JP3237270U - 自動車の窓用の換気装置、及び換気装置を構成する支持体 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の窓枠に簡便に着脱可能であって、確実に車内の空気を換気でき、さらに、車内のプライバシーを確実に保護するとともに、車内への雨風の浸入を確実に防ぐことのできる自動車の窓用の換気装置、及びその換気装置を構成する支持体を提供する。【解決手段】自動車の窓用の換気装置1は、シート体3と、シート体3を窓枠に固定する係合体17とを有しており、シート体3には、1又は複数の換気用のファン6が搭載され、シート体3の裏面には、駆動バッテリー8と、ファン6と駆動バッテリー8とを接続する電源線14とが配設され、シート体3の中央部には、電源線14をシート体3の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔15が形成され、シート体3の全周縁には防水機能を生じる防止帯4が設けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、乗用車の窓やトラックの運転室の窓に取付けることで、車の内外の空気を入れ替え、車内の換気を行うことができる自動車の窓用の換気装置、及びその換気装置を構成する支持体に関する。
昨今のキャンプブームには眼を見張るものがあり、キャンプを楽しむ人が増加していることは周知の通りである。キャンプといっても森や海岸などにテントを設営して寝泊まりする人だけではなく、バン型の車に車中泊をする人も増え、キャンピングカーの普及も目覚ましいものとなっている。
自動車に車中泊をする際に、車内で食事をしたり喫煙をしたりすることが行われ、車内に煙や匂いが籠もることがある。このような際には、車内の空気と車外の空気を入れ替える、所謂、換気を行う必要性が生じる。
換気を行う手段としては、車の窓を開け放つことが考えられるが、窓を開け放つことで外部からの覗き見などの心配が生じることになる。
車内と車外の空気を円滑に交換するための装置(換気装置)は、従来より多数開発されていて、以下に示すようなものがある。
例えば、特許文献1には、自動車の昇降可能な窓ガラスと窓枠に挟んで取付ける換気扇であって、車室内側にファンとモーターと乾電池を設けたケースと、車外側にソーラーバッテリーと、自動車の窓枠とガラスの隙間を空気の通過可能に連結したダクトを一体的に設けた構成の自動車用換気装置が開示されている。この自動車用換気装置によれば、炎天下での自動車の駐車の際、太陽の位置や自動車の向きに関係なく、車内の温度が高温にならないように安定した換気をし、簡単でコンパクトに取付け出来るものとされている。
実用新案登録第3112289号公報
特許文献1に開示された自動車用換気装置は、車外ケース部分と車内ケース部分を細いダクトで繋ぎ一体化されたコンパクトなケースを有していて、このケースは、窓枠と窓ガラスで細いダクト部分を挟むことで簡単に取付けることができるものとなっている。そのため、安定して換気を行うことができるとされている。
しかしながら、特許文献1に開示された従来の自動車用換気装置では、以下の難点を回避、解決できるものとはなっていない。
まず、特許文献1の図9などから明らかなように、従来の自動車用換気装置を窓の上部に取り付けたとしても、窓の他の部分(下の部分)は従来通りであり、外部からの覗き見などを防ぐことが出来ない。別途、遮蔽カーテンを設置する必要がある。
また、特許文献1の図9などから明らかなように、従来の自動車用換気装置を窓の上部に取り付ける際、窓の上縁と窓枠との間でこの自動車用換気装置を挟み込むことになる。そのため、窓の上部が少しだけ空いた状態となり、その領域から車内に雨や雪が入り込むことになる。また、この隙間から覗き見をされる心配も排除できない。
前述の如く、換気を行う手段としては、車の窓を開け放つことが考えられるが、窓を開け放つことで、車内のプライバシーを維持することはできなくなり、雨風の浸入も防ぐことができなくなる。
本考案は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、自動車の窓枠に簡便に着脱可能であって、確実に車内の空気を換気でき、さらに、車内のプライバシーを確実に保護するとともに、車内への雨風の浸入を確実に防ぐことのできる自動車の窓用の換気装置、及びその換気装置を構成する支持体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の自動車の窓用の換気装置は以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本考案の自動車の窓用の換気装置は、自動車の窓枠に対して表面が車外を向くように車外側から取り付けられるシート体と、前記シート体の裏面の縁に設けられて前記窓枠に係合することで、前記シート体を窓枠に固定する係合体とを有しており、前記シート体には、1又は複数の換気用のファンが搭載され、前記シート体の裏面には、前記ファンを駆動するための駆動バッテリーと、前記ファンと駆動バッテリーとを接続して前記ファンに電力を供給する電源線と、が配設され、前記シート体の中央部には、前記電源線を前記シート体の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔が形成され、前記シート体の全周縁には、窓枠乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯が設けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記複数のファンの内、少なくとも1つは車内側から車外側へ空気を誘導する外向きファンとされ、少なくとも1つは車外側から車内側へ空気を誘導する内向きファンとされているとよい。
また、本考案の支持体は、自動車の窓枠に対して表面が車外を向くように車外側から取り付けられるシート体と、前記シート体の裏面の縁に設けられて前記窓枠に係合することで、前記シート体を窓枠に固定する係合体とを有しており、前記シート体には、1又は複数の換気用のファンを配設するための1又は複数の開孔が形成され、前記シート体の裏面には、前記ファンを駆動するための駆動バッテリーを取り付けるための取り付け体が設けられ、前記シート体の中央部には、前記駆動バッテリーと前記ファンとを結ぶ電源線を前記シート体の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔が形成され、前記シート体の全周縁には、窓枠乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯が設けられていることを特徴とする。
好ましくは、前記取り付け体は、前記シート体の裏面に、着脱自在及び/又は上下反転自在に取り付けられているとよい。
本考案の自動車の窓用の換気装置は、自動車の窓枠に簡便に着脱可能であって、確実に車内の空気を換気でき、さらに、車内のプライバシーを確実に保護するとともに車内への雨風の浸入を確実に防ぐことができる。また、本考案の支持体は、市販の小型ファンを購入して当該支持体に取り付けることで、簡単に自動車の窓用の換気装置を実現することができる。
本考案の換気装置の表面側を示した図である。 本考案の換気装置の裏面側を示した図である。 本考案の換気装置を窓枠に取りつけた状態の断面図である。 本考案の換気装置を窓枠に取りつけた状態の斜視図である(車外側から見た図)。 (a)は支持体の表面側を示した図であり、(b)は支持体の裏面側を示した図である。
以下、本考案の自動車の窓用の換気装置、及びその換気装置を構成する支持体の実施形態を、図面に基づき詳しく説明する。
図1には、本実施形態にかかる自動車の窓用の換気装置1の表面側の全体が示されている。自動車の窓用の換気装置1(以下、単に換気装置1と呼ぶこともある)は、バン型の乗用車の後方且つ左右両側に設けられた小窓の枠(以降、窓枠18という)に取り付けられるものとなっている。具体的には、車種名がハイエース、キャラバン等の自動車は、後方側の窓において、切り抜きタイプ窓ガラスが配備されており、この切り抜きタイプ窓ガラスを開放したときの枠を窓枠18とし、本考案の換気装置1を取り付ける。
とはいえ、取り付ける窓の位置は限定されるものではなく、取り付けられる自動車の車種も限定されない。普通車や軽自動車やトラックなどでも良く、大型のキャンピングカーで
あってもよい。
図1~図3に示すように、換気装置1は、バン型の乗用車の後方の窓枠18に、車の外側から張り付くように配備される支持体2を有している。この支持体2は、ポリプロピレンなどのプラスチックで形成された板状のシート体3(プレート体)を有している。このシート体3は窓枠18の大きさよりやや広めであり、縦40cm程度、横30cm程度であって、窓枠18より上下左右に1~2cmほど広いものとなっている。シート体3は黒色などを呈しており、外部からの覗き見を防ぐ遮蔽効果も有している。
シート体3の全周縁には、窓枠18乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯4が設けられている。
図4に示す如く、この防止帯4はシート体3の縁端を外方から覆うよう(鉛筆にキャップが差し込まれるよう)に取り付けられるものであって、布やゴムなどの素材で構成されている。厚みはシート体3の厚みよりやや厚く、シート体3を窓枠18に取り付けた際に、窓ガラスにピッタリと面で接する厚みとされている。この防止帯4の幅は約1cm程度であり、シート体3の縁に縫い付けられるものとなっているが、接着剤などを用いて接着する構成であってもよい。
言い換えれば、シート体3の周囲に、ゴムや繊維等で構成された防止帯4をシート体3の周囲に土手状に設けることにより、シート体3と窓ガラスの表面との隙間を極力減らし、雨水の浸入のみならず、虫などの侵入も防ぐことができる。
図5に示すように、シート体3の中央部分には、1又は複数(本実施形態の場合は2個)の開孔5が形成されている。開孔5は、直径約10cm程度の円孔であり、シート体3の中央部で上下対象に2つ開けられている。この開孔5に換気用のファン6が取り付けられる。
換気用のファン6としては、「熱中症対策のためのファン付き作業着」などに搭載されているものが採用可能である。現在では、このようなファン6が単独で、しかもインターネットを介した販売(ネット通販)などで容易に購入することが可能となっている。
換気用のファン6は、その吸い込み側6Bが略フラットに形成されており、吹き出し側6Aは盛り上がった形状になっている。吹き出し側6A、吸い込み側6Bの両方とも空気の流れがスムーズになるように網目状とされており、吹き出し側6Aの中央部側方には、電源供給用のプラグ7の差込口が形成されている。
このようなファン6をシート体3の上下に形成された開孔5に差し込んだ上で固定することになるが、好ましい配置としては、下方側の孔にシート体3の表面から裏面に空気を流通させるようにファン6を設置する(車内向きファン)。上方側の孔にシート体3の裏面から表面に空気を流通させるようにファン6を設置する(車外向きファン)。しかしながら、ファン6の風向きはこの構成には限定されない。
このような配置とすることで、換気装置1により、車内と車外との換気が確実に行われるようになる。
シート体3の裏面であって、上下中央の左側には、ファン6を駆動するための駆動バッテリー8を取り付けるための取り付け体9が設けられている。
本実施形態の場合は、駆動バッテリー8はタバコ箱程度の大きさのイオンリチウム電池であり、5V~13V程度の電圧を出力可能である。駆動バッテリー8はシート体3にスナップボタン13を用いて取り外し自在に設けられた帯体から構成される。
具体的には、駆動バッテリー8を横方向に周回できる程度の長さを有する横帯体10と、この横帯体10の長手方向中央から下方に垂下状に伸び、駆動バッテリー8の裏から底を周回して表に達する長さを有する縦帯体11とから構成されている。横帯体10の両端には面テープ12が設けられているため、駆動バッテリー8を水平方向に巻回した上で、面テープ12で係合させることで、駆動バッテリー8を固定することができる。さらに、縦帯体11を駆動バッテリー8の裏から底を周回し表に達するようにし、縦帯体11の先端を横帯体10に係合させることで、駆動バッテリー8が下方に落下することを防ぐようにしている。縦帯体11の先端には面テープ12が設けられており、横帯体10に係合可能となっている。
取り付け体9(すなわち、横帯体10と縦帯体11)は、スナップボタン13でシート体3の裏面に取り付け自在となっている。具体的には、シート体3の裏面にはスナップボタン13のメス型が取り付けられており、取り付け体9(横帯体10と縦帯体11との交差部)には、スナップボタン13のオス型が取り付けられていて、取り付け体9はシート体3の裏面に取り外し自在に配備可能となっている。
取り付け体9は、スナップボタン13でシート体3に係合しているため、スナップボタン13周りに回動自在となっている。したがって、シート体3の上下を反転して使用したとしても、取り付け体9を上下反転させることができ、上下どちら向きでも使用することが可能となる。つまり、シート体3を180°回して取り付けたとき、取り付け体9の向きを変えることができる。
なお、取り付け体9の形態は、限定されず、駆動バッテリー8を内装できる袋状の布やプラスチック箱であっても何ら問題はない。
また、シート体3の中央部には、駆動バッテリー8とファン6とを結ぶ電源線14をシート体3の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔15が形成されている。
前述した駆動バッテリー8とファン6とは電源線14で結ばれる。具体的には、電源線14の両端のそれぞれにはコネクタプラグ7が設けられており、一方のコネクタプラグ7を駆動バッテリー8に接続し、他方のコネクタプラグ7をファン6に接続することになる。殆どのファン6の場合、空気の吹き出し口側(ファン6の裏側)にコネクタプラグ7の接続口がある。そのため、図2に示す如く、下側に取り付けられたファン6に対しては、シート体3の裏面側において、一方のコネクタプラグ7を駆動バッテリー8に接続し、他方のコネクタプラグ7をファン6に接続できる。ところが、上側に取り付けられたファン6は、空気の吹出し口(ファン6の裏側)がシート体3の表面を向いており、そのままでは、ファン6側のコネクタプラグ7を上側のファン6に取り付けることができない。
そこで、本考案のシート体3の中央部には、横方向を向く長さ5cm~10cmほどのスリット孔15が形成されており、この孔は、シート体3の表面と裏面とを貫通するものとなっている。上側に配備されるファン6を取り付ける丸孔と、下側に配備されるファン6を取り付ける丸孔との上下方向間に、水平方向を向くようにスリット孔15が形成されている。
このスリット孔15を押し広げ、ファン6側のコネクタプラグ7を通し、電源線14をシート体3の表側に引き出した上で、上側のファン6の吹き込み側6Aにある取り付け孔に差し込み、電源線14を上側ファン6に接続する。
図1、図2などに示すように、スリット孔15はむき出しのままでもよいが、スリット孔15を閉鎖するような目隠し帯16を用意しておき、面テープ12などを用いて、目隠し帯16を取り付けるようにしても良い。この目隠し帯16に商品のロゴ(図1で「ABCDE」と記している)などを記しておくと見栄えのよいものとなる。この目隠し帯16により外部からの異物混入を防ぐことも可能となる。
なお、余った電源線14は、図2のごとく、締結具などによりまとめて括っておくことが好ましい。
図2に示す如く、本考案のシート体3の4辺には、当該シート体3、言い換えれば換気装置1を、車の窓枠18に取り付けるための係合体17が設けられている。
係合体17は、プラスチックのような弾性体で構成されており、長尺な部材である。長さはシート体3の各辺と略同じ長さか、やや短いものとなっている。
図3に示すように、係合体17の断面視における形状は、シート体3の外側から平坦片17Aが内側に延び、その後、上側に円弧状に反り上がり、再び先端が外側に延び先端片17Bとなっている。Jの字形状を横に寝かせたものになっていて、平坦片17Aがシート体3に縫い付けられたり接着されたりしていて、固定されるものとなっている。この先端片17B(反り返った後外側を向く片)は、平坦片17A(下側の平坦片17A)に対して弾性的に離反自在に動くようになっており、この間(平坦片17Aと先端片17Bの間)に、窓枠18を挟み込むようにして、シート体3を窓枠18に取り付ける。
この係合体17を用いて、シート体3(換気装置1)を窓側に取り付けるに際しては、例えば、車の外側から、シート体3を窓枠18にあてがい、シート体3の上辺に設けられた係合体17を窓枠18の上辺に挟み込むようにして差し込む。すなわち、平坦片17Aと先端片17Bとで窓枠18を挟み込む。その後、例えば、右片の係合体17→下片の係合体17→左片の係合体17と、それぞれ対応する窓枠18の辺に差し込み、シート体3を窓枠18に固定する。
こうすることで、シート体3、言い換えれば、換気装置1が、窓枠18に確実に取り付くようになる。このとき、防止帯4が窓ガラスにピッタリと面で接するようになるため、窓枠18についた雨水等の水滴が、窓ガラスを伝ってシート体3の縁まで達したとしても、シート体3の内側に入り込むことが防止され、車内への水の浸入を確実に防ぐことが可能となる。
以上述べたように、本考案の換気装置1は、自動車の窓枠18に対して表面が車外を向くように車外側から取り付けられるシート体3と、このシート体3の裏面の縁に設けられて窓枠18に係合することで、シート体3を窓枠18に固定する係合体17とを有しているものである。このシート体3には、1又は複数の換気用のファン6が搭載されている。シート体3の裏面には、ファン6を駆動するための駆動バッテリー8と、ファン6と駆動バッテリー8とを接続してファン6に電力を供給する電源線14とが配設されている。シート体3の中央部には、電源線14を前記シート体3の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔15が形成され、シート体3の全周縁には、窓枠18乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯4が設けられているものとなっている。
このような構成の自動車の窓用の換気装置1であれば、車の窓枠18に簡単に取り付けることができ、確実に車内の空気を換気でき、さらに、車内のプライバシーを確実に保護するとともに、車内への雨風の浸入を確実に防ぐことができるようになる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、使用条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。
例えば、本考案の換気装置1のファン6は、既存の「熱中症対策のためのファン付き作業着」などに搭載されたものが転用可能であるため、ファン6、駆動バッテリー8、電源線14が取り付けられていない状態のもの、すなわち、換気装置1を構成する支持体2(図5に示す形態)のみを消費者に提供することも可能である。このような支持体2であれば、使用者は市販の小型ファン6を購入し、当該支持体2の開孔5に取り付けることで、簡単に自動車の窓用の換気装置1を実現することができる。
なお、一般的に販売されているファン6を取り付ける際に、シート体3がプラスチックのような可切断性を有する素材であれば、取り付けようとするファン6が大径であっても、ハサミ等にて開孔6を切り広げることができ、あらゆるサイズのファンを確実に取り付けることが可能である。
また、実施の形態で説明した換気装置1は、バン型の自動車の窓枠18に対応する形状であった。しかしながら、換気装置1(シート体3)の形状は様々に変更でき、他の自動車にも適用可能である。
1 換気装置
2 支持体
3 シート体
4 防止帯
5 開孔
6 ファン
7 コネクタプラグ
8 駆動バッテリー
9 取り付け体
10 横帯体
11 縦帯体
12 面テープ
13 スナップボタン
14 電源線
15 スリット孔
16 目隠し帯
17 係合体
18 窓枠

Claims (4)

  1. 自動車の窓枠に対して表面が車外を向くように車外側から取り付けられるシート体と、前記シート体の裏面の縁に設けられて前記窓枠に係合することで、前記シート体を窓枠に固定する係合体とを有しており、
    前記シート体には、1又は複数の換気用のファンが搭載され、
    前記シート体の裏面には、前記ファンを駆動するための駆動バッテリーと、前記ファンと駆動バッテリーとを接続して前記ファンに電力を供給する電源線と、が配設され、
    前記シート体の中央部には、前記電源線を前記シート体の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔が形成され、
    前記シート体の全周縁には、窓枠乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯が設けられている
    ことを特徴とする自動車の窓用の換気装置。
  2. 前記複数のファンの内、少なくとも1つは車内側から車外側へ空気を誘導する外向きファンとされ、少なくとも1つは車外側から車内側へ空気を誘導する内向きファンとされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車の窓用の換気装置。
  3. 自動車の窓枠に対して表面が車外を向くように車外側から取り付けられるシート体と、前記シート体の裏面の縁に設けられて前記窓枠に係合することで、前記シート体を窓枠に固定する係合体とを有しており、
    前記シート体には、1又は複数の換気用のファンを配設するための1又は複数の開孔が形成され、
    前記シート体の裏面には、前記ファンを駆動するための駆動バッテリーを取り付けるための取り付け体が設けられ、
    前記シート体の中央部には、前記駆動バッテリーと前記ファンとを結ぶ電源線を前記シート体の裏面から表面へと延線可能とするスリット孔が形成され、
    前記シート体の全周縁には、窓枠乃至は窓ガラスと面接することで防水機能を生じる防止帯が設けられている
    ことを特徴とする自動車の窓用の換気装置を構成する支持体。
  4. 前記取り付け体は、前記シート体の裏面に、着脱自在及び/又は上下反転自在に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の自動車の窓用の換気装置を構成する支持体。
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