JP3236620B2 - 繊維及びフィルムの製造法 - Google Patents

繊維及びフィルムの製造法

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JP3236620B2 JP50604594A JP50604594A JP3236620B2 JP 3236620 B2 JP3236620 B2 JP 3236620B2 JP 50604594 A JP50604594 A JP 50604594A JP 50604594 A JP50604594 A JP 50604594A JP 3236620 B2 JP3236620 B2 JP 3236620B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は自立フィルム及び表面上にコートされたフィ
ルムを含む繊維又はフィルムのような吸水性造形品の製
造方法に関する。
多量の水又は液体を吸収することができる高分子材料
の繊維又はフィルムを製造することが知られている。こ
のような繊維又はフィルムを製造するための1つの方法
は、熱作用下で架橋しうる水溶性ポリマーを出発材料と
して使用することである。この高分子材料は水中に溶解
して水溶液を形成し、それは、その後、加熱ガス環境中
に押出しされる。これにより、水溶性ポリマーは製造さ
れ、それは材料が押出しされる加熱ガス環境により乾燥
する。押出しされた繊維又はフィルムは、次いで、加熱
されて、それが水不溶性ではあるが吸水性であるように
ポリマーが架橋される。
架橋工程がなければ、繊維又はフィルムは、その後に
万一、水に遭遇すれば、再溶解するであろう。それ故、
架橋工程は繊維又はフィルムを安定化させ、それによ
り、水との遭遇時にそれが溶解しないで水を吸収する。
材料を加熱して、そして架橋すればするほど、製品の水
を吸収できなくなるが、一般に、材料は安定になり、そ
して水吸収時にその構造を保持し、繊維は繊維性を保持
する。架橋及び加熱の正確な量は吸水性繊維又はフィル
ムが使用される用途に依存するであろう。
背景技術 欧州特許出願公開第EP−A−268498号は、カルボキシ
ル及びヒドロキシルモノマーを含む水溶性エチレン系不
飽和モノマーブレンド重合から実質的に線状のポリマー
を形成させること、及び、その後、線状ポリマー中のカ
ルボキシル及びヒドロキシルモノマーを反応させてポリ
マー内部に相互架橋を形成させること、により製造され
た、吸水性で水不溶性の高分子繊維、フィルム、コーテ
ィング、結合層又はフォームを記載している。
欧州特許出願公開第EP−A−269393号は可塑化モノマ
ーを含むモノエチレン系不飽和モノマーの水溶性ブレン
ドから形成された実質的に線状のポリマーの溶液の乾式
押出しすること、溶剤を蒸発させること及び外部可塑剤
により可塑化された高分子繊維又はフィルムを形成させ
ること、外部可塑剤を繊維又はフィルム中に残したまま
繊維又はフィルムを延伸すること、並びに、その後、ポ
リマーを架橋させることにより製造された吸水性で水不
溶性の架橋したポリマー繊維又はフィルムを記載してい
る。
欧州特許出願公開第EP−A−342919号は、イオンモノ
マーを含む水溶性のエチレン系不飽和モノマーのポリマ
ーから押出し及び延伸により製造されたフィルム又は繊
維を記載している。対イオン潤滑性化合物は延伸の前も
しくは間に繊維又はフィルムの表面に吸収される。
欧州特許出願公開第EP−A−397410号は、アクリル酸
のようなカルボキシルモノマーとヒドロキシルモノマー
の水溶性の線状ポリマーを記載している。これは、ポリ
マーの水溶液の押出しにより繊維又はフィルムとして造
形された後に、カルボキシルとヒドロキシル基の間に架
橋を形成するように架橋されうる。
仏国特許出願公開第FR−A−2355929号は、80重量%
を上回る水保持容量を有するヤーン及び繊維を製造する
方法を記載しており、前記方法において、分子中に少な
くとも2個のヒドロキシル基及び/又は第一級若しくは
第二級アミノ基を含む脂肪族、脂環式、アリール脂肪族
若しくは芳香族化合物及び均質に分布されたアクリル酸
の水溶性ポリマーを含む水溶液は紡糸され、そして、こ
のように紡糸されたヤーンは100℃〜200℃の温度に加熱
される。
発明の開示 本発明の1つの態様によると、繊維又はフィルムを形
成するように水溶性ポリマーの水溶液を気体媒体中に押
出しすること、及び、架橋した繊維又はフィルムが水不
溶性になるように充分な程度にこの繊維又はフィルムを
125℃〜250℃の範囲の温度で架橋させることによる吸水
性で水不溶性の繊維又はフィルムを製造する方法は、押
出しされた繊維又はフィルムが繊維又はフィルムの乾燥
重量基準で8〜25%の湿分含有率で回収され、そして、
100℃以下の温度で更に乾燥され、それにより、架橋工
程に入ってくる繊維又はフィルムは繊維又はフィルムの
乾燥重量基準で0〜10%の範囲である、より低い湿分含
有率を有することを特徴とする。
ポリマーを架橋させるように繊維又はフィルムを加工
する従来の方法は、繊維又はフィルムがもはや粘着性で
ない湿分含有率で繊維又はフィルムを回収すること、そ
して、その後、繊維又はフィルムを125℃〜250℃の温度
に加熱して架橋を起こさせることであろう。本発明によ
り、もし繊維又はフィルムが、回収後であるが架橋ゾー
ンに通過させる前に100℃以下の温度で乾燥されるなら
ば、繊維又はフィルム表面で減少した亀裂又はひび割れ
を有する材料が得られうることが予期せずに判明し、繊
維のカーディング及びクリンプ加工のような続いて行う
繊維加工の間により少ない損傷を受ける傾向があり、そ
して、あらゆる形の更なる加工の間に微粒子を落とさな
い傾向がある点でその材料はより強靱である。繊維又は
フィルムは架橋段階の間に加熱されるときに、いずれに
せよ乾燥されるので、このことは驚くべきことである。
好ましくは、水溶性の未架橋ポリマーは実質的に線状
であり、且つ、モノエチレン系不飽和モノマーの水溶性
ブレンドから形成されており、それは最終の架橋したポ
リマーが吸水性であるように選択されなければならな
