JPS60134255A - 静電記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオゾンの除去機能を有するｈ電記録装置に関す
るものである。

従来例の構成とその問題点 近年、複写機等の静電記録装置の小型化は急速に進歩し
つつある。前記小型化を行う場合、装置部品の実装密度
を上げる必要があり、その結果、加熱式定着装置などか
らの熱で機内温度が上が９、トナーの固化や感光体ドラ
ムの性能変化などの問題が起きる・また、空気中でコロ
ナ放電器を使用することで放電場で加速された荷電粒子
と酸素分子の非弾性衝突により生じる酸素の活性粒子と
酸素分子との反応により多量のオゾンが発生する。

このオゾンは人体に有害であるために除去することが義
務づけられており、たとえば一定容積の室内で連続使用
した場合、装置より３０ＣＴｎ離れた場所でのオゾン濃
度が０．ｌｐｐｍ以下であることがめられる状況となっ
て来ている。単に機内の昇温を防止するには排気風量を
増せばよい、しかしオゾン除去を有効に行うには、オゾ
ンとオゾン吸着剤との接触時間を増す必要がある。すな
わち一定オシン吸着剤に対する排気風量を減じるか、一
定風量に対するオゾン吸着剤の量を増す必要がある。

〃正月には大型排気ファンと、前記オゾン除去部材とし
てオゾン吸着剤を有するオゾン吸着フィルタおよびオゾ
ン用排気ファンとを機内に設けていた。

以下図面を参照しながら従来の静電記録装置について説
明する。第１図は従来の静電記録装置の要部構成断面図
を示すものである。第１図において、１は表面に光導電
性材料、たとえばセレン。

硫化カドミウム、有機光半導体などを有する感光体ドラ
ム、２は感光体ドラムに表面電荷を与える帯電用コロナ
放電器、３は感光体ドラム上のトナー像を紙に転写する
転写用コロナ放電器、４は感光体ドラム上の残留電荷を
除電する除電用コロナ放電器、５は二酸化マンガン、過
酸他船などの金属酸化物をオゾン吸着剤とするオゾン吸
着フィルタ、６はオゾン吸着後の空気を機外へ排気する
オゾン排気用プロペラファン、７は加熱ローラて図面中
、上部ローラが内部にノＸロゲンラングを有し、下部ロ
ーラは上部ローラの従動ローラである。８である。また
、Ｗｌは排気用シロッコファン９により機外へ排気され
る空気流、Ｗ２はオゾン吸着フィルタ５を通過して機外
へ排気される空気流であり、破線の矢印は機内の空気流
を示す。また、破線部Ａは、本静電記録装置要部構成断
面図において、露光部、現像部、給紙部などは公知の静
電記録装置と共通であるため省略しであることを示して
いる。

以上のように構成された従来の静電記録装置について以
下その排気動作について説明する。まず、帯電用コロナ
放電器２．転写用コロナ放電器３゜除電用コロナ放電器
４でそれぞれの動作時にオゾンが発生する。このオゾン
を含有した空気は、感光体ドラム１に沿ってオゾン排気
用プロペラファン６により吸引され、Ｗ２となり機外に
排気される。

一方、加熱式定着装置８内部の加熱ロー２７で発生した
熱、および加熱ローラ７において通過する紙から発生す
る水分は、加熱式定着装置８上部に取付けられた排気用
シロッコファン９でＷｌ　として機外に排気される。

しかしながら前記のような構成では、オゾン除去部材と
してオゾン吸着フィルタとオゾン用排気ファンとが必要
で、また機内昇温防止用にはオゾン用排気ファンとは別
に他の排気ファンが必要であった。このため前記２種類
の排気ファンやオゾン吸着フィルタで静電記録装置が大
型化するという問題があった。

発明の目的 本発明は前記問題点を解決するものであり、小型で、か
つ排気空気のオゾン濃度を下げることのできるオゾン除
去部材を有する静電記録装置を提供するものである。

発明の構成 前記目的を達成するために、本発明の静電記録装置は、
コロナ放電器と、前記コロナ放電器より発生するオゾン
を含有する空気を装置外へ排気する排気ファンと、前記
排気ファンにより吸引、排オゾンを除去するオゾン吸着
剤を塗布して構成したものである。この構成にょジオシ
ン除去部材を小型化することができ、また装置外へ排気
された空気のオゾン濃度を下げることができる。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。第２図は、本発明の一実施例に係る静電記録装置
の要部構成断面図を示すものである。第２図において、
１は感光体ドラム、２は帯電用コロナ放電器、３は転写
用コロナ放電器、４は除電用コロナ放電器、７は加熱ロ
ーラ、８は加熱式定着装置、９は排気用シロッコファン
、破線の矢印は機内の空気流、破線部Ａｔｒ１以下略の
惹味で以上は第１図の従来例の構成と同じものである。

１０は排気用シロッコファン９の外郭タソトである。１
１は排気用シロッコファン９により排気される空気の通
路である排気ダクトであり、本実施例では第３図のよう
にシロッコファンの外郭ダクト１０と一体成形されてい
る。１２はポリエステ≧＼ チ蟹樹脂をバインダーとして二酸化マンガン粉体を混合
させたオゾン吸着剤で、第３図のように排気ダクト１１
およびシロッコファンの外郭ダクト１０の内壁に塗布し
である。Ｗ３は排気用シロッコファン９により装置外へ
排気される空気流である。なお第３図は排気用シロッコ
ファン９の外郭ダクトおよび排気ダクトの斜視図であり
、１０は排気用シロッコファンの外郭ダクト、１１は排
気ダクト、１２はオゾン吸着剤である。

以上のように構成された本実施例の静電記録装置につい
て以下その排気動作について説明する。

まず、オゾン吸着剤１２は、加熱式定着装置８上の排気
ダクト１１および排気用シロッコファン外郭ダクト１０
の内壁に塗布されているため、加熱式定着装置８の熱に
よりオゾン吸着剤１２は昇温される。オゾン吸着剤１２
は、そのオゾン吸着効率に温度依存性があるため、昇温
されることによってオゾン吸着効率は増加する。

一方、帯電用コロナ放電器２．転写用コロナ放電器３．
除電用コロナ放電器４でそれぞれの動作時にオゾンが発
生する。このオゾンを含有した空気は排気用シロッコフ
ァン９により吸引され、オゾン吸着効率が増加したオゾ
ン吸着剤１２に接触して、オゾンを除去された後にＷ３
として装置外へ排気される。また加熱式定着装置８の加
熱ローラ７で発する水分や余分な熱も同時にＷ３として
装置外へ排気される。

次に本実施例について具体的なデータにより詳述する。

使用した静電記録装置は第２図に示す各要部の配置によ
る装置であり、中６５ｃｍＸ奥行５０ｃｍｘ高さ３２ｃ
ｍの外形を有している。排気用シロッコファン９の排気
風量は１分間あたり約ｓｏｂである。

以上の条件下で被写スピードＡ４紙１分間あたり１５枚
、室温２５Ｃにて連続５００枚の複写を行った。その結
果、装置の排気孔より３０ｃｍ離れた点でのオゾン濃度
をｄａｓｉｂｉ　ＥＮＶＩＲ○ＩＩＭ　Ｅ　１ＩＪＴＡ
Ｌ社のモデル１００３ＡＨオゾン濃度測定器にて測定し
たところ、最高０．Ｏ７ｐｐｍであった。他方、比ファ
ン９の各排気風量を１分間あたり５０ρとし他の条件は
同じとして連続複写したところオゾン濃度は最高０．１
４ｐｐｍを記録した。

以上のように本実施例によれば、排気ダクトと排気用シ
ロッコファン外郭ダクトとを一体成形し、この一体成形
したダクトの内壁にオゾン吸着剤を塗布し、これを加熱
式定着装置上に設けることにより、オゾン除去装置を小
型化でき、効率よくオゾンを除去することができる。な
お本実施・列では、排気用シロッコファン外郭ダクトと
装置の排気孔との間にオゾン吸着剤を塗布した排気ダク
トを設けたが、コロナ放電器と排気・用シロッコファン
との間に排気ダクトを設け、これにオゾン吸着剤をン吸
着剤を塗布することによシ、オゾン除去装置を小型化す
ることができ、装置外へ排気された空気のオゾン濃度を
下げることができる。その結果、静電記録装置も小型化
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の静電記録装置の要部構成断面図、第２図
は本発明の一実柿例に係る静電記録装置の要部構成断面
図、第３図は本発明で１更用する排気用シロッコファン
および排気ダクトの一例の斜視図である。 ２・・・・・・帯電用コロナ放電器、３・・・・・・転
写用コロナ放電器、４・・・・・・除電用コロナ放電器
、１０・・・・・・排気用シロッコファン外郭ダクト、
１１・・・・・・排気ダクト、１２・・・・・・オゾン
吸着剤。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 Ｗ２ 第　２　図 第３図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）コロナ放電器と、前記コロナ放電器よシ発生する
   オゾンを含有する空気を装置外へ排気する排気ファンと
   、前記排気ファンにより吸引、排気される空気の通路で
   ある排気ダクトとを具備し、前記排気タソトに前記コロ
   ナ放電器よシ発生するオゾンを除去するオゾン吸着剤を
   塗布したことを特徴とする静電記録装置。
2. （２）排気ファンはシロッコファンであシ、排気ダクト
   が前記シロッコ２ァンの外郭ダクトを含む特許請求の範
   囲第０）項記載の静電記録装置。