JPS6236228B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6236228B2 JPS6236228B2 JP53000531A JP53178A JPS6236228B2 JP S6236228 B2 JPS6236228 B2 JP S6236228B2 JP 53000531 A JP53000531 A JP 53000531A JP 53178 A JP53178 A JP 53178A JP S6236228 B2 JPS6236228 B2 JP S6236228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- drum
- photosensitive layer
- photosensitive drum
- photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N Selenium Chemical compound [Se] BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 8
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 claims description 8
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- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 3
- CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N Ozone Chemical compound [O-][O+]=O CBENFWSGALASAD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 10
- QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N atomic oxygen Chemical compound [O] QVGXLLKOCUKJST-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052760 oxygen Inorganic materials 0.000 description 4
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- JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N selenium dioxide Chemical compound O=[Se]=O JPJALAQPGMAKDF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複写機における感光ドラム装置、特に
その感光層がセレンを含有して成る感光ドラム装
置に関するものである。
その感光層がセレンを含有して成る感光ドラム装
置に関するものである。
従来セレンを主成分として含有して成る感光層
を有する感光ドラムを用いた複写機においては、
通常の複写プロセスにより3000〜10000回程複写
を繰返すと複写画像がにじみ又は流れるようにな
る。ここで通常の複写プロセスとは、感光層の帯
電、原稿光像の露光、静電潜像の現像、トナー像
の転写、感光層の除電及び付着トナーのクリーニ
ングがこの順に感光ドラムに対して行われるプロ
セスをいう。
を有する感光ドラムを用いた複写機においては、
通常の複写プロセスにより3000〜10000回程複写
を繰返すと複写画像がにじみ又は流れるようにな
る。ここで通常の複写プロセスとは、感光層の帯
電、原稿光像の露光、静電潜像の現像、トナー像
の転写、感光層の除電及び付着トナーのクリーニ
ングがこの順に感光ドラムに対して行われるプロ
セスをいう。
而して前記複写画像が乱れる原因を研究した結
果、感光層のセレンの劣化によるものであること
が実験的に確認された。即ち複写画像に乱れが生
じた部分に対応する感光層部分の分析結果は、他
の部分に比して酸素濃度が２〜３倍高いことを示
しており、これは感光ドラムに対する放電のため
に生ずるオゾンが原因であると考えられる。具体
的には、発生したオゾン又はオゾンの分解により
生じた酸素がドラムの表面に吸着されて感光層の
特性を劣化せしめ、又前記オゾン又は酸素により
感光層を形成しているセレンが酸化して感光層が
変質し、更に酸化セレンは吸湿性の大きいもので
あるためドラム表面に空気中の水分が吸着される
ことにより更に特性が劣化することが直接の原因
と考えられる。
果、感光層のセレンの劣化によるものであること
が実験的に確認された。即ち複写画像に乱れが生
じた部分に対応する感光層部分の分析結果は、他
の部分に比して酸素濃度が２〜３倍高いことを示
しており、これは感光ドラムに対する放電のため
に生ずるオゾンが原因であると考えられる。具体
的には、発生したオゾン又はオゾンの分解により
生じた酸素がドラムの表面に吸着されて感光層の
特性を劣化せしめ、又前記オゾン又は酸素により
感光層を形成しているセレンが酸化して感光層が
変質し、更に酸化セレンは吸湿性の大きいもので
あるためドラム表面に空気中の水分が吸着される
ことにより更に特性が劣化することが直接の原因
と考えられる。
本発明は以上の如き点に鑑み、セレンを主成分
として含有する感光層を設けて成る感光ドラムの
劣化を防止するようにしたものであつて、以下図
面によつて本発明の実施例を転写型複写機の場合
について説明する。
として含有する感光層を設けて成る感光ドラムの
劣化を防止するようにしたものであつて、以下図
面によつて本発明の実施例を転写型複写機の場合
について説明する。
第１図において、１は矢印方向に回転される
感光ドラム、２はこのドラム１と対向する放電
器、２Ａは放電ワイヤー、２Ｂは放電プレートを
示し、感光ドラム１はその外周面にセレンを主成
分とする感光体層を有し、又放電器２は例えばド
ラム１の転写領域に隣接して位置され、交流高電
圧により附勢されて転写後のドラム１の残留電荷
を除去するためのものである。本発明において
は、放電器２の放電プレート２Ｂに貫通孔３を形
成し、複写機内に設けたサクシヨン機構（図示せ
ず）により前記貫通孔３を介して放電ワイヤー２
Ａと放電プレート２Ｂ間の空間を前記感光ドラム
１の周面から略直角方向に排気せしめる。
感光ドラム、２はこのドラム１と対向する放電
器、２Ａは放電ワイヤー、２Ｂは放電プレートを
示し、感光ドラム１はその外周面にセレンを主成
分とする感光体層を有し、又放電器２は例えばド
ラム１の転写領域に隣接して位置され、交流高電
圧により附勢されて転写後のドラム１の残留電荷
を除去するためのものである。本発明において
は、放電器２の放電プレート２Ｂに貫通孔３を形
成し、複写機内に設けたサクシヨン機構（図示せ
ず）により前記貫通孔３を介して放電ワイヤー２
Ａと放電プレート２Ｂ間の空間を前記感光ドラム
１の周面から略直角方向に排気せしめる。
又同様に前記放電ワイヤー２Ａと前記感光ドラ
ム１の周面間で感光ドラム１の軸方向に向かう風
を複写機内に設けた送風フアン４により形成せし
める。
ム１の周面間で感光ドラム１の軸方向に向かう風
を複写機内に設けた送風フアン４により形成せし
める。
本発明感光ドラム装置は以上のような構成であ
るから、第１のサクシヨン機構によつて及び送風
フアン４によつて第２図の矢印及び第１図の矢印
で示すように放電ワイヤー２Ａと放電プレート
２Ｂ間の空間及びこの放電器２と感光ドラム１間
の空間の空気が引かれてこれら空間を通る風が生
ずる。そして斯く構成せしめた本発明感光ドラム
装置によれば、放電器２と対向する部分のドラム
１の表面に風速約2m／秒の風が生ずるようサク
シヨン機構を附勢せしめた場合に、複写画像に感
光層の劣化による画像ボケが生ずる迄に約20000
回の複写を繰返すことができた。これに対し本発
明を適用しない場合には約6000回複写を繰返した
ときに複写画像に感光層の劣化による画像ボケが
認められた。
るから、第１のサクシヨン機構によつて及び送風
フアン４によつて第２図の矢印及び第１図の矢印
で示すように放電ワイヤー２Ａと放電プレート
２Ｂ間の空間及びこの放電器２と感光ドラム１間
の空間の空気が引かれてこれら空間を通る風が生
ずる。そして斯く構成せしめた本発明感光ドラム
装置によれば、放電器２と対向する部分のドラム
１の表面に風速約2m／秒の風が生ずるようサク
シヨン機構を附勢せしめた場合に、複写画像に感
光層の劣化による画像ボケが生ずる迄に約20000
回の複写を繰返すことができた。これに対し本発
明を適用しない場合には約6000回複写を繰返した
ときに複写画像に感光層の劣化による画像ボケが
認められた。
このように本発明により感光層の劣化を大きく
抑制し得る理由は、既述の両空間を通る風により
これら空間からオゾン又はその分解により生じた
酸素を含有する空気が排除されて周囲から新鮮な
空気が供給される結果、感光層に接する空気中の
オゾン等の濃度が低下するからであると考えら
れ、又逆に前記オゾン等が感光層の劣化を生ぜし
める主原因となつていることが確認される。
抑制し得る理由は、既述の両空間を通る風により
これら空間からオゾン又はその分解により生じた
酸素を含有する空気が排除されて周囲から新鮮な
空気が供給される結果、感光層に接する空気中の
オゾン等の濃度が低下するからであると考えら
れ、又逆に前記オゾン等が感光層の劣化を生ぜし
める主原因となつていることが確認される。
又本発明においてはフアン４よりの風はドラム
１と放電器２間の空間及び放電器２の放電ワイヤ
ー２Ａと放電プレート２Ｂ間の空間を通つて貫通
孔３から周囲へ逃げ、一部はドラム１の表面に沿
つてそのまま周囲空間に逃げることとなる。フア
ン４による風の風速を約1.6m／秒とした場合に
は、複写画像に感光層の劣化による画像ボケが生
ずる迄に約13000回の複写を繰返すことができた
が、本発明を適用しない場合には約5000回複写を
繰返したときに複写画像に感光層の劣化による画
像ボケが認められた。
１と放電器２間の空間及び放電器２の放電ワイヤ
ー２Ａと放電プレート２Ｂ間の空間を通つて貫通
孔３から周囲へ逃げ、一部はドラム１の表面に沿
つてそのまま周囲空間に逃げることとなる。フア
ン４による風の風速を約1.6m／秒とした場合に
は、複写画像に感光層の劣化による画像ボケが生
ずる迄に約13000回の複写を繰返すことができた
が、本発明を適用しない場合には約5000回複写を
繰返したときに複写画像に感光層の劣化による画
像ボケが認められた。
尚本発明はオゾンの発生率の高い交流高電圧に
よる放電器に適用して大きな効果が得られるもの
であり、従つて常にドラム１と対向する残留電荷
除去用の放電器に適用するのが好ましい。転写紙
をドラムから分離するためにも同様の放電器が使
用されるが、この放電器とドラムとの間は一定時
間転写紙により遮られてオゾン等の影響が小さ
く、従つて本発明を適用すべき要請は小さい。尤
も本発明を適用しても全く無意味ではない。これ
は他の放電器についても同様である。又本発明を
実施するに際しては複写機等の内部でオゾン等を
含有した空気が循環しないよう、機内排風フアン
等を同時に用いるのが好ましい。
よる放電器に適用して大きな効果が得られるもの
であり、従つて常にドラム１と対向する残留電荷
除去用の放電器に適用するのが好ましい。転写紙
をドラムから分離するためにも同様の放電器が使
用されるが、この放電器とドラムとの間は一定時
間転写紙により遮られてオゾン等の影響が小さ
く、従つて本発明を適用すべき要請は小さい。尤
も本発明を適用しても全く無意味ではない。これ
は他の放電器についても同様である。又本発明を
実施するに際しては複写機等の内部でオゾン等を
含有した空気が循環しないよう、機内排風フアン
等を同時に用いるのが好ましい。
以上のように本発明感光ドラム装置によれば極
めて簡単な構成により、セレンを主成分として含
有する感光層を有する感光ドラムを用いる場合に
その感光層の劣化を大きく抑制することができ、
複写機において繰返し複写可能回数を著しく増大
せしめ得る等大きな利益が得られる。
めて簡単な構成により、セレンを主成分として含
有する感光層を有する感光ドラムを用いる場合に
その感光層の劣化を大きく抑制することができ、
複写機において繰返し複写可能回数を著しく増大
せしめ得る等大きな利益が得られる。
第１図は本発明感光ドラム装置の一実施例の説
明用断面図、第２図は説明用側面図である。 １…感光ドラム、２…放電器、３…貫通孔、４
…送風フアン。
明用断面図、第２図は説明用側面図である。 １…感光ドラム、２…放電器、３…貫通孔、４
…送風フアン。
Claims (1)
- １ その外周面にセレンを含有して成る感光層を
有する感光ドラムと、このドラムの外周面に接近
して設けた放電電極及び孔あき放電プレートより
成る放電器と、前記放電電極とこれに対向する感
光体周面間に感光体の軸方向に送風する機構と、
前記放電電極と放電プレート間の空間を介して前
記感光体周面から略直角方向に送風する機構とよ
り成ることを特徴とする感光ドラム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53178A JPS5494337A (en) | 1978-01-09 | 1978-01-09 | Photosensitive drum device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53178A JPS5494337A (en) | 1978-01-09 | 1978-01-09 | Photosensitive drum device |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5494337A JPS5494337A (en) | 1979-07-26 |
| JPS6236228B2 true JPS6236228B2 (ja) | 1987-08-06 |
Family
ID=11476347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53178A Granted JPS5494337A (en) | 1978-01-09 | 1978-01-09 | Photosensitive drum device |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5494337A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5818667A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-03 | Fujitsu Ltd | 電子写真印刷装置 |
| JP2560733Y2 (ja) * | 1992-02-05 | 1998-01-26 | 三洋電機株式会社 | 食器乾燥機の梱包装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5163630A (ja) * | 1974-11-30 | 1976-06-02 | Minolta Camera Kk |
-
1978
- 1978-01-09 JP JP53178A patent/JPS5494337A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5163630A (ja) * | 1974-11-30 | 1976-06-02 | Minolta Camera Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5494337A (en) | 1979-07-26 |
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