い。この目的でモノマーを選択する方法は、例えば、上
記に記載の欧州特許出願第EP−A−397410号から分か
る。好ましくは、モノエチレン系不飽和モノマーの水溶
性ブレンドはアニオンモノマーを含み、例えば、それ
は、50〜95重量%のエチレン系不飽和カルボキシルモノ
マー及び5〜50重量%の共重合性エチレン系不飽和モノ
マーを含む。共重合性モノマーは好ましくは主として非
イオンモノマーを含む。本発明において使用されるモノ
マーは好ましくはアクリルモノマーである。
好ましいカルボキシルモノマーはメタクリル酸若しく
はアクリル酸であるが、マレイン酸若しくは無水マレイ
ン酸、イタコン酸又はあらゆる他の従来のエチレン系不
飽和カルボン酸又は酸無水物も適切である。コポリマー
中のカルボキシルモノマー単位の幾つかは、2−アクリ
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸又はアリルス
ルホン酸のようなエチレン系不飽和スルホン酸から誘導
されたモノマー単位により任意に置換されていてよい。
カルボキシル及びスルホン酸モノマーは最終のポリマー
中で遊離酸又は水溶性塩の形で存在してよく、適切な塩
はアンモニア、アミン又はアルカリ金属により形成され
る。
架橋反応がカルボン酸基による反応を含むときに、通
常、好ましくは、少なくとも幾つかのカルボン酸基は架
橋が起こる前に遊離酸基として存在するべきである。例
えば、この目的で、架橋が起こる前に10〜75%、好まし
くは25〜75%の酸基が遊離酸の形であることが適切であ
ろう。
カルボキシルモノマーとの共重合用の共重合性エチレ
ン系不飽和モノマーは水溶性エチレン系不飽和モノマ
ー、例えば、アクリルアミド又は水不溶性モノマー、例
えば、イソブチレンのようなオレフィン、芳香族エチレ
ン系不飽和モノマー、例えば、スチレン若しくは置換ス
チレン、又はアクリル酸若しくはメタクリル酸のアルキ
ルエステル、例えば、メチル若しくはエチルアクリレー
ト若しくはメタクリレート、ブチルアクリレート若しく
はメタクリレート又は2−エチルアクリレート若しくは
メタクリレート、ビニルアセテート又はアクリロニトリ
ルであってよい。1種以上の共重合性モノマーは存在し
てよい。カルボキシル基との内部架橋のための基を提供
するであろうモノマー(下記に論じる)は通常含まれ
る。使用されうる他の非イオンモノマーは式−AmBnApR
(式中、Bはエチレンオキシであり、nは少なくとも2
の整数であり、Aはプロピレンオキシ若しくはブチレン
オキシであり、m及びpは各々nより小さい整数であ
り、好ましくは2を下回り、最も好ましくは0であり、
そしてRは少なくとも8個の炭素原子を含む疎水性基で
ある。)のペンダント基を有するエチレン系不飽和モノ
マーを含み、欧州特許出願第EP−A−213799号に更に詳
細に記載されている。コモノマーは、一般に、コポリマ
ーを形成するために使用されるモノマーの重量基準で少
なくとも5%、好ましくは少なくとも10%の量で存在
し、それらは約50重量%までの量で、一般には45重量%
を下回る量で存在しうる。
実質的に線状の水溶性ポリマーはあらゆる従来の方法
でモノマーブレンドから形成されうる。それは予備形成
され、その後、ポリマー溶液を形成するように溶解され
てよい。例えば、もしモノマーブレンドが水中に可溶性
であるならば逆相(reverse−phase)重合により、又
は、もしブレンドが水中に不溶性であるならば油中水滴
エマルジョン重合により、例えば、低いpHで製造されて
よい。しかし、このことはポリマーが界面活性剤により
汚染されるかもしれないという危険を起こし、これは望
ましくない。それ故、好ましくは、ポリマーは水溶液重
合又は他の溶液重合法により製造される。一般に、それ
は押出し(通常、水)されようとする溶剤中で溶液重合
により形成される。重合は通常の方法で、通常の開始剤
及び/又は連鎖移動剤の存在下で所望の分子量を提供す
るように行われうる。
押出しされようとする水溶液中のポリマーの濃度は、
一般に、5〜50重量%であり、そして、押出しに便利な
粘度を有する溶液を提供するように、ポリマーの分子量
に関連を有して選択されるであろう。ポリマーの濃度
は、通常、少なくとも15重量%であり、30〜45重量%、
例えば、35〜40重量%はしばしば特に適切である。
押出しされる溶液は20℃において、例えば、20,000mP
a.sまでの低い粘度を有してよいが、一般には、20℃に
おいてブルックフィールドRVTスピンドル7で20rpmを使
用して測定して、粘度は少なくとも50,000であり、通常
には少なくとも80,000であり、そして、しばしば200,00
0mPa.sである。押出し(紡糸)温度であって、通常、高
温、例えば、80℃を上回るがポリマー溶液の沸点を下回
る温度での粘度は、また、望ましくは比較的高い。80℃
での溶液は、通常、少なくとも5,000又は10,000mPa.s、
最も好ましくは少なくとも20,000mPa.sの粘度を有す
る。例えば、それは50,000〜100,000mPa.sの範囲であり
うる。これらの値は、80℃を下回る温度範囲での20rpm
でのブルックフィールドRVT粘度計スピンドル7を使用
して得られた値からの外挿により得られうる。
押出しされる溶液の溶剤は、一般に、水単独である
が、それは水と有機溶剤、例えば、メタノールのブレン
ドであることができる。溶剤は押出し後の急速な蒸発を
可能にするように揮発性でなければならない。溶液が押
出しされる気体環境は好ましくは加熱空気である。繊維
が形成されるときに、ポリマーは紡糸口金を通して押出
しされ、それは合成繊維製造に従来から使用されている
タイプのものであることができ、そして、加熱空気は乾
式紡糸に従来から使用されているタイプのセル中に含ま
れることができる。押出しされた繊維は従来の繊維機
械、例えば、ゴデット上にヤーン又はトウとして巻き取
られることができる。従来の紡糸仕上げは、好ましくは
非水性であり、それは通常、巻き取り後に繊維に適用さ
れる。
繊維が巻き取られる点での繊維の湿分含有率、一般
に、繊維の乾燥重量基準で8〜25%である。この点での
