JP3237700B2 - 誤り検出方法及び誤り検出システム - Google Patents
誤り検出方法及び誤り検出システムInfo
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Description
RC(Cyclical RedundancyChe
ck)符号化方式に関し、特に、誤り検出能力を高める
移動体データ通信CRC符号化方式に関する。
る高速データ伝送方式では、CRC符号化法が用いられ
ている。従来のCRC符号化法は財団法人 電波システ
ム開発センターが策定したデジタル方式自動車電話シス
テムの標準規格であるRCRSTD−27Dに記載され
ている。
C符号化法はCRC−16とCRC−CCITTの2種
類のCRCを備えている。どちらのCRC符号化法もデ
ータのMSB(Most Significant B
it)を先頭にしてCRC符号器へ情報入力し、CRC
符号をMSBから付加している。以下に従来のCRC−
16符号の計算を説明する。 [従来のCRC−16符号の計算]送信すべき各ビット
をMSBから順に、 a191 ,a190 ,a189 ,…a2 ,a1 ,a0 計算で求められる各ビットをMSBから順に、 b191 ,b190 ,b189 ,…b2 ,b1 ,b0 求められるCRC−16符号の各ビットをMSBから順
に、 c15,c14,c13,…c2 ,c1 ,c0 とすると、次の数1でCRC−16符号を求めることが
できる。
ことで、c15〜c0 を求めることができる。尚、a191
〜a0 、b191 〜b0 、c15〜c0 の計算はすべてmo
d2(0+0=1+1=0,0+1=0−1=1)であ
る。
る。
に際しては、伝送区間の外乱等の原因により、受信した
データに対し先頭のビットの欠落や余分なビットの追加
が発生する場合がある。
は受信したデータは元のデータをビットシフトしたよう
に見える状態で受信され、符号誤りのチェック時に誤り
なしと判断される確率が高くなる。これはCRC−16
とCRC−CCITTは共に符号化器としてシフトレジ
スタを使用しているためである。
したデータが受信側で先頭の1ビット欠落してビットシ
フトした場合、従来のCRC−16符号の計算方法では
どうなるかを次に説明する。 [1ビット欠落したときの従来のCRC−16符号の計
算]従来のCRC−16符号の計算により送信されたデ
ータが、受信側で最初の1ビット欠落した場合、受信側
の受信データはa191 が欠け、MSBから次の数4のよ
うになる。
計算で求められる解の各ビットをMSBから b’191 ,b’190 ,b’189 ,…b’2 ,b’1 ,
b’0 求められるCRC−16符号の各ビットをMSBから c’15,c’14,c’13,…c’2 ,c’1 ,c’0 とすると、次の数5であり、
認識する。
6符号の計算方法]の結果を加味して計算を行うと、下
記の数7の結果を得る。尚、a191 =0と考えるのは、
解の各ビット、CRC−16符号の各ビットにa191 を
加える場合と加えない場合が発生するため、a191 =0
の条件は必須のためである。
トが欠落した場合でも、受信側では正しいデータとして
認識してしまう。 [終わり]本発明が解決しようとする課題は、従来のC
RC符号化方式が有する誤り検出能力を損なうことな
く、受信データがビットシフトした場合でも高い誤り検
出能力を有するCRC符号化方式を提供することであ
る。
式は、CRC−16とCRC−CCITTを両方用いて
符号化し、CRC−16とCRC−CCITTの計算に
おいて、それぞれの符号化で情報入力の順番を変える。
の情報入力をデータのLSB(Least Sigin
ificant Bit)から入力し、CRC−CCI
TT符号化器への情報入力をデータのMSBから入力す
る。
T符号化器への情報入力の順番を持ちつつ、受信データ
が見かけ上のビットシフトした場合の誤り検出を高め
る。
SBから入力するCRC−16符号化器と、データをM
SBから入力するCRC−CCITT符号化器を含む。
RC−16符号の計算について説明する。 [本発明の第1の実施の形態によるCRC−16符号の
計算]送信すべき各ビットをMSBから順に a191 ,a190 ,a189 ,…,a2 ,a1 ,a0 計算で求められる解の各ビットをMSBから順に B191 ,B190 ,B189 ,…,B2 ,B1 ,B0 求められるCRC−16符号の各ビットをMSBから順
に C15,C14,C13,…,C2 ,C1 ,C0 とすると、次の数8でCRC−16符号を求めることが
できる。
のようにしてC15〜C0を求めることができる。尚、a
191 〜a0 、B191 〜B0 、C15〜C0 の計算はすべて
mod2(0+0=1+1=0,0+1=0−1=1)
である。
なる。
トが欠落してビットシフトしたとき、上述の[本発明の
第1の実施の形態によるCRC−16符号の計算]によ
るとどのように計算されて誤りが検出されるかを説明す
る。 [本発明の第1の実施の形態による誤り検出]本発明の
CRC−16符号の計算により送信されたデータが、受
信側で最初の1ビット欠落した場合、受信側の受信デー
タはa191 が欠け、MSBから次の数11のようにな
る。
−16符号を求める式に当てはめてみる。計算で求めら
れる解の各ビットをMSBから B’191 ,B’190 ,B’189 ,…B’2 ,B’1 ,
B’0 求められるCRC−16符号の各ビットをMSBから C’15,C’14,C’13,…,C’2 ,C’1 ,C’0 とすると、次の数12であり、
として認識する。
計算]の結果を加味して計算を行うと、下記の数14の
結果を得る。尚、C15=0と考えるのは解の各ビット、
CRC−16符号の各ビットにC15を加える場合と加え
ない場合が発生するため、C15=0の条件は必須のため
である。
受信側で受信データの最初の1ビットが欠落した場合で
も誤りとして認識する確率が高くなっている。 [終わり]このように、CRC−16とCRC−CCI
TTの情報入力の順番を変えることで、CRC−CCI
TTの符号化器は従来と同じため、従来のCRC−CC
ITTで検出できていた誤りはそのまま検出可能とな
る。受信側でデータが見かけ上ビットシフトして誤った
場合に、CRC−CCITTにて誤りなしとされた場合
でも、本発明の第1の実施の形態によれば誤りを検出す
ることができる。
6符号をLSBから送出するCRC−16符号化器と、
CRC−CCITT符号をMSBから送出するCRC−
CCITT符号化器を含む。
RC−16符号を反転して送信されたデータの最初の1
ビットが欠落した場合のCRC−16符号の計算を説明
する。 [本発明の第2の実施の形態による誤り検出]CRC−
16符号を反転して送信されたデータが受信側で最初の
1ビット欠落した場合、受信側の受信データはa191 が
欠け、MSBから次の数16のようになる。
計算で求められる解の各ビットをMSBから順に b*’191 ,b*’190 ,b*’189… b*’2 、b
*’1 、b*’0 求められるCRC−16符号の各ビットをMSBから順
に c*’15,c*’14,c*’13,…c*’2 ,c
*’1 ,c*’0 とすると、次の数17であり、
して認識する。
算]の結果を加味して計算を行うと、下記の数19の結
果を得る。尚、a191 =0と考えるのは、解の各ビッ
ト、CRC−16符号の各ビットにa191 を加える場合
と加えない場合が発生するため、a191 =0の条件は必
須のためである。
ることから、受信側で受信データの最初の1ビットが欠
落した場合でも、誤りとして認識する確率が高くなって
いる。 [終わり]このように、CRC−16とCRC−CCI
TTの符号の送出順番を変えることで、CRC−CCI
TTの符号化器は従来と同じため、従来のCRC−CC
ITTで検出できていた誤りはそのまま検出可能とな
る。しかも、受信側でデータがビットシフトし、CRC
−CCITTにて誤りなしとされた場合でも、上述の
[本発明の第2の実施の形態による誤り検出]により誤
りを検出することができる。
SBから入力するCRC−16符号化器と、データをL
SBから入力するCRC−CCITT符号化器を含む。
発明の第1の実施の形態によるCRC−16符号の計
算]及び[本発明の第1の実施の形態による誤り検出]
において、CRC−16の生成多項式をCRC−CCI
TTの多項式に置き換えることによって説明される。こ
れにより本発明の第3の実施の形態は第1の実施の形態
と同様の結果を得ることができる。
6符号をMSBから送出するCRC−16符号化器と、
CRC−CCITT符号をLSBから送出するCRC−
CCITT符号化器を含む。
発明の第2の実施の形態による誤り検出]において、C
RC−16の生成多項式をCRC−CCITTの多項式
に置き換えることにより説明される。これにより本発明
の第4の実施の形態は第2の実施の形態と同様の結果を
得ることができる。
第1の実施例は本発明の第1の実施の形態に対応する。
を、入力データの最後から順番に出力するデータ反転部
1に入力後、CRC−16符号化器2へ出力する。
とした送信データからCRC−16符号を求め、LSB
を先頭とした送信データに引き続き、CRC−16符号
を出力する。
ータの最後から順番に出力するデータ反転部3に入力
し、CRC−16符号である最後の16ビットになった
ところで、前記データ反転部3の出力をCRC−CCI
TT符号化器4に入力し、CRC−16符号である最後
の16ビットを前記CRC−CITT符号化器4にその
ままの順番で入力する。
ータとCRC−16符号からCRC−CCITT符号を
求め、送信データとCRC−16符号に引き続き、CR
C−CCITT符号を送出する。
ITT符号化器14に順番に入力し、前記CRC−CC
ITT符号化器14内のデータがすべて0であるとき
に、誤りなしとする。
力から、CRC−CCITT符号である最後の16ビッ
トを削除したデータを、入力データの最後から順番に出
力するデータ反転部13に入力し、CRC−16符号で
ある最後の16ビットになったところで、前記データ反
転部13の出力をCRC−16符号化器12に入力し、
CRC−16符号である最後の16ビットを前記CRC
−CCITT符号化器12にそのままの順番で入力す
る。
がすべて0であるときに、誤りなしとし、CRC−16
符号である最後の16ビットを削除したデータを、入力
データの最後から順番に出力するデータ反転部11に入
力後、受信データとして出力する。
この例は本発明の第2の実施の形態に対応する。
をCRC−16符号化器2へ入力する。
らCRC−16符号を求め、送信データに引き続き、C
RC−16符号を出力する。
CITT符号化器4に入力し、CRC−16符号である
最後の16ビットになったところで、データ反転部13
に入力し、出力を前記CRC−CCITT符号化器4に
入力する。
ータとCRC−16符号からCRC−CCITT符号を
求め、送信データとCRC−16符号に引き続き、CR
C−CCITT符号を送出する。
ITT符号化器14に順番に入力し、前記CRC−CC
ITT符号化器14内のデータがすべて0であるとき
に、誤りなしとする。
力から、CRC−CCITT符号である最後の16ビッ
トを削除したデータを、そのままの順番でCRC−16
符号化器12に入力し、CRC−16符号である最後の
16ビットになったところで、データ反転部13に入力
し、出力を前記CRC−16符号化器12に入力する。
がすべて0であるときに、誤りなしとし、CRC−16
符号である最後の16ビットを削除したデータを、受信
データとして出力する。
は本発明の第3の実施の形態に対応する。
る位置を変更しただけで、同じ動作となる。
は本発明の第4の実施の形態に対応する。
る位置を変更しただけで、同じ動作となる。
づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が
可能であることは勿論である。
トした場合でも、誤り検出能力が高くなることである。
ITT、双方の符号化気に情報入力を逆にすることで、
ビットシフトが発生した場合にも誤り検出が高くなるこ
とである。
ャートである。
ャートである。
ャートである。
ャートである。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 CRC(Cyclic Redunda
ncy Check)符号を元に誤り検出を行なう方法
において、 送信データのビット位置の順番を反転する段階と、 反転した送信データを元に第1のCRC符号化器によっ
て第1のCRC符号を生成する段階と、 前記送信データ及び第1のCRC符号を元に第2のCR
C符号化器によって第2のCRC符号を生成する段階
と、 前記送信データ、第1及び第2のCRC符号を伝送する
段階と、 前記送信データ、第1及び第2のCRC符号を元に誤り
検出を行なう段階とを含むことを特徴とする誤り検出方
法。 - 【請求項2】 伝送先の装置で行なう誤り検出のため、
伝送元の装置にCRC符号化処理を実行させるプログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体におい
て、 送信データのビット位置の順番を反転する処理と、 反転した送信データを第1のCRC符号化方法に従って
符号化し、第1のCRC符号を生成する処理と、 前記送信データ及び第1のCRC符号を第2のCRC符
号化方法に従って符号化し、第2のCRC符号を生成す
る処理と、 前記送信データ、第1及び第2のCRC符号を伝送する
処理とを伝送元の装置に実行させることを特徴とするプ
ログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項3】 伝送元の装置から受信した送信データか
ら誤りを検出する処理を伝送先の装置に実行させるプロ
グラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体にお
いて、 送信データ、ビット位置の順番を反転させた前記送信デ
ータを第1の符号化方法により符号化して生成した第1
のCRC符号、及び、前記送信データ及び第1のCRC
符号を第2の符号化方法により符号化して生成した第2
のCRC符号を伝送元の装置から受信する処理と、 前記送信データ、第1及び第2のCRC符号を元に誤り
検出を行なう処理とを伝送先の装置に実行させることを
特徴とするプログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項4】 CRC符号を元に伝送中の誤り検出を行
なうシステムにおいて、 送信データのビット位置の順番を反転する段階と、 前記反転した送信データを元に第1のCRC符号を生成
する第1のCRC符号化器と、 前記送信データ及び第1のCRC符号を元に第2のCR
C符号を生成する第2のCRC符号化器と、 前記送信データ、第1及び第2のCRC符号を伝送する
手段と、 前記第2のCRC符号を復号して誤りを検出する手段
と、 前記第1のCRC符号を復号して誤りを検出する手段と
を備えることを特徴とする誤り検出システム。 - 【請求項5】 請求項4に記載の誤り検出システムにお
いて、前記第1のCRC符号はCRC−16符号であ
り、前記第2のCRC符号はCRC−CCITT符号で
あることを特徴とする誤り検出システム。 - 【請求項6】 請求項4に記載の誤り検出システムにお
いて、前記第1のCRC符号はCRC−CCITT符号
であり、前記第2のCRC符号はCRC−16符号であ
ることを特徴とする誤り検出システム。
Priority Applications (2)
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JP27068697A JP3237700B2 (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 誤り検出方法及び誤り検出システム |
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-
1998
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