JP3230970U - 攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 柔らかく円筒形でないパウチ容器を自転公転式の攪拌装置にセットでき、内容物を攪拌可能な攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置を提供すること。
【解決手段】 自転公転式攪拌装置に用いる容器であって、軸線Cが自転軸線と同じに設定されて自転体に取り付けられると共にパウチ容器2を収納可能な有底の筒状本体3と、筒状本体の内周面に設けられパウチ容器の両端を支持する少なくとも一対の端部支持部4とを備え、パウチ容器が、内容物を収容するパウチ本体2aと、パウチ本体の両端に設けられた一対の支柱部2bと、パウチ本体の上部に設けられた飲み口部2cとを備え、端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部を挟んで支持可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 自転公転式攪拌装置に用いる容器であって、軸線Cが自転軸線と同じに設定されて自転体に取り付けられると共にパウチ容器2を収納可能な有底の筒状本体3と、筒状本体の内周面に設けられパウチ容器の両端を支持する少なくとも一対の端部支持部4とを備え、パウチ容器が、内容物を収容するパウチ本体2aと、パウチ本体の両端に設けられた一対の支柱部2bと、パウチ本体の上部に設けられた飲み口部2cとを備え、端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部を挟んで支持可能である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、パウチ容器の内容物の攪拌などに好適な攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置に関する。
現在、薬品,食品,化粧品などの幅広い分野で容器内の内容物を攪拌する装置として自転公転式の攪拌装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
この自転公転式の攪拌装置は、攪拌羽根等を用いずに混和が行えるため、混和後に容器を開封せずに、そのまま顧客に渡せるなど、ディスポーザル用途に大きなメリットがある。
この自転公転式の攪拌装置は、攪拌羽根等を用いずに混和が行えるため、混和後に容器を開封せずに、そのまま顧客に渡せるなど、ディスポーザル用途に大きなメリットがある。
上記従来の技術において、以下の課題が残されている。
すなわち、従来、自転公転攪拌装置で攪拌を行う場合、回転運動に耐えるために十分な強度の容器が必要であり、金属やプラスティックなどの硬質な素材で形成された容器に限られていた。このため、柔軟な容器であると共に円筒形でないパウチ容器を自転公転攪拌装置に取り付けて内容物の攪拌を行うことが困難であった。
すなわち、従来、自転公転攪拌装置で攪拌を行う場合、回転運動に耐えるために十分な強度の容器が必要であり、金属やプラスティックなどの硬質な素材で形成された容器に限られていた。このため、柔軟な容器であると共に円筒形でないパウチ容器を自転公転攪拌装置に取り付けて内容物の攪拌を行うことが困難であった。
本考案は、上記従来の問題に鑑みてなされたもので、柔らかく円筒形でないパウチ容器を自転公転式の攪拌装置にセットでき、内容物を攪拌可能な攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置を提供することを目的とする。
本考案は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の考案に係る攪拌装置用容器は、公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて自転軸線を中心に回転可能な自転体と、前記公転体と前記自転体とを回転駆動する駆動機構とを備えた攪拌装置に用いる容器であって、軸線が前記自転軸線と同じに設定されて前記自転体に取り付けられると共にパウチ容器を収納可能な有底の筒状本体と、前記筒状本体の内周面に設けられ前記パウチ容器の両端を支持する少なくとも一対の端部支持部とを備え、前記パウチ容器が、内容物を収容するパウチ本体と、前記パウチ本体の両端に設けられ前記パウチ本体よりも硬く上下方向に延在する一対の支柱部と、前記パウチ本体の上部に設けられた飲み口部とを備え、前記端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる前記支柱部を挟んで支持可能であることを特徴とする。
この攪拌装置用容器では、端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部を挟んで支持可能であるので、両端の支柱部(ピラー)を端部支持部で支持することで、円筒形でないパウチ容器を立てた状態で安定かつ容易に自転公転式の攪拌装置にセットすることができると共に、回転時に柔らかく円筒形でないパウチ容器を保持することができる。
第2の考案に係る攪拌装置用容器は、第1の考案において、前記筒状本体の底面に設けられ前記パウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えていることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置用容器では、筒状本体の底面に設けられパウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えているので、パウチ容器の底部が安定して支持される。
すなわち、この攪拌装置用容器では、筒状本体の底面に設けられパウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えているので、パウチ容器の底部が安定して支持される。
第3の考案に係る攪拌装置用容器は、第2の考案において、前記底部支持部が、前記パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えていることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置用容器では、底部支持部が、パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えているので、互いの間隔が漸次拡がった一対の底部突出部により自転公転時にパウチ容器内下部の内容物が上方へと撥ね返されることで、パウチ容器内で攪拌力が上部まで及び易くなる。特に、縦長のパウチ容器であっても自転公転させた際に、上部まで攪拌効果が及んで、良好な攪拌を行うことができる。
すなわち、この攪拌装置用容器では、底部支持部が、パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えているので、互いの間隔が漸次拡がった一対の底部突出部により自転公転時にパウチ容器内下部の内容物が上方へと撥ね返されることで、パウチ容器内で攪拌力が上部まで及び易くなる。特に、縦長のパウチ容器であっても自転公転させた際に、上部まで攪拌効果が及んで、良好な攪拌を行うことができる。
第4の考案に係る攪拌装置用容器は、第2又は第3の考案において、前記底部支持部が、一対の前記支柱部の下端を支持する一対の支柱下端支持部を備え、前記支柱下端支持部が、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる前記支柱部の下端を挟んで支持可能であることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置用容器では、支柱下端支持部が、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる支柱部の下端を挟んで支持可能であるので、一対の支柱下端支持部で一対の支柱部の下端も支持することで、パウチ容器の底部がより安定に支持される。
すなわち、この攪拌装置用容器では、支柱下端支持部が、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる支柱部の下端を挟んで支持可能であるので、一対の支柱下端支持部で一対の支柱部の下端も支持することで、パウチ容器の底部がより安定に支持される。
第5の考案に係る攪拌装置用容器は、第1から第4の発明のいずれかにおいて、前記端部支持部が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて前記筒状本体の内周面に複数対設けられていることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置用容器では、端部支持部が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて筒状本体の内周面に複数対設けられているので、軸線方向に沿って複数箇所で支柱部を支持でき、より安定してパウチ容器を立てた状態で支持することができる。
すなわち、この攪拌装置用容器では、端部支持部が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて筒状本体の内周面に複数対設けられているので、軸線方向に沿って複数箇所で支柱部を支持でき、より安定してパウチ容器を立てた状態で支持することができる。
第6の考案に係る攪拌装置用容器は、第1から第5の発明のいずれかにおいて、前記筒状本体の上部開口部に取り付け可能な蓋部材を備え、前記蓋部材が、前記飲み口部が挿入可能な飲み口部用孔部を有していることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置用容器では、蓋部材が、飲み口部が挿入可能な飲み口部用孔部を有しているので、飲み口部を飲み口部用孔部から上部に突出させた状態でパウチ容器を収納することができると共に、飲み口部を飲み口部用孔部で支持することができる。
すなわち、この攪拌装置用容器では、蓋部材が、飲み口部が挿入可能な飲み口部用孔部を有しているので、飲み口部を飲み口部用孔部から上部に突出させた状態でパウチ容器を収納することができると共に、飲み口部を飲み口部用孔部で支持することができる。
第7の考案に係る攪拌装置は、公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて自転軸線を中心に回転可能な自転体と、前記公転体と前記自転体とを回転駆動する駆動機構と、第1から第6の発明のいずれかの攪拌装置用容器とを備えていることを特徴とする。
すなわち、この攪拌装置では、第1から第6の発明のいずれかの攪拌装置用容器を備えているので、柔らかく円筒状でないパウチ容器内の内容物を効率的に攪拌することができる。
すなわち、この攪拌装置では、第1から第6の発明のいずれかの攪拌装置用容器を備えているので、柔らかく円筒状でないパウチ容器内の内容物を効率的に攪拌することができる。
本考案によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本考案の攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置によれば、端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部を挟んで支持可能であるので、両端の支柱部を一対の端部支持部で支持することで、円筒形でないパウチ容器を立てた状態で安定かつ容易に自転公転式の攪拌装置にセットすることができる。
さらに、パウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えると共に、底部支持部に、パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えることで、パウチ容器内で攪拌力が上部まで及び易くなる。
したがって、本考案の攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置では、柔らかく円筒状でないパウチ容器の内容物を良好に攪拌することができる。
すなわち、本考案の攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置によれば、端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部を挟んで支持可能であるので、両端の支柱部を一対の端部支持部で支持することで、円筒形でないパウチ容器を立てた状態で安定かつ容易に自転公転式の攪拌装置にセットすることができる。
さらに、パウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えると共に、底部支持部に、パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えることで、パウチ容器内で攪拌力が上部まで及び易くなる。
したがって、本考案の攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置では、柔らかく円筒状でないパウチ容器の内容物を良好に攪拌することができる。
以下、本考案における攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置の一実施形態を、図1から図8に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能又は認識容易な大きさとするために必要に応じて縮尺を適宜変更している部分がある。
本実施形態における攪拌装置用容器1は、図7に示すように、公転軸線L1を中心に回転可能な公転体102と、公転体102に保持されて自転軸線L2を中心に回転可能な自転体103と、公転体102と自転体103とを回転駆動する駆動機構104とを備えた攪拌装置100に用いる容器である。
本実施形態における攪拌装置用容器1は、図1から図6に示すように、軸線Cが自転軸線と同じに設定されて自転体103に取り付けられると共にパウチ容器2を収納可能な有底の筒状本体3と、筒状本体3の内周面に設けられパウチ容器2の両端を支持する少なくとも一対の端部支持部4とを備えている。
また、上記端部支持部4は、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて筒状本体3の内周面に複数対設けられている。
なお、本実施形態では、上下に間隔を空けて2箇所に端部支持部4を設けている。
また、対となる二つの端部支持部4は、互いに周方向において180°反対側に対向状態で設けられている。
なお、本実施形態では、上下に間隔を空けて2箇所に端部支持部4を設けている。
また、対となる二つの端部支持部4は、互いに周方向において180°反対側に対向状態で設けられている。
上記パウチ容器2は、図2の(b)に示すように、内容物を収容するパウチ本体2aと、パウチ本体2aの両端に設けられパウチ本体2aよりも硬く上下方向に延在する一対の支柱部2b(ピラー)と、パウチ本体2aの上部に設けられた飲み口部2c(スパウト)とを備えている。このパウチ容器2としては、例えばスパウトパックの両端にピラーがあり、自立可能な押尾産業株式会社製のスパウトピラー等が採用可能である。
上記端部支持部4は、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部2bを挟んで支持可能である。
すなわち、端部支持部4は、支柱部2bの厚さに対応して互いに間隔を空けて周方向に設置されていると共に半径方向内方に突出した一対の内周面突出部4aを備え、一対の内周面突出部4a間に支柱部2bが嵌め込まれて支持可能されている。
すなわち、端部支持部4は、支柱部2bの厚さに対応して互いに間隔を空けて周方向に設置されていると共に半径方向内方に突出した一対の内周面突出部4aを備え、一対の内周面突出部4a間に支柱部2bが嵌め込まれて支持可能されている。
また、本実施形態の攪拌装置用容器1は、図1及び図8に示すように、上記筒状本体3の底面に設けられパウチ容器2の底部を支持する底部支持部5を備えている。
上記底部支持部5は、図1及び図6に示すように、パウチ容器2の底部の両端部(一対の耳部2d)内に下方から挿入可能であると共に、上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部5aを備えている。
上記底部支持部5は、図1及び図6に示すように、パウチ容器2の底部の両端部(一対の耳部2d)内に下方から挿入可能であると共に、上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部5aを備えている。
すなわち、上記一対の底部突出部5aは、図8の(a)に示すように、パウチ容器2の底部において熱圧着でシーリングされた部分Sに対応して上面が凹曲面とされ、シーリングされた部分Sより下部の一対の耳部2d内に挿入可能に両側に開いて突出した羽形状とされている。なお、耳部2bは、下方に開口した袋状となっている。
また、底部支持部5は、一対の支柱部2bの下端を支持する一対の支柱下端支持部5bを備えている。
底部支持部5は、例えばPON(ポリアセタール)等の樹脂又は金属等の硬質な材料で形成されている。
底部支持部5は、例えばPON(ポリアセタール)等の樹脂又は金属等の硬質な材料で形成されている。
なお、本実施形態の底部支持部5は、図1及び図8に示すように、筒状本体3の下部に取り付けているが、筒状本体3の底部と一体で形成してもよい。
本実施形態では、筒状本体3下部に形成された下部貫通孔3bに一対の底部突出部5a及び一対の支柱下端支持部5bを下方から挿通させた状態で底部支持部5を筒状本体3の下部にネジ止めしている。
本実施形態では、筒状本体3下部に形成された下部貫通孔3bに一対の底部突出部5a及び一対の支柱下端支持部5bを下方から挿通させた状態で底部支持部5を筒状本体3の下部にネジ止めしている。
上記支柱下端支持部5bは、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる支柱部2bの下端を挟んで支持可能である。
すなわち、支柱下端支持部5bは、図6に示すように、半径方向内方に開口して支柱部2bの下端が挿入可能な平面視コ字状とされている。
すなわち、支柱下端支持部5bは、図6に示すように、半径方向内方に開口して支柱部2bの下端が挿入可能な平面視コ字状とされている。
また、本実施形態の攪拌装置用容器1は、筒状本体3の上部開口部に取り付け可能な蓋部材6を備えている。
上記蓋部材6は、図3に示すように、飲み口部2cが挿入可能な飲み口部用孔部6aを有している。
なお、本実施形態の飲み口部用孔部6aは、飲み口部2cの基端形状に対応してほぼ六角形状とされている。
また、蓋部材6には、パウチ本体2aの上部両端が挿入可能な一対のスリット部6bが飲み口部用孔部6aの両側に形成されている。
上記蓋部材6は、図3に示すように、飲み口部2cが挿入可能な飲み口部用孔部6aを有している。
なお、本実施形態の飲み口部用孔部6aは、飲み口部2cの基端形状に対応してほぼ六角形状とされている。
また、蓋部材6には、パウチ本体2aの上部両端が挿入可能な一対のスリット部6bが飲み口部用孔部6aの両側に形成されている。
上記パウチ容器2を攪拌装置用容器1に取り付ける場合、パウチ容器2を攪拌装置用容器1内に上部開口部から入れると共に、両側の支柱部2bを内周面の端部支持部4に嵌め込む。
また、一対の支柱部2bの下端を一対の支柱下端支持部5b内に嵌め込むと共に、一対の底部突出部5aを、図1及び図8の(b)に示すように、パウチ容器2の底部のシーリングされた部分Sの下部両側に形成された一対の耳部2d内に挿入する。
また、一対の支柱部2bの下端を一対の支柱下端支持部5b内に嵌め込むと共に、一対の底部突出部5aを、図1及び図8の(b)に示すように、パウチ容器2の底部のシーリングされた部分Sの下部両側に形成された一対の耳部2d内に挿入する。
さらに、蓋部材6で筒状本体3の上部開口部に取り付ける。このとき、飲み口部用孔部6aに飲み口部2cを挿通させると共に、一対のスリット部6b内にパウチ本体2aの上端を挿通させる。
この状態で、パウチ容器2の一対の支柱部2bは一対の端部支持部4で支持され、またパウチ容器2の底部は一対の支柱下端支持部5b及び一対の底部突出部5aで支持され、さらにパウチ容器2の上部は、飲み口部用孔部6aと一対のスリット部6bとで支持される。
この状態で、パウチ容器2の一対の支柱部2bは一対の端部支持部4で支持され、またパウチ容器2の底部は一対の支柱下端支持部5b及び一対の底部突出部5aで支持され、さらにパウチ容器2の上部は、飲み口部用孔部6aと一対のスリット部6bとで支持される。
また、本実施形態における攪拌装置100は、公転自転ミキサーであって、図7に示すように、公転軸線L1を中心に回転可能な公転体102と、公転体102に保持されて自転軸線L2を中心に回転可能な自転体103と、公転体102と自転体103とを回転駆動する駆動機構104と、自転体103に取り付けられた上記攪拌装置用容器1とを備えている。
上記駆動機構104は、自転体103を公転体102と同等か公転体102よりも高い回転数で回転させるように設定されている。
上記自転軸線L2は、攪拌装置用容器1の上部を内側に向けて公転軸線L1に対して傾斜している。すなわち、自転軸線L2は、垂直軸である内側の公転軸線L1に向けて角度θで傾いている。
したがって、上記攪拌装置用容器1は、上部を内側に向けて傾斜して取り付けられ、自転軸線L2の角度θが、公転軸線L1に対して15度以下に設定されている。すなわち、筒状部22の軸線L3の角度も、公転軸線L1に対して15度以下に設定される。
なお、角度θを一般的な自転公転式攪拌装置の角度である45°に設定しても使用可能である。また、自転体103の回転数を公転体102よりも低い回転数(例えば、公転体102:自転体103=1.0:0.4)に設定しても使用可能である。
上記自転軸線L2は、攪拌装置用容器1の上部を内側に向けて公転軸線L1に対して傾斜している。すなわち、自転軸線L2は、垂直軸である内側の公転軸線L1に向けて角度θで傾いている。
したがって、上記攪拌装置用容器1は、上部を内側に向けて傾斜して取り付けられ、自転軸線L2の角度θが、公転軸線L1に対して15度以下に設定されている。すなわち、筒状部22の軸線L3の角度も、公転軸線L1に対して15度以下に設定される。
なお、角度θを一般的な自転公転式攪拌装置の角度である45°に設定しても使用可能である。また、自転体103の回転数を公転体102よりも低い回転数(例えば、公転体102:自転体103=1.0:0.4)に設定しても使用可能である。
駆動機構104は、回転軸110aを有する一つの駆動源110と、駆動源110の回転軸110aに接続され駆動源110の回転力を公転体102と自転体103とに同時に伝達する動力伝達機構109とを備えている。
上記駆動源110はモータ等であり、回転軸110aには第1プーリー110bが固定されている。
上記駆動源110はモータ等であり、回転軸110aには第1プーリー110bが固定されている。
駆動源110は、本体ベース111の下面に固定され、回転軸110aが本体ベース111に形成された回転軸用孔111aに挿通されて本体ベース111の上面側に突出している。
回転ユニットである公転体102は、本体ベース111に立設された公転軸部111a回りに回転可能に支持されている。なお、公転軸部111aは、公転軸線L1と同軸に固定されている。
回転ユニットである公転体102は、本体ベース111に立設された公転軸部111a回りに回転可能に支持されている。なお、公転軸部111aは、公転軸線L1と同軸に固定されている。
上記公転体102は、半径方向外方に延在した一対の回転アーム112と、一対の回転アーム112の下部に固定された公転用の第2プーリー112aとを備えている。
また、第1プーリー110bと第2プーリー112aとには、公転用ベルト113が巻回され、駆動源110の駆動力が第1プーリー110bから公転用ベルト113を介して第2プーリー112aに伝達され、公転体102が回転駆動される。すなわち、第1プーリー110b、公転用ベルト113、第2プーリー112aは、動力伝達機構109の一部を構成している。
また、第1プーリー110bと第2プーリー112aとには、公転用ベルト113が巻回され、駆動源110の駆動力が第1プーリー110bから公転用ベルト113を介して第2プーリー112aに伝達され、公転体102が回転駆動される。すなわち、第1プーリー110b、公転用ベルト113、第2プーリー112aは、動力伝達機構109の一部を構成している。
回転アーム12の先端部には、自転軸線L2と同軸の自転軸部114とが立設され、自転軸部114に自転体3が回転可能に設けられている。
上記自転体103は、自転軸部114を中心に自転用ベアリング115を介して回転可能な容器ホルダHと、容器ホルダHの下部外周部に自転軸線L2を中心にして設けられた自転用歯車116とを備えている。
上記自転体103は、自転軸部114を中心に自転用ベアリング115を介して回転可能な容器ホルダHと、容器ホルダHの下部外周部に自転軸線L2を中心にして設けられた自転用歯車116とを備えている。
なお、自転用ベアリング115は、自転用歯車116の内部に自転軸部114との間に設けられている。すなわち、自転用ベアリング115を介して自転用歯車116及び容器ホルダHが自転軸部114に対して回転可能に支持されている。
自転軸線L2と同軸の自転軸部114は、公転軸線L1に対して所定の角度で内側に向けて15度以下で傾斜している。
上記容器ホルダHは、硬質材料で有底筒状に形成され、内部に上記攪拌装置用容器1が設置可能になっている。
なお、この容器ホルダHの代わりに、自転用ベアリング115を介して攪拌装置用容器1を回転可能に直接取り付けても構わない。
自転軸線L2と同軸の自転軸部114は、公転軸線L1に対して所定の角度で内側に向けて15度以下で傾斜している。
上記容器ホルダHは、硬質材料で有底筒状に形成され、内部に上記攪拌装置用容器1が設置可能になっている。
なお、この容器ホルダHの代わりに、自転用ベアリング115を介して攪拌装置用容器1を回転可能に直接取り付けても構わない。
上記公転軸部111aは、第2プーリー112aの中央に形成された第1公転軸用ベアリング112bと、回転アーム112の中央に形成された第2公転軸用ベアリング112cとに支持されて、上部が回転アーム112の上方に突出している。
また、公転軸部111aの先端部には、自転用マイタギア117が固定され、外周部に形成された歯部が一対の自転用歯車116にそれぞれ噛み合っている。すなわち、回転アーム112が回転すると、自転用マイタギア117に噛み合った自転用歯車116が回転し、自転体102が自転する。したがって、自転用ベアリング115及び自転用マイタギア117は、動力伝達機構109の一部を構成している。
また、公転軸部111aの先端部には、自転用マイタギア117が固定され、外周部に形成された歯部が一対の自転用歯車116にそれぞれ噛み合っている。すなわち、回転アーム112が回転すると、自転用マイタギア117に噛み合った自転用歯車116が回転し、自転体102が自転する。したがって、自転用ベアリング115及び自転用マイタギア117は、動力伝達機構109の一部を構成している。
このように本実施形態の攪拌装置用容器1では、端部支持部4が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる支柱部2bを挟んで支持可能であるので、両端の支柱部2bを端部支持部4で支持することで、円筒形でないパウチ容器2を立てた状態で安定かつ容易に自転公転式の攪拌装置100にセットすることができると共に、回転時に柔らかく円筒形でないパウチ容器2を保持することができる。
また、筒状本体3の底面に設けられパウチ容器2の底部を支持する底部支持部5を備えているので、パウチ容器2の底部が安定して支持される。
そして、底部支持部5が、パウチ容器2の底部の両端部(耳部2d)内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部5aを備えているので、互いの間隔が漸次拡がった一対の底部突出部5aにより自転公転時にパウチ容器2内下部の内容物が上方へと撥ね返されることで、パウチ容器2内で攪拌力が上部まで及び易くなる。特に、縦長のパウチ容器2であっても自転公転させた際に、上部まで攪拌効果が及んで、良好な攪拌を行うことができる。
そして、底部支持部5が、パウチ容器2の底部の両端部(耳部2d)内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部5aを備えているので、互いの間隔が漸次拡がった一対の底部突出部5aにより自転公転時にパウチ容器2内下部の内容物が上方へと撥ね返されることで、パウチ容器2内で攪拌力が上部まで及び易くなる。特に、縦長のパウチ容器2であっても自転公転させた際に、上部まで攪拌効果が及んで、良好な攪拌を行うことができる。
また、支柱下端支持部5bが、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる支柱部2bの下端を挟んで支持可能であるので、一対の支柱下端支持部5bで一対の支柱部2bの下端も支持することで、パウチ容器2の底部がより安定に支持される。
また、端部支持部4が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて筒状本体3の内周面に複数対設けられているので、軸線方向に沿って複数箇所で支柱部2bを支持でき、より安定してパウチ容器2を立てた状態で支持することができる。
また、端部支持部4が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて筒状本体3の内周面に複数対設けられているので、軸線方向に沿って複数箇所で支柱部2bを支持でき、より安定してパウチ容器2を立てた状態で支持することができる。
さらに、蓋部材6が、飲み口部2cが挿入可能な飲み口部用孔部6aを有しているので、飲み口部2cを飲み口部用孔部6aから上部に突出させた状態でパウチ容器2を収納することができると共に、飲み口部2cを飲み口部用孔部6aで支持することができる。
したがって、本実施形態の攪拌装置100では、上記攪拌装置用容器1を備えているので、柔らかく円筒状でないパウチ容器2内の内容物を効率的に攪拌することができる。
したがって、本実施形態の攪拌装置100では、上記攪拌装置用容器1を備えているので、柔らかく円筒状でないパウチ容器2内の内容物を効率的に攪拌することができる。
なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、端部支持部が支柱部を局所的に挟んで支持しているが、支柱部の延在方向に沿ったレール状の長い端部支持部により支柱部を長い範囲で挟んで支持しても構わない。
例えば、上記実施形態では、端部支持部が支柱部を局所的に挟んで支持しているが、支柱部の延在方向に沿ったレール状の長い端部支持部により支柱部を長い範囲で挟んで支持しても構わない。
1…攪拌装置用容器、2…パウチ容器、2a…パウチ本体、2b…支柱部、2c…飲み口部、3…筒状本体、4…端部支持部、5…底部支持部、5a…底部突出部、5b…支柱下端支持部、6…蓋部材、6a…飲み口部用孔部、100…攪拌装置、102…公転体、103…自転体、104…駆動機構、C…軸線、L1…公転軸線、L2…自転軸線
Claims (7)
- 公転軸線を中心に回転可能な公転体と、前記公転体に保持されて自転軸線を中心に回転可能な自転体と、前記公転体と前記自転体とを回転駆動する駆動機構とを備えた攪拌装置に用いる容器であって、
軸線が前記自転軸線と同じに設定されて前記自転体に取り付けられると共にパウチ容器を収納可能な有底の筒状本体と、
前記筒状本体の内周面に設けられ前記パウチ容器の両端を支持する少なくとも一対の端部支持部とを備え、
前記パウチ容器が、内容物を収容するパウチ本体と、
前記パウチ本体の両端に設けられ前記パウチ本体よりも硬く上下方向に延在する一対の支柱部と、
前記パウチ本体の上部に設けられた飲み口部とを備え、
前記端部支持部が、互いに半径方向内方に突出し、嵌め込まれる前記支柱部を挟んで支持可能であることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 請求項1に記載の攪拌装置用容器において、
前記筒状本体の底面に設けられ前記パウチ容器の底部を支持する底部支持部を備えていることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 請求項2に記載の攪拌装置用容器において、
前記底部支持部が、前記パウチ容器の底部の両端部内に挿入可能であると共に上方に向けて互いの間隔が漸次拡がって突出した一対の底部突出部を備えていることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 請求項2又は3に記載の攪拌装置用容器において、
前記底部支持部が、一対の前記支柱部の下端を支持する一対の支柱下端支持部を備え、
前記支柱下端支持部が、互いに上方に突出しており、嵌め込まれる前記支柱部の下端を挟んで支持可能であることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 請求項1から4のいずれか一項に記載の攪拌装置用容器において、
前記端部支持部が、軸線方向に沿って互いに間隔を空けて前記筒状本体の内周面に複数対設けられていることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の攪拌装置用容器において、
前記筒状本体の上部開口部に取り付け可能な蓋部材を備え、
前記蓋部材が、前記飲み口部が挿入可能な飲み口部用孔部を有していることを特徴とする攪拌装置用容器。 - 公転軸線を中心に回転可能な公転体と、
前記公転体に保持されて自転軸線を中心に回転可能な自転体と、
前記公転体と前記自転体とを回転駆動する駆動機構と、
請求項1から6のいずれか一項に記載の攪拌装置用容器とを備えていることを特徴とする攪拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020005512U JP3230970U (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020005512U JP3230970U (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3230970U true JP3230970U (ja) | 2021-03-04 |
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ID=74673488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020005512U Active JP3230970U (ja) | 2020-12-22 | 2020-12-22 | 攪拌装置用容器及びこれを備えた攪拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3230970U (ja) |
-
2020
- 2020-12-22 JP JP2020005512U patent/JP3230970U/ja active Active
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