JPH06160954A - カメラの保護装置 - Google Patents
カメラの保護装置Info
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- JPH06160954A JPH06160954A JP31741892A JP31741892A JPH06160954A JP H06160954 A JPH06160954 A JP H06160954A JP 31741892 A JP31741892 A JP 31741892A JP 31741892 A JP31741892 A JP 31741892A JP H06160954 A JPH06160954 A JP H06160954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back cover
- film
- masks
- camera
- exposure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 撮影レンズやシャッタなどの撮影手段を、ユ
ーザーの手やフィルムのリーダー部などで汚損や破損し
ない信頼性の高いカメラの保護装置を提供する。 【構成】 カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋4、これ
が開位置にあるときに少なくとも一部が露呈する撮影手
段、フィルムに対して撮影レンズ側に配置されたアパー
チャ、パノラマ範囲を指定する操作部21a、上記撮影
手段とフィルムの間に配置され、ノーマル位置,パノラ
マ位置,クローズド位置に移動可能なマスク18,1
9、これらを移動させる、P軸21,チャージ軸28,
部分ギヤー4bから成る駆動手段、上記操作部21aに
よって指定された露光範囲をファインダ中に表示するフ
ァインダマスク16,17とを具備する。裏蓋4が開位
置にあるときはマスク18,19を上記駆動手段により
クローズド位置に移動させ、ファインダマスク16,1
7は操作部21aによって露光範囲を表示する。
ーザーの手やフィルムのリーダー部などで汚損や破損し
ない信頼性の高いカメラの保護装置を提供する。 【構成】 カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋4、これ
が開位置にあるときに少なくとも一部が露呈する撮影手
段、フィルムに対して撮影レンズ側に配置されたアパー
チャ、パノラマ範囲を指定する操作部21a、上記撮影
手段とフィルムの間に配置され、ノーマル位置,パノラ
マ位置,クローズド位置に移動可能なマスク18,1
9、これらを移動させる、P軸21,チャージ軸28,
部分ギヤー4bから成る駆動手段、上記操作部21aに
よって指定された露光範囲をファインダ中に表示するフ
ァインダマスク16,17とを具備する。裏蓋4が開位
置にあるときはマスク18,19を上記駆動手段により
クローズド位置に移動させ、ファインダマスク16,1
7は操作部21aによって露光範囲を表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの保護装置、よ
り詳しくは、撮影レンズやシャッタ等の撮影手段を保護
するカメラの保護装置に関する。
り詳しくは、撮影レンズやシャッタ等の撮影手段を保護
するカメラの保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画面サイズの切換えが可能な
カメラは種々提案されていて、このようなカメラの例と
して、実開平3−105834号公報,実開平3−12
2435号号公報などに記載のものが上げられる。
カメラは種々提案されていて、このようなカメラの例と
して、実開平3−105834号公報,実開平3−12
2435号号公報などに記載のものが上げられる。
【0003】これらの公報に記載の技術手段は、露光範
囲を遮光板等のマスク手段でトリミングして画面サイズ
を変更するもので、裏蓋が開いた状態でのマスク位置
は、非トリミング位置でもトリミング位置でも操作によ
り任意に切換えられるようになっている。
囲を遮光板等のマスク手段でトリミングして画面サイズ
を変更するもので、裏蓋が開いた状態でのマスク位置
は、非トリミング位置でもトリミング位置でも操作によ
り任意に切換えられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、裏蓋が
開いた状態でマスク手段が非トリミング位置だと、アパ
ーチャ近傍に配置されている撮影レンズやフォーカルプ
レンシャッタのシャッタ羽根に、ユーザーが触れるなど
してこれらを汚損,破損する虞がある。このような撮影
レンズが汚れたばあいには、写真の写りが悪くなった
り、あるいはシャッタ羽根が破損した場合には、未露光
や露光オーバー,アンダーなどの不具合が発生する虞が
ある事はいうまでもない。
開いた状態でマスク手段が非トリミング位置だと、アパ
ーチャ近傍に配置されている撮影レンズやフォーカルプ
レンシャッタのシャッタ羽根に、ユーザーが触れるなど
してこれらを汚損,破損する虞がある。このような撮影
レンズが汚れたばあいには、写真の写りが悪くなった
り、あるいはシャッタ羽根が破損した場合には、未露光
や露光オーバー,アンダーなどの不具合が発生する虞が
ある事はいうまでもない。
【0005】上記不具合を解決するためには、裏蓋の開
放に応じて撮影レンズやシャッタ等の撮影手段を保護部
材によって覆うようにすれば良い。しかしながら、従
来、マスク手段による画面サイズの設定に連動してファ
インダ視野中に表示されているので、カメラの裏蓋の開
放に連動してファインダ視野が撮影画面以上に遮光され
てしまう問題点がある。
放に応じて撮影レンズやシャッタ等の撮影手段を保護部
材によって覆うようにすれば良い。しかしながら、従
来、マスク手段による画面サイズの設定に連動してファ
インダ視野中に表示されているので、カメラの裏蓋の開
放に連動してファインダ視野が撮影画面以上に遮光され
てしまう問題点がある。
【0006】さらに、フィルムの巻戻し時に、該フィル
ムのリーダー部が撮影レンズやシャッタ等の撮影手段に
触れたりして、これを汚損,破損するという問題点もあ
る。
ムのリーダー部が撮影レンズやシャッタ等の撮影手段に
触れたりして、これを汚損,破損するという問題点もあ
る。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、撮影手段を汚損や破損することがない信頼性
の高いカメラの保護装置を提供することを目的としてい
る。
のであり、撮影手段を汚損や破損することがない信頼性
の高いカメラの保護装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるカメラの保護装置は、カメラ本体に
対して開閉自在な裏蓋と、この裏蓋が開位置にあるとき
に少なくとも一部が露呈する撮影手段と、フィルムに対
して撮影レンズ側に配置され露光範囲を規制するアパー
チャと、このアパーチャによって規制される露光範囲よ
りも狭い範囲の露光範囲を指定するための操作手段と、
上記撮影手段とフィルムの間に配置され上記アパーチャ
に入射する露光光束を遮らない位置に退避する退避位置
と上記操作手段によって指定された狭露光範囲もしくは
これよりも更に露光光束を遮る突出位置とに移動可能な
遮光手段と、この遮光手段を上記退避位置および突出位
置とに移動させる駆動手段と、上記操作手段によって指
定された露光範囲をファインダ中に表示する表示手段と
を具備し、上記裏蓋が上記開位置にあるときは、上記遮
光手段を上記駆動手段により上記突出位置に移動させる
とともに、上記表示手段は上記操作手段によって指定さ
れた露光範囲を表示することを特徴とする。
めに、本発明によるカメラの保護装置は、カメラ本体に
対して開閉自在な裏蓋と、この裏蓋が開位置にあるとき
に少なくとも一部が露呈する撮影手段と、フィルムに対
して撮影レンズ側に配置され露光範囲を規制するアパー
チャと、このアパーチャによって規制される露光範囲よ
りも狭い範囲の露光範囲を指定するための操作手段と、
