JP3233514U - 陳列台 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した陳列を行うことができると共に、有効な訴求効果を発揮することができる陳列台を提供する。【解決手段】紙製の陳列台1は組立形態F1と折畳形態との間で変形する。陳列台は、前後方向に対向する一対の脚壁2と、三角柱状に形成される二対の支柱部3と、開口部21が穿設され、左右方向に対向する一対の側壁4と、一対の脚壁の上端部の間に架設され、二対の支柱部に支持される上段棚板5と、一対の側壁の開口部の下縁部を支点にして回動可能に設けられる下段棚板6と、を備え、折畳形態に変形させる場合、上段棚板は上方に突き出すように折り返され、下段棚板は跳ね上げられ、各々の側壁は、折込線L5に沿って下段棚板と共に内側に折り込まれ、各々の内側面部17を支柱屈曲線L12に沿って内向きに屈曲させて各々の支柱部を押し潰すことで一対の脚壁を互いに近接させる。【選択図】図1

Description

本考案は、折り畳まれて平坦になる折畳形態と、自立して商品の陳列に供される組立形態との間で変形可能に設けられる紙製の陳列台に関する。
折り畳み可能な厚紙製陳列台が知られている(特許文献1)。この厚紙製陳列台では、対向する妻壁がヒンジを軸に内側へ窪むように谷折りされながら対向する側壁を接近させ、棚板が跳ね上げられることで折畳状態にされていた。折畳状態から組み立てる場合、対向する側壁が引き離されることで、対向する妻壁の折り曲げが伸ばされ、棚板が下方へ揺動する。これにより、対を成す側壁および妻壁が角筒状の枠体を構成し、棚板が枠体の上部にセットされる。
特開2019−98140号公報
上記した厚紙製陳列台では、側壁と妻壁とで構成された枠体が棚板に載せられた商品の荷重を支えていた。棚板に載せる商品が、例えば、複数の飲料缶を収容したケース等の重量物である場合、上記した厚紙製陳列台の枠体では、重量物を支えるために必要な圧縮強度を確保することが困難であった。仮に、枠体が必要な圧縮強度を備えていたとしても、棚板が枠体の上部にのみ設けられていたため、重量物を棚板に載せると、横方向に揺れて不安定になることがあった。
ところで、商品のパッケージには、商品のロゴやイラスト等の情報が表示されており、陳列することで広告として機能することがある。広告機能の実効性を高めるには、棚板に多数の商品を陳列することが好ましい。しかしながら、上記した厚紙製陳列台では、棚板は枠体の上部に設けられた1つのみであり、圧縮強度や安定性を考慮すると多数の商品を積み上げることができないこともあった。
また、少なくなった商品を棚板に補充するための在庫品を枠体の内部に収容することがある。仮に、枠体の内部に収容した商品も広告機能を発揮することができれば、顧客への高い訴求効果を期待することができる。しかしながら、枠体の内部に収容された商品は外部からは目視することができず、顧客への訴求効果を発揮することがなかった。
本考案は、上記事情を考慮し、安定した陳列を行うことができると共に、有効な訴求効果を発揮することができる陳列台を提供する。
本考案は、自立して商品の陳列に供される組立形態と、折り畳まれて平坦になる折畳形態との間で変形可能に設けられる紙製の陳列台であって、前記組立形態において第1方向に対向して配置される一対の脚壁と、一対の前記脚壁において第1方向に直交する第2方向の両側に設けられ、前記組立形態において上下方向に延在する三角柱状に形成される二対の支柱部と、開口部が穿設され、前記支柱部を介して一対の前記脚壁に連結され、前記組立形態において第2方向に対向して配置される一対の側壁と、前記組立形態において一対の前記脚壁の上端部の間に架設され、二対の前記支柱部に支持される上段棚板と、前記組立形態において一対の前記側壁の前記開口部の下縁部の間に架設され、少なくとも一方の前記開口部の下縁部を支点にして回動可能に設けられる下段棚板と、を備え、各々の前記支柱部の内側面部には、上下方向に伸長する支柱屈曲線が形成され、各々の前記側壁および前記側壁と同一面上に跳ね上げられた前記下段棚板には、上下方向に伸長する折込線が形成され、前記組立形態から前記折畳形態に変形させる場合、前記上段棚板は第2方向に延びた上段折線に沿って上方に突き出すように折り返され、または少なくとも一方の前記脚壁との境界を支点に跳ね上げられ、前記下段棚板は少なくとも一方の前記開口部の下縁部を支点に跳ね上げられ、各々の前記側壁は、前記折込線に沿って前記下段棚板と共に内側に折り込まれ、各々の前記内側面部を前記支柱屈曲線に沿って内向きに屈曲させて各々の前記支柱部を押し潰すことで一対の前記脚壁を互いに近接させる。
この場合、各々の前記支柱部は、平面から見て直角三角形状に形成され、斜辺となる傾斜面部を第2方向の外側に向けた姿勢で設けられ、各々の前記側壁は、前記開口部を有する側本体部と、前記側本体部の第1方向の両端に連設され、前記傾斜面部に接合される一対の接続片と、を有し、前記組立形態において、各々の前記接続片は前記側本体部に対して第2方向の外側に折り曲げられてもよい。
この場合、前記上段棚板は、前記上段折線を介して連設される一対の折曲天板と、一対の前記折曲天板の上面に固定され、前記組立形態において前記上段折線の上で互いに噛み合う凹凸部を有する一対の噛合天板と、を有し、前記組立形態から前記折畳形態に変形させる場合、一対の前記折曲天板は前記上段折線に沿って上方に突き出すように折り返され、一対の前記噛合天板の前記凹凸部は噛み合いを解除され、前記凹凸部の凸部分は折り返された一対の前記折曲天板の頂点よりも上方に延設されてもよい。
