JP3227229U - 再利用可能マスク、およびマスク - Google Patents
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Abstract
【課題】肌に低刺激で装着でき、微生物が付着した小さな粒子を捕捉することができ、さらに多種多様なデザインに対応でき、かつ快適に再利用可能なマスクを提供する。【解決手段】マスク本体110が洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなり、洗浄再利用可能生地からなるカバー部120によりマスク本体の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口され、左右幅方向の端辺が開口された開口部121を有し、開口部からマスク本体とカバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布マスク200が不織布マスク収容部123に収容される。【選択図】図1
Description
本考案は、再利用可能マスク、およびマスクに関し、特に装着者の顔の一部に装着される再利用可能マスク、およびマスクに関する。
従来から、防寒対策、花粉症対策、風邪対策などのために顔の一部や顔全体に被るマスクが使われており、マスクは材質によって大別するとガーゼタイプと不織布タイプとに分けられる。
ガーゼタイプのマスクは、一般にガーゼと呼ばれる平織りされた綿繊維を重ね合わせたマスク本体部と、マスク本体部の幅方向の両側にそれぞれに設けられて装着者Uの耳にかけられる掛け紐とを備えている。
装着者Uは、掛け紐を耳にかけることで、マスク本体部が装着者Uの鼻部と口部とを覆うようにして、マスクを装着することができる。これにより装着者Uは、咳やくしゃみをした際に、口や鼻から出る飛沫の飛散を防止することができる。
このガーゼタイプのマスクは、洗濯など洗浄することで何回も再利用できるので、経済的である。また後述するような使い捨てマスクと異なりゴミが発生しないため環境に優しい。
さらにガーゼと呼ばれる綿繊維は、甘撚りの糸でゆるく編成される生地であるため、やわらかく装着者Uの肌への刺激が少ない。また綿繊維を重ね合わせることで、生地と生地との間に空気の層が形成されるので、肌ざわりが非常にやわらかく快適にマスクを装着することができる。
ところが、このガーゼタイプのマスクは前述のように、甘撚りの糸でゆるく編成されたガーゼで形成するため、生地を形成する繊維と繊維との間が大きく、非常に小さい粒子である花粉や、さらにウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を簡単に通過させてしまう問題がある。このためガーゼタイプのマスクは、世界保健機関で医療従事者の使用を推奨していない。
一方で、不織布タイプのマスクは、繊維を織らずに機械や化学反応などを用いて絡み合わせたシート状の生地である不織布で構成される。不織布は繊維の絡み合わせ方で、容易に厚みや空隙を調節できるため、空隙を小さくすることでウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を捕捉することができる。
また不織布は安価に大量生産が可能であるため、不織布を用いた不織布マスクは、医療現場だけでなく一般家庭でも使い捨てマスクとして利用されている(たとえば、特許文献1参照)。
しかし、不織布マスクは前述のように繊維を絡み合わせてシート状にした生地であるため、絡み合った繊維の端が肌に擦れることで、肌に刺激を与えてしまう問題があった。このため不織布マスクを使用することで、肌が赤くなってしまったり、痒くなったりしてしまうことがある。
また空隙の小さな不織布タイプのマスクは、装着者Uが吐いた息が水蒸気となり、マスク内に充満することで、肌がふやけてしまい、やがて皮膚の一番上にある角質層の構造が乱れることで、肌深部に蓄えられた水分が蒸発し、肌が乾燥してしまう問題もある。
また不織布タイプのマスクは、前述のように大量生産が可能であるため、使い捨てマスクとして利用されるが、大量生産が可能なように色や形状が同一のマスクが多く、たとえば食事時にマスクを外してテーブルに置いてしまうと、他人のマスクと区別ができなくなる問題もある。
また現在、問題となっている2019年コロナウイルス感染症大流行では、不織布タイプの使い捨てマスクが大量に消費され、医療機関でさえ一人あたり1週間で1枚しか使用できないなどマスク不足が問題となっている。この状況下でウイルスから身を守るには1枚の使い捨てマスクを1週間も使用しなくてはならない。
ところが、使い捨てマスクを長期間使用すると、汚れが付着してしまう問題がある。具体的には、装着者Uが口紅や化粧を施している場合、その口紅や化粧がマスクに色移りして汚してしまうことで不快感が増加してしまい、長期間の使用を困難にさせていた。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、肌に低刺激で装着でき、微生物が付着した小さな粒子を捕捉することができ、さらに多種多様なデザインに対応でき、かつ快適に再利用可能な再利用可能マスク、およびマスクを提供することを目的とする。
本考案では上記問題を解決するために、洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部とを備えることを特徴とする再利用可能マスクが提供される。
これにより、マスク本体部が洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなり、洗浄再利用可能生地からなるカバー部によりマスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、開口部からマスク本体部とカバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが不織布フィルター収容部に収容される。
