JP3229736U - 額縁および多連式額縁 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性が良好で、折り畳みの自由度が高い多連式額縁を提供することを目的とする。【解決手段】本考案の一実施形態に係る多連式額縁1は、複数の額縁11〜13が連結された多連式額縁である。複数の額縁11〜13は、少なくとも第1の額縁11および第2の額縁12を含んでいる。第1の額縁11は、第2の額縁12と連結する端面である第1の連結面11fを有し、第1の連結面11fに第1の強磁性体111を備え、第2の額縁12は、第1の額縁11と連結する端面である第2の連結面12eを有し、第2の連結面12eに第2の強磁性体121を備えている。第1の額縁11および第2の額縁12は、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力によって第1の連結面11fおよび第2の連結面12eで互いに連結されている。【選択図】図1

Description

本考案は、写真、絵画、掛軸などを保持する額縁が複数連結された多連式額縁に関する。
写真を複数陳列するために、複数の額縁を連結した多連式写真立てが商品化されている。特許文献1は、複数の額縁を丁番によって連結した多連式写真立てを開示している。特許文献1の多連式写真立てによれば、丁番によって連結されることで、複数の額縁を折り畳んだ状態にすることができる。これにより、多連式写真立てを収容しやすくなるとともに、持ち運びもしやすくなる。
登録実用新案第3011452号公報
特許文献1の多連式写真立ては、複数の額縁を丁番によって連結しているので、多連式写真立てのなかで、美観を損ねる印象を与えやすい丁番が目立ってしまう。そのため、多連式写真立ての全体としての意匠性が損なわれる。また、特許文献1の多連式写真立てでは、折り畳む際に、丁番の可動域による制約を受けるため、折り畳みの自由度が低い。
本考案は、上記問題に鑑みなされたもので、意匠性が良好で、折り畳みの自由度が高い多連式額縁を提供することを目的とする。
本考案の一実施形態に係る額縁は、複数の額縁が連結された多連式額縁であって、前記複数の額縁は、少なくとも第1の額縁および第2の額縁を含み、前記第1の額縁は、前記第2の額縁と連結する端面である第1の連結面を有し、前記第1の連結面に第1の強磁性体を備え、前記第2の額縁は、前記第1の額縁と連結する端面である第2の連結面を有し、前記第2の連結面に第2の強磁性体を備え、前記第1の額縁および前記第2の額縁は、前記第1の強磁性体と前記第2の強磁性体との間の吸引力によって前記第1の連結面および前記第2の連結面で互いに連結されている。
前記第1の強磁性体は、前記第1の連結面に埋設され、前記第2の強磁性体は、前記第2の連結面に埋設されていてもよい。
前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記一対の側面の少なくとも一方において、前記背面が外側に突出するように前記底面から垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成されていてもよい。
前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記底面から垂直な方向に延びる複数の平面によって構成されていてもよい。
前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記底面から垂直な方向に延びる半円柱状の曲面によって構成されていてもよい。
本考案によれば、意匠性が良好で、折り畳みの自由度が高い多連式額縁を提供することができる。
本考案の一実施形態に係る本考案の第1実施形態に係る多連式額縁を示す斜視図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第1実施形態に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大斜視図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第1実施形態に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大上面図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第2実施形態の一変形例に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大斜視図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第2実施形態の一変形例に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大上面図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第3実施形態の他の変形例に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大斜視図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第3実施形態の他の変形例に係る多連式額縁の連結部分を示す模式的な拡大上面図である。 