JP3231212B2 - 強酸性イオン水生成装置 - Google Patents
強酸性イオン水生成装置Info
- Publication number
- JP3231212B2 JP3231212B2 JP07070595A JP7070595A JP3231212B2 JP 3231212 B2 JP3231212 B2 JP 3231212B2 JP 07070595 A JP07070595 A JP 07070595A JP 7070595 A JP7070595 A JP 7070595A JP 3231212 B2 JP3231212 B2 JP 3231212B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control element
- strongly acidic
- electrolytic cell
- acidic ionic
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強酸性イオン水生成装置
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】強酸性イオン水は食塩水をイオン交換膜
を介して電気分解することによって生成されるPH2前
後の酸性水で、殺菌効果が高く、人体への毒性がないこ
とから、医療、食品、農業分野での応用が進んでいる。
そして、殺菌効果を高めるには、一定値以下のPHにす
る必要がある。PH値を一定に保つ手段としては、電解
電流を定電流にするとともに、塩水を定量ポンプを用い
て電解槽に供給し電解槽の塩水濃度を定量化している。
を介して電気分解することによって生成されるPH2前
後の酸性水で、殺菌効果が高く、人体への毒性がないこ
とから、医療、食品、農業分野での応用が進んでいる。
そして、殺菌効果を高めるには、一定値以下のPHにす
る必要がある。PH値を一定に保つ手段としては、電解
電流を定電流にするとともに、塩水を定量ポンプを用い
て電解槽に供給し電解槽の塩水濃度を定量化している。
【0003】ところが定量ポンプはコストが高く、ま
た、ソレノイドコイルタイプの定量ポンプは騒音が大き
いなどの問題がある。そこで、自動販売機等で使用され
ている安価なチューブポンプを用いる装置が提案されて
いる。
た、ソレノイドコイルタイプの定量ポンプは騒音が大き
いなどの問題がある。そこで、自動販売機等で使用され
ている安価なチューブポンプを用いる装置が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、チュ−ブポン
プのモ−タに整流子型の直流モ−タを使用すると、電解
槽の塩水濃度の定量化が図れるが、寿命が500時間程
度で強酸性イオン水生成装置の期待寿命の3000時間
に達しない問題がある。また、チュ−ブポンプのモ−タ
に交流モ−タを使用すると、地域による周波数(50H
z,60Hz)によって回転数が異なり、地域によって
添加量がばらつき、PH値を管理できない問題がある。
プのモ−タに整流子型の直流モ−タを使用すると、電解
槽の塩水濃度の定量化が図れるが、寿命が500時間程
度で強酸性イオン水生成装置の期待寿命の3000時間
に達しない問題がある。また、チュ−ブポンプのモ−タ
に交流モ−タを使用すると、地域による周波数(50H
z,60Hz)によって回転数が異なり、地域によって
添加量がばらつき、PH値を管理できない問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の強酸性イオン水生成装置は、塩水をチュ
−ブポンプを介して電解槽に供給し、さらに電解して強
酸性イオン水を生成する生成装置において、上記チュ−
ブポンプを駆動する交流モ−タと、上記交流モ−タにサ
イクル制御された交流を供給する出力制御素子と、入力
周波数が60Hz時の上記出力制御素子のオンサイクル
期間を周波数が50Hz時の上記出力制御素子のオンサ
イクル期間の5/6に出力制御素子を指令する50/6
0Hz選別回路を設けたものである。
めに、本発明の強酸性イオン水生成装置は、塩水をチュ
−ブポンプを介して電解槽に供給し、さらに電解して強
酸性イオン水を生成する生成装置において、上記チュ−
ブポンプを駆動する交流モ−タと、上記交流モ−タにサ
イクル制御された交流を供給する出力制御素子と、入力
周波数が60Hz時の上記出力制御素子のオンサイクル
期間を周波数が50Hz時の上記出力制御素子のオンサ
イクル期間の5/6に出力制御素子を指令する50/6
0Hz選別回路を設けたものである。
【0006】
【0007】
【作用】塩水をチューブポンプを介して電解槽に供給
し、電解して強酸性イオン水を生成する。チューブポン
プは交流モータで駆動され、交流モータは出力制御素子
により交流電圧の所定サイクルをオンし、所定サイクル
をオフしてサイクル制御される。
し、電解して強酸性イオン水を生成する。チューブポン
プは交流モータで駆動され、交流モータは出力制御素子
により交流電圧の所定サイクルをオンし、所定サイクル
をオフしてサイクル制御される。
【0008】また、50/60Hz選別回路により、出
力制御素子が入力周波数が60Hz時の上記出力制御素
子のオンサイクル期間を周波数が50Hz時の出力制御
素子のオンサイクル期間の5/6に指令される。
力制御素子が入力周波数が60Hz時の上記出力制御素
子のオンサイクル期間を周波数が50Hz時の出力制御
素子のオンサイクル期間の5/6に指令される。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図1ないし図4に基づいて
説明する。本実施例の強酸性イオン水生成装置は、概念
的に示すと、図3のようになる。すなわち、交流電源3
1を19の直流電源装置により直流に変換する。この直
流電源装置19は、定電流制御され、その出力は電解槽
1の電極5,6に接続される。電解槽1は内部にイオン
交換膜2が配置され、下部の導入口7,8から塩水が供
給され、電解槽内で直流により電気分解されて、+電極
5側の上部の排出口9から強酸性水が排出され、−電極
6側の上部の排出口10から強アルカリ性水が排出され
る。
説明する。本実施例の強酸性イオン水生成装置は、概念
的に示すと、図3のようになる。すなわち、交流電源3
1を19の直流電源装置により直流に変換する。この直
流電源装置19は、定電流制御され、その出力は電解槽
1の電極5,6に接続される。電解槽1は内部にイオン
交換膜2が配置され、下部の導入口7,8から塩水が供
給され、電解槽内で直流により電気分解されて、+電極
5側の上部の排出口9から強酸性水が排出され、−電極
6側の上部の排出口10から強アルカリ性水が排出され
る。
【0010】電解槽1の下部の導入口7,8から導入さ
れる塩水は、導入口15から給水される水と、塩水タン
ク16からチューブポンプ21を介して添加される高濃
度の塩水とにより形成される。また、チューブポンプ2
1は誘導電動機、同期電動機等の交流モータ22とチュ
ーブ,カム等で構成される機構部23とにより構成さ
れ、交流モータ22の回転によって機構部23の駆動部
が回転し、塩水タンク16から出た塩水はチューブを通
って電解槽1に添加される。
れる塩水は、導入口15から給水される水と、塩水タン
ク16からチューブポンプ21を介して添加される高濃
度の塩水とにより形成される。また、チューブポンプ2
1は誘導電動機、同期電動機等の交流モータ22とチュ
ーブ,カム等で構成される機構部23とにより構成さ
れ、交流モータ22の回転によって機構部23の駆動部
が回転し、塩水タンク16から出た塩水はチューブを通
って電解槽1に添加される。
【0011】交流モータ22には、チューブポンプ制御
装置20から交流が供給される。このチュープポンプ制
御装置は、交流電源をサイリスタ,トライアック,ダイ
オードと直列接続したトランジスタ等の出力制御素子2
5と、この出力制御素子25をサイクル制御する制御装
置26と、交流電源が50Hz又は60Hzを選別する
50/60Hz選別回路27により構成されている。そ
して、交流電源が50Hzの場合50/60Hz選別回
路27から全サイクルにわたって信号を制御装置26に
出力し、60Hzのとき、オンサイクル期間を全サイク
ルの5/6とする。
装置20から交流が供給される。このチュープポンプ制
御装置は、交流電源をサイリスタ,トライアック,ダイ
オードと直列接続したトランジスタ等の出力制御素子2
5と、この出力制御素子25をサイクル制御する制御装
置26と、交流電源が50Hz又は60Hzを選別する
50/60Hz選別回路27により構成されている。そ
して、交流電源が50Hzの場合50/60Hz選別回
路27から全サイクルにわたって信号を制御装置26に
出力し、60Hzのとき、オンサイクル期間を全サイク
ルの5/6とする。
【0012】塩水の添加量は次のようにして行われる。
交流電源が60Hzの場合、50/60Hz選別回路2
7の出力から60Hzであることを出力して、図2に示
すように1.3〜10秒程度の周期Tのうち、5/6を
フル導通(Ton)させ、残りをオフ(Toff)させ
て、図2に示すように出力制御素子25をオン・オフ制
御させるサイクル制御を行う。また、交流電源が50H
zの場合、50/60Hz選別回路27の出力から50
Hzであることを出力し、0.3〜10秒程度の周期の
うち、全範囲にわたってフル導通させる。
交流電源が60Hzの場合、50/60Hz選別回路2
7の出力から60Hzであることを出力して、図2に示
すように1.3〜10秒程度の周期Tのうち、5/6を
フル導通(Ton)させ、残りをオフ(Toff)させ
て、図2に示すように出力制御素子25をオン・オフ制
御させるサイクル制御を行う。また、交流電源が50H
zの場合、50/60Hz選別回路27の出力から50
Hzであることを出力し、0.3〜10秒程度の周期の
うち、全範囲にわたってフル導通させる。
【0013】これにより、50Hzと60HzのACモ
ータ22に印加する電圧の周波数は同じとなり、交流モ
ータの回転数が同じとなる。そこで、電解槽1に添加す
る塩水の量は50Hz,60Hzに関係なく同一とな
る。
ータ22に印加する電圧の周波数は同じとなり、交流モ
ータの回転数が同じとなる。そこで、電解槽1に添加す
る塩水の量は50Hz,60Hzに関係なく同一とな
る。
【0014】また、図4に示すように50/60Hz選
別回路27に代えて、0.3〜10秒程度の周期Tのう
ち出力制御素子25を印加する電圧の10〜100%を
フル導通(Ton)させ、残りをオフ(Toff)させ
るように添加量調整器29を可変させる。そして周期T
を一定とし、添加量調整器29を変化させてTonとT
offとの比を変化させると、Ton/Tに比例して電
解槽1に添加する塩水量が変化し、電解槽1内のPHを
変化させることができる。
別回路27に代えて、0.3〜10秒程度の周期Tのう
ち出力制御素子25を印加する電圧の10〜100%を
フル導通(Ton)させ、残りをオフ(Toff)させ
るように添加量調整器29を可変させる。そして周期T
を一定とし、添加量調整器29を変化させてTonとT
offとの比を変化させると、Ton/Tに比例して電
解槽1に添加する塩水量が変化し、電解槽1内のPHを
変化させることができる。
【0015】上記実施例では、周期Tを一定とし、To
nとToffとの比を可変させているが、Toffを
0.1〜1秒程度の一定値とし、周期Tを変化させてT
on/Tを変化させて電解槽1添加する塩水量を変化さ
せて電解槽1内のPHを変化させることができる。ま
た、Ton/Tを変化させて電解槽1に添加する塩水量
を変化させて、電解槽1内のPHを変化させることがで
きる。また、塩水は電解槽下部に設けられていたが、こ
れにこだわることなく配置することができる。
nとToffとの比を可変させているが、Toffを
0.1〜1秒程度の一定値とし、周期Tを変化させてT
on/Tを変化させて電解槽1添加する塩水量を変化さ
せて電解槽1内のPHを変化させることができる。ま
た、Ton/Tを変化させて電解槽1に添加する塩水量
を変化させて、電解槽1内のPHを変化させることがで
きる。また、塩水は電解槽下部に設けられていたが、こ
れにこだわることなく配置することができる。
【0016】
【発明の効果】これによれば、安価で長時間使用できる
ACモ−タを用いたチュ−ブポンプを商用電源の周波数
に関係なく制御することができ、地域によっても電解槽
に添加する塩水量は一定となり、電解槽のPH値を管理
することができる。また、交流モ−タに印加する電圧の
所定周期T内の出力電圧期間Tonを変化させることに
より、電解槽内のPH値を変化させることができ、所定
値のPH値に選択することができる。
ACモ−タを用いたチュ−ブポンプを商用電源の周波数
に関係なく制御することができ、地域によっても電解槽
に添加する塩水量は一定となり、電解槽のPH値を管理
することができる。また、交流モ−タに印加する電圧の
所定周期T内の出力電圧期間Tonを変化させることに
より、電解槽内のPH値を変化させることができ、所定
値のPH値に選択することができる。
【図1】本発明の強酸性イオン水生成装置の実施例の概
念図である。
念図である。
【図2】図1の一部分のタイムチャ−ト図である。
【図3】本発明の強酸性イオン水生成装置の概念図であ
る。
る。
【図4】本発明の強酸性イオン水生成装置の他の実施例
の概念図である。
の概念図である。
1 電解槽 2 イオン交換膜 5,6 電極 7,8 導入口 9,10 排出口 16 塩水タンク 19 直流電源装置 20 チュ−ブポンプ制御装置 21 チュ−ブポンプ 22 交流モ−タ 23 機構部 25 出力制御素子 26 制御装置 27 50/60Hz選別回路 29 添加量調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 斉藤 信人 (56)参考文献 特開 平8−229564(JP,A) 特開 平6−170369(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46 - 1/461
Claims (1)
- 【請求項1】 塩水をチュ−ブポンプを介して電解槽に
供給し、さらに電解して強酸性イオン水を生成する生成
装置において、上記チュ−ブポンプを駆動する交流モ−
タと、上記交流モ−タにサイクル制御された交流を供給
する出力制御素子と、入力周波数が60Hz時の上記出
力制御素子のオンサイクル期間を周波数が50Hz時の
上記出力制御素子のオンサイクル期間の5/6に出力制
御素子を指令する50/60Hz選別回路とを設けたこ
とを特徴とする強酸性イオン水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07070595A JP3231212B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 強酸性イオン水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07070595A JP3231212B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 強酸性イオン水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08238481A JPH08238481A (ja) | 1996-09-17 |
JP3231212B2 true JP3231212B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=13439283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07070595A Expired - Fee Related JP3231212B2 (ja) | 1995-03-03 | 1995-03-03 | 強酸性イオン水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3231212B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007301540A (ja) * | 2006-05-09 | 2007-11-22 | Hokuetsu:Kk | 微酸性電解水生成装置 |
-
1995
- 1995-03-03 JP JP07070595A patent/JP3231212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08238481A (ja) | 1996-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5254226A (en) | Electrolytic cell assembly and process for production of bromine | |
JP3468835B2 (ja) | 電解水生成装置 | |
JP3231212B2 (ja) | 強酸性イオン水生成装置 | |
JPH0871566A (ja) | 循環温浴器及び浴水殺菌方法 | |
EP1226094B1 (en) | Device for electrolysis | |
JP3412669B2 (ja) | 電解水生成装置 | |
KR100725658B1 (ko) | 음용수의 은 전해 살균시스템 | |
JP2003034889A (ja) | 強電解水生成装置の電解方法 | |
JPH1190447A (ja) | 浴水循環装置 | |
JPH1190457A (ja) | 水処理装置 | |
JPH06312185A (ja) | 電解水の生成装置 | |
JPH08117757A (ja) | 冷却塔におけるレジオネラ菌の殺菌方法 | |
JPH10174971A (ja) | 電解水生成装置 | |
JP3539458B2 (ja) | 電解水生成機用電源 | |
JP3205527B2 (ja) | 弱酸性殺菌水及び弱アルカリ性水の製造方法 | |
JP3835019B2 (ja) | 塩素生成用電解制御方法 | |
JP2698957B2 (ja) | 電解イオン水生成装置 | |
JPH10469A (ja) | 電解水生成装置 | |
JPH1076271A (ja) | 次亜塩素酸殺菌水生成装置のpH及び次亜塩素酸濃度維持運転方法及びこの方法を実施する制御手段を備えた次亜塩素酸殺菌水生成装置 | |
JPH0810767A (ja) | 電解水生成機用電源 | |
JP3932432B2 (ja) | 電解水生成器用電源 | |
RU2119456C1 (ru) | Способ электрохимической обработки водных растворов и устройство | |
JPH09150157A (ja) | 水処理装置 | |
JPH09220574A (ja) | 連続式電解イオン水生成装置 | |
JPH081162A (ja) | 超酸化水生成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |