JP3232260B2 - バタフライ弁の結露防止装置 - Google Patents

バタフライ弁の結露防止装置

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利治 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、バタフライ弁の結露
防止装置、特に大気中に露出しているアクチュエータの
外面に管路を流過する流体と大気との温度差に基因して
結露が生じてくるのを防止するようにしたバタフライ弁
の結露防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷房や冷凍用配管のような低温流
体が流過する配管系統では、流過している流体と大気と
の温度差によって、大気中の水分が管路外面に結露して
くるのを防止するために、断熱性カバーで管路外周面や
バタフライ弁本体を被覆している。しかしながら、管路
と直交する方向に延び出しているバタフライ弁の弁軸筒
の外端に取り付けられているアクチュエータを断熱カバ
ーで被覆することは困難であるため、通常は断熱被覆す
ることなく大気中に露出したままとなっている。このた
め、アクチュエータ外面が結露により腐食したり、結露
水が床面に滴下して汚れる等の問題があった。
【0003】そこで、本出願人は弁本体と弁軸筒との間
を断熱して、弁本体からの熱をアクチュエータに伝達さ
せないようにした結露防止装置を先に提案した。かかる
装置は、特公平6−78789号公報、実開平7−13
83号公報等に開示されている。特公平6−78789
号公報に開示の構造は、アクチュエータを熱遮断板を介
して弁軸筒に取り付けると共に、弁軸筒の外周面を断熱
カバーで被覆し、該断熱カバーの一端を熱遮断板に接合
し、他端をバタフライ弁本体の外周面を被覆する断熱カ
バーに接合して弁軸筒を断熱被覆するようにしたもので
ある。しかしながらかかる構造では、弁軸筒の外周面を
被覆する断熱カバーを長くすることが出来ないため、ア
クチュエータと弁本体との距離が短くなり、配管及び弁
本体の外周面への断熱カバーの取付けが困難になると共
に、弁本体の外周面に適用された断熱カバーにアクチュ
エータのハンドルが干渉してくるおそれもあった。
【0004】実開平7−1383号公報に開示の構造
は、弁軸筒の外端に断熱板を介してパイプ状のコラムを
取り付け、該コラム内において弁棒とアクチュエータの
駆動軸とを連結し、コラムの外周面に吸熱フィンを設け
たものである。しかしながら、これでは構造が複雑とな
り形状が大きくなると共に、コストが高くなる欠点があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の結
露防止装置に見られた欠点や問題点を解消し、簡単で安
価な構造により、確実な断熱効果を得、アクチュエータ
の結露を防止せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、バタフライ弁本体から直径
方向外方に延び出し駆動用の弁棒を軸支し得る弁軸筒の
外端に、断熱性を有する合成樹脂製の柱状の中継コラム
を介してアクチュエータを取付け、該中継コラムにアク
チュエータと弁軸筒とを連結する取付ボルトの挿通孔と
駆動用弁棒を挿通する貫通孔とを形成し、貫通孔に挿通
される駆動用弁棒を介して弁体とアクチュエータとを
いに連結したバタフライ弁の結露防止装置において、前
記中継コラムに前記取付ボルトの挿通孔及び弁棒の貫通
孔とは別に、軸方向に延びる複数の空間を形成し、該空
間の端部を中継コラムの端面から外方に開放したことを
特徴とする。
【0007】軸方向に延びる空間が、中継コラムの途中
において遮断されていることを特徴とする。
【0008】中継コラムが、弁軸筒の外端に形成された
アクチュエータ取付板と一致する断面形状を有する柱状
体に形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。図面を参照して(1)は、管
路を構成するパイプのフランジ間にウェハー状に取り付
けられるバタフライ弁の弁本体であり、内部に円筒状の
流体通路が貫設されている。弁本体(1)内には円板状の
弁体(2)が回動自在に軸支される。流体通路の内周面と
弁体(2)との間には、軟弾性のゴム等からなるシートリ
ングが介挿され、回動する弁体の外周面とシートリング
との接離により流体通路の開放、閉止或は流量の制御が
達成される。弁体(2)はその直径方向対向位置におい
て、弁本体(1)の外周面から外方に突出した弁軸筒(3)
と弁軸部(4)に軸挿された弁棒で軸支される。弁軸筒
(3)に軸挿された弁棒は駆動軸であり外端にアクチュエ
ータ(5)が連結される。
【0010】かかるバタフライ弁は従来公知であり、配
管系統に取り付けられた後、弁本体並びに弁軸筒(3)は
従来公知の方法で断熱カバーが施工され断熱処理され
る。しかしながらアクチュエータ(5)はその構造、形状
が複雑であるため、断熱カバーでの断熱処理は困難であ
る。
【0011】そこで、この発明は弁軸筒(3)とアクチュ
エータ(5)との間に断熱性の中継コラム(6)を介挿し、
該中継コラム(6)を介して弁軸筒(3)とアクチュエータ
(5)とを連結すると共に、中継コラム(6)内に弁棒若し
くはアクチュエータ(5)の駆動軸(7)を延出させ、相互
に連結したことを特徴とする。図2〜4に示すように、
中継コラム(6)は合成樹脂の成型品であって、所望の長
さを有する柱状の部材である。中継コラム(6)は、好ま
しくは弁軸筒(3)の外端に一体に形成された取付板(8)
と同一の形状、寸法の断面形状に形成され、取り付けた
とき弁軸筒との間で外形に凹凸が少なくなるようにし
て、施工を容易にしている。
【0012】中継コラム(6)は、断熱性に優れた合成樹
脂、例えばポリアミド(PA)、変性ポリフェニレンエ
ーテル(変性PPE)、アクリロニトリルブタジエンス
チレン(ABS樹脂)、塩化ビニル(PVC)、ポリア
セタール(POM)等で形成する。又、樹脂材料にガラ
ス繊維や炭素繊維等を加えて強度を一層高めるようにし
てもよい。中継コラム(6)の内部には、図示のように軸
方向に延びる複数の空間(9)が形成されている。該空間
(9)は、図示の実施形態では中継コラムのほぼ中央で
断された不貫通の空間としているが、軸方向に貫通する
空間としてもよい。該空間(9)の上下両端部は、図示す
るように中継コラム(6)の上下の端面から外方に開放さ
れている。空間(9)の断面形状は、方形、円形或はその
他のいかなる形状であってもよく、特に限定されない。
中継コラム(6)の中心には、駆動軸(7)が貫通する貫通
孔(10)が形成され、四隅には取付ボルト(11)を挿通する
ボルト挿通孔(12)が貫通して形成される。ボルト挿通孔
(12)のピッチ、孔径、数は、ISO規格やJIS規格に
基づいて形成されており、ISO若しくはJISの規格
に合致した各種形式のバルブ及びアクチュエータに対応
することが出来る。
【0013】中継コラム(6)に複数の空間(9)を形成す
ることにより、熱の遮断性を向上することが可能とな
る。空間(9)を形成するのに代って、中継コラム(6)を
多孔質の発泡樹脂、例えばポリアミド(PA)、変性ポ
リフェニレンエーテル(変性PPE)、アクリロニトリ
ルブタジエンスチレン(ABS樹脂)、塩化ビニル(P
VC)、ポリアセタール(POM)等の発泡樹脂で形成
してもよい。発泡は連続気泡、独立気泡のいずれであっ
てもよい。また、中継コラム(6)は、弁軸筒(3)の取付
板(8)の形状に合わせて、図5に示すように円柱形やそ
の他の形状に形成してもよいことは勿論である。更に、
成形上の要求に基づいて図6に示すように外面の途中に
段部(13)を形成してもよい。中継コラムは、必要に応じ
て樹脂材料に顔料を入れて着色し、イメージカラーを施
すことが可能である。
【0014】取付けに際しては、アクチュエータ(5)と
弁軸筒の取付板(8)のと間に、中継コラム(6)を介在さ
せた後、ボルト挿通孔(12)に取付ボルト(11)を挿入して
締め付け、アクチュエータ(5)と弁軸筒の取付板(8)と
を中継コラム(6)を挟んで連結し、一体化する。
【0015】この発明にかかる中継コラムを実際のバタ
フライ弁の弁軸筒とアクチュエータとの間に介挿して、
断熱効果の確認実験を行った。中継コラムはABS樹脂
で形成し、75mmの高さを有する。バルブ口径100
A、流体温度5℃、周囲温度34℃、湿度80%の条件
下において使用したが、アクチュエータには一切結露が
認められなかった。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、高い断熱性を有しア
クチュエータへの熱の伝達を遮断して結露を防止するこ
とができると共に、コンパクトで安価であり、十分な強
度を有している。また、弁軸筒の取付板とアクチュエー
タとの間に介挿するのみでよいため、既製のバタフライ
弁とアクチュエータに特別な加工を施すことなく適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の中継コラムを適用したバタフライ弁
の正面図
【図2】この発明にかかる中継コラムの平面図
【図3】図2A−A’線に沿った断面図
【図4】中継コラムの斜視図
【図5】中継コラムの一変形を示す斜視図
【図6】中継コラムの他の変形を示す斜視図
【符号の説明】
(1)弁本体 (2)弁体 (3)弁軸筒 (4)弁軸部 (5)アクチュエータ (6)中継コラム (7)駆動軸 (8)取付板 (9)空間 (10)貫通孔 (11)取付ボルト (12)ボルト挿通孔 (13)段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 51/00 F16K 27/02 F16K 1/16 - 1/226

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バタフライ弁本体から直径方向外方に延び
    出し駆動用の弁棒を軸支し得る弁軸筒の外端に、断熱性
    を有する合成樹脂製の柱状の中継コラムを介してアクチ
    ュエータを取付け、該中継コラムにアクチュエータと弁
    軸筒とを連結する取付ボルトの挿通孔と駆動用弁棒を挿
    通する貫通孔とを形成し、貫通孔に挿通される駆動用弁
    棒を介して弁体とアクチュエータとを互いに連結したバ
    タフライ弁の結露防止装置において、前記中継コラムに
    前記取付ボルトの挿通孔及び弁棒の貫通孔とは別に、軸
    方向に延びる複数の空間を形成し、該空間の端部を中継
    コラムの端面から外方に開放したことを特徴とするバタ
    フライ弁の結露防止装置。
  2. 【請求項2】軸方向に延びる空間が、中継コラムの途中
    において遮断されていることを特徴とする請求項1記載
    の結露防止装置。
  3. 【請求項3】中継コラムが、弁軸筒の外端に形成された
    アクチュエータ取付板と一致する断面形状を有する柱状
    体に形成されていることを特徴とする請求項1又は2
    載の結露防止装置。
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