JP3230540B2 - 蛍光管駆動回路 - Google Patents

蛍光管駆動回路

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JP3230540B2
JP3230540B2 JP33113692A JP33113692A JP3230540B2 JP 3230540 B2 JP3230540 B2 JP 3230540B2 JP 33113692 A JP33113692 A JP 33113692A JP 33113692 A JP33113692 A JP 33113692A JP 3230540 B2 JP3230540 B2 JP 3230540B2
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和夫 内山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばLCDのバック
ライトとして用いられる蛍光管を、直流電源で駆動する
場合に用いて好適な蛍光管駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の蛍光管駆動回路の一例の
構成を示している。電源スイッチ1は、蛍光管16をオ
ン、オフするとき操作されるようになされている。電源
スイッチ1の一端とアース間には、コンデンサ2が接続
されている。このコンデンサ2の一端は、チョークコイ
ル6を介してトランス10の1次コイル11と12の接
続点に接続されている。1次コイル11の他端は、NP
Nトランジスタ7のコレクタ−エミッタ間を介して接地
されており、1次コイル12の他端は、NPNトランジ
スタ8のコレクタ−エミッタ間を介して接地されてい
る。
【0003】また、1次コイル11と12の間には、コ
ンデンサ9が接続されている。トランス10は、コンデ
ンサ15を介して蛍光管16に接続されている2次コイ
ル13を有するとともに、一方の端部がNPNトランジ
スタ7のベースに接続され、他方の端部がNPNトラン
ジスタ8のベースに接続されている3次コイル14を有
している。NPNトランジスタ7と8のベースは、それ
ぞれ抵抗4と5を介してコンデンサ2の一端に接続され
ている。1次コイル11,12、3次コイル14、コン
デンサ9、チョークコイル6、NPNトランジスタ7,
8、抵抗4,5により、発振回路3が形成されている。
【0004】次に、その動作について説明する。電源ス
イッチ1をオンすると、コンデンサ2が、図示せぬ回路
から供給される直流電源により充電される。そして、例
えばNPNトランジスタ7がオンしたとき、チョークコ
イル6、1次コイル11、NPNトランジスタ7の経路
で電流が流れ、また、NPNトランジスタ8がオンした
とき、チョークコイル6、1次コイル12、NPNトラ
ンジスタ8の経路で電流が流れる。このようにして、1
次コイル11,12に1次電流が流れると、それに対応
する磁束が発生し、その磁束の変化に対応して、2次コ
イル13と3次コイル14に誘起電圧が発生する。
【0005】3次コイル14に誘起される電圧は、NP
Nトランジスタ7と8のベースにそれぞれ逆極性で印加
される。これにより、NPNトランジスタ7と8が交互
にスイッチングし、発振回路3が発振動作を行なう。2
次コイル13は、1次コイル11,12より、その巻線
数が多くなるようになされており、その結果、2次コイ
ル13には、1次コイル11,12に供給される電圧よ
り高い電圧が発生する。この電圧がコンデンサ15を介
して蛍光管16に印加され、蛍光管16が点灯する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、蛍光管16
を駆動するには、起動時、高電圧を印加する必要がある
が、定常時においては、放電を維持するのに必要なエネ
ルギーを供給するようにすればよいため、印加する電圧
は小さくて済む。しかしながら、トランス10の2次コ
イル13により発生する電圧が、起動に必要な高電圧に
達しない場合、蛍光管16の点灯を開始することができ
なくなる。そこで、従来の回路においては、2次コイル
13に、定常時においても、起動時における場合と同様
に高電圧を発生させるようにしていた。その結果、蛍光
管16とトランス10側とのミスマッチが甚だしく、無
駄に電力が消費される課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、電力の消費を少なくするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の蛍光管駆
動回路は、直流電圧をスイッチングするスイッチング手
段と、スイッチング手段によりスイッチングされた電圧
が供給される第1のコイル、第1のコイルに発生する磁
束変化に対応して、蛍光灯に供給する誘起電圧を発生す
る第2のコイル、第1のコイルに発生する磁束変化に対
応して、誘起電圧を発生する第3のコイル、および、ス
イッチング手段を介して、第1のコイルに対して誘起電
圧が逆極性になるように第1のコイルに接続される第4
のコイルを有する昇圧手段と、第1のコイルと第3のコ
イルとを含む発振回路を有し、スイッチング手段を駆動
する駆動手段と、第4のコイルを、所定時間にわたりス
イッチング手段に制御電圧を印加することにより、起動
時に第1のコイルに接続し、定常時に切り離すように、
第4のコイルの接続状態を切換える切換手段とを備える
ことを特徴とする。
【0009】本発明の第2の蛍光管駆動回路は、直流電
圧をスイッチングするスイッチング手段と、スイッチン
グ手段によりスイッチングされた電圧が供給される第1
のコイル、第1のコイルに発生する磁束変化に対応し
て、蛍光灯に供給する誘起電圧を発生する第2のコイ
ル、第1のコイルに発生する磁束変化に対応して、誘起
電圧を発生する第3のコイル、および、スイッチング手
段を介して、第1のコイルに対して誘起電圧が同極性に
なるように第1のコイルに接続される第4のコイルを有
する昇圧手段と、第1のコイルと第3のコイルとを含む
発振回路を有し、スイッチング手段を駆動する駆動手段
と、第4のコイルを、所定時間にわたりスイッチング手
段に制御電圧を印加することにより、定常時に第1のコ
イルに接続し、起動時に切り離すように、第4のコイル
の接続状態を切換える切換手段とを備えることを特徴と
する。
【0010】請求項3に記載の蛍光管駆動回路は、4次
コイル32,33が、NPNトランジスタ7,8のエミ
ッタに接続されることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の蛍光管駆動回路は、切換
回路34,64が、起動直後、所定の時間だけ動作する
タイマ回路35を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の第1の蛍光管駆動回路においては、ス
イッチングされた電圧が供給される第1のコイル、第1
のコイルに発生する磁束変化に対応して、蛍光灯に供給
する誘起電圧を発生する第2のコイル、第1のコイルに
発生する磁束変化に対応して、誘起電圧を発生する第3
のコイル、および、第1のコイルに対して誘起電圧が逆
極性になるように第1のコイルに接続される第4のコイ
ルが有され、第1のコイルと第3のコイルとを含む発振
回路が有され、第4のコイルが、所定時間にわたりスイ
ッチング手段に制御電圧を印加することにより、起動時
に第1のコイルに接続され、定常時に切り離されるよう
に、第4のコイルの接続状態が切換えられる。
【0013】本発明の第2の蛍光管駆動回路において
は、スイッチングされた電圧が供給される第1のコイ
ル、第1のコイルに発生する磁束変化に対応して、蛍光
灯に供給する誘起電圧を発生する第2のコイル、第1の
コイルに発生する磁束変化に対応して、誘起電圧を発生
する第3のコイル、および、第1のコイルに対して誘起
電圧が同極性になるように第1のコイルに接続される第
4のコイルが有され、第1のコイルと第3のコイルとを
含む発振回路が有され、第4のコイルが、所定時間にわ
たりスイッチング手段に制御電圧を印加することによ
り、定常時に第1のコイルに接続され、起動時に切り離
されるように、第4のコイルの接続状態が切換えられ
る。
【0014】請求項3に記載の蛍光管駆動回路において
は、NPNトランジスタ7,8のエミッタ側に4次コイ
ル32,33が接続される。従って、NPNトランジス
タ7,8として、耐低電圧のものを用いることが可能と
なる。
【0015】また、請求項4に記載の蛍光管駆動回路に
おいては、タイマ回路34により、起動時、所定の時間
だけ計時動作が行なわれる。従って、蛍光管16を起動
時およびその後安定化する間だけ高電圧で駆動すること
ができ、無駄な電力の消費を確実に抑制することが可能
となる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の蛍光管駆動回路の一実施例
の構成を示す回路図であり、図3における場合と対応す
る部分には同一の符号を付してある。本実施例において
は、トランス10に代えてトランス31が設けられてお
り、このトランス31には、1次コイル11,12、2
次コイル13、3次コイル14の他に、4次コイル3
2,33が設けられている。そして、この4次コイル3
2,33の1次コイル11,12に対する接続状態を切
換えるために、切換回路34が設けられている。
【0017】切換回路34は、電源スイッチ1がオンし
た後、所定時間、計時動作を行なうタイマ回路35を有
している。タイマ回路35の出力は、コレクタが抵抗4
4と45の接続点に接続され、エミッタが接地されてい
るNPNトランジスタ41のベースに接続されている。
抵抗44の他端は、ツェナーダイオード48を介して、
コンデンサ2の一端に接続されおり、抵抗45の他端
