JP3231755B2 - オゾン吸着装置及び画像形成装置 - Google Patents
オゾン吸着装置及び画像形成装置Info
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Landscapes
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オゾン吸着装置、特に、オゾンを含む排気
からオゾンを除去するためのオゾン吸着装置に関する。
からオゾンを除去するためのオゾン吸着装置に関する。
たとえば、静電印加方式による画像形成部を備えた複
写機やレーザプリンタでは、感光体を所定の電荷に帯電
させる工程、感光体上に形成されたトナー像を転写紙に
転写する工程や、トナー像が転写された転写紙を感光体
から分離する工程等でオゾンが発生する。すなわち、こ
れらの工程では、コロナ放電により空気がイオン化する
際に生じる荷電粒子と酸素分子との非弾性衝突によって
酸素活性粒子が生じ、その活性粒子と酸素分子との反応
によりオゾンが生じるのである。
写機やレーザプリンタでは、感光体を所定の電荷に帯電
させる工程、感光体上に形成されたトナー像を転写紙に
転写する工程や、トナー像が転写された転写紙を感光体
から分離する工程等でオゾンが発生する。すなわち、こ
れらの工程では、コロナ放電により空気がイオン化する
際に生じる荷電粒子と酸素分子との非弾性衝突によって
酸素活性粒子が生じ、その活性粒子と酸素分子との反応
によりオゾンが生じるのである。
このようなオゾンは、感光体の表面に吸着され、酸化
皮膜を形成して感光体の表面を低抵抗化する。また、有
機感光体を用いている場合には、感光体がオゾンと反応
して感度が低下する。これらは、感光体上の画像の流れ
や滲み等の画像不良の原因となる。また、発生したオゾ
ンは、ファン等により機外に放出される。このため、空
気中のオゾン濃度が上昇するが、空気中の高濃度のオゾ
ンは人体に悪影響を及ぼす場合があるとされている。
皮膜を形成して感光体の表面を低抵抗化する。また、有
機感光体を用いている場合には、感光体がオゾンと反応
して感度が低下する。これらは、感光体上の画像の流れ
や滲み等の画像不良の原因となる。また、発生したオゾ
ンは、ファン等により機外に放出される。このため、空
気中のオゾン濃度が上昇するが、空気中の高濃度のオゾ
ンは人体に悪影響を及ぼす場合があるとされている。
このため、発生したオゾンを処理する構成が従来から
種々検討されている。たとえば特開昭56−113151号に
は、画像形成部で発生したオゾンを含む空気を排出する
ためのダクトを設け、そのダクトの途中にオゾン吸着装
置を配置する構成が示されている。そのオゾン吸着装置
では、粉末状の活性炭からなる吸着剤がスクリューコン
ベア等を用いて入れ換えられ、あるいは循環されるよう
になっている。この入れ換えあるいは循環によって、古
くなった吸着剤に代えて、新しい吸着材が導入され、こ
れによりオゾン吸着装置の吸着能の維持が図られてい
る。
種々検討されている。たとえば特開昭56−113151号に
は、画像形成部で発生したオゾンを含む空気を排出する
ためのダクトを設け、そのダクトの途中にオゾン吸着装
置を配置する構成が示されている。そのオゾン吸着装置
では、粉末状の活性炭からなる吸着剤がスクリューコン
ベア等を用いて入れ換えられ、あるいは循環されるよう
になっている。この入れ換えあるいは循環によって、古
くなった吸着剤に代えて、新しい吸着材が導入され、こ
れによりオゾン吸着装置の吸着能の維持が図られてい
る。
上述のオゾン吸着装置では、粉状の吸着剤をコンベア
を用いて入れ換えるようになっているため、装置全体が
大型化してしまい、また装置の構成が複雑なものとなっ
てしまう。
を用いて入れ換えるようになっているため、装置全体が
大型化してしまい、また装置の構成が複雑なものとなっ
てしまう。
本発明の目的は、オゾン吸着能が長期間維持でき、し
かもコンパクトで簡単な構成のオゾン吸着装置を提供す
ることにある。
かもコンパクトで簡単な構成のオゾン吸着装置を提供す
ることにある。
本発明に係るオゾン吸着装置は、画像形成装置内で発
生するオゾンを除去するためのオゾン吸着装置であっ
て、オゾン吸着物質及びオゾンの分解を促進するための
触媒を含む長尺の吸着フィルムと、間隔を隔てて配置さ
れ、吸着フィルムの巻取りが可能な1対の巻取り部と、
1対の巻取り部を一体に連結するガイド板とを備え、画
像形成装置内の定着装置近傍に着脱自在に配置されると
ともに、一方の巻取り部に吸着フィルムが巻き取られた
後、他方の巻取り部方向に巻取り方向を変更可能となっ
ている。
生するオゾンを除去するためのオゾン吸着装置であっ
て、オゾン吸着物質及びオゾンの分解を促進するための
触媒を含む長尺の吸着フィルムと、間隔を隔てて配置さ
れ、吸着フィルムの巻取りが可能な1対の巻取り部と、
1対の巻取り部を一体に連結するガイド板とを備え、画
像形成装置内の定着装置近傍に着脱自在に配置されると
ともに、一方の巻取り部に吸着フィルムが巻き取られた
後、他方の巻取り部方向に巻取り方向を変更可能となっ
ている。
また、本発明に係る画像形成装置は、感光層を設けた
感光体ドラムと、感光層を帯電させる帯電手段と、感光
体ドラムに潜像を形成する潜像形成手段と、感光体ドラ
ムに対向して配置され、潜像上にトナー層を形成する現
像手段と、トナー層を記録紙上に転写する転写手段と、
トナー層が転写された記録紙上に定着処理を施す定着手
段とを備える画像形成装置であって、定着手段に近接し
て取り付けられたオゾン吸着手段と、両端部が開口した
筒状に形成され、オゾン吸着手段と帯電手段との間に設
けられた通気手段と、通気手段の内部に設けられた送風
手段とを有している。オゾン吸着手段は、オゾン吸着物
質及びオゾンの分解を促進するための触媒を含む長尺の
吸着フィルムと、間隔を隔てて配置され、その間に配置
されるガイド板によって一体に連結される吸着フィルム
の巻取りが可能な1対の巻取り部とからなり、画像形成
装置内の定着手段近傍に着脱自在に配置されるととも
に、一方の巻取り部に前記吸着フィルムが巻き取られた
後、他方の巻取り部方向に巻取り方向を変更可能となる
ように装着されている。
感光体ドラムと、感光層を帯電させる帯電手段と、感光
体ドラムに潜像を形成する潜像形成手段と、感光体ドラ
ムに対向して配置され、潜像上にトナー層を形成する現
像手段と、トナー層を記録紙上に転写する転写手段と、
トナー層が転写された記録紙上に定着処理を施す定着手
段とを備える画像形成装置であって、定着手段に近接し
て取り付けられたオゾン吸着手段と、両端部が開口した
筒状に形成され、オゾン吸着手段と帯電手段との間に設
けられた通気手段と、通気手段の内部に設けられた送風
手段とを有している。オゾン吸着手段は、オゾン吸着物
質及びオゾンの分解を促進するための触媒を含む長尺の
吸着フィルムと、間隔を隔てて配置され、その間に配置
されるガイド板によって一体に連結される吸着フィルム
の巻取りが可能な1対の巻取り部とからなり、画像形成
装置内の定着手段近傍に着脱自在に配置されるととも
に、一方の巻取り部に前記吸着フィルムが巻き取られた
後、他方の巻取り部方向に巻取り方向を変更可能となる
ように装着されている。
本発明に係るオゾン吸着装置では、間隔を隔てて配置
された巻取り部間で露出する吸着フィルムの部分が、主
としてオゾン吸着機能を発揮する。この部分にオゾンを
含む排気が接触すると、吸着フィルムに含まれるオゾン
吸着物質が排気中のオゾンを吸着し、排気からオゾンを
除去する。露出した吸着フィルムの吸着能が低下すれ
ば、巻取り部を回転させることにより新たな吸着フィル
ムの部分を露出させることができる。これによって、オ
ゾン吸着装置の吸着能の維持が図られる。
された巻取り部間で露出する吸着フィルムの部分が、主
としてオゾン吸着機能を発揮する。この部分にオゾンを
含む排気が接触すると、吸着フィルムに含まれるオゾン
吸着物質が排気中のオゾンを吸着し、排気からオゾンを
除去する。露出した吸着フィルムの吸着能が低下すれ
ば、巻取り部を回転させることにより新たな吸着フィル
ムの部分を露出させることができる。これによって、オ
ゾン吸着装置の吸着能の維持が図られる。
前記のオゾン吸着装置を定着手段に近接して取り付
け、帯電手段とオゾン吸着装置との間に通気手段を設け
て、帯電手段から発生するオゾンが含まれた空気をオゾ
ン吸着手段に導く。この際、通気手段の内部に取り付け
たファンなどの送風手段により、オゾン吸着手段への空
気の流れを促進する。オゾン吸着手段に吸着されたオゾ
ンは、吸着フィルムに吸着されるとともに、吸着フィル
ムに含まれる触媒によって分解を促進される。さらに、
吸着フィルムは、定着手段からの熱を受けて再生を促進
され、オゾン吸着力を長期間維持できる。
け、帯電手段とオゾン吸着装置との間に通気手段を設け
て、帯電手段から発生するオゾンが含まれた空気をオゾ
ン吸着手段に導く。この際、通気手段の内部に取り付け
たファンなどの送風手段により、オゾン吸着手段への空
気の流れを促進する。オゾン吸着手段に吸着されたオゾ
ンは、吸着フィルムに吸着されるとともに、吸着フィル
ムに含まれる触媒によって分解を促進される。さらに、
吸着フィルムは、定着手段からの熱を受けて再生を促進
され、オゾン吸着力を長期間維持できる。
第1図は、本発明の一実施例が採用された複写機の一
例を示している。
例を示している。
第1図において、この複写機1は、その中央部に配置
された画像形成部2と、画像形成部2の上方に配置され
た原稿読み取り部3と、画像形成部2に対して用紙の搬
送を行う用紙搬送部4とを有している。
された画像形成部2と、画像形成部2の上方に配置され
た原稿読み取り部3と、画像形成部2に対して用紙の搬
送を行う用紙搬送部4とを有している。
画像形成部2は、その中央に、静電潜像が形成される
感光体ドラム5を有している。感光体ドラム5の周囲に
は、感光体ドラム5を所定の電荷に帯電させるための主
帯電装置6、静電潜像を現像するための現像装置7、用
紙にトナー像を転写するための転写装置8、感光体ドラ
ム5から用紙を分離するための用紙分離装置9、感光体
ドラム5上の残留トナーを除去するためののクリーニン
グ装置10、及びクリーニング後の感光体ドラム5表面の
除電を行うための除電ランプ11が配置されている。
感光体ドラム5を有している。感光体ドラム5の周囲に
は、感光体ドラム5を所定の電荷に帯電させるための主
帯電装置6、静電潜像を現像するための現像装置7、用
紙にトナー像を転写するための転写装置8、感光体ドラ
ム5から用紙を分離するための用紙分離装置9、感光体
ドラム5上の残留トナーを除去するためののクリーニン
グ装置10、及びクリーニング後の感光体ドラム5表面の
除電を行うための除電ランプ11が配置されている。
原稿読み取り部3は、複写機1の上面に配置された原
稿台12と、原稿台12上に開閉自在に配置された原稿押え
13と、原稿台12の下方に配置された露光装置14とから構
成されている。露光装置14は、光源,ミラー,レンズ等
から構成されている。
稿台12と、原稿台12上に開閉自在に配置された原稿押え
13と、原稿台12の下方に配置された露光装置14とから構
成されている。露光装置14は、光源,ミラー,レンズ等
から構成されている。
用紙搬送部4は、複写機1の両側面に配置された給紙
トレイ15及び排紙トレイ16と、給紙トレイ15と画像形成
部2との間に配置された給紙搬送路17と、排紙トレイ16
と画像形成部2との間に配置された排紙搬送路18とを備
えている。排紙搬送路18の排紙トレイ16側端部には、画
像が転写された用紙に対して定着処理を行うための定着
装置19が配置されている。定着装置19は、主として上下
1対の圧着ローラ20を備えている。圧着ローラ20のうち
上側のローラ内には、用紙に対して加熱を行うためのヒ
ータ(図示せず)が設けられている。
トレイ15及び排紙トレイ16と、給紙トレイ15と画像形成
部2との間に配置された給紙搬送路17と、排紙トレイ16
と画像形成部2との間に配置された排紙搬送路18とを備
えている。排紙搬送路18の排紙トレイ16側端部には、画
像が転写された用紙に対して定着処理を行うための定着
装置19が配置されている。定着装置19は、主として上下
1対の圧着ローラ20を備えている。圧着ローラ20のうち
上側のローラ内には、用紙に対して加熱を行うためのヒ
ータ(図示せず)が設けられている。
さらに、この複写機1は、定着19上にオゾン吸着装置
本体30を有している。オゾン吸着装置本体30と主帯電装
置6との間には、ダクト31が配置されている。ダクト31
の上流側開口は、主帯電装置6に向かって開いている。
また、ダクト31の下流側開口は、オゾン吸着装置本体30
上に配置されている。ダクト31内には、送風ファン32が
配置されている。また、オゾン吸着装置本体30に対応す
る複写機ケース1aの側壁面には排気口33が設けられてい
る。
本体30を有している。オゾン吸着装置本体30と主帯電装
置6との間には、ダクト31が配置されている。ダクト31
の上流側開口は、主帯電装置6に向かって開いている。
また、ダクト31の下流側開口は、オゾン吸着装置本体30
上に配置されている。ダクト31内には、送風ファン32が
配置されている。また、オゾン吸着装置本体30に対応す
る複写機ケース1aの側壁面には排気口33が設けられてい
る。
オゾン吸着装置本体30は、第2図及び第3図に示すよ
うに、長尺の吸着フィルム34と、吸着フィルム34の巻取
りが可能な1対の巻取り部35,36とを備えている。両巻
取り部35,36は、第3図に示すように、それぞれ概ね円
筒状のケース37と、ケース37内の中心に配置された巻取
り軸38とを有している。巻取り軸38は、ケース37に回転
自在に支持されている。第2図に示すように、巻取り軸
38の外部に露出した両端部には、連結穴39が設けられて
いる。この連結穴39には、複写機1(第1図)側に固定
されたステッピングモータ40の出力軸41が連結され得る
ようになっている。第3図に示すように、両巻取り部3
5,36は、その間に配置されたガイド板42によって一体に
連結されている。ガイド板42の両端に対応する巻取り部
35,36には、開口43が形成されている。吸着フィルム34
は、その一端が一方の巻取り軸38に固定されており、他
端は開口43を通じて他方の巻取り軸38に固定されてい
る。
うに、長尺の吸着フィルム34と、吸着フィルム34の巻取
りが可能な1対の巻取り部35,36とを備えている。両巻
取り部35,36は、第3図に示すように、それぞれ概ね円
筒状のケース37と、ケース37内の中心に配置された巻取
り軸38とを有している。巻取り軸38は、ケース37に回転
自在に支持されている。第2図に示すように、巻取り軸
38の外部に露出した両端部には、連結穴39が設けられて
いる。この連結穴39には、複写機1(第1図)側に固定
されたステッピングモータ40の出力軸41が連結され得る
ようになっている。第3図に示すように、両巻取り部3
5,36は、その間に配置されたガイド板42によって一体に
連結されている。ガイド板42の両端に対応する巻取り部
35,36には、開口43が形成されている。吸着フィルム34
は、その一端が一方の巻取り軸38に固定されており、他
端は開口43を通じて他方の巻取り軸38に固定されてい
る。
吸着フィルム34は、たとえば樹脂フィルム,紙,布等
から構成された長尺の部材であり、巻取り軸38に巻き取
られ得るようになっている。この吸着フィルム34には、
活性炭粉末を主体としたオゾン処理剤が塗布されてい
る。このオゾン処理剤は、バインダーによって吸着フィ
ルム34の表面に付着させられている。なお、オゾン処理
剤は、活性炭粉末のみで構成されていてもよいが、その
他に白金末,酸化鉛(IV),酸化マンガン(IV),酸化
銅(II)等の触媒が含まれていてもよい。
から構成された長尺の部材であり、巻取り軸38に巻き取
られ得るようになっている。この吸着フィルム34には、
活性炭粉末を主体としたオゾン処理剤が塗布されてい
る。このオゾン処理剤は、バインダーによって吸着フィ
ルム34の表面に付着させられている。なお、オゾン処理
剤は、活性炭粉末のみで構成されていてもよいが、その
他に白金末,酸化鉛(IV),酸化マンガン(IV),酸化
銅(II)等の触媒が含まれていてもよい。
次に、上述の実施例の動作を説明する。
オゾン吸着装置本体30は、巻取り部35,36間の吸着フ
ィルム34がダクト31の開口に対向するようにセットされ
る。このとき、たとえば巻取り部35の一方の連結穴39
(第2図では奥側の連結穴)がステッピングモータ40の
出力軸41に連結される。
ィルム34がダクト31の開口に対向するようにセットされ
る。このとき、たとえば巻取り部35の一方の連結穴39
(第2図では奥側の連結穴)がステッピングモータ40の
出力軸41に連結される。
コピー動作が開始されると、給紙トレイ15から給紙搬
送路17を介して画像形成部2側に用紙が搬送される。一
方、原稿台12上の原稿の画像情報が露光装置14によって
読み取られ、感光体ドラム5上に静電潜像として移行さ
せられる。
送路17を介して画像形成部2側に用紙が搬送される。一
方、原稿台12上の原稿の画像情報が露光装置14によって
読み取られ、感光体ドラム5上に静電潜像として移行さ
せられる。
この感光体ドラム5上の静電潜像を形成するために、
主帯電装置6には高電圧が印加される。これによって、
主帯電装置6近辺ではオゾンが発生する。オゾンを含ん
だ空気は、送風ファン32の回転によってダクト31内に吸
い込まれる。ダクト31から出てきたオゾンを含む空気
は、オゾン吸着装置本体30の吸着フィルム34上に吹きつ
けられる。この結果、吸着フィルム34に含まれるオゾン
処理剤によって、空気中のオゾンが吸着除去される。ま
た、オゾン処理剤に触媒が含まれている場合には、その
触媒によってオゾンの分解が促進される。オゾンが除去
された空気は、排気口33から外部に排出される。
主帯電装置6には高電圧が印加される。これによって、
主帯電装置6近辺ではオゾンが発生する。オゾンを含ん
だ空気は、送風ファン32の回転によってダクト31内に吸
い込まれる。ダクト31から出てきたオゾンを含む空気
は、オゾン吸着装置本体30の吸着フィルム34上に吹きつ
けられる。この結果、吸着フィルム34に含まれるオゾン
処理剤によって、空気中のオゾンが吸着除去される。ま
た、オゾン処理剤に触媒が含まれている場合には、その
触媒によってオゾンの分解が促進される。オゾンが除去
された空気は、排気口33から外部に排出される。
一方、感光体ドラム5上に形成された静電潜像は、現
像装置7によって現像され、転写装置8によって用紙に
転写される。画像が転写された用紙は、定着装置19にお
いて定着処理された後、排紙トレイ16上に排出される。
定着装置19では、圧着ローラ20により用紙を加圧するだ
けでなく、図示しないヒータによって加熱された圧着ロ
ーラ20により用紙を加熱する。これによって定着装置19
による定着処理が行われる。
像装置7によって現像され、転写装置8によって用紙に
転写される。画像が転写された用紙は、定着装置19にお
いて定着処理された後、排紙トレイ16上に排出される。
定着装置19では、圧着ローラ20により用紙を加圧するだ
けでなく、図示しないヒータによって加熱された圧着ロ
ーラ20により用紙を加熱する。これによって定着装置19
による定着処理が行われる。
上述のコピー動作を繰り返すにつれ、ステッピングモ
ータ41が第2図の矢印方向に僅かに駆動され、その結果
吸着フィルム34は徐々に巻取り部35内に巻き取られてい
く。この結果、吸着フィルム34の露出部には、常にオゾ
ン処理能力の高い新鮮な部分が供給され、オゾン処理能
力が維持される。一方、ヒータの動作により、定着装置
19は高温になっている。したがって、巻取り部35内に巻
き取られた吸着フィルム34には、定着装置19の熱が作用
して、再生処理が行われる。
ータ41が第2図の矢印方向に僅かに駆動され、その結果
吸着フィルム34は徐々に巻取り部35内に巻き取られてい
く。この結果、吸着フィルム34の露出部には、常にオゾ
ン処理能力の高い新鮮な部分が供給され、オゾン処理能
力が維持される。一方、ヒータの動作により、定着装置
19は高温になっている。したがって、巻取り部35内に巻
き取られた吸着フィルム34には、定着装置19の熱が作用
して、再生処理が行われる。
巻取り部35側に吸着フィルム34が完全に巻き取られた
後には、巻取り部35と巻取り部36とを入れ換えるように
オゾン吸着装置本体30を180゜回転させて再セットす
る。これにより、吸着フィルム34は巻取り部35から巻取
り部36側に巻き取られていくことになる。このように、
オゾン吸着装置本体30を再セットしなおすことによっ
て、繰り返し使用することができる。
後には、巻取り部35と巻取り部36とを入れ換えるように
オゾン吸着装置本体30を180゜回転させて再セットす
る。これにより、吸着フィルム34は巻取り部35から巻取
り部36側に巻き取られていくことになる。このように、
オゾン吸着装置本体30を再セットしなおすことによっ
て、繰り返し使用することができる。
なお、第4図に示すように1対のステッピングモータ
50,51を用い、両巻取り軸38を独立して駆動し得るよう
にすれば、オゾン吸着装置本体30を再セットすることな
く巻取り方向を変えることができ、繰り返し使用するこ
とが可能となる。
50,51を用い、両巻取り軸38を独立して駆動し得るよう
にすれば、オゾン吸着装置本体30を再セットすることな
く巻取り方向を変えることができ、繰り返し使用するこ
とが可能となる。
本発明に係るオゾン吸着装置は、上述のような吸着フ
ィルムと巻取り部とを備えているので、オゾン吸着能を
長期間維持でき、しかも小型で簡単な構成のオゾン吸着
装置を実現することができる。
ィルムと巻取り部とを備えているので、オゾン吸着能を
長期間維持でき、しかも小型で簡単な構成のオゾン吸着
装置を実現することができる。
第1図は本発明の一実施例が採用された複写機の縦断面
概略図、第2図は本発明の一実施例の斜視部分図、第3
図はそのIII−III断面図、第4図は他の実施例の第2図
に相当する図である。 30……オゾン吸着装置本体、34……吸着フィルム、35,3
6……巻取り部。
概略図、第2図は本発明の一実施例の斜視部分図、第3
図はそのIII−III断面図、第4図は他の実施例の第2図
に相当する図である。 30……オゾン吸着装置本体、34……吸着フィルム、35,3
6……巻取り部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−154122(JP,A) 特開 昭51−34875(JP,A) 特開 平1−127040(JP,A) 特開 昭57−17957(JP,A) 特開 昭60−134255(JP,A) 実開 昭63−103727(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/06 B01J 20/34 G03G 21/00 540
Claims (2)
- 【請求項1】画像形成装置内で発生するオゾンを除去す
るためのオゾン吸着装置であって、 オゾン吸着物質及びオゾンの分解を促進するための触媒
を含む長尺の吸着フィルムと、 間隔を隔てて配置され、前記吸着フィルムの巻取りが可
能な1対の巻取り部と、 前記1対の巻取り部を一体に連結するガイド板と、 を備え、前記画像形成装置内の定着装置近傍に着脱自在
に配置されるとともに、一方の巻取り部に前記吸着フィ
ルムが巻き取られた後、他方の巻取り部方向に巻取り方
向を変更可能であるオゾン吸着装置。 - 【請求項2】感光層を設けた感光体ドラムと、 前記感光層を帯電させる帯電手段と、 前記感光体ドラムに潜像を形成する潜像形成手段と、 前記感光体ドラムに対向して配置され、前記潜像上にト
ナー層を形成する現像手段と、 前記トナー層を記録紙上に転写する転写手段と、 前記トナー層が転写された前記記録紙上に定着処理を施
す定着手段と、 を備える画像形成装置であって、 前記定着手段に近接して取り付けられたオゾン吸着手段
と、 両端部が開口した筒状に形成され、前記オゾン吸着手段
と前記帯電手段との間に設けられた通気手段と、 前記通気手段の内部に設けられた送風手段と、 を有し、 前記オゾン吸着手段は、オゾン吸着物質及びオゾンの分
解を促進するための触媒を含む長尺の吸着フィルムと、
間隔を隔てて配置され、その間に配置されるガイド板に
よって一体に連結される前記吸着フィルムの巻取りが可
能な1対の巻取り部とからなり、前記画像形成装置内の
定着手段近傍に着脱自在に配置されるとともに、一方の
巻取り部に前記吸着フィルムが巻き取られた後、他方の
巻取り部方向に巻取り方向を変更可能となるように装着
されている、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31123589A JP3231755B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | オゾン吸着装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31123589A JP3231755B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | オゾン吸着装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03169315A JPH03169315A (ja) | 1991-07-23 |
JP3231755B2 true JP3231755B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=18014719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31123589A Expired - Fee Related JP3231755B2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | オゾン吸着装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231755B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6567630B1 (en) * | 2002-02-01 | 2003-05-20 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming device |
JP2007144326A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 気体処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5624016A (en) * | 1979-08-03 | 1981-03-07 | Seibu Giken:Kk | Gas absorbing element |
JPS63103727U (ja) * | 1986-12-24 | 1988-07-05 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP31123589A patent/JP3231755B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03169315A (ja) | 1991-07-23 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |