JPH08115230A - プロセッサの制御方法及びプログラム監視装置 - Google Patents

プロセッサの制御方法及びプログラム監視装置

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JPH08115230A
JPH08115230A JP6252408A JP25240894A JPH08115230A JP H08115230 A JPH08115230 A JP H08115230A JP 6252408 A JP6252408 A JP 6252408A JP 25240894 A JP25240894 A JP 25240894A JP H08115230 A JPH08115230 A JP H08115230A
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program
calculation
processor
parameter
cyclic code
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JP6252408A
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Kiyoshi Utsugi
潔 宇都木
Masato Ito
正人 伊藤
Rika Nishiike
理香 西池
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はプログラム制御での種々の信号処理
を行うプロセッサの制御方法に関し、装置の小型化を図
ってプログラムの暴走監視を行うことを目的とする。 【構成】 初期化後に所定のパラメータで巡回符号の演
算を行って第1の演算結果を格納し(S1,S2)、本
体プログラム実行時に同じパラメータで巡回符号の演算
を行って第2の演算結果を格納する(S3〜S5)。そ
して、第1及び第2の演算結果を読み出して比較し、不
一致のときにプログラム暴走と判断すると共に、一致す
るときにプログラム正常と判断する(S6)構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラム制御での種
々の信号処理を行うプロセッサの制御方法に関する。近
年、信号伝送装置にプログラム制御可能なデジタル信号
プロセッサ(DSP)を搭載して、例えば音声、画像の
符号化、エコーキャンセラ等の種々な信号処理を行わせ
ている。この場合、電源の瞬断によるプログラムのデッ
ドロック等のプログラム暴走を監視する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図14に、従来のプログラムの暴走監視
の説明図を示す。図14(A)において、DSP11の
プログラムの暴走監視を監視回路12が行う、DSP1
1には処理単位である例えばフレーム信号FRMが入力
されると共に、リセット信号RSTが入力される。DS
P11は交番信号STを監視回路12に送出する。
【0003】監視回路12は、タイマを備えており、交
番信号STに基づいてプログラムが暴走しているか否か
を検出し、暴走していれば監視リセット信号RST2
(立下り信号)を送出する。また、初期状態でDSP1
1をリセットさせる初期リセット信号RST1(立下り
信号)が入来し、該監視リセット信号RST2と共にア
ンドゲート回路13に入力される。アンドゲート回路1
3の出力(立下り)がリセット信号RSTとしてDSP
11に入力される。
【0004】そこで、図14(B)のタイミングチャー
トでその動作を説明すると、まず初期リセット信号RS
T1でDSP11はリセット状態となり、その後フレー
ム信号FRMが入力されると交番信号STを監視回路1
2に出力する。監視回路12では、交番信号STの立上
り時より時間を計測し、所定時間(フレーム信号FRM
の一周期)経過しても交番信号STが立下らず、すなわ
ちフレーム毎に“0”,“1”の交番信号を受け取れな
い場合にプログラムの暴走と判断して監視リセット信号
RST2をDSP11に出力してリセットさせるもので
ある。すなわち、DSP11のリセットには本来の初期
リセットとプログラムが暴走したときの監視リセットの
2種類存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方式で
プログラムの暴走監視を行うことは、本来の信号処理を
行うDSP11以外に監視回路12を付加する必要があ
り、携帯端末装置のように小型化が要求されるものにつ
いては装置が大型化するという問題がある。そこで、本
発明は上記課題に鑑みなされたもので、装置の小型化を
図りつつプログラムの暴走監視を行うデジタル信号プロ
セッサの制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の原理説
明図を示す。図1において、請求項1では、プログラム
制御により入来する信号のデータの所定の処理を行うプ
ロセッサの制御方法において、まず、所定のパラメータ
により巡回符号の演算を行う(ステップ(S)1)。
【0007】該演算による第1の演算結果を格納する
(S2)。所定のプログラム実行の際(S3)に、前記
パラメータにより巡回符号の演算を行う(S4)。該演
算による第2の演算結果を格納する(S5)。そして、
格納した第1の演算結果と第2の演算結果とを比較し、
不一致でプログラム暴走と判断し、一致でプログラム正
常と判断する(S6)。
【0008】請求項2では、請求項1記載のパラメータ
は、予め設定され、又は前記データより抽出される。請
求項3では、請求項1又は2記載のプログラムが所定数
のモジュールで構成され、該モジュール内で前記パラメ
ータによる巡回符号の演算を行って前記第2の演算結果
を得る。
【0009】請求項4では、請求項1又は2記載のプロ
グラム制御でデジタルフィルタを実行させる場合に、フ
ィルタリング時に使用されるデータ及び係数の少なくと
も一方を前記パラメータとして前記巡回符号の演算を行
って前記第1及び第2の演算結果を得る。請求項5で
は、請求項1又は2記載のプログラム制御で前記データ
をフレーム処理する場合に、過去数フレームの選択され
たフレーム数を前記パラメータとして前記巡回符号の演
算を行って前記第1及び第2の演算結果を得る。
【0010】請求項6では、請求項1又は2記載のプロ
グラム制御で前記データをフレーム処理する場合に、所
定のフレームを分割し、該分割した部分ごとに前記パラ
メータにより前記巡回符号の演算を行って前記第1及び
第2の演算結果を得る。請求項7では、プログラム制御
により入来する信号のデータの所定の処理を行うプロセ
ッサのプログラム監視装置において、予め設定され又は
前記データより抽出されたパラメータにより巡回符号の
演算を行うものであって、少なくとも所定処理の初期時
と所定プログラム実行時に該パラメータに基づいて演算
を行い、第1及び第2の演算結果を得る巡回符号演算手
段と、該第1及び第2の演算結果を格納する格納手段
と、該格納手段より該第1及び第2の演算結果を読み出
して比較を行い、不一致でプログラム暴走と判断し、一
致でプログラム正常と判断する比較手段と、を有して構
成する。
【0011】請求項8では、請求項7記載の巡回符号演
算手段は、所定数の遅延回路及び論理回路の閉ループ回
路より構成される。請求項9では、請求項7又は8記載
の巡回符号演算手段は、前記パラメータを記憶するメモ
リ部を備える。
【0012】
【作用】上述のように請求項1,2,7の発明では、所
定のパラメータで巡回符号の演算を行うに際してプログ
ラム実行前後に行って第1と第2の演算結果を得て格納
し、当該第1と第2の演算結果を比較して不一致でプロ
グラム暴走と判断し、一致でプログラム正常と判断す
る。これにより、外部回路を用いることなく小型化を図
ってプログラム暴走を監視することが可能となる。
【0013】請求項3又は6の発明では、巡回符号の演
算をプログラムを構成するモジュール内、又はフレーム
分割した部分ごとに行う。これにより、プログラム暴走
の時間を短縮させることが可能となる。請求項4又は5
の発明では、巡回符号の演算を行うパラメータとして、
デジタルフィルタのデータ及び係数、又はフレーム処理
時のフレーム数を用いる。これにより、フィルタリング
又はフレーム処理においても小規模構成でプログラム暴
走を監視することが可能となる。
【0014】請求項8の発明では、巡回符号演算手段を
所定数の遅延回路及び論理回路の閉ループ回路で構成す
る。これにより、小規模回路でプログラム暴走を監視す
ることが可能となる。請求項9の発明では、巡回符号演
算手段がパラメータを記憶させる所定数メモリ部を備え
る。これにより、本来の処理を行うためのパフォーマン
スの低下を防止し、一のメモリ値の破壊を容易に検出可
能にプログラム暴走を監視することが可能となる。
【0015】
【実施例】図2に、本発明の第1実施例の構成図を示
す。図2(A)はプログラム監視装置を含むプロセッサ
としてのデジタル信号プロセッサ(DSP)21の主要
部分の概略構成図を示したもので、プロセッサ演算部本
体22が比較判断手段を含む演算論理ユニット(AL
U:Arithmetic and Logic Un
it)を含む本体ALU部23と、格納手段であるメモ
リ24を備え、バス25に接続される。
【0016】また、バス25には巡回符号演算手段であ
るCRC(Cycle Redundancy Che
ck)演算回路26が接続される。CRC演算回路26
は、図2(B)に示されるように、入力データ(パラメ
ータ)が2入力の排他論理和回路(EOR)311 を介
してレジスタで構成される遅延回路321 に入力され、
その出力がEOR312 を介して遅延回路322 に入力
される。遅延回路322 の出力はEOR313 を介して
遅延回路323 に入力される。遅延回路322 の出力は
EOR313 を介して遅延回路323 に入力され、その
出力が遅延回路324 の出力は、それぞれEOR311
〜313 にフィードバックされて閉ループ回路が構成さ
れる。
【0017】そして、各遅延回路321 〜324 よりパ
ラレルに取り出され、例えばX0 ,X1 ,X2 ,X4
演算結果G(X)=X4 +X2 +X1 +X0 の生成多項
式で表わされる。この場合、生成多項式をどのように設
定するかは誤り検出率の設定で決定される。すなわち、
CRC演算回路26は、予め設定され、又は入来若しく
は処理データ(デジタル信号)より抽出され、パラメー
タに基づいて処理初期時点と本体プログラム実行時点で
同じパラメータを用いてCRC演算を行い、第1及び第
2の演算結果を得る。
【0018】メモリ24は、本体プログラムが記録され
ると共に、上記第1及び第2の演算結果を格納する。本
体ALU部23は、所定の本体プログラムの実行後に当
該第1及び第2の演算結果を比較し、不一致のときには
プログラム暴走と判断し、一致するときにはプログラム
正常と判断するものである。
【0019】ここで、図3に、第1実施例の動作フロー
チャートを示す。図3において、まず、プログラム実行
前に初期化動作としてプログラムリセット及びCPC演
算回路26の各遅延回路321 〜324 をリセットする
(S11)。そこで、メモリ24に記憶されているプロ
グラム実行のためのデータよりパラメータが抽出され
(S12)、読み出される(S13)。このパラメータ
が巡回符号としてCRC演算回路26に順次入力されて
演算が行われ、パラメータの入力が終了したときの各遅
延回路321 〜324 における値の総てが演算結果とな
る(S14)。この演算結果が第1の演算結果としてメ
モリ24に格納される(S15)。
【0020】その後、メモリ24に記憶されている本体
プログラムが実行され(S16)、この際にCRC演算
回路26において、上記の同じパラメータが読み出され
て(S17)、同様の巡回符号の演算が行われる(S1
8)。この演算結果が第2の演算結果としてメモリ24
に格納される(S19)。そして、本体ALU23は、
メモリ24より第1及び第2の演算結果を取り出して比
較する(S20)。比較の結合、不一致の場合にはプロ
グラムの暴走と判断してS11でリセットを行わせて以
降を繰り返し、一致するときにはプログラムが正常と判
断してS12以降を繰り返す。
【0021】ところで、プログラムが暴走する要因とし
て電源の瞬断や雑音によりメモリ24に書き込まれたパ
ラメータが書き変わり、本来の動作と異なる。従って、
メモリ24に書き込まれたパラメータが本体プログラム
を実行している最中に書き変わると本体プログラムの実
行前後でCRC演算回路26の演算結果が異なるもので
ある。これによりプログラムの暴走を検出することがで
きるものである。
【0022】すなわち、外部回路を設けることなくDS
P21内に小規模なCRC演算回路26を設けること
で、装置の大型化が防止され、小型でプログラム暴走を
監視することができる。なお、上述の本体プログラムが
複数のモジュールで構成されている場合に、各モジュー
ルごとにCRC演算回路26で第2の演算結果を得る演
算を行わせてプログラムの暴走か否かを判断してもよ
い。これによれば、どのモジュールでプログラム暴走し
ているかを検出することができる。
【0023】次に、図4に、第1実施例の他の実施例の
構成図を示す。図4はCRC演算回路26を4つの単一
ユニットの演算基本部331 〜334 で構成したもので
ある。すなわち、演算基本部331 をEOR311 と遅
延回路321 で構成し、演算基本部332 をEOR31
2 と遅延回路322 で構成し、演算基本部333 をEO
R313 と遅延回路323 で構成し、演算基本部334
を遅延回路324 で構成したものである。この場合、遅
延回路324 の前段に一方に“1”を入力させるEOR
を設けてもよく、このようにすることで4つの演算基本
部331 〜33 4 が同じ構成とすることができる。
【0024】ここで、図5に、図4の動作フローチャー
トを示す。図5において、前提として本体プログラム
が、例えば4つのモジュールM1〜M4で構成されてい
るものとする。まず、上述と同様に初期化が行われた後
(S21)、CRC演算回路26で上述のようなパラメ
ータで第1回目の巡回符号の演算が行われ(S22)、
その第1の演算結果がメモリ24に格納される。
【0025】続いて、本体プログラムの実行にあたっ
て、本体モジュールM1の実行時に同一パラメータでC
RC演算回路26の演算基本部331 の演算が行われて
メモリ24に結果が格納され(S23)、続く本体モジ
ュールM2の実行時に演算基本部332 で演算が行われ
てメモリ24に結果が格納される(S24)。また、本
体モジュールM3の実行時に演算基本部333 で演算が
行われてメモリ24に結果が格納され(S25)、続く
本体モジュールM4の実行時に演算基本部334 で演算
が行われてメモリ24に結果が格納される(S26)。
【0026】従って、メモリ24には各演算基本部33
1 〜334 の結果が第2の演算結果として格納されるこ
とになる。そこで、本体ALU23において、メモリ2
4より第1及び第2の演算結果を取り出して比較する
(S27)。比較の結果、上述と同様に不一致の場合に
はプログラムの暴走と判断してS21でリセットを行わ
せて以降を繰り返し、一致するときにはプログラムが正
常と判断してS22以降を繰り返すものである。
【0027】このような方法によっても小型の装置でプ
ログラム暴走を監視することができるものである。な
お、本体プログラムを構成するモジュールの方が、CR
C演算回路の演算基本部の数より多くなる場合もある
が、この場合にはその差分をデータの破壊に対して敏感
なブロック(例えば後述するCELP系の音声符号器に
おけるLPC合成フィルタ等)を埋め込むこととしても
よい。
【0028】次に、図6に、本発明の第2実施例の構成
図を示す。本実施例はCRC演算回路の入力データ(パ
ラメータ)についてのものである。図6において、DS
P21で例えばCELP(Code−Excitati
on Linear Predictive Codi
ng:最適な駆動音源信号系列を探索して符号化)系の
音声符号器におけるLPC(Linear Predi
ctive Coding:線型予測符号化)合成フィ
ルタ41よりCRC演算回路26に入力データを入力さ
せるようにしたものである。
【0029】図6に示すLPC合成フィルタ41は、入
力データが減算器42に入力されるもので、減算器42
の他の入力と出力との間で、10段の遅延素子431
43 10の出力に線型予測計数α1〜α10の重み付けを
行う乗算器441 〜4410と、各乗算器441 〜4410
の出力を加算していく加算器451 〜459 とが接続さ
れ、加算器451 の出力が減算器42に入力される構成
である。
【0030】各遅延素子431 〜4310のタップ・デー
タをtap1 〜tap10で表わすとすると、このタップ
・データtap1 〜tap10が入力データとしてCRC
演算回路26に入力させたものである。因みに、音声符
号器におけるLPC合成フィルタ41は、音声を10次
の全極型フィルタで近似させるもので、音声波形のデー
タ値から線型予測して乗算器441 〜4410のフィルタ
計数α1〜α10を求めるものである。
【0031】すなわち、CRC演算回路26に、本体プ
ログラムの実行前後にタップ・データtap1 〜tap
10を入力してその第1及び第2の演算結果でプログラム
の暴走を監視するものである。ここで、図7に、第2実
施例の他の入力順序列の説明図を示す。図7は、図6に
示すCRC演算回路26にフィルタ係数α1〜α10と
タップ・データtap 1 〜tap10との両方を順次入力
データとする例を示したものである。その場合に係数と
データを16ビットで表現し、最上位ビットMSBから
最下位ビットLSBの順序列で入力する。
【0032】これによれば、当該フィルタ係数とタップ
・データとを入力データとすることで、時変であるフィ
ルタ係数が破壊されてもフィルタの安定性を図ることが
できるものである。なお、フィルタ係数及びタップ・デ
ータを高次から低次へ、またLSBからMSBへの順序
列でCRC演算回路26に入力してもよい。
【0033】このように、DSP21により処理の中で
も特に音声符号器においてプログラムが暴走した場合
に、視覚上悪影響を及ぼすパラメータとして入力信号の
信号電力や振幅あるいは残差信号の振幅があるが、これ
らのパラメータをCRC演算回路26の入力データとす
ることにより少ない入力データで演算処理量が少なくな
り、効果的なプログラム暴走を監視することができるも
のである。
【0034】次に、図8に、本発明の第3実施例の説明
図を示す。本実施例は第2実施例と同様にCRC演算回
路(26)に入力するデータ(パラメータ)について示
したものである。すなわち、DSP(21)でフレーム
処理のプログラム制御を行う場合に、DSPには図8
(A)に示すフレーム信号が入来する。このフレーム信
号の数(フレーム数)のうち、図8(B)に示すように
現フレーム(図8(A)ではF4)の過去数フレームの
連続したフレーム数F4,F3,F2の4ビットの2値
データを入力データとしてCRC演算回路(26)に入
力させるものである。
【0035】なお、過去数フレームを連続でなく、離散
したものを選択したフレーム数であってもよい。続い
て、図9に、第3実施例の他の実施例の説明図を示す。
図9(A)〜(C)において、DSP(21)がフレー
ム処理する場合に入来する一のフレーム信号(図9
(A))を4つのサブフレームSB1〜SB4に分割し
て(図9(B))、各サブフレームSB1〜SB4ごと
に処理を行うモジュールで本体プログラムが構成され
る。
【0036】すなわち、DSP(21)における内部処
理は、図9(C)に示すように一のフレーム信号内でフ
レーム処理、サブフレーム処理SB1〜SB4の処理が
行われる。この実施例は、CRC演算回路26の演算を
行うタイミングの基準とするものである。
【0037】そこで、図10に、図9の動作フローチャ
ートを示す。図10において、まず初期化が行われた後
(S31)、CRC演算回路(26)により例えば入力
データをフィルタ係数α1〜α10として演算が行われ
て第1の演算結果がメモリ(24)に格納される(S3
2)。続いて、フレーム処理が行われると、その際に同
じ入力データ(フィルタ係数α1〜α10)で演算を行
い、第2の演算結果がメモリ(24)に格納させる(S
33)。
【0038】そして、第1及び第2の演算結果を比較し
(S34)、不一致のときにはプログラム暴走として初
期化(S31)を行う。また一致するときにはプログラ
ムは正常として本体プログラムによるサブフレームSB
1の処理が行われ、この際にCRC演算回路(26)に
よる演算が行われて第2の演算結果が得られ格納される
(S35)。
【0039】この第2の演算結果と上述の第1の演算結
果とを判断(S36)し、不一致のときには初期化(S
31)する。一致するときにはサブフレームSB2の処
理が行われ、この際にCRC演算回路(26)の演算で
第2の演算結果が得られ格納される(S37)。同様に
第1の演算結果と当該第2の演算結果とを比較し(S3
8)、不一致のときには初期化(S31)して一致する
ときにはサブフレームSB3の処理に移行される。
【0040】サブフレームSB3の処理の際にもCRC
演算回路(26)の演算が行われてサブフレームSB3
における第2の演算結果が得られ、格納される(S3
9)。そして、第1及び第2の演算結果を比較し(S4
0)、不一致のときに初期化(S31)し、一致すると
きにサブフレームSB4の処理に移行する。サブフレー
ムSB4の処理の際にCRC演算回路(26)の演算が
行われてサブフレームSB4における第2の演算結果が
得られ、格納される(S41)。そして、第1及び第2
の演算結果の比較(S42)の結果が不一致のときには
初期化(S31)し、一致するときには、CRC演算回
路(26)に入力されるデータの更新が行われて第1の
演算結果を得るための処理(S32)より繰り返される
ものである。
【0041】このように、各サブフレームSB1〜SB
4においても暴走監視が行われることから、プログラム
暴走時に暴走している時間を極力短縮させることができ
る。例えばプログラム暴走時に音声符号器で異音が発せ
られる場合には、その時間を短縮させることができるも
のである。次に、図11に、本発明の第4実施例の構成
図を示す。図11に示すDSP21は、プロセッサ演算
部本体22において、バス25にAレジスタ51及びB
レジスタ52が接続されて、Aレジスタ51及びBレジ
スタ52の出力がマルチプライ(MPY)53に入力さ
れる。マルチプライ53でAレジスタ51とBレジスタ
52が乗算されてPレジスタ54にラッチされALU5
5に出力される。Pレジスタ54はバス25に接続され
ている。
【0042】また、CRC演算回路26による演算結果
G(X)がバス25を介してCレジスタ56にラッチさ
れ、ALU55に出力される。ALU55はAレジスタ
51とCレジスタ56からの出力に基づいて演算処理を
行う。また、バス25には、2つのRAM(Rando
m Access Memory)57,58が接続さ
れる。このRAM57,58は、DSP21において積
和演算を効率的に行うために設けられたものである。
【0043】このような構成が上述の本体ALU部23
となる。一方、CRC演算回路26にはメモリ部59が
設けられ、メモリ部59はバス25に接続される。ま
た、各遅延回路321 〜324 の出力G(X)は、上述
のようにバス25に接続される。そこで、図12に、第
4実施例の動作タイミングの説明図を示す。図12
(A)はプロセッサ演算部本体22の演算を示してお
り、図12(B)はCRC演算回路26の動作を示して
いる。
【0044】図12(A),(B)において、まず初期
化された後、メモリ部59に入力データがPレジスタ5
4より書き込まれる。このときのCRC演算回路26は
アイドル状態である。そこで、プログラム本体が実行さ
れるとCRC演算回路26で演算が行われ、第1の演算
結果がRAM57に格納される。
【0045】続いて、メモリ部59に上述と同様の入力
データが書き込まれ、その後プログラム本体が実行され
る。このとき、CRC演算回路26で演算が行われ、プ
ログラム本体の実行が終了した後に第2の演算結果とし
てRAM58に格納される。そして、RAM57,58
より第1及び第2の演算結果が読み出され、ALU55
において比較される。比較結果が不一致のときにプログ
ラム暴走と判断されて初期化される。
【0046】なお、比較結果が一致してプログラムが正
常のときには次のプログラム処理に移動して繰り返され
る。これにより、本来行われるプログラム実行を行うパ
フォーマンスを低下させずにプログラムの暴走監視を行
うことができるものである。次に、図13に、第4実施
例の他の実施例の構成図を示す。図13は、RAM5
7,58にCRC演算を行うための入力データを別々に
記憶させており、CRC演算処理時にそれぞれのデータ
をメモリ領域59a,59bに分割したメモリ部59に
入力データをそれぞれ書き込まれる構成である。この場
合、EOR31 1 への入力は、メモリ領域59a,59
bの何れか又は両方より読み出されるもので、他の構成
及び動作は図11及び図12と同様である。
【0047】これによれば、RAM57,58に記憶さ
れている入力データのうち、何れかのデータが破壊され
た場合に、何れかであるかを容易に検出することができ
るものである。
【0048】
【発明の効果】以上のように請求項1,2,7の発明に
よれば、所定のパラメータで巡回符号の演算を行うに際
してプログラム実行前後に行って第1と第2の演算結果
を得て格納し、当該第1と第2の演算結果を比較して不
一致でプログラム暴走と判断し、一致でプログラム正常
と判断することにより、外部回路を用いることなく小型
化を図ってプログラム暴走を監視することができる。
【0049】請求項3又は6の発明によれば、巡回符号
の演算をプログラムを構成するモジュール内、又はフレ
ーム分割した部分ごとに行うことにより、プログラム暴
走の時間を短縮させることができる。請求項4又は5の
発明によれば、巡回符号の演算を行うパラメータとし
て、ディジタルフィルタのデータ及び係数、又はフレー
ム処理時のフレーム数を用いることにより、フィルタリ
ング又はフレーム処理においても小規模構成でプログラ
ム暴走を監視することができる。
【0050】請求項8の発明によれば、巡回符号演算手
段を所定数の遅延回路及び論理回路の閉ループ回路で構
成することにより、小規模回路でプログラム暴走を監視
することができる。請求項9の発明によれば、巡回符号
演算手段がパラメータを記憶させる所定数メモリ部を備
えることにより、本来の処理を行うためのパフォーマン
スの低下を防止し、一のメモリ値の破壊を容易に検出可
能にプログラム暴走を監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成図である。
【図3】第1実施例の動作フローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例の他の実施例の構成図であ
る。
【図5】図4の動作フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の構成図である。
【図7】第2実施例の他の入力順序列の説明図である。
【図8】本発明の第3実施例の説明図である。
【図9】第3実施例の他の実施例の説明図である。
【図10】図9の動作フローチャートである。
【図11】本発明の第4実施例の構成図である。
【図12】第4実施例の動作タイミングの説明図であ
る。
【図13】第4実施例の他の実施例の構成図である。
【図14】従来のプログラムの暴走監視の説明図であ
る。
【符号の説明】
21 DSP 22 プロセッサ演算部本体 23 本体ALU部 24 メモリ 25 バス 26 CRC演算回路 311 〜313 EOR 321 〜324 遅延回路 331 〜334 演算基本部 41 LPC合成フィルタ 42 減算器 431 〜4310 遅延素子 441 〜4410 乗算器 451 〜459 加算器 55 ALU 57,58 RAM 59 メモリ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム制御により入来する信号のデ
    ータの所定の処理を行うプロセッサの制御方法におい
    て、 所定のパラメータにより巡回符号の演算を行う工程と、 該演算による第1の演算結果を格納する工程と、 所定のプログラム実行の際に、前記パラメータにより巡
    回符号の演算を行う工程と、 該演算による第2の演算結果を格納する工程と、 格納した第1の演算結果と第2の演算結果とを比較し、
    不一致でプログラム暴走と判断し、一致でプログラム正
    常と判断する工程と、 を含むことを特徴とするプロセッサの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパラメータは、予め設定
    され、又は前記データより抽出されることを特徴とする
    プロセッサの制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のプログラムが所定
    数のモジュールで構成され、該モジュール内で前記パラ
    メータによる巡回符号の演算を行って前記第2の演算結
    果を得ることを特徴とするプロセッサの制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載のプログラム制御で
    デジタルフィルタを実行させる場合に、フィルタリング
    時に使用されるデータ及び係数の少なくとも一方を前記
    パラメータとして前記巡回符号の演算を行って前記第1
    及び第2の演算結果を得ることを特徴とするプロセッサ
    の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載のプログラム制御で
    前記データをフレーム処理する場合に、過去数フレーム
    の選択されたフレーム数を前記パラメータとして前記巡
    回符号の演算を行って前記第1及び第2の演算結果を得
    ることを特徴とするプロセッサの制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載のプログラム制御で
    前記データをフレーム処理する場合に、所定のフレーム
    を分割し、該分割した部分ごとに前記パラメータにより
    前記巡回符号の演算を行って前記第1及び第2の演算結
    果を得ることを特徴とするプロセッサの制御方法。
  7. 【請求項7】 プログラム制御により入来する信号のデ
    ータの所定の処理を行うプロセッサのプログラム監視装
    置において、 予め設定され又は前記データより抽出されたパラメータ
    により巡回符号の演算を行うものであって、少なくとも
    所定処理の初期時と所定プログラム実行時に該パラメー
    タに基づいて演算を行い、第1及び第2の演算結果を得
    る巡回符号演算手段と、 該第1及び第2の演算結果を格納する格納手段と、 該格納手段より該第1及び第2の演算結果を読み出して
    比較を行い、不一致でプログラム暴走と判断し、一致で
    プログラム正常と判断する比較判断手段と、 を有することを特徴とするプロセッサのプログラム監視
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の巡回符号演算手段は、所
    定数の遅延回路及び論理回路の閉ループ回路より構成さ
    れることを特徴とするプロセッサのプログラム監視装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の巡回符号演算手段
    は、前記パラメータを記憶するメモリ部を備えることを
    特徴とするプロセッサのプログラム監視装置。
JP6252408A 1994-10-18 1994-10-18 プロセッサの制御方法及びプログラム監視装置 Withdrawn JPH08115230A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6282691B1 (en) 1997-10-03 2001-08-28 Nec Corporation CRC coding system and CRC coding method
JP2002527820A (ja) * 1998-10-12 2002-08-27 センタ・ナショナル・デチュード・スパティアレ 過渡エラー制約を受ける電子システムのための処理手順およびメモリアクセス監視装置
JP2009093393A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Nec Electronics Corp データ処理装置及びデータ処理装置の自己診断方法

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