JP3235545B2 - 印刷システム - Google Patents
印刷システムInfo
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- JP3235545B2 JP3235545B2 JP29752897A JP29752897A JP3235545B2 JP 3235545 B2 JP3235545 B2 JP 3235545B2 JP 29752897 A JP29752897 A JP 29752897A JP 29752897 A JP29752897 A JP 29752897A JP 3235545 B2 JP3235545 B2 JP 3235545B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストコンピュ
ータの指示によりプリンタによる印字処理を即座に中断
する印刷システムに関する。
ータの指示によりプリンタによる印字処理を即座に中断
する印刷システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、プリンタによる印字を中断す
る印刷システムとして、例えば特開平９−１１４６０８
号公報記載の技術がある。これは、ホストコンピュータ
に１バイトの制御チャンネル開始識別信号および制御チ
ャンネル終了識別信号を用意し、制御チャンネル開始識
別信号の送信後、制御チャンネル終了識別信号の送信ま
での間に制御関係の論理チャンネルに関する信号を、ホ
ストコンピュータからプリンタに送信することで、印刷
の中断制御を行うというものであった。また、この印刷
の中断制御では、制御チャンネル開始識別信号と同じ値
が印字データ中に存在した場合は、その印字データの作
成時にダミービットを挿入して制御チャンネル開始信号
との区別を行う識別処理を施している。
る印刷システムとして、例えば特開平９−１１４６０８
号公報記載の技術がある。これは、ホストコンピュータ
に１バイトの制御チャンネル開始識別信号および制御チ
ャンネル終了識別信号を用意し、制御チャンネル開始識
別信号の送信後、制御チャンネル終了識別信号の送信ま
での間に制御関係の論理チャンネルに関する信号を、ホ
ストコンピュータからプリンタに送信することで、印刷
の中断制御を行うというものであった。また、この印刷
の中断制御では、制御チャンネル開始識別信号と同じ値
が印字データ中に存在した場合は、その印字データの作
成時にダミービットを挿入して制御チャンネル開始信号
との区別を行う識別処理を施している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の印刷システムにあっては、ホストコンピュータ側
およびプリンタ側の双方とも送信用に作成したまたは受
信したデータを一度解析し、制御チャンネル開始識別信
号が存在するか否かの確認を行わねばならず、印刷デー
タが大きな物になればなるだけ処理に関する負荷が増大
し、その処理をデータ作成時およびデータ受信時の双方
で行う必要があるところから、印字を中断するまでの処
理時間がきわめて多大になるという課題があった。
従来の印刷システムにあっては、ホストコンピュータ側
およびプリンタ側の双方とも送信用に作成したまたは受
信したデータを一度解析し、制御チャンネル開始識別信
号が存在するか否かの確認を行わねばならず、印刷デー
タが大きな物になればなるだけ処理に関する負荷が増大
し、その処理をデータ作成時およびデータ受信時の双方
で行う必要があるところから、印字を中断するまでの処
理時間がきわめて多大になるという課題があった。
【０００４】また、画像データ等で制御チャンネル開始
識別信号と区別するためにダミービットを挿入する方法
にあっては、ダミービットを挿入して作成したデータ
か、偶然にそのようなデータができたかを区別する方法
がなく、特にビットマップデータの出力時にこのような
データの区別が行えないという課題があった。
識別信号と区別するためにダミービットを挿入する方法
にあっては、ダミービットを挿入して作成したデータ
か、偶然にそのようなデータができたかを区別する方法
がなく、特にビットマップデータの出力時にこのような
データの区別が行えないという課題があった。
【０００５】この発明は、前記のような課題を解決する
ものであり、機能を印刷の中断にのみ特化させることで
印字の中断に至るまでの処理時間が長くなるのを防止で
き、印字処理の中断後に印刷データをプリンタへ提供
し、印刷中断後の次の印刷データに悪影響を及ぼすのを
防止できる印刷システムを得ることを目的とする。
ものであり、機能を印刷の中断にのみ特化させることで
印字の中断に至るまでの処理時間が長くなるのを防止で
き、印字処理の中断後に印刷データをプリンタへ提供
し、印刷中断後の次の印刷データに悪影響を及ぼすのを
防止できる印刷システムを得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、請
求項１の発明にかかる印刷システムは、ホストコンピュ
ータに設けられ、印刷データの作成を中断したとき、こ
の中断した印刷データの末尾にジョブキャンセルコマン
ドを付加するジョブキャンセルコマンド付加機構と、前
記ホストコンピュータからの印刷データを受けて印刷す
るプリンタに設けられ、前記印刷データが中断して一定
時間経過したとき、該印刷データの末尾データが前記ジ
ョブキャンセルコマンドである場合に、用紙排出信号を
出力するジョブキャンセルチェック機構とを設けて、該
ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出信号を受
け取った際に、印刷処理を実行している場合にはその印
刷処理の終了後に、印刷処理を中断している場合には即
座に、印刷データ処理部に印刷データの出力を開始させ
るようにしたものである。
求項１の発明にかかる印刷システムは、ホストコンピュ
ータに設けられ、印刷データの作成を中断したとき、こ
の中断した印刷データの末尾にジョブキャンセルコマン
ドを付加するジョブキャンセルコマンド付加機構と、前
記ホストコンピュータからの印刷データを受けて印刷す
るプリンタに設けられ、前記印刷データが中断して一定
時間経過したとき、該印刷データの末尾データが前記ジ
ョブキャンセルコマンドである場合に、用紙排出信号を
出力するジョブキャンセルチェック機構とを設けて、該
ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出信号を受
け取った際に、印刷処理を実行している場合にはその印
刷処理の終了後に、印刷処理を中断している場合には即
座に、印刷データ処理部に印刷データの出力を開始させ
るようにしたものである。
【０００７】また、請求項２の発明にかかる印刷システ
ムは、該ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出
信号を受け取った際に、印刷処理を実行している場合に
はその印刷処理の終了後に、また、印刷処理を中断して
いる場合には即座に、印刷データ処理部に残りの印刷デ
ータの破棄を行わせるようにしたものである。
ムは、該ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出
信号を受け取った際に、印刷処理を実行している場合に
はその印刷処理の終了後に、また、印刷処理を中断して
いる場合には即座に、印刷データ処理部に残りの印刷デ
ータの破棄を行わせるようにしたものである。
【０００８】
【０００９】
【００１０】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の一形態
を図について説明する。図１はこの発明の印刷システム
の全体構成を示すブロック図であり、これがホストコン
ピュータ１と印字装置としてのプリンタ２とをケーブル
３で接続したものからなる。このホストコンピュータ１
としては、パーソナルコンピュータやワークステーショ
ン、あるいは汎用コンピュータといった一般的なものか
ら、点灯端末用の販売時点情報管理システム（ＰＯ
Ｓ）、自動現金引落器（ＡＴＭ）などといった業務用に
特化したものまで用いられる。
を図について説明する。図１はこの発明の印刷システム
の全体構成を示すブロック図であり、これがホストコン
ピュータ１と印字装置としてのプリンタ２とをケーブル
３で接続したものからなる。このホストコンピュータ１
としては、パーソナルコンピュータやワークステーショ
ン、あるいは汎用コンピュータといった一般的なものか
ら、点灯端末用の販売時点情報管理システム（ＰＯ
Ｓ）、自動現金引落器（ＡＴＭ）などといった業務用に
特化したものまで用いられる。
【００１１】さらに、ホストコンピュータ１は、印刷デ
ータを生成する印刷データ生成部４と、外部からのジョ
ブキャンセルを請求する行動を判別するジョブキャンセ
ル判断部５と、ジョブキャンセルコマンド付加機構６
と、プリンタ２に対してデータを出力するための出力ポ
ート７とから構成される。なお、図外にも、業務処理に
関するプロセスを処理する回路構成が併存される。
ータを生成する印刷データ生成部４と、外部からのジョ
ブキャンセルを請求する行動を判別するジョブキャンセ
ル判断部５と、ジョブキャンセルコマンド付加機構６
と、プリンタ２に対してデータを出力するための出力ポ
ート７とから構成される。なお、図外にも、業務処理に
関するプロセスを処理する回路構成が併存される。
【００１２】また、前記プリンタ２としては、印刷が可
能であれば任意のいかなる方式のものでも用いることが
可能である。このプリンタ２は、印刷データが入力され
たポートの判別、ポートから入力されたデータの末尾が
ジョブキャンセルコマンドかの判別、および用紙排出信
号の出力を行うジョブキャンセルチェック機構８と、印
刷データの展開処理および用紙排出信号を受け取った時
にフレームバッファ１０のデータの排出および未処理の
データの破棄を行う印刷データ処理部９と、一時的に画
像データを貯えるフレームバッファ１０と、出力エンジ
ン１１と、ホストコンピュータ１から送られるデータを
受け付ける入出力ポート群１２とからなる。
能であれば任意のいかなる方式のものでも用いることが
可能である。このプリンタ２は、印刷データが入力され
たポートの判別、ポートから入力されたデータの末尾が
ジョブキャンセルコマンドかの判別、および用紙排出信
号の出力を行うジョブキャンセルチェック機構８と、印
刷データの展開処理および用紙排出信号を受け取った時
にフレームバッファ１０のデータの排出および未処理の
データの破棄を行う印刷データ処理部９と、一時的に画
像データを貯えるフレームバッファ１０と、出力エンジ
ン１１と、ホストコンピュータ１から送られるデータを
受け付ける入出力ポート群１２とからなる。
【００１３】さらに、前記ジョブキャンセルチェック機
構８は、現在データの入出力が行われている入出力ポー
トを特定するための入出力ポート監視機構１３と、印刷
データの最末尾を実際にチェックする印刷データ監視機
構１４とを有する。なお、前記ケーブル３は、ホストコ
ンピュータ１とプリンタ２との間を物理的かつ論理的に
接続できるものであればよいが、ＬＡＮなどで接続する
場合には、ゲートウェイ，ルータ，ＨＵＢと言った接続
用の補助的機具を含む。また、前記印刷データ処理部９
は、用紙排出信号を受け取った時にフレームバッファの
データを破棄する機能をも有する。
構８は、現在データの入出力が行われている入出力ポー
トを特定するための入出力ポート監視機構１３と、印刷
データの最末尾を実際にチェックする印刷データ監視機
構１４とを有する。なお、前記ケーブル３は、ホストコ
ンピュータ１とプリンタ２との間を物理的かつ論理的に
接続できるものであればよいが、ＬＡＮなどで接続する
場合には、ゲートウェイ，ルータ，ＨＵＢと言った接続
用の補助的機具を含む。また、前記印刷データ処理部９
は、用紙排出信号を受け取った時にフレームバッファの
データを破棄する機能をも有する。
【００１４】次に動作について、図２および図３に示す
フロー図を参照しながら説明する。まず、ホストコンピ
ュータ１で行われる処理について述べる。操作者は、ホ
ストコンピュータ１上でアプリケーションを使用して、
印刷を行いたいアプリケーションデータを作成した後、
印刷を開始する（ステップＳ１０１）。このアプリケー
ションデータ作成方法に関しては、この発明の本質とは
関係ないため、ここでは説明を省略する。上記のよう
に、印刷を開始すると、ホストコンピュータ１では、ア
プリケーションデータをプリンタ２の印刷データ処理部
９が理解できる印刷データに、逐次変換する（ステップ
Ｓ１０２）。ここで、全てのアプリケーションデータの
変換が終了したか否かを調べ（ステップＳ１０３）、そ
の変換処理が終了するまで、ジョブキャンセルの請求が
ない場合には、プリンタ２への印刷データの送信を終了
して（ステップＳ１０９）、正常に印刷処理を終了する
（ステップＳ１１０）。
フロー図を参照しながら説明する。まず、ホストコンピ
ュータ１で行われる処理について述べる。操作者は、ホ
ストコンピュータ１上でアプリケーションを使用して、
印刷を行いたいアプリケーションデータを作成した後、
印刷を開始する（ステップＳ１０１）。このアプリケー
ションデータ作成方法に関しては、この発明の本質とは
関係ないため、ここでは説明を省略する。上記のよう
に、印刷を開始すると、ホストコンピュータ１では、ア
プリケーションデータをプリンタ２の印刷データ処理部
９が理解できる印刷データに、逐次変換する（ステップ
Ｓ１０２）。ここで、全てのアプリケーションデータの
変換が終了したか否かを調べ（ステップＳ１０３）、そ
の変換処理が終了するまで、ジョブキャンセルの請求が
ない場合には、プリンタ２への印刷データの送信を終了
して（ステップＳ１０９）、正常に印刷処理を終了する
（ステップＳ１１０）。
【００１５】これに対し、全てのアプリケーションデー
タの変換が終了する前に、ジョブキャンセルがあったか
否かを調べて（ステップＳ１０４）、ジョブキャンセル
があった場合には、即座に印刷データの変換の中断を、
ジョブキャンセル判断部５が印刷データ生成部４に対し
て指示し（ステップＳ１０５）、全ての印刷データの送
信を実施する（ステップＳ１０６）。こうして全ての印
刷データの出力が終了した後は、ジョブキャンセルコマ
ンド付加機構６はジョブキャンセルコマンドを、印刷デ
ータを出力したのと同じ出力ポート７を使用してプリン
タ２に対して出力し（ステップＳ１０７）、印刷の中断
を行う（ステップＳ１０８）。
タの変換が終了する前に、ジョブキャンセルがあったか
否かを調べて（ステップＳ１０４）、ジョブキャンセル
があった場合には、即座に印刷データの変換の中断を、
ジョブキャンセル判断部５が印刷データ生成部４に対し
て指示し（ステップＳ１０５）、全ての印刷データの送
信を実施する（ステップＳ１０６）。こうして全ての印
刷データの出力が終了した後は、ジョブキャンセルコマ
ンド付加機構６はジョブキャンセルコマンドを、印刷デ
ータを出力したのと同じ出力ポート７を使用してプリン
タ２に対して出力し（ステップＳ１０７）、印刷の中断
を行う（ステップＳ１０８）。
【００１６】次に、前記プリンタ２中で行われる処理に
ついて説明する。ホストコンピュータ１から送られた印
刷データは、入出力ポート群１２中の１つのポート＃１
を通して受信される（ステップＳ２０１）。このポート
＃１は印刷データを受信すると、入出力ポート監視機構
１３にその旨を通知する（ステップＳ２０２）。ここ
で、他のポートがアクティブか否かを判定し（ステップ
Ｓ２０３）、アクティブであれば、印刷待ち順を記録す
る表（記憶テーブル）に書き込み（ステップＳ２０
４）、他のポートの処理が終了する迄待機する（ステッ
プＳ２０５）。一方、他の印刷ポートの処理が終了した
場合には、印刷データ処理部９はその旨入出力ポート監
視機構１３に通知し、それを受けて、現在印刷を実行し
ていたポートを非アクティブにし、印刷待ち順の最上位
のポートをアクティブに変更する（ステップＳ２０
６）。
ついて説明する。ホストコンピュータ１から送られた印
刷データは、入出力ポート群１２中の１つのポート＃１
を通して受信される（ステップＳ２０１）。このポート
＃１は印刷データを受信すると、入出力ポート監視機構
１３にその旨を通知する（ステップＳ２０２）。ここ
で、他のポートがアクティブか否かを判定し（ステップ
Ｓ２０３）、アクティブであれば、印刷待ち順を記録す
る表（記憶テーブル）に書き込み（ステップＳ２０
４）、他のポートの処理が終了する迄待機する（ステッ
プＳ２０５）。一方、他の印刷ポートの処理が終了した
場合には、印刷データ処理部９はその旨入出力ポート監
視機構１３に通知し、それを受けて、現在印刷を実行し
ていたポートを非アクティブにし、印刷待ち順の最上位
のポートをアクティブに変更する（ステップＳ２０
６）。
【００１７】一方、ステップＳ２０３において、他のポ
ートがアクティブでないと判定された場合には、入出力
ポート監視機構１３は他のポートを非アクティブにし
（ステップＳ２０７）、その後、入力ポート＃１は印刷
データ監視機構１４に印刷データを送る（ステップＳ２
０８）。印刷データ監視機構１４は受け取ったデータを
印刷データ処理部９に送り（ステップＳ２１０）、先入
れ先出し（ファーストインファーストアウト）の法則
で、自分が持つデータバッファ中のデータを更新してい
く（ステップＳ２０９）。なお、印刷データ監視機構１
４のデータバッファは、ジョブキャンセルコマンドを識
別するのに十分な長さを持つものとする。
ートがアクティブでないと判定された場合には、入出力
ポート監視機構１３は他のポートを非アクティブにし
（ステップＳ２０７）、その後、入力ポート＃１は印刷
データ監視機構１４に印刷データを送る（ステップＳ２
０８）。印刷データ監視機構１４は受け取ったデータを
印刷データ処理部９に送り（ステップＳ２１０）、先入
れ先出し（ファーストインファーストアウト）の法則
で、自分が持つデータバッファ中のデータを更新してい
く（ステップＳ２０９）。なお、印刷データ監視機構１
４のデータバッファは、ジョブキャンセルコマンドを識
別するのに十分な長さを持つものとする。
【００１８】連続して前記の印刷データが送られている
と（ステップＳ２１１）、印刷データ監視機構１４はデ
ータバッファへの書き込みと、印刷データ処理部９への
送信を続けるが、ポートからの印刷データが中断したと
判定された場合には（ステップＳ２１１）、一定時間が
経過するのを待って（ステップＳ２１２）、データバッ
ファ中のデータをチェックし、さらに、それがジョブキ
ャンセルコマンドと一致するか否かを調べた上で（ステ
ップＳ２１３）、一致した場合には、直ちに用紙排出信
号を印刷データ処理部９に出力する（ステップＳ２１
４）。この用紙排出信号は印刷データ処理部９中の印刷
中断レジスタをアクティブにする。
と（ステップＳ２１１）、印刷データ監視機構１４はデ
ータバッファへの書き込みと、印刷データ処理部９への
送信を続けるが、ポートからの印刷データが中断したと
判定された場合には（ステップＳ２１１）、一定時間が
経過するのを待って（ステップＳ２１２）、データバッ
ファ中のデータをチェックし、さらに、それがジョブキ
ャンセルコマンドと一致するか否かを調べた上で（ステ
ップＳ２１３）、一致した場合には、直ちに用紙排出信
号を印刷データ処理部９に出力する（ステップＳ２１
４）。この用紙排出信号は印刷データ処理部９中の印刷
中断レジスタをアクティブにする。
【００１９】さらに、前記印刷データ処理部９は印刷デ
ータ監視機構１４から送られてきた印刷データを処理す
るが、途中で解読不能な印刷データが出現したり、印刷
が完了しないのに一定時間入力がない場合には（ステッ
プＳ２１５）、処理可能な印刷データの展開を終了した
ものとして即座にフレームバッファ１０中の画像データ
の排出を行い、まだ処理していない印刷データの破棄を
実行し、印刷終了処理を行う（ステップＳ２１６）。
ータ監視機構１４から送られてきた印刷データを処理す
るが、途中で解読不能な印刷データが出現したり、印刷
が完了しないのに一定時間入力がない場合には（ステッ
プＳ２１５）、処理可能な印刷データの展開を終了した
ものとして即座にフレームバッファ１０中の画像データ
の排出を行い、まだ処理していない印刷データの破棄を
実行し、印刷終了処理を行う（ステップＳ２１６）。
【００２０】このように、現時点で展開可能な印刷デー
タをプリント出力するか、全てのデータを破棄するかに
よって、ホストコンピュータ１側からの中断処理によっ
て不完全なデータがプリンタ２内のメモリ上に残ること
はない。このため、次の印刷ジョブを実行する際に、メ
モリのクリア等の別の処理、手続きを行う必要はなく、
連続して印刷を実施することが可能となる。
タをプリント出力するか、全てのデータを破棄するかに
よって、ホストコンピュータ１側からの中断処理によっ
て不完全なデータがプリンタ２内のメモリ上に残ること
はない。このため、次の印刷ジョブを実行する際に、メ
モリのクリア等の別の処理、手続きを行う必要はなく、
連続して印刷を実施することが可能となる。
【００２１】また、ホストコンピュータ１側には印刷デ
ータの末尾にジョブキャンセルコマンド付加機構６を用
意し、プリンタ２側にはジョブキャンセルコマンドチェ
ック機構８と印刷データ処理部９を用意すれば、その間
のデータ送信方法は問わないため、セントロニクスケー
ブル接続やシリアル通信と言った１対１接続だけでな
く、赤外線通信やＬＡＮ環境といった、１対ｎ（多数）
環境においてもジョブキャンセルの実施を行うことが可
能となる。
ータの末尾にジョブキャンセルコマンド付加機構６を用
意し、プリンタ２側にはジョブキャンセルコマンドチェ
ック機構８と印刷データ処理部９を用意すれば、その間
のデータ送信方法は問わないため、セントロニクスケー
ブル接続やシリアル通信と言った１対１接続だけでな
く、赤外線通信やＬＡＮ環境といった、１対ｎ（多数）
環境においてもジョブキャンセルの実施を行うことが可
能となる。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、印刷
データ処理の中断時にホストコンピュータ上でジョブキ
ャンセルを実行することにより、プリンタの印刷処理を
即刻中断することができ、このため無駄な印字を行わな
くてすみ、これによって用紙やトナーの無駄な使用，消
費を回避することが可能となる。また、データのやり取
りさえできれば、ホストコンピュータとプリンタとの間
の接続方法は問われないため、各種の接続方法に対応で
きるメリットがある。また、ホストコンピュータおよび
プリンタに対して、前記のような中断処理を行うことに
より、印刷データが大きくなっても、処理に関する負荷
の増加を最小限でとどめることができる。その理由は、
印刷データの解析およびダミーデータを用いた場合にお
けるエンコード・デコーダが必要ないことによる。
データ処理の中断時にホストコンピュータ上でジョブキ
ャンセルを実行することにより、プリンタの印刷処理を
即刻中断することができ、このため無駄な印字を行わな
くてすみ、これによって用紙やトナーの無駄な使用，消
費を回避することが可能となる。また、データのやり取
りさえできれば、ホストコンピュータとプリンタとの間
の接続方法は問われないため、各種の接続方法に対応で
きるメリットがある。また、ホストコンピュータおよび
プリンタに対して、前記のような中断処理を行うことに
より、印刷データが大きくなっても、処理に関する負荷
の増加を最小限でとどめることができる。その理由は、
印刷データの解析およびダミーデータを用いた場合にお
けるエンコード・デコーダが必要ないことによる。
【図１】 図１はこの発明の実施の一形態による印刷シ
ステムを示すブロック図である。
ステムを示すブロック図である。
【図２】 図１のホストコンピュータによる印刷データ
の処理手順を示すフロー図である。
の処理手順を示すフロー図である。
【図３】 図１のプリンタによる印刷データの処理手順
を示すフロー図である。
を示すフロー図である。
１ ホストコンピュータ ２ プリンタ ６ ジョブキャンセルコマンド付加機構 ８ ジョブキャンセルチェック機構 ９ 印刷データ処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G06F 3/12 B41J 29/38
Claims (2)
- 【請求項１】 ホストコンピュータに設けられ、印刷デ
ータの作成を中断したとき、この中断した印刷データの
末尾にジョブキャンセルコマンドを付加するジョブキャ
ンセルコマンド付加機構と、 前記ホストコンピュータからの印刷データを受けて印刷
するプリンタに設けられ、前記印刷データが中断して一
定時間経過したとき、該印刷データの末尾データが前記
ジョブキャンセルコマンドである場合に、用紙排出信号
を出力するジョブキャンセルチェック機構と、 該ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出信号を
受け取った際に、印刷処理を実行している場合にはその
印刷処理の終了後に、印刷処理を中断している場合には
即座に、印刷データの出力を開始する印刷データ処理部
とを備えたことを特徴とする印刷システム。 - 【請求項２】 ホストコンピュータに設けられ、印刷デ
ータの作成を中断したとき、この中断した印刷データの
末尾にジョブキャンセルコマンドを付加するジョブキャ
ンセルコマンド付加機構と、 前記ホストコンピュータからの印刷データを受けて印刷
するプリンタに設けられ、前記印刷データが中断して一
定時間経過したとき、該印刷データの末尾データが前記
ジョブキャンセルコマンドである場合に、用紙排出信号
を出力するジョブキャンセルチェック機構と、 該ジョブキャンセルチェック機構からの用紙排出信号を
受け取った際に、印刷処理を実行している場合にはその
印刷処理の終了後に、印刷処理を中断している場合には
即座に、残りの印刷データの破棄を行う印刷データ処理
部とを備えたことを特徴とする印刷システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29752897A JP3235545B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 印刷システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29752897A JP3235545B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 印刷システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11134120A JPH11134120A (ja) | 1999-05-21 |
| JP3235545B2 true JP3235545B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=17847705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29752897A Expired - Fee Related JP3235545B2 (ja) | 1997-10-29 | 1997-10-29 | 印刷システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3235545B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5462609B2 (ja) * | 2009-12-09 | 2014-04-02 | 富士重工業株式会社 | 停止線認識装置 |
| US9542676B2 (en) | 2014-11-13 | 2017-01-10 | Seiko Epson Corporation | Host device, printing system, and data processing method |
| JP6394303B2 (ja) * | 2014-11-13 | 2018-09-26 | セイコーエプソン株式会社 | ドライバープログラム、印刷システム、及び、データ処理方法 |
| JP6394304B2 (ja) * | 2014-11-13 | 2018-09-26 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷制御装置の制御方法、印刷制御装置、及び、印刷システム |
-
1997
- 1997-10-29 JP JP29752897A patent/JP3235545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11134120A (ja) | 1999-05-21 |
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