JP3234049U - 折畳箱、ブランクおよび陳列台 - Google Patents

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Abstract

【課題】折込部を挟み込んだとしても適切に折り畳むことができる折畳箱を提供する。【解決手段】紙材で形成される折畳箱2は、一対の第1折曲線L1と一対の第2折曲線L2とを介して4つの側壁10〜13が連設され、四角筒状に形成される周壁Wと、周壁Wの内側に折り込み可能に設けられる4つの折込部17と、を備え、各々の第2折曲線L2は、軸方向の一方において周方向に間隔をあけて対を成し、軸方向に延設された二重折線15と、二重折線15から軸方向の他端まで延設された折畳線と、を有し、周壁Wの開口を4つの折込部17によって閉塞する使用形態と、一対の二重折線15および一対の折畳線で屈曲し、且つ一対の第1折曲線L1で広げられた二対の側壁10,13−11,12の軸方向の一方の間に周壁Wの内側に折り込まれた4つの折込部17を挟み込む折畳形態F2と、の間で変形する。【選択図】図11

Description

本考案は、紙材で形成される折畳箱、ブランクおよび陳列台に関する。
4つの側板を折目で屈折させて四角筒状に形成し、対角位置の折目によって扁平に折り畳める紙製の展示台が知られている(特許文献1)。各側板の上縁には折目を介して側板の上部内面に折り重ねる中間片が連設され、各中間片の先端には折目を介して水平内方に折り曲げられる遊離片が連設されている。
実開昭61−181569号公報
上記した展示台を折り畳むと、中間片と遊離片とがそれぞれ2枚重なり合うため、対向する側板の間に合計4枚の片を挟み込むことになる。このように重なり合い分厚くなった複数の片を挟み込みながら折り畳むと、対角位置の折目に沿って裂ける所謂「罫割れ」が発生したり、折目とそれ以外の位置で2段に折れてしまう所謂「船折れ」が発生したりする虞があった。
本考案は、上記事情を考慮し、折込部を挟み込んだとしても適切に折り畳むことができる折畳箱、ブランクおよび陳列台を提供する。
本考案は、紙材で形成される折畳箱であって、周方向に交互に配置された一対の第1折曲線と一対の第2折曲線とを介して4つの側壁が連設され、軸方向の両端を開口した四角筒状に形成される周壁と、4つの前記側壁の軸方向の一端にそれぞれ連設され、前記周壁の内側に折り込み可能に設けられる4つの折込部と、を備え、各々の前記第2折曲線は、前記側壁の軸方向の一方において周方向に間隔をあけて対を成し、前記折込部が折り込まれたときの軸方向の長さに対応して軸方向に延設された二重折線と、前記二重折線から軸方向の他端まで延設された折畳線と、を有し、四角筒状を形成した前記周壁の軸方向の一方の開口を4つの前記折込部によって閉塞する使用形態と、一対の前記二重折線および一対の前記折畳線で屈曲し、且つ一対の前記第1折曲線で広げられた二対の前記側壁の軸方向の一方の間に前記周壁の内側に折り込まれた4つの前記折込部を挟み込む折畳形態と、の間で変形する。
この場合、各々の前記二重折線は、その間隔の中央位置を前記折畳線に一致させるように形成され、前記側壁の軸方向の一端から他方に向かって互いに平行に伸長した後、互いに接近するように傾斜しながら前記折畳線の軸方向の一端まで伸長してもよい。
この場合、4つの前記側壁は、周方向に交互に連設された一対の第1側壁と一対の第2側壁と、を有し、4つの前記折込部は、一対の前記第1側壁の軸方向の一端に連設された一対の第1フラップと、一対の前記第2側壁の軸方向の一端に連設された一対の第2フラップと、を有し、前記折畳形態にされた場合、一対の前記第1フラップおよび一対の前記第2フラップは前記周壁の内側に折り返されており、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が広げられた状態で一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか他方の表面に接合され、前記使用形態にされた場合、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が前記第1フラップと前記第2フラップとの間に挟まれるように折り返されながら、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップとが軸方向の一方に押し出されて前記周壁の一端を閉塞してもよい。
この場合、4つの前記側壁は、周方向に交互に連設された一対の第1側壁と一対の第2側壁とを有し、4つの前記折込部は、一対の第1折返壁を介して一対の前記第1側壁の軸方向の一端に連設された一対の第1フラップと、一対の第2折返壁を介して一対の前記第2側壁の軸方向の一端に連設された一対の第2フラップと、を有し、各々の前記第1折返壁は前記周壁の内側に折り返されて一対の前記第1側壁の裏面に対向し、各々の前記第2折返壁は前記周壁の内側に折り返されて一対の前記第2側壁の裏面に対向し、前記折畳形態にされた場合、一対の前記第1フラップおよび一対の前記第2フラップは軸方向の一方に折り返されており、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が広げられた状態で一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか他方の裏面に接合され、前記使用形態にされた場合、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が前記第1フラップと前記第2フラップとの間に挟まれるように折り返されながら、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップとが軸方向の他方に引き込まれて前記周壁の一端を閉塞してもよい。
本考案に係るブランクは、上記のいずれかに記載の折畳箱を形成する。
本考案に係る陳列台は、上記のいずれかに記載の折畳箱と、前記周壁の内部に設けられ、軸方向から見て格子状を成し前記折畳箱と共に折り畳み可能に形成される支持部材と、を備え、4つの前記折込部は、前記周壁の軸方向の一端を閉塞して棚板を形成し、前記支持部材は、前記棚板の下面に当接して前記棚板を支持する。
本考案によれば、折込部を挟み込んだとしても折畳箱を適切に折り畳むことができる。
本考案の一実施形態に係る陳列台(使用形態)を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台(折畳形態)を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の折畳箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の支持部材の支持本体部のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の支持部材の支持板のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の支持部材を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の組立を説明する分解斜視図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の変形を説明する斜視図である。 図1のIX−IX断面図である。 本考案の一実施形態に係る陳列台の変形過程における規制部の作用を説明する断面図である。 図2のXI−XI断面図である。 図2のXII−XII断面図である。 一般的なワンタッチ底を有する折畳箱の一部を示す断面図である。 本考案の他の実施形態に係る折畳箱のブランクを示す平面図である。 本考案の一実施形態の変形例に係る陳列台の折畳箱のブランクを示す平面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。なお、図面に示すFr、Rr、L、R、U、Dは、前、後、左、右、上、下を示している。前後方向、左右方向および上下方向(軸方向)は互いに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。また、方向や位置を示す用語は、陳列台を使用する状態での方向や位置を基準にしている。
[陳列台]
図1ないし図5を参照して、陳列台1について説明する。図1は陳列台1(使用形態F1)を示す斜視図である。図2は陳列台1(折畳形態F2)を示す斜視図である。図3は折畳箱2のブランク2Aを示す平面図である。図4は支持部材3の支持本体部4のブランク6Aを示す平面図である。図5は支持部材3の支持板5のブランク5Aを示す平面図である。
陳列台1は、例えば、段ボールシート等の紙材で形成されている。陳列台1は、自立して商品(図示せず)の陳列に供される使用形態F1(図1参照)と、折り畳まれて平坦になる折畳形態F2(図2参照)と、の間で変形可能に構成されている。陳列台1の上部には棚板1Sが設けられており、使用形態F1に変形された陳列台1は棚板1Sに商品を陳列した状態で店頭に設置される。棚板1Sには、複数の商品を積み上げて置くこともできる。なお、以下の説明では、形態について明記した場合を除いて、使用形態F1に変形した陳列台1を基準にして説明する。
陳列台1は、折畳箱2(図1参照)と、支持部材3(後述する図6および図7参照)と、を備えている。折畳箱2は、陳列台1の主要な外観を構成し、使用形態F1と折畳形態F2との間で変形する(図1および図2参照)。折畳箱2は、上下方向(軸方向)の両端を開口した四角筒状に形成された周壁Wと、周壁Wの上端(軸方向の一端)を閉塞して棚板1Sを形成する4つの折込部17と、を備えている。支持部材3は、周壁Wの内部に設けられ、使用形態F1において棚板1Sの下面に当接して棚板1Sを支持する。支持部材3は、支持本体部4と2つの支持板5とで平面から見て(軸方向から見て)格子状を成し周壁Wと共に折り畳み可能に形成されている。なお、折畳箱2の表面は、商品の説明や広告等の情報を提示するための提示面とされてもよい(図示せず)。また、2つの支持板5は同一形状であるため、以下の説明では、主に1つの支持板5について説明する。
折畳箱2は、支持本体部4および支持板5は、それぞれ、ブランク2A,4A,5A(図3〜図5参照)を適宜折り曲げる等することで組み立てられる。各々のブランク2A,4A,5Aは、1枚の紙製の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。段ボールシートは、例えば、波状の中しん9Aに表ライナ9Bと裏ライナ9C(後述する図7も参照)とを貼り合せた両面段ボールシートである。なお、図3ないし図5は、表ライナ9B側を示している。本明細書では、段ボールシートの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。
[折畳箱のブランク]
図3に示すように、折畳箱2のブランク2Aは、4つの側壁10〜13と、4つの折込部17と、を備えている。詳細は後述するが、4つの側壁10〜13は、周方向に連設されて周壁Wを構成する。また、4つの折込部17は、4つの側壁10〜13の段方向(軸方向)の一端にそれぞれ連設され、周壁Wの内側に折り込み可能に設けられている。
<側壁>
4つの側壁10〜13は、流れ方向(周壁Wの周方向)に交互に連設された一対の第1側壁10,11と一対の第2側壁12,13とを有している。各第1側壁10,11と各第2側壁12,13とは略四角形状に形成され、各第2側壁12,13は各第1側壁10,11よりも流れ方向に幅狭く形成されている。流れ方向の中央部で並設される第2側壁12と第1側壁11とは、第1折曲線L1を介して連設されている。流れ方向の一方(図3では下方)に位置する第1側壁10は、第2折曲線L2を介して第2側壁12に連設され、流れ方向の他方(図3では上方)に位置する第2側壁13は、第2折曲線L2を介して第1側壁11に連設されている。また、第1側壁10の流れ方向の一端には、第1折曲線L1を介して継代片14が連設されている。
なお、第1側壁11には、支持本体部4を接合する位置を示す2つのマークM1(例えば、半切線)が形成されている。また、継代片14は、第1折曲線L1を介して第2側壁13の流れ方向の他端に連設されてもよい(図示せず)。また、一対の第1側壁10,11と一対の第2側壁12,13との並び順を入れ替えてもよい(図示せず)。
(第2折曲線)
一対の第2折曲線L2は、それぞれ、二重折線15と、折畳線16と、を有している。二重折線15は、側壁10〜13の段方向の一方において流れ方向(周方向)に間隔をあけて対を成している。折畳線16は、1本の直線状に形成され、二重折線15から段方向(軸方向)の他端まで延設されている。なお、一対の第2折曲線L2は同一形状であるため、以下の説明では、主に1つの第2折曲線L2について説明する。
二重折線15は、後述する折込部17が折り込まれたときの上下方向(軸方向)の長さに対応して段方向(軸方向)に延設されている。二重折線15は、その間隔の中央位置を折畳線16に一致させるように形成されている。二重折線15は、側壁10〜13の上端から下方(軸方向の一端から他方)に向かって互いに平行に伸長した後、互いに接近するように傾斜しながら折畳線16の上端(軸方向の一端)まで伸長している。二重折線15の間には、略五角形状の角面部Sが形成されている。
詳細には、二重折線15は、互いに平行に形成された一対の直線部15Aと、一対の直線部15Aの下端と折畳線16の上端とを結ぶ一対の傾斜部15Bと、を有している。一対の直線部15Aは、折畳線16を上方に延長した仮想線を対称軸として線対称となる位置に形成されている。一対の直線部15Aは、流れ方向に段ボールシート4枚分程度の間隔をあけて形成されている。各直線部15Aの段方向の寸法(上下方向の長さ)は、後述する第1および第2折返壁20,21,30,31の段方向の長さよりも長く設定されている。各傾斜部15Bは、折畳線16(またはその仮想線)に対して約15度の傾きをもって形成されている。つまり、一対の傾斜部15Bの成す角度は約30度となっている。各傾斜部15Bの段方向の寸法(上下方向の長さ)は、直線部15Aの段方向の寸法の1/4程度に設定されている。
<折込部>
4つの折込部17は、一対の第1折返壁20,21を介して一対の第1側壁10,11の段方向(軸方向)の一端(上端)に連設された一対の第1フラップ22,23と、一対の第2折返壁30,31を介して一対の第2側壁12,13の段方向の一端に連設された一対の第2フラップ32,33と、を有している。
(第1折返壁)
一対の第1折返壁20,21は、流れ方向に平行に延びた2本の第3折曲線L3を介して第1側壁10,11の段方向の一端に連設されている。2本の第3折曲線L3は段方向に段ボールシート1枚分程度の間隔をあけて形成され、2本の第3折曲線L3の間には第1額縁部24,25が形成されている。各第1折返壁20,21は、略長方形状に形成されている。各第1折返壁20,21の流れ方向の寸法は、第1側壁10,11の流れ方向の寸法から角面部Sの流れ方向の幅を引いた寸法と略同等である。各第1折返壁20,21の段方向の寸法は、二重折線15(直線部15A)の段方向の寸法よりも短く設定されている。
(第2折返壁)
一対の第1折返壁20,21と同様に、一対の第2折返壁30,31は2本の第3折曲線L3を介して第2側壁12,13の段方向の一端に連設され、2本の第3折曲線L3の間には第2額縁部34,35が形成されている。各第2折返壁30,31は、略長方形状に形成されている。各第2折返壁30,31の流れ方向の寸法は、第2側壁12,13の流れ方向の寸法から角面部Sの流れ方向の幅を引いた寸法と略同等である。各第2折返壁30,31の段方向の寸法は、各第1折返壁20,21と同等である。
(第1フラップ)
一対の第1フラップ22,23は、第4折曲線L4を介して第1折返壁20,21の先端(段方向の一端)に連設されている。一対の第1フラップ22,23は概ね四角形状に形成されており、流れ方向の一方に位置する第1フラップ22は他方の第1フラップ23よりも段方向に長く形成されている。第1フラップ22は、周壁Wの上面開口を閉塞可能な大きさに形成されている。
第1フラップ22の第2フラップ32側には、基端側から先端に向かって第2フラップ32から離れるように傾斜した第1傾斜折線L11が形成されている。第1フラップ22の先端角部は、第1傾斜折線L11によって略三角形状に区画された摘み片26となっている。摘み片26の第2フラップ32側には、略半円形状の指掛け部26Aが凹設されている。第1フラップ22の段方向の先端において摘み片26に隣接する位置には、係合凸部27が突設されている。他方の第1フラップ23の第2フラップ32側は、大きく切り欠かれている。第1折返壁21の第2フラップ32側には、第1フラップ23との境界(第4折曲線L4)に沿って係合穴28が穿設されている。
(第2フラップ)
一対の第2フラップ32,33は、第4折曲線L4を介して第2折返壁30,31の先端(段方向の一端)に連設されている。各々の第2フラップ32,33は、概ね三角形状に形成された本体部32A,33Aと、本体部32A,33Aの段方向の先端側から第1フラップ22,23側に向かって突設された貼着部32B,33Bと、を有している。
(貼着部)
貼着部32B,33Bは、第2傾斜折線L12を介して本体部32A,33Aに連設されている。貼着部32B,33Bは、第2傾斜折線L12を下底とする略台形状に形成されている。第2傾斜折線L12は三角形状に形成された第2フラップ32,33の斜辺の一部であって、その斜辺は第2フラップ32,33の基端角部(第4折曲線L4の端部)から先端中央に向かって斜めに形成されている。第2傾斜折線L12(斜辺)は、第4折曲線L4に対して略45度の角度で傾斜している。また、各第2フラップ32,33には、第2傾斜折線L12から貼着部32B,33Bに向かって突き出すように規制部32C,33Cが形成されている。規制部32C,33Cは、略台形状の突起であり、本体部32A,33Aから貼着部32B,33Bに突き出すように切り込まれた切目によって区画されている。なお、規制部32C,33Cには第2傾斜折線L12は形成されていない。
また、貼着部32Bの先端(自由端)は、第1フラップ22の第1傾斜折線L11と略線対称となるように(逆向きに)傾斜している。貼着部33Bの先端(自由端)と、これに対向する第1フラップ23の側辺とは、略線対称となるように(逆向きに)傾斜している。
なお、第1折曲線L1、第2折曲線L2(二重折線15および折畳線16)および第3折曲線L3は、それぞれ、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に潰した汎用罫線である。汎用罫線は、主に裏ライナ9Cを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(正折りする)機能を有している。また、第4折曲線L4、第1傾斜折線L11および第2傾斜折線L12は、それぞれ、段ボールシートを表ライナ9B側から厚み方向に潰した逆罫線である。逆罫線は、主に表ライナ9Bを内側に向けるように段ボールシートを折り曲げる(逆折りする)機能を有している。上記した第1折曲線L1等は、汎用罫線や逆罫線に限らず、例えば、汎用罫線上に複数の切目を入れたリード罫やミシン目等、段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための構造であれば如何なるものでもよい。
[支持本体部のブランク]
図4に示すように、支持本体部4のブランク4Aは、接合壁40と、一対の支持片41と、を備えている。
<接合壁>
接合壁40は、略長方形状に形成されている。接合壁40の段方向の寸法(高さ)は、第1側壁10,11等の段方向の寸法(高さ)から第1折返壁20,21等の段方向の寸法(高さ)を引いた寸法と略同等である。接合壁40の流れ方向の寸法は、第2側壁12,13の流れ方向の寸法よりも短く設定されている。なお、接合壁40の段方向(上下方向)の両端には、第1側壁11の2つのマークM1に対応するように2つのマークM2(例えば、切欠き)が形成されている。
<支持片>
一対の支持片41は、支持折線L6を介して接合壁40の流れ方向の両端に連設されている。各支持片41は、接合壁40と同一高さの略長方形状に形成されている。各支持片41の流れ方向の寸法は、第2側壁12,13の流れ方向の寸法よりも僅かに短く設定されている。各支持片41には、段方向の一端から他方(上端から下方)に向かって2つの上側係合溝42が切り込まれている。各上側係合溝42は、段ボールシート(支持板5)を差し込むことができる程度の幅で、支持片41の段方向の略中央まで延びている。各上側係合溝42の上部は、上方に向かって広がるように斜めに切り欠かれている。
なお、支持折線L6は汎用罫線であるが、これに限らず、リード罫等の段ボールシートを所望の向きに折り曲げるための他の構造であってもよい。
[支持板のブランク]
図5に示すように、支持板5のブランク5Aは、支持本体部4と同一高さの略長方形状に形成されている。支持板5(ブランク5A)の流れ方向の寸法は、第1側壁10,11の流れ方向の寸法よりも僅かに短く設定されている。各支持板5には、段方向の他端から一方(下端から上方)に向かって2つの下側係合溝43が切り込まれている。2つの下側係合溝43同士の間隔は、接合壁40の流れ方向の寸法と略同等である。各下側係合溝43は、段ボールシート(支持片41)を差し込むことができる程度の幅で、支持板5の段方向の略中央まで延びている。各下側係合溝43の下部は、下方に向かって広がるように斜めに切り欠かれている。
[陳列台の組立]
図2、図6および図7を参照して、陳列台1の組立手順の一例について説明する。図6は支持部材3を示す斜視図である。図7は陳列台1の組立を説明する分解斜視図である。
陳列台1は、ブランク2A,4A,5A(図3ないし図5参照)を適宜折り曲げたり接着したりすることで組み立てられる。なお、陳列台1は、作業者によって手作業で組み立てられてもよいし、自動製函機(図示せず)によって自動または半自動で組み立てられてもよい。ここでは、一例として、作業者が手作業で陳列台1を組み立てる場合について説明する。
<支持部材の組立>
図6に示すように、作業者は、ブランク4A,5Aから支持部材3を組み立てる。具体的には、作業者は、一対の支持片41を支持折線L6に沿って正折りする。一対の支持片41は接合壁40の左右両端から後方へ延設され、支持本体部4は平面から見て略U字状(コ字状)に形成される。左右一対の上側係合溝42は、前後2箇所に並設されている。
続いて、作業者は、支持板5の2つの下側係合溝43を、支持片41の左右一対の上側係合溝42に合わせ、支持板5を各上側係合溝42に差し込むと共に支持片41を各下側係合溝43に相対的に差し込む。これにより、一対の支持片41と支持板5とが互いに噛み合った状態になる。作業者が2つの支持板5を一対の支持片41に噛み合わせることで、格子状に組まれた支持部材3が完成する(図6参照)。
<折畳箱と支持部材との接合>
図7に示すように、作業者は、一対の第1折返壁20,21と一対の第2折返壁30,31とを2本の第3折曲線L3に沿って内側に折り返す(略180度正折りする)。各第1折返壁20,21は第1側壁10,11の裏面(裏ライナ9C)に対向し(積層され)、各第2折返壁30,31は第2側壁12,13の裏面(裏ライナ9C)に対向する(積層される)。各第1額縁部24,25は第1側壁10,11等の上端面を形成し、各第2額縁部34,35は第2側壁12,13等の上端面を形成する。なお、各第1折返壁20,21および各第2折返壁30,31は、側壁10〜13に接着されていないが、接着されてもよい。
続いて、作業者は、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33とを第4折曲線L4に沿って外側に折り返す(略180度逆折りする)。各第1フラップ22,23の基端側(下側)は第1折返壁20,21の表面(表ライナ9B)に対向し(積層され)、各第2フラップ32,33の基端側(下側)は第2折返壁30,31の表面(表ライナ9B)に対向する(積層される)。各第1フラップ22,23の先端側(上側)は第1額縁部24,25よりも上方に延設され、各第2フラップ32,33の先端側(上側)は第2額縁部34,35よりも上方に延設される。
続いて、作業者は、組み立てた支持部材3の接合壁40の表面(または第1側壁11の裏面)に接着剤を付し、接合壁40を第1側壁11の裏面に接着する。この際、作業者は、第1側壁11に形成されたマークM1に、接合壁40に形成されたマークM1を合わせて接合作業を行うとよい。なお、接着剤としては、例えば、ホットメルト接着剤、合成樹脂系エマルジョン接着剤、両面テープ等を用いることができる。
また、作業者は、第2側壁13を折り返す向きと同じ方向に一対の支持片41を傾倒させる。すると、2つの支持板5は互いに接近すると共に接合壁40に近接し、格子状に組まれた支持部材3は略平坦に折り畳まれる(図7参照)。
次に、作業者は、継代片14の表面(または第2側壁13の裏面)、および貼着部32B,33Bの裏面に接着剤を付し、流れ方向の両側に位置する第1側壁10と第2側壁13とを、第2折曲線L2に沿って折り返す(略180度正折りする)。継代片14は第2側壁13の裏面に接着され、周方向に交互に配置された一対の第1折曲線L1と一対の第2折曲線L2とを介して4つの側壁10〜13が連設され、平坦に折り畳まれた周壁Wが形成される(図2参照)。このように、対角に位置する一対の第2折曲線L2は、折畳箱2の製造時に利用される貼り罫線とされている。一対の角面部Sは折り畳まれた周壁Wの上部で左右両端面を形成し、一対の折畳線16は折り畳まれた周壁Wの上部を除いて左右両縁を形成する。
また、図2に示すように、貼着部32Bは、第2傾斜折線L12で広げられた状態で、その先端を第1傾斜折線L11に沿わせた位置(図7に一点鎖線で示す位置)で第1フラップ22の裏面に接着(接合)される。貼着部33Bは、第2傾斜折線L12で広げられた状態で、その先端を第1フラップ23の側辺に沿わせた位置(図7に一点鎖線で示す位置)で第1フラップ23の裏面に接着(接合)される。
以上によって、折畳形態F2とされた陳列台1が完成する(図2参照)。陳列台1が折畳形態F2とされた場合、一対の二重折線15および一対の折畳線16で屈曲し、且つ一対の第1折曲線L1で広げられた二対の側壁10〜13の上部(軸方向の一方)の間に周壁Wの内側に折り込まれた4つの折込部17を挟み込んでいる。二対の側壁10〜13の上部を除く部分の間には、折り畳まれた支持部材3が挟み込まれている(図示せず)。なお、二対の側壁10〜13とは、「第1側壁10および第2側壁13」と「第1側壁11および第2側壁12」とのことであり、以下、説明の便宜上、「前後両側の側壁10,13−11,12」ともいう。また、前後両側の側壁10,13−11,12が一対の第1折曲線L1で広げられた状態とは、同一平面上に広げられることを要求する意味ではなく、第1折曲線L1で折り癖が付いた状態で鈍角を成すように広げられることを含む意味である。
[折畳形態から使用形態への変形]
次に、図1、図2、図8ないし図10を参照して、陳列台1を折畳形態F2から使用形態F1に変形させる場合について説明する。図8は陳列台1の変形を説明する斜視図である。図9は、図1のIX−IX断面図である。図10は陳列台1の変形過程における規制部32C,33Cの作用を説明する断面図である。
図8に示すように、作業者は、一対の第2側壁12,13を一対の第1側壁10,11に対して略直交させるように引き起こす。これにより、一対の第1側壁10,11と一対の第2側壁12,13とが略四角筒状の周壁Wを形成する(図1参照)。
図8に示すように、周壁Wが四角筒状を形成する過程において、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33とは、第4折曲線L4を支点に下方に回動し、起立姿勢から横臥姿勢となる。一対の第1フラップ22,23等が下方に回動する過程で、貼着部32Bは第1フラップ22と本体部32Aとの間に挟まれるように第2傾斜折線L12に沿って折り返され(逆折りされ)、貼着部33Bは第1フラップ23と本体部33Aとの間に挟まれるように第2傾斜折線L12に沿って折り返される(逆折りされる)。このように、貼着部32B,33Bが折り返されながら、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33とが下方(軸方向の他方)に引き込まれて周壁Wの上端開口を閉塞し、棚板1Sを形成する(図1および図9参照)。詳細には、第1フラップ22が第1フラップ23を覆うように回動し、最後に作業者は第1フラップ22を下方に押し込んで、第1フラップ22の係合凸部27を第1折返壁21の下部に開口した係合穴28に係合させる。これにより、周壁Wの上端から第1および第2折返壁20,21,30,31の高さ分だけ下がった位置に棚板1Sが形成される(図1参照)。
また、略平坦に折り畳まれた支持部材3の一対の支持片41は四角筒状に変形する周壁Wと共に起こされ、2つの支持板5は互いに離間すると共に接合壁40から離間する。そして、支持部材3は、格子状に組まれた状態になる。棚板1Sは、支持部材3の上端に当接し、支持される。
以上によって、使用形態F1とされた陳列台1が完成する(図1参照)。作業者は、陳列台1を所望の位置に設置し、棚板1S上に商品を陳列(展示)する。
なお、陳列台1を使用形態F1から折畳形態F2に変形させる場合は、作業者は第1フラップ22の指掛け部26Aに指を掛け、摘み片26を第1傾斜折線L11に沿って逆折りさせながら引き上げる。そして、作業者は、引き上げた摘み片26を上方に引っ張って第1フラップ22等を立ち上げながら周壁Wおよび支持部材3を平坦に折り畳む(主に上記した折畳形態F2から使用形態F1に変形させる手順とは逆の手順)。
ところで、図10に示すように、陳列台1を使用形態F1に変形させる過程で、本体部32A,33Aに対して貼着部32B,33Bが逆折りされると、規制部32C,33Cが貼着部32B,33Bから刳り貫かれて本体部32A,33Aから相対的に突出し、隣接する第1フラップ22,23に干渉する。貼着部32B,33Bの逆折りが進行するに従って、規制部32C,33Cは第1フラップ22,23を撓ませながら図10に示すD1方向に摺動する。この際、貼着部32B,33Bには元に戻す方向(図10に示すD2方向)に力が作用するが、規制部32C,33Cが第1フラップ22,23に摺接することによって、貼着部32B,33Bを元に戻す力に対抗する。これにより、陳列台1を使用形態F1に変形させる過程で再び折畳形態F2に戻されることが抑制されるため、陳列台1を使用形態F1に変形させる作業性を効率良く行うことができる。
[折畳形態にされた陳列台の上部構造]
次に、図2、図11、図12Aおよび図12Bを参照して、折畳形態F2にされた陳列台1の上部構造について説明する。図11は、図2のXI−XI断面図である。図12Aは、図2のXII−XII断面図である。図12Bは一般的なワンタッチ底を有する折畳箱99の一部を示す断面図である。
<二重折線について>
まず、図2および図11(適宜、図7も参照)に示すように、各々の第1折返壁20,21は周壁Wの内側に折り返されて一対の第1側壁10,11の裏面に対向し、各々の第2折返壁30,31は周壁Wの内側に折り返されて一対の第2側壁12,13の裏面に対向している。また、一対の第1フラップ22,23および一対の第2フラップ32,33は上方に折り返されており、各第1フラップ22,23の基端部(下部)は第1折返壁20,21に対向し、各第2フラップ32,33の基端部(下部)は第2折返壁30,31に対向している。つまり、第1および第2折返壁20,21,30,31および第1および第2フラップ22,23,32,33の基端部は、周壁Wの内側上部のみに折り込まれている。
図11に示すように、陳列台1が折畳形態F2とされた場合、第1折曲線L1で広げられた前後両側の側壁10,13−11,12の上部の間には、「第1折返壁20および第2折返壁31」、「第1フラップ22および第2フラップ33」、「第1フラップ23および第2フラップ32」および「第1折返壁21および第2折返壁30」の4層が挟み込まれている。つまり、本実施形態に係る陳列台1(周壁W)の上部は、前後両側の側壁10,13−11,12を含めて6層構造となっている。
前後両側の側壁10,13−11,12の上部は、一対の第2折曲線L2の二重折線15で折り返されているため、二重折線15の間隔(角面部Sの幅)だけ互いに離間している。換言すれば、前後両側の側壁10,13−11,12の上部には、角面部Sの幅に相当する隙間が形成される。対角に位置する一対の第2折曲線L2に二重折線15を設け、対角部分に厚みをもたせることで、4つの折込部17から成る4層を適切に挟み込むことができる。
<折込部について>
以上で説明したように、一対の第1フラップ22,23および一対の第2フラップ32,33は、陳列台1を開く(周壁Wを四角筒状に形成する)ことに連動して自動的に周壁Wの上面開口を閉塞していた。これに似た構造として、箱を開くだけで自動的に底面が形成されるワンタッチ底と呼ばれる構造が知られている。ワンタッチ底を有する折畳箱99では、図12Bに示すように、折畳形態F2にされた状態において、貼着部32B,33Bは折り返されて(正折りされて)隣接する第1フラップ22,23に接合される。したがって、折畳形態F2にされた折畳箱99では、上記した本実施形態に係る陳列台1の上部と同様の4層に加え、中央部分に貼着部32B,33Bが挟み込まれるため、積層枚数は5層(前後両側の側壁10,13−11,12を含めて7層)になる。つまり、折畳形態F2とした場合に、一般的なワンタッチ底では、本実施形態に係る陳列台1の上部よりも1層厚くなる。なお、折畳箱99を折畳形態F2から使用形態F1に変形すると、ワンタッチ底の貼着部32B,33Bは広げられて本体部32A,33Aと同一平面上に位置することになる。
これに対し、本実施形態に係る陳列台1では、図12Aに示すように、折畳形態F2において、貼着部32B,33Bが折り返されていないため、その上部が4層構造(前後両側の側壁10,13−11,12を含めて6層構造)となり、一般的なワンタッチ底よりも1層少なくなる。したがって、折畳形態F2にされた陳列台1の上部の厚さは、一般的なワンタッチ底に比べて、段ボールシート(貼着部32B,33B)1枚分薄くなる。
以上説明した本実施形態に係る陳列台1では、折込部17(第1および第2折返壁20,21,30,31、第1および第2フラップ22,23,32,33)が周壁Wの上部に位置し、陳列台1を折り畳む際に屈曲させる第2折曲線L2の上部が二重折線15になっていた。この構成によれば、二重折線15で屈曲させた部分に、二重折線15の間隔に相当する厚さをもたることができる。これにより、一対の第1折曲線L1で広げられた二対の側壁10,13−11,12の間に4つの折込部17を挟み込んだとしても、罫割れや船折れ(図12Bに示す現象)を抑制しながら陳列台1を適切に折り畳むことができる。また、第2折曲線L2は、折込部17を折り込む部分以外が1本の折畳線16で形成されているため、陳列台1を組み立てる際に第1側壁10と第2側壁13とを精度良く折り曲げることができる。これにより、継代片14の貼りずれを抑制することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1では、二重折線15と折畳線16が周方向に略等間隔に並び、二重折線15の下部が傾斜しながら折畳線16に滑らかに繋がっていた。この構成によれば、二重折線15と折畳線16とに沿って円滑に折り曲げることができると共に、二重折線15での折り曲げ角度を略均等にすることができる。これにより、周壁Wの対角位置の上部が不自然に潰れることが抑制され、きれいな四角筒状の周壁Wを形成することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1では、折畳形態F2において貼着部32B,33B(第2フラップ32,33の一部)が本体部32A,33A(第2フラップ32,33の他の部分)と略同一平面上に配置されて第1フラップ22,23に接合されていた。この構成によれば、一般的なワンタッチ底(図12B参照)のように貼着部32B,33Bを折り返して第1フラップ22,23に接合する場合に比べて、折畳形態F2において二対の側壁10,13−11,12の間に挟まれる第1および第2フラップ22,23,32,33等の厚さを1枚分薄くすることができる(図12A参照)。これにより、二対の側壁10,13−11,12の間に挟まれる第1および第2フラップ22,23,32,33等の厚さを薄くすることができ、罫割れや船折れを抑制しながら陳列台1を薄く平坦に折り畳むことができる。その結果、折畳形態F2にされた陳列台1を複数積み重ねた際の高さを低く抑えることができ、例えば、紐で束ねる際の作業性を向上させることができることに加え、体積縮小に伴い輸送費を削減することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1では、第1および第2折返壁20,21,30,31が内側に折り返されて第1〜第2側壁10〜13の裏面に対向(または接触)していた。この構成によれば、周壁Wの上部が二重壁構造になるため、周壁Wの上部の剛性を向上させることができる。また、4つの第1および第2フラップ22,23,32,33が周壁Wの上端よりも下がった位置で棚板1Sを形成していた。この構成によれば、周壁Wの上部が棚板1Sの周りに二重壁を立設させたトレイ状に構成され、棚板1S上に積み上げられた商品の落下等を抑制することができる。
また、本実施形態に係る陳列台1によれば、支持部材3が格子状に組まれているため、折畳箱2の折り畳みに連動して支持部材3を平坦に折り畳むことができ、さらに、棚板1Sが受ける荷重を確りと支えることができる。
なお、本実施形態に係る陳列台1では、二重折線15が第2折曲線L2の上部に形成され、4つの折込部17が周壁Wの上面開口を閉塞して棚板1S(天面)を形成していたが、本考案はこれに限定されない。例えば、第2折曲線L2の下部にも二重折線15が形成され、周壁Wの下部にも4つの折込部17が設けられ、下方の4つの折込部17が周壁Wの下面開口を閉塞して底面を形成してもよい(図示せず)。この場合、下側の4つの第1および第2フラップ22,23,32,33は周壁Wの下端よりも上がった位置で底面を形成する。
また、本実施形態に係る陳列台1では、4つの第1および第2フラップ22,23,32,33が周壁Wの上端よりも下がった位置で棚板1Sを形成していたが、本考案はこれに限定されない。例えば、第1および第2折返壁20,21,30,31を省略し、4つの第1および第2フラップ22,23,32,33が4つの側壁10〜13の上端に連設され、周壁Wの上端と略同一高さで棚板1Sを形成してもよい(図示せず)。これと同様に、4つの第1および第2フラップ22,23,32,33が4つの側壁10〜13の下端に連設され、周壁Wの下端と略同一高さで底面を形成してもよい(図示せず)。この場合、二重折線15(主に一対の直線部15A)の上下方向の長さは、第1および第2フラップ22,23,32,33が周壁Wの内側に折り込まれたときの上下方向の長さ以上とすることが好ましい。
また、本実施形態に係る陳列台1では、支持部材3に2つの支持板5が設けられていたが、これに限らず、支持板5は、1つであってもよいし、3つ以上であってもよいし、省略されてもよい(図示せず)。また、周壁W(4つの側壁10〜13)のみで必要な耐圧性能を満たすのであれば、支持部材3を省略し、折畳箱2のみで陳列台1が構成されてもよい(図示せず)。
[他の実施形態]
次に、図13を参照して、他の実施形態に係る折畳箱6について説明する。図13は折畳箱6のブランク6Aを示す平面図である。なお、以上で説明した実施形態に係る陳列台1の折畳箱2と同様の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この折畳箱6は、物品を梱包するための箱として用いられる。折畳箱6(ブランク6A)は、4つの側壁10〜13と、4つの折込部18と、一対の上内フラップ50,51と、一対の上外フラップ52,53と、を備えている。4つの折込部18は、一対の第1フラップ22,23と、一対の第2フラップ32,33と、を有している。
一対の第1フラップ22,23は第4折曲線L4を介して一対の第1側壁10,11の下端に連設され、一対の第2フラップ32,33は第4折曲線L4を介して一対の第2側壁12,13の下端に連設されている。一方の第1フラップ22と他方の第1フラップ23との延出寸法(段方向の寸法)は同一であり、一対の第1フラップ22,23の先端側には凹部22A,23Aが凹設されている。なお、第2折曲線L2の二重折線15(主に一対の直線部15A)の上下方向の長さは、周壁Wの内側に折り込まれた第1および第2フラップ22,23,32,33の上下方向の長さ以上とされている。また、二重折線15(一対の直線部15A)の間隔は、段ボールシート2枚分程度にされている。
一対の上内フラップ50,51は第5折曲線L5(例えば汎用罫線)を介して一対の第2側壁12,13の上端に連設され、一対の上外フラップ52,53は第5折曲線L5を介して一対の第1側壁10,11の上端に連設されている。
図示は省略するが、折畳箱6が折畳形態F2にされた場合、一対の第1フラップ22,23および一対の第2フラップ32,33は周壁Wの内側に折り返されており、一対の第1側壁10,11および一対の第2側壁12,13の内面に対向している。一対の貼着部32B,33B(第2フラップ32,33の一部)は、広げられた状態で一対の第1フラップ22,23の表面に接合されている。一方、一対の上内フラップ50,51および一対の上外フラップ52,53は周壁Wの上端から上方に延設されている。
折畳箱6が折畳形態F2とされた場合、前後両側の側壁10,13−11,12の下部の間には、「第1フラップ22および第2フラップ33」および「第1フラップ23および第2フラップ32」の2層が挟み込まれている。つまり、折畳箱6の上部は、前後両側の側壁10,13−11,12を含めて4層構造となっている。一般的なワンタッチ底とした場合、折畳箱6の下部と同様の2層に加え、中央部分に貼着部32B,33Bが挟み込まれるため、積層枚数は3層(前後両側の側壁10,13−11,12を含めて5層)になるが、他の実施形態に係る折畳箱6では、一般的なワンタッチ底よりも1層少なくなり、その下部の厚さを削減することができる。
図示は省略するが、折畳箱6が使用形態F1にされた場合、一対の貼着部32B,33Bが第1フラップ22,23と第2フラップ32,33(本体部32A,33A)との間に挟まれるように折り返されながら、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33とが下方(軸方向の一方)に押し出されて周壁Wの下端(一端)を閉塞する。つまり、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33は折畳箱6の底面を形成する。なお、一対の第1フラップ22,23は、互いの凹部22A,23Aを噛み合わせて周壁Wの下面開口を閉塞する。
一方、一対の上内フラップ50,51は、第5折曲線L5に沿って内向きに折り曲げられて周壁Wの上端(上面開口)の一部を閉じる。一対の上外フラップ52,53は、第5折曲線L5に沿って内向きに折り曲げられて一対の上内フラップ50,51に積層される。一対の上外フラップ52,53は、その先端同士を突き合わせ、周壁Wの上面開口を閉塞する。つまり、一対の上内フラップ50,51と一対の上外フラップ52,53は折畳箱6の天面を形成する。作業者が一対の上外フラップ52,53の突き合わせ部に沿って粘着テープを貼付することで、折畳箱6は封緘される。なお、上外フラップ52,53は上内フラップ50,51に接着剤で接着されてもよい。
以上説明した他の実施形態に係る折畳箱6によれば、罫割れや船折れを抑制しながら折畳箱6を適切に折り畳むことができる等、先に説明した実施形態に係る陳列台1と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した実施形態に係る陳列台1や折畳箱6では、第2折曲線L2の二重折線15が、一対の直線部15Aと一対の傾斜部15Bとを有していたが、本考案はこれに限定されない。
一対の直線部15Aは、互いに平行でなくてもよく、例えば、上方から下方に向かって互いに接近または離間するように傾斜していてもよい(図示せず)。また、一対の傾斜部15Bは、傾斜していなくてもよく、例えば、一対の直線部15Aに対して直交するように(略水平に)形成されてもよい(図示せず)。また、例えば、一対の傾斜部15Bが省略され、二重折線15は一対の直線部15Aのみで形成されてもよい(図示せず)。さらに、二重折線15(一対の直線部15A)の間隔は、陳列台1では段ボールシート4枚分程度、折畳箱6では段ボールシート2枚分程度であったが、これに限らず、折畳形態F2にした状態で周壁Wの内側に折り込まれる(挟み込まれる)折込部17,18の厚さに応じて自由に変更してもよい。また、第2折曲線L2の二重折線15の上下方向の長さは、周壁Wの内側に折り込まれた折込部17,18の上下方向の長さ以上とされていればよい。
また、上記した実施形態に係る陳列台1や折畳箱6では、第2フラップ32,33の一部が貼着部32B,33Bとされていたが、これに限らず、第1フラップ22,23の一部が貼着部とされてもよい(図示せず)。すなわち、一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33のいずれか一方の一部が貼着部とされ、これらの貼着部が広げられた状態で一対の第1フラップ22,23と一対の第2フラップ32,33のいずれか他方に接合されていればよい(図示せず)。
また、例えば、図14に示すように、貼着部23B,32B(規制部23C)が、隣接する第1フラップ23と第2フラップ32とに形成されてもよい。この場合、第1フラップ23の貼着部23Bは隣接する他方の第2フラップ33に接合され、第2フラップ32の貼着部32Bは隣接する他方の第1フラップ22に接合される。すなわち、一対の第1フラップ22,23のいずれか一方の一部が貼着部とされて一対の第2フラップ32,33のいずれか他方に接合され、一対の第2フラップ32,33のいずれか一方の一部が貼着部とされて一対の第1フラップ22,23のいずれか他方に接合されていればよい。なお、図14では、この変形例を陳列台1の折畳箱2に適用したが、これに限らず、この変形例を他の実施形態に係る折畳箱6に適用してもよい(図示せず)。
また、上記した実施形態に係る陳列台1では、一方の第1フラップ22が、他方の第1フラップ23よりも長く延設され、周壁Wの上面開口または下面開口を閉塞していたが、本考案はこれに限定されない。例えば、他の実施形態に係る折畳箱6と同様に、一方の第1フラップ22を他方の第1フラップ23と同じ延出寸法に形成し、一対の第1フラップ22,23に凹部を設け、周壁Wの上面開口または下面開口を閉塞したときに凹部同士が噛み合うようにしてもよい(図示せず)。
また、上記した実施形態に係る陳列台1や折畳箱6では、折畳形態F2にされた場合に貼着部32B,33Bが広げられて本体部32A,33Aと略同一平面上に位置し、使用形態F1にされた場合に貼着部32B,33Bが折り返されて本体部32A,33Aに積層されていたが、本考案はこれに限定されない。折畳形態F2にされた状態で厚さが増してしまうが、一般的なワンタッチ底が採用されてもよい(図示せず)。
また、上記した実施形態に係る陳列台1や折畳箱6は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本考案はこれに限定されない。陳列台1や折畳箱6は、両面段ボールシートに代えて、片面段ボール、複両面段ボール、複々両面段ボール等で形成されてもよいし、チップボール等の板紙で形成されてもよい。また、陳列台1や折畳箱6の各部の寸法(幅、奥行き、高さ)や形状、段ボールシート等の厚みや中しん9A(紙目)が延びる方向等は自由に変更してもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本考案に係る折畳箱、ブランクおよび陳列台における一態様を示すものであって、本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。本考案は技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよく、実用新案登録請求の範囲は技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様を含んでいる。
1 陳列台
1S 棚板
2,6 折畳箱
3 支持部材
10,11 第1側壁(側壁)
12,13 第2側壁(側壁)
15 二重折線
16 折畳線
17,18 折込部
20,21 第1折返壁
22,23 第1フラップ
30,31 第2折返壁
32,33 第2フラップ
F1 使用形態
F2 折畳形態
L1 第1折曲線
L2 第2折曲線
W 周壁

Claims (6)

  1. 紙材で形成される折畳箱(1)であって、
    周方向に交互に配置された一対の第1折曲線(L1)と一対の第2折曲線(L2)とを介して4つの側壁(10〜13)が連設され、軸方向の両端を開口した四角筒状に形成される周壁(W)と、
    4つの前記側壁の軸方向の一端にそれぞれ連設され、前記周壁の内側に折り込み可能に設けられる4つの折込部(17,18)と、を備え、
    各々の前記第2折曲線は、
    前記側壁の軸方向の一方において周方向に間隔をあけて対を成し、前記折込部が折り込まれたときの軸方向の長さに対応して軸方向に延設された二重折線(15)と、
    前記二重折線から軸方向の他端まで延設された折畳線(16)と、を有し、
    四角筒状を形成した前記周壁の軸方向の一方の開口を4つの前記折込部によって閉塞する使用形態(F1)と、一対の前記二重折線および一対の前記折畳線で屈曲し、且つ一対の前記第1折曲線で広げられた二対の前記側壁の軸方向の一方の間に前記周壁の内側に折り込まれた4つの前記折込部を挟み込む折畳形態(F2)と、の間で変形することを特徴とする折畳箱。
  2. 各々の前記二重折線は、その間隔の中央位置を前記折畳線に一致させるように形成され、前記側壁の軸方向の一端から他方に向かって互いに平行に伸長した後、互いに接近するように傾斜しながら前記折畳線の軸方向の一端まで伸長していることを特徴とする請求項1に記載の折畳箱。
  3. 4つの前記側壁は、周方向に交互に連設された一対の第1側壁(10,11)と一対の第2側壁(12,13)と、を有し、
    4つの前記折込部は、一対の前記第1側壁の軸方向の一端に連設された一対の第1フラップ(22,23)と、一対の前記第2側壁の軸方向の一端に連設された一対の第2フラップ(32,33)と、を有し、
    前記折畳形態にされた場合、一対の前記第1フラップおよび一対の前記第2フラップは前記周壁の内側に折り返されており、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部(32B,33B)が広げられた状態で一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか他方の表面に接合され、
    前記使用形態にされた場合、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が前記第1フラップと前記第2フラップとの間に挟まれるように折り返されながら、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップとが軸方向の一方に押し出されて前記周壁の一端を閉塞することを特徴とする請求項1または2に記載の折畳箱。
  4. 4つの前記側壁は、周方向に交互に連設された一対の第1側壁(10,11)と一対の第2側壁(12,13)とを有し、
    4つの前記折込部は、一対の第1折返壁(20,21)を介して一対の前記第1側壁の軸方向の一端に連設された一対の第1フラップ(22,23)と、一対の第2折返壁(30,31)を介して一対の前記第2側壁の軸方向の一端に連設された一対の第2フラップ(32,33)と、を有し、
    各々の前記第1折返壁は前記周壁の内側に折り返されて一対の前記第1側壁の裏面に対向し、各々の前記第2折返壁は前記周壁の内側に折り返されて一対の前記第2側壁の裏面に対向し、
    前記折畳形態にされた場合、一対の前記第1フラップおよび一対の前記第2フラップは軸方向の一方に折り返されており、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部(32B,33B)が広げられた状態で一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか他方の裏面に接合され、
    前記使用形態にされた場合、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップのいずれか一方の一部が前記第1フラップと前記第2フラップとの間に挟まれるように折り返されながら、一対の前記第1フラップと一対の前記第2フラップとが軸方向の他方に引き込まれて前記周壁の一端を閉塞することを特徴とする請求項1または2に記載の折畳箱。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折畳箱を形成することを特徴とするブランク。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の折畳箱(2)と、
    前記周壁の内部に設けられ、軸方向から見て格子状を成し前記折畳箱と共に折り畳み可能に形成される支持部材(3)と、を備え、
    4つの前記折込部は、前記周壁の軸方向の一端を閉塞して棚板(1S)を形成し、
    前記支持部材は、前記棚板の下面に当接して前記棚板を支持することを特徴とする陳列台。
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