JP3235718B2 - 外壁パネル取付工法 - Google Patents

外壁パネル取付工法

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一彦 飯村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PC(プレキャス
トコンクリート)カーテンウォール等の外壁パネルを建
物躯体の骨組に取付ける工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCCW(カーテンウォール)等の外壁
パネルを初めとして鉄骨等重量のある建築資材を吊り込
む場合に、タワークレーン等で吊り上げて取付ける作業
を行う。風の影響やクレーンの動きにともなう慣性力に
よって、吊り荷が回転することが多く、安全面と作業効
率面から改善が求められる。特に、下方近隣に高速道路
等の交通施設があるような場合は、高い安全性が要求さ
れる。
【0003】このようなクレーン吊りの吊り荷の姿勢制
御装置としては、X軸に置かれたフライホイールを高速
度で回転させ、Y軸回りに与える角速度を制御すること
で、Z軸まわりにジャイロモーメントを発生させるジャ
イロ装置を設け、このジャイロ装置で吊り荷を回転駆動
するものや、ガソリンエンジンを駆動源とする旋回ブロ
アーを両端に設け、このブロアーの出力で吊り荷を回転
駆動するものなどがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記吊り荷の姿勢制御
装置を設けるものでは、いずれもその操作を無線遠隔操
作によることになり、熟練性が要求されるし、静止させ
るのに時間がかかる。
【0005】しかも仮に落下を生じた場合は地上まで止
まることがない。さらに、回転を止めることが主となる
ので、吊り位置自体はクレーンブームの動きに頼ること
になり、オペレータのうっかり操作で作業エリアから越
境するおそれもある。
【0006】本発明の目的は前記従来例を解消し、タワ
ークレーン等のクレーンで吊り込む際に、風が吹いた場
合やワイヤーの捩じれやクレーンが異常な動きをした場
合でも、外壁パネルが大振れ、または回転などの異常な
動きをすることなく、移動コースも一定なので越境など
のおそれもなく、万一、外壁パネルが落下した場合でも
破壊を局部的な範囲に留めることができ、安全性が高
く、作業も迅速に行うことができる外壁パネル取付工法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、建物の骨組みで、まだ、外壁パネル
を取り付けていない部分のうち、鉄骨柱の外部側面に長
さ方向に沿ってガイド用レールを取付けるが、このガイ
ド用レールは断続的に並ぶ縦板の先端に円形条を形成し
た上下方向のガイド用レールであり、前記円形条を両側
から挟み込み可能な転子を取付けた係合部を前記ガイド
用レール間の幅と見合うように外壁パネルの吊り治具の
左右に設け、該外壁パネルの吊り治具をクレーンで吊支
し、かつ、この外壁パネルの吊り治具をこのガイド用レ
ールに係合させて降下させることにより吊り治具を介し
て外壁パネルを建て込むことを要旨とするものである。
【0008】第2に、吊り治具は前後で外壁パネルの吊
り位置を建物側へと変化させることができること、第3
に、吊り治具は奥行き幅があり、外壁パネルの吊り位置
を変化させる機構は、吊り治具に外壁パネルを吊り下げ
るに際し、前ビームでの前側ではワイヤーブロック等の
長さ調節機構を介して短く吊支し、後ビームでの後側は
吊りワイヤーを弛ませておくようにして初めに前側で短
く吊支し、取付け高さの位置まで降下してきたならば、
長さ調節機構の部分を操作して、外壁パネルを吊支して
いる前側でのワイヤーの長さを後側のワイヤーよりも長
して奥側の長い吊支に変更すること、もしくは、横スラ
イド伸縮機構によることを要旨とするものである。
【0009】請求項1記載の本発明によれば、外壁パネ
ルは吊り治具を建物部分に設けたガイド用レールに係合
させて降下させるので、この吊り治具はガイド用レール
によって、外壁パネルが大振れ、または回転などの異常
な動きをすることなく、移動コースもこのガイド用レー
ルに拘束されて一定なので越境などのおそれもなくな
る。
【0010】また、万一、外壁パネルが落下した場合で
も、ガイド用レールに沿って落下し、ガイド最下部で止