また、本考案では、洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターと、前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記不織布フィルターが前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容される不織布フィルター収容部とを備えることを特徴とするマスクが提供される。
これにより、マスク本体部が洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなり、洗浄再利用可能生地からなるカバー部によりマスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、開口部からマスク本体部とカバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが不織布フィルター収容部に収容される。
本考案の再利用可能マスク、およびマスクによれば、不織布フィルターが洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と洗浄再利用可能生地からなるカバー部とで形成された不織布フィルター収容部に収容されるので、不織布フィルターが装着者に触れることがなくなり、装着者の肌に与える刺激を低減することができる。
また、不織布フィルター収容部に不織布フィルターが収容されるので、洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部だけでは捕捉できなかったウイルスや細菌などの微生物が付着した小さな粒子を捕捉することができる。
また、不織布フィルター収容部に不織布フィルターが交換可能に収容されるので、装着者の好みにあったデザインのマスク本体部を選択することができ、他人のマスクとの識別を可能にし、デザイン性を向上することができる。
また、洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部とカバー部との間に不織布フィルターが収容されるので、不織布フィルターが装着者に触れることがないため汚れることがなく、装着者に触れるカバー部やマスク本体部は洗浄することで快適に再利用することができるので、快適にマスクを使用することができる。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るガーゼマスクの外観を示す正面図である。
図1に示すようにガーゼマスク100は、マスク本体110、カバー部120、掛け紐130を備えている。
図1は、本実施の形態に係るガーゼマスクの外観を示す正面図である。
図1に示すようにガーゼマスク100は、マスク本体110、カバー部120、掛け紐130を備えている。
マスク本体110は綿繊維を重ね合わせたガーゼで形成されており、マスク本体110には、左右幅方向の両端側にそれぞれ装着者Uの耳に掛けられる掛け紐130が取り付けられている。
また、マスク本体110のうち装着者Uと接する側にあたる内側には、カバー部120を備えている。カバー部120は、マスク本体110と同様のガーゼで形成され、マスク本体110とほぼ同じ形状で形成される。
マスク本体110とカバー部120とは上下高さ方向の両端部で縫製によって、またはマスク本体110とカバー部120とを連続して一体に形成することによって閉口されている。
これによりカバー部120の左右幅方向には開口部121が形成され、マスク本体110とカバー部120との間に後述する不織布マスク200を収容するための不織布マスク収容部123が形成される。
不織布マスク200は、いわゆる一般に市販されている使い捨てマスクであり、ウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を捕捉することが可能な厚みや空隙で繊維が絡み合わされた不織布で形成されたマスクである。
この不織布マスク200を不織布マスク収容部123に収容した状態のガーゼマスク100を装着者Uが装着する。これにより、不織布マスク収容部123に収容された不織布マスク200がウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を捕捉することができる。
つまりガーゼマスク100だけでは、前述のように微生物を含む小さな粒子を捕捉することができないが、微生物を含む小さな粒子を捕捉することができる不織布マスク200を不織布マスク収容部123に収容することで、ガーゼマスク100は微生物を含む小さな粒子を捕捉することができる。
また肌に刺激を与えてしまう不織布マスク200と装着者Uとの間には、ガーゼで形成されたカバー部120が介在されている。このため不織布マスク200が直接的に装着者Uに触れることがない。これにより微生物の捕捉性能を有したまま、装着者Uの肌への刺激性を抑制することができる。
またガーゼマスク100は、洗濯など洗浄することで何回も再利用できるので、ガーゼマスク100を複数枚使用することで、洗い替えをしながら1枚の不織布マスク200を繰り返して使用することができる。このため使い捨てマスクとして使用されていた不織布マスク200を再利用して複数回使用することができる。
また不織布マスク200が直接的に装着者Uに触れることがないので口紅や化粧などで汚れることがない。直接的に装着者Uに触れるガーゼマスク100は洗い替えができるので、不織布マスク200を再利用して複数回使用することができ、不織布マスク200の消費量を抑制することができる。
洗い替えが可能であるガーゼマスク100のデザインや模様を複数種類用意することで、装着者Uの好みにあったデザインや模様のガーゼマスク100を選択することができる。
これにより、従来の使い捨てマスクである不織布マスク200が同じようなデザインが多いため、他人の不織布マスク200と識別することが困難であったが、不織布マスク200をガーゼマスク100に収容するだけで、デザインや模様の違いにより容易に他人のマスクと識別することができる。
なお、ガーゼマスク100に施されるデザインや模様は広告表示として適用することもでき、広告が表示される広告表示部をガーゼマスク100の前面に備えることで、装着者Uがマスクを装着するだけで周囲に広告を表示することができる。
図2は、本実施の形態のガーゼマスクの外観を示す正面図である。
図2に示すようにガーゼマスク100は、マスク本体110、カバー部120、掛け紐130を備えている。
図2に示すようにガーゼマスク100は、マスク本体110、カバー部120、掛け紐130を備えている。
不織布マスク200を収容するための不織布マスク収容部123の開口部121は、カバー部120の左右幅方向の端部がほつれてこないように、カバー部120の左右幅方向の端辺が内側に折り返されて縫製される折返部121Aが形成され補強されている。これにより、ガーゼマスク100に不織布マスク200を複数回収容しても、カバー部120の左右幅方向の端部がほつれることがない。
またカバー部120の幅をマスク本体110よりも短くすることで、マスク本体110の左右方向の端部には、カバー部120よりも左右両端側にマスク本体110が突出した持ち代部111が形成される。
装着者Uは、この持ち代部111を前面に押し込むことで、カバー部120をマスク本体110から離脱させ、マスク本体110とカバー部120との間に隙間を形成することができる。
この隙間に不織布マスク200の端部を差し込み、不織布マスク200全体を不織布マスク収容部123に挿入することで、容易に不織布マスク200を不織布マスク収容部123に収容することができる。
また、マスク本体110、またはカバー部120の少なくとも一方に、紫外線から装着者Uを守るための紫外線通過防止手段を備えることができる。たとえば酸化チタンや特殊セラミックなどの金属微粒子をガーゼ生地に練りこむことで、紫外線を吸収するもしくは乱反射させ、装着者Uの肌の奥に紫外線が到達させないこともできる。これにより装着者Uの肌への刺激をより抑制することができる。
なお、図2では、マスク本体110に掛け紐130が環状に取り付けられた例で説明したが、マスク本体110の左右両端側の端辺の上部に紐状の上部掛け紐と、下部に紐状の下部掛け紐とを取り付け、上部掛け紐と下部掛け紐とを結ぶことで環状体を形成し、その環状体に装着者Uの耳を掛けることでガーゼマスク100を装着者Uに装着することもできる。
このように紐状の上部掛け紐と下部掛け紐との結びつけることで、環状体の大きさを調節できるため、装着者の顔の大きさや耳の位置に合わせた環状体の大きさを上部掛け紐と下部掛け紐で形成することができる。これにより、装着者の顔の大きさや耳の位置に合わせて調節することができるガーゼマスク100を形成することができる。
また、掛け紐130や上部掛け紐、下部掛け紐の材質は弾性と伸縮性を備えた例えばゴム材を選択することで、より装着者の顔にガーゼマスク100を密着させることができる。
さらに掛け紐130や上部掛け紐、下部掛け紐を平ゴムにすることで、装着者Uの耳や顔への食い込みを抑制することができる。これにより、ガーゼマスク100を装着した際の痛みをやわらげることができる。
図3は、本実施の形態の不織布マスクの一例を示す正面図である。
図3に示すように、不織布マスク200は、マスク本体210、掛け紐220、プリーツ230、および形状保持部材240を備えている。
図3に示すように、不織布マスク200は、マスク本体210、掛け紐220、プリーツ230、および形状保持部材240を備えている。
マスク本体210はウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を捕捉することが可能な厚みや空隙で繊維が絡み合わされた不織布で形成されており、マスク本体210には、左右幅方向の両端側にそれぞれ装着者Uの耳に掛けられる掛け紐220が取り付けられている。
また、マスク本体210は、マスク本体210の左右幅方向の一方側の端部付近から他端側の端部付近にかけて形成される複数のプリーツ230を備えている。
また、マスク本体210は、マスク本体210の左右幅方向の一方側の端部付近から他端側の端部付近にかけて形成される複数のプリーツ230を備えている。
プリーツ230は、マスク本体210を構成する不織布を装着者Uと接する側と反対側にあたる外側に折り曲げられた外折部と、装着者Uと接する側にあたる内側に折り曲げられた内折部とが交互に組み合わせられることによって形成される。
マスク本体210は、プリーツ230を構成する外折部および内折部が折りたたまれており、プリーツ230が折りたたまれた矩形のマスク本体210の上下左右の4辺が、縫合や熱圧着などの接着手段で接着されている。
これにより、外折部および内折部によって折りたたまれたプリーツ230は、マスク本体210の中央付近では上下高さ方向に開くことができ、マスク本体210の左右両端側に近づくにつれて、折りたたまれたプリーツ230を上下高さ方向に開くことができなくなる。
不織布マスク200は、マスク本体210に複数のプリーツ230を備えることで、プリーツ230がマスク本体210の中央付近でマスク本体210が大きく開くことができ、不織布マスク200の中央部を前方に張り出すことができる。これにより、不織布マスク200は、装着者Uの形状に合わせた立体形状を形成することができる。
形状保持部材240は、マスク本体210の左右幅方向に渡って上端付近に、所定の幅で埋め込まれた部材であって、所定の形状を保持するためのものである。
形状保持部材240の材質は、弾性変形が可能であって、変形後の形状を維持する材質で構成される。形状保持部材240の材質の例としては、ポリエチレン樹脂が挙げられる。
形状保持部材240の材質は、弾性変形が可能であって、変形後の形状を維持する材質で構成される。形状保持部材240の材質の例としては、ポリエチレン樹脂が挙げられる。
形状保持部材240は、複数のプリーツ230が折りたたまれた状態では、マスク本体210に沿って直線状の形状を保持しており、複数のプリーツ230が開いた状態では、装着者Uの顔の凹凸に沿った形状に合わせて曲げられ、その形状を保持することができる。