この場合、一対の前記側壁の少なくとも一方の下部に取り付けられ、前記組立形態において前記下段棚板を支持する下段支持部を更に備え、前記下段棚板は、一方の前記開口部の下縁部を支点に回動可能に設けられ、下層係合部が設けられ、前記組立形態において前記下段支持部に当接する下層板と、他方の前記開口部の下縁部を支点に回動可能に設けられ、前記組立形態において前記下層板の上に積層され、前記下層係合部に係合する上層係合部が設けられる上層板と、を有してもよい。
この場合、各々の前記脚壁は、脚開口部が穿設される脚本体部と、前記脚本体部の第2方向の両端に連設され、内側に巻き込むように折り曲げられ、先端部を前記脚本体部に接合することで前記支柱部を形成する一対の支柱片と、を有してもよい。
本考案によれば、安定した陳列を行うことができると共に、有効な訴求効果を発揮することができる。
本考案の一実施形態に係る陳列台(組立形態)を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台(折畳形態)を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の脚壁等のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の一方の側壁等のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の他方の側壁等のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の折曲天板のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の噛合天板のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の下段支持部のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の組立を説明する分解斜視図である。 図1のX−X断面図である。 図2のXI−XI断面図である。 図2のXII−XII断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。前後方向(第1方向)、左右方向(第2方向)および上下方向は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、陳列台を使用する状態での方向や位置を基準にしている。
[陳列台]
図1ないし図8を参照して、陳列台1について説明する。図1は陳列台1(組立形態F1)を示す斜視図である。図2は陳列台1(折畳形態F2)を示す斜視図である。図3は脚壁2等のブランク2Aを示す平面図である。図4は一方の側壁4等のブランク4Aを示す平面図である。図5は他方の側壁4等のブランク4Bを示す平面図である。図6は折曲天板30のブランク5Aを示す平面図である。図7は噛合天板31のブランク5Bを示す平面図である。図8は下段支持部7のブランク7Aを示す平面図である。
陳列台1は、例えば、段ボールシート等の紙製で構成されている。陳列台1は、自立して商品(図示せず)の陳列に供される組立形態F1(図1参照)と、折り畳まれて平坦になる折畳形態F2(図2参照)との間で変形可能に設けられている。陳列台1には上下二段の棚板5,6が設けられており、組立形態F1に変形された陳列台1は棚板5,6に商品を陳列した状態で店頭に設置される(図1参照)。陳列台1は、例えば、複数の飲料缶等を収容したケース等、重量のある商品の陳列にも対応している。棚板5,6には、複数の商品を段積みして置くこともできる。なお、商品の形状、大きさ、並べ方等は、上記に限らず、自由に変更してもよい。
図1および図2(適宜、後述する図10等も参照)に示すように、陳列台1は、一対の脚壁2と、二対の支柱部3と、一対の側壁4と、上下二段の棚板5,6と、一対の下段支持部7と、を備えている。なお、以下の説明では、形態について明記した場合を除いて、組立形態F1に変形した陳列台1を基準にして説明する。また、本明細書では、説明の便宜上、上段に位置する棚板5を「上段棚板5」と呼び、下段に位置する棚板6を「下段棚板6」と呼び、上段棚板5と下段棚板6とで共通する説明では単に「棚板5,6」と呼ぶこととする。また、一対の脚壁2は同一構造であるため、本明細書では、特に明記した場合を除いて、1つの脚壁2について説明する。これと同様に、1つの支柱部3、1つの側壁4および1つの下段支持部7について説明する。
一対の脚壁2は、前後方向(第1方向)に対向して配置されている。二対の支柱部3は、一対の脚壁2において左右方向(第2方向)の両側に設けられている。各支柱部3は、上下方向に延在する三角柱状に形成されている。一対の側壁4は、支柱部3を介して一対の脚壁2に連結され、左右方向に対向して配置されている。各脚壁2には脚開口部11が穿設され、各側壁4には開口部21が穿設されている。上段棚板5は一対の脚壁2の上端部の間に架設され、下段棚板6は一対の側壁4の開口部21の下縁部の間に架設されている。上段棚板5は、一対の折曲天板30の上に一対の噛合天板31を積層した二重壁となっている。下段棚板6は、下層板40の上に上層板41を積層した二重壁となっている。一対の下段支持部7は、一対の側壁4の下部に取り付けられている。なお、脚壁2と側壁4との表面は、商品の説明や広告等の情報を提示するための提示面とされている(図示せず)。
