JP3234954B2 - 画像形成用現像剤及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成用現像剤及び画像形成装置

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JP3234954B2
JP3234954B2 JP18471292A JP18471292A JP3234954B2 JP 3234954 B2 JP3234954 B2 JP 3234954B2 JP 18471292 A JP18471292 A JP 18471292A JP 18471292 A JP18471292 A JP 18471292A JP 3234954 B2 JP3234954 B2 JP 3234954B2
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雅己 藤本
稔 下條
和義 萩原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補給用現像剤の排出口
が設けられている現像剤貯蔵容器を具備する電子写真,
静電記録,静電印刷の如き画像形成装置のための画像形
成用現像剤及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては、米国特許第
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報及び特公昭43−24748号公報に記載されている
如く多数の方法が知られているが、一般には光導電性物
質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を
形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要に
応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加熱、
圧力、加熱加圧或いは溶剤蒸気などにより定着し複写物
を得るものであり、そして感光体上に転写せずに残った
トナーは種々の方法で除去され、上述の工程が繰り返さ
れる。
【0003】近年、複写機に於いては省スペースを目的
として小型化されている製品が増加している。この様に
小型化されている複写機ではそれを構成する潜像担持体
およびその周りに配置されている複数の装置が小型化さ
れている。
【0004】例えば、潜像担持体上に形成されている潜
像を現像剤で現像する現像装置では、その小型化にとも
ない上記現像剤を収納する現像剤容器の容量が小さくな
り、該現像剤容器に供給するための現像剤を貯蔵する貯
蔵容器を設けることが必要になる。
【0005】貯蔵容器の現像剤吐出口は現像容器の受け
入れ口に連結しており、この連結部を介して現像剤は貯
蔵容器から現像容器に運ばれる。貯蔵容器は本体内部の
現像容器近傍、例えば本体前面の空間に位置する。この
ような構成では、現像容器の受け入れ口の上部に貯蔵容
器の吐出口があり、貯蔵容器の底面は、その吐出口のさ
らに上部にあって、現像剤の吐出方向に対して垂直、す
なわち本体内において水平である。また、貯蔵容器内に
は、現像剤を貯蔵容器から現像容器に搬送するためのス
クリューと貯蔵容器内現像剤を撹はんするための撹はん
棒があり、貯蔵容器の底面に対してそれぞれ平行に位置
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置本体の大きさがさらに小型化されると、それに伴
い貯蔵容器が画像形成装置本体内に占有しうる空間も限
られたものになる。
【0007】貯蔵容器の底面を水平のままで現像剤容量
を保持しようとすると、その結果現像剤を転写紙に定着
させるための熱ローラーを備えた定着部に近づくため貯
蔵容器内の現像剤がその熱によって凝固したり、貯蔵容
器内現像剤の吐出口方向への搬送が不十分になるため
に、容器内現像剤を効率よく現像容器側に運ぶことが困
難であった。
【0008】また、更に従来の現像剤では、一般的に結
着樹脂、着色剤、離型剤等の材料からトナー粒子を製造
した後、該トナーにシリカ等の流動化剤を添加して現像
剤が調製されるが、該現像剤を現像剤補給装置を具備す
る画像形成装置に適用すると、現像剤の流動性に関して
環境依存性が大きく、高温高湿条件下では貯蔵容器内の
搬送過程でブリッジングしやすく、低温低湿条件下では
現像剤の搬送性が低下し、それぞれの条件下で画像濃度
の低下や画像白抜け等の問題が起こっていた。
【0009】本発明の目的は、上記のような貯蔵容器を
具備する画像形成装置に使用される現像剤の問題点を解
決することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、補給
用現像剤を貯蔵するための貯蔵容器を有し、且つ該補給
用現像剤を排出するための排出口が設けられている現像
剤補給装置であって、該現像剤補給装置の貯蔵容器底面
が現像剤搬送方向に向かう傾斜面を有し、該排出口が傾
斜面上部にあり、該貯蔵容器内に貯蔵されている補給用
現像剤を画像形成装置の現像装置内に搬送するためのス
クリューを有する現像剤搬送手段が貯蔵容器の底面の傾
斜面と略平行な位置に設置され、かつ、該貯蔵容器内の
該補給用現像剤を撹拌するための撹拌棒を有する撹拌手
段が貯蔵容器の底面の傾斜面と略平行に且つ該現像剤搬
送手段と対向している位置に設置されている該現像剤補
給装置を具備する画像形成装置に使用される画像形成用
現像剤であり、該現像剤は、 (i)重量平均粒径(t−D4)が4〜12μmであ
り、個数平均粒径(t−D1)が1〜10μmであり、
(t−D4)/(t−D1)が1.01〜2である磁性ト
ナー、 (ii)流動化剤、及び、 (iii)重量平均粒径(m−D4)が0.6〜5μm
であり、個数平均粒径(m−D1)が0.5〜4μmで
あり、(m−D4)/(m−D1)の比が1.0〜2.4
である金属酸化物粉末 を含有することを特徴とする画像形成用現像剤に関す
る。さらに、本発明は、補給用現像剤を貯蔵するための
貯蔵容器を有し、且つ該補給用現像剤を排出するための
排出口が設けられている現像剤補給装置であって、該現
像剤補給装置の貯蔵容器底面が現像剤搬送方向に向かう
傾斜面を有し、該排出口が傾斜面上部にあり、該貯蔵容
器内に貯蔵されている補給用現像剤を画像形成装置の現
像装置内に搬送するためのスクリューを有する現像剤搬
送手段が貯蔵容器の底面の傾斜面と略平行な位置に設置
され、かつ、該貯蔵容器内の該補給用現像剤を撹拌する
ための撹拌棒を有する撹拌手段が貯蔵容器の底面の傾斜
面と略平行に且つ該現像剤搬送手段と対向している位置
に設置されている該現像剤補給装置を具備する画像形成
装置であり、該現像剤は、 (i)重量平均粒径(t−D4)が4〜12μmであ
り、個数平均粒径(t−D1)が1〜10μmであり、
(t−D4)/(t−D1)が1.01〜2である磁性ト
ナー、 (ii)流動化剤、及び、 (iii)重量平均粒径(m−D4)が0.6〜5μm
であり、個数平均粒径(m−D1)が0.5〜4μmで
あり、(m−D4)/(m−D1)の比が1.0〜2.4
である金属酸化物粉末 を含有することを特徴とする画像形成装置に関する。
【0011】本発明に於いて磁性トナー、流動化剤、お
よび金属酸化物から成る現像剤は、環境変化に関係なく
貯蔵容器内を適正な流動性を維持した状態で搬送できる
ので効率よく吐出口を経て現像容器内に運ばれ、また、
画像形成に於いても適度な摩擦帯電性を有しているの
で、長期的に良質な画像が得られる。
【0012】ここで、重量平均粒径(t−D4 )が4〜
12μm、個数平均粒径(t−D1)が1〜10μmで
ある磁性トナーは、より良い搬送性の向上および良質な
画像形成の面から好ましい。さらに(t−D4 )/(t
−D1 )が1.01〜2の範囲にあるものは、磁性トナ
ーの粒度分布による帯電量の分布が広がり過ぎることな
く適度な分布幅を持つので、磁性トナーの流動性は非常
に均一になり、貯蔵容器内における搬送が効率よく行わ
れるので本発明に用いる磁性トナーとしてより好まし
い。
【0013】また、流動化剤がない場合、画像濃度は著
しく低下する。また本発明に用いる磁性トナーの流動性
も低下するため貯蔵容器内における搬送性が悪くなり、
ブリッジングや搬送性低下を引き起こすことになる。
【0014】重量平均粒径が5μmより大きい金属酸化
物粉末を用いると、現像剤の搬送過程や現像過程に於い
て磁性トナーからの脱離が起こり、搬送性が耐久中変化
し搬送量の定常性が乱れるので環境依存性が顕著になっ
たり、また現像器内で金属酸化物の蓄積が多くなり画像
濃度が低下してしまう。
【0015】重量平均粒径が0.6μm未満の場合、画
像のカブリや現像剤の搬送性低下を招くので好ましくな
い。
【0016】また、[(m−D4 )/(m−D1 )]が
2.4を超えると、粒度分布が広くなり過ぎて、上述の
各因子による弊害が併発することになる。
【0017】この様に、磁性トナー及び金属酸化物の粒
径は、現像剤としての搬送性のみならず画質制御におい
ても非常に重要な因子である。
【0018】さらに本発明に於てその目的を達成するに
好ましい現像剤の構成を以下に詳述する。
【0019】本発明に用いられる結着樹脂としては、ビ
ニル系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、などが
挙げられるが、なかでもビニル系樹脂が好ましい。
【0020】ビニル共重合体のコモノマーとしては、次
のようなものが挙げられる。
【0021】例えばスチレン、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシ
スチレン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレ
ン、3,4−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レンの如きスチレン及びその誘導体;エチレン、プロピ
レン、ブチレン、イソブチレンの如きエチレン不飽和モ
ノオレフィン類;ブタジエンの如き不飽和ポリエン類;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、沸化ビニル
の如きハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ベンゾエ酸ビニルの如きビニルエステル酸;メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸
プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソ
ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデ
シル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル
の如きα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピル、
アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルの如きア
クリル酸エステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニル
エーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンの如きビニルケトン
類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N
−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンの如きN−
ビニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミドの如きアクリ
ル酸もしくはメタクリル酸誘導体;前述のα,β−不飽
和酸のエステル、二塩基酸のジエステル類が挙げられ
る。これらのビニル系モノマーが単独もしくは2つ以上
で用いられる。
【0022】さらに、ビニル系モノマーとして以下のも
のが例示される。
【0023】例えば、マレイン酸、シトラコン酸、イタ
コン酸、アルケニルコハク酸、フマル酸、メサコン酸の
如き不飽和二塩基酸;マレイン酸無水物、シトラコン酸
無水物、イタコン酸無水物、アルケニルコハク酸無水物
の如き不飽和二塩基酸無水物;マレイン酸メチルハーフ
エステル、マレイン酸エチルハーフエステル、マレイン
酸ブチルハーフエステル、シトラコン酸メチルハーフエ
ステル、シトラコン酸エチルハーフエステル、シトラコ
ン酸ブチルハーフエステル、イタコン酸メチルハーフエ
ステル、アルケニルコハク酸メチルハーフエステル、フ
マル酸メチルハーフエステル、メサコン酸メチルハーフ
エステルの如き不飽和二塩基酸のハーフエステル;ジメ
チルマレイン酸、ジメチルフマル酸の如き不飽和二塩基
酸エステルが挙げられる。
【0024】アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
ケイヒ酸の如きα,β−不飽和酸;クロトン酸無水物、
ケイヒ酸無水物の如きα,β−不飽和酸無水物、該α,
β−不飽和酸と低級脂肪酸との無水物;アルケニルマロ
ン酸、アルケニルグルタル酸、アルケニルアジピン酸、
これらの酸無水物及びこれらのモノエステルが挙げられ
る。
【0025】これらの中でもスチレン系共重合体、スチ
レン−アクリル系共重合体となるようなモノマーの組み
合わせが好ましい。
【0026】また必要に応じて以下に例示する様な架橋
性モノマーで架橋された重合体であってもよい。
【0027】芳香族ジビニル化合物として例えば、ジビ
ニルベンゼン、ジビニルナフタレンが挙げられ;アルキ
ル鎖で結ばれたジアクリレート化合物類として例えば、
エチレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレン
グリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジ
アクリレート、1,5−ペンタンジオールアクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、及び以上の化合物の
アクリレートをメタアクリレートに代えたものが挙げら
れ;エーテル結合を含むアルキル鎖で結ばれたジアクリ
レート化合物類としては、例えば、ジエチレングリコー
ルジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリ
エチレングリコール#400ジアクリレート、ポリエチ
レングリコール#600ジアクリレート、ジプロピレン
グリコールジアクリレート、及び以上の化合物のアクリ
レートをメタアクリレートに代えたものが挙げられ;芳
香族基及びエーテル結合を含む鎖で結ばれたジアクリレ
ート化合物類として例えば、ポリオキシエチレン(2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジ
アクリレート、ポリオキシエチレン(4)−2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンジアクリレー
ト、及び以上の化合物のアクリレートをメタアクリレー
トに代えたものが挙げられ;ポリエステル型ジアクリレ
ート化合物類として例えば、商品名MANDA(日本化
薬)が掲げられる。多官能の架橋剤としては、ペンタエ
リスリトールトリアクリレート、トリメチロールエタン
トリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
オリゴエステルアクリレート、及び以上の化合物のアク
リレートをメタアクリレートに代えたもの;トリアリル
シアヌレート、トリアリルトリメリテート;が挙げられ
る。
【0028】これらの架橋剤は、他のモノマー成分10
0重量%に対して、0.01〜5重量%(更に好ましく
は0.03〜3重量%)用いることができる。
【0029】また、単量体を重合させる開始剤として
は、例えば、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ンエート、t−ブチルパーオキシラウレート、ベンゾイ
ルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、オクタ
ノイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジイソプロピル
ベンゼンハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイド
ロパーオキサイド、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル)等のラジカル開始剤が単独又は
混合使用される。ラジカル重合開始剤の使用量は、低分
子量重合体を構成する単量体に対して0.1〜15重量
%、好ましくは1〜10重量%が適当である。
【0030】さらに、単量体を重合させる開始剤として
は、2官能性のラジカル開始剤を用いるのがよく、例え
ば、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5
−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(t−ブ
チルパーオキシカルボニル)シクロヘキサン、2,2−
ビス(t−ブチルパーオキシ)オクタン、n−ブチル
4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バリレート、
2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、1,3
−ビス(t−ブチルパーオキシ−イソプロピル)ベンゼ
ン、2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン−3、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t
−ブチルパーオキシイソフタレート、2,2−ビス
(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)
プロパン、ジ−t−ブチルパーオキシ−α−メチルサク
シネート、ジ−t−ブチルパーオキシジメチルグルタレ
ート、ジ−t−ブチルパーオキシヘキサヒドロテレフタ
レート、ジ−t−ブチルパーオキシアゼラート、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−ヘ
キサン、ジエチレングリコールビス(t−ブチルパーオ
キシカーボネート)、ジ−t−ブチルパーオキシトリメ
チルアジペート等の2官能性ラジカル重合開始剤が挙げ
られ、これらは単独または混合使用及び必要によっては
他のラジカル開始剤と併用して使用される。
【0031】これらのラジカル重合開始剤の使用量は、
高分子重合体を構成する単量体に対して0.05〜5重
量%、好ましくは0.1〜3重量%が適当である。
【0032】本発明に於て、ポリエステル、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ロジン、変
性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族また
は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂等を必要に応
じて前述した結着樹脂に混合して用いることができる。
【0033】また、磁性トナーに含有される結着樹脂の
ガラス転移温度(Tg)は、45〜80℃、好ましく
は、50〜70℃である。
【0034】本発明に係るビニル系結着樹脂を合成する
方法としては、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、
乳化重合法の如き重合法が利用できる。
【0035】本発明に用いられる流動化剤としては、着
色剤含有樹脂粒子に添加することにより、流動性が添加
前後を比較すると増加し得るものであれば、どのような
ものでも使用可能である。例えば、フッ化ビニリデン微
粉末、ポリテトラフルオロエチレン微粉末等のフッ素系
樹脂粉末、湿式製法シリカ、乾式製法シリカ等の微粉末
シリカ、それらシリカをシランカップリング剤、チタン
カップリング剤、シリコンオイル等により表面処理を施
した処理シリカ等がある。
【0036】好ましい流動化剤としては、ケイ素ハロゲ
ン化合物の蒸気相酸化により生成された微粉体であり、
いわゆる乾式法シリカ又はヒュームドシリカと称される
もので、従来公知の技術によって製造されるものであ
る。例えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中における熱
分解酸化反応を利用するもので、基礎となる反応式は次
