に滞留することなくサイドフローに随伴して排
気ダクト16へ排出される。更に、ウエハチャック5、
X、Yテーブル10、11による抵抗でサイドフローが
乱れても、その一部は底面18のHEPAフィルター1
9から外部へ流出するため、乱流の影響が軽減される。
【0034】以上説明したように本実施形態によれば、
収納空間2から搬送空間4に向かって流れるサイドフロ
ーを作る第1FFU14を収納空間2の正面に設けると
共に検査空間6の前方から後方に向かって流れる空気の
サイドフローを作る第2FFU15を検査空間6の正面
側に設け、且つ、各空間のサイドフローを排出する排気
ダクト16を搬送空間4及び検査空間6に設け、更に各
空間2、4、6のコーナー部に空気流の乱れを抑制する
丸み21を付けたため、ピンセット3、ウエハチャック
5等の抵抗体があっても抵抗面積が小さく、サイドフロ
ーの乱流を抑制することができ、これにより装置本体7
内でピンセット3、ウエハチャック5等の駆動部から塵
埃等のパーティクルが発生しても、そのパーティクルを
各空間2、4、6のコーナー部ではサイドフローに乗せ
装置本体内の各空間2、4、6内のコーナー部に滞留
することなく排気ダクト16を介して効果的に除去して
クリーン度を高めることができ、ひいては半導体ウエハ
1へのパーティクルの付着を効果的に防止することがで
きる。従って、検査後の半導体ウエハ1へのパーティク
ルの付着を防止することができ、半導体製造の前工程の
各種装置の性能評価にも有効に利用することができる。
【0035】また、本実施形態によれば、収納空間2及
び搬送空間4を検査空間6から仕切る仕切板8を設けた
ため、収納空間2及び搬送空間4のサイドフローの流速
と検査空間6のサイドフローの流速を個別に制御するこ
とができ、それぞれの空間におけるサイドフローの流速
を最適制御することができる。
【0036】また、本実施形態によれば、収納空間2の
上面に開口部2Aにパーティション9を設け、このパー
ティション9及び開口部2Aを介して空気を取り込むよ
うにしたため、収納空間2及び搬送空間4における第1
FFU14の風量を軽減することができる。
【0037】また、上記実施形態の検査装置は図8に示
すように除塵室(以下、「クリーンブース」と称す。)
30内に配置したクローズドシステムを構成することに
より装置本体7内のクリーン度をより効果的に高めるこ
とができる。即ち、このクリーンブース30は、同図に
示すように、装置本体7を囲む枠体31と、この枠体3
1の周囲に取り付けられた透明アクリル板等からなる側
板32と、天面33に配列された複数のFFU34と、
これらのFFU34へ送風するブロワー35とを備え、
例えば清浄度クラス10のクリーン度を保持するように
て構成されている。これらのFFU34及びブロワー3
5により第3送風手段36が構成されている。また、検
査装置の排気ダクト16はブロワー35の吸引ダクトに
連結され、装置本体7内から排気された空気を循環使用
するようにしてある。
【0038】また、図示してないが、装置本体7の正面
側の側板32には開閉扉が設けられており、半導体ウエ
ハ1を装置本体7に対して出し入れする時には開閉扉を
開放し、この部分でカセットKの搬入搬出を行えるよう
にしてある。また、クリーンブース30内の圧力はクリ
ーンルームの圧力より多少高く、例えば0.2〜0.3m
mH2Oだけ高い陽圧に設定できるようにしてある。
【0039】従って、本実施形態の場合には、クリーン
ブース30の第3送風手段36を駆動すると共に検査装
置の第1、第2FFU14、15のブロワーを駆動する
と、クリーンブース30内ではFFU34による除塵後
の空気が天面33から下向きに流れてダウンフローを作
る。この時クリーンブース30内の空気は第3送風手段
36のFFU34により清浄度クラス10のクリーン度
に調整している。そして、クリーンブース30内はクリ
ーンルームより陽圧になっているため、クリーンルーム
からの空気の流入を防止することができ、内部のクリー
ン度をクリーンルームのクリーン度に左右されることな
く清浄度クラス10に保持することができる。
【0040】一方、検査装置の装置本体7内では第1、
第2FFU14、15によりサイドフローを作ってい
る。装置本体7の収納空間2では開口部2Aからクリー
ンブース30内の空気のダウンフローが流入し、ここで
サイドフローと合流し前述したように搬送空間4へ流れ
る。サイドフローは前述した場合と同様の挙動を示すた
め、その説明は省略する。
【0041】従って、本実施形態によれば、検査装置の
装置本体7を囲むクリーンブース30を設けると共に、
このクリーンブース30の天面33から下方に向かって
流れる除塵された空気のダウンフローを作る第3送風手
段36をクリーンブース30に設けたため、クリーンブ
ース30内をクリーンルームより高いクリーン度に保持
し、ひいては装置本体7内の空気のクリーン度をより高
めることができる他、前記実施形態と同様の作用効果を
期することができる。また、クリーンブース30内の圧
力をそのクリーンルームの圧力よりも高く設定したた
め、クリーンルームからのクリーンブース30内への空
気の流入を防止することができ、クリーンブース30内
を検査装置の設置環境に左右されることなく清浄度クラ
ス10に保持することができる。また、装置本体7内の
空気を循環使用するクローズドシステムになっているた
め、装置本体7内でパーティクルが発生してもクリーン
ルームへ排出される虞がない。
【0042】また、検査時に半導体ウエハ1に対するパ
ーティクルの付着をより確実に防止する場合には、例え
ば図9に示すように上記ウエハチャック5に例えばUL
PAフィルター41を付設し、このULPAフィルター
41に空気配管42から空気を送り、除塵後の空気をウ
エハチャック5上の半導体ウエハ1に吹き付けるように
しても良い。また、ULPAフィルターをリング状に形
成し、このULPAフィルターをウエハチャック5の上
方に付設し、半導体ウエハ1の全周へ除塵後の空気を送
風するようにしても良い。
【0043】更に、検査空間6内でパーティクル発生源
からのパーティクルの飛散を防止する場合には、例えば
図10に示すように検査空間6内のアライメントブリッ
ジ12のガイドレールのような摺動部12Aにカバー5
1を設け、このカバー51により摺動部12Aで発生す
るパーティクルが飛散するのを防止するようにしても良
い。その他の摺動部にも同様に対策を講じることができ
る。また、ウエハチャック5の制御用ケーブルが受ける
ケーブルベア等の摺動部には発塵し難い四フッ化樹脂等
からなるテープを張り付けて発塵を防止するようにして
も良い。
【0044】また、ウエハチャック5が半導体ウエハ1
を所定温度に加熱してその電気的検査を行うホットチャ
ック5Aの場合には、検査空間6内の空気のサイドフロ
ーにより半導体ウエハ1に温度分布ができ、所定温度に
おける正確な検査をできなくなる虞がある。このような
場合には、図11の(a)、(b)に示すように、ホッ
トチャック5Aのサイドフローの上流側に防風カバー6
1を設け、この防風カバー61により半導体ウエハ1に
対してサイドフローが直接当たらないようにして、半導
体ウエハ1の温度分布を防止することができる。
【0045】
【実施例】本実施例では、本発明の検査装置のパーティ
クルの除去効果を観るための試験を行った。この試験で
は従来の検査装置と本発明の検査装置の図12の
(a)、(b)に示す測定ポイントa〜h(収納空間及
び搬送空間内)及び測定ポイント1〜9(検査空間内)
で気中のパーティクルの分布を計測し、また、各空間に
放置された半導体ウエハに付着したパーティクルを計測
した。計測環境としては図13に示す設置条件下で計測
し、その計測には下記〜の計測機器を用いた。各計
測結果は図14〜図18に示した。尚、図13〜図18
において、A及びCは従来の検査装置の設置条件を示
し、B、Dは本発明の検査装置の設置条件を示す。ま
た、従来の検査装置としては装置本体の背面側に排気フ
ァンを付設したものを用いた。
【0046】〔計測機器〕 レーザパーティクルカウンタ μLPC−110(P
MS社製) 空気を1.0ft/分で吸引量で吸引し、0.1μm以
上の気中パーティクルを1分間に2回計測した。 熱線式風速計 モデル6521(日本カノマックス社
製) ウエハ表面欠陥検査装置 サーフスキャン6200
(テンコール社製) 半導体ウエハ表面の0.2μm以上のパーティクルをエ
ッジカット5mmで計測した。
【0047】図14は図13の設置条件A、Bの場合の
図12に示す各測定ポイントにおける気中のパーティク
ル数の計測結果を示している。この結果によれば、収納
空間のインデクサではカバーを開いた状態では従来装
置、本発明装置共にパーティクルが殆ど検出されなかっ
た。しかし、カバーを閉じると本発明装置の方がパーテ
ィクル数が少ないことが判る。また、ピンセットあるい
はウエハチャック等の駆動機構のある搬送空間や検査空
間では従来装置と本発明装置とではパーティクル数に顕
著な差が認められ、本発明装置の場合にはパーティクル
が殆ど排気されて残留していないのに対し、従来装置の
場合にはパーティクルが排気され難く多数残留している
ことが判る。
【0048】図15は図13の設置条件C、Dの場合の
図12に示す各測定ポイントにおける気中のパーティク
ル数の計測結果を示している。この結果によれば、収納
空間のインデクサではカバーを開いた状態では従来装
置、本発明装置共にパーティクルが収納空間内に侵入す
るなどして多数のパーティクルが検出された。しかし、
カバーを閉じると従来装置、本発明装置共にパーティク
ル数が減少しているが、本発明装置の方が顕著に減少
し、パーティクルが排出されていることが判る。また、
搬送空間及び検査空間では図14と同様の傾向が認めら
れ、本発明装置の場合にはパーティクルの殆どが排気さ
れ、残留パーティクル数が極めて少ないことが判る。
【0049】図16の(a)、(b)は図13の設置条
件A、Bの場合のインデクサ(収納空間)、ピンセット
(搬送空間)及びウエハチャック(検査空間)にそれぞ
れ半導体ウエハを12時間放置し、その放置半導体ウエ
ハに付着したパーティクル数の計測結果を示している。
尚、検査は従来装置及び本発明装置についてそれぞれ2
回行い、それぞれの結果と2回の平均値を示している。
この結果によれば、本発明装置の結果を示す同図の
(b)からも明らかなように、従来装置の結果を示す同
図(a)と比べて収納空間、搬送空間及び検査空間のい
ずれにおいても半導体ウエハに対するパーティクルの付
着数が格段に少ないことが判る。このことから本発明装
置の場合にはいずれの空間においてもパーティクルが効
果的に排出され、パーティクルが半導体ウエハへ殆ど付
着しないことが判る。
【0050】図17は、図13の設置条件A、Bの場合
で、それぞれの装置から25枚の半導体ウエハをカセッ
トから順次取り出し、それぞれについて検査を行った後
カセットの元の位置に戻した後、カセットのスロットナ
ンバー1、13及び24(カセットの一番下の位置、下
から13番目の位置及び下から24番目の位置)の半導
体ウエハにそれぞれ付着したパーティクル数をそれぞれ
2回ずつ計測し、その計測結果の平均値を示している。
また、比較のためにクリーンルームにウエハを60分放
置し、そのウエハに付着したパーティクル数の計測結果
を示した。尚、この計測では上記3枚の半導体ウエハと
してはモニターウエハを用い、他の残りのウエハとして
はダミーウエハを用いた。この計測結果によれば、本発
明装置の場合にはウエハに付着するパーティクル数が従
来装置と比較してかなり少なく、しかもその付着量はカ
セット内の位置に殆ど左右されないことが判る。また、
クリーンルーム内に放置されたものよりもパーティクル
の付着数が少ないことが判る。
【0051】図18は、図17の場合と同様の計測を図
13の設置条件C、Dについて行った計測結果を示して
いる。この結果によれば、クリーンルームの清浄度が悪
いほど本発明装置は顕著な効果を示すことが判る。
【0052】尚、本発明は上記実施形態に何等制限され
るものではない。要は、検査装置の装置本体の一側面に
その側面から対向側面に向かって流れる水平空気流を作
る送風手段を設けると共に、少なくとも上記対向側面に
水平空気流を排出する排気手段を設けたものであれば、
本発明に包含される。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1及び請求項3に記載の
発明によれば、装置本体内で塵埃等のパーティクルが発
生したり装置本体内にパーティクルが侵入したりするこ
とがあっても、そのパーティクルを水平空気流に乗せて
装置本体内の各空間から乱気流を抑制しながら効果的に
排出、除去することができ、また、収納空間及び搬送空
間の水平気流と検査空間の水平気流を個別に制御でき、
ひいては被処理体へのパーティクルの付着を防止するこ
とができるクリーン度の高い検査装置を提供することが
できる。
【0054】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、装置本体内で塵埃等のパーティ クルが発生したり
装置本体内にパーティクルが侵入したりすることがあっ
ても、そのパーティクルを水平空気流に乗せて装置本体
内の載置台における乱気流を抑制しながら装置本体内か
ら効果的に排出、除去することができ、ひいては被処理
体へのパーティクルの付着を防止することができるクリ
ーン度の高い検査装置を提供することができる。
【0055】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、請求項3に記載の発明において、収納空間及び搬
送空間での送風量を軽減したクリーン度の高い検査装置
を提供することができる。
【0056】また、本発明の請求項5に記載の発明によ
れば、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項
に記載の発明において、載置台を介して被処理体を加熱
して検査する際に、載置台上の被処理体の温度分布を防
止することができるクリーン度の高い検査装置を提供す
ることができる。
【0057】また、本発明の請求項6に記載の発明によ
れば、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の発明
において、クリーンルームから独立したクリーン度の高
い検査装置を提供することができる。
【0058】また、本発明の請求項7に記載の発明によ
れば、請求項6に記載の発明において、外部からパーテ
ィクルが侵入する虞がないクリーン度の高い検査装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査装置の一実施形態を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す検査装置の気流を説明するための断
面図である。
【図3】図1に示す検査装置の搬送空間の要部を示す部
分斜視図である。
【図4】図1に示す検査装置の収納空間及び搬送空間と
検査空間との仕切板を示す斜視図である。
【図5】図1に示す検査装置の検査空間の底面を取り出
して示す斜視図である。
【図6】図1に示す検査装置の検査空間の概略を示す平
面図である。
【図7】図1に示す検査装置のウエハチャックを示す部
分断面図である。
【図8】本発明の検査装置の他の実施形態を示す斜視図
である。
【図9】本発明の検査装置に好適に適用できるウエハチ
ャックを示す斜視図である。
【図10】本発明の検査装置に好適に適用できるアライ
メント機構を示す正面図である。
【図11】(a)、(b)は本発明の検査装置に好適に
適用できるウエハチャックを示す斜視図である。
【図12】(a)はパーティクルの計測ポイントの平面
位置を示す平面図、(b)は(a)のパーティクルの計
測ポイントの高さ位置を示す正面図である。
【図13】パーティクルを計測する場合の本発明の検査
装置及び従来の検査装置の設置条件を示す一覧図であ
る。
【図14】図13に示す設置条件A、Bにおける気流パ
ーティクルの計測結果を示すグラフである。
【図15】図13に示す設置条件C、Dにおける気流パ
ーティクルの計測結果を示すグラフである。
【図16】(a)は図13に示す設置条件Aの各空間に
放置した半導体ウエハに付着したパーティクルの計測結
果を示すグラフ、(b)は図13に示す設置条件Bの各
空間に放置した半導体ウエハに付着したパーティクルの
計測結果を示すグラフである。
【図17】図13に示す設置条件A、Bの検査装置を駆
動した場合に、カセット内の各スロットの半導体ウエハ
に付着したパーティクルを計測した結果を示すグラフで
ある。
【図18】図13に示す設置条件C、Dの検査装置を駆
動した場合に、カセット内の各スロットの半導体ウエハ
に付着したパーティクルを計測した結果を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 半導体ウエハ 2 収納空間 2A 開口部 3 ピンセット(搬送機構) 4 搬送空間 5 ウエハチャック(載置台) 6 検査空間 7 装置本体 8 仕切板(仕切部材) 9 パーティション(空気導入部材) 14 第1送風手段 15 第2送風手段 16 排気ダクト(排気手段) 30 クリーンブース(除塵室) 36 第3送風手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/66 - 21/68 F24F 7/06 G01R 31/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体を収納する収納部と、この収納
    部の被処理体を搬送する搬送機構と、この搬送機構によ
    り搬送された被処理体を載置する載置台と、この載置台
    上の被処理体と接触してその電気的検査を行う接触子と
    を装置本体内に備えた検査装置において、上記装置本体
    内の空間をその一側面からその対向側面に向かって流れ
    る水平空気流を作る送風手段を上記一側面に設けると共
    に、少なくとも上記対向側面に上記水平空気流を排出す
    る排気手段を設け、更に上記空間のコーナー部に水平空
    気流の滞留を防止する丸みを付けたことを特徴とする検
    査装置。
  2. 【請求項2】 被処理体を収納する収納部と、この収納
    部の被処理体を搬送する搬送機構と、この搬送機構によ
    り搬送された被処理体を載置する載置台と、この載置台
    上の被処理体と接触してその電気的検査を行う接触子と
    を装置本体内に備えた検査装置において、上記装置本体
    内の空間をその一側面からその対向側面に向かって流れ
    る水平空気流を作る送風手段を上記一側面に設けると共
    に、少なくとも上記対向側面に上記水平空気流を排出す
    る排気手段を設け、更に肉厚の断面形状が外周から内周
    に向かって漸増するリング状の整流部材を上記載置台の
    外周に装着したことを特徴とする検査装置。
  3. 【請求項3】 上記装置本体は、被処理体を収納する収
    納空間と、この収納空間の後方に配置され且つ上記被処
    理体を搬送機構により搬送する搬送空間と、この搬送空
    間の搬送機構を介して被処理体を載置台において授受し
    且つ載置台上の被処理体の電気的検査を行う検査空間と
    からなり、且つ、上記収納空間及び上記搬送空間は開閉
    扉を有する仕切部材によって上記検査空間から仕切られ
    てなり、また、上記送風手段は上記収納空間の正面側に
    配設された第1送風手段と、上記検査空間の正面側に配
    設された第2送風手段とを備えたことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 上記収納空間の上面の開口部に空気導入
    部材を設け、この空気導入部材及び開口部を介して空気
    を取り込むことを特徴とする請求項3に記載の検査装
    置。
  5. 【請求項5】 上記載置台の上面に上記水平空気流を直
    接当てない防風カバーを 上記載置台に設けたことを特徴
    とする請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項
    に記載の検査装置。
  6. 【請求項6】 上記装置本体を囲む除塵室を設けると共
    に、この除塵室の天面から下方に向かって流れる除塵さ
    れた空気流を作る第3送風手段を設けたことを特徴とす
    請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の検査装
    置。
  7. 【請求項7】 上記除塵室内の圧力をその外部の圧力よ
    りも高く設定したことを特徴とする請求項6に記載の検
    査装置。
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