脚壁2と一対の支柱部3とは、一体に形成されており、一枚のブランク2A(図3参照)を適宜折り曲げる等することで組み立てられる。一方(図1等では左方)の側壁4と下層板40とは、一体に形成されており、一枚のブランク4A(図4参照)を適宜折り曲げる等することで組み立てられる。他方(図1等では右方)の側壁4と上層板41とは、一体に形成されており、一枚のブランク4B(図5参照)を適宜折り曲げる等することで組み立てられる。一対の折曲天板30はブランク5A(図6参照)から構成され、一対の噛合天板31はブランク5B(図7参照)から構成される。下段支持部7は、ブランク7A(図8参照)を適宜折り曲げる等することで組み立てられる。各々のブランク2A,4A,4B,5A,5B,7Aは、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(図2も参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図3ないし図8は、表ライナ9B側を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[脚壁等のブランク]
図3に示すように、脚壁2等のブランク2Aは、脚本体部10と、一対の支柱片15と、を備えている。なお、一対の支柱片15は脚本体部10を中心に線対称に形成されているため、以下、1つの支柱片15について説明する。
<脚本体部>
脚本体部10は、段方向(上下方向)を長辺とする略長方形状の外形を有している。脚本体部10の中央領域には脚開口部11が穿設され、脚本体部10は矩形環状に形成されている。脚開口部11は、段方向を長辺とする略長方形状の穴である。脚開口部11の上下両縁部には、それぞれ、2本の第1折返し線L10を介して脚補強片12が連設されている。上下一対の脚補強片12は、脚開口部11の上下両側を埋めるような略長方形状に形成されている。2本の第1折返し線L10は段ボールシートの厚み程度の間隔をあけて流れ方向に略平行に伸長し、2本の第1折返し線L10の間には第1額縁部13が形成されている。脚本体部10の上端には、上段ヒンジ線L11を介して棚連結片14が連設されている。棚連結片14は、基端から先端に向かって徐々に幅狭くなる略台形状に形成されている。
<支柱片>
一対の支柱片15は、脚本体部10の流れ方向(第2方向)の両端に連設されている。支柱片15は、傾斜面部16と、内側面部17と、接合面部18と、を有している。傾斜面部16は、第1折曲線L1を介して脚本体部10の流れ方向の端部に連設されている。内側面部17は、第2折曲線L2を介して傾斜面部16の流れ方向の先端に連設されている。接合面部18は、第3折曲線L3を介して内側面部17の流れ方向の先端に連設されている。傾斜面部16、内側面部17および接合面部18は、この順に段階的に流れ方向の幅が狭くなり、且つ脚本体部10と同一高さにされた略長方形状に形成されている。内側面部17には、上下方向に伸長する支柱屈曲線L12が形成されている。支柱屈曲線L12は、第3折曲線L3から段ボールシートの厚み程度の間隔をあけて第3折曲線L3と略平行に形成されている。
なお、第1折返し線L10は段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線であり、上段ヒンジ線L11、第1〜第3折曲線L1〜L3および支柱屈曲線L12は汎用罫線上に複数の切目を入れたリード罫である。上記した第1折返し線L10等は、汎用罫線やリード罫に限らず、例えば、ミシン目等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[一方の側壁等のブランク]
図4に示すように、一方の側壁4等のブランク4Aは、側本体部20と、下層板40と、一対の接続片25と、を備えている。なお、一対の接続片25は側本体部20を中心に線対称に形成されているため、以下、1つの接続片25について説明する。
<側本体部>
側本体部20は、流れ方向(上下方向)を長辺とする略長方形状の外形を有している。側本体部20の中央領域には開口部21が穿設され、側本体部20は上下一対の長方形状の領域に分断されている。開口部21は、流れ方向を長辺とする略長方形状の穴である。開口部21の上縁部には、2本の第2折返し線L20を介して一対の側補強片22が連設されている。各側補強片22は略長方形状に形成され、一対の側補強片22は段方向の略中央で突き合わされて開口部21の上側を埋めるように横並びに設けられている。2本の第2折返し線L20は、段ボールシートの厚み程度の間隔をあけて段方向に略平行に伸長している。2本の第2折返し線L20の間には、一対の側補強片22に対応して一対の第2額縁部23が形成されている。
<下層板>
下層板40は、第1下段ヒンジ線L21を介して開口部21の下縁部に連設されている。下層板40は、開口部21の上下方向の中央付近から下側を埋めるような四角形状に形成されている。下層板40は、開口部21の下縁部(第1下段ヒンジ線L21)を支点に回動可能に設けられ、図4では跳ね上げられた状態を示している。下層板40の流れ方向の寸法は、略水平にした状態で一対の側壁4の間に架設される程度に設定されている。下層板40において開口部21の下縁部(第1下段ヒンジ線L21)の近傍には、下層係合穴42(下層係合部)が穿設されている。下層係合穴42は、下層板40の段方向の中央部にて長方形状に開口している。
(折込線)
側本体部20および側本体部20と同一面上に跳ね上げられた下層板40には、上下方向に伸長する折込線L5が形成されている。折込線L5は、側本体部20と下段棚板6との段方向の略中央に形成され、一対の側補強片22の突き合わせ位置に略一致している。
<接続片>
一対の接続片25は、第4折曲線L4を介して側本体部20の段方向(第1方向)の両端に連設されている。詳細には、接続片25は開口部21で分断された側本体部20の上下両側部に連設され、接続片25の上下両側の連設部を除く中間部は開口部21に露出している。接続片25は、側本体部20と同一高さにされた略長方形状に形成されている。接続片25の段方向の寸法(幅)は、支柱片15の傾斜面部16の幅と略同一とされている。
[他方の側壁等のブランク]
図5に示すように、他方の側壁4等のブランク4Bは、側本体部20と、上層板41と、一対の接続片25と、を備えている。なお、ブランク4Bは、上記した一方の側壁4等のブランク4Aと概ね同様の形状であるため、ブランク4Aと同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
<上層板>
上層板41は、第2下段ヒンジ線L22を介して開口部21の下縁部に連設されている。上層板41は、下層板40と略同一となる四角形状に形成されている。上層板41は、開口部21の下縁部(第2下段ヒンジ線L22)を支点に回動可能に設けられ、図5では跳ね上げられた状態を示している。上層板41の先端側には、上層係合片43(上層係合部)が設けられている。上層係合片43は、上層板41の段方向の中央部において略U字状の切目と、U字状の切目の先端同士を結ぶ係合折線L23とで囲まれる範囲に形成されている。上層係合片43は、上層板41の先端から基端に向かって徐々に幅広くなる略台形状に形成されている。なお、折込線L5は、側本体部20および上層板41(上層係合片43)に形成されている。
なお、第2折返し線L20、第1下段ヒンジ線L21、折込線L5、第4折曲線L4、第2下段ヒンジ線L22および係合折線L23は汎用罫線であるが、これに限らず、例えば、ミシン目やリード罫等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[折曲天板のブランク]
図6に示すように、一対の折曲天板30のブランク5Aは、略正方形状の外形を有している。ブランク5Aには段方向に略二等分する位置に上段折線L6が形成され、上段折線L6によって一対の折曲天板30が区画されている。つまり、一対の折曲天板30は、互いに上段折線L6を介して連設されている。なお、上段折線L6は汎用罫線であるが、これに限らず、例えば、ミシン目やリード罫等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[噛合天板のブランク]
図7に示すように、一対の噛合天板31のブランク5Bは、略正方形状の外形を有している。ブランク5Bには流れ方向に沿って凹凸状に屈曲する切断線が形成され、ブランク5Bは切断線によって一対の噛合天板31に分割されている。一対の噛合天板31は、突き合わせ部分において互いに噛み合う凹凸部32を有している。詳細には、一方(図7では左方)の噛合天板31には1つの凸部を挟んで2つの凹部が形成され、他方(図7では右方)の噛合天板31には1つの凹部を挟んで2つの凸部が形成されている。
[下段支持部のブランク]
図8に示すように、下段支持部7のブランク7Aは、一対の支持本体部45と、一対の支持連結片46と、を備えている。一対の支持本体部45および一対の支持連結片46は一列に並設され、ブランク7Aは流れ方向に細長い略長方形状に形成されている。
一対の支持本体部45は、それぞれ流れ方向を長辺とする略長方形状に形成され、互いに第1支持折線L31を介して連設されている。一対の支持連結片46は、それぞれ支持本体部45よりも流れ方向に短い略長方形状に形成され、第2支持折線L32を介して一対の支持本体部45の流れ方向の両端に連設されている。各支持連結片46の自由端側の角部は斜めに面取りされている。なお、第1支持折線L31および第2支持折線L32は汎用罫線であるが、これに限らず、例えば、ミシン目やリード罫等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[陳列台の組立]
図9を参照して、陳列台1の組立手順の一例について説明する。図9は陳列台1の組立を説明する分解斜視図である。
陳列台1は、ブランク2A,4A,4B,5A,5B,7A(図3ないし図8参照)を適宜折り曲げたり接着したりすることで組み立てられる。なお、本明細書では、裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げることを「正折り」と呼び、表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げることを「逆折り」と呼ぶこととする。また、接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤、両面テープ等を用いることができる。
<脚壁および支柱部の組立>
作業者は、ブランク2Aから脚壁2および一対の支柱部3を組み立てる。具体的には、作業者は、上下一対の脚補強片12の裏面(裏ライナ9C)に接着剤を付し、一対の脚補強片12を2本の第1折返し線L10に沿って内側に折り返す(正折りする)。一対の脚補強片12は脚本体部10の裏面に接着され、脚本体部10の上下両側が二重壁となる。上下一対の第1額縁部13は、脚開口部11の上下両縁部を構成する。
次に、作業者は、一対の支柱片15の接合面部18の表面(表ライナ9B)に接着剤を付し、傾斜面部16を第1折曲線L1に沿って正折りし、内側面部17を第2折曲線L2に沿って正折りし、接合面部18を第3折曲線L3に沿って正折りする。傾斜面部16、内側面部17および接合面部18は平面から見て三角形を成すように折り曲げられ、接合面部18は脚本体部10の裏面に接着される。支柱片15は、内側に巻き込むように折り曲げられ、先端部(接合面部18)を脚本体部10に接合することで三角柱状の支柱部3を形成する。詳細には、支柱部3は、平面から見て傾斜面部16を斜辺とする直角三角形状に形成される。支柱部3は、斜辺となる傾斜面部16を左右方向(第2方向)の外側に向けた姿勢で設けられる。
以上によって、ブランク2Aから脚壁2および一対の支柱部3が組み立てられる。なお、陳列台1には2つの脚壁2等が必要になるため、作業者は上記と同一の手順でもう1つの脚壁2等を組み立てる。
<側壁の組立>
作業者は、ブランク4Aおよびブランク4Bから側壁4を組み立てる。具体的には、作業者は、一対の側補強片22の裏面に接着剤を付し、一対の側補強片22を2本の第2折返し線L20に沿って内側に折り返す(正折りする)。一対の側補強片22は側本体部20の裏面に接着され、側本体部20の上側が二重壁となる。一対の第2額縁部23は、開口部21の上縁部を構成する。
以上によって、ブランク4A,4Bから一対の側壁4が組み立てられる。
<下段支持部の組立および取付>
作業者は、ブランク7Aから下段支持部7を組み立てる。具体的には、作業者は、対の支持本体部45および一対の支持連結片46を第1〜第2支持折線L31,L32に沿って正折りし、略三角形状(環状)の下段支持部7を形成する。なお、一対の支持連結片46は先端同士を突き合せ、面取り部分がV字状を成す。
次に、作業者は、下段支持部7の一対の支持連結片46の表面に接着剤を付し、側壁4の側本体部20の下部裏面に接着する。一対の支持本体部45は、平面から見て第1支持折線L31で山型に折れ曲がり、側本体部20から内側に突き出している(後述する図10参照)。下段支持部7の下端は、側壁4(側本体部20)の下端と略一致し、下段支持部7の上端は、開口部21の下縁部(第1下段ヒンジ線L21や第2下段ヒンジ線L22)と略一致している。なお、下段支持部7の接着作業は、一対の支持連結片46のV字状の面取り部分を側本体部20の折込線L5に一致させるように行われるとよい。
以上によって、下段支持部7が側壁4に固定される。なお、作業者は上記と同一の手順でもう1つの側壁4にも下段支持部7を固定する。
<支柱部と側壁との連結>
作業者は、前後方向に対向させた一対の脚壁2と、左右方向に対向させた一対の側壁4とを連結する。具体的には、作業者は、支柱部3の傾斜面部16の表面(または側壁4の接続片25の裏面)に接着剤を付し、接続片25を第4折曲線L4に沿って逆折りし、傾斜面部16の表面に接着する。側壁4の上下両端は、脚壁2(支柱部3)の上下両端に一致している。なお、接続片25の接着作業は、傾斜面部16および接続片25に示されたマーカー(切目)を基準にして行われるとよい。
以上によって、各々の接続片25は側本体部20に対して左右方向の外側に折り曲げられた状態で傾斜面部16に接合される。側本体部20は、前後方向に対向する支柱部3の頂点(第2折曲線L2)の間に架設される(後述する図10参照)。
<上段棚板の組立>
作業者は、ブランク5Aおよびブランク5Bから上段棚板5を組み立てる。具体的には、作業者は、一対の噛合天板31の裏面(下面)(または一対の折曲天板30の表面(上面))に接着剤を付し、凹凸部32が上段折線L6の上で互いに噛み合うように一対の噛合天板31を一対の折曲天板30の上面に接着(固定)する。つまり、各々の噛合天板31が各々の折曲天板30上に載るように固定する。これにより、二重壁となる上段棚板5が形成される(図1参照)。なお、接着剤は噛合天板31の凹凸部32を除く位置に付され、上段折線L6は平面から見て凹凸部32を横断するように位置している。
<上段棚板の取付>
作業者は、一対の脚壁2の棚連結片14の表面に接着剤を付し、一対の棚連結片14を上段ヒンジ線L11に沿って内側に折り曲げる(正折りする)。作業者は、上段棚板5の一対の折曲天板30の前後両端部を前後一対の棚連結片14に接着する。これにより、上段棚板5が一対の脚壁2の上端に架設される。
以上によって陳列台1の組み立てが完了する(図1参照)。なお、上記した陳列台1の組立手順は一例であり、当該組立手順は矛盾のない範囲で変更されてもよい。
[陳列台の変形]
次に、図1、図2、図10ないし図12を参照して、陳列台1の変形について説明する。図10は、図1のX−X断面図である。図11は、図2のXI−XI断面図である。図12は、図2のXII−XII断面図である。なお、図10ないし図12では、説明の便宜上、不要な構成の図示は省略している。
既に説明したが、陳列台1は組立形態F1と折畳形態F2との間で変形可能とされている。陳列台1を店頭に設置して使用する場合には組立形態F1とされ、陳列台1を輸送したり保管したりする場合には折畳形態F2にされる。
<組立形態>
