JP3236572B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP3236572B2
JP3236572B2 JP02763999A JP2763999A JP3236572B2 JP 3236572 B2 JP3236572 B2 JP 3236572B2 JP 02763999 A JP02763999 A JP 02763999A JP 2763999 A JP2763999 A JP 2763999A JP 3236572 B2 JP3236572 B2 JP 3236572B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
state
finder
camera
mask
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02763999A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11265017A (ja
Inventor
護八 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP02763999A priority Critical patent/JP3236572B2/ja
Publication of JPH11265017A publication Critical patent/JPH11265017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3236572B2 publication Critical patent/JP3236572B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Viewfinders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ、詳しく
は、ファインダ視野を切換え可能なカメラのファインダ
視野サイズ切換え手段を備えるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画面サイズを切換えることができ
るカメラにおける画面サイズ切換え手段に関しては種々
提案されている。例えば、実開平3−105834号公
報に開示されている疑似パノラマ写真撮影可能なカメラ
では、カメラ本体に設置されていて、通常の画面サイズ
写真撮影用光を通過せしめるアパーチャの近傍に、該ア
パーチャの相対する一方の枠縁と平行な端縁を備え、か
つ操作用部材にて前記通常の画面サイズ写真撮影用光の
光路内に進出せしめられて、前記通常の画面サイズの写
真撮影用光を横長の疑似パノラマサイズの写真撮影用光
となす撮影モード切換え部材を配設してなる技術手段が
述べられている。さらに、これに連動してファインダ視
野枠を切り換える手段が開示されている。
【0003】また、特開昭63−95428号公報に開
示されているカメラでは、撮影画面寸法を変化させるこ
とのできる撮影画面可変形成手段を有しているカメラに
おいて、裏蓋閉等の撮影準備動作に応答して該撮影画面
可変形成手段の作動を禁止する技術手段が提案されてい
る。さらに、これに連動してファインダ視野枠を切り換
える手段が開示されている。
【0004】これら両カメラは、通常画面、即ちノーマ
ル撮影のプリントサイズと、これとは異なる上記疑似パ
ノラマ撮影(以下、パノラマ撮影という)のプリントサ
イズを指示可能なカメラである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記実開平
3−105834号公報に開示されている疑似パノラマ
写真撮影可能なカメラでは、通常画面サイズの写真撮影
と疑似パノラマサイズの写真撮影との何れかのモードを
選択するには、撮影モード切換え部材を撮影者が操作用
部材にて切換えない限り変更することができず、同じ視
野と同じ画面サイズとで、撮影モードを間違えて撮影す
るという操作性の問題点がある。
【0006】また、上記特開昭63−95428号公報
に開示されているカメラでは、撮影画面可変形成手段の
動作を裏蓋閉等の撮影準備動作に応答して禁止するの
で、撮影画面を変化させて撮影を始めると撮影終了まで
同じ視野と同じ撮影画面で撮影することとなり、撮影の
途中で撮影画面を変化させることができずに操作性が悪
くなるという欠点がある。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解決して、
カメラを使用する際の操作の区切りである、電源オフ,
フィルムの巻戻し,裏蓋開閉等の操作に連動して、ファ
インダ視野サイズをファインダ視野最大に設定すること
ができ、また撮影途中でもファインダ視野サイズを変更
できる操作性の良いカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のカメラは、ファインダの視野を切換
可能なカメラにおいて、ファインダ視野の最大領域を規
定するファインダ視野枠と、このファインダ視野枠の一
部を覆うことによりファインダを通過する被写体光束の
一部を遮光し、ファインダの視野のサイズを変更するマ
スク手段と、このマスク手段を、上記ファインダ視野枠
より退避した位置と上記ファインダ視野枠の一部を覆う
位置との間で移動させる駆動手段と、フィルムの巻戻し
動作に応じて、上記マスク手段を、上記ファインダ視野
枠より退避した位置に移動させる切換手段と、を具備す
ることを特徴とする。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第2
のカメラは、ファインダの視野を切換可能なカメラにお
いて、ファインダ視野の最大領域を規定するファインダ
視野枠と、このファインダ視野枠の一部を覆うことによ
りファインダを通過する被写体光束の一部を遮光し、フ
ァインダの視野のサイズを変更するマスク手段と、この
マスク手段を、上記ファインダ視野枠の一部を覆わない
状態と上記ファインダ視野枠の一部を覆う状態とに変化
可能な駆動手段と、を備え、カメラ本体が撮影可能状態
から撮影不能状態に移行した後に撮影可能状態に移行し
た場合には、上記マスク手段は上記ファインダ視野枠の
一部を覆わない状態にあることを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第3
のカメラは、上記第2のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、フィルムを装填する
ための蓋の開放により行われることを特徴とする。
【0011】上記の目的を達成するために本発明の第4
のカメラは、上記第2のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、フィルムの巻戻しに
より行われることを特徴とする。
【0012】上記の目的を達成するために本発明の第5
のカメラは、上記第2のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、電源スイッチの作動
により行われることを特徴とする。
【0013】上記の目的を達成するために本発明の第6
のカメラは、ファインダの視野サイズを、ノーマル撮影
状態とこのノーマル撮影状態より小さいパノラマ撮影状
態とで切換可能なカメラにおいて、カメラ本体がパノラ
マ撮影の状態で撮影不能状態に移行した後に撮影可能状
態に移行した場合には、ファインダの視野のサイズがノ
ーマル撮影状態となっていることを特徴とする。
【0014】上記の目的を達成するために本発明の第7
のカメラは、上記第6のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、フィルムを装填する
ための蓋の開放により行われることを特徴とする。
【0015】上記の目的を達成するために本発明の第8
のカメラは、上記第6のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、フィルムの巻戻しに
より行われることを特徴とする。
【0016】上記の目的を達成するために本発明の第9
のカメラは、上記第6のカメラにおいて、上記撮影可能
状態から撮影不能状態への移行は、電源スイッチの作動
により行われることを特徴とする。
【0017】上記の目的を達成するために本発明の第1
0のカメラは、ファインダの視野を切換可能なカメラに
おいて、ファインダ視野の最大領域を規定するファイン
ダ視野枠と、このファインダ視野枠の一部を覆うことに
よりファインダを通過する被写体光束の一部を遮光し、
ファインダの視野のサイズを変更するマスク手段と、こ
のマスク手段を、上記ファインダ視野枠の一部を覆わな
い状態と上記ファインダ視野枠の一部を覆う状態とに変
化可能な駆動手段と、カメラ本体が撮影不能状態から撮
影可能状態に移行した際に、上記マスク手段を上記ファ
インダ視野枠の一部を覆わない状態にする切換手段と、
を備え、上記撮影不能状態から撮影可能状態への移行
は、カメラ本体にフィルムパトローネが装填された状態
で、カメラ本体の上記フィルムパトローネを装填するた
めの蓋の閉鎖により行われることを特徴とする。
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0020】図1は、本発明の第1実施形態を示す画面
サイズを切換え可能なカメラの中央縦断面図である。
【0021】カメラ本体1の後方部には、ノーマル撮影
としての、例えば、横36mm×縦24mm(ライカサ
イズ)の撮影画面の領域を規定するアパーチャ2が形成
されており、同アパーチャ2のすぐ後方には、ロールフ
ィルム3が撮影レンズ7の光軸0と垂直になるように展
張されていて、そのすぐ後方には、裏蓋16に配設され
た圧板4が上記フィルム3を前方へ向かって押圧するよ
うに配設されている。同圧板4は、その背面側に配設さ
れている図示されない押圧用バネにより、上記アパーチ
ャ2の後面上部および後面下部にそれぞれ水平に後方に
向けて突設されている圧板レールに、その上下縁部を当
接されている。そして、上記アパーチャ2と圧板4との
間に形成される間隙に、上記フィルム3を、給送可能に
展張させている。
【0022】上記アパーチャ2の直前には、同アパーチ
ャ2の上側縁部および下側縁部を覆って、撮影画面サイ
ズを切換え、該アパーチャ2の撮影範囲を限定するマス
ク手段である上側切換えマスク5、および下側切換えマ
スク6がそれぞれ相反する上下方向に移動可能に配設さ
れている。このマスク5,6は図示されない操作部材に
よってカメラ外から操作されるようになっており、上側
切換えマスク5,下側切換えマスク6がアパーチャ2に
対してそれぞれ上方および下方に退避して(二点鎖線で
示す)配設されたときは、上記アパーチャ2全体が撮影
範囲を規制し、このときの撮影範囲はノーマル撮影とな
る。一方、上記上側切換えマスク5,下側切換えマスク
が上記アパーチャ2の範囲内のそれぞれ下部および上部
に侵入して(実線で示す)配設されたときには、ノーマ
ル撮影より小さい撮影画面である、例えば、横36mm
×12mmのパノラマ撮影画面となり、パノラマ撮影が
行われる。
【0023】上記アパーチャ2の前方の上記カメラ本体
1の前部中央部には、撮影レンズ7を保持した鏡枠8が
配設されている。同撮影レンズの後方には、上記フィル
ム3上に被写体像を露光するためのシャッタ羽根8Aが
開閉自在に上記鏡枠8に支持されている。同鏡枠8の下
端部には光軸方向に穿設された雌ネジが螺刻されたネジ
孔に、雄ネジが螺刻された送りネジ軸9が螺合されてい
る。この送りネジ軸9は、一端部を上記カメラ本体1の
前部に配設された上記撮影レンズの出入用開口を形成す
る前板10の下部に、また、他端部を上記カメラ本体1
の後方下部に上方に向けて突設した支持部1aにそれぞ
れ光軸0と平行に回転自在に軸支されていて、上記撮影
レンズ7を保持している上記鏡枠8を光軸0方向に進退
させるようになっている。
【0024】上記カメラ本体1の上方には、図示されな
いファインダ光学系および測距装置を支持するファイン
ダ枠11が配設されている。また、上記カメラ本体1の
下部外側面部にはギヤー配置穴が形成されていて、この
ギヤー配置穴の中央部には下方に向けて突設した支軸に
フィルム巻戻しギヤー12が回転自在に軸支されてい
る。同巻戻しギヤー12の下側縁部には、上記ギヤー配
置穴の全体を覆うようにして、地板13が上記カメラ本
体1に一体に配設されている。
【0025】上記カメラ本体1は、上記アパーチャ2か
ら前方部が、前カバー14で光密的に覆われており、同
前カバー14の前面中央部は、上記撮影レンズ7に入射
する被写体光を透過する入射孔が形成されている。ま
た、該カメラ本体1の上記アパーチャ2から後方部に
は、後面部を除いて、後カバー15が該カメラ本体1を
覆うように配設されている。後カバー15の上記アパー
チャ2の後方の後面部には、後方からの外光を遮蔽する
ように、裏蓋16が後カバー15に図示されない一側端
縁部をヒンジによって、開閉自在に配設されている。
【0026】図2は、上記図1に示した第1実施形態の
カメラの、裏蓋を開けた状態の外観斜視図である。上記
前カバー14の一側端の上面には、画面サイズを切換え
る操作部材である切換ツマミ17cおよびメインスイッ
チ釦18bがそれぞれ配設されている。この切換ツマミ
17cとスイッチ釦18bは図3に示す如く、前カバー
14上に突出したパノラマ切換え軸17(以降、P軸と
称する)、および撮影のオン,オフを切換えるメインス
イッチ切換え軸18(以降、M軸と称する)の上部に固
定されている。また、同M軸18の前方には、前カバー
上にレリーズ釦14aが配設されている。上記裏蓋16
は、後カバー15の一側端部に垂直方向に支持された後
述する回動中心軸に、回動自在に軸支されて開閉するよ
うになっており、該裏蓋16の下部には同回動中心軸の
軸周りに扇状の裏蓋カム部16bが内方に向けて配設さ
れていて、同裏蓋16を閉じると、カメラ本体1に穿設
された孔部からカメラ本体1の内部に進入される。
【0027】図3〜図11は本実施形態のカメラのマス
ク駆動機構を示している。図3において、上記カメラ本
体1の中央部にはノーマル撮影の撮影画面を規定する上
記アパーチャ2が形成されており、同アパーチャ2の一
側方端には、カメラ本体1に回動自在に保持された上記
P軸17が軸支されている。該アパーチャ2の他側方端
には、垂直に支持軸19が同カメラ本体1に上下端部を
固着されている。上記上側切換えマスク5および下側切
換えマスク6はそれぞれの両側端部に縦方向に貫通孔が
穿設され、その各貫通孔を上記P軸17と上記支持軸1
9とに嵌挿して上下方向に摺動可能に支持されている。
上記上側切換えマスク5および下側切換えマスク6は、
上記P軸17への嵌入側の該側面部にそれぞれ突出部5
a,6aが一体に設けられていて、同突出部5a,6a
にはアパーチャスプリングバネ21が、その上下端部を
かけられており、上記上側切換えマスク5および下側切
換えマスク6を、その圧縮弾力により互いに内方向に引
き寄せるようになっている。この内方への引き寄せ力
は、次に述べるアパーチャカム部20によって阻止され
ている。
【0028】このアパーチャカム部20は上記P軸17
に設けられている。即ち、P軸17は、上記アパーチャ
2の一側縦辺部の位置に対応する部分が一段と太くなっ
た円筒カムに形成されており、その太い部分の上下端面
は同アパーチャ2の上下中心位置に対し、縦方向に上下
対称に、上方から見て反時計周りの方向に徐々に高くな
る傾斜カムとなって、アパーチャカム部20が形成され
ている。このアパーチャカム部20の上カム面および下
カム面に上記上側切換えマスク5の一側下縁面および下
側切換えマスク6の一側上縁面がそれぞれ当接してい
る。そして、上記P軸17が回動することにより同上側
切換えマスク5および下側切換えマスク6がそれぞれ反
対方向に上下へ移動して、上記アパーチャ2をノーマル
撮影画枠とパノラマ撮影画枠とに切換える。
【0029】上記アパーチャ2の上方には、ファインダ
視野枠22が形成されており、同ファインダ視野枠22
の上部および下部にはそれぞれ上側ファインダマスク2
3および下側ファインダマスク24が、その一側端部に
縦方向に穿設された貫通孔を上記P軸17に嵌挿して摺
動可能に支持されている。この上側ファインダマスク
(表示手段、マスク手段)23および下側ファインダマ
スク(表示手段、マスク手段)24も、その一側縁部に
それぞれ突出部23a,24aが設けられていて、ファ
インダスプリングバネ25が上下端部を同突出部23
a,24aにかけられていて、上記上側ファインダマス