まり、破壊も局部的な範囲に留まる。
【0011】さらに、故障の場合でも、各構成要素は外
壁の取付け前の位置にあるため、修理または補修などの
回復作業が容易である。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、外壁パネルが取付け高さに来たときに、この
外壁パネルを建物躯体側に近づけることができ、そのま
ま取付けることができる。
【0013】請求項3〜請求項4記載の本発明によれ
ば、それぞれ、外壁パネルの吊り位置を変化させる機構
として、簡単かつ合理的なものを提示するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の外壁パネル取
付工法の第1実施形態を示す側面図、図2は同上平面図
で、図中1は建物の骨組みを構成する鉄骨柱(ボックス
柱)、2は鉄骨梁である。
【0015】このような建物の骨組みで、まだ、外壁パ
ネルを取り付けていない部分のうち、鉄骨柱1の外部側
面に長さ方向に沿って、断続的に並ぶ縦板3の先端に円
形条4を形成した上下方向のガイド用レール5を取付け
た。図5にその詳細を示すが、縦板3は鉄骨柱1の面に
溶接したフランジにボルト止め等で取り付ける。このガ
イド用レール5は予め鉄骨柱1の部材に設けておき、鉄
骨柱1の建方とともにセットできるようにしてもよい
し、また、鉄骨柱1を取り付けた後で設けるようにして
もよい。
【0016】図中6はクレーンで吊支する吊り治具で、
H型鋼等の鋼材で、前ビーム6aと後ビーム6bを直交
する連結ビーム6cで結合して、水平な枠体として組立
てて、全体に奥行き幅があるものとした。
【0017】この吊り治具6の背面側には、前記円形条
4を両側から挟み込み可能な転子7a,7a′を取付け
た係合部7を前記鉄骨柱1のガイド用レール5間の幅と
見合うように左右に設ける。
【0018】また、吊り治具6にPC(プレキャストコ
ンクリート)カーテンウォール等の外壁パネル8を吊り
下げるに際し、前ビーム6aでの前側ではワイヤーブロ
ック等の長さ調節機構9を介して短く吊支し、後ビーム
6bでの後側は吊りワイヤーを弛ませておくようにし
た。
【0019】このようにして、吊り治具6をクレーンで
吊支することで外壁パネル8を吊り上げ、係合部7を鉄
骨柱1のガイド用レール5に係合させながら、吊り降ろ
していく。外壁パネル8は図6に示すように窓用の開口
を設けた厚みのあるものである。
【0020】前記吊り治具6は左右がガイド用レール5
に導かれ、この吊り治具6に吊られている外壁パネル8
も大振れ、または回転などの異常な動きをすることな
く、移動コースもこのガイド用レール5に拘束されて一
定なので越境などのおそれもない。
【0021】そして、取付け高さの位置まで降下してき
たならば、長さ調節機構9の部分を操作して、外壁パネ
ル8を吊支している前側でのワイヤーの長さを後側のワ
イヤーよりも長くすれば、必然的に吊支は後側のワイヤ
ーに移行され、吊支点が吊り治具6の後ビーム6bでの
後側に移動するので、図1に鎖線に示すように外壁パネ
ル8を建物躯体側に近づけてそのまま取付けることがで
きる。
【0022】図3、図4は本発明の第2実施形態を示す
もので、このように吊り治具6における外壁パネル8の
吊り位置を変化させる機構として、係合部7を構成する
脚をエアーシンリダ13で形成し、この部分が横スライド
伸縮機構として伸縮できるようにした。この場合は吊り
治具6は奥行きの必要がなく、単一のビームでよい。
【0023】この他図示は省略するが、吊り治具6の奥
行き方向にレール等を設け、ここをカーテンのようにス
ライドさせたり、ワイヤー等で引き込む横引き込み機構
として形成するようなことも考えられる。
【0024】また、吊り治具6に吊る外壁パネル8は図
7に示すように1枚を対象とするものでもよいが、第3
実施形態として図8に示すように縦並びで複数を同時に
吊り下げ、または、第4実施形態として図9に示すよう
に横並びで複数を同時に吊り下げるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明の外壁パネル取
付工法は、外壁パネルをタワークレーン等のクレーンで
吊り込む際に、風が吹いた場合やワイヤーの捩じれやク
レーンが異常な動きをした場合でも、大振れ、または回
転などの異常な動きをすることなく、移動コースも一定
なので越境などのおそれもなく、万一、外壁パネルが落
下した場合でも破壊を局部的な範囲に留めることがで
き、安全性が高く、作業も迅速に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外壁パネル取付工法の第1実施形態を
示す側面図である。
【図2】本発明の外壁パネル取付工法の第1実施形態を
示す平面図である。
【図3】本発明の外壁パネル取付工法の第2実施形態を
示す側面図である。
【図4】本発明の外壁パネル取付工法の第2実施形態を
示す平面図である。
【図5】ガイド用レールの第1例の詳細を示す平面図で
ある。
【図6】外壁パネルの一例を示す斜視図である。
【図7】本発明の外壁パネル取付工法の第1実施形態を
示す斜視図である。
【図8】本発明の外壁パネル取付工法の第3実施形態を
示す斜視図である。
【図9】本発明の外壁パネル取付工法の第4実施形態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1…鉄骨柱 2…鉄骨梁 3…縦板 4…円形条 5…ガイド用レール 6…吊り治具 6a…前ビーム 6b…後ビーム 6c…連結ビーム 7…係合部 7a,7a′…転子 8…外壁パネル 9…長さ調節機構 10…巻取り装置 11…ワイヤー 12…ガイドロー
ラ 13…エアーシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯村 一彦 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (72)発明者 今倉 章好 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島 建設株式会社 東京支店内 (56)参考文献 特開 昭60−30743(JP,A) 特開 平6−212804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 2/88 - 2/96 E04G 21/14 - 21/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の骨組みで、まだ、外壁パネルを取
    り付けていない部分のうち、鉄骨柱の外部側面に長さ方
    向に沿ってガイド用レールを取付けるが、このガイド用
    レールは断続的に並ぶ縦板の先端に円形条を形成した上
    下方向のガイド用レールであり、前記円形条を両側から
    挟み込み可能な転子を取付けた係合部を前記ガイド用レ
    ール間の幅と見合うように外壁パネルの吊り治具の左右
    に設け、該外壁パネルの吊り治具をクレーンで吊支し、
    かつ、この外壁パネルの吊り治具をこのガイド用レール
    に係合させて降下させることにより吊り治具を介して外
    壁パネルを建て込むことを特徴とした外壁パネル取付工
    法。
  2. 【請求項2】 吊り治具は、前後で外壁パネルの吊り位
    置を建物側へと変化させることができる請求項1記載の
    外壁パネル取付工法。
  3. 【請求項3】 吊り治具は奥行き幅があり、外壁パネル
    の吊り位置を変化させる機構は、吊り治具に外壁パネル
    を吊り下げるに際し、前ビームでの前側ではワイヤーブ
    ロック等の長さ調節機構を介して短く吊支し、後ビーム
    での後側は吊りワイヤーを弛ませておくようにして初め
    に前側で短く吊支し、取付け高さの位置まで降下してき
    たならば、長さ調節機構の部分を操作して、外壁パネル
    を吊支している前側でのワイヤーの長さを後側のワイヤ
    ーよりも長して奥側の長い吊支に変更する請求項2記載
    の外壁パネル取付工法。
  4. 【請求項4】 外壁パネルの吊り位置を変化させる機構
    は、横スライド伸縮機構による請求項2記載の外壁パネ
    ル取付工法。
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KR20030096870A (ko) * 2002-06-18 2003-12-31 삼성물산 주식회사 일 방향 이동이 가능한 커튼 월 설치장치 및 이를 이용한커튼 월 설치방법
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