図1および図10に示すように、陳列台1を組立形態F1にする場合、作業者は、一対の脚壁2の脚本体部10を前後方向に間隔をあけて略平行に配置し、一対の側壁4の側本体部20を左右方向に間隔をあけて略平行に配置し、上段棚板5を平板状にする。上段棚板5の一対の噛合天板31は、凹凸部32を噛み合わせて略水平な天板を構成する。また、上段棚板5は、4つの支柱部3(接続片25)の上端に当接し、且つ一対の側本体部20の上端に当接している。つまり、上段棚板5は、前後方向に対向した一対の脚壁2の間に架設され、二対の支柱部3と一対の側壁4とに支持されている。
次に、作業者は、一方の側本体部20と同一面上に配置された下層板40を第1下段ヒンジ線L21に沿って下方に折り曲げる(図1参照)。下層板40は、一対の下段支持部7の上端に当接し、略水平な姿勢となる。続いて、作業者は、他方の側本体部20と同一面上に配置された上層板41を第2下段ヒンジ線L22に沿って下方に折り曲げる(図1参照)。上層板41は、略水平な姿勢となって下層板40の上に積層される。作業者は、上層板41の上層係合片43を係合折線L23に沿って折り曲げながら下層板40の下層係合穴42に押し込む(図1参照)。上層係合片43は、折込線L5でV字状に撓みながら下層係合穴42に押し込まれる。上層係合片43が下層係合穴42に係合することで、上層板41が下層板40上に固定され、二重壁となる下段棚板6が形成される。下段棚板6は、左右方向に対向した一対の側壁4の間に架設され、一対の下段支持部7に支持されている。
以上によって、陳列台1が組立形態F1になる(図1参照)。作業者は、上下一対の棚板5,6に商品を載せる(陳列する)。
<折畳形態>
次に、図2、図11および図12を参照して、組立形態F1から折畳形態F2に変形させる場合について説明する。作業者は、各棚板5,6上の商品を取り除き、下層係合穴42に押し込まれた上層係合片43を引き抜き、上層板41を第2下段ヒンジ線L22に沿って跳ね上げ、下層板40を第1下段ヒンジ線L21に沿って跳ね上げる(図9も参照)。次に、作業者は、一対の側本体部20、上層板41および下層板40を折込線L5に沿って内側に折り込む(逆折りする)。つまり、側壁4は、表面同士を重ね合わせるように折り込まれる。側壁4の折り込みに伴って、各下段支持部7の一対の支持本体部45は、一対の支持連結片46を挟んで側本体部20に重なるように折り畳まれる(図12参照)。側壁4は、折込線L5を下段支持部7の第1支持折線L31に近接させるように折り込まれて行く(図12参照)。折り込まれた一対の側本体部20(下層板40、上層板41)と一対の下段支持部7とは、左右方向の中央側を前後方向にずらしてオーバーラップしている。
また、図2に示すように、側壁4の折り込みに伴って、上段棚板5は、左右方向に延びた上段折線L6に沿って上方に突き出すように折り返される。詳細には、一対の折曲天板30は上段折線L6に沿って上方に突き出すように折り返され、一対の噛合天板31の凹凸部32は噛み合いを解除され、凹凸部32の凸部分は折り返された一対の折曲天板30の頂点よりも上方に延設される。
さらに、図11および図12に示すように、側壁4の折り込みに伴って、各々の内側面部17が支柱屈曲線L12に沿って内向きに屈曲し(逆折りされ)、各々の支柱部3が押し潰される。詳細には、各々の内側面部17が支柱屈曲線L12で折り込まれ、第2折曲線L2側となる内側面部17が傾斜面部16と共に内側に倒れ込む。傾斜面部16は、支柱屈曲線L12で折り畳まれた内側面部17を挟んで脚本体部10(接合面部18)に対向する。
図2、図11および図12に示すように、各々の側壁4は、折込線L5に沿って下段棚板6と共に内側に折り込まれ、各々の支柱部3を押し潰すことで一対の脚壁2を互いに近接させる。つまり、一対の脚壁2は、折込線L5で折り畳まれた各側壁4と押し潰された各支柱部3とを前後方向から挟み込むように接近して配置される。
以上によって、陳列台1が折畳形態F2になる(図2参照)。
以上説明した本実施形態に係る陳列台1によれば、三角柱状の支柱部3を四隅部分に設けることで、商品を支えるために必要な圧縮強度を確保することができる。また、支柱部3は平面から見て三角形状を成しており(図10参照)、三角形の頂点(節点)は自由度が無く不動とされているが、支柱部3の内側面部17を支柱屈曲線L12で屈曲させることで、三角柱状の支柱部3を押し潰す(折り畳む)ことができる(図11等参照)。これにより、陳列台1に必要な圧縮強度を確保し、且つ陳列台1を平坦に折り畳むことができる。また、陳列台1を平面から見て、上段棚板5は前後方向に架設され、下段棚板6は左右方向に架設されていた。このように、上段棚板5と下段棚板6とを互いに交差するように架設することで、陳列台1の剛性を向上させることができる。これにより、仮に上段棚板5にのみ商品を陳列したとしても、上段棚板5の横揺れを抑制することができる。さらに、脚壁2には脚開口部11が開口し、側壁4には開口部21が開口しているため、顧客は脚開口部11および開口部21を通して下段棚板6に陳列した商品を視認することができる。これにより、陳列した商品による広告機能を発揮することができる。以上のように、本実施形態に係る陳列台1によれば、安定した陳列を行うことができると共に、有効な訴求効果を発揮することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1によれば、接続片25を支柱部3の傾斜面部16に接合することで、傾斜面部16を二重壁にすることができ、支柱部3の圧縮強度を向上させることができる。また、側壁4の前後両側を屈曲させることで側壁4の剛性が向上し、陳列台1(上段棚板5)の横揺れ抑制を更に強化することができる。さらに、側本体部20が脚壁2の左右両端よりも内側に配置され、上段棚板5が支柱部3と側本体部20との上端に当接するため、上段棚板5を確り支持することができる。これにより、商品が重量物であっても上段棚板5に陳列することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1によれば、折畳形態F2において上段棚板5が裏面を合わせるように2つ折りにされるため、下段棚板6のように跳ね上げる場合に比べて、上方への突き出し量を少なくすることができる。これにより、折畳形態F2とした陳列台1をコンパクトにすることができ、輸送を容易にすることができると共に保管場所を省スペース化することもできる。
また、本実施形態に係る陳列台1によれば、下層板40と上層板41とを重ね合わせることで下段棚板6を二重壁にすることができ、下段支持部7によって下段棚板6を確りと支持することができる。これにより、商品が重量物であっても下段棚板6に陳列することができる。また、上層係合片43を下層係合穴42に係合させることで、下層板40と上層板41とを重ね合わせた状態に保持することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1によれば、支柱部3(支柱片15)が脚壁2と一体に形成されているため、支柱部3が別体である場合に比べて、組み立てに係る手間を低減することができる。
なお、本実施形態に係る陳列台1では、支柱部3の傾斜面部16が外側に向けられていたが、これに限らず、傾斜面部16が内側に向けられて内側面部17とされてもよい(図示せず)。この場合、側壁4の接続片25は、内側面部17(傾斜面部16)に接合されてもよいが、内側面部17が支柱屈曲線L12で屈曲することを阻害しないように、支柱屈曲線L12よりも三角形の頂点側に接合することが好ましい。また他にも、側壁4の接続片25は、支柱部3の外側面部(傾斜面部16ではない面)に接合されてもよい(図示せず)。この場合、接続片25は側本体部20に対して折曲せず、側壁4(側本体部20および各接続片25)は脚壁2の左右両端と略同一面上に配置される。また、接続片25を省略し、側本体部20の前後両側が支柱部3の外側面部に接合されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1では、支柱部3が平面から見て直角三角形状に形成されていたが、これに限らず、例えば、正三角形や二等辺三角形等、直角三角形以外の三角形状であってもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1では、支柱部3が脚壁2(脚本体部10)と一体に形成されていたが、これに限らず、支柱部3が脚壁2と別体で形成されてもよい(図示せず)。この場合、支柱部3は脚壁2と側壁4の両方に接合される。
また、本実施形態に係る陳列台1では、上段棚板5が上段折線L6に沿って上方に突き出すように二つ折りにされていたが、本考案はこれに限定されない。上段棚板5は、少なくとも一方の脚壁2との境界を支点にして回動可能に設けられていればよい。例えば、下段棚板6と同様となるように、一対の板が一対の脚壁2の上端部(棚連結片14)に連結され、一対の板が重なり合って上段棚板とされてもよい(図示せず)。この場合、一対の板を重ね合った状態に保持する係合部等が設けられるとよい(図示せず)。また他にも、1つの板で構成された上段棚板が、一方の脚壁2の上端部(棚連結片14)に連結されてもよい(図示せず)。この場合、上段棚板は一対の脚壁2の上端間に架設され、上段棚板の先端に設けた係合片を他方の脚壁2に形成した係合穴に係合させるとよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1では、下層板40と上層板41とが左右両側の開口部21の下縁部を支点に回動する構成とされていたが、本考案はこれに限定されない。下段棚板6は、少なくとも一方の開口部21の下縁部を支点にして回動可能に設けられていればよい。例えば、1つの板で構成された下段棚板が、一方の開口部21の下縁部に回動可能に連設されてもよい(図示せず)。この場合、下段棚板は一対の側壁4の開口部21の下縁部間に架設され、下段棚板の先端に設けられた係合片を他方の側壁4に形成した係合穴に係合させるとよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1では、下層板40に下層係合穴42が開口し、上層板41に上層係合片43が形成されていたが、これに限らず、下層板40に係合片を形成し、上層板41に係合片が係合する係合穴が開口してもよい(図示せず)。また、下層係合穴42や上層係合片43の位置、大きさ、数等は、自由に変更してもよい。さらに、下層係合穴42や上層係合片43は省略されてもよい。
また、本実施形態に係る陳列台1では、組立形態F1において下段支持部7が下段棚板6を支持していたが、本考案はこれに限定されない。例えば、下段棚板6が左右両側の開口部21の下縁部に確りと支持されるのであれば、下段支持部7は省略されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1では、脚壁2に脚開口部11が穿設されていたが、これに限らず、脚開口部11は省略されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る陳列台1は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本考案はこれに限定されない。陳列台1は、両面段ボールシートに代えて、片面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等で形成されてもよいし、チップボール等の板紙で形成されてもよい。また、陳列台1の各部の寸法(幅、奥行き、高さ)や形状、段ボールシート等の厚みや中しん9A(紙目)が延びる方向等は自由に変更してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る陳列台における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、実用新案登録請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1 陳列台
2 脚壁
3 支柱部
4 側壁
5 上段棚板
6 下段棚板
7 下段支持部
10 脚本体部
11 脚開口部
15 支柱片
16 傾斜面部
17 内側面部
20 側本体部
21 開口部
25 接続片
30 折曲天板
31 噛合天板
32 凹凸部
40 下層板
41 上層板
42 下層係合穴(下層係合部)
43 上層係合片(上層係合部)
F1 組立形態
F2 折畳形態
L5 折込線
L6 上段折線
L12 支柱屈曲線

Claims (5)

  1. 自立して商品の陳列に供される組立形態(F1)と、折り畳まれて平坦になる折畳形態(F2)との間で変形可能に設けられる紙製の陳列台(1)であって、
    前記組立形態において第1方向に対向して配置される一対の脚壁(2)と、
    一対の前記脚壁において第1方向に直交する第2方向の両側に設けられ、前記組立形態において上下方向に延在する三角柱状に形成される二対の支柱部(3)と、
    開口部(21)が穿設され、前記支柱部を介して一対の前記脚壁に連結され、前記組立形態において第2方向に対向して配置される一対の側壁(4)と、
    前記組立形態において一対の前記脚壁の上端部の間に架設され、二対の前記支柱部に支持される上段棚板(5)と、
    前記組立形態において一対の前記側壁の前記開口部の下縁部の間に架設され、少なくとも一方の前記開口部の下縁部を支点にして回動可能に設けられる下段棚板(6)と、を備え、
    各々の前記支柱部の内側面部(17)には、上下方向に伸長する支柱屈曲線(L12)が形成され、
    各々の前記側壁および前記側壁と同一面上に跳ね上げられた前記下段棚板には、上下方向に伸長する折込線(L5)が形成され、
    前記組立形態から前記折畳形態に変形させる場合、前記上段棚板は第2方向に延びた上段折線(L6)に沿って上方に突き出すように折り返され、または少なくとも一方の前記脚壁との境界を支点に跳ね上げられ、前記下段棚板は少なくとも一方の前記開口部の下縁部を支点に跳ね上げられ、各々の前記側壁は、前記折込線に沿って前記下段棚板と共に内側に折り込まれ、各々の前記内側面部を前記支柱屈曲線に沿って内向きに屈曲させて各々の前記支柱部を押し潰すことで一対の前記脚壁を互いに近接させることを特徴とする陳列台。
  2. 各々の前記支柱部は、平面から見て直角三角形状に形成され、斜辺となる傾斜面部(16)を第2方向の外側に向けた姿勢で設けられ、
    各々の前記側壁は、
    前記開口部を有する側本体部(20)と、
    前記側本体部の第1方向の両端に連設され、前記傾斜面部に接合される一対の接続片(25)と、を有し、
    前記組立形態において、各々の前記接続片は前記側本体部に対して第2方向の外側に折り曲げられることを特徴とする請求項1に記載の陳列台。
  3. 前記上段棚板は、
    前記上段折線を介して連設される一対の折曲天板(30)と、
    一対の前記折曲天板の上面に固定され、前記組立形態において前記上段折線の上で互いに噛み合う凹凸部(32)を有する一対の噛合天板(31)と、を有し、
    前記組立形態から前記折畳形態に変形させる場合、一対の前記折曲天板は前記上段折線に沿って上方に突き出すように折り返され、一対の前記噛合天板の前記凹凸部は噛み合いを解除され、前記凹凸部の凸部分は折り返された一対の前記折曲天板の頂点よりも上方に延設されることを特徴とする請求項1または2に記載の陳列台。
  4. 一対の前記側壁の少なくとも一方の下部に取り付けられ、前記組立形態において前記下段棚板を支持する下段支持部(7)を更に備え、
    前記下段棚板は、
    一方の前記開口部の下縁部を支点に回動可能に設けられ、下層係合部(42)が設けられ、前記組立形態において前記下段支持部に当接する下層板(40)と、
    他方の前記開口部の下縁部を支点に回動可能に設けられ、前記組立形態において前記下層板の上に積層され、前記下層係合部に係合する上層係合部(43)が設けられる上層板(41)と、を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の陳列台。
  5. 各々の前記脚壁は、
    脚開口部(11)が穿設される脚本体部(10)と、
    前記脚本体部の第2方向の両端に連設され、内側に巻き込むように折り曲げられ、先端部を前記脚本体部に接合することで前記支柱部を形成する一対の支柱片(15)と、を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の陳列台。
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