JP6698039B2 - バス用トランク扉のガード器具 - Google Patents
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Description
そのトランクRへの荷物の積み下ろしを行う場合には、バス側面の一部を成すバス用トランク扉1をスライド移動させるように引き上げて、トランクRを開くようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、バス用トランク扉1はバス側面の一部を成しているので、バス用トランク扉1の下縁にクッション材などを取り付けることは容易ではなかった。
一端部がそれぞれトランクの左右の内側壁に軸着され、他端部がバス用トランク扉に軸着されている一対の第1アームと、前記一対の第1アームの一端部よりも下方で前記トランクの左右の内側壁に一端部がそれぞれ軸着され、他端部が前記一対の第1アームの他端部よりも下方で前記バス用トランク扉に軸着されている一対の第2アームと、によって構成された平行リンクにより、車両側面と略平行に昇降される前記バス用トランク扉と同期して作動するバス用トランク扉のガード器具であって、
前記ガード器具は、
前記一対の第2アームに固定されている一対の固定具と、
横棒部と、前記横棒部と交差する向きにその横棒部の両端に設けられた両端腕部とを有し、その両端腕部がそれぞれ前記一対の固定具に揺動可能に軸支されている保護棒部材と、
前記一対の固定具に固設され、前記バス用トランク扉との間に前記保護棒部材を挟む配置にあるストッパーと、
を備えており、
前記バス用トランク扉が下降されて前記トランクが閉じられた状態では、前記保護棒部材と前記ストッパーとは離間した配置にあり、前記保護棒部材は垂下された向きで前記トランク内に収容されように構成され、
前記バス用トランク扉が上昇されて前記トランクが開かれた状態では、前記保護棒部材は前記ストッパーによって押し上げられ、前記横棒部が前記バス用トランク扉の下縁に沿って配されるように構成されるようにした。
つまり、このガード器具は、バス用トランク扉が上昇されてトランクが開かれた状態で、バス用トランク扉の下縁に沿って保護棒部材の横棒部を配するようにすることで、トランク扉の下縁ではなく横棒部と接触させるようにして、バス用トランク扉の下縁へ頭などの身体をぶつけてしまうのを防ぐことを可能にする。
前記横棒部は、断面視略円形を呈するように構成する。
こうすることで、丸みを帯びた形状の横棒部に頭をぶつけてしまっても、角張ったバス用トランク扉の下縁に頭をぶつけた際のような大きなダメージを受けることはない。
前記横棒部の周面には、クッション材が配設されているようにする。
保護棒部材の横棒部にクッション材が配設されていれば、そこに頭をぶつけてもダメージを受けることはない。
バス用トランク扉1は、バスBに設けられているトランクRを開閉する扉であり、トランクRが閉じられた状態で、バス用トランク扉1はバスの車両側面の一部を成している。
なお、バス用トランク扉1には、その開扉を補助する機能を有するガスダンパー(図示省略)が備えられており、バス用トランク扉1の錠止を解いた後に把手2を掴んでバス用トランク扉1を引き上げると、ガスダンパーの反発力によってバス用トランク扉1が上昇されるようになっている。
横棒部41と両端腕部42には、例えば、アルミニウム製のパイプが用いられている。
この保護棒部材40は、一本のアルミパイプを折り曲げて形成したものでも、一本のアルミパイプの両端に二本のアルミパイプを接続して形成したものでもよい。
クッション材43には、例えば、ウレタン樹脂や軟質ゴムなどの軟らかい材料が用いられている。
このストッパー50は、保護棒部材40が固定具30に軸支されている箇所とは、第2アーム20を挟んだ反対側の箇所に固設されている。
また、図2(a)(b)に示すように、バス用トランク扉1が上昇されてトランクRが開かれた状態では、保護棒部材40はストッパー50によって押し上げられ、クッション材43が設けられている横棒部41がバス用トランク扉1の下縁に沿って配されるようになっている。
第2アーム20が回動する過程で、第2アーム20の一端部21よりも他端部22が高くなるあたり(あるいは、第2アーム20の一端部21よりも固定具30が高くなるあたり)において、保護棒部材40とストッパー50とが接触するようになっており、さらに第2アーム20が回動すると、保護棒部材40はストッパー50によって押し上げられるようになる。
また、バス用トランク扉1を閉じてトランクRが閉じられている状態では、ガード器具100はトランクR内に収容されるので、バスの走行の妨げになるようなことはない。
横棒部41に警告色が塗装されていれば、バス用トランク扉1を開いた際に視認可能に露出される横棒部41を意識するようになり、バス用トランク扉1への衝突防止に注意が向かうので、こうすることでもバス用トランク扉1の下縁へ身体をぶつけるのを防ぐことが可能になる。
2 把手
10 第1アーム
11 一端部
12 他端部
20 第2アーム
21 一端部
22 他端部
30 固定具
31 Uボルト
32 ナット
40 保護棒部材
41 横棒部
42 両端腕部
43 クッション材
50 ストッパー
100 ガード器具(バス用トランク扉のガード器具)
R トランク
W 内側壁
B バス(バス車両)
Claims (3)
- 一端部がそれぞれトランクの左右の内側壁に軸着され、他端部がバス用トランク扉に軸着されている一対の第1アームと、前記一対の第1アームの一端部よりも下方で前記トランクの左右の内側壁に一端部がそれぞれ軸着され、他端部が前記一対の第1アームの他端部よりも下方で前記バス用トランク扉に軸着されている一対の第2アームと、によって構成された平行リンクにより、車両側面と略平行に昇降される前記バス用トランク扉と同期して作動するバス用トランク扉のガード器具であって、
前記ガード器具は、
前記一対の第2アームに固定されている一対の固定具と、
横棒部と、前記横棒部と交差する向きにその横棒部の両端に設けられた両端腕部とを有し、その両端腕部がそれぞれ前記一対の固定具に揺動可能に軸支されている保護棒部材と、
前記一対の固定具に固設され、前記バス用トランク扉との間に前記保護棒部材を挟む配置にあるストッパーと、
を備えており、
前記バス用トランク扉が下降されて前記トランクが閉じられた状態では、前記保護棒部材と前記ストッパーとは離間した配置にあり、前記保護棒部材は垂下された向きで前記トランク内に収容されように構成され、
前記バス用トランク扉が上昇されて前記トランクが開かれた状態では、前記保護棒部材は前記ストッパーによって押し上げられ、前記横棒部が前記バス用トランク扉の下縁に沿って配されるように構成されていることを特徴とするバス用トランク扉のガード器具。 - 前記横棒部は、断面視略円形を呈することを特徴とする請求項1に記載のバス用トランク扉のガード器具。
- 前記横棒部の周面には、クッション材が配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバス用トランク扉のガード器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017020005A JP6698039B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | バス用トランク扉のガード器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017020005A JP6698039B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | バス用トランク扉のガード器具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018127038A JP2018127038A (ja) | 2018-08-16 |
JP6698039B2 true JP6698039B2 (ja) | 2020-05-27 |
Family
ID=63171961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017020005A Active JP6698039B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | バス用トランク扉のガード器具 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6698039B2 (ja) |
-
2017
- 2017-02-07 JP JP2017020005A patent/JP6698039B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2018127038A (ja) | 2018-08-16 |
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