JP6153214B1 - サプリマスク及びサプリマスク用シート体 - Google Patents

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【課題】ユーザの健康状態を積極的に向上させること。【解決手段】 このサプリマスク100は、ガーゼや不織布等の通気性を有する平面材の布材1aを重ねあわせて成形したマスク本体1と、前記マスク本体1の両側に設けた掛け紐2とからなる。マスク本体1は、サプリメント粉50を入れるためのシート体20を裏面1cに有する。シート体20は、全体が略縦方向のプリーツ状に形成される。マスク本体1及びシート体20は、不織布等の布材1aからなり高い通気性を有していることから、外側から空気を吸い込むときにサプリメント粉50を微量に吸い込むことになり、当該サプリメント粉50を口や鼻から効率よく体内に取り入れることが可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、使用によりサプリメントを摂取できるサプリマスク及びサプリマスク用シート体に関する。
従来から特許文献1に記載されているような衛生マスクが知られている。この衛生マスクは、細菌や花粉に対するバリア性を持たせた点に特徴がある。この衛生マスクは、その顔面被覆部分が、基材層とナノファイバ層とが積層された積層シートから構成されており、前記基材層は、ナノファイバ層の片面又は両面に積層されると共に多数の貫通孔を有する構成となっている。前記積層シートのナノファイバ層は、繊維径350nm以下のナノファイバからなる。
特開2016−69787号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された衛生マスクは、単に細菌や花粉からのバリア性を持たせた点のみに特徴があり、ユーザの健康状態を積極的に向上させることはできないという問題点がある。本発明は、上記に鑑みてなされたものである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るサプリマスクは、ガーゼや不織布等の通気性の平面材からなると共にその両側に掛け紐を有するマスク本体と、通気性の平面材を重ねて袋状に形成され且つその上辺に開口部を有すると共に前記平面材には略縦方向にプリーツが設けられた、サプリメント粉を入れるためのシート体と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るサプリマスクは、上記発明において、更に、前記シート体は、前記マスク本体の裏面上辺ないしその近傍にその上辺で取り付けられることを特徴とする。
また、本発明に係るサプリマスクは、上記発明において、更に、前記シート体は、全体が扇形状であり、その側辺がマスク本体の側端辺に対して一定角度を有することを特徴とする。
また、本発明に係るサプリマスク用シート体は、マスク本体の裏面上部端縁にその上辺を取り付ける取付部を有すると共に、通気性の平面材を重ねて袋状に形成され且つ上辺に開口部を有し、略縦方向にプリーツが設けられた、サプリメント粉を入れることを特徴とする。
本発明の実施の形態1に係るサプリマスクを示す裏側平面図である。 図1に示したサプリマスクを示す表側平面図である。 図1に示したサプリマスクを示す分解構成図である。 シート体の取付変形例を示す説明図である。 本発明のサプリマスクに用いるサプリ袋を示す説明図である。 本発明のサプリマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明のサプリマスクの使用状態を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るサプリマスク用シート体を示す斜視図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るサプリマスクを示す裏側平面図である。図2は、図1に示したサプリマスクを示す表側平面図である。図3は、図1に示したサプリマスクを示す分解構成図である。このサプリマスク100は、ガーゼや不織布等の通気性を有する平面材の布材1aを重ねあわせて成形したマスク本体1と、前記マスク本体1の両側に設けた掛け紐2とからなる。布材1aの繊維の種類は問わない。絹、麻、羊毛、合成繊維のものを適宜使用できる。
不織布を用いる場合には、通気性が高い密度のものを用いる。例えば、ポリ乳酸や特殊ポリプロピレンから作られた極細繊維を集成した薄手の不織布フィルターを用いる。前記布材は、全体が横方向にプリーツ3が設けられており、使用時にユーザの顔面、特に口の周囲の顎や頬にフィットするように展開して広げることができる。プリーツ3の数は、例えば図示するように4段でも良いし、更に多数でも良い。
マスク本体1は、その裏面1cに、サプリメント粉50を入れるためのシート体20を有する。なお、当該裏面1cは、使用状態で顔側になる面である。シート体20は、全体が略扇形状であり、上辺21及び下辺22が僅かに湾曲し、前記上辺21が前記下辺22より曲率が大きくなる。両側の側辺23は、上に向かって開くように斜めに形成される。シート体20は、2枚の通気性の平面材である布材20a,20bを重ねてその端縁を縫合(縫合部20c)することで全体的に袋状に形成されており且つその上辺21に開口部24が設けられている。
シート体20は、全体的に略縦方向のプリーツ25が設けられる。前記開口部24は、重ねた布材20a,20b毎にプリーツ加工されているので、鋸形状となる。なお、同図に示す例では、プリーツ25の数は3段であるが、これ以上の多段にしても良い(図示省略)。プリーツ25により、サプリメント粉50がプリーツ25の間に挟まれて保持されるため、サプリメント粉50の移動が阻止され、使用による偏在を防止できる。また、このシート体20は、図3に示すように、マスク本体1の裏面1cの略中央に取り付けられる。この取付状態で、当該シート体20は、全体が扇形状であることから、その側辺23がマスク本体1の側端辺1bに対して一定角度を有する。一定角度を持たせることで、マスクの使用状態において頬に隙間なくフィットするようになる。
また、シート体20の上辺21に開口部24が設けられていることから、上辺21では、プリーツ25の端部が解放された状態になるため、横方向の広がりの自由度が極めて高いものとなる。一方、下辺22では、プリーツ25の端部が縫合されて固定状態にあるため、横方向の広がりの自由度は、上辺21のそれより小さい。このように、略縦方向にプリーツ加工することにより、サプリメント粉が入れられたシート体20が横方向に広がり、顔面の口周りにフィットするようになる。特に、上辺21はプリーツ25が解放されているので、より自由に広がり、鼻周りにフィットしやすくなる。一方で、下辺22は、広がりの自由度が小さいため、顎付近に上手くフィットするものとなる。
シート体20を構成する布材20a,20bの繊維の種類は問わない。絹、麻、羊毛、合成繊維のものを適宜使用できる。不織布を用いる場合には、通気性が高い密度のものを用いる。例えば、ポリ乳酸や特殊ポリプロピレンから作られた極細繊維を集成した薄手の不織布フィルターを用いる。
また、シート体20は、図3に示すように、布材20aの上辺21の近傍の取付部30(裏面1cに面して布材20aに設けられる)においてのみ、前記マスク本体1の裏面1cの上辺21近傍に取り付けられている。具体的には、図4(a)に示すように、マスク本体側の布材20aの上辺21が当該マスク本体1の上端縁近傍に対して接着または固定される。顔側となる布材20bの上辺21はマスク本体1と固定されない。このため、開口部24は、プリーツ25により自由に開口できる状態になる。
また、取付の変形例として、前記シート体20の上辺21近傍の両端で前記マスク本体1の裏面1cの上辺21近傍に取り付けても良い。その際、当該シート体20は、図4(b)に示すように、マスク本体1に対して若干緩んだ状態で取り付けることができる。即ち、シート体20の上辺21近傍の両端で固定するにあたり、シート体20をたるませた状態で取り付ける。緩ませ具合又はたるませ具合は、マスク本体1の上辺21が鼻の凹凸により変形してもそれに追従して変形し、マスク本体1よりも更に鼻の凹凸にフィットするようにする。このようなことから、シート体20は、マスク本体1の変形とは独立して変形しやすくなり、自由に顔面形状に沿って変形できるようになる。マスク本体1に対するシート体20の取り付けは、縫合しても良いし、接着しても良い。
前記シート体20は、上辺21のほうが下辺22よりも大きく広がることから、サプリメント粉50を入れる際に開口部24付近から下方にかけて均一に分布させやすい。即ち、全体が均一に広く開口するとサプリメント粉50が下部に溜まってしまうが、上辺21が大きく開口し下辺22になるほど狭くなるようになるため、サプリメント粉50は、上下方向に比較的均一に保持される。
図5は、本発明のサプリマスク100に用いるサプリ袋51を示す説明図である。このサプリ袋51は、内部に粉末状のサプリメント粉50が封入された構成である(図中の破断図示の部分に示す)。サプリメント粉50は、例えば、次の素材を細かく粉砕して所定粒径の粉末状にしたものである。
(1)ニンニク
(2)ハーブ
(3)高麗人参
ニンニクの効能は、抗菌、ガン予防(特に食道、胃、腸などの消化器系の予防)である。また、疲労回復 強壮、強精作用(細胞の酸化を防いだり、新陳代謝を高めて疲労回復を促す作用)やアンチエイジング作用(老化を防いで老廃物を除去する成分により、肌をきれいにして若さを保つこと)、高い殺菌効果、風邪予防、冷え性の改善が期待できる。
ハーブの効能は、ハーブの種類による。例えば、次のようなハーブをサプリメント粉50として使用できる。
ボルトジンユ:花粉症、糖尿病、血糖値、メタボの改善
バーべインブルー:神経の強壮効果、疲れて眠れない夜の鎮静効果
キャンディミント:鎮静作用、胃もたれ・むかつきの緩和
ムスクマロウ ピンクムスクマロウ:気管支炎、胃腸障害の緩和
ヒソップブルー:咳止め、疲労回復
レディースマントル:のどの痛みや口内の炎症の緩和
バレリアン(セイヨウカノコソウ):香りが睡眠をサポート
高麗人参は万能薬として知られていることから、サプリメント粉50として吸入することで様々な効果が期待できる。
前記サプリ袋51は、サプリメント粉50を手軽に扱うために適量を単位として当該サプリメント粉50を封入している。当該サプリ袋51は、紙製又は合成樹脂フィルムを袋状にした長尺なスティック形状である。端部は、容易に切断できるように公知の処理や切り込みが適用されている(図示省略)。なお、このサプリ袋51は、本発明に係るサプリマスク100の必須構成要件ではないが、このような形でサプリメント粉50を封入することで、使用上大変利便性が高いものとなる。
図6は、本発明のサプリマスク100の使用状態を示す説明図である。シート体20の開口部24を構成する手前(顔側)の布材20bを引っ張ることで当該開口部24を開く。このとき、プリーツ25の重なり部分25aが広がり、当該開口部24は比較的大きく開く。また、下辺22はプリーツ25の重なり部分25aが縫合されていることから、開き具合は小さい。
この状態で、サプリ袋51の端部を切断し、内部のサプリメント粉50を前記開口部24からシート体20の内部に入れる。サプリメント粉50は、開口部24から下辺22付近にかけてまんべんなく分布した状態になる。サプリメント粉50の分布状態の例を図1の点群で示す。そして、布材20a,20bを閉じてプリーツ25の重なり部分25aを元に戻す。これにより、サプリメント粉50がシート体20の全体に分布した状態になる。また、プリーツ25の間にサプリメント粉50が挟まれて固定される。このため、使用中に下に落ちることがないため、サプリメント粉50の偏在を防止できる。
マスク本体1をユーザが装着する場合、図7に示すように、マスク本体1の掛け紐2を耳に掛け、マスク本体1で口を覆う。そして、マスク本体1のプリーツ25を伸ばして広げ、マスク本体1を顎の下まで下げて立体的にフィットさせる。また、鼻の周囲についてもフィットするように形を整えて調節する。このとき、シート体20は、略縦方向のプリーツ25により横方向に広がる。シート体20の上辺21はプリーツ25の端部が解放されているので、十分に広がり鼻の凹凸にフィットする。また、下辺22は、プリーツ25の端部が縫合されているので、あまり広がらず、これによりサプリメント粉50が下方に移動して溜まるのを防止し、また顎の周辺に対して前記マスク本体1により押し付けられてフィットする。
シート体20の側辺23は、マスク本体1の側端縁に対して一定角度を有していることから、頬に上手く当たるようになって頬との隙間をなくす。サプリマスク100の使用状態では、マスク本体1が立体的に変形することになるが、シート体20のプリーツ25や縫合形態等によりサプリメント粉50の偏在を防止し、一定の分布状態が保持される。
マスク本体1及びシート体20は、不織布等の布材からなり高い通気性を有していることから、外側から空気を吸い込むときにサプリメント粉50を微量に吸い込むことになり、当該サプリメント粉50を口や鼻から効率よく体内に取り入れることが可能となる。
以上、本発明に係るサプリマスク100によれば、装着することで微量のサプリメント粉50を簡単に吸入できる。吸入の効能は、サプリメント粉50の種類によるものとなる。また、サプリメント粉50は、サプリ袋51に封入したものでなくても良い。例えば、瓶等に入れたものを用いるようにしても良い。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係るサプリマスク用シート体200を示す斜視図である。このサプリマスク用シート体200は、上記実施の形態1のシート体20を通常のマスクMの裏面1cに取り付け可能にした構造となる。なお、実施の形態1と同じ構成要素には同一符号を付してその説明を省略する。
このサプリマスク用シート体200の上辺21両端近傍には、取付手段である粘着テープ301が設けられている。この粘着テープ301の離型紙を剥して一般的なマスクMの裏面1cに貼り付ける。このとき、シート体20は、図4に示したように、マスクMに対して取り付ける。これにより上記実施の形態1と同等の作用効果を得ることができ、且つ、一般的に入手できる様々な寸法や種類のマスクMに使用できるようになる。
100 サプリマスク
1 マスク本体
2 掛け紐
20 シート体
21 上辺
22 下辺
24 開口部
20a,20b 布材
25 プリーツ
51 サプリ袋
50 サプリメント粉

Claims (4)

  1. ガーゼや不織布等の通気性の平面材からなると共にその両側に掛け紐を有するマスク本体と、
    通気性の平面材を重ねて袋状に形成され且つその上辺に開口部を有すると共に前記平面材には略縦方向にプリーツが設けられた、サプリメント粉を入れるためのシート体と、
    を備えたことを特徴とするサプリマスク。
  2. 更に、前記シート体は、前記マスク本体の裏面上辺ないしその近傍にその上辺で取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のサプリマスク。
  3. 前記シート体は、全体が扇形状であり、その側辺がマスク本体の側端辺に対して一定角度を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のサプリマスク。
  4. マスク本体の裏面上部端縁にその上辺を取り付ける取付部を有すると共に、通気性の平面材を重ねて袋状に形成され且つ上辺に開口部を有し、略縦方向にプリーツが設けられた、サプリメント粉を入れることを特徴とするサプリマスク用シート体。
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