繊維は、特に、繊維が乾燥工程を通過した後に機械的に
取り扱われるならば、好ましくは少なくとも10重量%、
最も好ましくは少なくとも12重量%の湿分含有率を有す
る。もし繊維が回収前に8%を下回る湿分含有率に乾燥
されるならば、それは減少した機械強度を有し、特に、
脆いであろう。それは、ウェブを形成するための切断、
クリンプ加工又は直交配置のような加工に耐えられない
であろう。繊維の湿分含有率は、もし繊維がパッケージ
上に回収されるならば、繊維が互いに粘着することを避
けるように、好ましくは、繊維の乾燥重量基準で22%以
下である。少なくとも15%でかつ20%以下の湿分含有率
は特に有利である。
フィルムを形成するときに、水溶液は、例えば、一般
に加熱空気である加熱気体環境を通過してスリットダイ
又は環状ダイを通して、支持体表面、例えば、加熱され
たロータリードラム上に押出しされうる。支持体表面は
剥離性を有する。フィルムの乾燥はドラム上で続けら
れ、そして、フィルムはドラムからストリップされてロ
ール上に巻き取られる。フィルムが巻き取られるときの
フィルムの湿分含有率は、一般に、フィルムの乾燥重量
基準で8〜25%であり、好ましくは10〜22%であり、最
も好ましくは12〜20%である。
繊維又はフィルムは回収される前に延伸されることが
好ましい。延伸はポリマー溶液の押出し速度(紡糸口金
又はダイの出口細管を通るポリマー溶液の線速度)より
高い回収装置、例えば、巻き取りゴデットの速度を有す
ることにより行われる。押出し速度に対する引き取り速
度の比は、一般に、2:1〜8:1であり、最も好ましくは3:
1〜6:1である。
繊維が回収されるときの繊維の直径は好ましくはフィ
ラメント当たり20デシテックス以下の重量、例えば、フ
ィラメント当たり2〜15デシテックスの重量に相当す
る。
このように引き取りされた繊維又はフィルムは、繊維
又はフィルムの重量基準で0〜10%、好ましくは4〜8
%の湿分含有率に更に乾燥される。この更なる乾燥工程
において行われる乾燥の度合いは、好ましくは、繊維又
はフィルムの乾燥重量基準で少なくとも5%、繊維又は
フィルムの湿分含有率を減じるような程度である。乾燥
は、繊維又はフィルム構造内に過熱蒸気の泡の形成によ
る繊維又はフィルムに対する損傷を避けるように、100
℃以下の温度で行われる。乾燥は、好ましくは、一般に
50℃を上回る温度、例えば、60〜90℃の炉内を通して繊
維又はフィルムを通過させることにより行われる。
繊維又はフィルム上にいずれかの機械加工が行われる
必要があるならば、繊維又はフィルムが繊維又はフィル
ムの乾燥重量基準で少なくとも8%であり、好ましくは
少なくとも10%若しくは12%から、25%までであって、
好ましくは22%以下の湿分含有率であり、最も好ましく
は15〜20%の湿分含有率を有する間に更なる乾燥工程の
前に行われることは有利であろう。このような機械加工
工程の例は、繊維のクリンプ加工、繊維又はフィルムの
延伸、繊維のステープル繊維への切断、空気式輸送、繊
維ブレンディング、バットを形成するための繊維の直交
配置又はテープを形成するためのフィルムのスリッティ
ングである。例えば、繊維はステープル繊維に切断さ
れ、有孔の支持体、好ましくは、移動ベルト上にステー
プル繊維のベッドとして乾燥されることができ;別に
は、連続繊維はバットを形成するように有孔ベルト上に
直交配置され、そして、その形で乾燥されることができ
る。別には、機械処理は、更なる乾燥工程の間に行われ
ることができる。例えば、フィルムは幅出機上で延伸さ
れながら乾燥されることができる。
架橋工程において、水溶性ポリマーはポリマーを水不
溶性にするために充分なポリマー鎖の架橋を起こさせる
ように加熱される。架橋は水溶性ポリマーの主鎖中への
反応により行われることができるが、好ましくは水溶性
ポリマーを形成するように重合したモノマーのうちの1
種以上から提供されるペンダント基を通した架橋により
行われる。架橋は好ましくは、ポリマー押出し後の水溶
性ポリマー中のペンダントカルボン酸基の反応によるエ
ステル、アミド(又はイミド)又はウレタン基の形成を
含む。エステル基の形成は好ましい。
好ましくは、ポリマーは押出しされたポリマー内の反
応性基間の反応により内部架橋される。通常、カルボキ
シル基は反応性基の1つのタイプとして作用し、そし
て、ヒドロキシル、エポキシド、アミノ又はブロックド
イソシアネート基と反応する。特に好ましい系は、欧州
特許出願第EP−A−268498号に詳細に記載されている。
これらの系において、押出しされたポリマーは、結合中
に炭素及び酸素しか含まないエステル架橋を形成するよ
うに、カルボン酸モノマー基を提供するモノマー及びカ
ルボン酸基と反応しうるヒドロキシル基を提供するモノ
マーを含むモノマーブレンドから形成される。一般に、
カルボン酸基はアクリル酸若しくはメタクリル酸により
提供され、そして、ヒドロキシル基はアリルアルコー
ル、グリシジルメタクリレートのようなエポキシド置換
ビニルモノマー、又は、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート又は3−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレートのようなビニルカルボン酸のヒドロ
キシアルキルエステル、又は、ビニルアルコール基によ
り提供される。別のヒドロキシル基含有モノマーは式CH
R1=CR2−Y−Ma−OH(式中、R1は水素又はカルボニル
であり、R2は水素又はメチルであり、YはO、CH2O又は
COOであり、Mはアルキレンオキシであり、例えば、エ
チレンオキシ又は1,2−プロピレンオキシであり、そし
てaは1より大きな整数であり、好ましくは少なくとも
5である。)のものであり、それは欧州特許出願第EP−
A397410号に開示されている。別には、コモノマーは第
一級若しくは第二級アミノ基を含むことができ、例え
ば、2−アミノエチルメタクリレートであり、又は、そ
れはアミド架橋を形成するように反応し、又は、イソシ
アネート基(それは押出しの間の架橋を防ぐようにブロ
ックされている必要があるであろう)を含むことがで
き、例えば、2−イソシアナトエチルメタクリレートで
あり、それはウレタン結合を形成する。
別には、反応は押出加工において到達する温度におい
て実質的に無揮発性であるべきである外部架橋剤を含ん
で行われてよい。コポリマーを外部架橋するための種々
の系は欧州特許出願第EP−A−269393号及び仏国特許出
願第FR−A−2355929号に記載されており、そして、こ
れらは本発明に使用されうる。例えば、ヒドロキシル官
能性又はカルボキシル官能性の線状ポリマーはジイソシ
アネート(ブロックされている必要があるであろう)に
より架橋されることができ、又は、カルボキシ官能性ポ
リマーはエチレンジアミンのようなポリアミンにより又
はヒドロキシル及び/又はエポキシド基を含む多官能性
試薬により架橋されることができる。
繊維又はフィルムを架橋するために使用される温度は
一般に125〜250℃の範囲である。カルボン酸及びヒドロ
キシル基の反応によりエステル架橋が形成されるとき
に、架橋に好ましい温度は少なくとも150℃又は160℃で
あり、そして好ましくは225℃以下である。押出加工の
間に到達される温度、例えば、乾式紡糸の間にフィラメ
ントが到達する温度は早期架橋を抑制するように架橋温
度よりも低く、好ましくは30℃は低く;エステル架橋を
形成するときには、押出加工の間に到達される温度は好
ましくは120℃以下である。架橋工程が行われる時間は
一般に2分間〜2時間の範囲であり;このときに架橋工
程を行うために必要な温度が繊維又はフィルム中に存在
するいかなる化学物質をも損傷しないならば、5分間〜
15分間の架橋時間が好ましい。熱架橋のために使用され
る装置は、一般に、乾燥のために使用される装置と同一
であることができ、例えば、繊維又はフィルムは炉を通
過されてよい。繊維は孔質のコンベアーベルトのような
有孔支持体上の繊維のベッドとして架橋される。
架橋用に使用されるヒートゾーンに繊維又はフィルム
が入るときに、その湿分含有率は繊維又はフィルムの重
量基準で0〜10重量%の範囲である。我々は、繊維又は
フィルムの湿分含有率がこの段階で10%を上回るなら
ば、架橋に使用される高温における急速な蒸発により繊
維又はフィルムの構造に対する損傷が生じる。一般に、
製造される繊維の強度は架橋開始時の繊維又はフィルム
の湿分含有率の減少とともに増加する。湿分含有率4又
は5%にまで湿分含有率を減少させることは向上した機
械強度を有する繊維又はフィルムをもたらす。このよう
に、本発明を実施するための最も好ましい方法におい
て、繊維は乾式紡糸され、そして、繊維の乾燥重量基準
で15〜20%の湿分含有率で回収され、クリンプ加工さ
れ、及び/又は必要なときに切断され、そして、架橋工
程に入る前に4〜8%の湿分含有率にまで乾燥される。
しかし、もし繊維が最初に10〜12%の湿分含有率で回収
されるならば、架橋工程に入る前に繊維を3〜6%の湿
分含有率にまで乾燥することが更に有利であり;同様
に、架橋前に15〜20%の湿分含有率から10%にまで乾燥
することは有利であるが、より低い含有率にまで乾燥す
ることは繊維の性質を更に向上させるであろう。一般
に、4%を下回る、特に2%を下回る湿分含有率にまで
乾燥する更なる利点は、100℃を下回る温度で行われる
これらの低い含有率の湿分を除去する更なるコストを比
較すると、殆どない。
架橋工程から生じる繊維又はフィルムは、架橋におい
て高温が使用されるために、一般には1%未満の非常に
低い湿分含有率を有する。特定の用途、特に更なる繊維
加工を経験する繊維では、我々は、架橋後に制御される
ように湿分を加えること、例えば、乾燥繊維重量基準で
少なくとも10%、そして一般には30%まで、例えば、10
〜20%の値まで湿分含有率を増加させることは、より脆
性の低い繊維を提供するために有利であることを発見し
た。
このように、本発明の別の態様により、架橋性高分子
材料を繊維を形成するために紡糸すること及びこの繊維
を100℃より高い温度で架橋することによる架橋された
繊維を製造する方法は、架橋された繊維は、繊維の乾燥
重量基準で少なくとも10%まで繊維の湿分含有率を上昇
させるために、架橋後に、湿潤空気で処理されることを
特徴とする。
繊維の処理は周囲温度において湿潤空気により行われ
てよいが、好ましくは、少なくとも40℃で、好ましくは
少なくとも50℃で、約90℃の温度までの高温で湿潤空気
により行われる。湿潤空気は繊維上に所望される湿分含
有率より高い相対湿度を有すべきであり、そして、100
%までの相対湿度を有することができるが、高温で湿潤
空気を使用するときには、相対湿度は好ましくは40〜75
%である。湿潤空気による処理は好ましくは、支持体、
好ましくは有孔コンベアーベルトのような孔質支持体上
の繊維のベッドを必要な温度及び湿度での空気流を有す
るチャンバー中に通過させることにより行われる。湿潤
空気は好ましくは繊維の均質な処理を達成するように繊
維のベッドを通過する。繊維のパッケージを湿潤空気に
さらすことは、一般に、繊維の均質な湿潤化を達成しな
いであろう。
繊維の湿分含有率を増加させるためのこのような処理
は、繊維加工、例えば、カーディング、紡糸、クリンプ
加工、ウィービング若しくはニッティング又はニードリ
ングのような機械処理を含む不織布生成を受けるとき
に、好ましくは行われる。このような加工が意図された
繊維は、通常には少なくとも10mmの、頻繁には少なくと
も25mmのステープル長さであって、100又は200mmまでの
ステープル長さを有し、又は、それは連続フィラメント
であってもよい。
多くのの用途では、本発明により製造された繊維は、
エアレイイング(乾式)又はウェットレイイング(湿
式)によりウェブに加工される。特に、空気中に浮かん
だ繊維からメッシュの下側に吸引手段を有する孔質メッ
シュ上へのエアレイイングは広く使用されており、そし
て、使い捨ての吸収性製品に使用される繊維ウェブを形
成するの安価な方法である。このような不織布形成法で
の使用では、繊維の再湿潤化は必要不可欠ではないが、
製品に害なく行うことができる。架橋前に100℃未満で
の乾燥工程を使用することは、より低い表面損傷を有す
る繊維を製造するには更に有利である。
再湿潤化工程は脆性を減じるのにより顕著な効果を有
し、このため、架橋前に100℃を下回る温度での乾燥工
程よりも繊維加工の間の繊維の損失を減じる、繊維加工
の最良の結果はこれらの両方の工程が使用される方法に
より得られるが、再湿潤化工程は、架橋が予備乾燥工程
なしに行われる方法においても使用されうる。この場
合、繊維が回収され、そして、架橋剤にフィードされる
ときに、繊維の湿分含有率は好ましくは繊維の乾燥重量
基準で15%未満、例えば、8〜12%である。
本発明の別の態様によると、吸水性の水不溶性コーテ
ィングは、柔軟基材、例えば、フィルム又は布帛が架橋
性の水溶性ポリマーの水溶液でコートされ、コーティン
グが一般に100℃より高い温度で湿分含有率8〜25重量
%にまで乾燥され、そして、その後、100℃より低い温
度で0〜10重量%の範囲のより低い湿分含有率にまで更
に乾燥され、そして更に乾燥されたコーティングは125
〜250℃の範囲の温度に加熱されることにより架橋され
る方法により製造される。コートされたフィルム又は布
帛は、2つの乾燥工程の間に、機械加工、例えば、パッ
ケージに巻かれ、延伸及び/又は切断されることができ
る。使用される架橋性の水溶性ポリマーは上記に記載の
ように繊維又はフィルムを製造するために使用されてよ
く、それは同様の濃度及び粘度の水溶液として柔軟基材
上にコートされてよい。
図面の簡単な説明 添付の1つの図は、本発明による乾式紡糸、回収、切
断、乾燥、架橋及び再湿潤化のプロセスのための全体の
模式図である。
本発明はここで、図面を参照することにより説明され
るであろう。加熱され、そして濾過された紡糸ドープを
紡糸口金10を通して押出しし、乾式紡糸セル13中で繊維
11を形成させる。加熱空気はセル13中を循環する。押出
しされた繊維11がセル13を下方に向かって通過するとき
に乾燥され、そして、団結化され、そしてゴデット15の
周囲に回収される。繊維はセル13の乾燥チャンバーのサ
イドから小穴16を通してトウ17の形で出てくる。
16でトウの形で出てくる繊維の湿分含有率は繊維の乾
燥重量基準で8〜25%である。必要ならば、繊維ストラ
ンドがトウ17の形で出てくるときに、繊維ストランドに
紡糸仕上げが施されうる。
トウ17は通常のステープル切断機18中に通過し、ステ
ープル繊維19として切断機から落ちる。加工されたステ
ープル繊維の例は6mm〜52mmの繊維であるが、より短い
及び長い、並びに中間の長さの繊維は本発明の方法から
利益を受ける。ステープル繊維19は移動している空気透
過性ベルト20上に落ち、湿分含有率8〜25%を有する繊
維のベッド21を形成する。別には、ステープル繊維19は
予備乾燥炉22を通過するベルト20に繊維を制御して供給
するように配置されたフィードホッパーを通過すること
もできる。繊維は、切断機18からベルト20の上方に位置
するホッパーに、例えば、空気式で輸送されてよい。ホ
ッパーは(繊維取扱で知られている)タイプであること
ができ、ここで、ホッパーから繊維を引き出すために1
対の縦溝入りローラーは回転し、繊維をベルト20上にフ
ィードする。ベッド21中の繊維の均質な分布性を向上さ
せるために、繊維は離散したパイルの繊維としてではな
く緩いウェブとしてベルト20にフィードされうる。この
末端へは、狭いホッパーが好ましくは使用され、そし
て、傾斜したプレートが緩いウェブをより緩やかにベル
ト20上に向かって行かせるように縦溝入りローラーの下
方に位置することができる。ベルト20の上方の固定した
距離にガイドロール及び/又は炉22への入口で下方に傾
斜したフラップは繊維ベッド21の深さを制御することを
補助するように使用されうる。繊維ベッド21の深さは好
ましくは1〜5Kg/m2の重量を有する10mm〜50mmの範囲で
ある。
繊維ベッド21は予備乾燥炉22を通過し、ここで、それ
は100℃以下の温度で、例えば、80℃で、湿分含有率0
〜10%、例えば、約5%を提供するために充分な時間乾
燥される。炉22は好ましくは強制通風炉であり、ここ
で、下方へ通風された熱風は繊維ベッド21に衝突し、そ
して、繊維ベッド21及び透過性ベルトを通過する。炉内
の滞留時間は例えば、6〜50分間の範囲であることがで
きる。
乾燥した繊維は出口23で炉22から出てくる。出口23は
好ましくは繊維が乾燥機から周囲に吹き出されないよう
な手段を有する。出口23は、例えば、柔軟な不透過性材
料、例えば、‘Tygaflor'の商標名で市販の材料の下方
に傾斜したフラップで形成されてよく、それは炉22から
出口23に導くベルト20に沿って数デシメートル間延びて
いる。出口23から逃げてくる空気は繊維ベッド21中に強
制され、最終的に孔質ベルト20を通過し、繊維をベルト
20上に保持する傾向がある。乾燥した繊維の層はストリ
ーム24でベルト20から第二の透過性コンベアーベルト上
に落ちる。繊維は、別には、ベルト25にフィードするホ
ッパーに落ち又は輸送されることができ、又は、単一の
コンベアーベルトが予備乾燥炉22及び次の架橋炉を通過
することができる。
予備乾燥したステープル繊維はコンベアー25上でベッ
ド26を形成する。繊維のベッド26はベルト26上の繊維ベ
ッド21と同一の厚さ及び重量であってよく、又は、それ
は幾分薄く、例えば、0.8〜3.5kg/m2の範囲であってよ
い。繊維のベッド26は、その後、架橋炉27を通過し、こ
こで、予備乾燥されたステープル繊維は125〜250℃の範
囲の温度、例えば、200℃に8分間加熱されて、吸収性
繊維を製造するように水溶性ポリマーを架橋する。
架橋炉27は好ましくは予備乾燥炉22と同様のタイプの
強制通風炉であり、緩い繊維が炉から吹き出さないよう
な同様の手段を有する。架橋後、吸収性繊維はコンベア
ー25から28のような更なるコンベアー29上にフィードさ
れ、それは好ましくはコンベアー20及び25と同様に透過
性ベルトである。繊維は、別には、ホッパー、フィード
コンベアー29にフィードされることができ、又は、単一