これにより、不織布マスク200をガーゼマスク100が有する不織布マスク収容部123に挿入する際は、直線状の形状を保持する形状保持部材240を装着者Uが把持してガーゼマスク100に挿入することができるので容易に不織布マスク200を不織布マスク収容部123に挿入することができる。
また、形状保持部材240が直線状に形状を保持することで、不織布マスク200を平面に保持したままガーゼマスク100が有する不織布マスク収容部123に挿入することができるので、ガーゼマスク100が挿入維持の摩擦によってマスク本体210が折りたたまれることなくガーゼマスク100が有する不織布マスク収容部123に挿入することができる。
図4は、不織布マスク収容部に不織布マスクを収容する様子を示す正面図である。
図4に示すように、不織布マスク200は、ガーゼマスク100に設けられた不織布マスク収容部123に収容される。
図4に示すように、不織布マスク200は、ガーゼマスク100に設けられた不織布マスク収容部123に収容される。
具体的には、まず装着者Uは一方側の持ち代部111を前面方向に押し込み、カバー部120をマスク本体110から離脱させ、マスク本体110とカバー部120との間に隙間を形成する。
次に、この隙間にガーゼマスク100を差し込むことで、不織布マスク200の左右幅方向の一方を容易に不織布マスク収容部123に挿入することができる。さらに装着者Uは、形状保持部材240を装着者Uが把持した状態でガーゼマスク100の左右幅方向に不織布マスク200を挿入することで、不織布マスク収容部123に不織布マスク200を完全に挿入することができる。
上記のように、不織布マスク200が有する形状保持部材240の長手方向に不織布マスク収容部123の開口部121を形成することで、装着者Uが形状保持部材240を把持した状態でガーゼマスク100の左右幅方向に押し込むことができる。
形状保持部材240は直線状に形状が維持されているので、装着者Uは形状保持部材240の端部を把持して押し込むだけで、容易に不織布マスク200の全体を不織布マスク収容部123に収容することができる。
図5は、不織布マスクを収容したガーゼマスクを装着した様子を示す斜視図である。
図5に示すように、不織布マスク200を不織布マスク収容部123に収容した状態で、ここでは図示しない装着者Uの耳に掛け紐130を掛けることでガーゼマスク100は装着者Uに装着される。
図5に示すように、不織布マスク200を不織布マスク収容部123に収容した状態で、ここでは図示しない装着者Uの耳に掛け紐130を掛けることでガーゼマスク100は装着者Uに装着される。
不織布マスク200は不織布マスク収容部123の中に収容され、不織布マスク収容部123の中でプリーツ230をマスク本体210の中央付近でマスク本体210が大きく開くことで、不織布マスク200の中央部を前方に張り出すことができる。これにより、不織布マスク200は、装着者Uの形状に合わせた立体形状を形成することができる。
なおガーゼマスク100のマスク本体110およびカバー部120の中央部の上下方向の高さを、マスク本体110の両側端部の高さよりも高くすることで、不織布マスク収容部123の中央部の空間が上下高さ方向に広がるので、不織布マスク収容部123に収容した不織布マスク200を不織布マスク収容部123の中で容易に開くことができる。
なお、図5では不織布マスク200が備える掛け紐220を不織布マスク収容部123の中に収容する図で説明しているが、掛け紐220を不織布マスク収容部123から出した状態、または掛け紐220を掛け紐130と共に装着者Uの耳に掛けることもできる。
また、本実施の形態では、不織布マスク200を挿入するための開口部121を、不織布マスク収容部123の左右幅方向に形成し、ガーゼマスク100の左右幅方向から不織布マスク200を挿入する例で説明したが、この他にも開口部121を、不織布マスク収容部123の上下高さ方向に形成し、ガーゼマスク100の上下高さ方向から不織布マスク200を挿入することもできる。
また、不織布マスク収容部123に開口部121を設けるのではなく、カバー部120とマスク本体110とを、たとえばボタンや面ファスナーなどの留め具で着脱自在に留めることで、カバー部120とマスク本体110との間に不織布マスク200を収容するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、ガーゼ生地で形成されたガーゼマスク100の中に不織布マスク200を収容する例で説明したが、装着者Uの肌への刺激を低減させた生地であればガーゼ以外の布マスクでもよく、またウイルスや細菌などの微生物を含む小さな粒子を捕捉できるのであれば不織布フィルターや、不織布以外のマスクやフィルターを布マスクの中に収容する構成にしてもよい。
また、上述の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とする再利用可能マスク。
(付記2)
前記不織布フィルターは、
弾性変形が可能で変形前後の形状を保持し、幅方向に渡って設けられた形状保持部材、 を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記3)
前記開口部から前記不織布フィルターの左右幅方向の一端側が、前記形状保持部材を軸材として収容されること、
を特徴とする付記2記載の再利用可能マスク。
(付記4)
前記不織布フィルターは、
幅方向にわたって外折部と内折部とを有する複数のひだ部と、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記5)
前記不織布フィルター収容部は、
収容された前記不織布フィルターが有する前記複数のひだ部を広げることが可能な高さ、
を備えることを特徴とする付記4記載の再利用可能マスク。
(付記6)
前記洗浄再利用可能生地は、
織物生地であること、
を特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記7)
前記織物生地は、
ガーゼ生地であること、
を特徴とする付記6記載の再利用可能マスク。
(付記8)
前記マスク本体部は、
前記開口部よりも左右幅方向外側に突出した持ち代部、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記9)
前記マスク本体部は、
装着者の肌に紫外線が到達しないようにするための紫外線通過防止手段、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記10)
前記マスク本体部の外側面に、広告を表示するための広告表示部、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記11)
前記不織布フィルターは、
不織布マスクであることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記12)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターと、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記不織布フィルターが前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とするマスク。
(付記13)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地でマスク本体部を形成する工程と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部を形成する工程と、
を備えることを特徴とする再利用可能マスクの製造方法。
(付記14)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地でマスク本体部を形成する工程と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部で不織布フィルター収容部を形成する工程と、
微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターを前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容する工程と、
を備えることを特徴とするマスクの製造方法。
(付記1)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とする再利用可能マスク。
(付記2)
前記不織布フィルターは、
弾性変形が可能で変形前後の形状を保持し、幅方向に渡って設けられた形状保持部材、 を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記3)
前記開口部から前記不織布フィルターの左右幅方向の一端側が、前記形状保持部材を軸材として収容されること、
を特徴とする付記2記載の再利用可能マスク。
(付記4)
前記不織布フィルターは、
幅方向にわたって外折部と内折部とを有する複数のひだ部と、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記5)
前記不織布フィルター収容部は、
収容された前記不織布フィルターが有する前記複数のひだ部を広げることが可能な高さ、
を備えることを特徴とする付記4記載の再利用可能マスク。
(付記6)
前記洗浄再利用可能生地は、
織物生地であること、
を特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記7)
前記織物生地は、
ガーゼ生地であること、
を特徴とする付記6記載の再利用可能マスク。
(付記8)
前記マスク本体部は、
前記開口部よりも左右幅方向外側に突出した持ち代部、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記9)
前記マスク本体部は、
装着者の肌に紫外線が到達しないようにするための紫外線通過防止手段、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記10)
前記マスク本体部の外側面に、広告を表示するための広告表示部、
を備えることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記11)
前記不織布フィルターは、
不織布マスクであることを特徴とする付記1記載の再利用可能マスク。
(付記12)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターと、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記不織布フィルターが前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とするマスク。
(付記13)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地でマスク本体部を形成する工程と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部を形成する工程と、
を備えることを特徴とする再利用可能マスクの製造方法。
(付記14)
洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地でマスク本体部を形成する工程と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部で不織布フィルター収容部を形成する工程と、
微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターを前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容する工程と、
を備えることを特徴とするマスクの製造方法。
100 ガーゼマスク
110、210 マスク本体
111 持ち代部
120 カバー部
121 開口部
121A 折返部
123 不織布マスク収容部
130、220 掛け紐
200 不織布マスク
230 プリーツ
240 形状保持部材
U 装着者
110、210 マスク本体
111 持ち代部
120 カバー部
121 開口部
121A 折返部
123 不織布マスク収容部
130、220 掛け紐
200 不織布マスク
230 プリーツ
240 形状保持部材
U 装着者
Claims (12)
- 洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターが収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とする再利用可能マスク。 - 前記不織布フィルターは、
弾性変形が可能で変形前後の形状を保持し、幅方向に渡って設けられた形状保持部材、 を備えることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記開口部から前記不織布フィルターの左右幅方向の一端側が、前記形状保持部材を軸材として収容されること、
を特徴とする請求項2記載の再利用可能マスク。 - 前記不織布フィルターは、
幅方向にわたって外折部と内折部とを有する複数のひだ部と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記不織布フィルター収容部は、
収容された前記不織布フィルターが有する前記複数のひだ部を広げることが可能な高さ、
を備えることを特徴とする請求項4記載の再利用可能マスク。 - 前記洗浄再利用可能生地は、
織物生地であること、
を特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記織物生地は、
ガーゼ生地であること、
を特徴とする請求項6記載の再利用可能マスク。 - 前記マスク本体部は、
前記開口部よりも左右幅方向外側に突出した持ち代部、
を備えることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記マスク本体部は、
装着者の肌に紫外線が到達しないようにするための紫外線通過防止手段、
を備えることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記マスク本体部の外側面に、広告を表示するための広告表示部、
を備えることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 前記不織布フィルターは、
不織布マスクであることを特徴とする請求項1記載の再利用可能マスク。 - 洗浄により再利用可能な生地である洗浄再利用可能生地からなるマスク本体部と、
微生物を含む粒子を捕捉可能な不織布フィルターと、
前記洗浄再利用可能生地からなるカバー部により前記マスク本体部の内側が覆われて、上下高さ方向の端辺が閉口されることで左右幅方向の端辺が開口された開口部を有し、前記不織布フィルターが前記開口部から前記マスク本体部と前記カバー部との間に交換可能に収容される不織布フィルター収容部と、
を備えることを特徴とするマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020001631U JP3227229U (ja) | 2020-05-06 | 2020-05-06 | 再利用可能マスク、およびマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020001631U JP3227229U (ja) | 2020-05-06 | 2020-05-06 | 再利用可能マスク、およびマスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3227229U true JP3227229U (ja) | 2020-08-13 |
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ID=71949206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020001631U Expired - Fee Related JP3227229U (ja) | 2020-05-06 | 2020-05-06 | 再利用可能マスク、およびマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3227229U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022092099A1 (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-05 | 花王株式会社 | 美容方法 |
JP2022151637A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | さゆり 山根 | マスクキーパー |
-
2020
- 2020-05-06 JP JP2020001631U patent/JP3227229U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022092099A1 (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-05 | 花王株式会社 | 美容方法 |
JP2022074055A (ja) * | 2020-11-02 | 2022-05-17 | 花王株式会社 | 美容方法 |
JP7337897B2 (ja) | 2020-11-02 | 2023-09-04 | 花王株式会社 | 美容方法 |
JP2022151637A (ja) * | 2021-03-26 | 2022-10-07 | さゆり 山根 | マスクキーパー |
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