JP3234966B2 - 多段式立体駐車装置 - Google Patents

多段式立体駐車装置

Info

Publication number
JP3234966B2
JP3234966B2 JP04314295A JP4314295A JP3234966B2 JP 3234966 B2 JP3234966 B2 JP 3234966B2 JP 04314295 A JP04314295 A JP 04314295A JP 4314295 A JP4314295 A JP 4314295A JP 3234966 B2 JP3234966 B2 JP 3234966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
lifting
switch
operation panel
selection switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04314295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08240025A (ja
Inventor
芳彦 安田
渡辺  賢一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP04314295A priority Critical patent/JP3234966B2/ja
Publication of JPH08240025A publication Critical patent/JPH08240025A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3234966B2 publication Critical patent/JP3234966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段式立体駐車装置の
改良に関し、特に安全装置を簡略化するための対策に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駐車用の昇降体がその間に運転者
等の通路を介して複数並設した立体駐車装置があり、こ
の種の立体駐車装置においては、実公平1−13149
号公報(第1従来例)や、特公平5−34468号公報
(第2従来例)に開示されているように、昇降体の昇降
操作は、昇降操作スイッチを備えた操作盤で行なわれ、
昇降操作スイッチは並設された昇降体の数に対応する数
だけ設けられたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の立体駐車装置においては、昇降操作スイッチが各昇
降体に対して1つずつ設けられているため、互いに隣接
している一方の昇降体の操作盤で上昇操作が行われてい
る時、他方の昇降体の操作盤でも同様の上昇操作が行わ
れると、互いに隣接する両方の昇降体が同時に上昇を開
始する。
【0004】そして、この場合に両昇降体の間の通路に
人がいれば、必要な通路幅が確保されず、安全性に欠け
るという欠点があった。
【0005】このため、前記第1従来例の立体駐車装置
にあっては、1つの昇降体が昇降動作している時、即ち
1つの昇降体が下限位置以外の位置に存在する時、それ
に隣接する昇降体の昇降用モータ駆動回路を開くスイッ
チを特別に設け、隣接する昇降体が同時に上昇しないよ
う相互間にインタロックを設けなければならなかった。
【0006】これに対し、前記第2従来例の立体駐車装
置にあっては、互いに隣接する2つの昇降体をその間に
配置した1つの駆動手段の正逆運転で、いずれか一方の
昇降体のみを昇降操作する構造としているため、昇降機
構的に両昇降体を同時に上昇させることが不可能であ
り、昇降体の並設数が2であれば特にインタロックを設
ける必要がなくなる。
【0007】しかしながら、図10に示すように、互い
に隣接する2つの昇降体1間にいずれか一方の昇降体1
のみを択一的に昇降操作する駆動手段2を配置したこの
ような駐車ユニット3を1つの単位として、これら駐車
ユニット3を複数並設した場合には、駐車ユニット3相
互間の駆動手段2が独立しているため、互いに隣接する
駐車ユニット3の互いに隣接する昇降体1が各操作盤4
でそれぞれ上昇操作が行われた場合に、やはり両方の昇
降体1が同時に上昇する事態が生じる。
【0008】従って、この場合にも前記第1従来例の場
合と同様のインタロックを特別に設けなければならなか
った。なお、図10において、4Lは駐車ユニット3の
左側の昇降体1を昇降操作するための左側操作盤、4R
