JP2015074538A - エレベータ乗り場ドア装置 - Google Patents

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文彦 佐々木
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Abstract

【課題】保守員が乗り場ドアの開放状態を保持するための作業時に、前かがみ姿勢になることを防止して安全を確保することができるようにしたエレベータ乗り場ドア装置を提供する。【解決手段】乗り場ドア4に、その一端部を回動可能に乗り場ドア4,5に連結し、かつ、その他端部をホールシル6の溝21に嵌め込み可能なドアスットパ18を有する開放状態保持手段を設け、この開放状態保持手段は、その未使用状態で乗り場から見て乗り場ドア4の裏面側に収納し、その使用状態では一端部を回動しながら引き出して他端部のドアストッパー18をホールシル6の溝21に嵌め込んで位置保持して乗り場ドア4,5の開放状態を保持するように構成し、また一端部と他端部間に保守員が体を支えるために使用できる支え部を設けた。【選択図】図5

Description

本発明は、横方向に開閉する乗り場ドアを備えたエレベータ乗り場ドア装置に関する。
通常、横方向に開閉する乗り場ドアを有したエレベータ乗り場ドア装置は、出入り口を塞ぐ乗り場ドアと、乗り場ドアの開閉をガイドするドアレールと、乗り場ドアをドアレールから吊り下げるハンガーと、ドア開閉をガイドするホールシルと、出入口の三方を囲む三方枠により構成されている。従来、エレベータの保守時に保守員がピットへ入出する際には、保守員は乗り場ドアとハンガーとを外部開放手段によって開錠して開放し、ホールシルの溝へドアストッパーを差し込むことによりドアパネルの開放状態を保持し、タラップを使用してピットへ降りていた。また、エレベータの保守時に、ピットへの出入りを補助するために乗り場ドアの裏面にハンドルを付設したエレベータ乗り場ドア装置が知られている(特許文献1参照)。
実開平6−37261号公報
しかしながら、従来のエレベータ乗り場ドア装置では、ドアストッパーをホールシルの溝に差し込む作業が発生し、その作業の際に保守員が前かがみ姿勢となるため、誤って保守員がピットへ転落する危険性があった。これに対して、特許文献1のように乗り場ドアの裏面にハンドルを設けた場合、出入口の幅が広いものではハンドルがタラップから遠く離れた位置関係となるため、保守員がこのハンドルを無理に掴もうとして姿勢を崩すことも考えられ、ピットへ転落する危険性を解消することはできなかった。
本発明の目的は、保守員が乗り場ドアの開放状態を保持するための作業時に、前かがみ姿勢になることを防止して安全を確保することができるようにしたエレベータ乗り場ドア装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、対向して配置した縦周縁部間にパネルを設けて乗り場ドアを構成し、ホールシルに形成した溝に沿って前記乗り場ドアを開閉案内するエレベータ乗り場ドア装置において、前記乗り場ドアに、その一端部を回動可能に前記乗り場ドアに連結し、その他端部を前記ホールシルの前記溝に嵌め込み可能なドアスットパを有する開放状態保持手段を設け、前記開放状態保持手段は、その未使用状態で前記乗り場から見て前記乗り場ドアの裏面側に収納し、その使用状態では前記一端部を回動しながら引き出して前記他端部の前記ドアストッパーを前記ホールシルの前記溝に嵌め込んで位置保持して前記乗り場ドアの開放状態を保持するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、保守時に必要な作業である乗り場ドアの開放状態を保持するために設けた開放状態保持手段を引き出して使用する構成にしたため、収納状態では美観性を損なうことなく、また使用時にホールシルの溝にドアスットパを嵌め込むとき保守員のピット側には開放状態保持手段の一部が存在することになり、従来のように保守員の前方に何もない状態ではなくなるので、バランスが崩れた場合には、開放状態保持手段の一部を掴んで姿勢を安定させることができ、転落事故を確実に防止することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記開放状態保持手段は、前記乗場ドアの固定縦周縁部に前記一端部を回動可能に連結した可動縦周縁部と、前記可動縦周縁部に対して回動可能に設けられ前記他端部に前記ドアストッパーを取り付けたドアストッパーポールとを有し、前記可動縦周縁部および前記ドアストッパーポールとを有して保守員が体を支えるために使用できる支え部を構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、ホールシルに形成されている溝に沿って乗り場ドアを開閉する構成を活用し、この溝に開放状態保持手段の端部であるドアストッパーを嵌め込んで保持することによって、開放状態保持手段の一部である可動縦周縁部やストッパーポールなどの支え部を保守員が掴んで自分の体を支えることができるように配置できる。この支え部は、乗り場ドアの開放状態を保持させる作業中だけでなく、ピットへの出入り時にも保守員が掴むことができるので、体が不自然な姿勢にならないようにさせることできる。こうして保守作業時の安全性を一層向上することができる。
本発明によるエレベータ乗り場ドア装置によれば、保守時に必要な作業である乗り場ドアの開放状態を保持するために設けた開放状態保持手段を引き出して使用する構成にしたため、収納状態では美観性を損なうことなく、また使用時にホールシルの溝にドアスットパを嵌め込むとき保守員のピット側には開放状態保持手段の一部が存在することになり、従来のように保守員の前方に何もない状態ではなくなるので、バランスが崩れた場合には、開放状態保持手段の一部を掴んで姿勢を安定させることができ、転落事故を確実に防止することができる。
本発明の一実施の形態によるエレベータ乗り場ドア装置を乗りかご側から見た定常状態を示す正面図である。 図1のエレベータ乗り場ドア装置を乗り場側から見た定常状態を示す正面図である。 図1に示したエレベータ乗り場ドア装置の要部を示す斜視図である。 図3に示したエレベータ乗り場ドア装置を乗りかご側から見た定常状態を示す正面図である。 図1に示したエレベータ乗り場ドア装置の保守時の状態を示す正面図である。 図5に示したエレベータ乗り場ドア装置の要部を示す斜視図である。 保守時に保守員がピット内へ降りるときに使用するタラップの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態によるエレベータ乗り場ドア装置の定常状態を乗りかご側および乗り場側から見た正面図である。
エレベータ乗り場ドア装置は、出入口の上方部壁面に固定したドアレール1と、このドアレール1に沿って横方向に移動可能なハンガー2,3と、出入り口を塞ぐようにハンガー2,3に吊り下げられた乗り場ドア4,5と、出入り口の下方に固定されて乗り場ドア4,5の下部を開閉方向に案内するホールシル6と、図2に示すように出入り口の三方を囲む三方枠7とを有して構成されている。
図3は、図1に示した乗り場ドア4の斜視図である。
乗り場ドア4は、四方を囲むように位置した縦周縁部8,9と横周縁部10,11と、各周縁部の一方側面を塞いだパネル12とを有して構成されている。縦周縁部のうちの中央側つまり乗り場ドア5側に位置した縦周縁部9は、固定縦周縁部13と、ハンドル部14とを有し、両者がヒンジ15で連結されている。定常状態でハンドル部14は、ヒンジ15によって固定縦周縁部9に対してほぼ直線的に伸びた位置に保持されており、下部の横周縁部10と釈放可能に結合されている。従って、ハンドル部14の下方側端は、図示のように横周縁部10から引き離す方向に移動して釈放することができ、その後も、ヒンジ15を中心にして回動することができる構成となっている。
図4は、図3に示した乗り場ドア4の正面図である。
固定縦周縁部13へヒンジ15によって連結したハンドル部14は、通常、他方の縦周縁部8側を開いたほぼコ字状に形成されており、この構造を生かして形成された収納部内には、ハンドル部14の下端部に軸16によって可回転的に連結したストッパーポール17と、このストッパーポール17の図示の上方となった自由端側に取り付けたドアストッパー18とが収納されている。ドアストッパー18は、アルミニウムなどの金属で構成されているホールシル6に形成した溝に挿入したとき、溝内で滑りにくくして溝内に位置保持するため、ゴムや樹脂どの材質で構成されている。
上述したハンドル部14とストッパーポール17などから乗り場ドア4,5の開放状態を保持する開放状態保持手段が構成され、この開放状態保持手段の一端部は乗り場ドア4を構成している固定縦周縁部13へ回動可能に連結され、また開放状態保持手段の他端部はその使用状態でホールシル6に形成した溝に嵌め込んで保持する構成となっている。また開放状態保持手段の一端部と他端部との間には、詳細を後述するがハンドル部14やストッパーポール17などで支え部を構成している。
このような開放状態保持手段を有する乗り場ドア4を図2に示した乗り場側から見ると、開放状態保持手段の収納状態では、固定縦周縁部13、ヒンジ15、ストッパーポール17、ドアストッパー18などは隠されており、表面的には従来と全く同じ側板12のみが見えるだけである。従って、新たに追加された固定縦周縁部13、ヒンジ15、ストッパーポール17、ドアストッパー18などの開放状態保持手段によって乗り場ドア4の美観性が損なわれることはない。また、乗り場ドア4は通常構成においてかごドアと共に開閉するよう構成されているため、乗りかご内の乗客が見ても上述した部分は隠されており、乗りかご内および乗り場ドア4の美観性が損なわれることはない。
次に、上述したエレベータ乗り場ドア装置を使用して行う保守について、図5および図6を用いて説明する。
定常状態において、ストッパーポール17などの開放状態保持手段は図4に示したようにハンドル部14の収納部内に収納されており、乗り場ドア4の一部のようになっている。先ず保守員は、乗り場ドア4,5を開錠して図5に示すように開放状態とする。その後、保守員は、開放状態保持手段を使用状態とする。先ず、ハンドル部14の上部を抑えながらハンドル部14の下端部を掴んでヒンジ15を中心にして実線で示す矢印19のように回動させる。この回動によってハンドル部14の下端側は、乗り場ドア4,5の対向部に形成されている空間部側へと移動させられる。保守員は、ハンドル部14をほぼ水平な状態になるまで回動する。
次いで、保守員は、ハンドル部14をほぼ水平な状態に保持しながら、ハンドル部14内の収納部内に格納しておいたストッパーポール17の左方に位置している自由端側を掴み、ハンドル部14とストッパーポール17とを連結している軸16を中心にしてトッパーポール17を点線で示す矢印20で示すように回動する。このときのストッパーポール17の回動は、ハンドル部14のほぼ水平な状態において自重で行われるものであっても良い。いずれの場合も保守員は、ストッパーポール17を直立状態にする。
図6は、このときの状態を示す斜視図であり、ハンドル部14はホールシル6の上方部でほぼ平行に位置されており、ストッパーポール17はハンドル部14とホールシル6とを橋渡しするようにほぼ鉛直に直立している。このとき、ハンドル部14がホールシル6の上方部で同方向に延びているため、ストッパーポール17の下端に取り付けたドアストッパー18は、ホールシル6に形成されている溝21の付近に位置している。そこで保守員は、ドアストッパー18をホールシル6に形成されている溝21内に嵌め込む。このドアストッパー18は、上述したようにゴムや樹脂どの材質で構成されているため、溝21内にしっかりと位置保持されることになる。
このように乗り場ドア4,5を開放状態にし確実に同開放状態を保持するために、収納状態にあった開放状態保持手段を引き出すと、同一のホールシル6に形成されている溝21に沿って乗り場ドア4,5を開閉する構成を活用して、この溝21に開放状態保持手段の端部であるドアストッパー18を嵌め込んで保持することができる。対向配置した他の乗り場ドア5との間で、かつホールシル6の上方部で同方向に延びたハンドル部14が配置されるようにしているため、仮に乗り場ドア4,5が閉じる方向に移動したとしても、乗り場ドア4,5はドアストッパー18またはハンドル部14に接触して阻止され、乗り場ドア4,5が保守中に閉じられることはなく開放状態を確実に保持させることができる。
しかも、この引き出し作業中に、開放状態保持手段の一部、つまりハンドル部13やストッパーポール17などが保守員の前面側に引き出されて位置されるため、これらが保守員のピットへの転落を阻止する働きをする。従来の乗り場ドア装置では、単にストッパーをホールシル6に形成されている溝21に嵌め込むだけであったため、作業中の保守員の前面には保護となるものは何もなく、前かがみ姿勢の保守員がピットに転落する危険があった。しかし、ここでは前かがみとなる作業中には既にハンドル部13やストッパーポール17などが保守員の前面に位置しているので、バランスが崩れた場合には、ハンドル部13やストッパーポール17など掴んで姿勢を安定させることができ、転落事故を確実に防止することができる。
特に、図5に示すように開放状態の乗り場ドア4,5間が広く開いている場合、保守員の前面に何もないと、前かがみ姿勢で作業をすると、ピット側へ転落する危険が増大するが、図示のように保守員の前面側に開放状態保持手段の一部、つまりハンドル部13やストッパーポール17などが位置するため、バランスが崩れたときに保守員は、ハンドル部13やストッパーポール17など掴んで姿勢を安定させることができので、保守員の安全性を一層高めることができる。
次に、保守員は、図7に示すように出入り口近くの昇降路内にタラップ22を配置し、このタラップ22を使用してピットに入って保守作業を行う。このとき保守員は、ピットへの出入りに際して転落の原因になるような前かがみになることなく、体を適度に支えながら移動できるのが望ましい。
保守員は、ピット内に転落することがないように注意しながらタラップ22を降りるが、その近傍には、保守中に乗り場ドア4,5を開放状態に保持する開放状態保持手段が存在するため、その一部であるハンドル部14やストッパーポール17などの支え部を保守員が掴んで自分の体を支えることができる。特に、支え部を構成するドアストッパーポール17は開放状態の乗り場ドア4,5間に位置するため、ドアストッパーポール17を掴むことによって保守員が不安定な姿勢になることは無い。しかも、ストッパーポール17の位置は、ハンドル部14の長さによってある程度変更することができるので、保守員の安全性の面から位置を容易に調整することができる。こうして安定した姿勢を保持しながら、またストッパーポール17を掴みながら、タラップ22を使用してピットに降りることができる。
また、ピット作業が終了した後も保守員は、ピットからタラップ22を使用して上ってきた後、出入り口へと戻ってくるが、このときも出入り口付近でストッパーポール17等の支え部を掴みながら体を支えることができる。
尚、上述した実施の形態で開放状態保持手段は、ハンドル部14を固定縦周縁部13と同一形状のものとしているが、異なる形状であっても良い。また上述した開放状態保持手段は、その収納状態でハンドル部14の収納部内に収納する構成としているが、縦周縁部8,9間に位置するパネル12の裏面側を活用して収納した構成とし、開放状態保持手段の一端部は回動可能に乗り場ドアに連結し、開放状態保持手段の他端部はホールシル6の溝21に嵌め込み可能な構造としても良い。乗り場ドア4,5としては、二枚を使用して開放状態の隙間が比較的大きな乗り場ドア装置に適用するのが効果的だが、一枚の乗り場ドア4を使用した構成においても適用できる。
いずれの構成の場合も、その一端部を回動可能に乗り場ドア4,5に連結し、その他端部をホールシル6の溝21に嵌め込み可能なドアスットパ18を有して開放状態保持手段を構成し、この開放状態保持手段は、その未使用状態で乗り場から見て乗り場ドア4,5の裏面側に収納し、その使用状態では一端部を回動しながら引き出して他端部のドアスットパ18をホールシル6の溝21に嵌め込んで位置保持して乗り場ドア4,5の開放状態を保持するように構成し、また一端部と他端部間に保守員が体を支えるために使用する支え部を設けて構成すれば良い。この支え部を構成するハンドル部14やストッパーポール17などは、使用状態で保守員が手で掴んだりして体を支えたりするために都合の良い形状と位置を決定すると良い。こうして、開放状態保持手段は、図示の構造に限らず種々の構成のものを採用することができる。
以上説明したように本発明は、対向して配置した縦周縁部8,9間にパネル12を設けて乗り場ドア4,5を構成し、ホールシル6に形成した溝21に沿って前記乗り場ドア4,5を開閉案内するエレベータ乗り場ドア装置において、前記乗り場ドア4に、その一端部を回動可能に前記乗り場ドア4,5に連結し、その他端部を前記ホールシル6の前記溝21に嵌め込み可能なドアスットパ18を有する開放状態保持手段を設け、前記開放状態保持手段は、その未使用状態で前記乗り場から見て前記乗り場ドア4の裏面側に収納し、その使用状態では前記一端部を回動しながら引き出して前記他端部の前記ドアストッパー18を前記ホールシル6の前記溝21に嵌め込んで位置保持して前記乗り場ドア4,5の開放状態を保持するように構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、保守時に必要な作業である乗り場ドアの開放状態を保持するために設けた開放状態保持手段を引き出して使用する構成にしたため、収納状態では美観性を損なうことなく、また使用時にホールシル6の溝21にドアスットパ18を嵌め込むとき保守員のピット側には開放状態保持手段の一部が既に存在することになり、従来のように保守員の前方に何もない状態ではなくなるので、これによって保守員が前かがみ姿勢になってピットへの転落する事故を防ぐことができる。
従来の乗り場ドア装置では、単にストッパーをホールシル6に形成されている溝21に嵌め込むだけであったため、作業中の保守員の前面には保護となるものは何もなく、前かがみ姿勢の保守員がピットに転落する危険があった。しかし、ここでは前かがみとなる作業中には既にハンドル部13やストッパーポール17などが保守員の前面に位置しているので、バランスが崩れた場合には、ハンドル部13やストッパーポール17などを掴んで姿勢を安定させることができ、転落事故を確実に防止することができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記開放状態保持手段は、前記乗場ドア4の固定縦周縁部13に前記一端部を回動可能に連結したハンドル部14と、前記ハンドル部14に対して回動可能に設けられ前記他端部に前記ドアストッパー18を取り付けたドアストッパーポール17とを有し、前記ハンドル部14および前記ドアストッパーポール17とによって保守員が体を支えるために使用できる支え部を構成したことを特徴とする。
このような構成によれば、ホールシル6に形成されている溝21に沿って乗り場ドア4を開閉する構成を活用し、この溝21に開放状態保持手段の端部であるドアストッパー18を嵌め込んで保持することによって、開放状態保持手段の一部であるハンドル部14やストッパーポール18などの支え部を保守員が掴んで自分の体を支えることができるように配置できる。この支え部は、乗り場ドアの開放状態を保持させる作業中だけでなく、ピットへの出入り時にも保守員が掴むことができるので、体が不自然な姿勢にならないようにさせることできる。こうして保守作業時の安全性を一層向上することができる。
4,5 乗り場ドア
6 ホールシル
9 縦周縁部
13 固定縦周縁部
14 可動縦周縁部
17 ドアスットパポール
18 ドアストッパー

Claims (2)

  1. 対向して配置した縦周縁部間にパネルを設けて乗り場ドアを構成し、ホールシルに形成した溝に沿って前記乗り場ドアを開閉案内するエレベータ乗り場ドア装置において、
    前記乗り場ドアに、その一端部を回動可能に前記乗り場ドアに連結し、その他端部を前記ホールシルの前記溝に嵌め込み可能なドアスットパを有する開放状態保持手段を設け、前記開放状態保持手段は、その未使用状態で前記乗り場から見て前記乗り場ドアの裏面側に収納し、その使用状態では前記一端部を回動しながら引き出して前記他端部の前記ドアストッパーを前記ホールシルの前記溝に嵌め込んで位置保持して前記乗り場ドアの開放状態を保持するように構成したことを特徴とするエレベータ乗り場ドア装置。
  2. 前記開放状態保持手段は、前記乗場ドアの固定縦周縁部に前記一端部を回動可能に連結した可動縦周縁部と、前記可動縦周縁部に対して回動可能に設けられ前記他端部に前記ドアストッパーを取り付けたドアストッパーポールとを有し、前記可動縦周縁部および前記ドアストッパーポールとによって保守員が体を支えるために使用可能な支え部を構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗り場ドア装置。
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