JP3237342B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3237342B2
JP3237342B2 JP25290093A JP25290093A JP3237342B2 JP 3237342 B2 JP3237342 B2 JP 3237342B2 JP 25290093 A JP25290093 A JP 25290093A JP 25290093 A JP25290093 A JP 25290093A JP 3237342 B2 JP3237342 B2 JP 3237342B2
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lever
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敏嗣 山本
高久 嶋田
義治 田中
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ミノルタ株式会社
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影時に動作異常が発
生した場合に、異常の種類に応じて撮影禁止もしくは撮
影続行のいずれかを選択するように構成されたカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来より、撮影メカニズム
に異常が発生した場合に、警告を発して異常の発生を撮
影者に知らせ、同時に撮影を禁止するように構成された
カメラが提供されている。この場合、動作の異常が発生
する度に警告を発し、撮影を禁止するようにすると、故
障ではない主に外的な要因による、リセット可能な一時
的な異常が発生した場合(撮影を続行できる可能性があ
る場合)でも撮影できなくなってしまうので、そのよう
な場合には一応は撮影を続けられる状態に設定しておい
たほうが望ましい。つまり、発生した異常がリセット可
能な一時的なものである場合には一応は撮影を続行でき
るようにしておき、そうでない場合には撮影を禁止する
ようにするのが望ましい。
【0003】一方、このように撮影を続行できる可能性
のある、リセット可能な一時的な異常の発生時に、異常
を検知したことを例えばメモリに記憶しておくだけで、
警告も撮影禁止も全く行なわないようにすることも可能
であるが、その場合には、その動作異常の発生が一時的
なものであるということが撮影者にはわからず、その頻
度が増すとカメラに対する信頼性が低下することにな
る。
【0004】したがって、本発明の解決すべき技術的課
題は、撮影時に動作異常が発生した場合に、その異常が
一時的なものであるかそうでないかによって撮影続行も
しくは撮影禁止のいずれかを選択するように構成された
カメラの動作の信頼性の低下を防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明に
係るカメラは、上述の技術的課題を解決するために、以
下のように構成されたことを特徴としている。
【0006】すなわち、本発明に係るカメラは、撮影動
作を制御する制御手段と、この制御手段に接続されかつ
撮影時における動作異常を検知する異常検知手段とを備
えており、異常検知手段が、撮影動作の続行に支障を来
す撮影準備動作における異常(例えば、絞りやミラーや
シャッターが正常にチャージされない場合、フィルムの
巻き上げができない場合など)の発生を検知する第1検
知手段と、撮影動作の続行に支障を来さない撮影動作に
おける異常(例えば、絞り込み不足や絞り込みが行われ
ない場合、絞り込みすぎ、シャッタースピードのずれ
影時にミラーが上昇しない場合、同じくシャッターが
開かない場合など)の発生を検知する第2検知手段とか
らなり、制御手段が、第1検知手段で異常を検知したと
きに撮影を禁止する一方、第2検知手段で異常を検知し
たときには、その異常の発生頻度を予め定められた基準
値と比較して、その頻度が基準値よりも小さい場合に撮
影を続行し、その頻度が基準値以上である場合に撮影禁
止及び警告の少なくとも一方を実行するように構成され
ている。
【0007】上記構成においては、撮影時に動作異常が
発生した場合、その異常が第1、第2検知手段のどちら
で検知されたかにより、撮影準備動作における異常であ
るか、そうではなく、撮影動作における異常であるかが
判断される。本発明において撮影準備動作とは、ミラー
やシャッターなどの機構のチャージ、フィルムの巻き上
げなどのような動作をいい、撮影動作とは、チャージさ
れた機構の動作、例えば、絞り込み動作、ミラー動作、
シャッターの開閉などの動作をいう。したがって、本発
明にいう撮影準備動作における異常とは、チャージ巻き
上げが正常に行えない異常、例えば、絞りやミラーやシ
ャッターが正常にチャージされない場合、フィルムの巻
き上げができない場合などを意味する。一方、撮影動作
における異常とは、上記撮影準備動作でチャージされた
機構の動作が正常に行えない異常、例えば、絞り込み不
足や絞り込みが行われない場合、絞り込みすぎ、シャッ
タースピードのずれ、撮影時にミラーが上昇しない場
合、同じくシャッターが開かない場合などを意味する。
そして、撮影準備動作の続行に支障を来す異常である場
合は、撮影禁止状態となる。
【0008】一方、撮影動作における異常である場合
は、その発生頻度が基準値と比較され、所定の頻度以上
で異常が発生していなければ撮影動作を行なえ、異常の
発生頻度が所定値以上であれば、撮影禁止と警告表示の
少なくとも一方が実行される。
【0009】つまり、その異常が所定回数以上連続して
発生した場合、同じ異常が積算で所定回数以上発生した
場合、あるいは同じ異常が所定以上の割合で発生した場
合などには、撮影が禁止されるか警告表示が行なわれ
る。このように、異常が頻繁に起こる場合には撮影が禁
止され、しかも異常の発生に伴う警告表示や撮影禁止の
回数が多くなるのも防止できるから、カメラに対する信
頼性の低下も抑えられる。
【0010】なお、上記構成においては、例えば軽微な
異常(絞りが設定値にならない場合、シャッタースピー
ドが異常な合など、フィルムが一応は露光される場
合)では撮影可能な回数を増やし、比較的重大な異常
(撮影ミラーが上昇しない場合、撮影時シャッターが開
かない場合など、フィルムが露光されないような異常)
の場合には撮影可能な回数を減らすように、異常動作の
重大性に応じて基準値を設定しておくことが好ましい。
【0011】
【実施例】以下に、図1から図12に示した本発明の一
実施例に係るカメラについて詳細に説明する。まず、図
1を用いて、このカメラのシャッター・絞り駆動機構に
ついて説明する。なお、この機構では、レバー、ギヤ及
びカムなどの多数の部品が重なった位置に配置されてい
て各部品が複雑に入り組んでいるので、図では、各部品
の上下関係をなどを表す目的ではなく、単に各部品の形
状を明確に示すことだけを目的として、異なる線種を用
いている。
【0012】図において、1はカメラのボディ内に固定
されたレリーズマグネット、2は軸P1に回転可能に保
持されたレバーである。レリーズマグネット1は、通電
するとレバー2の吸着部2aを吸引して、レバー2を図
1の位置から軸P1を中心として反時計回り方向に回転
させる。また、このレリーズマグネット1は、所定の絞
り値で絞りを停止させるためのマグネットを兼ねてい
る。一方、レバー2は不図示のバネにより、軸P1を中
心として図の時計回り方向(以下、回転方向は、全て図
面上の回転方向を示すものとする)に付勢されている
が、その付勢力はレリーズマグネット1の吸引力よりも
弱く設定されている。
【0013】レバー3は、軸P2に回転可能に保持され
ていて、不図示のバネにより反時計回り方向へ付勢され
ている。ただし、レリーズ前の状態では、レバー2の一
端に形成された係止部2bとレバー3の係止部3aとが噛
み合って、レバー3が反時計回り方向へ回転するのが阻
止されるようになっている。
【0014】レバー4は、軸P3に回転可能に保持され
ていて、不図示のバネにより反時計回り方向へ付勢され
ている。レリーズマグネット1への通電によりレバー3
の係止部3aとレバー2の係止部2bが外れてレバー3が
反時計回り方向へ回転すると、レバー3の面3bがレバ
ー4の面4aに当たってレバー4が時計回り方向に回転
するように、各レバー3,4の付勢力が定められてい
る。
【0015】レバー5は、レバー4と同じ軸P3に回転
可能に保持されていて、その先端部5aがレバー3の凹
部3cと係合している。したがって、係止部2b,3aの噛
み合いが外れてレバー3が反時計回り方向へ回転する
と、レバー5は軸P3を中心として時計回り方向へ回転
する。
【0016】レバー6,7は、いずれも軸P4に回転可
能に保持されている。レバー6は不図示のバネにより反
時計回り方向に付勢されており、レバー6が反時計回り
方向へ回転するとレバー7も一体的に回転するようにな
っている。レバー7の先端部7aは、レリーズマグネッ
ト1に通電されているときには、レリーズマグネット1
に吸着され、レバー6,7が回転しないようになってい
る。また、レバー6,7は、レバー3が図1に示すよう
にレバー2と係止した状態では、マグネット1に通電さ
れていなくても、レバー3に止められて反時計回り方向
へ回転せず、レバー3が時計回り方向へ回転すると、レ
バー6,7も時計回り方向へ回転するようになってい
る。
【0017】図のほぼ中央にはギヤ8が配置されてい
る。ギヤ8は、エンコーダ部8a、絞り停止板部8b、係
止部8cを同軸上に有するものである。エンコーダ部8a
は、放射状に配置された多数のスリットを外周縁部に有
する大略円板状の部材で、不図示のフォトカプラー(後
述する図3の符号52)の投受光部間に配置されてい
て、回転時にフォトカプラーからパルス信号が出力され
るようになっている。絞り係止板部8bは、レバー7が
図の位置から反時計回り方向へ回転したときにレバー7
の先端部7bと噛み合って、ギヤ8の回転を止めるよう
に構成されている。係止部8cは、レバー4が図の位置
にあるときに、その先端の係止部4bと噛み合ってギヤ
8の時計回り方向への回転を阻止する。
【0018】一方、ギヤ8は、大小のギヤからなる減速
ギヤ9(作図の便宜上、歯先円直径を実線で、ピッチ円
直径を1点鎖線で示している)を介してギヤ10と噛み
合っており、ギヤ10は、レンズの絞りを決めるレバー
(不図示)と噛み合っている。この不図示の絞り込みレバ
ーは、バネ(不図示)により絞り込み方向へ付勢されてお
り、その絞り込み方向はギヤ8では時計回り方向に相当
する。
【0019】ギヤ10と同じ軸上にはギヤ11が配置さ
れている。このギヤ11は歯が部分的に形成されたもの
であり、複数のカムとギヤからなるカムギヤ部材12
(後述するモータM(図3)により時計回り方向へ回転駆
動される)を構成する、同じく部分歯を有するギヤ12a
と噛合するようになっている。ギヤ12aが時計回り方
向へ回転するとギヤ11が反時計回り方向へ一定の角度
だけ回転する。このとき、ギヤ10も反時計回り方向へ
回転するようになっており、それにより、上述の絞り込
みレバーのバネがチャージされ、絞りが開放されてい
く。
【0020】13は、後述のミラーをチャージするため
のレバーであり、軸P5に回転可能に保持されていて、
不図示のバネにより反時計回り方向へ付勢されている。
このレバー13の端面13aは、カムギヤ部材12のカ
ム面12b〜12f(カム面12eは、モータMから回転が
伝達される入力ギヤ12jの歯先円と同一円周上に位置
している)と当接する。カムギヤ部材12が図の位置か
ら時計回り方向へ回転すると、レバー13は、端面13
aがカム面12b,12c,12d,12eに順に当接すること
により、不図示のバネの付勢力に抗して回転軸P5を中
心として時計回り方向へ回転する。次にカムギヤ部材1
2がさらに時計回り方向へ回転すると、レバー13は、
端面13aがカム面12eからカム面12f,12bに順に
当接していくので、不図示のバネ付勢力により、軸P5
を中心として反時計回り方向に回転して図1の状態に戻
る。
【0021】カムギヤ部材12は、時計回り方向へ回転
したときにレバー5の先端面5bと当接してレバー5を
軸P3を中心として反時計回り方向へ回転させるカム面
12iを有している。上述したようにレバー5の先端部
5aがレバー3の凹部3cと係合しているので、レバー5
が反時計回り方向へ回転するのに伴ってレバー3が軸P
2を中心として時計回り方向へ回転していく。カムギヤ
部材12が時計回り方向へ回転を続けてカム面12iが
レバー5の先端面5bから離れると、レバー3が不図示
のバネの付勢力により軸P2を中心として反時計回り方
向へ回転する。レバー5の先端部5aがレバー3の凹部
3cと係合しているので、これに伴って、レバー5が軸
P3を中心として時計回り方向へ回転して図1の状態に
復帰する。
【0022】カムギヤ部材12は、さらに、歯が部分的
に形成されたギヤ12gを有している。このギヤ12g
は、図9に示している、シャッターのチャージ機構を構
成するシャッターチャージギヤ18のギヤ部18aと噛
み合う。シャッターチャージギヤ18は、不図示のバネ
により時計回り方向へ付勢されており、不図示のシャッ
ター係止機構によるシャッター係止が解除されると、そ
のバネ付勢力により時計回り方向へ回転し、図10の位
置で不図示のストッパーに当接して停止する。カムギヤ
部材12が図1の位置から時計回り方向へ回転すると、
ギヤ12gはシャッターチャージギヤ18のギヤ部18a
と噛み合い(図11)、シャッターチャージギヤ18が不
図示のバネ付勢力に抗して反時計回り方向へ回転し始め
る。つまり、シャッターをチャージしていく。
【0023】ギヤ12aがさらに時計回り方向へ回転す
ると、ギヤ12gとシャッターチャージギヤ18のギ部
18aとの噛み合いが外れる少し前に、カムギヤ部材1
2のカム面12hとシャッターチャージギヤ18の端面
18bとが当接し(図12)、ギヤ12gとギヤ部18aと
の噛み合いが外れてもカム面12hで端面18bを押して
シャッターチャージギヤ18を反時計回り方向へ回して
いく。カムギヤ部材12のカム面12hがシャッターチ
ャージギヤ18の端面18bを押して行く途中でシャッ
ターチャージギヤ18はオーバーチャージ領域に入り、
不図示のシャッター係止機構が係止可能位置(シャッタ
ー幕を保持可能な位置)に復帰する。このとき、ギヤ1
2gがさらに回転してカム面12hが端面18bから外れ
ると、シャッターチャージギヤ18は不図示のバネの付
勢力によりオーバーチャージ分だけ時計方向に回転し、
不図示のシャッター係止機構により、図9の位置でシャ
ッター幕とともにシャッターチャージギヤ18が係止さ
れる。
【0024】また、カムギヤ部材12の下部には位置検
知スイッチ(後述のS3、S4(図3))が設けられてお
り、レバー13の端面13aがカム面12bと当接してい
る図1の状態ではスイッチS3がオンとなり、カムギヤ
部材がそこから半周回った状態では、スイッチS4がオ
ンとなるように設定されている。つまり、カムギヤ部材
12の位置を、2位置で検出できるようになっている。
【0025】次に、図2を用いてミラー機構について説
明する。まず、21は、軸P6に回転可能に保持された
レバーである。このレバー21は、不図示のバネにより
反時計回り方向へ付勢されているが、不図示のストッパ
ーにより、図の位置よりも反時計回り方向へは回転しな
いようになっている。このレバー21は、前述のレバー
3の面3d(図2では図1よりも形状を簡素化して示して
いる)と当接可能な面21aを有し、レバー3が反時計回
り方向へ回転すると、面3dが面21aと当接するように
なっている。レバー3の反時計回り方向への付勢力は、
レバー21の反時計回り方向への付勢力よりも強くなる
ように設定されていて、レバー3が反時計回り方向へ回
転したときには、レバー21が時計回り方向へ回転する
ようになっている。
【0026】22は軸P7に回転可能に保持されたレバ
ーである。このレバー22は、バネ23によって軸P7
を中心として時計回り方向へ付勢されているが、レバー
21の位置によっては、レバー22の端面22aがレバ
ー21の端面21bに当接することによりその回転が阻
止されるようになっている。レバー22の端面22bに
対向して、前述のレバー13の面13bが配置されてお
り、レバー13が時計回り方向に回転するとレバー22
が軸P7を中心として反時計方向へ回転するようになっ
ている。また、レバー22の端部22dに対向して不図
示のシャッター係止解除レバーが配置されており、レバ
ー22が図の位置よりも時計回り方向へ回転すると端部
22dがこの不図示のシャッター係止解除レバーに当接
し、前述のシャッターチャージギヤ18の係止状態(図
9の状態)が解除されるようになっている。
【0027】26はミラーであり、図示の下降位置にあ
るときは撮影レンズを通った光をファインダーへ導き、
撮影時には上昇して撮影レンズからフィルムへの光路中
から退避するようになっている。27はこのミラー26
を保持するミラーホルダーであり、軸P8に回転可能に
保持されていて、ミラー26と一体的に回転する。
【0028】レバー22には、軸22cが設けられてお
り、この軸22cを中心として、レバー24の一端が回
動可能に保持されている。レバー24の他端側に形成さ
れた曲げ部24aは、ミラーホルダー27に設けられた
凸部27aに対向配置されている。そして、レバー24
が図の状態にあるときにミラーホルダー27を下降位置
に付勢するため、ミラーホルダー27に設けられた凸部
27aとレバー24のフック24bとの間にバネ25が掛
けられている。
【0029】次に、このカメラの回路構成について、図
3に示したブロック図を用いて説明する。まず、図の中
央に示されているのは、カメラのシーケンス制御や露出
の演算制御等の機能を行なう、制御手段としてのカメラ
制御用マイクロコンピュータ(以下CPUという)50で
あり、以下に示すようなデータバスや入出力端子等を備
えている。
【0030】51は被写体の輝度を測定する測光回路で
あり、受光用光電変換素子、A/D(アナログ/デジタ
ル)変換部、A/D変換用基準電圧源、及びCPU50
とのデータ授受部等から構成されており、CPU50か
らの指令に従って撮影レンズを透過した光による測光を
行ない、適正露出の得られる絞り値とシャッタースピー
ド値を演算する。
【0031】S1は、2段階押し込み式に構成された不
図示のレリーズ釦の押し下げの第1段階でオンになる測
光スイッチであり、レリーズ釦の操作によりこの測光ス
イッチS1がオンになると、CPU50が測光回路51
に測光開始の信号を出力する。また、S2はレリーズ釦
の押し込みの第2段階でオンになるレリーズスイッチで
あり、レリーズ可能な状態のときにこのレリーズスイッ
チS2がオンになると、CPU50からの出力信号によ
りレリーズ動作が実行される。なお、レリーズスイッチ
S2がオンになったときでも測光スイッチS1はオンの
状態に保持されるようになっている。S3,S4は、前
述したように、カムギヤ部材12が半周する毎に交互に
オンになる、カムギヤ部材12用の位置検知スイッチで
あり、特にS3は、撮影動作を行なうのに支障を来す異
常を検知する第1検知手段として用いられている。
【0032】また、Mはモータであり、このモータに通
電すると前述のカムギヤ部材12が時計回り方向へ回転
するように構成されている。RFMgは、図1に符号1
で示したレリーズマグネットである。また、1CMg,2
CMgは、それぞれ、シャッターの先幕、後幕保持用の
マグネットであり、通電時にそれぞれシャッター先幕、
後幕を保持するように構成されている。先幕用マグネッ
ト1CMgへの通電をオフにしてシャッター先幕の保持
を解除してから、後幕用マグネット2CMgへの通電を
オフにしてシャッター後幕の保持を解除するまでの時間
がシャッター速度に相当する。
【0033】52は発光ダイオード52aとフォトトラ
ンジスタ52bとからなるフォトカプラーで構成した絞
りエンコーダであり、ギヤ8のエンコーダ部8aが回転
すると、発光ダイオード52aからフォトトランジスタ
52bに送られる光が間欠的に遮られて、パルス信号F
Pが出力される。エンコーダ52とギヤ8のエンコーダ
部8aにより、絞り動作が正常に行なわれているかどう
かを検知する第2検知手段が構成されている。RESE
Tは、抵抗R1によって電圧VDDにプルアップされて
いるリセット端子であり、信号がLレベルからHレベル
に変化したときにCPUがリセットされる。また、Xは
CPU50にクロック信号を与えるための水晶発振器で
ある。
【0034】以下、撮影時のカメラの動作を図4及び図
5に示したフローチャートに基づいて説明する。このシ
ーケンスにおいて、レリーズ釦の第1段押し込みにより
測光スイッチS1がオンになると、ステップ#101で
被写体の輝度を測定し、さらに、その測定値に基づいて
露光の演算を行なって露出値を算出し、適正な絞り値と
シャッター速度を決定する。次にステップ#102でそ
の時点でレリーズスイッチS2がオンとなっているか、
それともオフであるかを判別し、オフであればステップ
#101に戻って測光と露出値算出とを繰り返し行う。
【0035】レリーズスイッチS2がオンになるとステ
ップ#103に進み、レリーズマグネット1(RFMG)
と、シャッター先幕保持用マグネット1CMG、シャッ
ター後幕保持用マグネット2CMGにそれぞれ通電す
る。このとき、図1において、レバー2は、吸着部2a
がレリーズマグネット1に吸引されて軸P1を中心とし
て反時計回り方向へ回転する。したがって、レバー2の
係止部2bとレバー3の係止部3aとの係止状態が解除さ
れ、レバー3が不図示のバネにより反時計回り方向へ回
転する。
【0036】そうするとレバー4の面4aがレバー3の
面3bに押されるので、レバー4が不図示のバネの付勢
力に抗して軸P3を中心として時計回り方向へ回転す
る。このため、ギヤ8の係止部8cとレバー4の係止部
4bとの係止状態が解除され、不図示の絞り込みレバー
の付勢バネにより、撮影レンズの絞りが絞り込まれなが
らギヤ8が時計回り方向へ回転していく(図6)。また、
ギヤ8が回転することによりエンコーダ部8aも一体的
に回転するので、絞りエンコーダ52からパルス信号F
Pが出力される。
【0037】ここで、レリーズマグネットRFMgへの
通電から所定時間t5が経過してもパルスFPが出力され
ていないかどうかがステップ#104で判別され、出力
があったときはステップ#105へ進む。ステップ#1
05では、このパルスFPをカウントする。なお、レリ
ーズマグネット1(RFMg)への通電により、レバー3
が回転してレバー6,7も回転可能な状態となるが、こ
のとき、レバー7の先端7aがレリーズマグネット1に
吸着されるので、レバー6,7は反時計回り方向へは回
転しない。
【0038】ギヤ8が回転し始めると、次に、ステップ
#106でレンズの絞り値に応じたパルス数FPをカウ
ントするまで待ち、所定数をカウントするとステップ#
107へ進んでレリーズマグネット1(RFMg)への通
電を停止する。そうするとレバー6,7が軸P4を中心
として同時に反時計回り方向へ回転し、レバー7の先端
部7bがギヤ8の絞り停止板部8bに噛み合ってギヤ8の
回転を止めるので、レンズの絞りが所定値に定められ、
絞り込みが完了する。この時の機構の状態を図7に示し
ている。
【0039】一方、ステップ#104においてt5時間経
過したときにパルスFPが出力されなかったときは、何
等かの原因によりギヤ8の係止部8cとレバー4の係止
部4bとの係止状態が解除されなかったと判断する。つ
まり、異常が発生したと判断し、ステップ#108でカ
ウンタN2に1を加算してステップ#107へ進む。ま
た、ステップ#106でのカウントが所定数に達しない
ときは、ステップ#109へ進み、レリーズマグネット
RFMgへの通電開始から、所定時間t6が経過したかど
うかが判別される。時間t6が経過していないときはステ
ップ#106へ戻るが、時間t6が経過したときは、絞り
が正常に絞り込まれなかったと判断し、ステップ#11
0へ進んでカウンタN1に1を加算してステップ#10
7へ進む。なお、絞りの停止が正常に行なわれたかどう
かを確認するために、レリーズマグネットRFMgへの
通電開始から所定時間で、パルス数が所定値よりも多く
なっていないかどうかを判別するようにしてもよい。
【0040】このように、ギヤ8の係止部8cとレバー
4の係止部4bとの係止状態が解除されなかった場合、
絞りが正常に絞り込まれなかった場合、あるいは絞りの
停止が正常に行なわれなかった場合は、いずれもそれ以
降の撮影動作を続行するのに支障がなく、しかも偶発的
な異常である可能性が高いので、この段階では異常に対
する警告表示は行なわず、撮影シーケンスを続行する。
【0041】一方、ミラー機構側では、レバー3が反時
計回り方向へ回転するために、図2において面3dがレ
バー21の面21aを押し下げ、それによりレバー21
が軸P6を中心として時計回り方向へ回転する。このと
き、レバー21の端面21bとレバー22の端面22aと
の係止状態が解除され、バネ23の付勢力によりレバー
22が軸P7を中心として時計回り方向へ回転する。こ
のため、レバー24が図の上方へ移動するので、ミラー
26を支持するミラーホルダー27の凸部27aにレバ
ー24の曲げ部24aが当接し、ミラーホルダー27を
軸P8を中心として反時計回り方向へ回転させてミラー
26を上昇させる。なお、レバー22は不図示のストッ
パーに当接したところで回転が阻止される。このとき、
ミラー26は図8に示すように、撮影レンズからフィル
ム面への光路から完全に退避した位置まで上昇し、跳ね
上げ動作が完了する。
【0042】また、レバー22が時計回り方向へ回転す
ることにより、レバー22の端部22dが不図示のシャ
ッター係止解除レバーに当接してシャッターチャージギ
ヤ18の係止状態が解除される。このため、シャッター
の先幕及び後幕が走行可能な状態となるが、この時点で
はまだ保持用マグネット1CMg,2CMgに通電されて
いるので、先幕及び後幕とも走行せず、シャッターチャ
ージギヤ18のみが回転する(図10)。そして、ステッ
プ#111において、レリーズマグネットRFMgに通
電してから所定時間t1が経過するのを待つ。この時間t1
は、その間に絞りを絞り込み、しかもミラー26を完全
に上昇させるように定められた時間である。
【0043】ステップ#112ではシャッターの先幕保
持用マグネット1CMgへの通電を断ち、シャッター先
幕を走行させる。次いでステップ#113では、フィル
ムの露光時間として定められた時間t2が経過するのを待
ち、ステップ#114でシャッター後幕保持用マグネッ
ト2CMgへの通電を断ってシャッター後幕を走行さ
せ、適正シャッタースピードでフィルムを露光する。そ
して、ステップ#115でシャッターの後幕が走行する
のに十分な時間t3が経過するのを待ってから、シャッタ
ー、ミラー、絞りをチャージするため、ステップ#11
6でモータMへの通電を開始する。
【0044】モータMに通電すると、その回転が不図示
の減速ギヤを介してカムギヤ部材12に伝達され、図7
においてカムギヤ部材12が時計回り方向へ回転する。
そうすると、カム面12iがレバー5の端面5bに当接
し、レバー5を軸P3を中心として反時計回り方向へ回
転させる。レバー5の先端部5aとレバー3の凹部3cと
が係合しているので、このようにしてレバー5が回ると
レバー3が不図示のバネ付勢力に抗して時計回り方向へ
回転する。また、レバー3が回転することによって、レ
バー6が不図示のバネ付勢力に抗して時計回り方向へ回
転し、レバー7も同時に回転することとなり、レバー7
の先端部7bとギヤ8の絞り停止板部8bとの係合状態が
解除される。なお、レバー7の先端部7aがレリーズマ
グネット1に当接してレバー7が停止してからも、レバ
ー6はさらに時計回り方向へ回転できるようになってい
る。
【0045】このとき、レリーズマグネット1には既に
通電されていないので、レバー3の係止部3aがレバー
2の係止部2bを越えると、レバー2は不図示のバネの
付勢力により時計回り方向へ回転する。また、カムギヤ
部材12のカム面12iがレバー5の先端面5bから離れ
ると、不図示のバネの付勢力によりレバー3が軸P2を
中心として反時計回り方向へ回転しようとするが、レバ
ー3の係止部3aとレバー2の係止部2bとが係合するの
で、レバー3の反時計回り方向への回転は阻止される。
一方、レバー4は不図示のバネにより軸P3を中心とし
て反時計回り方向へ付勢されているので、レバー3が軸
P2を中心として時計回り方向へ回転することにより反
時計回り方向へ回転し、ギヤ8のカム面8dとレバー4
の係止面4bの先端4cが当接する。レバー3はそのとき
の位置よりもさらに時計回り方向へ回転するため、レバ
ー3の面3bとレバー4の面4aとが離れることになる。
【0046】カムギヤ部材12がさらに時計回り方向へ
回転すると、カムギヤ部材12のギヤ12aがギヤ11
に噛み合い、ギヤ11が反時計回り方向に回転して不図
示の絞り込みレバーが絞り開放方向にチャージされる。
また、ギヤ11が回転すると、さらにギヤ10,9を介
してギヤ8が反時計回り方向へ回転し、絞りが完全に開
放になったところでギヤ8の係止部8cがレバー4の係
止部4bと係止して、絞りが開放位置で係止される(図
1)。
【0047】絞りがチャージされている間、レバー13
の端面13aがカムギヤ部材12のカム面12c,12dに
沿って動くことにより、レバー13が軸P5を中心とし
て時計回り方向へ回転する。このとき、レバー13の面
13bにレバー22の端面22bが押されるので、レバー
22が図7の位置から軸P7を中心として反時計回り方
向へ回転し、それに伴ってレバー24が下方へ移動す
る。レバー24が下方へ移動するとミラーホルダー27
が軸P8を中心として時計回り方向へ回転し、ミラー2
6が下降することになる。
【0048】レバー22の端面22aがレバー21の端
面21bを越えたときには、レバー3の面3dが既に上方
へ移動しているので、レバー21は不図示のバネ付勢力
により軸P6を中心として反時計方向へ回転可能な状態
となる。カムギヤ部材12がさらに回転してレバー13
の端面13aがカムギヤ部材12のカム面12eと当接す
ると、レバー13の端面13bがレバー22の端面22b
を最も押し上げる状態となり、このとき、レバー22の
係止面22aは図2の位置よりもさらに軸P7を中心と
して反時計回り方向へ回転し、レバー21が図2の係止
位置に復帰する。
【0049】さらにカムギヤ部材12が回転してレバー
13の端面13aがカムギヤ部材12のカム面12fに当
接すると、レバー13は逆に軸P5を中心として不図示
のバネの付勢力により反時計回り方向へ回転していく。
レバー13が反時計回り方向へ回転することにより、レ
バー22が軸P7を中心としてバネ23の付勢力により
時計回り方向へ回転し、レバー22の係止面22aがレ
バー21の係止面21bと当接したときにレバー22が
図2の係止状態となる。以上でミラー26のチャージが
完了する。
【0050】一方、絞りが開放に戻って、しかもミラー
が下降位置に戻ると(レバー13の端面13aとカムギヤ
部材12のカム面12dの当接がほぼ終了する頃)、次に
カムギヤ部材12のギヤ部12gがシャッターチャージ
ギヤ18のギヤ部18aと噛み合い(図11)、シャッタ
ーチャージギヤ18を反時計回り方向へ回転させ(図1
2)、シャッターをチャージする。カムギヤ部材12が
回転開始から約1回転すると、シャッターのチャージも
終了し、レバー13の端面13aがカムギヤ部材12の
カム面12bと当接し、スイッチS3がオンとなる。
【0051】このようにスイッチS3がオンとなるのを
ステップ#117で待っており、このことを確認すると
ステップ#118に進んでモータMにブレーキを所定時
間t4かける。これによりカムギヤ部材12の回転が止ま
り、図1の状態に戻る。そして、ステップ#119でモ
ータMのブレーキを止めて電源をオフにし、ステップ#
120で上記カウンタN1,N2が所定数に達していない
ことを確認してから、ステップ#121で撮影スタンバ
イ状態となる。
【0052】もしカウンタN1,N2が所定数に達してい
ると、ステップ#122で警告を行ない、以後レリーズ
を禁止する。これは以前に同じ異常が発生して累計で所
定回数に達したことになり故障と判断できるからであ
る。なお、異常の警告を行なうのは累計で所定回数とな
った場合に限らず、異常がシャッターレリーズ時に2回
連続して起こった場合、それ以上の回数連続して起こっ
た場合、累計で所定回数となった場合、もしくは発生す
る割合が所定以上となった場合などにしてもよい。さら
に、これらの回数や割合は、異常動作の重大性に応じて
異なるように設定してもよい。
【0053】一方、ステップ#123において、モータ
通電から十分に長い時間t7待ってもステップ#117で
スイッチS3がオンにならなかったと判断されたとき
は、ステップ#124へ進んで異常警告を行なうととも
に、モータMをオフにして動作を禁止する。つまり、ス
イッチS3がオンとなっていない位置から次のレリーズ
シーケンスに進むことが禁止されており、このような場
合は機構の異常や信号の異常であるため、警告表示を行
なって、以降のレリーズを禁止するようにしているので
ある。
【0054】このように、本実施例によれば、同じ異常
が所定回数以上連続して発生した場合、同じ異常が積算
で所定回数以上発生した場合、あるいは同じ異常が所定
以上の割合で発生した場合などには、撮影が禁止される
か警告表示が行なわれる。したがって、異常が頻繁に起
こる場合には撮影が禁止され、異常による警告表示や撮
影禁止の回数が多くなるのが防止できるから、カメラの
機構に対する信頼性の低下も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係るカメラのシャッター・
絞り駆動機構の第1の動作状態図である。
【図2】 このカメラのミラー駆動機構の第1の動作状
態図である。
【図3】 このカメラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図5】 撮影時の動作を示すフローチャートである。
【図6】 シャッター・絞り駆動機構の第2の動作状態
図である。
【図7】 シャッター・絞り駆動機構の第3の動作状態
図である。
【図8】 ミラー駆動機構の第2の動作状態図である。
【図9】 シャッターチャージ機構の第1の動作状態図
である。
【図10】 シャッターチャージ機構の第2の動作状態
図である。
【図11】 シャッターチャージ機構の第3の動作状態
図である。
【図12】 シャッターチャージ機構の第4の動作状態
図である。
【符号の説明】
1 レリーズマグネット 2〜7 レバー 8 ギヤ(第2検知手段) 9〜11 ギヤ 12 カムギヤ部材 13 レバー 18 チャージギヤ 21,22 レバー 23 バネ 24 レバー 25 バネ 26 ミラー 27 ミラーホルダー 50 CPU(制御手
段) 51 測光回路 52 絞りエンコーダ
(第2検知手段) M モータ S3 位置検知スイッ
チ(第1検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 義治 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会 社内 (56)参考文献 特開 平1−204035(JP,A) 特開 平1−239538(JP,A) 特開 平1−257934(JP,A) 特開 昭54−66123(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 - 17/53

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影動作を制御する制御手段(50)と、該
    制御手段(50)に接続され、かつ撮影時における動作異常
    を検知する異常検知手段(S3,8,52)とを備えたカメラに
    おいて、 上記異常検知手段(S3,8,52)は、撮影準備動作における
    異常の発生を検知する第1検知手段(S3)と、撮影動作に
    おける異常の発生を検知する第2検知手段(8,52)とから
    なり、 上記制御手段(50)は、上記第1検知手段(S3)で異常を検
    知したときに撮影を禁止する一方、第2検知手段(8,52)
    で異常を検知したときには、その異常の発生頻度を予め
    定められた基準値と比較して、その頻度が基準値よりも
    小さい場合に撮影を続行し、その頻度が基準値以上であ
    る場合に撮影禁止及び警告の少なくとも一方を実行する
    ように構成されたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 撮影動作を制御する制御手段(50)と、該
    制御手段(50)に接続され、かつ撮影時における動作異常
    を検知する異常検知手段(S3,8,52)とを備えたカメラに
    おいて、 上記異常検知手段(S3,8,52)は、撮影準備動作における
    異常の発生を検知する第1検知手段(S3)と、撮影動作に
    おける第1の異常と第2の異常の発生を検知する第2検
    知手段(8,52)とからなり、 上記制御手段(50)は、上記第1検知手段(S3)で異常を検
    知したときに撮影を禁止する一方、第2検知手段(8,52)
    で上記第1の異常を検知したときには、その異常の発生
    頻度を予め定められた基準値と比較し、上記第2検知手
    段(8,52)で第2の異常を検知したときには、その異常の
    発生頻度をあらかじめ定められた第2の基準値と比較
    し、その頻度が第1と第2の基準値よりも小さい場合に
    撮影を続行し、一方の頻度が基準値以上である場合に撮
    影禁止及び警告の少なくとも一方を実行するように構成
    されたことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 上記第1の異常は上記第2の異常に比し
    て軽微であり、上記第1の基準値は上記第2の基準値よ
    りも大であることを特徴とする、請求項2記載のカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 撮影動作を制御する制御手段(50)と、該
    制御手段(50)に接続され、かつ撮影時における動作異常
    を検知する異常検知手段(S3,8,52)とを備えたカメラに
    おいて、 上記異常検知手段(S3,8,52)は、撮影準備動作における
    異常の発生を検知する第1検知手段(S3)と、撮影動作に
    おける異常の発生を検知する第2検知手段(8,52)とから
    なり、 上記制御手段(50)は、上記第1検知手段(S3)で異常を検
    知したときに撮影を禁止する一方、上記第2検知手段
    (8,52)で異常を検知したときには、その異常が発生した
    累積回数をあらかじめ定められた基準値と比較して、そ
    の累積回数が基準値よりも小さい場合に撮影を続行し、
    その累積回数が基準値以上である場合に撮影禁止及び警
    告の少なくとも一方を実行するように構成されたことを
    特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影動作を制御する制御手段(50)と、該
    制御手段(50)に接続され、かつ撮影時における動作異常
    を検知する異常検知手段(S3,8,52)とを備えたカメラに
    おいて、 上記異常検知手段(S3,8,52)は、撮影準備動作における
    異常の発生を検知する第1検知手段(S3)と、撮影動作に
    おける異常の発生を検知する第2検知手段(8,52)とから
    なり、 上記制御手段(50)は、上記第1検知手段(S3)で異常を検
    知したときに撮影を禁止する一方、上記第2検知手段
    (8,52)で異常を検知したときには、その異常が発生した
    割合をあらかじめ定められた基準値と比較して、その割
    合が基準値よりも小さい場合に撮影を続行し、その割合
    が基準値以上である場合に撮影禁止及び警告の少なくと
    も一方を実行するように構成されたことを特徴とするカ
    メラ。
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