は駐車ユニット3の右側の昇降体1を昇降操作するため
の右側操作盤である。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、パレ
ット連結体の駆動回路に特別なインタロックを設ける必
要をなくして安全装置の簡略化を図った多段式立体駐車
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、車両を載置するパレットを連結部材を
介して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上の
複数並設されると共に昇降手段により昇降可能とされ、
前記昇降手段は、隣接する2つのパレット連結体の間に
設けられた上下に鉛直面内で回走する無端チェンと、該
無端チェンに回走駆動力を与える駆動機構と、前記無端
チェンの下側折り返し部に取着された係止具と、前記無
端チェンの正逆回走により、前記係止具が下方側から一
方のパレット連結体側に択一的に係脱自在に係止してパ
レット連結体を昇降させるべく、パレット連結体に設け
られた被係止具とを備え、各パレット連結体の昇降操作
を操作盤からの操作で行う多段式立体駐車装置におい
て、前記操作盤は、昇降対象とするパレット連結体を択
一的に選択する選択スイッチと、該選択スイッチで選択
されたパレッ卜連結体を昇降操作するための昇降操作ス
イッチとを備え、前記選択スイッチの選択対象は、別々
の昇降手段で昇降駆動される隣接したパレット連結体で
ある点にある。
【0011】また、車両を載置するパレットを連結部材
を介して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上
の複数並設されると共に昇降手段により昇降可能とさ
れ、各パレット連結体の昇降操作を操作盤からの操作で
行う多段式立体駐車装置において、前記操作盤は、昇降
対象とするパレット連結体を択一的に選択する選択スイ
ッチと、該選択スイッチで選択されたパレッ卜連結体を
昇降操作するための昇降操作スイッチとを備え、前記選
択スイッチの選択対象は、昇降手段で昇降駆動される全
てのパレット連結体とされた構造としてもよい。
【0012】
【0013】
【作用】本発明によれば、各パレット連結体ごとに昇降
操作スイッチを設けるのではなく、操作盤に昇降対象と
するパレット連結体を択一的に選択する選択スイッチを
設け、この選択スイッチで選択されたパレット連結体を
昇降操作するための昇降操作スイッチを設けているの
で、利用者は選択スイッチにより昇降対象となるパレッ
ト連結体を択一的に選択することになる。
【0014】従って、操作機構上、隣接する両パレット
連結体を同時に上昇させることを不可能とするセルフイ
ンタロックが働き、ここに駆動回路に特別にインタロッ
クを設けなくても利用者の安全が確保できる。
【0015】また、隣接する2つのパレット連結体のう
ちいずれか一方だけを無端チェンの正逆回走によって昇
降させる昇降手段を設けているので、この2つのパレッ
ト連結体は昇降機構上、同時に上昇することが不可能と
なるセルフインタロックを有する。
【0016】従って、この両者のパレット連結体間には
特別に同時上昇を禁止するインタロック回路を設けなく
ても利用者の安全が確保できる。
【0017】さらに、選択スイッチの選択対象を別々の
昇降手段で昇降駆動される隣接したパレット連結体とし
たので、これらのパレット連結体の間であっても特別に
インタロックを設ける必要がなくなる。
【0018】特に、隣接する2つのパレット連結体のう
ちいずれか一方だけを無端チェンの正逆回走によって昇
降させる昇降手段と、選択スイッチの選択対象を別々の
昇降手段で昇降駆動される隣接したパレット連結体とし
た構造とを兼ね備えた場合にあっては、昇降手段による
昇降機構上のセルフインタロックと、選択スイッチによ
る操作機構上のセルフインタロックとが相互補完しなが
ら全範囲の隣接するパレット連結体に対してセルフイン
タロックが働くため、全てのパレット連結体の選択を1
つの選択スイッチに担当させずに複数の操作盤に分割し
て設ける場合でも、特別なインタロック回路を設ける必
要がなくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明すると、図1は多段式立体駐車装置10の正面概略
図を示しており、この多段式立体駐車装置10は、地面
を掘削して設けたピット11内に、4基のパレット連結
体12を並設状に備えている。また、互いに隣接する各
パレット連結体12相互間には利用者が車両W乗降時に
利用するための通路13が備えられている。
