JP3228810U - マスク - Google Patents

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啓一 千葉
啓一 千葉
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Abstract

【課題】内側布のポケットに収納し交換可能な不織布フィルターを備えたマスクを提供する。【解決手段】マスク11は、伸縮性を有する耳掛け部12が両側に設けられた布生地製のマスク本体13と、マスク本体の内側に設けられ両端部にポケットの収納口17を有する布生地製の内側布18と、内側布のポケットに収納し交換可能な不織布フィルター19とからなる。【選択図】図2

Description

本考案は、マスクに関するものである。
従来のマスクとしては、次のような構成のものが知られている。このマスクは、伸縮性を備える耳掛け部が両側に設けられ複数段にプリーツが形成された矩形状の第1不織布と、第1不織布の内側に四隅が熱溶着され複数段にプリーツが形成された矩形状の第2不織布とからなり、第2不織布は必要に応じて取り除くことができる仕組みである(特許文献1参照)。
このような構成のマスクは、1回使用した後に、湿り気や臭いを含んだ第2不織布を取り除いて、マスクをふたたび使用することが可能である。従って、マスクを取り替える手間が軽減され、予備のマスクを持ち歩く必要がなく、1枚のマスクで2回使用できることとなる。
実用新案登録第3215397号公報
この従来例のマスクにおいては、第2不織布を取り除いて、2回目の使用ができるとしても、その後の継続した使用は考慮されておらず、つまり、このような不織布製のマスクを続けて複数回使用することは不衛生であるという問題点を有している。
仮に、マスクを洗って複数回使用したとしても、不織布のウィルスや細菌を除去する効果が大幅に低下することとなり、また、不織布が毛羽立ってマスクの装着感が悪くなるという問題点を有している。
従って、従来例におけるマスクにおいては、ウィルスなどの除去効果を低下させずに、継続して使用できることと、マスクの装着感を低下させずに続けて使用できることとに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本考案の要旨は、伸縮性を有する耳掛け部が両側に設けられた布生地製のマスク本体と、該マスク本体の内側に設けられ両端部にポケットの収納口を有する布生地製の内側布と、該内側布の前記ポケットに収納し交換可能な不織布フィルターとからなることである。
また、前記マスク本体の上端縁及び下端縁は内側に折り込まれ、前記内側布の上部及び下部を挟持した状態で縫着された構成であること、;
前記布製生地は、接触冷感生地であること、;
前記不織布フィルターは、不織布を複数層重ね合わせた構造であり、細菌ろ過効率が99%以上であること、;
を含むものである。
本考案に係るマスクによれば、マスク本体と内側布とが布生地製で形成されており、その結果、複数回に渡って手洗いが可能なので、清潔な状態で継続的に使用することができる。
不織布フィルターは交換することができるので、適宜に交換して常に衛生的な状態で使用することができる。
内側布の左右両側にあるポケットのどちらの収納口からも、不織布フィルターの収納と取り出しとを行えるので、不織布フィルターを収納しやすく、取り出しが簡単でとても使い易いという種々の優れた効果を奏する。
マスク本体の上端縁及び下端縁は内側に折り込まれ、内側布の上部及び下部を挟持した状態で縫着された構成であることによって、マスクの縁部の形成と内側布の縫着とを同時に行うこととなり、その結果、製造が効率的で仕上がりが綺麗であるという優れた効果を奏する。
マスク本体と内側布とは、接触冷感生地で形成されていることによって、肌に触れたときにヒンヤリと冷たく感じることとなり、夏期等に装着感が極めて快適であるという優れた効果を奏する。
不織布フィルターは、不織布を複数層重ね合わせた構造であり、細菌ろ過効率が99%以上であることによって、細菌の侵入を阻止することに有効であるという優れた効果を奏する。
本考案に係るマスクの正面図である。 本考案に係るマスクの背面図である。
次に、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、符号11はマスクを示し、このマスク11は、伸縮性を有する耳掛け部12が両側に設けられた布生地製のマスク本体13と、マスク本体13の内側に設けられ両端部にポケットの収納口17を有する布生地製の内側布18と、内側布18のポケットに収納し交換が可能な不織布フィルター19とから構成される。
マスク本体13の上端縁14及び下端縁15は、図2に示すように、内側に折り込まれ、内側布18の上部20及び下部21を挟持した状態で縫着された構成である。従って、マスク11の縁部の形成と内側布18の縫着とを同時に行うこととなり、その結果、製造が効率的で仕上がりが綺麗である。
なお、図1及び図2中の符号16は、マスク11の立体形状を形成するために設けられたダーツである。
マスク本体13と内側布18とは、接触冷感生地で形成されている。
接触冷感生地は、肌に触れたときにヒンヤリと冷たく感じる生地のことである。具体的には、接触冷感の基準がJIS規格に規定されており(JIS 1927)、このQ−MAX値の単位0.1以上が接触冷感の効果の基準となる。
本考案のマスクは、Q−MAX値0.1以上であることが望ましく、従って、肌に触れたときにヒンヤリと冷たく感じることとなり、夏期等に装着感が極めて快適である。
不織布フィルター19は、不織布を複数層重ね合わせた構造であり、細菌ろ過効率(BFE)が99%以上である。細菌ろ過効率99%は、約3μmの細菌を含む粒子を99%ろ過するということである。
従って、細菌の侵入を阻止することに有効であるため感染防止に優れた効果を発揮する。
以上のように構成されるマスク11は、マスク本体13と内側布18とが布生地製で形成されており、その結果、複数回に渡って手洗いが可能なので、清潔な状態で継続的に使用することができる。
また、不織布フィルター19は交換することができるので、適宜に交換して常に衛生的な状態で使用することができる。
そして、内側布18の左右両側にあるポケットのどちらの収納口17からも、不織布フィルター19の収納と取り出しとを行えるので、収納しやすく、取り出しが簡単でとても使い易い。
11 マスク
12 耳掛け部
13 マスク本体
14 上端縁
15 下端縁
16 ダーツ
17 収納口
18 内側布
19 不織布フィルター
20 上部
21 下部

Claims (4)

  1. 伸縮性を有する耳掛け部が両側に設けられた布生地製のマスク本体と、該マスク本体の内側に設けられ両端部にポケットの収納口を有する布生地製の内側布と、該内側布の前記ポケットに収納し交換可能な不織布フィルターとからなること
    を特徴とするマスク。
  2. 前記マスク本体の上端縁及び下端縁は内側に折り込まれ、前記内側布の上部及び下部を挟持した状態で縫着された構成であること
    を特徴とする請求項1に記載のマスク。
  3. 前記布製生地は、接触冷感生地であること
    を特徴とする請求項1に記載のマスク。
  4. 前記不織布フィルターは、不織布を複数層重ね合わせた構造であり、細菌ろ過効率が99%以上であること
    を特徴とする請求項1に記載のマスク。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022215639A1 (ja) * 2021-04-08 2022-10-13 株式会社村田製作所 マスク
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