JP3233879U - 巻き込み防止具付き金車 - Google Patents

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正和 菅野
正和 菅野
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Abstract

【課題】極めて容易に金車に装着でき、その後に当該金車へワイヤ又はロープを掛ける際に巻き込み防止具が邪魔にならず、その上、ロープ等がシーブに正確に掛かっているかどうかを外部から確認できる金車の巻き込み防止具を提供する。【解決手段】金車のシーブ1の両側各側面を被う支持枠体4の両側外面に、シーブ1を被う大きさの透明なカバー板体11を夫々固定し、これらの各カバー板体11はシーブ1の上下左右幅より大きい上下左右の幅を有して支持枠体4の両側に相対向して設けられ、シーブ1の外方位置であって各カバー板体11の四隅のカバー板体11間に、開閉自在な棒体12を渡して成る。【選択図】図9

Description

この考案は、鉄塔の脚部等に設けた金車にワイヤロープ等を掛けて、当該ワイヤロープを鉄塔に沿って昇降させる際に、作業員の手や腕が金車とワイヤロープとの間に巻き込まれるのを防止する防止具付き金車に関するものである。
ワイヤロープ等を介して鉄塔等の上部へ工事資材や工具等を引き上げたり下方に下ろしたりする際に鉄塔の脚部等に金車を支持させ、当該金車に前記ワイヤロープ等を通しているが、これらの金車とワイヤロープとの間に作業員の指、手、腕等が巻き込まれる恐れがある。この様な金車とワイヤロープとの間に作業員の手や腕等が巻き込まれないように種々の防止具や装置が開発されている。
特許文献1のものはその一つであり、その中央に車輪を可回転的に支持する一対の支持体と、この車輪に巻き回されたロープと、このロープと上記車輪との間への挟まれ防止具とを備えた滑車装置において、上記挟まれ防止具は、上記支持体間の車輪を包囲するように略U字状に構成された本体と、この本体の両端から上記車輪に対向するように上記車輪の回転方向に所定長切り込んで形成した溝部と、この溝部を閉塞するよう上記本体の両端に取り外し可能に設けられた閉塞体とを備えた、滑車装置である。
特許第3264823号公報
上記特許文献1のものは、上記挟まれ防止具を滑車の取り付けるには、滑車の一対の支持体の下部に結合体を渡し、この結合体の上から、上記挟まれ防止具の下部間に取付体を渡してこれを固定して、挟まれ防止具を滑車に支持するもので、この挟まれ防止具の滑車への取り付けに手間がかかる。
この考案は、上記の点に着目し、極めて容易に金車に装着でき、その後に当該金車へワイヤ又はロープを掛ける際に巻き込み防止具が邪魔にならず、その上、ロープ等がシーブに正確に掛かっているかどうかを外部から確認できる金車の巻き込み防止具を提供することを目的としたものである。
請求項1の考案は、金車のシーブの両側各側面を被う支持枠体の両側外面に、前記シーブを被う大きさのカバー板体を夫々固定し、これらの各カバー板体は前記シーブの上下左右幅より大きい上下左右の幅を有して前記支持枠体の両側に相対向して設けられた、巻き込み防止具付き金車とした。
また、請求項2の考案は、前記シーブの外方位置であって各カバー板体の四隅のカバー板体間に、開閉自在な棒体を渡して成る、請求項1に記載の巻き込み防止具付き金車とした。
また、請求項3の考案は、前記棒体は一方のカバー板体にその一端をバネにより支持され、当該棒体の他端は他方のカバー板体の四隅の設けた切り欠き溝に嵌合され、当該バネの力に抗する荷重がかかると棒体が折れ曲がって他方のカバー板体から他端が離れて開放箇所が生じる構成とした、請求項2に記載の金車の巻き込み防止具とした。
また、請求項4の考案は、前記2枚のカバー板体が透明又は半透明な部材から構成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の金車の巻き込み防止具とした。
請求項1の考案によれば、金車の巻き込み防止具は金車のシーブ側面の上下左右幅より大きいカバー板体により金車の両側が被われているため、金車のシーブにワイヤ又はロープが出入りする箇所がカバー板体に被われており、作業者の手や指等が前記シーブに巻き込まれる恐れがない。また、当該防止具は極めて簡単な構成であり、製造が容易である。
また、請求項2の考案によれば、また、金車のシーブにワイヤ又はロープを掛ける際は、棒体を動かすことにより相対向するカバー板体間に開放箇所が生じ、この開放箇所からワイヤ又はロープを中に入れてシーブに掛けることができる。シーブからワイヤ又はロープを外す際も同様である。
また、請求項3の考案によれば、各棒体はバネの力により相対向するカバー板体間に渡して当該カバー板体の間を塞いでいるため、バネの力に抗して棒体に力がかかれば容易に折れ曲がり、棒体も先端が他方のカバー板体から離れて当該箇所に開放部が生じる。従って、作業者は容易にワイヤ又はロープをシーブに掛けたり、外したりすることが出来る。
また、請求項4の考案によれば、各カバー板体が透明又は半透明であるため、ワイヤ又はロープがシーブに正しく掛かった状態を外部から確認でき、作業がスムーズに行える。
この考案の実施の形態例1の巻き込み防止具付き金車の正面図である。 この考案の実施の形態例1の巻き込み防止具付き金車の拡大側面図である。 この考案の実施の形態例1の巻き込み防止具付き金車の使用状態を示す正面図である。 この考案の実施の形態例1の巻き込み防止具付き金車を逆さまにした使用状態を示す正面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車の正面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車の拡大側面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車のカバー板体の端部の縦断面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車のカバー板体の端部の棒体を解放状態にした縦断面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車の使用状態を示す斜視図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車のカバー板体の端部の棒体の変形例を示す縦断面図である。 この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車のカバー板体の端部の棒体の変形例における解放状態を示す縦断面図である。 この考案の実施の形態例3の巻き込み防止具付き金車の正面図である。 この考案を装着する金車の正面図である。
(実施の形態例1)
この考案の実施の形態例1の巻き込み防止具付き金車Aを図1〜図4に基づいて説明する。
この巻き込み防止具付き金車Aの基となる金車Eは、図13に示すように、シーブ1の軸2を支持する枠板3、3をシーブ1の両側面を被うように設け、これらの枠板3、3の外側面中央に、各枠板3の上下に達する支持枠体4、4を設け、これらの支持枠体の上端間から支持フック5が突出している。また、前記支持枠体4、4の下端部から、アイボルトから成る補助フック6が取り付けられている。
また、上記支持枠体4の一側上部には、蝶番7を介して扉部8が形成されており、この扉部8を開けて、ワイヤ又はロープ9をシーブ1に掛けるものである。
この金車Eの両側の支持枠体4、4の各外面に四辺形のカバー板体11、11が夫々固定されている。また、前記支持枠体4の蝶番7箇所は、一側のカバー板体11に切り欠き11aが設けられ、外部に露出している。従って、前記扉部8は開閉できる構成となっている。
この各カバー板体11の四辺は前記金車Eのシーブ1の上下、左右より夫々外方まで伸びており、前記金車Bのシーブ1にワイヤ又はロープ9を掛ける箇所は、図3に示すように、その両側がカバー板体11、11で被われている。また、当該巻き込み防止具付き金車Aは支持フック5に支持ロープ10を掛け、この状態で前記シーブ1に掛けたワイヤ又はロープ9を動かして使用する。
また、当該巻き込み防止具付き金車Aの使用方法としては、図4に示すように、鉄塔の脚部15に支持ロープ10を介して支持フック5を支持させ、ワイヤ又はロープ9をシーブ1に掛けて鉄塔の上下方向に昇降させる場合もある。その場合は補助フック6に支線16を掛けて金車Aを逆さまに維持させる。
いずれの場合も、相対向するカバー板体11、11が存在しているため、作業中に前記シーブ1とワイヤ又はロープ9との交差部に作業者の手や指等が入り込む恐れがない。
(実施の形態例2)
次に、この考案の実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車Bを図5〜図9に基づいて説明する。
この巻き込み防止具付き金車Bは、前記巻き込み防止具付き金車Aの各カバー板体11の四隅であって、相対向するカバー板体11、11間に4個の棒体12が設けられている。
これらの各棒体12は、図7に示すように、一端が一方のカバー板体11にバネにより固定され、他端が他方のカバー板体11の四隅に夫々設けられた切り欠き溝13に嵌合して、相対向するカバー板体11、11の間に渡されている。
そして、各棒体12はバネの力に抗して図8に示すように折り曲げることができ、この折り曲げにより他方のカバー板体11から棒体12の他端が離れ、開放箇所が形成される。従って、この巻き込み防止具付き金車Bのシーブ1にワイヤ又はロープ9を掛ける際は、前記棒体12を折り曲げて、開放箇所を設けてカバー板体11の間に入れ、ワイヤ又はロープ9をシーブ1に掛けることができる。
この様にして、図9に示すように、支持ロープ10をフック5に掛けて当該巻き込み防止具付き金車Bを吊るし、ワイヤ又はロープ9をシーブ1に掛けて使用するが、相対向して設けたカバー板体11、11にシーブ1の外周縁箇所が被われ、シーブ1とワイヤ又はロープ9の交差部が外部に露出していないため、作業者の手や指、その他の箇所がシーブ1に巻き込まれる恐れがない。
また、上記各棒体12は、図10〜図11に示すように、ボルト12a及びナット12bから構成されたものでもよい。この場合、前記各カバー板体11の四隅に小孔14を相対向して設け、一方のカバー板体11の小孔14からボルト12aを通して、当該ボルト12aにナット12bを螺着し、ボルト12aの先端を他方のカバー板体11の小孔14に嵌め、前記ナット12bを締め付けることにより、ボルト頭体12cとナット12bとでカバー板体11を挟持し、ボルト12aを固定するものである。
これにより棒体12であるボルト12aは相対向するカバー板体11間に渡される。このボルト12aを開放するには、図11に示すように、前記ナット12bを緩め、ボルト12aをボルト頭体12c側に引っ張り、他方のカバー板体11との間に開放部を設けることができる。
(実施の形態例3)
次に、この考案の実施の形態例3の巻き込み防止具付き金車Cを図12に基づいて説明する。
この巻き込み防止具付き金車Cは実施の形態例2の巻き込み防止具付き金車Bとほぼ同じであるが、相対向するカバー板体11、11が夫々透明な部材でできている。他の構成は同じである。
この巻き込み防止具付き金車Cでは、カバー板体11に金車の両側面が被われているにも関わらず、外部からシーブ1にワイヤ又はロープ9は掛かった状態が視認でき、作業をスムーズに行うことができる。なお、各カバー板体11は半透明であっても良い。
この巻き込み防止具付き金車B、Cは支持ロープにより上から吊り下げて使用するものに限るものではなく、図示は省略したが、巻き込み防止具付き金車Aと同様に、この巻き込み防止具付き金車B、Cを逆さまにして下から支持ロープで支持して使用する際も、当該金車は巻き込み防止効果を有する。
なお、上記実施の形態例ではカバー板体11は四辺形としたが、四辺形に限らず、多角形、円形でも良い。また、このカバー板体11は金車の支持枠の外面に設けるもの出ればよく、金車のシーブの軸を指示する支持板又は支持枠体等の外面に限るものではない。
また、上記実施の形態例では棒体12は一端がバネで一方のカバー板体11に固定したものであるが、図10及び図11のボルト12aでもよく、開閉自在な棒体であれば、他の構成のものでも良い。
A 巻き込み防止具付き金車
B 巻き込み防止具付き金車
C 巻き込み防止具付き金車
D 金車
1 シーブ 2 軸
3 枠板 4 支持枠体
5 支持フック 6 補助フック
7 蝶番 8 扉部
9 ワイヤ又はロープ 10 支持ロープ
11 カバー板体 11a 切り欠き
12 棒体 12a ボルト
12b ナット 12c ボルト頭体
13 切り欠き溝 14 小孔
15 脚部 16 支線

Claims (4)

  1. 金車のシーブの両側各側面を被う支持枠体の両側外面に、前記シーブを被う大きさのカバー板体を夫々固定し、これらの各カバー板体は前記シーブの上下左右幅より大きい上下左右の幅を有して前記支持枠体の両側に相対向して設けられたことを特徴とする、巻き込み防止具付き金車。
  2. 前記シーブの外方位置であって各カバー板体の四隅のカバー板体間に、開閉自在な棒体を渡して成ることを特徴とする、請求項1に記載の巻き込み防止具付き金車。
  3. 前記棒体は一方のカバー板体にその一端をバネにより支持され、当該棒体の他端は他方のカバー板体の四隅に設けた切り欠き溝に嵌合され、当該バネの力に抗する荷重がかかると棒体が折れ曲がって他方のカバー板体から他端が離れて開放箇所が生じる構成としたことを特徴とする、請求項2に記載の金車の巻き込み防止具
  4. 前記2枚のカバー板体が透明又は半透明な部材から構成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の金車の巻き込み防止具。
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