のコンベアーベルトは架橋炉及び次の再湿潤化チャンバ
ーを通過することができる。
コンベアー29上で、繊維吸収性材料のベッドは再湿潤
化チャンバー30を通過し、ここで、繊維の湿分含有率は
少なくとも10%、例えば、約15%に増加される。再湿潤
化チャンバー30は好ましくは下方に通風された湿った温
風、例えば、50%の相対湿度で65℃の空気を有し、それ
は繊維ベッドに衝突する。チャンバーは炉22及び27と同
様の構造であることができる。再湿潤化チャンバー30で
の滞留時間は、例えば、3〜45分間であることができ
る。再湿潤化した繊維は、その後、31のようにコンベア
ー29を通過して適切な貯蔵及び/又はパッケージング装
置に送られる。
産業上の用途 本発明の吸水性水不溶性繊維又はフィルムは種々の製
品として使用されうる。繊維は、吸収性の人体用製品、
例えば、タンポン、使い捨ておむつ、衛生用ナプキン又
は失禁用パッドに使用されることができる。吸収性繊維
は好ましくは他の繊維、例えば、綿又は欧州特許出願第
EP−A−301874号に記載のような多枝(multi−limbe
d)セルロース繊維を含む再生セルロース繊維のような
セルロース繊維、又は、ポリプロピレン若しくはポリエ
ステル繊維との組み合わせで使用されることができる。
吸収性繊維は、例えば、カーディング又はエアレイイン
グにより前記の他の繊維と均質混合され、混合繊維のウ
ェブを形成する。別には、本発明により製造された吸収
性繊維は繊維層の間に挟まれた吸収剤として使用される
ことができる。セルロース繊維とのブレンド中の吸収性
繊維の比率は、吸収性製品では、例えば、少なくとも5
重量%であり、95重量%までであり、好ましくは少なく
とも10%であり、50重量%までである。吸収性繊維は、
吸収性製品中で、フラッフトウッドパルプ又は合成繊維
パルプ、例えば、ポリオレフィンパルプとの組み合わせ
で同様の含有率で使用されることもできる。
本発明により製造された吸収性繊維又は吸収性フィル
ムを含むヤーン、織布又は不織布は地下ケーブルの水の
浸入を防ぐ膨潤性材料として使用されることもできる。
ヤーン又は布帛テープはケーブルを包むように使用され
ても、又は、ケーブルの長手方向に横たえてもよい。
吸収性繊維又はフィルムは、Research Disclosure,1
月1992年のp−60〜61に記載されているタイプの多くの
他の用途、例えば、フィルター、パッケージ用マット若
しくは吸収性ライナー、使い捨て雑巾、マット−靴の内
底若しくはベッドシーツ、膨潤性ガスケット若しくはシ
ール、園芸における湿分保持マット、湿分保持パッケー
ジング又は膨潤性自己シール性縫い糸に使用されうる。
本発明は次の実施例により例示され、ここで、特に指
示がないかぎり、部及びパーセントは重量基準である。
実施例1 78モル%アクリル酸(75%がナトリウム塩として中和
されている)、20モル%メチルアクリレート及び2モル
%ヘキサプロピレングリコールモノメタクリレートのコ
ポリマーの38%水溶液を紡糸口金を通してセル中へ向か
って繊維に紡糸し、ここで、繊維から水を除去した。紡
糸口金における溶液の温度は90〜100℃であった。セル
は150℃でチューブウォールヒーターにより加熱され
た。繊維は約200m/minでトウとして回収され、ステープ
ルカッターを通過した。繊維はステープルカッターに通
るときに、乾燥繊維基準で16%の湿分含有率を有し、そ
して、約15デシテックスのフィラメント当たり重量を有
した。
繊維を160mm長さに切断し、そして、乾燥繊維基準で
7%の湿分含有率になるように70℃で強制通風炉中で乾
燥させた。乾燥した繊維を、その後、炉中で200℃で10
分間架橋させて、水吸収性で水不溶性の繊維を形成させ
た。その後、繊維を60℃及び50%相対湿度で8時間条件
調節して、乾燥繊維基準で15%の湿分含有率にした。
製造された繊維は、自由膨潤吸収性50g/g及び荷重下
保持性35g/gを有した。
自由膨潤試験において、0.5gの繊維を30mlの0.9%水
性の塩水溶液中に分散させ、そして5分間放置する。こ
の分散体を、その後、孔サイズ100〜160ミクロンの焼結
されたMark1漏斗を通して濾過し、そして、5分間又は
ドリッピングが止まるまで、どちらか長い方の時間放置
する。漏斗を通して濾過された水の量を計量し、そして
繊維により吸収された塩水溶液の重量を引き算で計算す
る。
上記の試験に従い、荷重下保持性は5分間又はドリッ
ピングが止まるまで、どちらか長い方の時間約3.4kPaで
圧力を加え、出てきた塩水溶液を計量することにより測
定される。繊維により保持された塩水溶液の重量は引き
算により計算する。
比較のために、対照試料を乾燥工程を省略した同一の
方法で製造した。各繊維試料は10dtexの154mmのポリエ
ステルステープル繊維と同一の比率でブレンドされ、そ
して、半梳毛機及び切綿機を通して加工され、11.5g/m
の重量を有するシルバーを製造した。出口が梳毛機及び
切綿機からニップされた後に梳毛機下及び表面上に堆積
した短い破断した繊維の量は対照試料よりも本発明によ
り製造された繊維では実質的に少なかった。
実施例2 実施例1の方法を繰り返したが、繊維を架橋した後に
再湿潤化工程が、再湿潤化チャンバー中、孔質ベルト上
に繊維ベッドとして繊維を処理することにより行われ
た。再湿潤化チャンバーは強制通風炉であり、下方に通
風される60℃の温度及び55%の相対湿度で空気を有し
た。再湿潤化工程は8分間行われ、15%の繊維の湿分含
有率が達成された。繊維は実施例1の繊維と同一の吸収
性及び加工性を有した。
実施例3 実施例1に記載のような水性コポリマー溶液を乾式紡
糸し、そして、湿分含有率15%でトウとして繊維を回収
することにより繊維を製造した。15デシテックス/フィ
ラメントのトウを6mmのステープル長さに切断した。ス
テープル繊維を7%の湿分含有率に乾燥し、そして、実
施例1に記載のように200℃で10分間架橋させたが、再
湿潤化はさせなかった。
乾燥繊維を空気中に浮かばせ、サクションプレートの
上方の紙製造用ワイヤーメッシュに堆積させて、おむつ
における吸収層として有用なエアーレイド(乾式)不織
布を形成させた。
比較のために、乾燥工程が省略されたことを除いて同
一の方法で対照繊維を製造した。対照繊維はエアレイド
されたときに、本発明の繊維がエアレイドされたときよ
りも、実質的により多くの繊維フラグメントがメッシュ
を通して吸引された空気中に見られた。
実施例4 実施例1の水性コポリマー溶液をより長いセル中に乾
式紡糸することにより繊維を製造した。このため、押出
しされたばかりの繊維の乾燥がより多く起こった。繊維
を湿分含有率11%で回収し、そして、160mmのステープ
ル長さに切断した。その後、いかなる予備乾燥工程をも
なしに、繊維を200℃で10分間炉中で架橋した。65℃の
温度及び50%相対湿度で実施例2の方法を使用して繊維
を再湿潤化させ、最終の湿分含有率16%を達成した。
繊維をポリエステルのステープル繊維とブレンドし、
そして、実施例1のようにシルバーを形成するようにカ
ーディングしたときに、カードの下及び周囲に堆積した
破断した繊維の量は、実施例1の繊維でよりも若干多量
であったが、実施例1の対照繊維よりも実質的に少量で
あった。また、ステープルカッターにおいて実施例1よ
りも多量の短い破断された繊維があった。
比較によると、再湿潤化工程が省略される場合には、
カードの下及び回りに堆積する短い繊維の量は非常に大
きくなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケアフル,ジョン フレデリック イギリス国,コベントリー シーブイ5 6エイチエル,アールスドン,カービ ー ロード 63 (72)発明者 エイカース,ポール ジョン イギリス国,コベントリー シーブイ3 2ディーキュー ビンレー,ビンレー ロード 542 (56)参考文献 特開 平3−213511(JP,A) 特開 昭63−159405(JP,A) 特開 昭63−159440(JP,A) 特表 平6−507452(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 6/00 - 6/96 C08J 5/18 D01D 5/04

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性ポリマーの水溶液を気体媒体中に押
    出して、繊維を形成させること、及び、架橋した繊維が
    水不溶性となるように充分な程度に125℃〜250℃の範囲
    の温度で前記繊維を架橋させることにより、吸水性で水
    不溶性の繊維を製造する方法であって、 押出された繊維は繊維の乾燥重量基準で8〜25%の湿分
    含有率で回収され、そして100℃以下の温度で更に乾燥
    されて、それにより、架橋工程に入る繊維が繊維の乾燥
    重量基準で0〜10%の範囲という、より低い湿分含有率
    を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】水溶性ポリマーの水溶液が紡糸口金を通し
    て押出されて繊維を形成し、そして、繊維が繊維の乾燥
    重量基準で10〜22%の湿分含有率でトウ又はヤーンとし
    て回収されることを特徴とする請求項1記載の吸水性で
    水不溶性の繊維を製造する方法。
  3. 【請求項3】回収される繊維がフィラメント当たり2〜
    20のデシテックスを有することを特徴とする請求項2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】トウ又はヤーンが繊維の乾燥重量基準で10
    〜22%の湿分含有率でステープル繊維に切断され、そし
    て、次いで、繊維の形で乾燥されて架橋されることを特
    徴とする請求項2又は3記載の方法。
  5. 【請求項5】ステープル繊維が、移動しているベルト上
    で繊維ベッドとして乾燥されることを特徴とする、請求
    項4記載の方法。
  6. 【請求項6】繊維が、架橋後に、繊維の乾燥重量基準で
    少なくとも10%の湿分含有率に再湿潤化されることを特
    徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】繊維が回収される前に延伸されることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】押出された繊維が繊維の乾燥重量基準で少
    なくとも12%の湿分含有率で回収されることを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】押出された繊維が繊維の乾燥重量基準で15
    〜20%の湿分含有率で回収されることを特徴とする請求
    項8記載の方法。
  10. 【請求項10】押出された繊維が、架橋工程に入る前に
    100℃以下の温度で、繊維の乾燥重量基準で4〜8%の
    湿分含有率に乾燥されることを特徴とする請求項1〜9
    のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】繊維の湿分含有率が、100℃以下の温度
    での更なる乾燥工程の間に、繊維の乾燥基準で少なくと
    も5%減じられることを特徴とする請求項1〜10のいず
    れか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記乾燥工程が60〜90℃で行われること
    を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】水溶液が30〜45重量%の水溶性ポリマー
    の濃度を有し、且つ、80℃を上回るが、ポリマー溶液の
    沸点を下回る温度で押出されることを特徴とする請求項
    1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】架橋性ポリマー材料を紡糸して繊維を形
    成させること、及び、この繊維を100℃を上回る温度で
    架橋することにより架橋した繊維を製造する方法であっ
    て、 前記架橋した繊維は、架橋後に湿潤空気により処理され
    て、繊維の乾燥重量基準で少なくとも10重量%にまで繊
    維の湿分含有率を上昇させることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】架橋した繊維を処理する湿潤空気が少な
    くとも50℃の温度であることを特徴とする請求項14記載
    の方法。
  16. 【請求項16】湿潤空気を孔質支持体上にある架橋した
    繊維のベッドを通過させることを特徴とする請求項14又
    は15記載の方法。
  17. 【請求項17】架橋した繊維が、水溶性の架橋性ポリマ
    ーの水溶液を気体媒体中に押出して、繊維を形成させる
    こと、及び、前記繊維を100℃より高い温度で架橋させ
    ることにより製造された、吸水性で水不溶性の繊維であ
    ることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載
    の方法。
  18. 【請求項18】水溶性ポリマーが、エチレン系不飽和カ
    ルボキシルモノマー50〜95重量%と、共重合性エチレン
    系不飽和モノマー5〜50重量%のコポリマーであること
    を特徴とする請求項1〜13又は17のいずれか1項に記載
    の方法。
  19. 【請求項19】共重合性エチレン系不飽和モノマーが少
    なくとも部分的にヒドロキシル官能性若しくはエポキシ
    ド官能性コモノマーからなり、そのため、架橋工程の間
    に、カルボキシルモノマーに由来するカルボン酸基と、
    コモノマーに由来するヒドロキシル若しくはエポキシド
    基との間の反応によりエステル架橋が形成することを特
    徴とする請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】水溶性ポリマーの水溶液を気体媒体中に
    押出して、フィルムを形成させること、及び、架橋した
    フィルムが水不溶性となるように充分な程度に125℃〜2
    50℃の範囲の温度でフィルムを架橋させることにより、
    吸水性で水不溶性のフィルムを製造する方法であって、 押出されたフィルムはフィルムの乾燥重量基準で8〜25
    %の湿分含有率で回収され、そして100℃以下の温度で
    更に乾燥されて、それにより、架橋工程に入るフィルム
    がフィルムの乾燥重量基準で0〜10%の範囲という、よ
    り低い湿分含有率を有することを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】水溶性ポリマーの水溶液がスリットダイ
    又は環状ダイを通して押出されてフィルムを形成し、こ
    のフィルムがフィルムの乾燥重量基準で10〜22%の湿分
    含有率で回収されることを特徴とする、吸水性で水不溶
    性のフィルムを製造するための請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】フィルムが、100℃以下の温度での乾燥
    工程前に、フィルムの乾燥重量基準で10〜22%の湿分含
    有率で長手方向に切り開かれることを特徴とする請求項
    21記載の方法。
  23. 【請求項23】フィルムが回収される前に延伸されるこ
    とを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の方
    法。
  24. 【請求項24】押出されたフィルムがフィルムの乾燥重
    量基準で少なくとも12%の湿分含有率で回収されること
    を特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載の方
    法。
  25. 【請求項25】押出されたフィルムがフィルムの乾燥重
    量基準で15〜20%の湿分含有率で回収されることを特徴
    とする請求項24記載の方法。
  26. 【請求項26】押出されたフィルムが、架橋工程に入る
    前に100℃以下の温度で、フィルムの乾燥重量基準で4
    〜8%の湿分含有率に乾燥されることを特徴とする請求
    項20〜25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 【請求項27】フィルムの湿分含有率が、100℃以下の
    温度での更なる乾燥工程の間に、フィルムの乾燥基準で
    少なくとも5%減じられることを特徴とする請求項20〜
    26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】前記乾燥工程が60〜90℃で行われること
    を特徴とする請求項20〜27のいずれか1項に記載の方
    法。
  29. 【請求項29】水溶液が30〜45重量%の水溶性ポリマー
    の濃度を有し、且つ、80℃を上回るが、ポリマー溶液の
    沸点を下回る温度で押出されることを特徴とする請求項
    20〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 【請求項30】水溶性ポリマーが、エチレン系不飽和カ
    ルボキシルモノマー50〜95重量%と、共重合性エチレン
    系不飽和モノマー5〜50重量%のコポリマーであること
    を特徴とする請求項20〜29のいずれか1項に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】共重合性エチレン系不飽和モノマーが少
    なくとも部分的にヒドロキシル官能性若しくはエポキシ
    ド官能性コモノマーからなり、そのため、架橋工程の間
    に、カルボキシルモノマーに由来するカルボン酸基と、
    コモノマーに由来するヒドロキシル若しくはエポキシド
    基との間の反応によりエステル架橋が形成することを特
    徴とする請求項30記載の方法。
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