上記撮影手段とフィルムの間に配置され上記アパーチャ
に入射する露光光束を遮らない位置に退避する退避位置
と上記操作手段によって指定された狭露光範囲もしくは
これよりも更に露光光束を遮る突出位置とに移動可能な
遮光手段と、この遮光手段を上記退避位置および突出位
置とに移動させる駆動手段と、上記操作手段によって指
定された露光範囲をファインダ中に表示する表示手段と
を具備し、上記裏蓋が上記開位置にあるときは、上記遮
光手段を上記駆動手段により上記突出位置に移動させる
とともに、上記表示手段は上記操作手段によって指定さ
れた露光範囲を表示することを特徴とする。
【0009】また、本発明によるカメラの保護装置は、
カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋と、この裏蓋が開位
置にあるときに少なくとも一部が露呈する撮影手段と、
フィルムに対して撮影レンズ側に配置され露光範囲を規
制するアパーチャと、上記撮影手段とフィルムの間に配
置され上記アパーチャに入射する露光光束を遮らない位
置に退避する退避位置と上記アパーチャで規制される露
光範囲中に突出し露光光束の一部を遮る突出位置とに移
動可能な遮光手段と、この遮光手段を上記退避位置およ
び突出位置とに移動させる駆動手段と、フィルムを巻き
戻すための巻戻手段とを具備し、上記巻戻手段の動作時
に上記遮光手段を上記突出位置に駆動させることを特徴
とする。
カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋と、この裏蓋が開位
置にあるときに少なくとも一部が露呈する撮影手段と、
フィルムに対して撮影レンズ側に配置され露光範囲を規
制するアパーチャと、上記撮影手段とフィルムの間に配
置され上記アパーチャに入射する露光光束を遮らない位
置に退避する退避位置と上記アパーチャで規制される露
光範囲中に突出し露光光束の一部を遮る突出位置とに移
動可能な遮光手段と、この遮光手段を上記退避位置およ
び突出位置とに移動させる駆動手段と、フィルムを巻き
戻すための巻戻手段とを具備し、上記巻戻手段の動作時
に上記遮光手段を上記突出位置に駆動させることを特徴
とする。
【0010】
【作用】本発明によるカメラの保護装置は、裏蓋がカメ
ラ本体に対して開閉し、この裏蓋が開位置にあるときに
撮影手段の少なくとも一部が露呈し、フィルムに対して
撮影レンズ側に配置されたアパーチャが露光範囲を規制
し、このアパーチャによって規制される露光範囲よりも
狭い範囲の露光範囲を操作手段が指定し、この操作手段
によって指定された露光範囲を表示手段がファインダ中
に表示し、上記裏蓋が開位置にあるときは、上記遮光手
段を上記駆動手段により上記突出位置に移動させるとと
もに、上記表示手段は上記操作手段によって指定された
露光範囲を表示する。
ラ本体に対して開閉し、この裏蓋が開位置にあるときに
撮影手段の少なくとも一部が露呈し、フィルムに対して
撮影レンズ側に配置されたアパーチャが露光範囲を規制
し、このアパーチャによって規制される露光範囲よりも
狭い範囲の露光範囲を操作手段が指定し、この操作手段
によって指定された露光範囲を表示手段がファインダ中
に表示し、上記裏蓋が開位置にあるときは、上記遮光手
段を上記駆動手段により上記突出位置に移動させるとと
もに、上記表示手段は上記操作手段によって指定された
露光範囲を表示する。
【0011】また、本発明によるカメラの保護装置は、
裏蓋がカメラ本体に対して開閉し、この裏蓋が開位置に
あるときに撮影手段の少なくとも一部が露呈し、フィル
ムに対して撮影レンズ側に配置されたアパーチャが露光
範囲を規制し、駆動手段が遮光手段を退避位置および突
出位置とに移動させ、巻戻手段がフィルムを巻き戻し、
上記巻戻手段の動作時に上記遮光手段を上記突出位置に
駆動させる。
裏蓋がカメラ本体に対して開閉し、この裏蓋が開位置に
あるときに撮影手段の少なくとも一部が露呈し、フィル
ムに対して撮影レンズ側に配置されたアパーチャが露光
範囲を規制し、駆動手段が遮光手段を退避位置および突
出位置とに移動させ、巻戻手段がフィルムを巻き戻し、
上記巻戻手段の動作時に上記遮光手段を上記突出位置に
駆動させる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図2は本発明の第1実施例のカメラを、撮影光軸
Oを含む縦断面で示したものである。このカメラは、図
示のように、カメラ本体1の前方側に前カバー2を、後
方側に後カバー3を配設し、さらに背面側から裏蓋4を
開閉自在に設けてその主要部を構成されている。
する。図2は本発明の第1実施例のカメラを、撮影光軸
Oを含む縦断面で示したものである。このカメラは、図
示のように、カメラ本体1の前方側に前カバー2を、後
方側に後カバー3を配設し、さらに背面側から裏蓋4を
開閉自在に設けてその主要部を構成されている。
【0013】上記カメラ本体1の光軸O後方の中央部に
は、通常撮影時の露光範囲を規制するアパーチャ5が開
口している。このアパーチャ5の前方には、複数の部材
で構成された鏡枠6が配置されていて、この鏡枠6は、
前方より後方に向かって順に凸の第1レンズ群L1,凸
の第2レンズ群L2,凹の第3レンズ群L3を支持して
いる。これらの撮影手段の一部である各第1,第2,第
3レンズ群L1,L2,L3は、各々の間隔を適当に保
持しながら光軸O方向、例えば前側(図で左側)に移動
することにより焦点距離を変更可能に構成されている。
この図2は、いわゆる沈胴状態を示したものであり、第
3レンズ群L3の後端面(図で右側の面)が、上記アパ
ーチャ5と近接している。
は、通常撮影時の露光範囲を規制するアパーチャ5が開
口している。このアパーチャ5の前方には、複数の部材
で構成された鏡枠6が配置されていて、この鏡枠6は、
前方より後方に向かって順に凸の第1レンズ群L1,凸
の第2レンズ群L2,凹の第3レンズ群L3を支持して
いる。これらの撮影手段の一部である各第1,第2,第
3レンズ群L1,L2,L3は、各々の間隔を適当に保
持しながら光軸O方向、例えば前側(図で左側)に移動
することにより焦点距離を変更可能に構成されている。
この図2は、いわゆる沈胴状態を示したものであり、第
3レンズ群L3の後端面(図で右側の面)が、上記アパ
ーチャ5と近接している。
【0014】上記第3レンズ群L3の後方であって上記
アパーチャ5の前面側近傍には、光軸Oを挟んで上下対
称に遮光手段かつ保護部材である遮光性のマスク8が配
置されていて、アパーチャ5より退避した位置N(ノー
マル位置)と、光軸Oに向かってやや内方に突出してパ
ノラマ写真の露光範囲を規制する位置P(パノラマ位
置)と、さらに光軸Oに向かって内方に突出した位置C
(クローズド位置)とに移動可能に支持されている。
アパーチャ5の前面側近傍には、光軸Oを挟んで上下対
称に遮光手段かつ保護部材である遮光性のマスク8が配
置されていて、アパーチャ5より退避した位置N(ノー
マル位置)と、光軸Oに向かってやや内方に突出してパ
ノラマ写真の露光範囲を規制する位置P(パノラマ位
置)と、さらに光軸Oに向かって内方に突出した位置C
(クローズド位置)とに移動可能に支持されている。
【0015】上記鏡枠6の下側には、カメラ本体1が延
設されていて、その下側近傍に図示しないフィルム給送
手段に動力を伝送する巻戻しギヤー9が回動自在に軸支
されている。また、該鏡枠6の上側には、測距装置たる
AFユニット(オートフォーカスユニット)11がカメ
ラ本体1に一体的に支持されている。
設されていて、その下側近傍に図示しないフィルム給送
手段に動力を伝送する巻戻しギヤー9が回動自在に軸支
されている。また、該鏡枠6の上側には、測距装置たる
AFユニット(オートフォーカスユニット)11がカメ
ラ本体1に一体的に支持されている。
【0016】上記裏蓋4は、カメラ本体1に対して回動
可能に軸支されていて、該裏蓋4の開閉により、アパー
チャ5を含むフィルム給送部と、図示しないパトローネ
収容室およびフィルム巻取室とを露呈あるいは遮閉する
ことが可能となっている。該裏蓋4には圧板12が弾性
的に支持されていて、同裏蓋4遮閉時に上記アパーチャ
5の近傍の圧板当接部に当接して、フィルムを給送可能
に支持するようになっている。
可能に軸支されていて、該裏蓋4の開閉により、アパー
チャ5を含むフィルム給送部と、図示しないパトローネ
収容室およびフィルム巻取室とを露呈あるいは遮閉する
ことが可能となっている。該裏蓋4には圧板12が弾性
的に支持されていて、同裏蓋4遮閉時に上記アパーチャ
5の近傍の圧板当接部に当接して、フィルムを給送可能
に支持するようになっている。
【0017】図1および図3,図4は、この第1実施例
のカメラの保護装置の要部を、裏蓋側から一部透視して
示した斜視図である。アパーチャ5を挟んで上下対称位
置に、マスク8を構成する上マスク18および下マスク
19が配設されていて、これらのマスク18,19は細
長の矩形の板部材よりなる。
のカメラの保護装置の要部を、裏蓋側から一部透視して
示した斜視図である。アパーチャ5を挟んで上下対称位
置に、マスク8を構成する上マスク18および下マスク
19が配設されていて、これらのマスク18,19は細
長の矩形の板部材よりなる。
【0018】また、ファインダの範囲を表すファインダ
視野15を挟んで上下対称位置に、細長の矩形の板部材
よりなる表示手段の一部を構成する上ファインダマスク
16と、下ファインダマスク17とが配置されている。
視野15を挟んで上下対称位置に、細長の矩形の板部材
よりなる表示手段の一部を構成する上ファインダマスク
16と、下ファインダマスク17とが配置されている。
【0019】そして、上記マスク18,19とファイン
ダマスク16,17は、その一端をP軸(パノラマ軸)
21で上下に移動可能に支持されているとともに、他端
を支持軸22により上下に摺動可能に支持されて、該P
軸21周りの回動を規制されている。
ダマスク16,17は、その一端をP軸(パノラマ軸)
21で上下に移動可能に支持されているとともに、他端
を支持軸22により上下に摺動可能に支持されて、該P
軸21周りの回動を規制されている。
【0020】上記P軸21は、カメラ本体1(図2参
照)に回動可能に軸支されてその上端部は前カバー2
(図2参照)の上端面に突出し、該上端部には方向突起
21bが設けられた円板状の操作手段である操作部材2
1aが一体的に形成されている。該P軸21は、この操
作部材21aの下部で上記ファインダマスク16,17
を軸支しており、これらファインダマスク16,17
は、引っ張りコイルばねで構成されるファインダばね2
3により互いに引っ張られる方向に付勢され、該ファイ
ンダマスク16,17から突出している当接突起16
c,17cによりP軸21のファインダカム部21cに
当接して位置決めされている。これにより、上記マスク
18,19のN位置,P位置に対応して、ファインダマ
スク16,17がN位置,P位置をとるようになってい
る。
照)に回動可能に軸支されてその上端部は前カバー2
(図2参照)の上端面に突出し、該上端部には方向突起
21bが設けられた円板状の操作手段である操作部材2
1aが一体的に形成されている。該P軸21は、この操
作部材21aの下部で上記ファインダマスク16,17
を軸支しており、これらファインダマスク16,17
は、引っ張りコイルばねで構成されるファインダばね2
3により互いに引っ張られる方向に付勢され、該ファイ
ンダマスク16,17から突出している当接突起16
c,17cによりP軸21のファインダカム部21cに
当接して位置決めされている。これにより、上記マスク
18,19のN位置,P位置に対応して、ファインダマ
スク16,17がN位置,P位置をとるようになってい
る。
【0021】該P軸21は、上述のようにマスク18,
19をも軸支していて、上マスク18は同P軸21に設
けられた上カム部21dに、下マスク19は下カム部2
1eに、突起18c,19cをそれぞれ介して当接して
いて、これにより、上記N位置とP位置とを選択可能と
なっている。そして、これらのマスク18,19の中間
には、一段径の太いストッパ部21fが形成されてい
て、これにより上記C位置が規制される。
19をも軸支していて、上マスク18は同P軸21に設
けられた上カム部21dに、下マスク19は下カム部2
1eに、突起18c,19cをそれぞれ介して当接して
いて、これにより、上記N位置とP位置とを選択可能と
なっている。そして、これらのマスク18,19の中間
には、一段径の太いストッパ部21fが形成されてい
て、これにより上記C位置が規制される。
【0022】上記上マスク18と下マスク19は、トグ
ルばね25,26を介して、チャージ軸28に螺合され
た上チャージ板31と下チャージ板32とにそれぞれ係
合されている。これにより、上マスク18と上チャージ
板31,下マスク19と下チャージ板33がそれぞれ離
れる方向で付勢されており、上マスク18は上カム部2
1dに、下マスク19は下カム部21eに当接して位置
決めされている。
ルばね25,26を介して、チャージ軸28に螺合され
た上チャージ板31と下チャージ板32とにそれぞれ係
合されている。これにより、上マスク18と上チャージ
板31,下マスク19と下チャージ板33がそれぞれ離
れる方向で付勢されており、上マスク18は上カム部2
1dに、下マスク19は下カム部21eに当接して位置
決めされている。
【0023】上記チャージ軸28は、P軸21の右側で
カメラ本体1(図2参照)に回動自在に軸支されてい
る。このチャージ軸28は、上半分は右ねじが刻設され
た右ねじ部28a、下半分は左ねじが刻設された左ねじ
部28bとなっていて、その下端部にはギヤー部28c
が一体的に形成されている。このチャージ軸28の右ね
じ部28aには上記上チャージ板31が、左ねじ部28
bには下チャージ板32がそれぞれ螺合しており、これ
らのチャージ板31,32は、カメラ本体1(図2参
照)により回動不能に支持され、上記チャージ軸28の
回動により互いに離れる方向、あるいは互いに近づく方
向にそれぞれ移動可能となっている。
カメラ本体1(図2参照)に回動自在に軸支されてい
る。このチャージ軸28は、上半分は右ねじが刻設され
た右ねじ部28a、下半分は左ねじが刻設された左ねじ
部28bとなっていて、その下端部にはギヤー部28c
が一体的に形成されている。このチャージ軸28の右ね
じ部28aには上記上チャージ板31が、左ねじ部28
bには下チャージ板32がそれぞれ螺合しており、これ
らのチャージ板31,32は、カメラ本体1(図2参
照)により回動不能に支持され、上記チャージ軸28の
回動により互いに離れる方向、あるいは互いに近づく方
向にそれぞれ移動可能となっている。
【0024】上記裏蓋4は、チャージ軸28の右側で回
動可能にカメラ本体1(図2参照)に軸支されていて、
この裏蓋4の回動軸4a近傍の下端部には、扇状の部分
ギヤー4bが一体に形成されている。図1に示すような
裏蓋4が閉じた状態では、チャージ軸28のギヤー部2
8cに対して、裏蓋4の部分ギヤー4bに設けられたギ
ヤー逃げ部4cが対向しており、ギヤー部28cと部分
ギヤー4bは互いに噛合してはいない。
動可能にカメラ本体1(図2参照)に軸支されていて、
この裏蓋4の回動軸4a近傍の下端部には、扇状の部分
ギヤー4bが一体に形成されている。図1に示すような
裏蓋4が閉じた状態では、チャージ軸28のギヤー部2
8cに対して、裏蓋4の部分ギヤー4bに設けられたギ
ヤー逃げ部4cが対向しており、ギヤー部28cと部分
ギヤー4bは互いに噛合してはいない。
【0025】また、上記支持軸22はP軸21と平行に
カメラ本体1に一体的に支持されていて、上記マスク1
8,19とファインダマスク16,17は、それぞれの
U字嵌合部18a,19a,16a,17aを介して摺
動自在に係合している。
カメラ本体1に一体的に支持されていて、上記マスク1
8,19とファインダマスク16,17は、それぞれの
U字嵌合部18a,19a,16a,17aを介して摺
動自在に係合している。
【0026】裏蓋4が開く途中でギヤー部28cと部分
ギヤー4bが互いに噛合し、チャージ軸28を、チャー
ジ板31,32が上下端に位置する角度回転させ、図4
に示すように、裏蓋4がある程度開くと、再びギヤー部
28cと部分ギヤー4bとの噛合が外れるようになって
いる。
ギヤー4bが互いに噛合し、チャージ軸28を、チャー
ジ板31,32が上下端に位置する角度回転させ、図4
に示すように、裏蓋4がある程度開くと、再びギヤー部
28cと部分ギヤー4bとの噛合が外れるようになって
いる。
【0027】このような第1実施例の作用を説明する。
先ず、裏蓋4が閉じ、かつ、P軸21がN位置となって
いる状態では、図1に示すように、ファインダマスク1
6,17はファインダ視野15から退避し、マスク1
8,19はアパーチャ5から退避している。
先ず、裏蓋4が閉じ、かつ、P軸21がN位置となって
いる状態では、図1に示すように、ファインダマスク1
6,17はファインダ視野15から退避し、マスク1
8,19はアパーチャ5から退避している。
【0028】次に、図3に示すように、P軸21を回転
してN位置からP位置に操作すると、ファインダカム部
21cがP軸21の回転に従い回転し、これに当接して
いる当接突起16c,17cにより、ファインダマスク
16,17の間隔が狭まり、ファインダ視野15の上下
をトリミングして表示を行う。一方、該P軸の回転に従
いカム部21d,21eも回転して、これに当接してい
る当接突起18c,19cはトグルばね25,26の力
量に逆らって移動し、マスク18,19がアパーチャ5
の中央に突出する。これにより、アパーチャ5の上下を
トリミングし、パノラマサイズの開口としている。
してN位置からP位置に操作すると、ファインダカム部
21cがP軸21の回転に従い回転し、これに当接して
いる当接突起16c,17cにより、ファインダマスク
16,17の間隔が狭まり、ファインダ視野15の上下
をトリミングして表示を行う。一方、該P軸の回転に従
いカム部21d,21eも回転して、これに当接してい
る当接突起18c,19cはトグルばね25,26の力
量に逆らって移動し、マスク18,19がアパーチャ5
の中央に突出する。これにより、アパーチャ5の上下を
トリミングし、パノラマサイズの開口としている。
【0029】次に、図3に示すパノラマ撮影の状態にお
いて、裏蓋4を開けた状態を図4に示す。裏蓋4が図3
に示す状態から図4に示す状態へ移動する途中で、裏蓋
4の部分ギヤー4bがチャージ軸28のギヤー部28c
と噛合し、チャージ軸28を時計方向に回動させる。こ
れにより右ねじ部28aに螺合している上チャージ板3
1が上方へ、左ねじ部28bに螺合している下チャージ
板32が下方へ移動する。こうしてチャージ板31,3
2がマスク18,19より外側に位置するので、該マス
ク18,19は互いに近づく方向へ、上記チャージ板3
1,32は互いに離れる方向へ、上記トグルばね25,
26により付勢される。
いて、裏蓋4を開けた状態を図4に示す。裏蓋4が図3
に示す状態から図4に示す状態へ移動する途中で、裏蓋
4の部分ギヤー4bがチャージ軸28のギヤー部28c
と噛合し、チャージ軸28を時計方向に回動させる。こ
れにより右ねじ部28aに螺合している上チャージ板3
1が上方へ、左ねじ部28bに螺合している下チャージ
板32が下方へ移動する。こうしてチャージ板31,3
2がマスク18,19より外側に位置するので、該マス
ク18,19は互いに近づく方向へ、上記チャージ板3
1,32は互いに離れる方向へ、上記トグルばね25,
26により付勢される。
【0030】これにより、マスク18,19はP軸21
のストッパ部21fに当接してC位置となり、チャージ
板31,32はカメラ本体1(図2参照)に設けられた
図示しないストッパ部に当接する。このときには、ファ
インダマスク16,17は位置が変わらないでP位置の
ままであり、マスク18,19はP位置より突出したC
位置となっている。このように、裏蓋を開けた際のファ
インダマスク16,17の動作と、マスク18,19の
動作とは互いに独立なものとなっている。
のストッパ部21fに当接してC位置となり、チャージ
板31,32はカメラ本体1(図2参照)に設けられた
図示しないストッパ部に当接する。このときには、ファ
インダマスク16,17は位置が変わらないでP位置の
ままであり、マスク18,19はP位置より突出したC
位置となっている。このように、裏蓋を開けた際のファ
インダマスク16,17の動作と、マスク18,19の
動作とは互いに独立なものとなっている。
【0031】次に、裏蓋4を閉じると、上記の動作が逆
になり、図3に示す状態に戻る。すなわち、ファインダ
マスク16,17はP位置、マスク18,19はP位置
となる。
になり、図3に示す状態に戻る。すなわち、ファインダ
マスク16,17はP位置、マスク18,19はP位置
となる。
【0032】また、図1に示すN位置の状態から裏蓋4
を開ける場合にも、前述と同様にチャージ軸28が時計
方向に回転し、チャージ板31,32が互いに離れ、マ
スク18,19はC位置となる。このときには、ファイ
ンダマスク16,17はN位置のままである。こうし
て、N位置から裏蓋4を開ける場合にも、ファインダマ
スク16,17の動作と、マスク18,19の動作とは
互いに独立なものとなっている。そしてこの場合にも、
裏蓋4を閉じると、やはり図1に示すN位置の状態に戻
る。
を開ける場合にも、前述と同様にチャージ軸28が時計
方向に回転し、チャージ板31,32が互いに離れ、マ
スク18,19はC位置となる。このときには、ファイ
ンダマスク16,17はN位置のままである。こうし
て、N位置から裏蓋4を開ける場合にも、ファインダマ
スク16,17の動作と、マスク18,19の動作とは
互いに独立なものとなっている。そしてこの場合にも、
裏蓋4を閉じると、やはり図1に示すN位置の状態に戻
る。
【0033】一方、図4に示す裏蓋4が開いた状態か
ら、P軸21をN位置とすると、ファインダマスク1
6,17はN位置となり、マスク18,19はC位置の
ままである。
ら、P軸21をN位置とすると、ファインダマスク1
6,17はN位置となり、マスク18,19はC位置の
ままである。
【0034】以上のような各状態間の移動を表1に示
す。この各状態間の移動は、表1において矢印で示すよ
うになっていて、お互いの状態間を可逆的に移動するこ
とができる。
す。この各状態間の移動は、表1において矢印で示すよ
うになっていて、お互いの状態間を可逆的に移動するこ
とができる。
【表1】 このような第1実施例によれば、 (1) 簡単な機構で、裏蓋4の開閉動作によりマスク
18,19を駆動して、裏蓋4が開状態のときに突出位
置Cとするので、ユーザーやフィルムのリーダー部など
により第3レンズ群等の撮影手段を汚損,破損する虞が
少なくなり、信頼性の高いカメラとなる。 (2) 簡単な機構で、裏蓋4の開閉動作によりマスク
18,19を駆動して、裏蓋4を閉じるときにP軸21
の設定位置に復帰させるようにしているので、使い勝手
の良いカメラとなる。 (3) 表示を行うファインダマスク16,17、ひい
てはP軸21は、裏蓋4の開閉にかかわらず操作部材2
1aで指定した状態を保つので、使い勝手の良いカメラ
となる。 (4) 簡単な機構で、ノーマル(N)とパノラマ
(P)との画面サイズを外部から操作できるため、使い
勝手の良いカメラとなる。 などの効果を有している。
18,19を駆動して、裏蓋4が開状態のときに突出位
置Cとするので、ユーザーやフィルムのリーダー部など
により第3レンズ群等の撮影手段を汚損,破損する虞が
少なくなり、信頼性の高いカメラとなる。 (2) 簡単な機構で、裏蓋4の開閉動作によりマスク
18,19を駆動して、裏蓋4を閉じるときにP軸21
の設定位置に復帰させるようにしているので、使い勝手
の良いカメラとなる。 (3) 表示を行うファインダマスク16,17、ひい
てはP軸21は、裏蓋4の開閉にかかわらず操作部材2
1aで指定した状態を保つので、使い勝手の良いカメラ
となる。 (4) 簡単な機構で、ノーマル(N)とパノラマ
(P)との画面サイズを外部から操作できるため、使い
勝手の良いカメラとなる。 などの効果を有している。
【0035】なお、この第1実施例では、ノーマルとパ
ノラマとに画面サイズを切り換え可能としているが、ど
ちらか一方しか撮れないカメラであっても良い。これ
は、P軸21の操作部21a,ファインダカム部21
c,ファインダマスク16,17,ファインダばね23
を省略し、P軸21を必要な位置で回動不能に固設すれ
ば容易に実施できる。また、本実施例では、C位置でマ
スク18,19の間に空隙があり、トグルばね等の機構
の設計が容易となっているが、この空隙がなくてもかま
わない。それには、P軸21のストッパ部21fの位置
を変更したり、マスク18,19の幅を変更するなどし
て容易に実施できる。このような空隙をなくした場合に
は、ゴミやほこりが入らないという利点を享受できる。
同様に、C位置でのマスク18,19の間の空隙をもっ
と広くして、C位置=P位置としてもかまわない。
ノラマとに画面サイズを切り換え可能としているが、ど
ちらか一方しか撮れないカメラであっても良い。これ
は、P軸21の操作部21a,ファインダカム部21
c,ファインダマスク16,17,ファインダばね23
を省略し、P軸21を必要な位置で回動不能に固設すれ
ば容易に実施できる。また、本実施例では、C位置でマ
スク18,19の間に空隙があり、トグルばね等の機構
の設計が容易となっているが、この空隙がなくてもかま
わない。それには、P軸21のストッパ部21fの位置
を変更したり、マスク18,19の幅を変更するなどし
て容易に実施できる。このような空隙をなくした場合に
は、ゴミやほこりが入らないという利点を享受できる。
同様に、C位置でのマスク18,19の間の空隙をもっ
と広くして、C位置=P位置としてもかまわない。
【0036】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
5は、この第2実施例のカメラを一部ブロック図で示し
た断面図である。図5は、カメラの背面側すなわちフィ
ルム側から見た図であり、アパーチャ5の光軸前方に
は、図示しない撮影レンズやフォーカルプレンシャッタ
などの撮影手段が配置されている。
5は、この第2実施例のカメラを一部ブロック図で示し
た断面図である。図5は、カメラの背面側すなわちフィ
ルム側から見た図であり、アパーチャ5の光軸前方に
は、図示しない撮影レンズやフォーカルプレンシャッタ
などの撮影手段が配置されている。
【0037】カメラ本体1には、アパーチャ5を挟んで
左側に支持軸22が、この右側に同軸22に平行に回動
自在のP軸(パノラマ軸)41がそれぞれ設けられてい
る。このP軸41は、上半分が右ねじ部41a、下半分
が左ねじ部41bになっていて、右ねじ部41aには上
マスク18が、左ねじ部41bには下マスク19が、上
記アパーチャ5を挟んで上下に対称にそれぞれ螺合して
いるとともに、これらのマスク18,19は上記支持軸
22にも摺動自在に係合している。そして、該マスク1
8,19は、アパーチャ5の外側に退避する位置(ノー
マル位置)Nと、やや内方に突出してパノラマ写真の露
光範囲を規制する位置(パノラマ位置)Pと、さらに内
方に突出した位置(クローズド位置)Cとに移動可能と
なっている。
左側に支持軸22が、この右側に同軸22に平行に回動
自在のP軸(パノラマ軸)41がそれぞれ設けられてい
る。このP軸41は、上半分が右ねじ部41a、下半分
が左ねじ部41bになっていて、右ねじ部41aには上
マスク18が、左ねじ部41bには下マスク19が、上
記アパーチャ5を挟んで上下に対称にそれぞれ螺合して
いるとともに、これらのマスク18,19は上記支持軸
22にも摺動自在に係合している。そして、該マスク1
8,19は、アパーチャ5の外側に退避する位置(ノー
マル位置)Nと、やや内方に突出してパノラマ写真の露
光範囲を規制する位置(パノラマ位置)Pと、さらに内
方に突出した位置(クローズド位置)Cとに移動可能と
なっている。
【0038】このP軸41の上部はカメラ本体1に固定
されたギヤー蓋42内に突出していて、ギヤー41cが
一体的に設けられていている。このギヤー41cは、第
2減速ギヤー43と第1減速ギヤー44を介して、カメ
ラ本体1に一体的に支持されたモータ45の出力軸のピ
ニオンギヤー46に噛合している。一方、このピニオン
ギヤー46には、PIギヤー(フォトインタラプタギヤ
ー)47が噛合していて、該PIギヤー47には遮光性
のプロペラ状の羽根部が形成され、PI(フォトインタ
ラプタ)48により同PIギヤー47の回転量を光電的
に検出するようになっている。
されたギヤー蓋42内に突出していて、ギヤー41cが
一体的に設けられていている。このギヤー41cは、第
2減速ギヤー43と第1減速ギヤー44を介して、カメ
ラ本体1に一体的に支持されたモータ45の出力軸のピ
ニオンギヤー46に噛合している。一方、このピニオン
ギヤー46には、PIギヤー(フォトインタラプタギヤ
ー)47が噛合していて、該PIギヤー47には遮光性
のプロペラ状の羽根部が形成され、PI(フォトインタ
ラプタ)48により同PIギヤー47の回転量を光電的
に検出するようになっている。
【0039】上記第1減速ギヤー44,第2減速ギヤー
43,PIギヤー47は、それぞれカメラ本体1に回動
自在に軸支されているとともに、ギヤー蓋42に狭持さ
れている。
43,PIギヤー47は、それぞれカメラ本体1に回動
自在に軸支されているとともに、ギヤー蓋42に狭持さ
れている。
【0040】上記上マスク18は、その右側端面から突
起部18fが突設されていて、この突起部18fはカメ
ラ本体1に一体的に支持されているNスイッチ(ノーマ
ル位置検出スイッチ)49に係合して、該Nスイッチ4
9をオン,オフするようになっている。このNスイッチ
49は、いわゆるリーフスイッチであり、マスク18,
19がN(ノーマル位置)のときはNスイッチ49はオ
フし、マスク18,19がNから若干内側のときはオン
するように配置されている。
起部18fが突設されていて、この突起部18fはカメ
ラ本体1に一体的に支持されているNスイッチ(ノーマ
ル位置検出スイッチ)49に係合して、該Nスイッチ4
9をオン,オフするようになっている。このNスイッチ
49は、いわゆるリーフスイッチであり、マスク18,
19がN(ノーマル位置)のときはNスイッチ49はオ
フし、マスク18,19がNから若干内側のときはオン
するように配置されている。
【0041】このNスイッチ49は制御回路51に接続
され、さらに上述のモータ45,PI48は駆動回路5
2を介して制御回路51でコントロールされるようにな
っている。
され、さらに上述のモータ45,PI48は駆動回路5
2を介して制御回路51でコントロールされるようにな
っている。
【0042】この制御回路51には、カメラを撮影不能
となすオフと撮影可能となすオンとに切り換え可能ない
わゆるメインスイッチである電源手段53と、操作ボタ
ンを押圧してオンする事によりN(ノーマル),P(パ
ノラマ)を指示する切換操作手段54と、パトローネに
よりオン,オフされるリーフスイッチで構成されるフィ
ルム存否検知手段55と、フィルム途中でフィルムを巻
き戻す時に操作する押しボタンスイッチであるフィルム
巻き戻し操作手段56と、公知のスイッチ手段であるリ
ーフスイッチを裏蓋の一部でオン,オフするように構成
された裏蓋開閉検知手段57と、PR(フォトリフレク
タ)でフィルムのパーフォレーションの移動を検出する
フィルム給送量検知手段58と、図示しないフィルム給
送手段を駆動してフィルム巻き上げ,巻き戻しを行う、
上記駆動回路52により駆動されるフィルム給送モータ
59とが接続されている。
となすオフと撮影可能となすオンとに切り換え可能ない
わゆるメインスイッチである電源手段53と、操作ボタ
ンを押圧してオンする事によりN(ノーマル),P(パ
ノラマ)を指示する切換操作手段54と、パトローネに
よりオン,オフされるリーフスイッチで構成されるフィ
ルム存否検知手段55と、フィルム途中でフィルムを巻
き戻す時に操作する押しボタンスイッチであるフィルム
巻き戻し操作手段56と、公知のスイッチ手段であるリ
ーフスイッチを裏蓋の一部でオン,オフするように構成
された裏蓋開閉検知手段57と、PR(フォトリフレク
タ)でフィルムのパーフォレーションの移動を検出する
フィルム給送量検知手段58と、図示しないフィルム給
送手段を駆動してフィルム巻き上げ,巻き戻しを行う、
上記駆動回路52により駆動されるフィルム給送モータ
59とが接続されている。
【0043】そして、上記制御回路51は、さらにLC
D駆動回路(液晶デバイス駆動回路)61を介してファ
インダマスクであるLCD(液晶デバイス)62に接続
されている。このLCD62は、ファインダ光路中に配
置されていて、ノーマル撮影状態に対応してファインダ
視野をそのまま見せる状態(N)と、パノラマ撮影状態
に対応してファインダ視野の上下を遮光する状態(P)
とに、上記LCD駆動回路61により切り換えて駆動さ
れるようになっている。
D駆動回路(液晶デバイス駆動回路)61を介してファ
インダマスクであるLCD(液晶デバイス)62に接続
されている。このLCD62は、ファインダ光路中に配
置されていて、ノーマル撮影状態に対応してファインダ
視野をそのまま見せる状態(N)と、パノラマ撮影状態
に対応してファインダ視野の上下を遮光する状態(P)
とに、上記LCD駆動回路61により切り換えて駆動さ
れるようになっている。
【0044】この第2実施例の作用を、図6のフローチ
ャートを参照して説明する。初期状態では、マスク1
8,19は位置N(ノーマル),ファインダマスクであ
るLCD62は位置N(ノーマル),裏蓋は閉状態とな
っている(S0)。また、このとき電源手段53はオン
である。
ャートを参照して説明する。初期状態では、マスク1
8,19は位置N(ノーマル),ファインダマスクであ
るLCD62は位置N(ノーマル),裏蓋は閉状態とな
っている(S0)。また、このとき電源手段53はオン
である。
【0045】切換操作手段54による切換入力がない
(S1)と、マスク18,19とファインダマスクであ
るLCD62はノーマルのまま(S20)であり、切換
入力待ちの状態(S21)に進み、切換入力の有無に従
ってステップS22もしくはステップS4に進む。一
方、ステップS1で切換入力されると、制御回路51に
より駆動回路52を介してモータ45が駆動され、P軸
41が図5中の黒矢印方向に回転する。同時にPIギヤ
ー47も回動し、この回転量がPI48により検出され
る。マスク18,19が若干内側に移動すると、Nスイ
ッチ49がオフする。ここからの移動量をPI48によ
り検出し、マスク18,19がP(パノラマ)位置に停
止するようにモータ45が制御される。同時に、LCD
62のファインダマスク部が遮光状態となり、ファイン
ダがP(パノラマ)状態となる(S2)。
(S1)と、マスク18,19とファインダマスクであ
るLCD62はノーマルのまま(S20)であり、切換
入力待ちの状態(S21)に進み、切換入力の有無に従
ってステップS22もしくはステップS4に進む。一
方、ステップS1で切換入力されると、制御回路51に
より駆動回路52を介してモータ45が駆動され、P軸
41が図5中の黒矢印方向に回転する。同時にPIギヤ
ー47も回動し、この回転量がPI48により検出され
る。マスク18,19が若干内側に移動すると、Nスイ
ッチ49がオフする。ここからの移動量をPI48によ
り検出し、マスク18,19がP(パノラマ)位置に停
止するようにモータ45が制御される。同時に、LCD
62のファインダマスク部が遮光状態となり、ファイン
ダがP(パノラマ)状態となる(S2)。
【0046】そのまま切換操作されないと(S3)、マ
スク18,19およびファインダマスクであるLCD6
2はPのままであり(S22)、巻戻指示が入力される
(S23)とステップS13へ行き、巻戻指示が入力さ
れない(S23)で裏蓋が開けられると(S24)、モ
ータ45によりP軸41が図5中の黒矢印方向に回転
し、マスク18,19が内側に移動していく。一方、ス
テップS24で裏蓋が開けられないとステップS3へ行
く。
スク18,19およびファインダマスクであるLCD6
2はPのままであり(S22)、巻戻指示が入力される
(S23)とステップS13へ行き、巻戻指示が入力さ
れない(S23)で裏蓋が開けられると(S24)、モ
ータ45によりP軸41が図5中の黒矢印方向に回転
し、マスク18,19が内側に移動していく。一方、ス
テップS24で裏蓋が開けられないとステップS3へ行
く。
【0047】そして、上下マスク18,19が当接して
クローズド位置Cになると、モータ45がロックし、P
I48でこれを検知して該モータ45を停止する。この
ときファインダマスクであるLCD62はPのままであ
る(S25)。ここで切換操作手段54により切換操作
される(S26)と、マスク18,19はCのまま、フ
ァインダマスクであるLCD62はPからNとなる(S
27)。また、ステップS26で切換入力がないと、ス
テップS9へ行く。
クローズド位置Cになると、モータ45がロックし、P
I48でこれを検知して該モータ45を停止する。この
ときファインダマスクであるLCD62はPのままであ
る(S25)。ここで切換操作手段54により切換操作
される(S26)と、マスク18,19はCのまま、フ
ァインダマスクであるLCD62はPからNとなる(S
27)。また、ステップS26で切換入力がないと、ス
テップS9へ行く。
【0048】次に、裏蓋が閉じられない場合にはステッ
プS8へ行き、一方、該裏蓋が閉じられる(S28)
と、モータ45によりP軸41が図5中白矢印方向に回
動し、マスク18,19がC位置から外側に移動し、つ
ぎにNスイッチ49がオフし、このオフしたときからの
PI48の検出により、マスク18,19をN位置に正
確に停止させる。このときファインダマスクであるLC
D62はNのままである(S29)。
プS8へ行き、一方、該裏蓋が閉じられる(S28)
と、モータ45によりP軸41が図5中白矢印方向に回
動し、マスク18,19がC位置から外側に移動し、つ
ぎにNスイッチ49がオフし、このオフしたときからの
PI48の検出により、マスク18,19をN位置に正
確に停止させる。このときファインダマスクであるLC
D62はNのままである(S29)。
【0049】この状態で、フィルムの巻き戻しが入力さ
れない場合にはステップS21へ戻り、一方、フィルム
巻き戻し操作手段56により巻き戻し指示が入力される
か、あるいは一連の撮影が終了してフィルムが巻き上が
りきったことをフィルム給送量検知手段58で検知して
巻き戻し指示が入力されると(S30)、マスク18,
19はN位置からC位置に移動し、ファインダマスクで
あるLCD62はN位置となり、フィルム給送モータ5
9が駆動され、フィルム巻き戻しが開始される(S1
3)。フィルム巻戻が終了したことをフィルム給送量検
知手段58で検知して、フィルム給送モータ59を停止
する(S14)。裏蓋が開(S15)閉(S16)さ
れ、マスク18,19がCからNとなり、ファインダマ
スクであるLCD48はNのままである(S17)。
れない場合にはステップS21へ戻り、一方、フィルム
巻き戻し操作手段56により巻き戻し指示が入力される
か、あるいは一連の撮影が終了してフィルムが巻き上が
りきったことをフィルム給送量検知手段58で検知して
巻き戻し指示が入力されると(S30)、マスク18,
19はN位置からC位置に移動し、ファインダマスクで
あるLCD62はN位置となり、フィルム給送モータ5
9が駆動され、フィルム巻き戻しが開始される(S1
3)。フィルム巻戻が終了したことをフィルム給送量検
知手段58で検知して、フィルム給送モータ59を停止
する(S14)。裏蓋が開(S15)閉(S16)さ
れ、マスク18,19がCからNとなり、ファインダマ
スクであるLCD48はNのままである(S17)。
【0050】フィルム存否検出手段55でフィルムが取
り出されていることを検出する(S18)と、ステップ
S1へ戻り再び切換操作が可能となるか、もしくは、新
しいフィルムが入れられている(S18)と、フィルム
を規定量巻き上げて予備巻き上げし(S19)、1シー
ケンスが終了する。
り出されていることを検出する(S18)と、ステップ
S1へ戻り再び切換操作が可能となるか、もしくは、新
しいフィルムが入れられている(S18)と、フィルム
を規定量巻き上げて予備巻き上げし(S19)、1シー
ケンスが終了する。
【0051】また、マスク18,19およびファインダ
マスクであるLCD62がNのとき(S4)に巻戻指示
が入力される(S5)とステップS13へ行き、巻戻指
示が入力ない場合(S5)には、裏蓋が開けられなけれ
ばステップS21へ行き、裏蓋が開けられる(S6)
と、ファインダマスクであるLCD62はNのまま、マ
スク18,19がNからCとなる(S7)。すなわち、
通常裏蓋が開かれると、ファインダマスクであるLCD
62はそのままで、マスク18,19はCとなる。
マスクであるLCD62がNのとき(S4)に巻戻指示
が入力される(S5)とステップS13へ行き、巻戻指
示が入力ない場合(S5)には、裏蓋が開けられなけれ
ばステップS21へ行き、裏蓋が開けられる(S6)
と、ファインダマスクであるLCD62はNのまま、マ
スク18,19がNからCとなる(S7)。すなわち、
通常裏蓋が開かれると、ファインダマスクであるLCD
62はそのままで、マスク18,19はCとなる。
【0052】このような裏蓋が開状態のときでも、ノー
マル位置Nとパノラマ位置Pとの切換は自由に行うこと
ができ、この場合にはファインダマスクであるLCD6
2のみが切り換わる(S7,S8,S9,S25,S2
6,S27)。
マル位置Nとパノラマ位置Pとの切換は自由に行うこと
ができ、この場合にはファインダマスクであるLCD6
2のみが切り換わる(S7,S8,S9,S25,S2
6,S27)。
【0053】このファインダマスクであるLCD62が
Pのとき(S9)に裏蓋が閉められる(S10)と、フ
ァインダマスクであるLCD62の表示Pに従ってマス
ク18,19がCからPとなる(S11)。
Pのとき(S9)に裏蓋が閉められる(S10)と、フ
ァインダマスクであるLCD62の表示Pに従ってマス
ク18,19がCからPとなる(S11)。
【0054】ここで、巻き戻し指示の入力がなければス
テップS3に戻り、巻き戻し指示が入力される(S1
2)と、ファインダマスクであるLCD62はPから強
制的にNとなり、一方マスク18,19はCとなる(S
13)。その後は、前述と同じようにステップ14へ進
む。
テップS3に戻り、巻き戻し指示が入力される(S1
2)と、ファインダマスクであるLCD62はPから強
制的にNとなり、一方マスク18,19はCとなる(S
13)。その後は、前述と同じようにステップ14へ進
む。
【0055】このように構成された第2実施例によれ
ば、 (1) 簡単な機構で、裏蓋の開閉動作によりマスクを
駆動して、裏蓋が開いているときマスクが突出位置Cと
なっているので、ユーザーやフィルムのリーダー部によ
り撮影レンズ後端面やフォーカルプレンシャッタのシャ
ッタ羽根を汚損,破損する虞がなくなり、信頼性の高い
カメラとなる。
ば、 (1) 簡単な機構で、裏蓋の開閉動作によりマスクを
駆動して、裏蓋が開いているときマスクが突出位置Cと
なっているので、ユーザーやフィルムのリーダー部によ
り撮影レンズ後端面やフォーカルプレンシャッタのシャ
ッタ羽根を汚損,破損する虞がなくなり、信頼性の高い
カメラとなる。
【0056】(2) 裏蓋を開閉すると、マスクがその
前の指定の位置に復帰するので、使い勝手の良いカメラ
となる。
前の指定の位置に復帰するので、使い勝手の良いカメラ
となる。
【0057】(3) 巻き戻し時にはマスクが突出位置
となるので、フィルムのリーダー部で撮影レンズやフォ
ーカルプレンシャッタなどを破損する虞がなく、信頼性
の高いカメラとなる。
となるので、フィルムのリーダー部で撮影レンズやフォ
ーカルプレンシャッタなどを破損する虞がなく、信頼性
の高いカメラとなる。
【0058】(4) 巻き戻しに連動して、表示が常用
モードであるNとなり、(フィルムを取り出して)裏蓋
を閉じるとマスクもNとなるので、新しいフィルムを使
用する時には常用モードたるNとなっているので使い勝
手の良いカメラとなる。
モードであるNとなり、(フィルムを取り出して)裏蓋
を閉じるとマスクもNとなるので、新しいフィルムを使
用する時には常用モードたるNとなっているので使い勝
手の良いカメラとなる。
【0059】などの効果を有する。
【0060】なお、この第2実施例ではマスクの位置
は、N,P,Cの3位置をとることができるようになっ
ているが、これに限られるものではない。例えば35m
mフィルムを使用する場合、 N: 横36mm×縦24mm H: 横36mm×縦20.25mm P: 横36mm×縦12mm C: 遮蔽 の4位置でも良い。この場合には、当然、ファインダ側
もN,H,Pの3状態とする。またさらには、マスク位
置が連続的に種々の位置をとれるようにしてもかまわな
い。
は、N,P,Cの3位置をとることができるようになっ
ているが、これに限られるものではない。例えば35m
mフィルムを使用する場合、 N: 横36mm×縦24mm H: 横36mm×縦20.25mm P: 横36mm×縦12mm C: 遮蔽 の4位置でも良い。この場合には、当然、ファインダ側
もN,H,Pの3状態とする。またさらには、マスク位
置が連続的に種々の位置をとれるようにしてもかまわな
い。
【0061】次に、本発明の第3実施例を説明する。こ
の第3実施例の構成は、前述の第2実施例と同様であ
り、上記図5に示したものである。この第3実施例の作
用は、第2実施例の図6のフローチャートで説明した作
用と同様の作用を有するが、さらにこの第3実施例で
は、これに加えて電源のオン,オフでの作用を有してい
て、これを図7のフローチャートで説明する。
の第3実施例の構成は、前述の第2実施例と同様であ
り、上記図5に示したものである。この第3実施例の作
用は、第2実施例の図6のフローチャートで説明した作
用と同様の作用を有するが、さらにこの第3実施例で
は、これに加えて電源のオン,オフでの作用を有してい
て、これを図7のフローチャートで説明する。
【0062】まず開始時点では、メインスイッチである
電源手段53はオフであり、マスク18,19およびフ
ァインダマスクであるLCD62はNである(S3
1)。
電源手段53はオフであり、マスク18,19およびフ
ァインダマスクであるLCD62はNである(S3
1)。
【0063】電源手段53がオンになり(S32,S3
3,S34,S35)、切換操作手段54により切換指
示が入力される(S36)と、マスク18,19および
ファインダマスクであるLCD62はPとなる(S3
7)。ここで電源手段53がオフされる(S38)と、
マスク18,19およびファインダマスクであるLCD
62はNとなって(S39)終了する(S40)。
3,S34,S35)、切換操作手段54により切換指
示が入力される(S36)と、マスク18,19および
ファインダマスクであるLCD62はPとなる(S3
7)。ここで電源手段53がオフされる(S38)と、
マスク18,19およびファインダマスクであるLCD
62はNとなって(S39)終了する(S40)。
【0064】また、上記ステップS38で電源手段53
がオフされない場合には、該電源手段53はオンのまま
であり(S42)、切換操作手段54により切換指示が
入力されなければステップS37へ行き、切換指示が入
力された場合には、マスク18,19およびファインダ
マスクであるLCD62をNにしてステップS34へ行
く(S43)。
がオフされない場合には、該電源手段53はオンのまま
であり(S42)、切換操作手段54により切換指示が
入力されなければステップS37へ行き、切換指示が入
力された場合には、マスク18,19およびファインダ
マスクであるLCD62をNにしてステップS34へ行
く(S43)。
【0065】また、マスク18,19およびファインダ
マスクであるLCD62がNのとき(S41,S44)
に電源手段53がオフされる(S34)と、マスク1
8,19およびファインダマスクであるLCD62はN
のまま(S39)終了する(S40)。
マスクであるLCD62がNのとき(S41,S44)
に電源手段53がオフされる(S34)と、マスク1
8,19およびファインダマスクであるLCD62はN
のまま(S39)終了する(S40)。
【0066】以上説明したように、この第3実施例によ
れば、上述の第2実施例の効果に加え、電源オフに連動
して、常用モードたるNに復帰するので使い勝手の良い
カメラとなる。なお、この第3実施例では、電源オフと
連動してマスクをNとしているが、電源オンに連動し
て、マスクをNとしてもかまわない。
れば、上述の第2実施例の効果に加え、電源オフに連動
して、常用モードたるNに復帰するので使い勝手の良い
カメラとなる。なお、この第3実施例では、電源オフと
連動してマスクをNとしているが、電源オンに連動し
て、マスクをNとしてもかまわない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影手段を汚損や破損することがない信頼性の高いカメラ
の保護装置を提供することができる。
影手段を汚損や破損することがない信頼性の高いカメラ
の保護装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すカメラの保護装置の
ノーマル状態を裏蓋側から見た斜視図。
ノーマル状態を裏蓋側から見た斜視図。
【図2】上記第1実施例の保護装置を有するカメラの、
光軸Oを含む縦断面図。
光軸Oを含む縦断面図。
【図3】上記図1のカメラの保護装置のパノラマ状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図4】上記図1のカメラの保護装置のクローズド状態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】本発明の第2実施例のカメラを、一部ブロック
図で示した断面図。
図で示した断面図。
【図6】上記第2実施例のカメラの作用を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図7】本発明の第3実施例のカメラの作用を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
1…カメラ本体 4…裏蓋 5…アパーチャ 8…マスク(遮光手段) 15…ファインダ視野 16,17…ファインダマスク 18,19…上下マスク(遮光手段) 21,41…P軸 21a…操作部 28…チャージ軸 62…LCD L1,L2,L3…撮影レンズ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】上記裏蓋4は、カメラ本体1に対して回動
可能に軸支されていて、該裏蓋4の開閉により、アパー
チャ5を含むフィルム給送部と、図示しないパトローネ
収容室およびフィルム巻取室とを露呈あるいは遮蔽する
ことが可能となっている。該裏蓋4には圧板12が弾性
的に支持されていて、同裏蓋4遮蔽時に上記アパーチャ
5の近傍の圧板当接部に当接して、フィルムを給送可能
に支持するようになっている。
可能に軸支されていて、該裏蓋4の開閉により、アパー
チャ5を含むフィルム給送部と、図示しないパトローネ
収容室およびフィルム巻取室とを露呈あるいは遮蔽する
ことが可能となっている。該裏蓋4には圧板12が弾性
的に支持されていて、同裏蓋4遮蔽時に上記アパーチャ
5の近傍の圧板当接部に当接して、フィルムを給送可能
に支持するようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】このNスイッチ49,PI48は制御回路
51に接続され、さらに上述のモータ45は駆動回路5
2を介して制御回路51でコントロールされるようにな
っている。
51に接続され、さらに上述のモータ45は駆動回路5
2を介して制御回路51でコントロールされるようにな
っている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
Claims (4)
- 【請求項1】 カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋と、 この裏蓋が開位置にあるときに、少なくとも一部が露呈
する撮影手段と、 フィルムに対して撮影レンズ側に配置され、露光範囲を
規制するアパーチャと、 このアパーチャによって規制される露光範囲よりも狭い
範囲の露光範囲を指定するための操作手段と、 上記撮影手段とフィルムの間に配置され、上記アパーチ
ャに入射する露光光束を遮らない位置に退避する退避位
置と、上記操作手段によって指定された狭露光範囲もし
くはこれよりも更に露光光束を遮る突出位置と、に移動
可能な遮光手段と、 この遮光手段を上記退避位置および突出位置とに移動さ
せる駆動手段と、 上記操作手段によって指定された露光範囲をファインダ
中に表示する表示手段と、 を具備し、 上記裏蓋が上記開位置にあるときは、上記遮光手段を上
記駆動手段により上記突出位置に移動させるとともに、
上記表示手段は上記操作手段によって指定された露光範
囲を表示することを特徴とするカメラの保護装置。 - 【請求項2】 上記裏蓋が上記開位置から上記閉位置へ
移動するのに連動して、上記遮光手段は上記突出位置か
ら上記操作手段による指定位置に復帰することを特徴と
する請求項1に記載のカメラの保護装置。 - 【請求項3】 上記裏蓋の閉位置への移動に連動して、
上記遮光手段は上記突出位置から上記退避位置に移動す
るとともに、上記操作手段による上記指定も退避位置に
自動的に切り替わることを特徴とする請求項1に記載の
カメラの保護装置。 - 【請求項4】 カメラ本体に対して開閉自在な裏蓋と、 この裏蓋が開位置にあるときに、少なくとも一部が露呈
する撮影手段と、 フィルムに対して撮影レンズ側に配置され、露光範囲を
規制するアパーチャと、 上記撮影手段とフィルムの間に配置され、上記アパーチ
ャに入射する露光光束を遮らない位置に退避する退避位
置と、上記アパーチャで規制される露光範囲中に突出し
露光光束の一部を遮る突出位置と、に移動可能な遮光手
段と、 この遮光手段を上記退避位置および突出位置とに移動さ
せる駆動手段と、 フィルムを巻き戻すための巻戻手段と、 を具備し、 上記巻戻手段の動作時に上記遮光手段を上記突出位置に
駆動させることを特徴とするカメラの保護装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31741892A JPH06160954A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | カメラの保護装置 |
US08/158,685 US5504548A (en) | 1992-11-26 | 1993-11-24 | Image-plane-size changeover camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31741892A JPH06160954A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | カメラの保護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06160954A true JPH06160954A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18088015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31741892A Withdrawn JPH06160954A (ja) | 1992-11-26 | 1992-11-26 | カメラの保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06160954A (ja) |
-
1992
- 1992-11-26 JP JP31741892A patent/JPH06160954A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000201 |