本考案の一実施形態に係る本考案の第3実施形態の他の変形例に係る多連式額縁を折り畳んでいる状態を示す模式的な斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本考案の一実施形態に係る多連式額縁を説明する。なお、以下に示す実施形態は、あくまで一例であり、本考案の多連式額縁は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、本明細書において、「A面に垂直」およびこれに類する表現は、A面に対して完全に垂直な方向のみを指すのではなく、A面に対して略垂直であることを含んで指すものとする。具体的には、「略垂直」は、たとえば垂直な方向に対して±10°以内、好ましくは5°以内の方向である。また、本明細書において、「B形状」およびこれに類する表現は、完全なB形状のみを指すのではなく、B形状の角部が面取りされた形状など、見た目にB形状を連想させる形状(略B形状)を含んで指すものとする。
本考案の一実施形態に係る多連式額縁1は、図1に示すように、複数の額縁11、12、13が連結されたものである。額縁11、12、13は、後述するように、磁力によって互いに連結される。ここで、本明細書において、「額縁」は、展示のために、写真や絵画などを保持する保持体であり、たとえば、枠状の縁部内に写真や絵画などを収容するための写真立てや、写真や絵画などを貼付するための写真パネルなどを含む概念である。「額縁」により保持される展示対象は、写真や絵画に限定されず、文字や書物などのその他の展示物であってもよい。本実施形態では、額縁11、12、13は、仏事に使用するために、たとえば仏画、お経、戒名などを枠状の縁部内の窓部11w、12w、13wに収めて展示する。複数の額縁11、12、13は、少なくとも第1の額縁11および第2の額縁12を含んでいる。本実施形態では、複数の額縁11、12、13は、第3の額縁13をさらに含んでいる。しかし、複数の額縁は、少なくとも2つの額縁を備えていればよく、4つ以上の額縁を含んでいてもよい。
第1の額縁11は、図1に示すように、少なくとも第2の額縁12と連結されている。本実施形態では、第1の額縁11は、第3の額縁13とも連結されている。第1の額縁11の形状は、少なくとも第2の額縁12と連結可能な形状であれば、特に限定されない。本実施形態では、第1の額縁11は、正面視が四角形状である板状に形成されている。具体的には、第1の額縁11は、窓部11wを有する正面11aと、正面11aの反対面である背面11bと、正面11a(背面11b)と交差する上面11cと、上面11cの反対面である底面11dと、正面11a(背面11b)および上面11c(底面11d)と交差する一対の側面11e、11fとを備えている。
第1の額縁11は、図1に示すように、少なくとも第2の額縁12と連結するために、第2の額縁12と連結する端面である第1の連結面11e、11fを有している。具体的には、第1の連結面11e、11fは、一対の側面11e、11fの少なくとも一方において、外側に突出する突出面として形成されている。本実施形態では、第1の額縁11は、第1の連結面11e、11fを複数有している。この場合、第1の額縁11は、複数の第1の連結面11e、11fのうちの1つ(たとえば、第1の連結面11f)で第2の額縁12と連結しながら、複数の第1の連結面11e、11fのうちの他の1つ(たとえば、第1の連結面11e)で第3の額縁13とも連結することができる。第1の連結面11e、11fは、具体的には、一対の側面11e、11fの両方において、外側にそれぞれ突出する一対の突出面として形成されている。しかし、第1の連結面11e、11fの形状および配置は、少なくとも第2の額縁12の第2の連結面12e、12fと連結可能であれば、特に限定されない。これについては、後述される。
第1の額縁11は、図1に示すように、第1の連結面11e、11fに第1の強磁性体111を備えている。なお、本明細書において、「強磁性体」は、自身が磁界を生成するか、または他の磁性体が生成する磁界によって、自身と他の磁性体との間で吸引力を発生し得る磁性体を指す。具体的には、「強磁性体」は、外部磁界によって磁化された後、その磁化が保持されている磁性体(いわゆる永久磁石(磁化後の硬質磁性体))だけでなく、外部磁界によって磁化されるが、外部磁界が解除されると、その磁化が保持されない磁性体(軟質磁性体)を含む。第1の強磁性体111の材質は、少なくとも後述する第2の額縁12に設けられる第2の強磁性体121と互いに吸引し合う強磁性体であれば、特に限定されない。本実施形態では、第1の強磁性体111は、たとえば、フェライト、アルニコ、ネオジウム、またはサマリウムコバルトなどの硬質磁性体、または、鉄、ケイ素鋼、またはパーマロイなどの軟質磁性体を含んで構成される。
第1の強磁性体111は、本実施形態では、図1に示すように、第1の連結面11e、11fに埋設されている。具体的には、第1の強磁性体111は、外部に露出しないように、第1の連結面11e、11fに埋設されている。この場合、外部との当接による物理的な衝撃などから第1の強磁性体111を保護することができる。しかし、第1の強磁性体111の設置形態は、特に限定されず、第1の強磁性体111は、第1の連結面11e、11fから一部露出するように埋設されてもよい。本実施形態では、第1の強磁性体111は、円筒形状を有している。第1の強磁性体111を円筒形状とすることで、後述する第2の額縁12の第2の強磁性体121も円筒形状である場合には、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間に生じる吸引力の異方性を小さくすることができる。本実施形態では、第1の強磁性体111は、第1の連結面11e、11fの近傍で、上面11c側と底面11d側に離間するように、それぞれ1つ設けられている。第1の強磁性体111を上面11c側と底面11d側に離間して設けることで、少ない量の強磁性体で効率的に磁力を発生させることができる。本実施形態では、第1の強磁性体111は、第2の額縁12に加え、第3の額縁13とも磁力で連結するために、複数の第1の連結面11e、11fのそれぞれに設けられ、より具体的には、複数の第1の連結面11e、11f(たとえば、一対の側面11e、11fの両方)の上面11c側と底面11d側にそれぞれ1つ設けられている。しかし、第1の強磁性体111の形状および配置は、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の磁力で、第1の額縁11が第2の額縁12と連結可能な吸引力が生じれば、特に限定されない。第1の強磁性体111は、たとえば第1の連結面11e、11f自体を構成するように、底面11dから上面11cまで延びる1つの強磁性体であってもよい。
第2の額縁12は、図1に示すように、少なくとも第1の額縁11と連結されている。第2の額縁12の形状は、少なくとも第1の額縁11と連結可能な形状であれば、特に限定されない。本実施形態では、第2の額縁12は、第1の額縁11と同じ形状を有し、正面視が四角形状である板状に形成されている。具体的には、第2の額縁12は、窓部12wを有する正面12aと、正面12aの反対面である背面12bと、正面12a(背面12b)と交差する上面12cと、上面12cの反対面である底面12dと、正面12a(背面12b)および上面12c(底面12d)と交差する一対の側面12e、12fとを備えている。
第2の額縁12は、図1に示すように、少なくとも第1の額縁11と連結するために、第1の額縁11と連結する端面である第2の連結面12e、12fを有している。具体的には、第2の連結面12e、12fは、第1の額縁11における第1の連結面11e、11fと同じ形状を有し、一対の側面12e、12fの少なくとも一方において、外側に突出する突出面として形成されている。しかし、第2の連結面12e、12fの形状および配置は、少なくとも第1の額縁11の第1の連結面11e、11fと連結可能であれば、特に限定されない。これについては、後述される。
第2の額縁12は、図1に示すように、第2の連結面12e、12fに第2の強磁性体121を備えている。具体的には、第2の強磁性体121は、第1の強磁性体111と互いに吸引し合う強磁性体であれば、特に限定されないが、たとえば、上述の硬質磁性体または軟質磁性体を含んで構成される。本実施形態では、第2の強磁性体121は、第1の額縁11における第1の強磁性体111と同じ形状(円筒形状)を有し、第1の額縁11における第1の強磁性体111と同様に、第2の連結面12e、12fに埋設され、第2の連結面12e、12fの近傍で、上面12c側と底面12d側に離間するように、それぞれ1つ設けられている。しかし、第2の強磁性体121の形状、配置、および個数は、少なくとも第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の磁力による吸引力で、第1の額縁11および第2の額縁12が連結されれば、特に限定されない。たとえば、第2の強磁性体121は、第1の強磁性体111と異なる形状を有してもよく、第1の額縁11における第1の強磁性体111と異なる位置に異なる個数で配置されていてもよい。
第3の額縁13は、本実施形態では、図1に示すように、少なくとも第1の額縁11と連結される。第3の額縁13の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、第3の額縁13は、第1の額縁11と同じ形状を有し、正面視が四角形状である板状に形成されている。具体的には、第3の額縁13は、窓部13wを有する正面13aと、正面13aの反対面である背面13bと、正面13a(背面13b)と交差する上面13cと、上面13cの反対面である底面13dと、正面13a(背面13b)および上面13c(底面13d)と交差する一対の側面13e、13fとを備えている。