【0020】前記パレット連結体12は車両W載置用の
パレット14を上下2段に、前後左右に配設された複数
のパレット連結部材15を介して連結されている。
【0021】また、並設された4基のパレット連結体1
2の中央と両端とに位置する手前側地上部には、各パレ
ット連結体12の昇降操作を行う操作盤16、17がそ
れぞれ立設されている。
【0022】また、隣接した左側の2基のパレット連結
体12は、その間に設けられた1つの昇降手段20によ
って一方のパレット連結体12だけが昇降可能な構成と
されている。
【0023】即ち、図2に示される如く、この昇降手段
20は、前後に各1対ずつ設けられた上部スプロケット
21および下部スプロケット22と、上下の各スプロケ
ット21、22間にわたって架け渡された計4本の無端
チェンとしての昇降チェン23とを備え、前後で各1対
の上部スプロケット21は、それぞれ駆動軸24で互い
に連結されている。
【0024】また、駆動軸24には大スプロケット25
が一体に嵌着されており、この大スプロケット25と駆
動軸24の下方に位置して固定されたモータ26の出力
軸に嵌着した小スプロケット27との間にも駆動チェン
28が巻架されている。そして、これら駆動軸24、大
スプロケット25、モータ26、小スプロケット27、
駆動チェン28により上部スプロケット21に回転駆動
力を与える駆動機構を構成する。
【0025】さらに、図1に示される如く、前記昇降チ
ェン23の下側折り返し部となる位置には、1対の昇降
チェン23間にわたって係止具としての1本の係止ピン
29が前後2箇所に架設されている。そして、対応する
両側のパレット連結体12の駆動軸24側下方の前後位
置には、モータ26の正逆駆動によって下部スプロケッ
ト22がその支持軸を中心にほぼ90゜回転した位置に
おいて、前記係止ピン29が下方側から係脱自在に係止
される被係止具としてのフック状の係止フック30がそ
れぞれ設けられている。
【0026】なお、非駆動側の各下部スプロケット22
は、スプロケットに替えてチェンをガイドするための歯
をもたないガイド輪または半円弧状の固定ガイド溝とす
ることも可能であり、また、駆動軸24は前後各一対の
下部スプロケット22を連結してこれに回転駆動力を与
える駆動機構を構成することも可能である。
【0027】また、図2に示される如く、各パレット連
結体12の下面の左右両側で、かつ前後に離隔したそれ
ぞれの位置にアイドラスプロケット32が計4つ設けら
れており、下部スプロケット22付近のピット11床面
に一端が固着されたバランスチェン33が、内側(モー
タ26側)のアイドラスプロケット32に上部から巻き
掛けられると共に、外側(反モータ26側)のアイドラ
スプロケット32に下部から巻き掛けられて上方に延
び、図示しない固定柱の上端部に他端が固着されてい
る。
【0028】以上の昇降手段20の構成によって、多段
式立体駐車装置10の正面から見てモータ26が時計方
向に回転駆動すると、昇降チェン23が時計方向に回走
され、左側のパレット連結体12の係止フック30に係
止ピン29が係止し、左側のパレット連結体12が係止
ピン29によって持ち上げられて上昇する。この上昇時
において、パレット連結体12はバランスチェン33に
よって水平姿勢が保持される。
【0029】そして、モータ26が反時計方向に回転駆
動すると、昇降チェン23が反時計方向に回走され、左
側のパレット連結体12は下降を始め、下降端に達する
と、左側のパレット連結体12の係止フック30から係
止ピン29が離脱し、今度は右側のパレット連結体12
の係止フック30に係止ピン29が係止し、右側のパレ
ット連結体12が係止ピン29によって持ち上げられて
同様に水平姿勢を保ちながら上昇する。
【0030】即ち、昇降手段20を同じとする2基のパ
レット連結体12は、昇降機構上、同時に上昇すること
が不可能となるセルフインタロックを有した構造とされ
ている。
【0031】なお、右側の2基のパレット連結体12に
ついてもまったく同様の構成とされている。
【0032】前記中央の操作盤16は、多段式立体駐車
装置10の中央に位置すると共に、別々の前記昇降手段
20で昇降駆動される互いに隣接した2基のパレット連
結体12の昇降操作を担当しており、図3に示される如
く、昇降操作スイッチとしての上昇ボタン35および下
降ボタン36と、2基のパレット連結体12のうち一方
を昇降対象として択一的に選択する選択スイッチ37
と、電源を投入するキースイッチ38とが備えられてい
る。
【0033】即ち、別々の昇降手段20で昇降駆動する
2基のパレット連結体12は、選択スイッチ37によっ
て選択された側のみが上昇ボタン35や下降ボタン36
によって昇降駆動可能となるように構成されており、こ
こに操作機構上、同時に上昇することが不可能となるセ
ルフインタロックを有した構造とされている。
【0034】また、両端の操作盤17のうち左側の操作
盤17は、一番左側のパレット連結体12の昇降操作だ
けを担当しており、右側の操作盤17は一番右側のパレ
ット連結体12の昇降操作だけを担当している。この両
端の操作盤17は、昇降対象がそれぞれ1基のパレット
連結体12であるため、図4に示される如く、上昇ボタ
ン35、下降ボタン36およびキースイッチ38を備え
ているだけであり、選択スイッチ37が備えられていな
い。
【0035】以上のように構成された多段式立体駐車装
置10において、例えば左から2番目のパレット連結体
12の下段パレット14に格納された車両Wを出庫する
出庫操作は、次のようにして行われる。
【0036】まず、中央の操作盤16のキースイッチ3
8に電源キーを差し込んで「入」側に回動した後、選択
スイッチ37の回動操作で昇降対象のパレット連結体1
2を「左」に選択する。
【0037】この後、上昇ボタン35を押すと、左側の
昇降手段20の昇降チェン23は図1において反時計方
向に回走しはじめ、昇降チェン23の下側折り返し部に
位置していた係止ピン29が、やがて左から2番目のパ
レット連結体12に設けた係止フック30に下方側から
係止して、このパレット連結体12を持ち上げ、上昇を
開始する。
【0038】パレット連結体12は、上昇ボタン35を
押している間上昇するが、やがて下段パレット14が地
上面とほぼ等しくなるまで上昇すると、図示しない上限
リミットスイッチがこれを検知して自動的にモータ26
の回転を停止させる。ここで、利用者は通路13を通っ
て出庫車両Wに乗り込み、車両Wを運転して出庫を行
う。
【0039】この時、他の利用者が例えば左側に隣接す
るパレット連結体12を上昇させようとしても、この左
側のパレット連結体12は、上昇しているパレット連結
体12と昇降手段20を同じくしているため、昇降機構
上、上昇しているパレット連結体12が下降端に達しな
い限り上昇させることができず、特にモータ26の駆動
回路に特別なインタロックを設けなくてもよい。
【0040】一方、右側に隣接するパレット連結体12
については、既に上昇しているその左側のバレット連結
体12が存在しても、昇降手段20が別々であるため、
選択スイッチ37をこの状態で「右」側に切り換えれ
ば、昇降操作が可能となる。しかしながら、この右側の
パレット連結体12は、上昇している左側のパレット連
結体12と1つの選択スイッチ37によって選択される
同じ選択対象の仲間であるため、操作機構上、少なくと
も両者を同時に選択することは不可能であり、よって、
これら互いに隣接する中央の両パレット連結体12を同
時に上昇させることができず、この点に関するインタロ
ックは特に駆動回路に設けなくてもよい。
【0041】この場合、昇降手段20を別々とするパレ
ット連結体12については、例えば上昇しているパレッ
ト連結体12がある時には、そのパレット連結体12に
隣接するパレット連結体12を選択する選択スイッチ3
7を回動できないようにロックする公知のメカニズムを
付加することで隣接パレット連結体12、12が両方上
昇端位置に着床することを禁止することも可能である。
【0042】その後、中央の操作盤16の下降ボタン3
6が押されると、昇降チェン23が今度は時計方向に回
走しはじめ、係止フック30に係止していた昇降チェン
23の係止ピン29がパレット連結体12の下降端にお
いて、前記係止フック30より下方に離脱し、図示しな
い下限リミットスイッチが下降完了を検知して自動的に
モータ26の回転を停止させる。
【0043】そして、キースイッチ38に差し込まれて
いる電源キーを「切」側に回動することで、電源キーが
抜け、出庫操作が完了する。
【0044】以上のように、この第1実施例によれば、
昇降機構上のセルフインタロックと、操作機構上のセル
フインタロックとが相互補完しながら全範囲の隣接する
パレット連結体12に対してセルフインタロックが働く
ため、どの部分においても2つの互いに隣接するパレッ
ト連結体12が同時に上昇されることがなく、特別なイ
ンタロック回路を設ける必要がなくなる。
【0045】図5は第2実施例を示しており、1つの昇
降手段20が2基のパレット連結体12を昇降させるタ
イプと1つの昇降手段40が1基のパレット連結体12
だけを昇降させるタイプとを混ぜて並設した場合を示し
ている。
【0046】図5において、左端のパレット連結体12
の昇降は、その右隣のパレット連結体12との間に設け
た昇降手段40が専用的に担当する構成とされている
即ち、昇降手段40は前記昇降手段20と同様、上下の
各スプロケット21、22、昇降チェン23、係止ピン
29、係止フック30等から構成されており、左端のパ
レット連結体12の昇降専用とするため、中央のパレッ
ト連結体12の左側下部には係止フック30が設けられ
ていない構成とされているそして、中央および右端の
パレット連結体12は、図1の左右2基ずつに設けた
昇降手段20と同じ構成によってそれぞれ昇降させる
ように構成されている。
【0047】左側と中央のパレット連結体12の隣接部
には両パレット連結体12を昇降操作する前述同様の操
作盤16が立設され、右側のパレット連結体12の右側
には、右側のパレット連結体12のみを昇降操作する前
述同様の操作盤17が立設されている。
【0048】従って、右側の操作盤17には選択スイッ
チ37が設けられていない。
【0049】そして、この場合も第1実施例と同様の効
果が得られる。
【0050】なお、操作盤16、17の形態は以上のも
のに限らず、例えば図1のようにパレット連結体12が
4基並設されたいわゆる4連基の多段式立体駐車装置1
0において、各操作盤16、17をなくして、図6に示
される如く、1箇所に配置される1つの操作盤42にま
とめる構造としてもよい。この場合、操作盤42の中央
のスイッチ類が前記操作盤16と同様に機能し、左右両
側のスイッチ類が前記操作盤17と同様に機能する。
【0051】図7は本発明の第3実施例に係る多段式立
体駐車装置10であり、前記第1実施例とほぼ同様に構
成されており、第1実施例とは操作盤43の選択スイッ
チの選択対象が異なっている。
【0052】即ち、この操作盤43は、中央の1個所だ
けに設けられており、図8に示される如く、この操作盤
43に設けられた1つの選択スイッチ37は、4つの選
択ポジションが設けられ、選択対象を全てのパレット連
結体12としてその中から択一的にパレット連結体12
を選択するように構成されている。
【0053】なお、昇降手段20は第1実施例と同じ構
成であるが、本実施例においては1基のパレット連結体
12を1つの昇降手段で昇降させる公知の昇降手段でも
適用可能である。これは、選択スイッチ37による操作
機構上のセルフインタロックが、全てのパレット連結体
12に行き届くことで、互いに隣接するパレット連結体
12が昇降手段に関係なく同時に昇降することを禁止で
きるからである。
【0054】従ってこの第3実施例においても第1実施
例と同様の効果を奏することができる。
【0055】なお、上記各実施例において、パレット1
4が上下2段式のいわゆるピット2段式の多段式立体駐
車装置10を示しているが、例えば図9に示すようなピ
ット3段式の多段式立体駐車装置10でも応用可能なこ
とは述べるまでもない。また、図9において前述同様構
成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の多段式立体駐車
装置によれば、車両を載置するパレットを連結部材を介
して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上の複
数並設されると共に昇降手段により昇降可能とされ、前
記昇降手段は、隣接する2つのパレット連結体の間に設
けられた上下に鉛直面内で回走する無端チェンと、該無
端チェンに回走駆動力を与える駆動機構と、前記無端チ
ェンの下側折り返し部に取着された係止具と、前記無端
チェンの正逆回走により、前記係止具が下方側から一方
のパレット連結体側に択一的に係脱自在に係止してパレ
ット連結体を昇降させるべく、パレット連結体に設けら
れた被係止具とを備え、各パレット連結体の昇降操作を
操作盤からの操作で行う多段式立体駐車装置において、
前記操作盤は、昇降対象とするパレット連結体を択一的
に選択する選択スイッチと、該選択スイッチで選択され
たパレッ卜連結体を昇降操作するための昇降操作スイッ
チとを備え、前記選択スイッチの選択対象は、別々の昇
降手段で昇降駆動される隣接したパレット連結体とした
ものであり、隣接する2つのパレット連結体のうちいず
れか一方だけを無端チェンの正逆回走によって昇降させ
る昇降手段によって、この2つのパレット連結体は昇降
機構上、同時に上昇することが不可能となるセルフイン
タロックを有し、この両者のパレット連結体間には特別
に同時上昇を禁止するインタロック回路を設けなくても
利用者の安全が確保でき、また、選択スイッチの選択対
象を別々の昇降手段で昇降駆動される隣接したパレット
連結体としているので、利用者は選択スイッチにより昇
降対象となるパレット連結体を択一的に選択することに
なり、操作機構上、隣接するこれら両パレット連結体を
同時に上昇させることを不可能とするセルフインタロッ
クが働き、駆動回路に特別にインタロックを設けなくて
も利用者の安全が確保でき、ここに、昇降手段による昇
降機構上のセルフインタロックと、選択スイッチによる
操作機構上のセルフインタロックとが相互補完しながら
全範囲の隣接するパレット連結体に対してセルフインタ
ロックが働くため、全てのパレット連結体の選択を1つ
の選択スイッチに担当させずに複数の操作盤に分割して
設ける場合でも、特別なインタロック回路を設ける必要
がなくなり、安全装置の簡略化が図れるという利点があ
る。
【0057】また、車両を載置するパレットを連結部材
を介して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上
の複数並設されると共に昇降手段により昇降可能とさ
れ、各パレット連結体の昇降操作を操作盤からの操作で
行う多段式立体駐車装置において、前記操作盤は、昇降
対象とするパレット連結体を択一的に選択する選択スイ
ッチと、該選択スイッチで選択されたパレッ卜連結体を
昇降操作するための昇降操作スイッチとを備え、前記選
択スイッチの選択対象は、昇降手段で昇降駆動される全
てのパレット連結体とされた構造としても、利用者は選
択スイッチにより昇降対象となるパレット連結体を択一
的に選択することになり、操作機構上、隣接するこれら
両パレット連結体を同時に上昇させることを不可能とす
るセルフインタロックが働き、駆動回路に特別にインタ
ロックを設けなくても利用者の安全が確保でき、安全装
置の簡略化が図れるという利点がある。
【0058】
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す正面概略説明図であ
る。
【図2】同昇降機構部分の斜視説明図である。
【図3】操作盤の正面図である。
【図4】操作盤の正面図である。
【図5】第2実施例を示す正面概略説明図である。
【図6】操作盤の正面図である。
【図7】第3実施例を示す正面概略説明図である。
【図8】操作盤の正面図である。
【図9】第4実施例を示す正面概略説明図である。
【図10】従来例を示す正面概略説明図である。
【符号の説明】
10 多段式立体駐車装置 12 パレット連結体 14 パレット 15 パレット連結部材 16 操作盤 17 操作盤 20 昇降手段 21 上部スプロケット 22 下部スプロケット 23 昇降チェン(無端チェン) 24 駆動軸 25 大スプロケット 26 モータ 27 小スプロケット 28 駆動チェン 29 係止ピン(係止具) 30 係止フック(被係止具) 35 上昇ボタン(昇降操作スイッチ) 36 下降ボタン(昇降操作スイッチ) 37 選択スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/06 - 6/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を載置するパレットを連結部材を介
    して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上の
    数並設されると共に昇降手段により昇降可能とされ、
    記昇降手段は、隣接する2つのパレット連結体の間に設
    けられた上下に鉛直面内で回走する無端チェンと、該無
    端チェンに回走駆動力を与える駆動機構と、前記無端チ
    ェンの下側折り返し部に取着された係止具と、前記無端
    チェンの正逆回走により、前記係止具が下方側から一方
    のパレット連結体側に択一的に係脱自在に係止してパレ
    ット連結体を昇降させるべく、パレット連結体に設けら
    れた被係止具とを備え、各パレット連結体の昇降操作を
    操作盤からの操作で行う多段式立体駐車装置において、 前記操作盤は、昇降対象とするパレット連結体を択一的
    に選択する選択スイッチと、該選択スイッチで選択され
    たパレッ卜連結体を昇降操作するための昇降操作スイッ
    チとを備え、 前記選択スイッチの選択対象は、別々の昇降手段で昇降
    駆動される隣接したパレット連結体である ことを特徴と
    する多段式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 車両を載置するパレットを連結部材を介
    して上下に複数連結したパレット連結体が、3以上の複
    数並設されると共に昇降手段により昇降可能とされ、各
    パレット連結体の昇降操作を操作盤からの操作で行う多
    段式立体駐車装置において、 前記操作盤は、昇降対象とするパレット連結体を択一的
    に選択する選択スイッチと、該選択スイッチで選択され
    たパレッ卜連結体を昇降操作するための昇降操作スイッ
    チとを備え、 前記選択スイッチの選択対象は、昇降手段で昇降駆動さ
    れる全てのパレット連結体とされたことを特徴とする
    段式立体駐車装置。
JP04314295A 1995-03-02 1995-03-02 多段式立体駐車装置 Expired - Fee Related JP3234966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04314295A JP3234966B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 多段式立体駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04314295A JP3234966B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 多段式立体駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08240025A JPH08240025A (ja) 1996-09-17
JP3234966B2 true JP3234966B2 (ja) 2001-12-04

Family

ID=12655594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04314295A Expired - Fee Related JP3234966B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 多段式立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3234966B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102561761A (zh) * 2012-02-21 2012-07-11 安徽鸿路钢结构(集团)股份有限公司 半地下一机多板停车设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08240025A (ja) 1996-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3234966B2 (ja) 多段式立体駐車装置
US2771200A (en) Car park
JP2766091B2 (ja) エスカレーター装置
JP5342164B2 (ja) 多段複数列式駐車装置における入出庫制御方法
KR101011056B1 (ko) 승강기에 회전판 업다운과 회전기능을 갖는 주차장치
JPH0776946A (ja) 二段式立体駐車装置
JP3200679B2 (ja) 多段式立体駐車装置のパレット落下防止装置
JP2550180Y2 (ja) 昇降式駐車装置
JPH0932331A (ja) 片開き二段式駐車場
JPH0396577A (ja) 水平循環式駐車装置
JP2593561B2 (ja) 機械式駐車設備
JP2600851B2 (ja) エスカレータ
JP3189079B2 (ja) 多段式立体駐車装置
JP2960701B2 (ja) エスカレーター装置
JPH053644Y2 (ja)
KR100371052B1 (ko) 승강기
JP2598400Y2 (ja) ピット型多段式駐車装置
JPH08135237A (ja) 立体駐車設備
JPH03271440A (ja) 載置式組立建造物
JPH0122050Y2 (ja)
KR200195668Y1 (ko) 승강기
JP3864055B2 (ja) 立体駐車装置を有する駐車場
JPH0534468B2 (ja)
JP2000230339A (ja) 大型車両用の立体駐車装置
JP3004229B2 (ja) 3段型立体駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070928

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080928

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees