JP3235504B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3235504B2
JP3235504B2 JP06951897A JP6951897A JP3235504B2 JP 3235504 B2 JP3235504 B2 JP 3235504B2 JP 06951897 A JP06951897 A JP 06951897A JP 6951897 A JP6951897 A JP 6951897A JP 3235504 B2 JP3235504 B2 JP 3235504B2
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dropout
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに関す
るものであり、特にドロップアウト検出の誤検出を低減
する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ミニディスク(以下、MDと称
す)のようにディジタル信号の記録再生あるいは再生の
みを行う光ディスク装置が実用化されている。MDに限
らず光ディスク装置では一般に、ディスクにごみ等の異
物が付着してドロップアウトが発生すると、光ピックア
ップのトラッキング制御やフォーカス制御が外れる恐れ
がある。このため、ドロップアウト対策が必要である。
【0003】コンパクトディスク(以下、CDと略記す
る)のような再生専用の光ディスクシステムにおいて
は、再生された情報信号の欠落によってドロップアウト
を検出する方法が一般的である。例えば、特開平1−9
2972号公報を参照。
【0004】しかし、録再ディスク上の記録可能領域で
は未記録状態もあり得るので、この場合は情報信号を監
視したドロップアウト検出ができない。そのため記録可
能領域では、ディスクからの全反射光量の低下を監視す
ることによりドロップアウト検出することが合理的な方
法である。
【0005】以下、上記の方法に基づいた従来の光ディ
スク装置について説明する。図6は従来例の光ディスク
装置の構成を示すブロック図である。図6において、全
反射光量検出手段1は光ディスクからの全反射光量に応
じた直流の全反射光量信号を検出し出力するものであ
り、全反射光量が増大すると全反射光量信号の電圧が上
がる。
【0006】ドロップアウト検出手段2において、ダイ
オード3とコンデンサ4は、全反射光量検出手段1から
出力された全反射光量信号ピーク値を保持する。電流源
5は、コンデンサ4の充電電圧を徐々に放電させるため
のものである。分圧手段6は、バッファ用のアンプ7を
介してコンデンサ4の充電電圧を所定の比で分圧するた
めのものであり、抵抗8,9を用いて分圧する。ダイオ
ード10,電流源11,アンプ12はそれぞれ、ダイオ
ード3,電流源5,アンプ7と電気的な特性のバランス
をとるために設けられている。比較器13は、アンプ1
2の出力電圧が分圧手段6の出力電圧より下がったとき
ドロップアウト信号をHレベルで出力する。
【0007】制御手段14は光ピックアップのトラッキ
ングあるいはフォーカス制御を行う手段である。ドロッ
プアウトが発生するとトラッキングあるいはフォーカス
制御が正常に動作できない恐れが発生するが、比較器1
3の出力がHレベルになると、その間トラッキングある
いはフォーカス制御にミューティングをかける等のサー
ボの保護処理を行い、サーボの誤動作を未然に防止す
る。サーボの保護処理を行っている間はトラッキングあ
るいはフォーカス制御は行われないことになるが、通
常、ドロップアウトの発生は、例えば1ms以内と短時
間のためサーボは破綻しない。
【0008】なお、ドロップアウトが生じて全反射光量
信号が例えば1msにわたり急激に下がっても充電電圧
があまり影響を受けない程度に、コンデンサ4,電流源
5の値が設定されている。また、ダイオード3,10の
順方向の電圧降下分は、全反射光量検出手段1の内部で
電気的な補償が行われている。
【0009】以上のように構成された従来の光ディスク
装置について、その動作を説明する。
【0010】図7は従来例におけるドロップアウト検出
の動作信号波形と時間の関係を示す特性図である。図7
において、横軸は時間、縦軸は電圧値を示しており、波
形a〜dはそれぞれ、図6における同一符号地点の波形
を表している。波形a〜cは0Vを基準に重ねて示して
おり、波形dはディジタル値を示している。
【0011】区間t1はドロップアウトが発生していな
い環境下の波形を示しており、比較器13に入力される
信号は、全反射光量信号を示す波形aの方が分圧手段6
の出力を示す波形cより電圧が高いので、ドロップアウ
ト信号を示す波形dはLレベルである。このため制御手
段14は、通常の制御動作を行う。
【0012】区間t2は、ドロップアウトが発生し全反
射光量が急激に下がる場合の波形を示したものである。
区間t2において、全反射光量信号を示す波形aは急激
に下がるが、コンデンサ4の働きにより波形b(即ち、
波形c)はほとんど変化しない。これにより比較器13
の入力において波形aが波形cより下がるため、比較器
13の出力は波形dに示すようにHレベルに変わりドロ
ップアウトが発生したことを検出する。このため、制御
手段14はサーボの保護処理を行いサーボの誤動作を防
止する。
【0013】区間t3は、ドロップアウト発生区間を過
ぎた動作環境下の波形を示しており、波形dは再びLレ
ベルに戻り、制御手段14は通常の制御動作を行う。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MD等の光
磁気記録ディスクでは、光磁気材料の記録層の裏側にア
ルミの層が設けられているが、ディスク不良が原因で光
磁気材料の記録層にピンホールが生じアルミの層が露出
することがある。このときは、上記で説明した通常のド
ロップアウトと異なり、全反射光量が一時的に増大す
る。
【0015】しかしながら上記従来の光ディスク装置で
は、反射光量が増大するようなドロップアウトが発生し
た場合、ドロップアウトを誤検出するという問題点を有
していた。以下、図7を用いて説明する。
【0016】図7の区間t4において、全反射光量が増
大すると波形aが増大する。このとき、コンデンサ4も
充電され(波形b)、分圧手段6の出力も電圧が上昇す
る(波形c)。このドロップアウトの発生時間は短く、
区間t5において波形aは正常な値に戻る。
【0017】ところが、一旦充電されたコンデンサ4の
充電電圧は放電が進まず、分圧手段6の出力電圧の波形
cもしばらく元の値には降下しない。ドロップアウトが
終了し本来正常な動作環境下にある区間t5において、
比較器13の出力には、波形dに示すようにHレベルの
ドロップアウト信号が長時間出力し続けることになる。
ドロップアウト信号の出力が長時間続くと、その間制御
手段14は、トラッキング制御あるいはフォーカス制御
が行われず、サーボが外れてしまう。
【0018】さらに、光ディスク装置の起動時や記録再
生の切り替わりの瞬間等の過渡期においても、一時的に
全反射光量が増大し波形aが区間t4のような波形にな
ることがある。
【0019】この場合でも全反射光量信号が安定した区
間t5において、Hレベルのドロップアウト信号が長時
間出力し続けることになり、サーボが外れる恐れがあ
る。
【0020】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、反射光量が増大するドロップアウトが発生した
場合に、ドロップアウト信号の誤検出時間を短縮する光
ディスク装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を開発するた
めに、本発明は、光ディスクからの全反射光量に応じた
全反射光量信号のピーク値を保持する第1のコンデンサ
と、第1のコンデンサの充電電圧が第1の基準電圧を超
えたことを検出して第1のコンデンサの放電を加速させ
る第1の放電促進手段と、第1のコンデンサの充電電圧
を分圧して出力する第1の分圧手段と、全反射光量信号
が第1の分圧手段の出力を下回ったことを検出してドロ
ップアウト状態を示すドロップアウト検出信号を出力す
る第1の比較器とを備えた第1のドロップアウト検出手
段と、光ディスクに記録された情報を再生した再生信号
の波高値のエンベロープ波形を出力するエンベロープ検
出回路と、再生信号のピーク値またはエンベロープ波形
のピーク値を保持する第2のコンデンサと、第2のコン
デンサの充電電圧が第2の基準電圧を超えたことを検出
して第2のコンデンサの放電を加速させる第2の放電促
進手段と、第2のコンデンサの充電電圧を分圧して出力
する第2の分圧手段と、エンベロープ波形の波高値が第
2の分圧手段の出力を下回ったことを検出してドロップ
アウト状態を示すドロップアウト検出信号を出力する第
2の比較器とを備えた第2のドロップアウト検出手段
と、光ディスク上の記録可能領域と再生専用領域とを判
別して領域検出信号を出力する領域検出手段と、領域検
出信号により記録可能領域では第1のドロップアウト検
出手段を、再生専用領域では第2のドロップアウト検出
手段をそれぞれ選択的に用いてドロップアウトを検出す
る選択手段とを備える。
【0022】これにより、反射光量が増大するドロップ
アウトが発生した場合に、ドロップアウト信号の誤検出
時間を短縮する光ディスク装置が得られる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、光ディス
クからの全反射光量に応じた全反射光量信号のピーク値
を保持するコンデンサと、前記コンデンサの充電電圧が
基準電圧を超えたことを検出して前記コンデンサの放電
を加速させる放電促進手段と、前記コンデンサの充電電
圧を分圧して出力する分圧手段と、前記全反射光量信号
が前記分圧手段の出力を下回ったことを検出してドロッ
プアウト状態を示すドロップアウト検出信号を出力する
比較器とを備えた第1のドロップアウト検出手段を有す
る。
【0024】これにより、ドロップアウトが発生して、
光ディスクからの全反射光量信号がコンデンサで保持さ
れた全反射光量信号のピーク値から所定の比率低下した
場合に、ドロップアウト検出信号を発生してサーボの保
護処理を行いサーボの誤動作を防止する。また全反射光
量信号が、ディスクの不良等が原因で一時的に増大し、
コンデンサの充電電圧が基準電圧を超えた場合は放電促
進手段によりコンデンサの充電電圧を短時間に本来の電
圧に戻すことができるのでドロップアウト信号の誤検出
時間が短縮され、ドロップアウト誤検出によるサーボの
破綻を防止できる。なお、ディスクの反射率のばらつき
で全反射光量信号レベルが上記の基準電圧を常時超えて
動作する条件下でも、全反射光量が減少するドロップア
ウトが発生した場合は、検出時間は短縮されるもののド
ロップアウト検出信号が発生しドロップアウト検出を行
うことができる。
【0025】本発明の第2の発明は、光ディスクに記録
された情報を再生した再生信号の波高値のエンベロープ
波形を出力するエンベロープ検出回路と、前記再生信号
のピーク値または前記エンベロープ波形のピーク値を保
持するコンデンサと、前記コンデンサの充電電圧が基準
電圧を超えたことを検出して前記コンデンサの放電を加
速させる放電促進手段と、前記コンデンサの充電電圧を
分圧して出力する分圧手段と、前記エンベロープ波形の
波高値が前記分圧手段の出力を下回ったことを検出して
ドロップアウト状態を示すドロップアウト検出信号を出
力する比較器とを備えた第2のドロップアウト検出手段
を有する。
【0026】これにより、光ディスクに記録された情報
を再生した再生信号(以下RF信号と略記)のエンベロ
ープ波高値を用いてドロップアウト検出を行うとともに
ドロップアウト信号の誤検出時間を短縮するものであ
る。RF信号は、全反射光量信号と比較してドロップア
ウト発生時の振幅の反応が早いので、より確実にドロッ
プアウト検出信号を作成できる。なお、ディスクが未記
録状態の場合はRF信号が再生できず、RF信号による
ドロップアウト検出はできないので、再生専用ディスク
または録再ディスクの再生専用領域で本発明を実施する
とよい。
【0027】本発明の第3の発明は、上記第1の発明の
第1のドロップアウト検出手段と、上記第2の発明の第
2のドロップアウト検出手段と、光ディスク上の記録可
能領域と再生専用領域とを判別して領域検出信号を出力
する領域検出手段と、前期領域検出信号により前期記録
可能領域では前記第1のドロップアウト検出手段を、前
期再生専用領域では前記第2のドロップアウト検出手段
をそれぞれ選択的に用いてドロップアウトを検出する選
択手段とを有する。
【0028】これにより、光ディスク上の記録可能領域
では全反射光量信号を、光ディスク上の再生専用領域で
はRF信号をそれぞれ選択的に用いてドロップアウトを
検出するものであり、MDのように、記録可能な領域と
再生専用領域とを共有するディスクにおいてドロップア
ウトの検出能力をより高めることができる。
【0029】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による光
ディスク装置の構成を示すブロック図である。図1にお
いて、全反射光量検出手段21は光ディスクからの全反
射光量に応じた直流の全反射光量信号を出力するもので
あり、全反射光量が増大すると全反射光量信号の電圧が
上がる。
【0030】第1のドロップアウト検出手段22におい
て、ダイオード23とコンデンサ24は、全反射光量検
出手段21から出力された全反射光量信号ピーク値を保
持する。電流源25は、コンデンサ24の充電電圧を徐
々に放電させるためのものである。分圧手段26は、バ
ッファ用のアンプ27を介してコンデンサ24の充電電
圧を所定の比で分圧するためのものであり、抵抗28,
29を用いて分圧する。ダイオード30,電流源31,
アンプ32はそれぞれ、ダイオード23,電流源25,
アンプ27と電気的な特性のバランスをとるために設け
られている。比較器33は、アンプ32の出力電圧が分
圧手段26の出力電圧より下がったときドロップアウト
信号をHレベルで出力する。
【0031】比較器34はコンデンサ24の充電電圧が
基準電圧35を超えたときスイッチ36をオンにする。
またスイッチ36がオンすると、電流源で構成された放
電促進手段37が動作してコンデンサ24の放電を加速
するようにそれぞれ接続されている。
【0032】制御手段38は光ピックアップのトラッキ
ングあるいはフォーカス制御を行う手段である。ドロッ
プアウトが発生するとトラッキングあるいはフォーカス
制御が正常に動作できない恐れが発生するが、比較器3
3の出力がHレベルになると、その間トラッキングある
いはフォーカス制御にミューティングをかける等のサー
ボの保護処理を行い、サーボの誤動作を未然に防止す
る。サーボの保護処理を行っている間はトラッキングあ
るいはフォーカス制御は行われないことになるが、通
常、ドロップアウトの発生は、例えば1ms以内と短時
間のためサーボは破綻しない。
【0033】なお、ドロップアウトが生じて全反射光量
信号が例えば1msにわたり急激に下がっても充電電圧
があまり影響を受けない程度に、コンデンサ24,電流
源25の値が設定されている。また、ダイオード23,
30の順方向の電圧降下分は、全反射光量検出手段21
の内部で電気的な補償が行われている。さらに基準電圧
35の値は、通常の全反射光量信号時のコンデンサ24
の充電電圧より高く設定されている。
【0034】以上のように構成された本実施の形態によ
る光ディスク装置について、以下その動作を説明する。
【0035】図2は本実施の形態におけるドロップアウ
ト検出の動作信号波形と時間の関係を示す特性図であ
る。図2において、横軸は時間、縦軸は電圧値を示して
おり、波形e〜iはそれぞれ、図1における同一符号地
点の波形を表している。波形e〜g,iは0Vを基準に
重ねて示しており、波形hはディジタル値を示してい
る。
【0036】区間t1はドロップアウトが発生していな
い環境下の波形を示しており、比較器33に入力される
信号は、全反射光量信号を示す波形eの方が分圧手段2
6の出力を示す波形gより電圧が高いので、ドロップア
ウト信号を示す波形hはLレベルである。このため制御
手段38は、通常の制御動作を行う。
【0037】区間t2は、ドロップアウトが発生し全反
射光量が急激に下がる場合の波形を示したものである。
区間t2において、全反射光量信号を示す波形eは急激
に下がるが、コンデンサ24の働きにより波形gはほと
んど変化しない。これにより比較器33の入力において
波形eが波形gより下がるため、比較器33の出力は波
形hに示すようにHレベルに変わりドロップアウトが発
生したことを検出する。このため、制御手段38はサー
ボの保護処理を行いサーボの誤動作を防止する。
【0038】区間t3は、ドロップアウト発生区間を過
ぎた動作環境下の波形を示しており、波形hは再びLレ
ベルに戻り、制御手段33は通常の制御動作を行う。
【0039】なお、区間t1〜t3においてコンデンサ
24の充電電圧(波形f)は基準電圧35(波形i)よ
り常に低いので、放電促進手段37は動作していない。
【0040】次に、ディスクの不良等により全反射光量
が一時的に増大する場合を考えてみると、図2の区間t
4において、全反射光量信号を示す波形eが増大する
と、コンデンサ24も充電され(波形f)、分圧手段2
6の出力も電圧が上昇する(波形g)。このとき、波形
fの電圧は基準電圧35(波形i)を超えるので、スイ
ッチ36がオン状態に切り替わり、放電促進手段37に
は電流が流れる。
【0041】区間t4におけるドロップアウトの発生時
間は短く、区間t5において波形eは正常な値に戻る。
区間t5の初期において、波形gが波形eより高いの
で、比較器33の出力には波形hに示すように、一旦H
レベルのドロップアウト信号が現れる。但しコンデンサ
24は、放電促進手段37の働きにより放電が進み、時
間t6だけ経過すると、波形gは波形eより低くなり、
比較器33の出力がLレベルに戻る。相前後して、コン
デンサ24の充電電圧(波形f)も基準電圧35(波形
i)より下がり、スイッチ36がオフとなって、放電促
進手段37が非動作状態となる。ここで、ドロップアウ
トの誤検出時間t6は、区間t2と比較しても長くなら
ないように設定しておけば、サーボが外れてしまうよう
な事態には至らない。
【0042】なお、ディスクの反射率のばらつき等で全
反射光量が大きく、波形eが基準電圧35(波形i)を
常時超えて動作する条件下でも、全反射光量が減少する
ドロップアウトが発生した場合は、検出時間が短縮され
るもののドロップアウト検出信号が発生しドロップアウ
ト検出を行うことができる。
【0043】ところで、光ディスクに記録された情報を
再生した再生信号(以下RF信号と略記)のエンベロー
プ波高値を用いてドロップアウト検出を行うことができ
る。
【0044】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2による光ディスク装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0045】図3は本発明の実施の形態2による光ディ
スク装置の構成を示すブロック図である。図3におい
て、情報信号再生手段41は光ディスクから再生したR
F信号を増幅して出力するものであり、反射光が増大す
るとRF信号のピーク値が上がり、減少するとピーク値
が下がる。
【0046】第2のドロップアウト検出手段42におい
て、ダイオード43とコンデンサ44は、情報信号再生
手段41から出力されたRF信号のピーク値を保持す
る。電流源45は、コンデンサ44の充電電圧を徐々に
放電させるためのものである。分圧手段46は、バッフ
ァ用のアンプ47を介してコンデンサ44の充電電圧を
所定の比で分圧するためのものであり、抵抗48,49
を用いて分圧する。
【0047】ダイオード50とコンデンサ59は、RF
信号の波高値のエンベロープを検波するためのものであ
り、コンデンサ59の容量はコンデンサ44と比較して
極めて小さい。ダイオード50,電流源51,アンプ5
2はそれぞれ、ダイオード43,電流源45,アンプ4
7と電気的な特性のバランスをとるために設けられてい
る。比較器53は、アンプ52の出力電圧が分圧手段4
6の出力電圧より下がったときドロップアウト信号をH
レベルで出力する。
【0048】比較器54はコンデンサ44の充電電圧が
基準電圧55を超えたときスイッチ56をオンにする。
またスイッチ56がオンすると、電流源で構成された放
電促進手段57が動作してコンデンサ44の放電を加速
するようにそれぞれ接続されている。
【0049】制御手段38は図1の制御手段38と同一
の特性を有する。すなわち、ドロップアウト信号が入力
すると、その間トラッキングあるいはフォーカス制御を
中断しサーボの保護処理を行う。
【0050】なお、ドロップアウトが生じてRF信号が
例えば1msにわたり急激に下がっても充電電圧があま
り影響を受けない程度に、コンデンサ44,電流源45
の値が設定されている。また、ダイオード43,50の
順方向の電圧降下分は、情報信号再生手段41の内部で
電気的な補償が行われている。さらに基準電圧55の値
は、通常のRF信号によるコンデンサ44の充電電圧よ
り高く設定されている。
【0051】以上のように構成された本実施の形態につ
いて、以下その動作を説明する。図4は本実施の形態の
光ディスク装置におけるドロップアウト検出の動作信号
波形と時間の関係を示す特性図である。図4において、
横軸は時間、縦軸は電圧値を示しており、波形j,k,
m,n,p,qはそれぞれ、図3における同一符号地点
の波形を表している。
【0052】波形k,m,n,qは0Vを基準に重ねて
示しており、波形pはディジタル値を示している。
【0053】区間t1はドロップアウトが発生していな
い環境下の波形を示しており、比較器53に入力される
信号は、RF信号のレベルを示す波形kの方が分圧手段
46の出力を示す波形nより電圧が高いので、ドロップ
アウト信号を示す波形pはLレベルである。このため制
御手段38は、通常の制御動作を行う。
【0054】区間t2は、ドロップアウトが発生しRF
信号レベルが急激に下がる場合の波形を示したものであ
る。区間t2において、RF信号レベルを示す波形kは
急激に下がるが、コンデンサ44の働きにより波形nは
ほとんど変化しない。これにより比較器53の入力にお
いて波形kが波形nより下がるため、比較器53の出力
は波形pに示すようにHレベルに変わりドロップアウト
が発生したことを検出する。このため、制御手段38は
サーボの保護処理を行いサーボの誤動作を防止する。
【0055】区間t3は、ドロップアウト発生区間を過
ぎた動作環境下の波形を示しており、波形pは再びLレ
ベルに戻り、制御手段38は通常の制御動作を行う。
【0056】なお、区間t1〜t3においてコンデンサ
44の充電電圧(波形m)は基準電圧55(波形q)よ
り常に低いので、放電促進手段57は動作していない。
【0057】次に、ディスクの不良等により全反射光量
が一時的に増大する場合を考えてみると、図4の区間t
4において、RF信号レベルを示す波形kが増大する
と、コンデンサ44も充電され(波形m)、分圧手段4
6の出力も電圧が上昇する(波形n)。このとき、波形
mの電圧は基準電圧55(波形q)を超えるので、スイ
ッチ56がオン状態に切り替わり、放電促進手段57に
は電流が流れる。
【0058】区間t4におけるドロップアウトの発生時
間は短く、区間t5において波形kは正常な値に戻る。
区間t5の初期において、波形nが波形kより高いの
で、比較器53の出力には波形pに示すように、一旦H
レベルのドロップアウト信号が現れる。但しコンデンサ
44は、放電促進手段57の働きにより放電が進み、時
間t6だけ経過すると、波形nは波形kより低くなり、
比較器53の出力がLレベルに戻る。相前後して、コン
デンサ44の充電電圧(波形m)も基準電圧55(波形
q)より下がり、スイッチ56がオフとなって、放電促
進手段57が非動作状態となる。ここで、ドロップアウ
トの誤検出時間t6は、区間t2と比較しても長くなら
ないように設定しておけば、サーボが外れてしまうよう
な事態には至らない。
【0059】なお、ディスクの反射率のばらつき等でR
F信号レベルが大きなり、波形mが基準電圧55(波形
q)を常時超えて動作する条件下でも、RF信号レベル
が下がるドロップアウトが発生した場合は、検出時間が
短縮されるもののドロップアウト検出信号が発生しドロ
ップアウト検出を行うことができる。
【0060】また、ディスクが未記録状態の場合はRF
信号が再生できず、RF信号によるドロップアウト検出
はできないので、再生専用ディスクまたは録再ディスク
の再生専用領域で本発明を実施するとよい。
【0061】ところでこれまで説明して明らかなよう
に、本発明の実施の形態1はRF信号が検出できないよ
うなディスク上の未記録領域でもドロップアウト検出が
可能であり、本発明の実施の形態2はディスク上の再生
専用領域でドロップアウトの検出感度が高い。
【0062】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3による光ディスク装置について、図面を参照しなが
ら説明する。
【0063】図5は本発明の第3の実施例の光ディスク
装置の構成を示すブロック図である。図5において、全
反射光量検出手段21,第1のドロップアウト検出手段
22は、図1における本発明の実施の形態1の全反射光
量検出手段21,第1のドロップアウト検出手段22に
相当し、情報信号再生手段41,第2のドロップアウト
検出手段42は図3における本発明の実施の形態2の情
報信号再生手段41,第2のドロップアウト検出手段4
2に相当するものであり、各構成要素の詳細な説明は割
愛する。
【0064】領域検出手段61は、光ディスク上の記録
可能領域と再生専用領域とを判別して領域検出信号を出
力する。選択手段62は、前記の領域検出信号により、
ディスクの記録可能領域を記録または再生する場合は第
1のドロップアウト検出手段22を選択しディスクの再
生専用領域を再生する場合は第2のドロップアウト検出
手段42を選択してドロップアウト信号を出力する。制
御手段38は、図1,2における制御手段38と同一で
あり、説明を割愛する。
【0065】以上の構成から明らかなように、ディスク
の領域に応じてドロップアウトの検出手段を選択するこ
とによりドロップアウト検出の精度が向上する。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明は、光ディスクから
の全反射光量に応じた全反射光量信号のピーク値、ある
いは光ディスクに記録された情報を再生した再生信号の
ピーク値を保持するコンデンサの充電電圧が基準電圧を
超えたことを検出してコンデンサの放電を加速させる放
電促進手段を備えたドロップアウト検出手段を有するこ
とにより、特に反射光量が増大するドロップアウトが発
生した場合や、装置の起動時等の過渡状態で一時的に信
号レベルが増大する場合に、ドロップアウト信号の誤検
出時間を短縮することができるので、サーボが大きく乱
されたり外れるという不具合を防止することができる。
【0067】さらに、ディスクの領域に応じてドロップ
アウトの検出手段を選択することによりドロップアウト
検出の精度が向上するなど、信頼性の高い光ディスク装
置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図2】同光ディスク装置の動作を説明する信号波形図
【図3】本発明の実施の形態2における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図4】同光ディスク装置の動作を説明する信号波形図
【図5】本発明の実施の形態3における光ディスク装置
の構成を示すブロック図
【図6】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の光ディスク装置の動作を説明する信号波
形図
【符号の説明】
21 全反射光量検出手段 22,42 ドロップアウト検出手段 23,30,43,50 ダイオード 24,44,59 コンデンサ 25,31,45,51 電流源 26,46 分圧手段 27,32,47,52 アンプ 33,34,53,54 比較器 35,55 基準電圧 36,56 スイッチ 37,57 放電促進手段 38 制御手段 41 情報信号再生手段 61 領域検出手段 62 選択手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからの全反射光量に応じた全
    反射光量信号のピーク値を保持するコンデンサと、前記
    コンデンサの充電電圧が基準電圧を超えたことを検出し
    て前記コンデンサの放電を加速させる放電促進手段と、
    前記コンデンサの充電電圧を分圧して出力する分圧手段
    と、前記全反射光量信号が前記分圧手段の出力を下回っ
    たことを検出してドロップアウト状態を示すドロップア
    ウト検出信号を出力する比較器とを備えた第1のドロッ
    プアウト検出手段を有することを特徴とする光ディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 光ディスクに記録された情報を再生した
    再生信号の波高値のエンベロープ波形を出力するエンベ
    ロープ検出回路と、前記再生信号のピーク値または前記
    エンベロープ波形のピーク値を保持するコンデンサと、
    前記コンデンサの充電電圧が基準電圧を超えたことを検
    出して前記コンデンサの放電を加速させる放電促進手段
    と、前記コンデンサの充電電圧を分圧して出力する分圧
    手段と、前記エンベロープ波形の波高値が前記分圧手段
    の出力を下回ったことを検出してドロップアウト状態を
    示すドロップアウト検出信号を出力する比較器とを備え
    た第2のドロップアウト検出手段を有することを特徴と
    する光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の第1のドロップアウト検
    出手段と、請求項2記載の第2のドロップアウト検出手
    段と、光ディスク上の記録可能領域と再生専用領域とを
    判別して領域検出信号を出力する領域検出手段と、前期
    領域検出信号により前期記録可能領域では前記第1のド
    ロップアウト検出手段を、前期再生専用領域では前記第
    2のドロップアウト検出手段をそれぞれ選択的に用いて
    ドロップアウトを検出する選択手段とを有する光ディス
    ク装置。
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