は、接地されている。
【0018】また、抵抗44とツェナーダイオード48
の接続点は、抵抗46を介して、エミッタが接地されて
いるNPNトランジスタ42のコレクタに接続されてい
る。NPNトランジスタ42のコレクタは、また、抵抗
47を介して、エミッタが接地されているNPNトラン
ジスタ43のベースに接続されている。NPNトランジ
スタ43のコレクタは、4次コイル32と33の接続点
に接続されている。
【0019】NPNトランジスタ7のエミッタは、ダイ
オード51を介して4次コイル32の一端に接続されて
おり、NPNトランジスタ8のエミッタは、ダイオード
52を介して4次コイル33の一端に接続されている。
また、ダイオード51と52のアノードは、それぞれダ
イオード49と50を介して、NPNトランジスタ42
のコレクタに接続されている。その他の構成は、図3に
おける場合と同様である。
【0020】次に、その動作について説明する。電源ス
イッチ1をオンすると、コンデンサ2に図示せぬ回路か
ら供給される直流電圧が充電される。そして、このコン
デンサ2に充電された電圧が、図3において説明したよ
うに、発振回路3に供給される。
【0021】一方、タイマ回路35は、電源スイッチ1
がオンしたとき、計時動作を開始し、予め設定した一定
の時間(例えば5秒間)、高レベルの電圧を出力する。
これにより、NPNトランジスタ41がオンし、そのベ
ースがNPNトランジスタ41により接地されるため、
NPNトランジスタ42がオフする。これにより、コン
デンサ2、ツェナーダイオード48、抵抗46,47の
経路で、そのベースに高レベルの電圧が印加され、NP
Nトランジスタ43がオンする。
【0022】上述したように、発振回路3においては、
NPNトランジスタ7と8が交互にオンし、発振動作を
開始する。NPNトランジスタ7がオンしたとき、チョ
ークコイル6、1次コイル11、NPNトランジスタ
7、ダイオード51、4次コイル32、NPNトランジ
スタ43の経路で電流が流れる。また、NPNトランジ
スタ8がオンしたとき、チョークコイル6、1次コイル
12、NPNトランジスタ8、ダイオード52、4次コ
イル33、NPNトランジスタ43の経路で電流が流れ
る。
【0023】1次コイル11と4次コイル32、並びに
1次コイル12と4次コイル33は、それぞれ印加され
る電圧と誘起される電圧が逆極性になるように接続され
る。即ち、1次コイル11に、チョークコイル6との接
続点側に高電圧が、NPNトランジスタ7との接続点側
に低電圧が、それぞれ印加されるとき、4次コイル32
の一端とダイオード51のカソードの接続点には、負の
電圧が誘起されるように接続されている。
【0024】これにより、1次コイル11の両端に印加
される電圧は、この4次コイル32に発生する電圧の分
だけ、図3に示した例における場合より大きくなる。
【0025】同様にして、4次コイル33のダイオード
52のカソードとの接続点には、負の電圧が発生するた
め、1次コイル12の両端に印加される電圧は、その分
だけ、図3における場合より大きくなる。
【0026】従って、1次コイル11,12に印加され
る電圧に対応して、2次コイル13に誘起される電圧
は、図3における場合より高くなる。これにより、蛍光
管16の点灯を容易に開始させることができる。
【0027】一方、タイマ回路35は、予め設定した所
定の時間が経過したとき、その出力を低レベルにする。
これにより、NPNトランジスタ41がオフし、NPN
トランジスタ42がオンする。その結果、そのベースが
抵抗47を介して接地されるため、NPNトランジスタ
43がオフする。これにより、4次コイル32,33が
1次コイル11,12から実質的に切り離されることに
なる。
【0028】そして、このとき、NPNトランジスタ7
がオンしたとき、チョークコイル6、1次コイル11、
NPNトランジスタ7、ダイオード49、NPNトラン
ジスタ42の経路で電流が流れ、NPNトランジスタ8
がオンしたとき、チョークコイル6、1次コイル12、
NPNトランジスタ8、ダイオード50、NPNトラン
ジスタ42の経路で電流が流れる。
【0029】タイマ回路35の計時動作が終了した後の
定常時においては、このようにして、4次コイル32,
33が1次コイル11,12から切り離されるため、1
次コイル11,12に印加される電圧は、起動時におけ
る場合より、4次コイル32,33に印加される電圧の
分だけ小さくなる。その結果、2次コイル13より発生
され、蛍光管16に印加される電圧も、起動時における
場合より小さくなる。小さくなったときに、トランス3
1側と蛍光管16のインピーダンスマッチングを最適に
なるよう設定しておけば、電力を有効に使うことができ
る。
【0030】図2は、本発明の蛍光管駆動回路の他の実
施例を表わしており、図1における場合と対応する部分
には同一の符号を付してある。この実施例においては、
切換回路34に代えて切換回路64が設けられている。
切換回路64においては、トランス62の4次コイル3
2,33が、1次コイル11,12に対して誘起電圧が
同極性になるように接続されている。また、2次コイル
13より巻線数の多い2次コイル63が設けられてい
る。また、ダイオード49,50のカソードが、NPN
トランジスタ43のコレクタに接続されている。さら
に、4次コイル32と33の接続点は、抵抗46とNP
Nトランジスタ42のコレクタとの接続点に供給されて
いる。その他の構成は、図1における場合と同様であ
る。
【0031】即ち、この実施例においては、電源スイッ
チ1がオンされると、タイマ回路35が一定の時間、高
レベルの信号を出力する。これにより、NPNトランジ
スタ41がオンし、NPNトランジスタ42がオフし、
NPNトランジスタ43がオンする。これにより、ダイ
オード49,50とNPNトランジスタ43により、4
次コイル32と33の一端が接地され、4次コイル3
2,33が、1次コイル11,12から実質的に切り離
される。
【0032】そして発振回路3において、NPNトラン
ジスタ7がオンしたとき、チョークコイル6、1次コイ
ル11、NPNトランジスタ7、ダイオード49、NP
Nトランジスタ43の経路で電流が流れる。また、NP
Nトランジスタ8がオンしたとき、チョークコイル6、
1次コイル12、NPNトランジスタ8、ダイオード5
0、NPNトランジスタ43の経路で電流が流れる。こ
のとき、1次コイル11,12に流れる電流に対応し
て、2次コイル63に誘起される電圧が、蛍光管16を
起動するのに充分な高電圧となるように、2次コイル6
3の1次コイル11,12に対する巻線比が設定されて
いる。その結果、2次コイル63により誘起される高電
圧により、蛍光管16の点灯が開始される。
【0033】一定の時間が経過したとき、タイマ回路3
5の出力が低レベルとなる。これにより、NPNトラン
ジスタ41がオフし、NPNトランジスタ42がオンす
る。その結果、NPNトランジスタ43がオフする。こ
れにより、4次コイル32,33が1次コイル11,1
2に接続される。このとき、発振回路3のNPNトラン
ジスタ7がオンすると、チョークコイル6、1次コイル
11、NPNトランジスタ7、ダイオード51、4次コ
イル32、NPNトランジスタ42の経路で電流が流れ
る。また、NPNトランジスタ8がオンすると、チョー
クコイル6、1次コイル12、NPNトランジスタ8、
ダイオード52、4次コイル33、NPNトランジスタ
42経路で電流が流れる。
【0034】上述したように、図1の実施例における場
合と異なり、4次コイル32と33の誘起電圧の極性
が、1次コイル11,12への印加電圧と同極性になる
ように接続されている。従って、起動時に1次コイル1
1,12に印加された電圧が、この場合は4次コイル3
2,33にも分圧印加される。即ち、1次コイル11と
4次コイル32を合成したコイルと、1次コイル12と
4次コイル33とを合成したコイルが、それぞれ実質的
な1次コイルとなり、起動時における場合より1次コイ
ルと2次コイルの巻線比が減少される。その結果、その
分だけ2次コイル63に誘起される電圧も減少する。こ
のようにして定常時においては、蛍光管16は起動時に
おける場合より低い電圧で駆動される。このように、1
次コイル11,12と4次コイル32,33が加算され
るように接続されて動作するときに、トランス62側と
蛍光管16のインピーダンスマッチングが最適になるよ
うに設定しておけば、電力消費は最適となる。
【0035】尚、図1および図2の実施例において、電
源スイッチ1を介して供給される電圧VBが充分な大き
さを有する場合、上述したような動作が実行される。
【0036】これに対して、電圧VBが小さくなると、
ツェナーダイオード48が高抵抗となり、NPNトラン
ジスタ42のベースに印加される電圧も低くなる。その
結果、起動時に、タイマ回路35が低レベルの信号を出
力し、NPNトランジスタ41をオフにしても、NPN
トランジスタ42はオンすることができなくなる。これ
により、NPNトランジスタ43がオンとなる。
【0037】このように、電圧VBが低下すると、ツェ
ナーダイオード48の作用により、タイマ回路35が連
続して高レベルの信号を出力するのと同様の状態とな
り、蛍光管16の点灯を開始し、これを維持することが
できる。
【0038】
【作用】以上の如く本発明の第1の蛍光管駆動回路によ
れば、起動時に、第1のコイルに第のコイルを接続し
て、第1のコイルに印加される電圧が、定常時における
場合より充分大きくなるようにしたので、第のコイル
なしで動作するとき、昇圧手段と蛍光管のインピーダン
スマッチングが最適となるように設定しておけば、定常
時において、無用に電力が消費されることを抑制するこ
とが可能となる。
【0039】
【作用】また、本発明の第2の蛍光管駆動回路によれ
ば、定常時に、第1のコイルと第のコイルとの全体に
対して駆動電圧が印加され、第2のコイルとの巻数比が
小さくなるように、第のコイルを接続するようにした
ので、起動時に高電圧を発生して蛍光管を確実に起動す
るとともに、定常時における消費電力を、従来の場合よ
り減少させることが可能となる。
【0040】請求項3に記載の蛍光管駆動回路によれ
ば、切換手段を、スイッチング手段であるNPNトラン
ジスタのエミッタに接続するようにしたので、コレクタ
側に接続する場合に比べて、切換手段に小さい耐圧のN
PNトランジスタを用いることが可能になる。
【0041】また、請求項4に記載の蛍光管駆動回路に
よれば、起動直後、動作するタイマ回路を設けるように
したので、起動直後、確実に定常時における場合より高
電圧を発生し、蛍光管を確実に駆動することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蛍光管駆動回路の一実施例の構成を示
す回路図である。
【図2】本発明の蛍光管駆動回路の他の実施例の構成を
示す回路図である。
【図3】従来の蛍光管駆動回路の一例の構成を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 電源スイッチ 2 コンデンサ 3 発振回路 7,8 NPNトランジスタ 10 トランス 11,12 1次コイル 13 2次コイル 14 3次コイル 16 蛍光管 31 トランス 32,33 4次コイル 34 切換回路 35 タイマ回路 41,42,43 NPNトランジスタ 62 トランス 63 2次コイル 64 切換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/538 H02M 7/537 H05B 41/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧をスイッチングするスイッチン
    グ手段と、 前記スイッチング手段によりスイッチングされた電圧が
    供給される第1のコイル前記第1のコイルに発生する
    磁束変化に対応して、蛍光灯に供給する誘起電圧を発生
    する第2のコイル、前記第1のコイルに発生する磁束変
    化に対応して、誘起電圧を発生する第3のコイル、およ
    び、前記スイッチング手段を介して、前記第1のコイル
    に対して誘起電圧が逆極性になるように前記第1のコイ
    ルに接続される第4のコイルを有する昇圧手段と、前記第1のコイルと前記第3のコイルとを含む発振回路
    を有し、前記スイッチング手段を駆動する駆動手段と、 前記第のコイルを、所定時間にわたり前記スイッチン
    グ手段に制御電圧を印加することにより、起動時に前記
    第1のコイルに接続し、定常時に切り離すように、前記
    のコイルの接続状態を切換える切換手段とを備える
    ことを特徴とする蛍光管駆動回路。
  2. 【請求項2】 直流電圧をスイッチングするスイッチン
    グ手段と、 前記スイッチング手段によりスイッチングされた電圧が
    供給される第1のコイル前記第1のコイルに発生する
    磁束変化に対応して、蛍光灯に供給する誘起電圧を発生
    する第2のコイル、前記第1のコイルに発生する磁束変
    化に対応して、誘起電圧を発生する第3のコイル、およ
    び、前記スイッチング手段を介して、前記第1のコイル
    に対して誘起電圧が同極性になるように前記第1のコイ
    ルに接続される第4のコイルを有する昇圧手段と、前記第1のコイルと前記第3のコイルとを含む発振回路
    を有し、前記スイッチング手段を駆動する駆動手段と、 前記第のコイルを、所定時間にわたり前記スイッチン
    グ手段に制御電圧を印加することにより、定常時に前記
    第1のコイルに接続し、起動時に切り離すように、前記
    のコイルの接続状態を切換える切換手段とを備える
    ことを特徴とする蛍光管駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記スイッチング手段はNPNトランジ
    スタであり、前記第のコイルは前記NPNトランジス
    タのエミッタに接続されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の蛍光管駆動回路
  4. 【請求項4】 前記切換手段は、起動直後、所定の時間
    だけ動作するタイマ回路を備えることを特徴とする請求
    項1,2または3に記載の蛍光管駆動回路。
JP33113692A 1992-11-17 1992-11-17 蛍光管駆動回路 Expired - Fee Related JP3230540B2 (ja)

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