JP3098246U - マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のガーゼマスク、また不織布等で成型されたマスクは快適性、フィット性に劣り、ファション的に欠けていた。これらの問題を解決し花粉症や風邪、また鼻炎予防に効果のあるマスクが必要とされている。
【解決手段】マスク本体7の周囲に伸縮性のあるレースないしテープを用いてギャザーの部分3を入れることで、マスク本体7を立体化し、そのうえ周囲を伸縮させることで、フィット性があり、かつ快適なマスクを、簡便に可能にした。かつ皮膚に接する部分にニット生地を用いることで、シカシカ感を軽減し、肌触りをも良くし、そのニット生地自体に抗菌、防臭の機能をもたせることと、マスク裏面2に、花粉や細菌を防ぐ使い捨てのフィルターを保持する構造をポケット8として持たせたことで、マスクとしての機能を高める。
【選択図】図1

Description

【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は使い捨てでなく、洗濯して何度も使えるマスクの形状に係わるものである
【0002】
【従来の技術】
花粉症や風邪、また鼻炎予防に売られているマスクで、立体化されたマスクは、平面的なマスクに比べ息苦しくなく、会話が楽とか、口紅が付きにくい等の利点があり、近年増えてきている。しかし従来のガーゼや織物で作られたマスクで立体化させたものは、プリーツ、ないし椀状の保形具を用いたものであり、使い捨ての不織布等で立体化したものは、プリーツや成型の手法によるのもであり、マスクをする各人の顔の形はまちまちで、マスクの周囲が顔にフィットしにくく、隙間ができてしまう欠点があった。マスク本体の周囲が伸縮し、顔にフィットし、隙間を作らないものはなかった。またこれらの立体化させたマスクで、花粉や細菌を防ぐ、使い捨てのフィルターを容易に保持する構造のものは従来なかった。他に立体裁断により立体化させたものがあるが、マスク表面を1枚の布地で立体化したものではなく、1枚の布地で立体化した場合は、切り込みを入れてダーツを取る方法でしかなく、またこれらもマスク本体の周囲が伸縮するものはなかった。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−741号公報
【0004】
【特許文献2】
実用新案登録番号 第2536772号公報
【0005】
【非特許文献1】
インターネットのホームページ
http://www.fashion−rescue.com/anewmask.htm
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来のガーゼマスクまた不織布等で成型されたマスクはいずれもマスク本体の周囲が伸縮するものでなく、フィット性に劣るものであった。また不織布等で成型されたマスクは皮膚に接する所の肌触りが良くなく、シカシカ感がする。ガーゼマスクも織物であるため同様にシカシカ感がする。
また平らな布地でマスクを立体化させ、かつ、花粉や細菌を防ぐ、使い捨てで取り替えのできるフィルターを容易に保持する構造のものは従来なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
平らな布地を口、鼻を被う部分であるマスク本体に用い、その周囲に伸縮性のあるレースないしテープを用いてギャザーを入れることで、マスク本体を立体化し、口に当たる所を膨らませ、そのうえ周囲を伸縮させることで、従来の成型品や、プリーツ等で解決できなかったフィット性を、簡便に可能にした。また耳に掛ける紐の部分もその伸縮性のあるレースないしテープを使用することで、従来にないオシャレなマスクを提供する。
花粉や細菌を防ぐ使い捨てのフィルターを容易に保持する構造を裏面にポケットとして持たせ、フィルターを取り替えることで、花粉や細菌を防ぐ効果を維持しつつ、マスクは何度も洗濯し常に清潔さを保ち、使い捨てでないため環境にも配慮されている。そのうえ皮膚に接する部分にニットの布地を使用したことで、シカシカ感を軽減し、肌触りをも良くし、そのニットの布地自体に抗菌、防臭の機能をもたせることで、よりマスクとしての機能を持たせる。
【0008】
【考案の実施の形態】
考案の実施の形態については図面を参照して説明する。
【0009】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。マスクはマスク本体7と耳に掛ける紐4から成る。図1は本考案に係わるギャザーを用いたマスクの斜視図である。マスク本体7は平らな布地を複数重ねたもので本実施例はマスク表面1側の材料はプリントの布地を用い、マスク裏面2側にはニットの布地を用ている。これらの布地を重ねたものの周囲に伸縮性のあるレースを用いギャザーの部分3にした状態を裏面から見たものが図1である。耳に掛ける紐4にも伸縮性のあるレースが用いられ、ギャザーの部分3に用いた伸縮性のあるレースと同一材料である。
図2は正面から見た図である。図3は平面図であり、マスク本体7の膨らみが分かる図である。
マスク裏面2にポケット8を設け、左右2箇所にフィルター6を入れるポケットの口5がある。フィルター6は柔らかく、使い捨てで取り替えのできる花粉や細菌を防ぎ、マスク本体7の裏面に入れられる大きさにカットされている。図4は本実施例に用いるフィルターの図である。マスク裏面2は機能性を高めるため抗菌、防臭の効果のあるニットの布地が用いられている。
マスク表面1の材料に関して本実施例はプリントの織物を用いているが、プリントでなく無地の織物、先染柄の織物や、プリントの編物、無地の編物、先染柄の編物、またレースを用いても良い。
また本実施例においては、ギャザーの部分3と、耳に掛ける紐4にも伸縮性のあるレース用いられているが、3と4共に伸縮性のあるレースを用いることなく、伸縮性のあるテープを用いてもよく、またギャザーの部分3に伸縮性のあるレースを、耳に掛ける紐4に伸縮性のあるテープを用いてもよく、またその逆の、ギャザーの部分3に伸縮性のあるテープを、耳に掛ける紐4に伸縮性のあるレースを用いてもよい。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、平らな布地を口、鼻を被う部分であるマスク本体に用い、その周囲に伸縮性のあるレースないしテープを用いてギャザーを入れることで、マスク本体を立体化し、口に当たる所を膨らませ、そのうえ周囲に伸縮性を持たせることで、従来の成型品や、プリーツ等で解決できなかったフィット性のあるマスクを、簡便に可能にした。また耳に掛ける部分も同様の伸縮性のあるレースないしテープを使用することで、従来にないオシャレなマスクを提供する。花粉や細菌を防ぐ使い捨てのフィルターを容易に保持する構造を裏面にポケットとして持たせ、フィルターを取り替えることで、花粉や細菌を防ぐ効果を維持しつつ、マスクは何度も洗濯し常に清潔さを保ち、使い捨てでないため環境にも配慮されている。そのうえ皮膚に接する部分にニットの布地を使用したことで、シカシカ感を軽減し、肌触りをも良くし、そのニットの布地自体に抗菌、防臭の機能をもたせることで、よりマスクとしての機能を持たせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるマスクの実施例の斜視図で裏面から見ての図
【図2】正面図
【図3】ギャザーによるマスク本体が膨らみがわかる平面図
【図4】図1に示したマスク裏面のポケットに挿入されるフィルターの説明図
【符号の説明】
1 マスク表面
2 マスク裏面
3 ギャザーの部分
4 耳に掛ける紐
5 ポケットの口
6 フィルター
7 マスク本体
8 ポケット

Claims (3)

  1. 平らな布地の周囲に伸縮性のあるレースないしテープを用いてギャザーを入れて立体化し、口に当たる所を膨らませ、さらに周囲が伸縮する、口、鼻を被うマスク本体を持ち、その伸縮性のあるレースないしテープを耳に掛ける紐にも使用しているマスク。
  2. マスク本体に用いるニットの布地に、機能性を高めるため、抗菌、防臭の効能を持たせた、前請求項目1のマスク。
  3. マスク本体の裏面にフィルターが入れられるポケットのある構造にしている前請求項目1のマスク。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191997A (ja) * 2005-01-12 2006-07-27 Hatsue Eguchi マスク及びその製造方法
JP2009297394A (ja) * 2008-06-17 2009-12-24 Nagai Les-Ben Kk 手術着用マスク
JP2010162209A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Kamoseni Co Ltd マスク
KR20160052075A (ko) * 2014-11-04 2016-05-12 주식회사 엘지생활건강 마스크
KR20170062994A (ko) * 2015-11-30 2017-06-08 주식회사 엘지생활건강 마스크
US20210322801A1 (en) * 2020-04-21 2021-10-21 Bilio LLC Washable and reusable face mask with replaceable filter

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