JP3235759U - 無段階昇降式テレビスタンド - Google Patents

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Abstract

Figure 0003235759000001
【課題】テレビを支持する支柱の高さを、簡単かつ無段階に調整できるとともに、固定筒と昇降筒との高い連結力も得られる無段階昇降式テレビスタンドを提供する。
【解決手段】テレビの高さ調整時には、まず、テレビが所望の高さになるまで固定筒12から昇降筒13を上方へ引き出す。その後、この所望高さの状態で、上下一対のねじ止め構造体を操作して、押圧プレートを昇降筒13の内側に押圧する。これにより、昇降筒13が固定筒12に圧着されて支柱14が固定される。その結果、テレビを支持する支柱14の高さを無段階に調整できるとともに、固定筒12と昇降筒13との高い連結力も得ることができる。
【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
この考案は、テレビを支持する支柱が無段階に昇降可能な無段階昇降式テレビスタンドに関する。
住宅のリビングなどにテレビを高さ調整可能に設置する台として、昇降式テレビスタンドが知られている。
従来の昇降式テレビスタンドは、底板と、底板に立設されて、固定筒に昇降筒が昇降可能に挿入されたテレスコ(登録商標)ピック構造の支柱と、昇降筒の上部に連結された矩形枠状のテレビ取付部とを備えたものである(例えば、特許文献1など)。
従来の昇降式テレビスタンドでは、支柱の固定筒の上部に固定ピンが設けられ、この固定ピンの先部を、昇降筒の高さ方向に所定ピッチで配列された複数のピン孔の何れかに差し込んで、支柱、ひいてはテレビの高さを調整している。
特開2006-304240号公報
しかしながら、従来の昇降式テレビスタンドでは、このように固定筒の固定ピンの先部を、昇降筒の何れかのピン孔に差し込むことにより、支柱の高さを調整していた。そのため、所定ピッチの多段的な支柱の高さ調整しか行うことはできなかった。その結果、ユーザーのより細やかなテレビの高さ調整の要請には応えることができなかった。
そこで、考案者は鋭意研究の結果、テレビスタンドの支柱として、昇降筒の内部空間に押圧プレートを配置し、この押圧プレートを、押圧操作体を利用して昇降筒の内面に面接触状態で押圧することで、昇降筒を固定筒に圧着して支柱を固定できるように構成すれば、支柱、ひいてはテレビの高さを、簡単な操作を行うだけで無段階に調整できるとともに、固定筒と昇降筒との高い連結力も得られることを知見し、本考案を完成させた。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、テレビを支持する支柱の高さを、簡単かつ無段階に調整できるとともに、固定筒と昇降筒との高い連結力も得られる無段階昇降式テレビスタンドを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、部屋の床に載置される底板と、該底板に立設されて、固定筒に昇降筒が昇降可能に挿入されたテレスコ(登録商標)ピック構造の支柱と、前記昇降筒の上部に設けられて、テレビが取り付けられるテレビ取付部とを備え、前記昇降筒の内部空間に昇降自在に収納される押圧プレートと、該押圧プレートを、所定高さに配された前記昇降筒に対して内方から押圧操作することで、該昇降筒を前記固定筒に圧着して前記支柱を固定する押圧操作体とを有したことを特徴とする無段階昇降式テレビスタンドである。
支柱の使用本数は限定されない。例えば、1本でも、2本以上でもよい。
固定筒および昇降筒の各端面形状は任意である。例えば、矩形、円形、楕円形でもよい。
ここでいうテレスコ(登録商標)ピック構造とは、重なり合った外側の固定筒と、内側の昇降筒とが伸び縮みする構造を意味する。
押圧プレートの素材は、剛体であれば任意である。例えば、鉄、鋼などの各種の金属などを採用することができる。
押圧プレートの形状は任意である。例えば、矩形、楕円形などでもよい。
押圧操作体の種類は任意である。例えば、押圧プレートを昇降筒に引き寄せ、又は、背後から押し付け可能な各種の構造のものを採用することができる。具体的には、雄ねじと雌ねじとを有するねじ止め構造体(ボルトナット構造体を含む)、ジャッキ構造体などが挙げられる。ねじ止め構造体場合、押圧プレートに設けられるのは、雄ねじ、雌ねじの何れでもよい。
また、請求項2に記載の考案は、前記押圧操作体は、それぞれ雄ねじと雌ねじとを有した上下一対のねじ止め構造体で、前記押圧プレートの上部には、上側の前記ねじ止め構造体の雌ねじが形成される一方、前記押圧プレートの下部には、下側の前記ねじ止め構造体の雌ねじが形成され、前記昇降筒の一側部には、上下方向に延びて、前記各雄ねじをスライド自在に挿通可能なスライド溝が形成され、前記固定筒の上縁には、前記スライド溝に挿通状態で、前記上側のねじ止め構造体の雌ねじに螺合された前記上側のねじ止め構造体の雄ねじを仮止めする仮止め溝が切欠され、前記固定筒の上端部には、前記仮止め溝に前記上側のねじ止め構造体の雄ねじが仮止めされた状態で、前記下側のねじ止め構造体の雌ねじに対して、外方から前記下側のねじ止め構造体の雄ねじを螺合するためのねじ挿通孔が形成され、前記上側のねじ止め構造体の雄ねじは、前記仮止め溝に仮止めされた状態で前記上側のねじ止め構造体の雌ねじにねじ込まれることで、前記押圧プレートと協働して、前記固定筒と前記昇降筒とを締結可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の無段階昇降式テレビスタンドである。
スライド溝が形成される昇降筒の一側部は限定されない。
仮止め溝は、昇降筒の上縁から所定深さだけ切り欠かれた溝である。
仮止め溝の形状は任意である。例えば、U字形、V字形、上向きコの字形などを採用することができる。
ここでいう「上側の雄ねじを仮止め溝に仮止めする」とは、横向き状態の上側の雄ねじのねじ部が仮止め溝に収納(載置)されている状態をいう。
ねじ挿通孔のサイズは、下側の雄ねじのねじ部より大径で、下側の雄ねじの頭部より小径であれば任意である。
ここでいう「上側の雄ねじが押圧プレートと協働して、固定筒と昇降筒とを締結する」とは、下側の雄ねじを、ねじ挿通孔を通して、押圧プレートの下側の雌ねじに螺合した状態で、上側の雄ねじを押圧プレートの上側の雌ねじにねじ込んで行くことで、最終的に押圧プレートの上部をこの雄ねじの方向へ引き寄せ、これにより上側の雄ねじの頭部と押圧プレートとの間で、固定筒と昇降筒とを締め付けることをいう。
さらに、請求項3に記載の考案は、前記支柱は、前記底板に左右一対離間してそれぞれ立設され、前記テレビ取付部は、各前記昇降筒の上部間に横架され、前記上側の雄ねじには、手回し用のハンドルが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の無段階昇降式テレビスタンドである。
手回し用のハンドルの形状は任意である。例えば、棒状、円盤状、星形状でもよい。
本考案の請求項1に記載の無段階昇降式テレビスタンドによれば、テレビの高さ調整時には、まず、テレビ取付部に取り付けられたテレビが所望の高さとなるまで、無段階に固定筒から昇降筒を引き出す。その後、この状態のまま、押圧操作体を操作して、押圧プレートを昇降筒の内側に面接触状態で押圧することにより、昇降筒が固定筒に圧着されて支柱が固定される。その結果、テレビを支持する支柱の高さを、簡単な操作で無段階に調整できるとともに、固定筒と昇降筒との高い連結力も得ることができる。
特に、請求項2に記載の本考案によれば、テレビの高さ調整時には、まず、押圧プレートの上側雌ねじに螺合された上側雄ねじを、固定筒の上縁の仮止め溝に仮止めする。
この状態で、ねじ挿通孔を介して、下側雄ねじを下側雌ねじにねじ込むことにより、下側雄ねじと押圧プレートの下部とが協働して、固定筒の上端部と昇降筒とを締結する。
その後、仮止め溝に仮止めされた上側雄ねじを押圧プレートの上側雌ねじにねじ込んで行くことで、上側雄ねじと押圧プレートの上部とが協働して、固定筒の上縁付近と昇降筒とを締結する。その結果、上下一対の雄ねじと押圧プレート(の全体)とによって、固定筒と昇降筒とを、広範囲にわたって均等かつ大きな力で締結することができる。よって、支柱が堅固に固定される。
ところで、雄ねじと押圧プレートとを協働して、固定筒および昇降筒を締結する際には、1つのねじ止め構造体のみを使用することも考えられる(これも本考案の一形態である)。しかしながら、この場合には、押圧プレートの全面で均等な押圧力が得にくい。そこで、ここでは、押圧プレートの上部に上側のねじ止め構造体を配し、押圧プレートの下部に下側のねじ止め構造体を配して、このプレート全面をより均等に押圧できるようにしている。
また、ここでは、固定筒の上縁に仮止め溝を配している。その理由は、上下一対の雄ねじおよび押圧プレートを用いた固定筒と昇降筒との締結の作業性を高めるためである。
例えば、固定筒の上端部に、下側雄ねじ用のねじ挿通孔だけでなく、上側雄ねじ用のねじ挿通孔をも穿設することが考えられる(これも本考案に含まれる)。しかしながら、これら上下一対の雄ねじを、対応する上下一対のねじ挿通孔に通して、押圧プレートの上下一対の雌ねじにそれぞれ螺合するのは、めくら作業となり確実性が乏しい。そこで、ここでは、上,下側雌ねじの離間長さが常に一定であることを利用し、押圧プレートの上側雌ねじに螺合された上側雄ねじを仮止め溝に仮止めするように構成した。これにより、上側雄ねじを仮止め溝に仮止めするだけで、ねじ挿通孔と下側雌ねじとの高さが一致し、下側雄ねじが下側雌ねじにねじ込み易くなる。
なお、仮止め溝は上面が開口している。そのため、仮に、上側のねじ止め構造体による固定筒と昇降筒との締結が緩んだ状態で、地震などで支柱に外力が作用したときには、押圧プレートが上方へ移動して、仮止め溝から上側雄ねじが離脱することが懸念される。しかしながら、請求項2の考案では、固定筒のねじ挿通孔を通して、下側雄ねじが下側雌ねじに螺合されているため、この支柱に何らかの外力が作用した際にも押圧プレートは上方へ移動せず、このプレートの移動を原因とした上側雄ねじの仮止め溝からの離脱は発生しない。
すなわち、上述した機能を有する仮止め溝を用いた固定筒および昇降筒の締結でありながら、その締結の安定性(支柱の安全性)は、この仮止め溝を使用しない上下一対のねじ挿通孔を利用したものと略同等となる。
また、請求項3に記載の本考案によれば、底板に左右一対の支柱を離間状態でそれぞれ立設したため、支柱全体の剛性が高まり、より大型のテレビを支持することができる。
さらには、上側の雄ねじにハンドルを設けたため、上側の雄ねじをドライバやスパナを使用せず、簡単に手回しできる。
本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンドの斜視図である。 (a)は、本考案の実施例1に係るテレビ取付部を省略した無段階昇降式テレビスタンドの斜め後方からの斜視図である。(b)は、本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンドの一部を構成する昇降筒を上昇させた状態を示す要部斜視図である。(c)は、この昇降筒をさらに上昇させた状態を示す要部斜視図である。 (a)は、本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンドの一部を構成する上側の雄ねじの仮止め直前の状態を示す要部拡大斜視図である。(b)は、この上側の雄ねじの仮止め状態を示す要部拡大斜視図である。 (a)は、本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンドの一部を構成する支柱において、上側の雄ねじの仮止め直前状態における押圧プレートの支柱内での高さ位置を示す要部拡大斜視図である。(b)は、この仮止め状態における押圧プレートの支柱内での高さ位置を示す要部拡大縦断面図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。なお、ここでの方向は、無段階昇降式テレビスタンドの使用状態での方向とする。
図1および図3において、10は本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンドで、この無段階昇降式テレビスタンド10は、部屋の床に載置される底板11と、底板11に立設されて、固定筒12に昇降筒13が昇降可能に挿入されたテレスコ(登録商標)ピック構造の左右一対の離間した支柱14と、昇降筒13の上部に設けられて、図示しないテレビが取り付けられるテレビ取付部15と、各昇降筒13の内部空間に昇降自在に収納される左右一対の押圧プレート16とを備えたものである。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図1および図2に示すように、底板11は横長な略矩形状の鉄板である。
各固定筒12は、前板12a、後板12b、内側板12c、外側板12dを有した角形鋼管からなる。
また、各固定筒12の内側板12cの上端部間には、小型の角形鋼管からなる横梁17が横架されている。
さらに、各固定筒12の前板12a間には、大判な縦長矩形状の化粧板18が横架されている。
各固定筒12の前方には、大判な横長矩形状の棚板19が、化粧板18の左右端部をガイドにして昇降する左右一対の受け金具20を介して、高さ調整可能に配されている。各受け金具20の基端部は、対応する固定筒12の内側板12cに配された縦並びの複数の掛止孔21の何れかに、掛止ピン22を介して掛止される。
各固定筒12の対峙する内側板12cには、各上縁の長さ方向の中間部に、後述する上側雄ねじ23を仮止めするためのU字状の仮止め溝24がそれぞれ切欠されている(図3および図4を参照)。
また、各固定筒12の内側板12cの上端部には、後述する下側雄ねじ25のねじ部25aを挿通するためのねじ挿通孔26がそれぞれ形成されている。
各昇降筒13は、固定筒12のものに比べて各々小幅となる前板13a、後板13b、内側板13c、外側板13dを有した角形鋼管からなる。
また、各昇降筒13の前板13aの上端部間には、テレビ取付部15の基板27が横架されている。
さらに、各昇降筒13の対峙する内側板13cのうち、上端部を除く部分の幅方向の中間部には、上下方向に長いスライド溝28が形成されている(図2~図4を参照)。
図3および図4に示すように、各押圧プレート16は縦長矩形状の厚肉な鋼板である。
各押圧プレート16の上部には、プレート表裏面を貫通して、上側雌ねじ29がそれぞれ形成されている。各上側雌ねじ29には、各昇降筒13のスライド溝28を通して、対応する上側雄ねじ23のねじ部23aがそれぞれ螺合されている。なお、図示しないものの、各上側雄ねじ23のねじ部23aの先端には、対応する上側雌ねじ29からの脱落を防止するために、フランジや割ピンなどを連結してもよい。
各上側雄ねじ23の頭部23bには、手回し用のハンドル30がそれぞれ形成されている。これらの上側雄ねじ23と対応する上側雌ねじ29とから、一対の上側のねじ止め構造体31が構成される。
また、各押圧プレート16の下部には、プレート表裏面を貫通して下側雌ねじ32がそれぞれ形成されている。これらの下側雌ねじ32は、各支柱14の固定時に、対応する固定筒12のねじ挿通孔26と連通状態となるように設計されている。各支柱14の固定時には、各ねじ挿通孔26を介して、各押圧プレート16の下側雌ねじ32に、対応する下側雄ねじ25のねじ部25aがそれぞれ螺合される。これらの下側雄ねじ25と対応する下側雌ねじ32とから、一対の下側のねじ止め構造体33が構成される。
各支柱14において、上,下側のねじ止め構造体31,33は、所定高さに配された昇降筒13に対して内方から押圧プレート16を押圧操作することで、昇降筒13を固定筒12に圧着して支柱14を固定する押圧操作体を構成している。
以下、図1~図4を参照して、本考案の実施例1に係る無段階昇降式テレビスタンド10の使用方法を説明する。なお、説明の都合上、固定筒12の上端から突出する昇降筒13の高さ調整については、2本の支柱14での操作方法が同じであるため、一方の支柱14についてのみ説明する。
図1に示すように、テレビがテレビ取付部15に取り付けられた無段階昇降式テレビスタンド10を、部屋の床面に設置する。
テレビの高さ(支柱14の高さ)を調整する際には、まず、テレビ取付部15に取り付けられたテレビが所望の高さとなるまで、無段階に固定筒12の上端開口から昇降筒13を引き出す。その後、この状態を維持して、押圧プレート16の上側雌ねじ29に螺合された上側雄ねじ23を、固定筒12の上縁の仮止め溝24に仮止めする。
その後、この状態のままで、ねじ挿通孔26を介して、下側雄ねじ25を下側雌ねじ32にねじ込むことにより、下側雄ねじ25と押圧プレート16の下部とが協働して、固定筒12の上端部と昇降筒13とを締結する。
その後、仮止め溝24に仮止めされた上側雄ねじ23を押圧プレート16の上側雌ねじ29にねじ込んで行くことで、上側雄ねじ23と押圧プレート16の上部とが協働して、固定筒12の上縁付近と昇降筒13とを締結する。その結果、上下一対の雄ねじ23,25と押圧プレート(の全体)16とを利用して、固定筒12と昇降筒13とを広範囲にわたって均等かつ大きな力で締結することができる。よって、支柱14を堅固に固定することができる。
その結果、テレビを支持する支柱14の高さを、簡単な操作で無段階に調整できるとともに、固定筒12と昇降筒13との高い連結力も得ることができる。
また、底板11に左右一対の支柱14を離間状態でそれぞれ立設したため、支柱14の全体の剛性が高まり、より大型のテレビを支持することができる。
さらに、上側雄ねじ23にハンドル30を設けたため、上側雄ねじ23をドライバやスパナを使用せず、簡単に手回しできる。
ところで、雄ねじ23,25と押圧プレート16とを協働して、固定筒12および昇降筒13を締結する際には、1つのねじ止め構造体のみを利用することも考えられる。しかしながら、この場合には、押圧プレート16の全面で均等な押圧力が得にくい。そのため、ここでは押圧プレート16の上部に上側のねじ止め構造体31を配し、押圧プレート16の下部に下側のねじ止め構造体33を配して、押圧プレート16の全面をより均等に押圧できるようにしている。
また、ここでは、固定筒12の上縁に仮止め溝24を配している。その理由は、上下一対の雄ねじ23,25および押圧プレート16を用いた固定筒12と昇降筒13との締結の作業性を高めるためである。
例えば、下側雄ねじ25用のねじ挿通孔26だけでなく、固定筒12の上端部に上側雄ねじ23用の図示しないねじ挿通孔も穿設することが考えられる。しかしながら、これら上下一対の雄ねじ23,25を、上下一対のねじ挿通孔に通して、押圧プレート16の対応する雌ねじ29,32にそれぞれ螺合するのは、めくら作業となって確実性に乏しい。
そこで、ここでは、上,下側雌ねじ29,32の離間長さが常に一定であることを利用し、押圧プレート16の上側雌ねじ29に螺合された上側雄ねじ23を仮止め溝24に仮止めするように構成した。これにより、上側雄ねじ23を仮止め溝24に仮止めするだけで、ねじ挿通孔26と下側雌ねじ32との高さが一致し、下側雄ねじ25が、このねじ挿通孔26とスライド溝28とを通して下側雌ねじ32にねじ込み易くなる。
なお、仮止め溝24は上面が開口しているため、仮に、上側のねじ止め構造体31による固定筒12と昇降筒13との締結が緩んだ状態で、地震などで支柱14に外力が作用したときには、押圧プレート16が上方へ移動し、仮止め溝24から上側雄ねじ29が離脱することが懸念される。しかしながらここでは、ねじ挿通孔26を通して、下側雄ねじ25が下側雌ねじ32に螺合されているため、この支柱14に何らかの外力が作用しても押圧プレート16は上方に移動せず、この移動を原因とした上側雄ねじ25の仮止め溝24からの離脱は発生しない。
すなわち、上述した機能を有する仮止め溝24を用いた固定筒12および昇降筒13の締結でありながら、その締結の安定性(支柱14の安全性)は、この仮止め溝24を使用しない一般的な上下一対のねじ挿通孔を利用したものと略同等となる。
この考案は、無段階昇降式テレビスタンドの技術として有用である。
10 無段階昇降式テレビスタンド
11 底板
12 固定筒
13 昇降筒
14 支柱
15 テレビ取付部
16 押圧プレート
23 上側雄ねじ(上側の雄ねじ)
24 仮止め溝
25 下側雄ねじ(下側の雄ねじ)
26 ねじ挿通孔
28 スライド溝
29 上側雌ねじ(上側の雌ねじ)
30 ハンドル
31 上側のねじ止め構造体(押圧操作体)
32 下側雌ねじ(下側の雌ねじ)
33 下側のねじ止め構造体(押圧操作体)

Claims (3)

  1. 部屋の床に載置される底板と、該底板に立設されて、固定筒に昇降筒が昇降可能に挿入されたテレスコ(登録商標)ピック構造の支柱と、前記昇降筒の上部に設けられて、テレビが取り付けられるテレビ取付部とを備え、
    前記昇降筒の内部空間に昇降自在に収納される押圧プレートと、
    該押圧プレートを、所定高さに配された前記昇降筒に対して内方から面接触するように押圧操作することで、該昇降筒を前記固定筒に圧着して前記支柱を固定する押圧操作体とを有したことを特徴とする無段階昇降式テレビスタンド。
  2. 前記押圧操作体は、それぞれ雄ねじと雌ねじとを有した上下一対のねじ止め構造体で、
    前記押圧プレートの上部には、上側の前記ねじ止め構造体の雌ねじが形成される一方、前記押圧プレートの下部には、下側の前記ねじ止め構造体の雌ねじが形成され、
    前記昇降筒の一側部には、上下方向に延びて、前記各雄ねじをスライド自在に挿通可能なスライド溝が形成され、
    前記固定筒の上縁には、前記スライド溝に挿通状態で、前記上側のねじ止め構造体の雌ねじに螺合された前記上側のねじ止め構造体の雄ねじを仮止めする仮止め溝が切欠され、
    前記固定筒の上端部には、前記仮止め溝に前記上側のねじ止め構造体の雄ねじが仮止めされた状態で、前記下側のねじ止め構造体の雌ねじに対して、外方から前記下側のねじ止め構造体の雄ねじを螺合するためのねじ挿通孔が形成され、
    前記上側のねじ止め構造体の雄ねじは、前記仮止め溝に仮止めされた状態で前記上側のねじ止め構造体の雌ねじにねじ込まれることで、前記押圧プレートと協働して、前記固定筒と前記昇降筒とを締結可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の無段階昇降式テレビスタンド。
  3. 前記支柱は、前記底板に左右一対離間してそれぞれ立設され、
    前記テレビ取付部は、各前記昇降筒の上部間に横架され、
    前記上側の雄ねじには、手回し用のハンドルが設けられたことを特徴とする請求項2に記載の無段階昇降式テレビスタンド。
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