第3の額縁13は、本実施形態では、図1に示すように、少なくとも第1の額縁11と連結するために、第1の額縁11と連結する端面である第3の連結面13e、13fを有している。具体的には、第3の連結面13e、13fは、第1の額縁11における第1の連結面11e、11fと同じ形状を有し、一対の側面13e、13fの少なくとも一方において、外側に突出する突出面として形成されている。しかし、第3の連結面13e、13fの形状および配置は、少なくとも第1の額縁11の第1の連結面11e、11fと連結可能であれば、特に限定されない。これについては、後述される。
第3の額縁13は、本実施形態では、図1に示すように、第3の連結面13e、13fに第3の強磁性体131を備えている。具体的には、第3の強磁性体131は、第1の強磁性体111と互いに吸引し合う強磁性体であれば、特に限定されないが、たとえば、上述の硬質磁性体または軟質磁性体を含んで構成される。本実施形態では、第3の強磁性体131は、第1の額縁11における第1の強磁性体111と同じ形状(円筒形状)を有し、第1の額縁11における第1の強磁性体111と同様に、第3の連結面13e、13fに埋設され、第3の連結面13e、13fの近傍で、上面13c側と底面13d側に離間するように、それぞれ1つ設けられている。しかし、第3の強磁性体131の形状、配置、および個数は、少なくとも第1の強磁性体111と第3の強磁性体131との間の磁力による吸引力で、第1の額縁11および第3の額縁13が連結されれば、特に限定されない。たとえば、第3の強磁性体131は、第1の強磁性体111と異なる形状を有してもよく、第1の額縁11における第1の強磁性体111と異なる位置に異なる個数で配置されていてもよい。
図1に示すように、第1の額縁11および第2の額縁12は、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力によって第1の連結面11fおよび第2の連結面12eで互いに連結される。本実施形態では、さらに、第1の額縁11および第3の額縁13が、第1の強磁性体111と第3の強磁性体131との間の吸引力によって第1の連結面11eおよび第3の連結面13fで互いに連結されている。以下では、複数の額縁11〜13の間の連結形態について、さらに詳細に説明する。
本実施形態では、図1に示すように、第1の連結面11e、11fおよび第2の連結面12e、12fの少なくとも一方(具体的には、第1の連結面11fおよび第2の連結面12e)は、一対の側面11e、11f、12e、12fの少なくとも一方(具体的には、第1の額縁11の側面11fおよび第2の額縁12の側面12e)において、背面11b、12bが外側に突出するように底面11d、12dから垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成されている。この場合、図2Aに示すように、第1の額縁11と第2の額縁12との間の連結は、1つの平面(重なり合って1つの面となった第1の連結面11fと第2の連結面12e)によって確定されるので、第1の額縁11と第2の額縁12との間の連結角度は、1つの角度に固定され、第1の額縁11と第2の額縁12との間の連結が安定する。同様に、本実施形態では、図1に示すように、第1の連結面11e、11fおよび第3の連結面13e、13fの少なくとも一方(具体的には、第1の連結面11eおよび第3の連結面13f)は、一対の側面11e、11f、13e、13fの少なくとも一方(具体的には、第1の額縁11の側面11eおよび第3の額縁13の側面13f)において、背面11b、13bが外側に突出するように底面11d、13dから垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成されている。この場合、第1の額縁11と第3の額縁13との間の連結は、1つの平面(重なり合って1つの面となった第1の連結面11eと第3の連結面13f)によって確定されるので、第1の額縁11と第3の額縁13との間の連結角度は、1つの角度に固定され、第1の額縁11と第3の額縁13との間の連結が安定する。
以上のように構成される本実施形態に係る多連式額縁1によれば、第1の額縁11および第2の額縁12が、丁番で連結されるのではなく、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力によって第1の連結面11fおよび第2の連結面12eで互いに連結される。そのため、多連式額縁1の外観において、煩雑な印象を与えやすい丁番がなくなるので、多連式額縁1の美観が向上する。また、多連式額縁1を折り畳む際に、丁番の可動域による制約を受けることがなく、図2Bに示すように、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力に抗して、第1の額縁11および第2の額縁12を簡単に分離することもできる(図2B中の二点鎖線参照)。そのため、多連式額縁1の折り畳みの自由度が高くなる。
本実施形態では、第1の額縁11と第2の額縁12との連結面である第1の連結面11fおよび第2の連結面12eがそれぞれ、背面11b、12bが外側に突出するように底面11d、12dから垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成されている。この場合、第1の額縁11および第2の額縁12は、互いに平行にならずに、交差するように連結される。そのため、たとえば多連式額縁1を机などの水平面に載置する時に、第1の額縁11および第2の額縁12は、互いを転倒しないように支持し合うので、多連式額縁1を安定して載置することができる。さらに、本実施形態では、第1の額縁11と第3の額縁13が連結され、第1の額縁11と第3の額縁13との連結面である第1の連結面11eおよび第3の連結面13fが、背面11b、13bが外側に突出するように底面11d、13dから垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成される。この場合、第1の額縁11および第3の額縁13も、互いを転倒しないように支持し合うので、多連式額縁1をさらに安定して載置することができる。
本実施形態では、第1の額縁11と第2の額縁12とは、同一の額縁であるので、第1の額縁11および第2の額縁12を同じ材料を用いて同じ製造工程によって製造可能となる。この場合、第1の額縁11および第2の額縁12の製造コスト、ひいては、多連式額縁1全体としての製造コストも安価になる。第1の額縁11および第2の額縁12に加え、第3の額縁13も同一の額縁である場合には、第3の額縁13も第1の額縁11および第2の額縁12と同じ材料を用いて同じ製造工程によって製造可能となる。この場合、第3の額縁13の製造コスト、ひいては、多連式額縁1全体としての製造コストもさらに安価になる。
(第2実施形態)
図3Aおよび図3Bは、本考案の第2実施形態に係る多連式額縁を示している。本実施形態に係る多連式額縁1では、第1実施形態とは異なり、図1に示す第1の連結面11e、11fおよび第2の連結面12e、12fの少なくとも一方(具体的には、第1の連結面11fおよび第2の連結面12e)が、図3Aに示すように、底面11d、12dから垂直な方向に延びる複数の平面によって構成されている。その他の点については、第1実施形態に係る多連式額縁1と共通するため、共通点についての説明を省略する。
本実施形態に係る多連式額縁1によれば、第1の連結面11fを構成する複数の平面のうちの1つの平面と、第2の連結面12eを構成する複数の平面のうちの1つの平面とを選択して連結させることで、第1の額縁11と第2の額縁12との連結角度を所望の角度に変更することができる。また、第1実施形態と同様に、多連式額縁1を折り畳む際に、図3Bに示すように、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力に抗して、第1の額縁11および第2の額縁12を簡単に分離することもできる。そのため、多連式額縁1を折り畳みの自由度が高くなる。
なお、本実施形態において、第1の連結面11fおよび第2の連結面12eと同様に、図1に示す第1の連結面11eおよび第3の連結面13fが、底面11d、13dから垂直な方向に延びる複数の平面によって構成されてもよい。
(第3実施形態)
図4A〜図5は、本考案の第3実施形態に係る多連式額縁を示している。本実施形態に係る多連式額縁1は、第1実施形態および第2実施形態とは異なり、図1に示す第1の連結面11e、11fおよび第2の連結面12e、12fの少なくとも一方(具体的には、第1の連結面11fおよび第2の連結面12e)が、図4Aに示すように、底面11d、12dから垂直な方向に延びる半円柱状の曲面によって構成されている。その他の点については、第1実施形態および第2実施形態に係る多連式額縁1と共通するため、共通点についての説明を省略する。
本実施形態に係る多連式額縁1によれば、第1の連結面11fおよび第2の連結面12eがそれぞれ、半円柱状の曲面によって構成されているので、第1の額縁11と第2の額縁12を任意の連結角度で連結させることができる。また、第1実施形態および第2実施形態と同様に、多連式額縁1を折り畳む際に、図4Bに示すように、第1の強磁性体111と第2の強磁性体121との間の吸引力に抗して、第1の額縁11および第2の額縁12を簡単に分離することもできる。さらに、図5に示すように、第1の連結面11fと第2の連結面12eとを互いの曲面に沿わせながら連結角度を変化させることで、第1の額縁11および第2の額縁12を分離せずに連結させたままの状態で、折り畳むこともできる。そのため、多連式額縁1を折り畳みの自由度がさらに高くなる。
なお、本実施形態において、第1の連結面11fおよび第2の連結面12eと同様に、図1に示す第1の連結面11eおよび第3の連結面13fが、底面11d、13dから垂直な方向に延びる円柱状の曲面によって構成されてもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。たとえば、上記実施形態では、多連式額縁1では、3つの額縁(第1の額縁11〜第3の額縁13)によって構成されている。しかし、多連式額縁に含まれる額縁の数は、複数であれば、3つに限定されるものではない。
上記実施形態では、第1の額縁11と第2の額縁12を連結する第1の連結面11e、11fおよび第2の連結面12e、12fの形状の組合せとして、1つの平面と1つの平面、複数の平面と複数の平面、半円柱状の曲面と半円柱状の曲面との組み合わせのみを示している。しかし、第1の額縁と第2の額縁を連結する第1の連結面および第2の連結面の形状の組合せは、同じ形状の組合せに限定されず、複数の平面、半円柱状の曲面、および半円柱状の曲面のうちの2つから選択される任意の形状の組合せであってもよく、その他の形状を含めた組合せであってもよい。多連式額縁が、3つ以上の額縁を含み、3つ以上の額縁を連結する場合も同様である。
上記実施形態では、第1の額縁11の第1の連結面11eおよび第2の額縁12の第2の連結面12e、12fは、両側面11e、11f、12e、12fに設けられている。しかし、第1の連結面および第2の連結面の配置はそれぞれ、第1の額縁および第2の額縁の端面であれば、特に限定されず、上面や底面に設けられてもよく、端面の全面(上記実施形態では、両方の側面11e、11f、12e、12f、上面11c、12c、および底面11d、12d)に設けられてもよい。また、第1の額縁と第2の額縁は、互いに同じ端面で連結されなくてもよく、たとえば第1の額縁の側面と第2の額縁の上面で、第1の額縁と第2の額縁が連結されるなど、互いに異なる端面で連結されてもよい。
たとえば第1の額縁11と第2の額縁12のそれぞれの底面11d、12dに、フェルトなどの位置ズレ吸収材料が貼付されていてもよい。この場合、第1の額縁11と第2の額縁12との間の連結位置を調整しやすくなるので、第1の額縁11と第2の額縁12との間の連結位置のずれによるガタツキを抑制することができる。多連式額縁が、3つ以上の額縁を含み、3つ以上の額縁を連結する場合も同様である。
1 多連式額縁
11 第1の額縁
11a 正面
11b 背面
11c 上面
11d 底面
11e、11f 第1の連結面(側面)
11w 窓部
111 第1の強磁性体
12 第2の額縁
12a 正面
12b 背面
12c 上面
12d 底面
12e、12f 第2の連結面(側面)
12w 窓部
121 第2の強磁性体
13 第3の額縁
13a 正面
13b 背面
13c 上面
13d 底面
13e、13f 第3の連結面(側面)
13w 窓部
131 第3の強磁性体

Claims (5)

  1. 複数の額縁が連結された多連式額縁であって、
    前記複数の額縁は、少なくとも第1の額縁および第2の額縁を含み、
    前記第1の額縁は、前記第2の額縁と連結する端面である第1の連結面を有し、前記第1の連結面に第1の強磁性体を備え、
    前記第2の額縁は、前記第1の額縁と連結する端面である第2の連結面を有し、前記第2の連結面に第2の強磁性体を備え、
    前記第1の額縁および前記第2の額縁は、前記第1の強磁性体と前記第2の強磁性体との間の吸引力によって前記第1の連結面および前記第2の連結面で互いに連結されている、多連式額縁。
  2. 前記第1の強磁性体は、前記第1の連結面に埋設され、前記第2の強磁性体は、前記第2の連結面に埋設されている、請求項1記載の多連式額縁。
  3. 前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、
    前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記一対の側面の少なくとも一方において、前記背面が外側に突出するように前記底面から垂直な方向に延びる、1つの平面によって構成される、請求項1または2記載の多連式額縁。
  4. 前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、
    前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記底面から垂直な方向に延びる複数の平面によって構成される、請求項1または2記載の多連式額縁。
  5. 前記第1の額縁および前記第2の額縁はそれぞれ、正面と、背面と、上面と、底面と、一対の側面とを備え、
    前記第1の連結面および前記第2の連結面の少なくとも一方は、前記底面から垂直な方向に延びる半円柱状の曲面によって構成される、請求項1または2記載の多連式額縁。
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