JP3231691B2 - 情報復号再生装置 - Google Patents

情報復号再生装置

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JP3231691B2 JP35903097A JP35903097A JP3231691B2 JP 3231691 B2 JP3231691 B2 JP 3231691B2 JP 35903097 A JP35903097 A JP 35903097A JP 35903097 A JP35903097 A JP 35903097A JP 3231691 B2 JP3231691 B2 JP 3231691B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,情報復号再生装置
に係り,詳しくは,所定フレーム毎に圧縮符号化された
オーディオ信号等の情報を復号再生するための情報復号
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば光ディスクや磁気ディスク等の圧
縮データ記憶媒体に記憶されたオーディオ信号等の情報
を再生するための従来の情報復号再生装置は,図5に示
すような構成を有する。従来の情報復号再生装置は,圧
縮データ記憶媒体51から入力バッファ52を介して供
給されたオーディオ信号等の情報をフレーム毎に復号化
する情報復号器53と,上記情報復号器53が作業領域
として用いるワークメモリ54と,上記情報復号器53
により復号された復号化データを一時的に格納しておく
ための一時記憶メモリ55と,上記情報復号器53によ
り復号化された復号化データを複数フレーム格納するこ
とが可能な出力バッファ56と,上記出力バッファ56
の使用状態を管理する出力バッファ管理部57と,上記
出力バッファ56から読み出された復号化データを再生
する再生手段58とを具備する。
【0003】従来の情報復号再生装置において,光ディ
スク,磁気ディスク等の圧縮データ記憶媒体51に記憶
されたオーディオ信号は入力バッファ52を介して情報
復号器53に供給される。この情報復号器53により上
記オーディオ信号はフレーム毎に復号化される。上記情
報復号器53には,復号化処理の際展開した値等を一時
的に保持しておくためのワークメモリ54が備えられて
いる。また,上記情報復号器53では,上記オーディオ
信号が例えば左右2チャンネルからなる場合には,片方
のチャンネルのデータが先に復号化され,その後もう片
方のチャンネルのデータが復号化される。このとき,既
に復号化されたチャンネルの復号化データは,残りのチ
ャンネルのデータの復号化が終了するまで一時記憶メモ
リ55に一時的に記憶される。対象フレームの全てのチ
ャンネルについて復号化が終了して,復号化データを上
記出力バッファ56へ出力することが可能な状態になる
と,出力バッファ56に空き領域があるか否かが検出さ
れる。上記出力バッファ56は,例えば図6に示すよう
な,2フレーム分の復号化データを左右2チャンネル分
格納することが可能なダブルバッファである。この出力
バッファ56は,フレーム及びチャンネル毎に領域L
1,L2,R1,R2に分割され,出力バッファ管理部
57により管理される。図6に示すように,領域L2,
R2が空き状態である場合には,この領域L2,R2に
復号化データが格納される。上記出力バッファ56に格
納された復号化データは,所定の割り込み周期毎に,電
気音響変換器等を含む再生手段58へ出力される。上記
再生手段58において,D/A変換器59によりアナロ
グ信号に変換されたオーディオ信号は,ヘッドフォン等
の電気音響変換器を用いて電気信号から音響信号に変換
され出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記情報復号器により
復号化された復号化データを効率良く再生するには,2
フレーム分程度のデータを格納することが可能な出力バ
ッファを用いることが望ましい。さらに,AC−3規格
等に従った複数チャンネルの信号を復号化する場合に
は,チャンネル数に応じて上記出力バッファや一時記憶
メモリの容量を確保しておく必要がある。例えば1フレ
ームが256サンプルのデータからなり,6チャンネル
の信号の復号化処理を行う場合には,256×6×2=
3072サンプル分の容量が上記出力バッファだけで必
要となる。フレームサイズが大きなデータについては,
さらに上記出力バッファの必要容量は増大し,ワークメ
モリ及び一時記憶メモリと合わせて,装置全体で必要な
メモリが膨大なものとなってしまう。本発明は,このよ
うな従来の技術における課題を解決するために,情報復
号再生装置を改良し,装置全体で必要なメモリ容量を従
来より抑制した情報復号再生装置を提供することを図っ
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は,符号化された情報を所定の
作業領域を用いてフレーム単位で復号化する復号化手段
と,上記復号化手段により復号化されたフレームの復号
化データを複数格納することが可能な出力バッファと,
上記出力バッファから上記復号化データをフレーム毎に
読みだして順次再生する再生手段とを具備してなる情報
復号再生装置において,上記復号化手段が上記作業領域
を上記出力バッファの一部領域に設定する設定手段と,
上記設定手段により上記出力バッファに設定された上記
作業領域以外の再生領域での上記再生手段による上記フ
レームの復号化データの読み出しが終了したことを検出
して,上記復号化手段の作業領域を上記出力バッファの
再生領域へ変更する設定変更手段とを具備してなること
を特徴とする情報復号再生装置として構成されている。
【0006】また,請求項に記載の発明は,上記請求
項1又は2に記載の情報復号再生装置において,上記情
報が,複数のチャンネルに分けて符号化されたものであ
り,上記復号化手段が全てのチャンネルの同じフレーム
の復号化が終了するまでに既に復号化したチャンネルの
復号化データを一時的に格納しておくための一時格納領
域を,上記出力バッファに設定された上記復号化手段の
作業領域以外の再生領域の空き部分に設定してなること
をその要旨とする。また,請求項に記載の発明は,上
記請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報復号再生装
置において,上記情報が音楽情報であることをその要旨
とする。上記請求項1〜のいずれか1項に記載の情報
復号再生装置によれば,復号化手段が使用する作業領域
が出力バッファ内に設定され,出力バッファの使用状態
に応じて上記作業領域の設定が変更されるため,上記復
号化手段の作業領域を別途設ける必要がなくなり,装置
全体で必要なメモリ容量を従来より抑制することができ
る。特に,請求項に記載の情報復号装置によれば,一
時記憶メモリも上記出力バッファに設定されるため,必
要なメモリ容量を著しく低減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明の具体的な一例であっ
て,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。図1に示すように,本発明の一実施の形態に係る情
報復号再生装置は,符号化された情報をフレーム単位で
復号化する情報復号器1と,上記情報復号器1により復
号化されたフレームの復号化データを複数格納すること
が可能な出力バッファ2と,上記出力バッファ2から上
記復号化データをフレーム毎に読み出して順次再生する
再生手段3と,上記出力バッファ2の使用状態を管理す
る出力バッファ管理部4と,上記情報復号器1が用いる
ワークメモリ(作業領域)及び一時記憶メモリ(一時格
納手段)のアドレスを上記出力バッファ管理部4からの
信号に基づいて上記出力バッファ2の一部領域に設定す
る出力バッファアドレス指定部5とを具備する。
【0008】本実施の形態に係る情報復号再生装置は,
例えば磁気ディスク,光ディスク等の記憶媒体6に記憶
された左右2チャンネルからなるオーディオ信号を復号
・再生するために用いられる。上記オーディオ信号は,
所定のサンプリングレートでサンプリングされた時系列
サンプルがFFTやMDCT等を用いて所定の時間間隔
(フレーム)毎に圧縮符号化されたものである。上記オ
ーディオ信号は,記憶媒体6から入力バッファ7を介し
て情報復号器1へ供給される。記憶媒体6と入力バッフ
ァ7とが同じ機器内にある場合には,バス等を介してデ
ータ転送が行われるが,記憶媒体6と入力バッファ7と
を無線通信等で結んで,遠隔地にある記憶媒体6からオ
ーディオ信号のデータ転送を行うことも可能である。ま
た,上記オーディオ信号は,上記情報復号器1によりフ
レーム毎に復号化される。復号化演算の際には,展開し
た値等を保持しておくためにフレームサイズに応じたワ
ークメモリが必要となる。また,上記情報復号器1で
は,上記のように入力されるオーディオ信号が左右2チ
ャンネルからなる場合には,例えば左チャンネルLの所
定フレームについて復号化が終了した後,右チャンネル
Rの対応フレームについて復号化処理が行われる。この
場合,始めに復号化処理した左チャンネルLの復号化デ
ータを一時的に格納しておくための一時記憶メモリが必
要となる。上記情報復号器1により復号化されたフレー
ムの復号化データは出力バッファ2へ出力される。この
出力バッファ2は,例えば2フレーム分の復号化データ
を左右2チャンネル分格納することが可能なダブルバッ
ファである。上記情報復号器1のワークメモリ及び一時
記憶メモリは,この出力バッファ2内に確保される。上
記ワークメモリ及び一時記憶メモリとして使用可能な出
力バッファ2のアドレスは,出力バッファアドレス指定
部5により指定される。また,図1(b)に示すよう
に,上記出力バッファ2は,出力バッファ管理部4によ
り例えば1フレームの半分の大きさの領域1−A,1−
B,2−A,2−Bに分割されて管理される。さらに,
上記領域1−A,1−B,2−A,2−Bは,上記オー
ディオ信号の左チャンネルLのための領域L1−A,L
1−B,L2−A,L2−Bと,右チャンネルRのため
の領域R1−A,R1−B,R2−A,R2−Bとにそ
れぞれ分割されて管理される。上記出力バッファ2に格
納された復号化データは,出力タイミングコントロール
部8による上記サンプリングレートに応じた割り込み周
期毎に,後段にあるD/A変換器9や電気音響変換器等
を含む再生手段3へ出力される。上記再生手段3におい
て,D/A変換器8によりアナログ信号に変換されたオ
ーディオ信号は,ヘッドフォン等の電気音響変換器を用
いて電気信号から音響信号に変換され出力される。
【0009】以下,上記情報復号再生装置の動作をメイ
ン処理と割り込み処理とに分けて説明する。図2に,メ
イン処理のフローチャートを示す。また,図3に出力バ
ッファ2の使用状態の例を示す。メイン処理では,始め
に出力バッファ管理部4により出力バッファ,出力ポイ
ンタ等の初期化が行われる(M201)。この初期化に
より出力バッファ2は全て空状態に設定される。また,
上記出力バッファ2のうち1フレーム分が,上記再生手
段3へ出力する復号化データを一時的に格納するための
出力中バッファ(再生領域)として確保される。例えば
出力中バッファは,上記出力バッファ2の領域1−A,
1−Bに設定される。そして,上記出力中バッファから
上記再生手段3へ出力する復号化データの位置を表す出
力ポインタが,上記領域1−Aの先頭に設定される。ま
た,上記出力バッファの残りの1フレーム分が,上記情
報復号器1がワークメモリとして使用するための領域と
して確保される。この領域は,例えば上記出力バッファ
2の領域2−A,2−Bに設定される。上記情報復号器
1に対する上記領域2−A,2−Bのアドレス指定は,
出力バッファアドレス指定部5により行われる。上記出
力バッファアドレス指定部5による初期アドレス設定を
行う処理が設定手段に相当する。また,上記領域2−
A,2−Bは次フレームの復号化データが格納される次
出力バッファとしても設定される。また,上記情報復号
器1の一時記憶メモリとして使用される領域は,例えば
領域1−Aに設定される。上記情報復号器1に対する上
記領域1−Aのアドレス指定は,出力バッファアドレス
指定部5により行われる。
【0010】初期化の後,例えばチャンネルLの所定フ
レームのオーディオ信号が上記情報復号器1により復号
化される(M202)。このとき,上記出力バッファ2
の領域2−A,2−Bは,初期化の設定に従って上記情
報復号器1のワークメモリとして用いられる。また,こ
の間,出力中バッファとして設定された領域1−A,1
−Bに格納された復号化データは順次再生手段3へ出力
される(図3(a)参照)。上記領域1−Aに格納され
た復号化データが上記再生手段3へ全て出力され,上記
出力バッファ管理部4により上記領域1−Aが空状態に
なったことが検出されると(M203),上記情報復号
器1による復号化が終了したチャンネルLの復号化デー
タが一時的に上記領域1−Aに格納される(M204,
図3(b)参照)。次に,上記所定フレームに対応する
チャンネルRのフレームのオーディオ信号が上記情報復
号器1により復号化される(M205)。上記情報復号
器1によりチャンネルRのオーディオ信号が復号化され
ると(M206),その復号化データは次出力バッファ
に設定された領域R2−A,R2−Bに配置される(M
207)。また,領域1−Aに格納されていたチャンネ
ルLの復号化データは,次出力バッファに設定された領
域L2−A,L2−Bに配置される(M208,図3
(c)参照)。次に,上記次出力バッファに設定された
領域2−A,2−Bから上記再生手段3へ復号化データ
を出力することが許可される(M209)。即ち,次フ
レームの出力中バッファは領域2−A,2−Bとなり,
この領域2−A,2−Bから復号化データが上記再生手
段3へ出力される。尚,この出力中バッファの領域変更
は,後記する割り込み処理により行われる。また,これ
に伴い上記情報復号器1のワークメモリとして設定され
る領域は,出力バッファアドレス指定部5により領域1
−A,1−Bに変更され,さらに上記情報復号器1の一
時記憶メモリとして設定される領域は,出力バッファア
ドレス指定部5により領域2−Aに変更される(M21
0,図3(d)参照)。上記出力バッファアドレス指定
部5による設定変更に関する処理が設定変更手段に相当
する。また,次出力バッファは,領域1−A,1−Bに
設定される(M211)。そして,上記のような処理M
201〜M211が,上記オーディオ信号の最終フレー
ムになるまで繰り返される。
【0011】次に,割り込み処理について説明する。こ
の割り込み処理は,出力タイミングコントロール部8に
よって上記サンプリングレートに応じた所定周期毎に行
われる。図4に,上記割り込み処理のフローチャートを
示す。上記周期の割り込み時に,出力バッファ管理部4
により出力中バッファとして設定されている領域1−
A,1−Bに復号化データが格納されているか否かが判
定される(I401)。領域1−A,1−Bが空ではな
く,復号化データが領域1−A,1−Bに格納されてい
ると判定された場合,出力ポインタが示す位置のデータ
が再生手段3へ出力される(I402)。次に,処理中
のデータが,一時記憶メモリとして設定された領域1−
Aの最後のデータであるか否かが判定される(I40
3)。一時記憶メモリとして設定された領域1−Aの最
後のデータであると判定された場合には,領域1−Aが
空になったことを示す信号が出力され(I404),出
力ポインタは領域1−Bの先頭に設定される(I40
5)。また,領域1−Aの最後のデータではないと判定
された場合には,処理中のデータが出力中バッファとし
て設定された領域1−A,1−Bの最後のデータである
か否かが判定される(I406)。処理中のデータが出
力中バッファとして設定された領域1−A,1−Bの最
後のデータではないと判定された場合には,出力ポイン
タが1サンプル分進められる(I407)。また,処理
中のデータが出力中バッファ1−A,1−Bの最後のデ
ータであると判定された場合には,出力中バッファとし
て設定された領域1−A,1−Bが空になったことが検
出される(I408)。さらに出力ポインタが領域2−
Aの先頭に設定され(I409),次フレームの出力中
バッファが領域2−A,2−Bに設定される(I41
0)。上記した割り込み処理I401〜I410は,上
記メイン処理が終了するまで上記周期毎に繰り返され
る。このように,本実施の形態に係る情報復号再生装置
では,情報復号器のワークメモリ及び一時記憶メモリ
は,出力バッファ内に設定される。そして,出力バッフ
ァの使用状況に応じて上記ワークメモリ及び一時記憶メ
モリとして使用する領域を変更することによって,装置
全体で必要となるメモリサイズを抑制することが可能と
なる。
【0012】
【実施例】上記実施の形態では,左右2チャンネルのオ
ーディオ信号について復号再生を行ったが,これに限ら
ず,2チャンネルより多い複数のチャンネルを有する信
号について復号再生を行ってもよい。M個のチャンネル
がある場合,上記出力バッファは,チャンネル数に応じ
て領域1−A,…,1−M,2−A,…,2−Mに分割
されて管理され,このうち,例えば領域2−A,…,2
−Mがワークメモリとして設定される。また,領域1−
A,…,1−(M−1)が一時記憶メモリとして設定さ
れる。例えばサラウンドオーディオの規格であるAC−
3に従った6チャンネルの信号に本発明を適用した場
合,出力バッファ3072サンプル分のメモリのうち,
ワークメモリとして1536サンプル分,5チャンネル
の一時記憶メモリとして1280サンプル分のメモリが
削減可能である。また,オーディオ信号ではなく,ステ
レオ画像,立体画像等の情報を表す他の信号に本発明を
適用してもよい。また,上記実施の形態では,2フレー
ム分の信号を格納可能な出力バッファを用いたが,これ
に限らず2フレーム以上の信号を格納することが可能な
出力バッファを用いてもよい。このような情報復号再生
装置も本発明における情報復号再生装置の一例である。
【0013】また,上記実施の形態では,情報復号器1
が用いるワークメモリと一時記憶メモリの両方を上記出
力バッファ2内に設定したが,ワークメモリ又は一時記
憶メモリのみを上記出力バッファ2内に設定することも
可能である。この場合には,一時記憶メモリ又はワーク
メモリは出力バッファ2とは別に設けられる。このよう
な情報復号再生装置も本発明における情報復号再生装置
の一例である。また,上記実施の形態では,左チャンネ
ルRと右チャンネルLとをそのまま用いて復号化処理を
行ったが,この2チャンネルを,例えば互いに加算した
チャンネルX(=α(L+R))と,減算したチャンネ
ルY(=α(L−R))とに変換してから復号化処理を
行ってもよい。この場合,次出力バッファに設定された
領域にデータを配置する際に,L=(X+Y)/2α,
及びR=(X−Y)/2αという逆変換を行ってから配
置すればよい。このように与えられた情報のチャンネル
をそのまま用いず,変換を行ってから復号化し,次出力
バッファ格納時に逆変換を行うようにしてもよい。この
ような情報復号再生装置も本発明における情報復号再生
装置の一例である。
【0014】
【発明の効果】上記請求項1〜のいずれか1項に記載
の情報復号再生装置によれば,復号化手段が使用する作
業領域が出力バッファ内に設定され,出力バッファの使
用状態に応じて上記作業領域の設定が変更されるため,
上記復号化手段の作業領域を別途設ける必要がなくな
り,装置全体で必要なメモリ容量を従来より抑制するこ
とができる。特に,請求項に記載の情報復号装置によ
れば,一時記憶メモリも上記出力バッファに設定される
ため,必要なメモリ容量を著しく低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る情報復号再生装
置の概略構成を示す機能ブロック図。
【図2】 上記情報復号再生装置のメイン処理を説明す
るためのフローチャート。
【図3】 上記情報復号再生装置の出力バッファの使用
状況を説明するための図。
【図4】 上記情報復号再生装置の割り込み処理を説明
するためのフローチャート。
【図5】 従来の情報復号再生装置の概略構成を示す機
能ブロック図。
【図6】 従来の情報復号再生装置の動作を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…情報復号器(復号化手段) 2…出力バッファ 3…再生手段 4…出力バッファ管理部 5…出力バッファアドレス指定部
フロントページの続き (72)発明者 山下 俊郎 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (72)発明者 原田 和茂 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株式会社神戸製鋼所 東京本社内 (56)参考文献 特開 平4−125486(JP,A) 特開 平5−46545(JP,A) 特開 平4−323690(JP,A) 特開 昭60−17533(JP,A) 特開 平4−310161(JP,A) 特開 昭61−198988(JP,A) 特開 平3−102272(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30 G06F 5/06 333

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された情報を所定の作業領域を用
    いてフレーム単位で復号化する復号化手段と, 上記復号化手段により復号化されたフレームの復号化デ
    ータを複数格納することが可能な出力バッファと, 上記出力バッファから上記復号化データをフレーム毎に
    読みだして順次再生する再生手段とを具備してなる情報
    復号再生装置において, 上記復号化手段の上記作業領域を上記出力バッファの一
    部領域に設定する設定手段と, 上記設定手段により上記出力バッファに設定された上記
    作業領域以外の再生領域での上記再生手段による上記フ
    レームの復号化データの読み出しが終了したことを検出
    して,上記復号化手段の作業領域を上記出力バッファの
    再生領域へ変更する設定変更手段とを具備してなること
    を特徴とする情報復号再生装置。
  2. 【請求項2】 上記情報が,複数のチャンネルに分けて
    符号化されたものであり,上記復号化手段が全てのチャ
    ンネルの同じフレームの復号化が終了するまでに既に復
    号化したチャンネルの復号化データを一時的に格納して
    おくための一時格納領域を,上記出力バッファに設定さ
    れた上記復号化手段の作業領域以外の再生領域の空き部
    分に設定してなる請求項に記載の情報復号再生装置。
  3. 【請求項3】 上記情報が音楽情報である請求項1又は
    のいずれか1項に記載の情報復号再生装置。
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