の様なものである。
【0037】 SiCl4 +2H2 +O2 →SiO2 +4HCl また、この製造工程において、例えば塩化アルミニウム
又は塩化チタン等他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロ
ゲン化合物と共に用いることによってシリカと他の金属
酸化物の複合微粉体を得ることも可能であり、それらも
包含する。その粒径は、平均の一次粒径として、0.0
01〜2μmの範囲内であることが望ましく、特に好ま
しくは、0.002〜0.2μmの範囲内のシリカ微粉
体を使用するのが良い。
【0038】本発明に用いられるケイ素ハロゲン化合物
の蒸気相酸化により生成された市販のシリカ微粉体とし
ては、例えば以下の様な商品名で市販されているものが
ある。
【0039】 AEROSIL(日本アエロジル社) 130 200 300 380 TT600 MOX170 MOX80 COK84 Ca−O−SiL(CABOT Co.社) M−5 MS−7 MS−75 HS−5 EH−5 Wacker HDK N 20 V15 (WACKER−CHEMIE GMBH社) N20E T30 T40 D−C Fine Silica(ダウコーニングCo.社) Fransol(Fransil社) 一方、本発明に用いられるシリカ微粉体を湿式法で製造
する方法は、従来公知である種々の方法が適用できる。
たとえば、下記の一般反応式で示すケイ酸ナトリウムの
酸による分解が挙げられる。
【0040】Na2 O・XSiO2 +HCl+H2 O→
SiO2 ・nH2 O+NaCl その他、ケイ酸ナトリウムのアンモニア塩類またはアル
カリ塩類による分解、ケイ酸ナトリウムよりアルカリ土
類金属ケイ酸塩を生成せしめた後、酸で分解しケイ酸と
する方法、ケイ酸ナトリウム溶液をイオン交換樹脂によ
りケイ酸とする方法、天然ケイ酸またはケイ酸塩を利用
する方法などがある。
【0041】ここでいうシリカ微粉体には、無水二酸化
ケイ素(コロイド状シリカ)、その他、ケイ酸アルミニ
ウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグ
ネシウム、ケイ酸の如きケイ酸塩を適用できる。
【0042】湿式法で合成された市販のケイ酸微粉体と
しては、例えば、以下のような商品名で市販されている
ものがある。 カープレックス 塩野義製薬 ニープシール 日本シリカ トクシール,ファインシール 徳山曹達 ビタシール 多木製肥 シルトン,シルネックス 水沢化学 スタシール 神島化学 ヒメジール 愛媛薬品 サイロイド 富士デビソン化学 Hi−Sil(ハイシール) Pittsburgh Plate Glass.Co
(ピッツバーグ プレート グラス) Durosil(ドゥロシール) Ultorasil(ウルトラシール) Fiillstoff−Gesellschaft M
arquart(フュールストッフ・ゲゼールシャフト
マルクォルト) Manosil(マノシール) Hardman and Holden(ハードマン
アンド ホールデン) Hoesch(ヘッシュ) Chemische Fabrik Hoesch K
−G(ヒェミッシェ・ファブリーク・ヘッシュ) Sil−Stone(シル−ストーン) Stoner Rubber Co.(ストーナー ラ
バー) Nalco(ナルコ) Nalco Chem.Co.(ナルコ ケミカル) Quso(クソ) Philadelphia Quartz Co.(フ
ィラデルフィア クォーツ) Imsil(イムシル) Illinois Minerals Co.(イリノ
イス ミネラル) Calcium Silikat(カルシウム ジリカ
ート) Chemische Fabrik Hoesch.K
−G(ヒェミッシェ ファブリーク ヘッシュ) Calsil(カルジル) Fiillstoff−Gesellschaft M
arquart(フュールストッフ−ゲゼルシャフト
マルクォルト) Fortafil(フォルタフィル) Imperial Chemical Industr
ies.Ltd.(インペリアル ケミカル インダス
トリーズ) Microcal(ミクロカル) Joseph Crosfiels & Sons.L
td.(ジョセフ クロスフィールド アンド サン
ズ) Manosil(マノシール) Hardman and Holden(ハードマン
アンド ホールデン) Vulkasil(ブルカジール) Farbenfabriken Bryer,A.−
G.(ファルベンファブリーケンバーヤー) Tufknit(タフニット) Durham Chemicals.Ltd.(ドゥル
ハム ケミカルズ) シルモス 白石工業 スターレックス 神島化学 フリコシル 多木製肥 上記シリカ微粉体のうちで、BET法で測定した窒素吸
着による比表面積が30m2 /g以上(特に50乃至4
00m2 /g)の範囲内のものが良好な結果を与える。
磁性トナー100重量部に対してシリカ微粉体0.01
乃至8重量部、好ましくは0.1乃至5重量部使用する
のが良い。
【0043】本発明に係る磁性トナーを正荷電性磁性ト
ナーとして用いる場合には、トナーの摩耗防止のために
添加するシリカ微粉体としても、負荷電性であるより
は、正荷電性シリカ微粉体を用いた方が帯電安定性を損
なうこともなく、好ましい。
【0044】正帯電性シリカ微粉体を得る方法として
は、上述した未処理のシリカ微粉体を、側鎖に窒素原子
を少なくとも1つ以上有するオルガノ基を有するシリコ
ンオイルで処理する方法、あるいは窒素含有のシランカ
ップリング剤で処理する方法、またはこの両者で処理す
る方法がある。
【0045】本発明において正荷電性シリカとは、ブロ
ーオフ法で測定した時に、鉄粉キャリアーに対してプラ
スのトリボ電荷を有するものをいう。
【0046】シリカ微粉体の処理に用いる、側鎖に窒素
原子を有するシリコンオイルとしては、少なくとも下記
式で表わされる部分構造を具備するシリコンオイルが使
用できる。
【0047】
【化1】 (式中、R1 は水素、アルキル基、アリール基またはア
ルコキシ基を示し、R2はアルキレン基またはフェニレ
ン基を示し、R3 およびR4 は水素、アルキル基、また
はアリール基を示し、R5 は含窒素複素環基を示す)上
記式中アルキル基、アリール基、アルキレン基、フェニ
レン基は窒素原子を有するオルガノ基を有していても良
いし、また帯電性を損ねない範囲で、ハロゲンの如き置
換基を有していても良い。
【0048】本発明で用いる含窒素シランカップリング
剤は、一般に下記式で示される構造を有する。
【0049】Rm −Si−Yn (Rは、アルコキシ基またはハロゲンを示し、Yはアミ
ノ基または窒素原子を少なくとも1つ以上有するオルガ
ノ基を示し、mおよびnは1乃至3の整数であってm+
n=4である。)窒素原子を少なくとも1つ以上有する
オルガノ基としては、有機基を置換基として有するアミ
ノ基または含窒素複素環基または含窒素複素環基を有す
る基が例示される。含窒素複素環基としては、不飽和複
素環基または飽和複素環基があり、それぞれ公知のもの
が適用可能である。不飽和複素環基としては、例えば下
記のものが例示される。
【0050】
【化2】 飽和複素環基としては、例えば下記のものが例示され
る。
【0051】
【化3】 本発明に使用される複素環基としては、安定性を考慮す
ると五員環または六員環のものが良い。
【0052】そのような処理剤の例としてはアミノプロ
ピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシ
シラン、ジメチルアミノプロピルトリメトキシシラン、
ジエチルアミノプロピルトリエトキシシラン、ジプロピ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン、ジブチルアミノ
プロピルジメトキシシラン、モノブチルアミノプロピル
トリエトキシシラン、ジオクチルアミノプロピルトリエ
トキシシラン、ジブチルアミノプロピルトリメトキシシ
ラン、ジブチルアミノプロピルモノメトキシシラン、ジ
メチルアミノフェニルトリエトキシシラン、トリメトキ
シシリル−γ−プロピルフェニルアミン、トリメトキシ
シリル−γ−プロピルベンジルアミンがあり、さらに含
窒素複素環基としては前述の構造のものが使用でき、そ
のような化合物の例としては、トリメトキシシリル−γ
−プロピルピペリジン、トリメトキシシリル−γ−プロ
ピルモルホリン、トリメトキシシリル−γ−プロピルイ
ミダゾールがある。
【0053】これらの処理された正荷電性シリカ微粉体
の適用量は、正荷電性磁性トナー100重量部に対し
て、0.01乃至8重量部のときに効果を発揮し、特に
好ましくは0.1乃至5重量部添加した時に優れた安定
性を有する正の帯電性を示す。添加形態については好ま
しい態様を述べれば、正荷電性磁性トナー100重量部
に対して、0.1乃至3重量部の処理されたシリカ微粉
体がトナー粒子表面に付着している状態にあるのが良
い。なお、前述した未処理のシリカ微粉体も、これと同
様の適用量で用いることができる。
【0054】本発明に用いられるシリカ微粉体は、必要
に応じてシランカップリング剤、疎水化の目的で有機ケ
イ素化合物などの処理剤で処理されていても良く、シリ
カ微粉体と反応あるいは物理吸着する上記処理剤で処理
される。そのような処理剤としては、例えばヘキサメチ
ルシラン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラ
ン、トリメチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラ
ン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシ
ラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチ
ルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、
α−クロルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチル
トリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラ
ン、トリオルガノシリルメルカプタン、トリメチルシリ
ルメルカプタン、トリオルガノシリアリレート、ビニル
ジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、
ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラ
ン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテト
ラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチ
ルジシロキサン、および1分子当り2から12個のシロ
キサン単位を有し、末端に位置する単位にそれぞれ1個
宛のSiに結合した水酸基を含有するジメチルポリシロ
キサンがある。これら1種あるいは2種以上の混合物で
用いられる。
【0055】さらに本発明の磁性トナーは着色剤の役割
を兼ねても良いが、磁性材料を含有している。本発明の
磁性トナー中に含まれる磁性材料としては、マグネタイ
ト、γ−酸化鉄、フェライト、鉄過剰型フェライト等の
酸化鉄;鉄、コバルト、ニッケルのような金属或はこれ
らの金属とアルミニウム、コバルト、銅、鉛、マグネシ
ウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリリウム、ビスマ
ス、カドミウム、カルシウム、マンガン、セレン、チタ
ン、タングステン、バナジウムのような金属との合金お
よびその混合物等が挙げられる。
【0056】これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜1
μm、好ましくは0.1〜0.5μm程度のものが望ま
しく、磁性トナー中に含有させる量としては樹脂成分1
00重量部に対し60〜110重量部、好ましくは樹脂
成分100重量部に対し65〜100重量部である。
【0057】本発明中の磁性トナーには荷電制御剤をト
ナー粒子に配合(内添)、またはトナー粒子と混合(外
添)して用いることが好ましい。荷電制御剤によって、
現像システムに応じた最適の荷電量コントロールが可能
となり、特に本発明では結着樹脂と荷電とのバランスを
さらに安定したものとすることが可能である。正荷電制
御剤としては、ニグロシンおよび脂肪酸金属塩等による
変性物;トリブチルベンジルアンモニウム−1−ヒドロ
キシ−4−ナフトスルフォン酸塩、テトラブチルアンモ
ニウムテトラフルオロボレートの如き四級アンモニウム
塩;ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサイ
ド、ジシクロヘキシルスズオキサイドの如きジオルガノ
スズオキサイド;ジブチルスズボレート、ジオクチルス
ズボレート、ジシクロヘキシルスズボレートの如きジオ
ルガノスズボレートを単独であるいは2種類以上組合せ
て用いることができる。これらの中でも、ニグロシン
系、四級アンモニウム塩の如き荷電制御剤が特に好まし
く用いられる。
【0058】一般式
【0059】
【化4】 [式中、R1 はHまたはCH3 を示し、R2 およびR3
は置換または未置換のアルキル基(好ましくは、C1
4 )を示す。]で表されるモノマーの単重合体;また
は前述したようなスチレン、アクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステルの如き重合性モノマーとの共重合体を
正荷電性制御剤として用いることができ、この場合これ
らの荷電制御剤は、結着樹脂(の全部または一部)とし
ての作用をも有する。
【0060】トナーを負荷電性に制御するものとして、
例えば有機金属錯体、キレート化合物が有効である。モ
ノアゾ金属錯体、芳香族ヒドロキシカルボン酸、金属錯
体、芳香族ジカルボン酸系の金属錯体が挙げられる。他
には、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族モノ及び
ポリカルボン酸及びその金属塩、無水物、エステル類、
ビスフェノールのフェノール誘導体類が挙げられる。
【0061】上述した荷電制御剤(結着樹脂としての作
用を有しないもの)は、微粒子状として用いることが好
ましい。この場合、この荷電制御剤の個数平均粒径は、
具体的には、4μm以下(更には3μm以下)が好まし
い。
【0062】トナーに内添する際、このような荷電制御
剤は、結着樹脂100重量部に対して0.1乃至20重
量部(更には0.2乃至10重量部)用いることが好ま
しい。
【0063】本発明に係る磁性トナーは、必要に応じて
種々の添加剤を内添あるいは外添混合してもよい。着色
剤としては従来より知られている染料、顔料が使用可能
であり、通常、結着樹脂100重量部に対して0.5乃
至20重量部使用しても良い。
【0064】本発明に用いられる金属酸化物粉末として
は、マグネシウム、亜鉛、セリウム、アルミニウム、コ
バルト、鉄、ジルコニウム、マンガン、クロム、ストロ
ンチウム等の酸化物及びチタン酸カルシウム、チタン酸
マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリ
ウム等の複合金属酸化物などが挙げられる。なかでも、
酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、酸化コバ
ルト、二酸化マンガン、チタン酸ストロンチウム、チタ
ン酸マグネシウムが本発明の効果をより発揮できること
から好ましいものである。特に、チタン酸ストロンチウ
ムの粉末が好ましい。
【0065】本発明で使用する金属酸化物粉末は、例え
ば焼結法によって生成し、機械粉砕した後、風力分級に
より、分級し、所望の粒径及び粒度分布であるものを用
いる。
【0066】本発明に於る金属酸化物粉末は、トナー1
00重量部に対して0.01〜20重量部、好ましくは
0.1〜10重量部用いられることが好ましい。
【0067】本発明の静電荷像現像用トナーを作製する
には結着樹脂、磁性体、必要に応じて着色剤、荷電制御
剤またはその他の添加剤を、ヘンシェルミキサー、ボー
ルミルの如き混合機により充分混合し、加熱ロール、ニ
ーダー、エクストルーダーの如き熱混練機を用いて溶
融、捏和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せしめ、溶融
混練物を冷却固化後に固化物を粉砕し、粉砕物を分級し
て本発明のトナーを得ることができる。
【0068】さらに、流動化剤と金属酸化物粉末とトナ
ーとヘンシェルミキサーの如き混合機により充分混合
し、トナー粒子表面に添加剤を有する本発明の静電荷像
現像用現像剤を得ることができる。
【0069】(1)粒度分布の測定 粒度分布については、種々の方法によって測定できる
が、本発明においてはコールターカウンターのマルチサ
イザーを用いて行った。
【0070】すなわち、測定装置としてはコールターカ
ウンターのマルチサイザーII型(コールター社製)を
用い、個数分布,体積分布を出力するインターフェイス
(日科機製)及びCX−1パーソナルコンピューター
(キヤノン製)を接続し、電解液は特級または1級塩化
ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製する。測
定法としては前記電解水溶液100〜150ml中に分
散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンス
ルホン酸塩を0.1〜5ml加え、さらに測定試料を2
〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散
器で約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターカウ
ンターのマルチサイザーII型により、アパーチャーと
して、トナー粒径を測定するときは、100μmアパー
チャーを用い、無機微粉末粒径を測定するときは13μ
mアパーチャーを用いて測定する。トナー及び金属酸化
物粉末の体積,個数を測定して、体積分布と、個数分布
とを算出した。それから本発明に係わるところの体積分
布から求めた重量基準の重量平均径を体積分布から求め
る。
【0071】(2)ガラス転移温度Tg 本発明に於ては、示差熱分析測定装置(DSC測定装
置),DSC−7(パーキンエルマー社製)を用い測定
する。
【0072】測定試料は5〜20mg、好ましくは10
mgを精密に秤量する。
【0073】これをアルミパン中に入れ、リファレンス
として空のアルミパンを用い、測定温度範囲30〜20
0℃の間で、昇温速度10℃/minで常温常湿下で測
定を行う。
【0074】この昇温過程で、温度40〜100℃の範
囲におけるメインピークの吸熱ピークが得られる。
【0075】このときの吸熱ピークが出る前と出た後の
ベースラインの中間点の線と示差熱曲線との交点を本発
明に於るガラス転移温度Tgとする。
【0076】以下に本発明の現像剤が適用される貯蔵容
器の実施例を説明する。図1は本発明の特徴をもっとも
よく表す貯蔵容器(以下ホッパーと称す)の斜視図であ
る。図2は本発明のホッパーの長手方向の断面図、図3
は図2のA方向からの矢視図である。図4はホッパーの
吐出口と現像容器の受け入れ口付近を表す断面図であ
る。図5は図1のB方向からの矢視図である。図6は本
発明のホッパーが内蔵された画像形成装置本体の斜視図
である。
【0077】図1において1はホッパー容器であり2は
スクリューである。13は吐出口である。3は撹拌棒で
あり、5、6は撹拌棒を支持する支持棒である。4はモ
ータであってスクリューに駆動を伝える。18はスライ
ド蓋である。
【0078】ホッパー容器1は上流側が底面が低く下流
側に行くに従って底面1aが上昇する、すなわち傾斜形
状である。スクリュー2及び撹拌棒3はこの容器の底面
1aの傾斜に平行な向きで配置されている。またモータ
4は吐出口13の吐出方向に対し垂直、すなわち水平な
向きに取り付けられておりスクリュー2への駆動はかさ
ば歯車10を介して伝えられる。モータ4はそのホッパ
ー容器1内の構成によってはスクリュー2と同角度、も
しくは任意の角度で取り付けられていて良く、それによ
って駆動を伝えるギアの種類が変わるのは当然である。
【0079】一方撹拌棒3はスクリューの下流部にある
ギア列7、8、9を介して駆動を伝えられ回転し、ホッ
パー内の現像剤15(以下トナーと称す)を撹拌する。
ただし撹拌棒3の駆動はモータ4から直接取る構成にし
ても良い。撹拌されたトナー15はスクリュー2によっ
てC方向に搬送されて吐出口13より吐出される。
【0080】ホッパー容器1の傾斜角度θは、単位時間
当たりのトナー吐出量が底面が水平である従来型ホッパ
ー(θ=0°)のそれと大差の無いところで決定され
る。
【0081】ホッパーからのトナー15の搬送は現像容
器14内のトナー量が設定量より少なくなるときトナー
補給信号が発信される。スクリュー2はトナー15を撹
拌しながら吐出口13に向けて搬送する。搬送されたト
ナーは吐出口13から現像容器14の受け入れ口16に
落下し、落下したトナーは現像スクリュー17によって
その軸線方向に搬送される。
【0082】11はバッファであり現像剤補充容器(図
示せず)からトナーが補給されたときにホッパーの容器
本体内に収納しきれなかったトナーが収納される空間で
あり、この空間はバッファ壁12によって仕切られてい
る。このバッファ壁12はホッパー容器1の底面に近い
ところまで伸びており、また、撹拌棒支持5との間に一
定の隙間t1,t2をおいた形状となっている。バッフ
ァ内のトナーは容器本体のトナー15がスクリュー2に
よって搬送され、トナー貯蔵量が減少するにつれて、容
器本体側に隙間t1,t2を通って流出しその後スクリ
ュー2によって搬送される。
【0083】
【実施例】以下、実施例により、本発明の現像剤を説明
する。部は重量部を意味する。
【0084】[チタン酸ストロンチウムの製造例]炭酸
ストロンチウム600gと酸化チタン320gをボール
ミルにて、8時間湿式混合した後ろ過乾燥した。この混
合物を5Kg/cm2 の圧力で成型し、1100度Cで
8時間仮焼した。
【0085】その後、機械粉砕し重量平均径1.8μ
m、個数平均径0.7μm、粒度分布[(m−D4 )/
(m−D1 )]=2.6のチタン酸ストロンチウム微粉
体を得た。これをチタン酸ストロンチウム[A]とす
る。
【0086】これをエルボジェット分級機により、粗粉
および微粉を同時に除去して、重量平均径1.4μm、
個数平均径1.0μm、粒度分布[(m−D4 )/(m
−D1 )]=1.4であるチタン酸ストロンチウム
[B]を得た。
【0087】[酸化アルミニウムの製造例]水酸化アル
ミニウムを1000Kg/cm2 の圧力で成型し、16
00度Cの温度で2時間焼結させた。その後、機械粉
砕、エルボジェット分級機で分級し、重量平均径4.0
μm、個数平均径2.5μm、 粒度分布[(m−D4 )/(m−D1 )]=1.6 の酸化アルミニウム[A]を得た。
【0088】また、各々の値が、6.0μm、3.0μ
m、2.0である酸化アルミニウムを酸化アルミニウム
[B]とする。
【0089】[酸化亜鉛の製造例]水酸化亜鉛を100
Kg/cm2 の圧力で成型し、500度Cの温度で5時
間焼結させた。その後機械粉砕、風力分級することによ
り、重量平均径1.8μm、個数平均径1.2μm、粒
度分布[(m−D4 )/(m−D1 )]=1.5の酸化
亜鉛[A]を得た。
【0090】[現像剤の製造例1] スチレン−アクリル共重合体(83:17) 80部 低分子量ポリプロピレン 4部 スチレン−ブタジエン共重合体(84:16) 20部 磁性酸化鉄 90部 ニグロシン 2部 上記材料をヘンシェルミキサーで前混合した後、150
度Cで2軸混練押出機によって溶融混練を行った。混練
物を放冷後、粗粉砕、そして微粉砕し、更に風力分級機
を用いて以下の平均粒径の黒色磁性トナーを得た。
【0091】(t−D4 )=9.0μm (t−D1 )=7.0μm (t−D4 )/(t−D1 )=1.3 また、トナーのTgは60.0度Cである。
【0092】この磁性トナーを磁性トナー[1]とす
る。
【0093】磁性トナー[1]100重量部に対し、疎
水性正荷電性シリカ(BET値;130m2 /g)0.
6部、チタン酸ストロンチウム[B]2.0部をヘンシ
ェルミキサーにて外部添加して [(m−D4 )/(m−D1 )]/[(t−D4 )/
(t−D1 )]=1.08 の現像剤[1]を得た。 [実施例1]貯蔵容器底面が現像剤搬送方向に向かう傾
斜を有する貯蔵容器(図1)を乾式電子写真複写機(キ
ヤノン製,NP4835)に取付け、現像剤[1]を貯
蔵用現像剤容量として500g投入し、室温条件下(2
5度C,60%)でホッパー内補給用現像剤の消費量試
験を行った。
【0094】ここで、現像剤の補給系について説明を加
えておく。
【0095】本発明を説明するための試験に用いた現像
容器はシーケンス制御により現像剤残存量が規格容量を
維持できるようになっていて、現像により現像剤が消費
され規格容量を下回るとホッパー内の搬送手段および撹
拌手段が駆動し、減量分を補給出来るようになってい
る。そして、現像容器が規格容量を下回っているにもか
かわらず、ホッパーからの補給が敏速に行われなくなる
とまたは完全に補給量が終了すると現像容器内のシーケ
ンス制御が異常を検知し複写機の現像過程が休止する仕
組みになっている。なお現像容器の規格容量は一定値
(250g)を維持している。
【0096】試験は、6%消費量試験チャート(A4
版)を用い、投入した補給用現像剤で耐久できる限界耐
久枚数を調べた。ここで、限界耐久枚数とは、現像容器
内への現像剤補給が不十分になり現像過程が休止した時
点における耐久枚数である。
【0097】耐久試験の結果、限界耐久枚数は8700
枚、残存現像剤量は22gであり、耐久用紙(A4版)
1枚当たりの現像剤消費量は0.055gで、耐久過程
において画像濃度の低下もなく良好な画質が得られた。
【0098】限界耐久枚数8700枚におけるホッパー
内現像剤の残存量は補給容量の約5%以下であることか
ら、ホッパー内現像剤の搬送は十分に行われており、補
給用現像剤容量を垂直方向に確保したホッパーの能力を
完全に反映することができた。
【0099】また、高温高湿条件下(35度C,80
%)および低温低湿条件下に於いても、貯蔵容器内の現
像剤は、ブリッジングや搬送性低下を引き起こすことな
く効率よく現像容器に搬送された。
【0100】[実施例2,3]表1に示す金属酸化物で
あるチタン酸ストロンチウムの粒径を変えた以外は現像
剤の製造例1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と
同様な評価を行い、表2に示す良好な結果を得た。
【0101】[実施例4]表1に示す金属酸化物である
酸化アルミニウム[A]を用いた以外は現像剤の製造例
1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と同様な評価
を行い、表2に示す良好な結果を得た。
【0102】[実施例5]表1に示す磁性トナーの粒径
と金属酸化物であるチタン酸ストロンチウムの粒径を変
えた以外は現像剤の製造例1と同様にして現像剤を調製
し、実施例1と同様な評価を行い、表2に示す良好な結
果を得た。
【0103】[実施例6]表1に示す磁性トナーの粒径
と金属酸化物として酸化亜鉛[A]を用いた以外は現像
剤の製造例1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と
同様な評価を行い、表2に示す良好な結果を得た。
【0104】[比較例1]表3に示す流動化剤である疎
水性シリカを添加しない以外は、現像剤の製造例1と同
様にして現像剤を調製し、実施例1と同様な評価を行っ
た。
【0105】室温条件下及び低温低湿条件下でそれぞれ
耐久画像濃度が著しく低下し、適正画像が得られなかっ
た。
【0106】また、高温高湿条件下では、現像剤がブリ
ッジングを起こし効率的な現像剤搬送が不可能になっ
た。
【0107】[比較例2]表3に示す金属酸化物である
チタン酸ストロンチウムが無添加である以外は現像剤の
製造例1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と同様
な評価を行い、表4に示す結果が得られた。
【0108】[比較例3]表3に示す金属酸化物である
チタン酸ストロンチウム[A]を用いた以外は現像剤の
製造例1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と同様
な評価を行い、表4に示す結果が得られた。
【0109】[比較例4,5]表3に示す磁性トナーの
粒径および金属酸化物であるチタン酸ストロンチウムの
粒径を変えた以外は現像剤の製造例1と同様にして現像
剤を調製し、実施例1と同様な評価を行い、表4に示す
結果が得られた。
【0110】[比較例6]表3に示す金属酸化物である
酸化アルミニウム[B]の粒径を変えた以外は現像剤の
製造例1と同様にして現像剤を調製し、実施例1と同様
な評価を行い、表4に示す結果が得られた。
【0111】実施例2〜6の結果は、実施例1で得られ
た結果と同様に、効率良い搬送性が認められた。また画
像濃度も低下することなく(現像剤消費量0.055g
/枚)良好な画像が得られた。
【0112】比較例では、環境依存性があり、貯蔵容器
内に多量の補給用現像剤が残存していた。これらの中で
も特に搬送性不良やブリッジングの発生が露骨に認めら
れた現像剤(比較例2,5,6)では、画像濃度も低く
消費量は、0.050g/枚以下であった。
【0113】
【表1】
【0114】
【表2】
【0115】
【表3】
【0116】
【表4】
【0117】
【発明の効果】本発明の磁性トナー、流動化剤、および
特定の金属酸化物を含有する現像剤は、環境変化に関係
なく貯蔵容器内を適正な流動性を維持した状態で搬送で
きるので効率よく吐出口を経て現像容器内に運ばれ、ま
た、画像形成に於いても適度な摩擦帯電性を有している
ので、長期的に良質な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴をもっともよく表す貯蔵容器の傾
斜図である。
【図2】本発明のホッパーの長手方向の断面図である。
【図3】図2のA方向からの矢視図である。
【図4】ホッパーの吐出口と現像容器の受け入れ口付近
を表す断面図である。
【図5】図1のB方向からの矢視図である。
【図6】本発明のホッパーが内蔵された画像形成装置本
体の斜視図である。
【符号の説明】
1 ホッパー容器(貯蔵容器) 2 スクリュー(現像剤搬送手段) 3 撹拌機 4 モータ 5,6 撹拌機を支持する支持棒 7,8,9,10 ギア 12 バッファ壁 13 吐出口 14 現像装置 15 トナー(現像剤) 16 現像剤受け入れ口 17 現像スクリュー 18 スライド蓋
フロントページの続き (72)発明者 萩原 和義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 中原 俊章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−184969(JP,A) 特開 昭59−168459(JP,A) 特開 昭61−273557(JP,A) 特開 昭62−119550(JP,A) 特開 平4−44051(JP,A) 特開 昭62−15558(JP,A) 特開 平2−287458(JP,A) 特開 昭63−208861(JP,A) 特開 平1−285954(JP,A) 特開 平4−139459(JP,A) 実開 昭62−176862(JP,U) 実開 昭64−10758(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補給用現像剤を貯蔵するための貯蔵容器
    を有し、且つ該補給用現像剤を排出するための排出口が
    設けられている現像剤補給装置であって、該現像剤補給
    装置の貯蔵容器底面が現像剤搬送方向に向かう傾斜面を
    有し、該排出口が傾斜面上部にあり、該貯蔵容器内に貯
    蔵されている補給用現像剤を画像形成装置の現像装置内
    に搬送するためのスクリューを有する現像剤搬送手段
    貯蔵容器の底面の傾斜面と略平行位置に設置され、か
    つ、該貯蔵容器内の該補給用現像剤を撹拌するための撹
    拌棒を有する撹拌手段が貯蔵容器の底面の傾斜面と略平
    行に且つ該現像剤搬送手段と対向している位置に設置さ
    ている現像剤補給装置を具備する画像形成装置に使
    用される画像形成用現像剤であり、 該現像剤は、 (i)重量平均粒径(t−D 4 )が4〜12μmであ
    り、個数平均粒径(t−D 1 )が1〜10μmであり、
    (t−D 4 )/(t−D 1 )が1.01〜2である磁性ト
    ナー、 (ii)流動化剤、及び、 (iii)重量平均粒径(m−D4)が0.6〜5μm
    であり、個数平均粒径(m−D1)が0.5〜4μmで
    あり、(m−D4)/(m−D1)の比が1.0〜 2.4である金属酸化物粉末 を含有することを特徴とする画像形成用現像剤。
  2. 【請求項2】 補給用現像剤を貯蔵するための貯蔵容器
    を有し、且つ該補給用現像剤を排出するための排出口が
    設けられている現像剤補給装置であって、該現像剤補給
    装置の貯蔵容器底面が現像剤搬送方向に向かう傾斜面を
    有し、該排出口が傾斜面上部にあり、該貯蔵容器内に貯
    蔵されている補給用現像剤を画像形成装置の現像装置内
    に搬送するためのスクリューを有する現像剤搬送手段
    貯蔵容器の底面の傾斜面と略平行位置に設置され、か
    つ、該貯蔵容器内の該補給用現像剤を撹拌するための撹
    拌棒を有する撹拌手段が貯蔵容器の底面の傾斜面と略平
    行に且つ該現像剤搬送手段と対向している位置に設置さ
    ている現像剤補給装置を具備する画像形成装置であ
    り、 該現像剤は、 (i)重量平均粒径(t−D 4 )が4〜12μmであ
    り、個数平均粒径(t−D 1 )が1〜10μmであり、
    (t−D 4 )/(t−D 1 )が1.01〜2である磁性ト
    ナー、 (ii)流動化剤、及び、 (iii)重量平均粒径(m−D4)が0.6〜5μm
    であり、個数平均粒径(m−D1)が0.5〜4μmで
    あり、(m−D4)/(m−D1)の比が1.0〜2.4
    である金属酸化物粉末 を含有することを特徴とする画像形成装置。
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