ク23および下側ファインダマスク24を、その圧縮弾
力により互いに内方向に引き寄せるようになっている。
この引き寄せ力も次に述べるファインダカム部26によ
り阻止されている。
【0030】このファインダカム部26は上記P軸17
に設けられている。このファインダカム部26は、上記
ファインダ視野枠22の一側縦辺部の位置に対応する部
分が一段と太くなった円筒カムに形成され、その太い部
分の上下端面は同ファインダ視野枠22の上下中心位置
に対して、縦方向に上下対称に、反時計周りの方向に徐
々に高くなる傾向カムとなって、ファインダカム部26
が形成されている。このカム部26の上カム面および下
カム面に上記上側ファインダマスク23の一側下縁部、
および下側ファインダマスク24の一側上縁部がそれぞ
れ当接している。そして、上記P軸17の回動により同
上側ファインダマスク23および下側ファインダマスク
24が反対方向に上下へ移動して、上記ファインダ視野
枠22をノーマル撮影の視野枠と、パノラマ撮影の視野
枠とに切換える。
【0031】そして、上記P軸17の突出頭部の切換ツ
マミ17cをノーマル(Nと表示)位置からとパノラマ
(Pと表示)位置に切換えることにより、ノーマル撮影
からパノラマ撮影に切換わる。上記切換ツマミ17cを
ノーマル位置に切換えた時は、上記P軸17は時計方向
に回動した状態で、図3,図9に示すように、上記上側
切換えマスク5および下側切換えマスク6は、それぞれ
の一側縁部が上記アパーチャスプリングバネ21の緊縮
弾力により上記アパーチャカム部20の傾斜カムの上下
最高部に当接して、上記アパーチャ2のそれぞれ上方部
および下方部に退避する。それと同時に、上記上側ファ
インダマスク23および下側ファインダマスク24は、
それぞれの一側端部が上記ファインダスプリングバネ2
5の緊縮弾力により上記ファインダカム部(駆動手段)
26の傾斜カムの上下最高部に当接して、上記ファイン
ダ視野部22のそれぞれ上方部および下方部に退避す
る。従って、上記アパーチャ2全体が撮影範囲となり、
また上記ファインダ視野枠22全体がファインダの視野
範囲となって、ノーマル撮影を行う。
【0032】これに対して、上記切換ツマミ17cをパ
ノラマに切換えた時は、上記P軸17は反時計方向に回
動して、図6に示すように、上記上側切換えマスク5お
よび下側切換えマスク6は、それぞれの一側縁部が上記
アパーチャスプリングバネ21の緊縮弾力により上記ア
パーチャカム部20の傾斜カムの上下最低部に当接し
て、上記アパーチャ2の範囲内のそれぞれ上部および下
部に侵入して、同アパーチャ2をパノラマ撮影の範囲に
規制する。それと同時に、上記上側ファインダマスク2
3および下側ファインダマスク24は、それぞれの一側
縁部が上記ファインダスプリングバネ25の緊縮弾力に
より上記ファインダカム部(駆動手段)26の傾斜カム
の上下最低部に当接して、上記ファインダ視野枠22内
のそれぞれ上部および下部に侵入して、同ファインダ視
野枠22をパノラマ撮影の視野枠22に制限する。従っ
て、規制された上記アパーチャ2のパノラマ範囲が撮影
範囲(パノラマ撮影の選択表示)となると共に、上記フ
ァインダ視野枠22のパノラマ範囲がファインダの視野
範囲となって、パノラマ撮影を行う。
【0033】一方、上記P軸17の側近に配設された上
記M軸18はメインスイッチ釦18bによってオン位置
とオフ位置とに切換わるようになっていて、同前カバー
14に回動自在に軸支されている。該前カバー14の内
側面近傍には、図4,図7,図10に示すように、同M
軸18の下部に固定されていて、水平方向に略45度の
扇状をなすカム板からなる扇形カム18aが配置されて
いる。そして、上記P軸17には、同扇形18aに当接
するように、突出ピン17aが設けられている。そし
て、上記扇形カム18aが前方側に位置しているオン状
態から、反時計方向へ回動して、後方側に位置している
オフ状態に切換わると、上記突出ピン17aが右方を向
いたパノラマ切換え状態に位置しているとき(図7参
照)は、同突出ピン17aが扇形カム18aによって後
方に押圧されて、同P軸17は時計方向に回動され(図
10参照)、ノーマル位置に切換わりノーマル撮影状態
となる。
【0034】他方、上記裏蓋16の下部の、内側面近傍
には、図5,図8,図11に示すように、同裏蓋の回動
中心軸16aの周りに扇状をなし、切込カム部を有する
前記裏蓋カム部16bが形成されている。上記P軸17
は、この裏蓋カム部16bに当接するように、その下部
に突出ピン17bが形成されている。そして、上記裏蓋
16が閉じて上記裏蓋カム部16bが前方側に位置して
いる状態から同裏蓋16が開いて後方側に位置する状態
に切換わると、上記突出ピン17bが右方を向いたパノ
ラマ切換え状態に位置しているとき(図8参照)は、同
ピン17bが後方に押圧されて、同P軸17は反時計方
向に回動され(図11参照)、ノーマルに切換わりノー
マル撮影状態となる。図9に示す状態では上記裏蓋16
が開いて、上記突出ピン部17bが上記裏蓋カム部16
bにノーマル側に保持されてパノラマ側へ回動不能とな
っている。
【0035】次に、このように構成された画面サイズ切
換え可能なカメラの作用を、図12,図13のフローチ
ャートと共に説明する。図12は、裏蓋が閉じられた状
態を維持しており、パワースイッチ操作軸のM軸を回動
させてスイッチをオン,オフする場合である。シーケン
スが開始されて、ステップS1の状態では、図3に示す
ように、上記裏蓋16が閉じられており、上記P軸17
がノーマル位置、上記M軸18がスイッチをオンした状
態にある。次いで、ステップS2においては、同P軸1
7がノーマルからパノラマに切換えられたか否かを判断
して、図6に示すように、パノラマに切換えられたとき
は、ステップS3に進む。ステップS3では、上記裏蓋
16が閉じられ、上記P軸17がパノラマ位置、M軸1
8がスイッチオンの状態である。
【0036】次に、ステップS4では同M軸18がスイ
ッチをオフされるまで、このステップを繰り返す、そし
て、図9に示すように、該M軸18がスイッチをオフさ
れると上記扇形カム18aにより上記突出ピン17aが
後方に向けて押圧される。そして、上記P軸17が時計
方向に回動してパノラマからノーマルに切換わると同時
に、パノラマ撮影からノーマル撮影に切換わり、ノーマ
ル撮影の状態に保持される。ここで上記P軸17をノー
マルからパノラマに切り換えようとしても、同突出ピン
17aは上記扇形カム18aに阻止されて同P軸17は
動かない。そして、ステップS5に進む。ステップS5
では、上記裏蓋16が閉じられていて、P軸17がノー
マル、M軸18がスイッチオフの状態である。ステップ
S6では、同M軸18がスイッチをオンされたか否かを
判断する。該M軸18によってスイッチがオンされた
ら、ステップS7に進み、上記裏蓋16が閉じられて、
P軸17がノーマル、M軸18がスイッチをオンの状態
となる。
【0037】上記ステップS2に戻って、上記P軸がパ
ノラマでないときはステップS8に進む。ステップS8
では、上記裏蓋16が閉じられており、P軸17がノー
マル、M軸18がオンの状態にある。ステップS9で
は、同M軸18がオフになるまでこのステップを繰り返
して、オフになったら、ステップS5に進み、以降は、
上述したように、ステップS5〜ステップS7を実行し
て、このシーケンスは終了となる。
【0038】このように、ここでは、パノラマ撮影ある
いはノーマル撮影のどちらの状態になっていても、一度
パワースイッチをオフにするとノーマルの撮影状態に切
り換えられて、パワースイッチをオンにしてもノーマル
状態を保持し、パワースイッチがオンの状態で再度P軸
17をパノラマに切換えない限りノーマル撮影の状態を
維持する。
【0039】図13は、M軸18がパワースイッチをオ
ンの状態に維持しており、裏蓋を開閉する場合である。
シーケンスが開始され、ステップS11の状態では、図
3に示すように、上記裏蓋16が閉じられており、P軸
17がノーマル位置、M軸18メインスイッチをオンの
状態にしている。次いで、ステップS12において、同
P軸17がノーマル位置からパノラマ位置に切換えられ
たか否かを判断して、図6に示すように、パノラマに切
換えられたときは、ステップS13に進む。ステップS
13では、上記裏蓋16が閉じられていて、P軸17が
パノラマ位置、M軸18がメインスイッチをオンの状態
にしている。
【0040】ステップS14では、上記裏蓋16が開か
れるまでこのステップを繰り返している。そして、図9
に示すように、同裏蓋16が開かれると上記裏蓋カム部
16bにより上記突出ピン17bが後方に向けて押圧さ
れる。そして、上記P軸17が時計方向に回動し、パノ
ラマ位置からノーマル位置に切換わると同時に、パノラ
マ撮影からノーマル撮影に切換わり、ノーマル撮影の状
態に保持される。ここで上記P軸17をノーマル位置か
らパノラマ位置に切り換えようとしても、上記突出ピン
17bは上記裏蓋カム部16bに阻止されて、上記P軸
17は動かない。そして、ステップS15に進む。ステ
ップS15では、上記裏蓋16が開かれており、P軸1
7がノーマル位置、M軸18がスイッチをオンの状態に
している。ステップS16では、同裏蓋16が閉じられ
たか否かを判断する。該裏蓋16が閉じられたら、ステ
ップS17に進み、該裏蓋16が閉じられて、P軸17
がノーマル位置、M軸がスイッチをオンの状態にする。
【0041】上記ステップS12に戻って、上記P軸1
7がパノラマ位置でないときはステップS18に進む。
ステップS18では、裏蓋が閉じ、P軸がノーマル位
置、M軸がスイッチオンの状態にある。ステップS19
では裏蓋16が開かれるまで、このステップを繰り返し
て、開かれたら、ステップS15に進む。以降は、上述
したと同様に、ステップS15〜ステップS17を実行
して、このシーケンスは終了となる。
【0042】このように、ここでは、パノラマ撮影ある
いはノーマル撮影のどちらの状態になっていても、一度
裏蓋を開くとノーマル状態に切り換えられて、裏蓋を閉
じてもノーマル状態を保持し、裏蓋を閉じた状態で再
度、P軸17をパノラマに切換えない限りノーマル撮影
を維持する。
【0043】以上のように、第1実施形態によると、パ
ノラマ撮影あるいはノーマル撮影のどちらの状態になっ
ていても、パワースイッチ(M軸)をオフにするか、ま
たは、裏蓋を開けると、ノーマル撮影モードとなり、メ
インスイッチをオンにして、かつ裏蓋を閉じた状態で再
度、パノラマ切換え軸17をパノラマに切換えるとパノ
ラマ撮影の状態になり、使い勝手が良いカメラを提供で
きる。
【0044】なお、本実施形態では、一例として、ノー
マルサイズは35mm幅のロールフィルムでの横36m
m×縦24mmの撮影画面サイズであり、トリミングサ
イズとしてのパノラマサイズは上記ロールフィルムでの
横36mm×縦12mmの撮影画面サイズで説明した
が、トリミングサイズとしては、上記パノラマサイズに
限ることなく、例えば、35mm幅のロールフィルムの
撮影画面が、ハイビジョンサイズの横36mm×縦2
0.25mm、また、上下、左右をそれぞれトリミング
したハーフサイズの24mm×16mm等でも構成でき
ることは云うまでもない。
【0045】次に、図14は本発明の第2実施形態を示
す画面サイズを切換え可能なカメラの要部断面図および
ブロック構成図である。上記第1実施形態がアパーチャ
における撮影範囲およびファインダ視野枠のファインダ
視野範囲を、それぞれのカム手段でマスク手段を上下動
させて切り換えたのに対して、この第2実施形態ではア
パーチャのマスク手段をネジ軸により、また、ファイン
ダ視野枠をLCDマスクにより切り換えるようにしたも
のである。
【0046】カメラ本体1Aに形成されたアパーチャ2
Aのすぐ前方には、撮影画面サイズを切換え、該アパー
チャ2Aの撮影範囲を限定する画面サイズ規定手段であ
る上側切換えマスク5A,および下側切換えマスク6A
が同アパーチャ2Aに対して上下に対象位置に配置され
ている。上側切換えマスク5A,および下側切換えマス
ク6Aの同サイドのそれぞれの一側端部には、縦方向に
穿設されたネジ孔にそれぞれ右ネジおよび左ネジの雌ネ
ジが螺刻されており、これらの雌ネジがマスク切換え軸
17Aの上方部および下方部にそれぞれ螺刻された右ネ
ジ17dおよび左ネジ17eに螺合している。また、上
記上側切換えマスク5Aおよび下側切換えマスク6Aの
それぞれ他端部は、前記第1実施形態と同様に縦方向に
ガイド孔が穿設されて、上記カメラ本体1Aに上下端部
を固設された支持軸19Aに嵌挿して、上下方向に摺動
可能に支持されている。
【0047】そこで、上記マスク切換え軸17Aが上方
から見て時計方向(白矢印方向)に回動すると、上記上
側切換えマスク5Aは上方(下端縁部がNの位置)およ
び下側切換えマスク6Aは下方へそれぞれ移動し、上記
マスク切換え軸17Aが反時計方向(黒矢印方向)へ移
動すると、上記マスク5Aは下方(下端縁部がPの位
置)および上記マスク6Aは上方へそれぞれ移動する。
同マスク切換え軸17Aの上端部には同軸と一体となっ
て回動する切換ギヤー17dが周着されており、このギ
ヤー部17dに噛合する小径のギヤーと、その上部に形
成されている大径のギヤーとを有する2段の駆動力伝達
ギヤー31が、上記カメラ本体1Aに突設しているギヤ
ー軸に回転可能に軸支されている。
【0048】更に、上記伝達ギヤー31には、同ギヤー
31の大径のギヤーからなる小径のギヤーと、その下部
に形成されている大径のギヤーからなる2段の駆動力伝
達ギヤー32が、上記カメラ本体1Aに回転可能に軸支
されている。同駆動力伝達ギヤー32の大径のギヤー
は、更に上記カメラ本体1Aの一側縁部の下方に配設さ
れている駆動モータ33の出力軸に固着されているピニ
オンギヤー33aに噛合して、同駆動モータ33により
回転駆動される。また、このピニオンギヤー33aには
フォトインタラプタ(以下、PIと称す)用ギヤー35
も噛合しており、同PIギヤー35の上面部には一体に
プロペラ状の羽根部35aが固着されている。PI36
は、投光部と受光部の間隙部に上記羽根部35aを挟ん
で構成されていて、同羽根部35aの回転により、上記
駆動モータ33の回転量を光電変換により検出してい
る。そして、ギヤー蓋34によって、上記各ギヤーの上
方部は覆われており、ギヤー蓋34は各ギヤーの軸を軸
支している。
【0049】上記上側切換えマスク5Aの一側縁部に
は、切換え突設部5bが形成されている。同切換え突設
部5bの外側方には、リーフスイッチからなるマスクス
イッチ37が、そのアクチェータを該切換え突設部5b
に当接してオン,オフの状態に切換わるように配設され
ている。同マスクスイッチ37は、上記上側切換えマス
ク5Aがノーマル撮影状態にある時はオフし、同マスク
5Aが若干下方に移動したときにオンするようになって
いる。
【0050】また、上記カメラ本体1Aの上方に配置さ
れているファインダ光路中には、ファインダ視野枠22
A全体を覆うように、LCDマスク(表示手段、マスク
手段)38が光路に垂直に配設されている。同LCDマ
スク38は、上記アパーチャ2Aの撮影範囲の切換えに
連動して、ノーマル撮影切換え時に上記ファインダ視野
枠22A全体が光の透過状態となり、パノラマ撮影切換
え時に同ファインダ視野枠22Aのパノラマ視野範囲以
外の範囲を含む該ファインダ視野枠38の上縁部および
下縁部であるファインダマスク部38aが遮光状態とな
るように、LCD駆動回路(駆動手段)39により駆動
される。同LCD駆動回路39は、制御回路40により
制御される。上記駆動モータ33はモータ駆動回路(駆
動手段)41により駆動され、同モータ駆動回路41は
同制御回路40により制御される。また、該モータ駆動
回路41は、図示されないフィルムの巻上げ,巻戻しを
行うフィルム給送手段を駆動するフィルム給送モータ4
2をも駆動する。
【0051】フィルム給送量検知手段43は、図示され
ないフォトリフレクタ(以下、PRと称す)によりフィ
ルムのパーフォレーションの移動を検出して、上記制御
回路40に検出信号を出力する。裏蓋開閉検知手段44
は、図示されない公知のスイッチ手段であるリーフスイ
ッチを裏蓋の一部でオン,オフするように配置して構成
され、その検知信号を上記制御回路40に出力する。切
換え操作手段45はノーマルあるいはパノラマを指示す
る図示されない指示釦で構成され、同指示釦を押圧され
たか否かを上記制御回路40に出力する。
【0052】フィルム存否検知手段46は図示されない
フィルムパトローネによりオン,オフされるリーフスイ
ッチで構成され、その出力信号を上記制御回路40に出
力する。フィルム巻戻し操作手段47はフィルムを途中
で巻戻すときに操作する、図示されない押釦スイッチで
あり、この出力信号が上記制御回路40に出力されてい
る。電源手段48は、カメラを撮影不能にするオフ状態
と撮影可能にするオン状態とに切換えるメインスイッチ
で、このオン,オフ信号は上記制御回路40に出力され
る。
【0053】このように構成された画面サイズ切換え可
能なカメラの作用を、図15および図16のフローチャ
ートと共に説明する。図15は電源手段48をオン,オ
フに切り換える場合のノーマル撮影状態への切換動作を
示し、裏蓋は閉じた状態を維持している。シーケンスが
開始され、ステップS21の状態における開始時点では
上記上側切換えマスク5Aおよび下側切換えマスク6A
はノーマル撮影の位置に配置されており、また上記LC
Dマスク38のファインダマスク部38aはノーマル視
野枠が光の透過状態となっていて、上記電源手段48は
オン状態となっている。次いで、ステップS22では上
記切換え操作手段45が操作されて、切換え信号が入力
されたか否かを判断して、切換え信号が入力されたらス
テップS23に進む。
【0054】ステップS23では、上記制御回路40に
よりモータ駆動回路41がモータ33を駆動して、上記
ピニオンギヤー33aが駆動力伝達ギヤー32,31を
介して、上記マスク切換え軸17Aの切換えギヤー17
dを駆動し、同マスク切換え軸17Aを反時計方向に回
動する。これにより、上記上側切換えマスク5Aおよび
下側切換えマスク6Aはそれぞれ下方および上方に移動
する。この移動の始めで、上記マスクスイッチ37はオ
フからオンに切換わり、このオン信号をトリガ信号とし
て上記PIギヤー35の回転を上記PI36で検出し
て、上記モータ33を制御し、上記切換えマスク5A,
6Aを、上記アパーチャ2Aをパノラマの撮影範囲に規
定する位置に移動する。また、このとき、上記制御回路
40は、LCD駆動回路39により上記LCDマスク3
8を駆動して、上記ファインダマスク部38aを遮光状
態にし、上記ファインダ視野枠38をパノラマのファイ
ンダ視野範囲に規定する。
【0055】次いで、ステップS24において、上記電
源手段48がオフされたか否かを確認して、オフされた
ら上記モータ33を反転させて、上記各ギヤーを介して
上記マスク切換え軸17Aを時計方向へ回転させ、上記
上側切換えマスク5Aおよび下側切換えマスク6Aをパ
ノラマの位置からそれぞれ上方および下方へ移動させ
る。そして、上記切換え突設部5bが上記マスクスイッ
チ37をオンからオフに切換えた時点で上記モータ33
を停止して、上記切換えマスク5A,6Aをそれぞれノ
ーマルの所定位置に停止させる。また、上記制御回路4
0によりLCD駆動回路39が上記LCDマスク38を
駆動して、ファインダマスク部38aを光の透過状態に
して、ノーマル撮影状態とする(ステップS25)。
【0056】ステップS26においては、電源手段48
がオンされたか否かを判断して、オンされたらステップ
S27に進む。ステップS27では、上記上側切換えマ
スク5Aおよび下側切換えマスク6Aはノーマル撮影時
の所定位置に配置され、また、上記LCDマスク38
は、ファインダマスク部38aが光の透過状態となっ
て、ノーマル撮影状態を維持している。
【0057】上記ステップS22に戻り、上記切換え手
段45からの切換え信号が入力されないときは、ステッ
プS29に進み、上記上側切換えマスク5Aおよび下側
切換えマスク6Aはノーマル撮影の位置に配置され、ま
た上記LCDマスク38のファインダマスク部38aが
ノーマル視野枠の光の透過状態となって維持されてい
る。ステップS30において電源手段48がオフされた
か否かを判断して、オフされていれば上記ステップS2
5に戻り、オフされていなければ上記ステップS22に
戻る。また、上記ステップS24に戻って、上記電源手
段48がオフされていなければステップS28に進む。
ステップS28で上記切換え操作手段45が操作され、
切換え信号が入力されたか否かを判断して、切換え信号
が入力されたらステップS29に進み、切換え信号が入
力されなかったらステップS23に戻る。そして、上述
した各ステップを実行して、ステップS27の状態で終
了となる。
【0058】このように、ここでは、パノラマ撮影ある
いはノーマル撮影のどちらの状態であっても、一度上記
電源手段48をオフにするとノーマル撮影に切り換えら
れ、再度同電源手段48をオンにしてもノーマル撮影を
維持して、該電源手段48がオン状態で再度上記切換え
操作手段45によりパノラマ撮影に切換えない限りノー
マル撮影を維持する。
【0059】次に、図16は、裏蓋を開閉する場合のノ
ーマル撮影への切換えを示し、電源手段48はオンの状
態を維持している。シーケンスが開始され、ステップS
31における開始時点では、上記上側切換えマスク5A
および下側切換えマスク6Aはノーマル撮影の位置に配
置されており、また上記LCDマスク38のファインダ
マスク部38aはノーマル視野枠が光の透過状態となっ
ていて、電源手段48はオン状態となっている。ステッ
プS32では上記切換え操作手段45が操作されて、パ
ノラマ撮影切換え信号が入力されたか否かを判断して、
切換え信号が入力されたらステップS33に進む。
【0060】ステップS33では、図15のステップS
22と同様に、上記制御回路40によりモータ駆動回路
41がモータ33を駆動し、各ギヤー33a,32,3
1,17dを介して、上記マスク切換え軸17Aを反時
計方向に回動し、上記上側切換えマスク5Aおよび下側
切換えマスク6Aが上記アパーチャ2Aをパノラマの撮
影範囲に規定する位置に移動される。また、同時に、上
記制御回路40によりLCD駆動回路39が上記LCD
マスク38を駆動して、上記ファインダマスク部38a
を遮光状態にし、上記ファインダ視野枠22Aをパノラ
マのファインダ視野範囲に規定する。
【0061】ステップS34において、裏蓋が開けられ
たか否かを確認して、開けられたら上記裏蓋開閉検知手
段44で検知して、この信号を上記制御回路40に出力
し、上記モータ駆動回路41により上記駆動モータ33
を反転させ、上記各ギヤーを介して上記マスク切換え軸
17Aを時計方向へ回転させて、上記上側切換えマスク
5Aおよび下側切換えマスク6Aをパノラマの位置から
それぞれ上方および下方へ移動させて、切換え突設部5
bが上記マスクスイッチ37をオンからオフに切換えた
時点で上記駆動モータ33を停止して、上記切換えマス
ク5A,6Aをそれぞれノーマルの所定位置に停止させ
る。また、上記制御回路40によりLCD駆動回路39
が上記LCDマスク38を駆動して、ファインダマスク
部38aを光の透過状態にして、ノーマル撮影状態とす
る(ステップS35)。
【0062】ステップS36において、裏蓋が閉じられ
たか否かを判断して、閉成されたらステップS37に進
む。ステップS37では、上記上側切換えマスク5Aお
よび下側切換えマスク6Aはノーマル撮影時の所定位置
に配置されており、また、上記LCDマスク38は、フ
ァインダマスク部38aが光の透過状態となっていて、
ノーマル撮影状態を維持している。
【0063】また、上記ステップS32において、上記
切換え手段45からの切換え信号が入力されないとき
は、ステップS38に進み、上記ノーマル撮影状態が維
持されている。ステップS39において、裏蓋が閉じら
れたか否かを判断して、閉じられていればステップS3
5に進み、オフされていなければステップS32に戻
る。また、上記ステップS34において、裏蓋が開かれ
ていなければステップS40に進む。ステップS40で
は、上記切換え操作手段45が操作されてノーマル撮影
切換え信号が入力されたか否かを判断して、入力されて
おれば上記ステップS32に戻り、入力されていなけれ
ば上記ステップS33に戻る。そして、上述した各ステ
ップを実行して、ステップS37の状態で終了となる。
【0064】このように、ここでは、パノラマ撮影ある
いはノーマル撮影のどちらの状態であっても、一度裏蓋
を開けるとノーマル撮影に切り換えられ、再び、同裏蓋
を閉じてもノーマル撮影を維持して、該裏蓋が閉じられ
た状態で再度上記切換え操作手段45によりパノラマ撮
影に切換えない限りノーマル撮影を維持する。
【0065】以上のように、上記第2実施形態によれ
ば、電源をオフにしても、また、裏蓋を開けてもノーマ
ル撮影モードになり、使い勝手が良いカメラを提供でき
る。
【0066】また、第2実施形態では、電源がオフにな
ることに連動してノーマル撮影状態にしているが、これ
を電源がオンになることに連動させてもよい。更に、裏
蓋が開くことに連動してノーマル状態にしているのを、
裏蓋が閉じることに連動させてもよい。
【0067】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。この実施形態の構成は、上記図14のカメラの要
部の構成と同様であり、その作用を上記図15に示した
フローチャートおよび図17に示すフローチャートによ
り説明する。この実施形態では、電源のオン、オフとフ
ィルムの巻戻しとに連動してノーマル撮影状態にするも
のである。
【0068】図15は、電源のオン,オフに連動してノ
ーマル撮影状態となるシーケンスを示しており、上記第
2実施形態と同様である。図17は、フィルムの巻戻し
に連動してカメラをノーマル撮影状態にする場合を示
し、電源はオン状態を維持している。シーケンスが開始
されて、ステップS41では、フィルムが装填されて裏
蓋が閉じられており、上記上側および下側切換えマスク
5A,6Aと上記LCDマスク38のファインダマスク
部38aとがノーマル撮影状態になっている。このと
き、図示されないレリーズ手段からのレリーズ信号が上
記制御回路40に入力されると、シャッタが制御されて
フィルムが露光され、フィルムが巻き上げられる。この
フィルムの巻上げは同制御回路40により上記モータ駆
動回路41がフィルム給送モータ42を駆動して、図示
されないフィルム給送手段によりフィルムを巻上げ、フ
ィルム給送量検知手段43でフィルム1駒分を検知して
フィルムの巻上げを停止する。以上のフィルム巻上げの
シーケンスはこのフローチャートでは省略してある。ス
テップS42において、上記切換え操作手段45が操作
されてパノラマ撮影切換え信号が入力されたか否かを判
断し、切換え信号が入力されたら、ステップS43に進
む。
【0069】ステップS43では、図15のステップS
22と同様に、上記制御回路40によりモータ駆動回路
41がモータ33を駆動し、各ギヤー33a,32,3
1,17dを介して、上記マスク切換え軸17Aを反時
計方向に回動し、上記上側切換えマスク5Aおよび下側
切換えマスク6Aが上記アパーチャ2Aをパノラマの撮
影範囲に規定する位置に移動される。また、同時に、上
記制御回路40によりLCD駆動回路39を上記LCD
マスク38を駆動して、上記ファインダマスク部38a
を遮光状態にし、上記ファインダ視野枠22Aをパノラ
マのファインダ視野範囲に規定する。
【0070】ステップS44において、パノラマ撮影状
態のときに、上述したフィルムの巻上げが順次行われ
て、フィルムが終端まで巻き上げられると、この終端を
上記フィルム給送量検知手段43で検知し、上記フィル
ム巻戻し操作手段47からフィルム巻戻し信号が上記制
御回路40に入力されて、フィルムの巻戻しが指示され
て巻戻し開始するが、ここで、フィルムの巻戻しが開始
されたか否かを判断する。フィルムの巻戻しが開始され
たら、ステップS45に進む。ステップS45では、上
記上側および下側切換えマスク5A,6Aと上記LCD
マスク38のファインダマスク部38aとがノーマル撮
影状態になる。更に、フィルムの巻戻しが行われて、ス
テップS46にて、上記フィルム給送量検知手段43に
よりフィルム巻戻しの終了が検知される。
【0071】ステップS47において、裏蓋が開けられ
るまでこのステップを繰り返す。そして、裏蓋が開けら
れたらステップS48に進む。ステップS48におい
て、裏蓋が閉じられるまでこのステップを繰り返す、裏
蓋が閉じられたらステップ49に進む。ステップS49
では、上記ステップS47で裏蓋が開かれたときに新し
いフィルムが装填されたか否かを上記フィルム存否検知
手段46にて検知して、フィルムが装填されていれば、
ステップS50に進む。ステップS50にて、フィルム
の予備巻上げを行い、ステップS51において、上記ス
テップS41と同様の状態になって終了する。
【0072】上記ステップS44に戻って、フィルムの
巻戻しが開始されていなければ、ステップS52に進
み、上記切換え操作手段45によりノーマル撮影状態へ
の切換え信号が上記制御回路40に入力されたか否かを
判断して、入力されたらステップS53に進む。ステッ
プS53では、上記上側および下側切換えマスク5A,
6Aと上記LCDマスク38のファインダマスク部38
aとがノーマル撮影状態になり、上記ステップS42に
戻る。上記ステップS52にて、上記切換え信号が上記
制御回路40に入力されていなければ、ステップS43
に戻る。
【0073】上記ステップS42に戻って、上記切換え
操作手段45でノーマル撮影状態への切換え信号が上記
制御回路40に入力されなければ、ステップSS54に
進む。ステップS54では、ノーマル撮影状態でフィル
ム巻戻しが開始されたか否かを判断し、開始されたらス
テップS45に進み、開始されなければステップS55
に進む。ステップS55では、上記切換え操作手段45
が操作されて、パノラマ撮影切換え信号が入力されたか
否かを判断し、入力されたらステップS43に進み、入
力されなかったら、ステップS56に進む。ステップS
56にて、上記上側および下側切換えマスク5A,6A
と上記LCDマスク39のファインダマスク部39aと
がノーマル撮影状態になり、上記ステップS42に戻
る。
【0074】上記ステップS49にて、フィルムが装填
されていなければ、ステップS57に進みフィルムが装
填されていないこと以外は上記ステップS51と同様の
状態となって終了する。
【0075】このように、ここでは、パノラマ撮影ある
いはノーマル撮影のどちらの状態であっても、一度裏蓋
を開けるとノーマル撮影に切り換えられ、再び、同裏蓋
を閉じてもノーマル撮影を維持して、該裏蓋が閉じられ
た状態で再度上記切換え操作手段45によりパノラマ撮
影に切換えない限りノーマル撮影を維持するというもの
である。
【0076】以上のように、上記第3実施形態によれ
ば、電源をオフにしても、また、フィルム巻戻しを開始
しても、それぞれに連動してノーマル撮影状態となり、
使い勝手の良いカメラを提供できる。
【0077】また、この第3実施形態では、フィルム巻
戻しの開始に連動してノーマル撮影状態となるが、これ
をフィルム巻戻しの途中や終了時点に連動させてもよ
い。
【0078】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。この実施形態の構成も上記図14のカメラの要部
の構成と同様であり、作用が異なる。その作用を上記図
15に示したフローチャートおよび図18に示すフロー
チャートにより説明する。この実施形態では、電源のオ
ン、オフ、およびフィルムが装填されているときに裏蓋
が閉じられることに連動してノーマル撮影状態にするも
のである。
【0079】図15は、電源のオン,オフに連動してノ
ーマル撮影状態となるシーケンスを示しており、上記第
2実施形態と同様である。
【0080】図18は、フィルムが装填されているとき
に、裏蓋が閉じられることに連動してカメラをノーマル
撮影状態にする場合を示している。シーケンスがスター
ト1で開始されて、ステップS61では、上記上側およ
び下側切換えマスク5A,6Aと上記LCDマスク38
のファインダマスク部38aとがノーマル撮影状態にな
っており、裏蓋が開いている状態になっている。ステッ
プS62において、上記切換え操作手段45が操作され
て、パノラマ撮影切換え信号が入力されたか否かを判断
し、切換え信号が入力されたら、ステップS63に進
む。
【0081】ステップS63では、上記制御回路40に
よりモータ駆動回路41がモータ33を駆動し、各ギヤ
ー33a,32,31,17dを介して、上記マスク切
換え軸17Aを反時計方向に回動し、上記上側切換えマ
スク5Aおよび下側切換えマスク6Aが上記アパーチャ
2Aをパノラマの撮影範囲に規定する位置に移動させ
る。また、同時に、上記制御回路40によりLCD駆動
回路39を上記LCDマスク38を駆動して、上記ファ
インダマスク部39aを遮光状態にし、上記ファインダ
視野枠22Aをパノラマのファインダ視野範囲に規定す
る。
【0082】ステップS64において、上記裏蓋開閉検
知手段で検知して、裏蓋が閉じられていなければ上記ス
テップS62に戻り、閉じられたらステップS65に進
む。ステップS65では、フィルムが装填されたか否か
を上記フィルム存否検知手段46にて検知して、フィル
ムが装填されておれば、ステップS66に進む。ステッ
プS66にて、上記上側および下側切換えマスク5A,
6Aと上記LCDマスク38のファインダマスク部38
aとがノーマル撮影状態となっておれば、ステップS6
7に進む。ステップS67ではフィルムの予備巻上げを
行い、ステップS68において、フィルムが装填されて
裏蓋が閉じられて、上記上側および下側切換えマスク5
A,6Aと上記LCDマスク38のファインダマスク部
38aとがノーマル撮影状態を維持してエンド1にて終
了する。
【0083】上記ステップS65にて、フィルムが装填
されていないときにはステップS69に進み、上記上側
および下側切換えマスク5A,6Aと上記LCDマスク
38のファインダマスク部38aとがパノラマ撮影状態
のままでステップS70に進む。ステップS70にて、
フィルムが装填されていない状態で裏蓋が閉じられて、
パノラマ撮影状態を維持してエンド2で終了する。
【0084】ここで、シーケンスがスタート2で開始し
て、ステップS71では、裏蓋が開いて、パノラマ撮影
状態となっている。ステップS72において、上記切換
え操作手段45が操作されて、ノーマル撮影切換え信号
が入力されたか否かを判断し、切換え信号が入力されな
かったら上記ステップS63に進み、入力されたらステ
ップS73に進む。ステップS73にて、ノーマル撮影
状態にしてステップS74に進む。
【0085】ここで、上記ステップS62に戻って、パ
ノラマ切換え信号が上記制御回路40に入力されなかっ
たらステップS73に進み、ノーマル撮影状態を維持し
てステップS74に進む。
【0086】ステップS74にて、裏蓋が閉じられたか
否かを上記裏蓋開閉検知手段44で検知して、閉じられ
ていなければ上記ステップS62に戻り、閉じられてい
れば、ステップS75に進む。ステップS75では、フ
ィルムが装填されているか否かを上記フィルム存否検知
手段46で検知して、装填されていれば上記ステップS
66に戻り、装填されていなければステップS76に進
む。ステップS76では、ノーマル撮影状態のままでス
テップS77に進む。ステップS77では、フィルムが
装填されていない状態で裏蓋が閉じられており、ノーマ
ル撮影状態を維持してエンド3で終了する。
【0087】このように第4実施形態ではここでは、パ
ノラマ撮影あるいはノーマル撮影のどちらの状態であっ
ても、フィルムが装填されている状態で、裏蓋を閉じる
と、ノーマル撮影状態に切り換えられ、フィルムが装填
されていない状態で裏蓋を閉じても撮影状態は切り換え
られない。
【0088】以上のように上記第4実施形態によれば、
電源をオフにすることに連動してノーマル撮影状態とな
り、使い勝手の良いカメラを提供できる。また、フィル
ムが装填されていない状態で裏蓋が閉じられても撮影状
態は切り換わらないが、フィルムが装填された状態で裏
蓋が閉じられることに連動してノーマル撮影状態にする
ので、新しいフィルムの撮影開始時に、ノーマル撮影状
態になっている使い勝手の良いカメラを提供できる。
【0089】また、この第4実施形態では、フィルムの
予備巻上げの前にノーマル撮影状態に切り換えている
が、フィルムの予備巻上げの後でもよい。また、予備巻
上げのないカメラでも、裏蓋が閉じられ、フィルムの装
填が確認された後にノーマル撮影状態に切り換えても良
い。
【0090】以上詳述した如き本発明の実施形態によれ
ば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、 (1)ノーマル撮影のプリントサイズとパノラマ撮影の
プリントサイズの切換選択を指示可能なカメラにおい
て、ファインダ内に上記パノラマ撮影のプリントサイズ
を選択したことを表示するファインダの表示手段と、こ
の表示手段を駆動する駆動回路と、カメラ本体が撮影可
能状態から撮影不能状態に移行した際に、又は撮影不能
状態から撮影可能状態に移行した際に、上記パノラマ撮
影のプリントサイズの選択表示を行わないように上記表
示手段を駆動し制御する制御回路と、を具備することを
特徴とするカメラ。
【0091】(2)上記表示手段は、LCDマスクであ
る上記(1)に記載のカメラ。
【0092】(3)ノーマル撮影のプリントサイズとパ
ノラマ撮影のプリントサイズの切換選択を指示可能なカ
メラにおいて、ファインダ内に上記パノラマ撮影のプリ
ントサイズを選択したことを表示するファインダのマス
ク手段と、このマスク手段を駆動する駆動手段と、カメ
ラ本体が撮影可能状態から撮影不能状態に移行した際
に、又は撮影不能状態から撮影可能状態に移行した際
に、上記パノラマ撮影のプリントサイズの選択表示を行
わないように上記マスク手段を駆動して切り換える切換
手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァインダ視野切換え可能なカメラにおいて、たとえ撮影
者が、ファインダ内がノーマル撮影と異なる状態である
ことに気がつかなくとも、カメラを使用する際の区切り
である、電源のオン・オフ,裏蓋の開閉,フィルムの巻
戻し、又はフィルムの装填に連動して、ファインダ視野
サイズをノーマル撮影のサイズに設定することができる
ので、使い勝手のよいカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画面サイズ切換え
カメラの要部縦断面図である。
【図2】上記第1実施形態におけるカメラの裏蓋を開け
た状態を示す外観斜視図である。
【図3】上記第1実施形態のカメラでのノーマル撮影時
の状態を示す要部拡大背面図である。
【図4】上記図3中のA−A線に沿う要部断面図であ
る。
【図5】上記図3中のB−B線に沿う要部断面図であ
る。
【図6】上記第1実施形態のカメラでのパノラマ撮影時
の状態を示す要部拡大背面図である。
【図7】上記図6中のA−A線に沿う要部断面図であ
る。
【図8】上記図6中のB−B線に沿う要部断面図であ
る。
【図9】上記第1実施形態のカメラにおけるノーマル撮
影時に戻された状態を示す要部拡大背面図である。
【図10】上記図9中のA−A線に沿う要部断面図であ
る。
【図11】上記図9中のB−B線に沿う要部断面図であ
る。
【図12】上記第1実施形態のカメラにおける電源オ
ン,オフによりノーマル撮影状態に戻す作用を示すフロ
ーチャートである。
【図13】上記第1実施形態のカメラにおける裏蓋開閉
によりノーマル撮影状態に戻す作用を示すフローチャー
トである。
【図14】本発明の第2実施形態,第3実施形態,およ
び第4実施形態を示す画面サイズ切換え可能なカメラの
要部拡大背面図とブロック構成図である。
【図15】上記第2実施形態,第3実施形態,および第
4実施形態におけるカメラの電源オン,オフによりノー
マル撮影状態に戻す作用を示すフローチャートである。
【図16】上記第2実施形態のカメラにおける裏蓋の開
閉によりノーマル撮影状態に戻す作用を示すフローチャ
ートである。
【図17】上記第3実施形態のカメラにおけるフィルム
の巻戻しによりノーマル撮影状態に戻す作用を示すフロ
ーチャートである。
【図18】上記第4実施形態のカメラにおけるフィルム
装填時に裏蓋を閉じることによりノーマル撮影状態に戻
す作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2,2A ‥‥‥‥アパーチャ(画面開口) 5,5A ‥‥‥‥上側切換えマスク(マスク手段) 6,6A ‥‥‥‥下側切換えマスク(マスク手段) 16 ‥‥‥‥裏蓋(切換手段) 17A ‥‥‥‥マスク切換え軸(駆動手段) 18 ‥‥‥‥メインスイッチ操作軸(切換手段) 20 ‥‥‥‥アパーチャカム部(駆動手段) 47 ‥‥‥‥フィルム巻戻し操作手段(切換手
段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−289166(JP,A) 特開 平5−341375(JP,A) 特開 昭61−295534(JP,A) 実開 平3−62331(JP,U) 実開 平4−18842(JP,U) 実開 平4−104657(JP,U) 実開 平3−105834(JP,U) 実開 平5−66634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 13/00 - 13/12

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファインダの視野を切換可能なカメラにお
    いて、 ファインダ視野の最大領域を規定するファインダ視野枠
    と、 このファインダ視野枠の一部を覆うことによりファイン
    ダを通過する被写体光束の一部を遮光し、ファインダの
    視野のサイズを変更するマスク手段と、 このマスク手段を、上記ファインダ視野枠より退避した
    位置と上記ファインダ視野枠の一部を覆う位置との間で
    移動させる駆動手段と、フィルムの巻戻し動作に応じて、 上記マスク手段を、上
    記ファインダ視野枠より退避した位置に移動させる切換
    手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】ファインダの視野を切換可能なカメラにお
    いて、 ファインダ視野の最大領域を規定するファインダ視野枠
    と、 このファインダ視野枠の一部を覆うことによりファイン
    ダを通過する被写体光束の一部を遮光し、ファインダの
    視野のサイズを変更するマスク手段と、 このマスク手段を、上記ファインダ視野枠の一部を覆わ
    ない状態と上記ファインダ視野枠の一部を覆う状態とに
    変化可能な駆動手段と、 を備え、 カメラ本体が撮影可能状態から撮影不能状態に移行した
    後に撮影可能状態に移行した場合には、上記マスク手段
    は上記ファインダ視野枠の一部を覆わない状態にあるこ
    とを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、フィルムを装填するための蓋の開放により行われ
    ることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、フィルムの巻戻しにより行われることを特徴とす
    る請求項2に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、電源スイッチの作動により行われることを特徴と
    する請求項2に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】ファインダの視野サイズを、ノーマル撮影
    状態とこのノーマル撮影状態より小さいパノラマ撮影状
    態とで切換可能なカメラにおいて、 カメラ本体がパノラマ撮影の状態で撮影不能状態に移行
    した後に撮影可能状態に移行した場合には、ファインダ
    の視野のサイズがノーマル撮影状態となっていることを
    特徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、フィルムを装填するための蓋の開放により行われ
    ることを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、フィルムの巻戻しにより行われることを特徴とす
    る請求項6に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】上記撮影可能状態から撮影不能状態への移
    行は、電源スイッチの作動により行われることを特徴と
    する請求項6に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】ファインダの視野を切換可能なカメラに
    おいて、 ファインダ視野の最大領域を規定するファインダ視野枠
    と、 このファインダ視野枠の一部を覆うことによりファイン
    ダを通過する被写体光束の一部を遮光し、ファインダの
    視野のサイズを変更するマスク手段と、 このマスク手段を、上記ファインダ視野枠の一部を覆わ
    ない状態と上記ファインダ視野枠の一部を覆う状態とに
    変化可能な駆動手段と、 カメラ本体が撮影不能状態から撮影可能状態に移行した
    際に、上記マスク手段を上記ファインダ視野枠の一部を
    覆わない状態にする切換手段と、 を備え、 上記撮影不能状態から撮影可能状態への移行は、カメラ
    本体にフィルムパトローネが装填された状態で、カメラ
    本体の上記フィルムパトローネを装填するため の蓋の閉
    鎖により行われることを特徴とするカメラ。
JP02763999A 1999-02-04 1999-02-04 カメラ Expired - Fee Related JP3236572B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02763999A JP3236572B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02763999A JP3236572B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 カメラ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32445692A Division JP3151311B2 (ja) 1992-11-26 1992-12-03 カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11265017A JPH11265017A (ja) 1999-09-28
JP3236572B2 true JP3236572B2 (ja) 2001-12-10

Family

ID=12226521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02763999A Expired - Fee Related JP3236572B2 (ja) 1999-02-04 1999-02-04 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3236572B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11265017A (ja) 1999-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3694208B2 (ja) カメラ
JP2001264610A (ja) カメラ
JP3236572B2 (ja) カメラ
JP3151311B2 (ja) カメラ
JP2001100300A (ja) カメラ
JP3179918B2 (ja) 一眼レフカメラ
JPH0442136A (ja) 連写撮影モードを有するカメラ
US5506647A (en) Field frame changeover mechanism for viewfinder
JP3042624B2 (ja) ファインダ内表示装置
JP3250754B2 (ja) 画面サイズ切換カメラ
JP2667990B2 (ja) カメラシステム
JP3049858B2 (ja) 画面サイズ可変カメラ
JP3034078B2 (ja) カメラ
JP2875147B2 (ja) カメラの撮影モード切替機構と諸機能との連動機構構造
JPH06180469A (ja) ストロボ装置付きアスペクト比可変カメラ
JPH0725791Y2 (ja) パノラマ撮影装置付きカメラ
US6154615A (en) Camera
JPH01316726A (ja) カメラシステム
JPH0378734A (ja) カメラ
JP3325605B2 (ja) 一眼レフカメラ
JPH0725789Y2 (ja) パノラマ撮影装置付きカメラ
JPH11119339A (ja) 一眼レフカメラ
JPH01267624A (ja) カメラの画面サイズ切換装置
JPH06160954A (ja) カメラの保護装置
JP2667989B2 (ja) カメラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010917

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090928

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees