JP3228802B2 - 防犯装置 - Google Patents

防犯装置

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JP3228802B2
JP3228802B2 JP32301892A JP32301892A JP3228802B2 JP 3228802 B2 JP3228802 B2 JP 3228802B2 JP 32301892 A JP32301892 A JP 32301892A JP 32301892 A JP32301892 A JP 32301892A JP 3228802 B2 JP3228802 B2 JP 3228802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店舗等における強盗の
防犯装置に関するものであり、特に、犯人が強盗を企て
た後逃亡するときに、出入口における通過を通常よりも
困難とし、犯人に対応する時間をかせぎ、又後で、犯人
追跡、逮捕に有効な目印となる液体を犯人に放出する防
犯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より強盗等に襲われたときに出入口
を閉鎖して犯人を閉じこめて逮捕せんとする装置が提案
されている。しかし、閉じこめられた犯人は逆上して内
部にいる人に危害を加える恐れがあり、実用化に到って
いない。また、従来より、強盗等に襲われたとき、目く
らましのスプレーを吹きかけたり、夜間でも目だつ液体
等を投げつける等の商品は提案、かつ、実用化される傾
向に有る。これらは、強盗に襲われた当事者が心理的に
動揺しており、必ずしも、強盗に命中するという保証も
なく、又、後の段階で犯人追跡のための有効な手掛かり
ともなり得なかった。
【0003】また、予め警戒された領域に侵入者が侵入
したとき侵入者に対し、嫌嗅性のガスを放出するシステ
ム等も提案されているが、これも、犯罪を未然に防ぐと
言う点に主眼を置いているので、必ずしも後の時点で、
犯人逮捕に結び付くものでもなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】依って、本発明の目的
は、金融機関、コンビニエンスストア等強盗に襲われる
可能性のある全ての店舗において、逃走時に犯人に閉じ
こめられたということを意識させずに逃走に時間を要す
るように、又、逃走後に、犯人の追跡に有効な目印とな
る液体を放出し、犯人の追跡発見と逮捕とを容易にする
防犯装置を提供せんとすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の発明目的に鑑み、
本発明の基本技術思想によると、店舗等で緊急時に起動
信号を警報制御装置に向けて発する起動手段と、店舗建
物の出入口に設置された出入口扉と、前記警報制御装置
と協動する前記出入口扉の開閉制御を行う扉制御装置と
から構成されたもので有って、且つ前記扉制御装置は、
前記起動手段の起動信号に対応して前記出入口扉に於け
る当該扉の開閉速度を通常よりも遅くするか、その開負
荷を大きくする様に制御する様に構成されている防犯装
置である。
【0006】
【作用】本発明に係る防犯装置は、上記した様な技術構
成を採用しているので、上記した様な事件が発生した場
合に、該犯人が逃走する為に当該出入口扉を開けさせる
場合に、従来の出入口扉を開ける場合の負荷に対して、
当該出入口扉の開負荷を大きくとっておくので、犯人が
当該出入口扉を開ける為に当該出入口扉の前で暫くの
間、立ち止まっている時間を創成する事が出来るので、
その間に、警察に通報したり犯人を逮捕するのに必要な
対応をとることが出来、又、液体放出手段から所定の目
印となる液体を当該犯人に吹き付ける事が出来るので、
当該犯人に確実に、所定の液体を吹き付ける事ができ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を店舗出入口における防犯装置
の具体例を図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、本発明に係る防犯装置の第1の実施例を示す略示機
構図とその構成を示すブロック図であり、図2は同実施
例の作用フローチャートである。
【0008】即ち、図1(A)には、店舗等で例えば店
員相手の強盗等の脅迫行為が発生した場合の緊急時に操
作され、起動信号を警報制御装置22に向けて発する起
動手段を構成する起動手段21と、店舗建物の出入口E
に設置されたスイング扉13、13’で構成された出入
口扉と、前記出入口Eの内側に設置された人体検知セン
サー24と、前記出入口Eを通過する犯人に対して当該
警報制御装置22からの所定の指令信号に応じて目印と
なる液体を放出する液体放出手段26と、前記警報制御
装置22と協動する前記出入口扉を構成するスイング扉
13、13’の開閉制御を行う扉制御装置25とから構
成されたもので有って、且つ前記扉制御装置25は、前
記起動手段21の起動信号に対応して前記人体検知セン
サー24が人体を検知すると、前記出入口扉部に於ける
当該スイング扉13、13’の開扉速度を通常よりも遅
くするか、その開扉の為の旋回負荷を大きくする様に制
御すると共に、前記液体放出手段26は、警報制御装置
22からの所定の信号に基づき、前記出入口のスイング
扉13、13’を開けてその開口域を通過しようとする
犯人に対して目印となる液体を吹き付ける様に構成され
ている防犯装置が示されている。
【0009】尚、図1に於ける本発明の一具体例於い
ては、2枚のスイング扉13、13’が、観音開き状に
使用されている例を示してあるが、当該スイング扉は一
枚で有っても良い事は言うまでもない。図1(B)は、
図1(A)の構成の概略を説明するブロックダイアグラ
ムである。
【0010】更に、本発明に係る防犯装置に於いては、
図3及び図4に示す様に、前記店舗の出入口Eを構成し
ているスイング扉13、13’は、前記スイング扉1
3、13’の開閉旋回を制御する電気錠50と前記スイ
ング扉13、13’の旋回力を制御する電磁ブレーキ6
0とを有し、当該電気錠50と電磁ブレーキ60とは、
前記起動手段21により作動する警報制御装置22から
の適宜の情報に従って作動する前記扉制御装置25の出
力指令信号に応答して作動するものである。
【0011】此処で、本発明に使用されている該電磁ブ
レーキ60は、図4に示す様に、当該スイング扉13の
旋回接続部に近接して設けられたものであり、当該スイ
ング扉13の旋回負荷を電気的に調整する機能を有する
ものである。つまり、本発明に係る該電磁ブレーキ60
としては、上記機能を有するものであれば如何なるもの
でも使用しえるのであり、例えば、通常の状態に於いて
は、当該スイング扉13は、出来るだけ軽く又早く旋回
せしめられる様に、当該電磁ブレーキ60には、電流を
流さず、上記の様な事件が発生した場合には、当該スイ
ング扉13は、出来るだけ重く又遅く旋回せしめられる
様に、当該電磁ブレーキ60には、大きな電流を流す様
に設定した構成の電磁ブレーキを使用する事も可能であ
る。
【0012】一方、本発明に使用される該電気錠50
は、図3(A)と図3(B)に示されている様に、当該
スイング扉13の旋回先端部若しくはその近傍に対応す
る位置に設けられるもので有って、該警報制御装置22
からの制御信号に基づいて、当該スイング扉の如何なる
旋回動作も禁止する状態と、当該スイング扉の時計方向
若しくは反時計方向の何れか一方の方向にのみ旋回動作
を可能とする状態の何れかの状態を選択的に取り得る様
に構成されているものである。
【0013】例えば、図3(A)、図3(B)に示す様
に、本体51には、適宜のソレノイド等が内蔵され、
又、該本体51から、スイング扉13の両面に沿って当
該ソレノイド等により上下動しうるストッバー52、5
3が設けられている。図3に於いては、係るストッパー
52、53の両方が、当該スイング扉13の両面に沿っ
て降下した状態となっているので、この状態では、当該
スイング扉13は、時計方向若しくは反時計方向の何れ
にも旋回しえない状態となっており、又該ストッパー5
2、53の一方でも、当該ソレノイドの作用によって、
上方に引き上げられていれば、その方向に当該スイング
扉13は旋回しえる様になる。
【0014】又、本発明に係る該電気錠50の他の例と
しては、図3(C)に示す様に、該スイング扉13の上
面平坦部55に適宜の孔部56を設け、当該孔部内に嵌
入、脱出しえる該ストッパー部54を、適宜のソレノイ
ド等が内蔵されている本体部51により制御する事によ
って、当該スイング扉13を旋回自在とするか、旋回禁
止の何れかの状態を選択的に採用する様にしたもので有
っても良い。
【0015】従って、当該警報制御装置22の制御信号
に基づいて、該扉制御装置25を駆動させ、当該電気錠
50のストッパー52、53の何れか或いは双方、若し
くはストッパー54を操作する事によって、該スイング
扉13の旋回可能状態と非旋回可能状態とを適宜選択的
に設定する事が可能となる。本発明に係る当該電磁ブレ
ーキ60は当該扉制御装置25からの制御信号に基づい
て、該スイング扉13の旋回負荷程度を適宜のレベルに
設定する事が可能な様に構成されている事が望ましい。
【0016】処で、本発明に係る防犯装置は、例えば強
盗等の犯人が店舗を襲った場合に、その犯人の逃走時に
逮捕や通報を行い易くし、又は犯人が逃走した後の追跡
と発見及び逮捕を容易にするための装置であり、店舗の
店員やその他、店内に居る者の安全性を図るべく、一
旦、店舗から外部への犯人の逃走を許容しつつ、犯人の
店舗からの出店過程で時間を要するようにし、又、目印
となる液体を放出し、その液体から可及的に迅速に追跡
と発見、逮捕を可能にせんとするものであり、金融機
関、コンビニアンス・ストア、スーパーマーケットを始
めとする店舗等には従来から設置されている警報装置、
つまり、監視カメラ、異常検出器、警報ランプやベル等
を有し、かつ遠隔の制御センター等と通信網や電話回線
を介して接続されている既存警報装置に組み合わせて構
成、作動されるものである。
【0017】図1の(A)を更に参照すると、建物ない
し店舗に適用される本発明の実施例に係る防犯装置の機
構を略示しており、店舗11は、その出入口に両開き式
の扉13を備え、又、内部にはカウンター15が具備さ
れると共に図示されてない店舗棚を用いて商品の販売が
行われている。カウンター15には、通常は店員Aが、
待機しており、このカウンター15の適宜位置には、強
盗、泥棒等の犯人Bが襲ってきた場合に、後述のように
操作する起動手段21が設けられている。この起動手段
21は手動、足操作式の何れでも良く、店員Aが容易に
操作でき、かつ、犯人Bからは見えにくい適宜位置に設
置される。この起動手段21は周知の警報装置(A/
A)22に信号線を介して結合されている。他方、店舗
の出入口のスイング扉13の近くには、同扉13の開閉
旋回動作を制御する扉制御装置(D/C)25が設けら
れ、かつ、スイング扉13には扉の開閉状態を検知する
扉開閉検知センサ23が、又、店舗内部側の該出入口E
の内側に、店舗11から人が出店する状態を検知する人
体検知センサ24が設けられている。そして、扉制御装
置25は、警報制御装置22と信号線を介して接続さ
れ、他方、スイング扉に設けられた扉開閉検知センサ2
3と店舗の内側に設けられた人体検知センサ24とは夫
々、扉制御装置25に接続され、かつ、同扉制御装置2
5を介して警報制御装置22に接続されている。なお、
上記の扉開閉検知センサ23は周知のマグネットセンサ
ーが利用出来、人体検知センサー24は、例えば、周知
のマットスイッチ、超音波センサ、赤外線センサー等が
利用できる。また、出入口の扉13の近傍には、犯人B
が店舗から逃走するときに、印付けするために同犯人B
に向かって特殊な液体28を放出するための液体放出手
段26が設けられ、警報制御装置22に接続されてい
る。同警報制御装置22には、図1(B)に示すよう
に、犯罪発生を報知するための警報ランプ29、警報ベ
ル又はゴング30が接続されている。
【0018】ここで、図1と共に図2を参照して、実施
例の作用を説明する。先ず、本発明に係る防犯装置は、
警報制御装置22に接続された起動手段21が店員Aに
よって操作されることにより、起動される構成にある。
即ち、先ず、店舗内で店員Aが犯人Bに襲われたとき
に、防犯装置を速やかに起動すべく起動手段21を手足
等を用いて操作する(ステップ1)。
【0019】このとき起動信号が警報制御装置22を介
して扉制御装置25に送出される。この結果、出入口E
のスイング扉13が店舗の外側から開閉旋回しえる状態
にあれば、直ちに開閉旋回状態が禁止される。ステップ
(2)即ち、当該電気錠50がONとなっているか否か
が判断され、NOであれば、ステップ(3)に於いて当
該電気錠50をON状態として当該スイング扉13が店
舗の外側から開閉旋回しえない状態にしてステップ
(4)に進む。
【0020】ステップ(2)に於いてYESであれば、
直接ステップ(4)に進む。ここで、スイング扉が完全
閉鎖していない場合に電気錠50がONとなっても扉が
閉鎖した時点でロックされ、スイング扉の開閉旋回が出
来なくなる。上記した様に、当該ステップ(3)に於い
ては、外側から新たにお客が入らない様にするものであ
るから、当該スイング扉13は、外側から開閉しえない
状態にしておく事で良く、店舗内にいる犯人が逃走する
為には、店舗の内側から開閉操作しえる状態にしておく
事が必要である。
【0021】次に、上述のスイング扉13の開閉旋回操
作が禁止された後、ステップ(4)に於いて、該扉制御
装置25は該スイング扉13の開扉旋回速度を通常の開
扉旋回速度よりも極端に低減させるように或いは、当該
スイング扉13の旋回負荷を大きくする様に、該電磁ブ
レーキ60を作動させる様に該扉制御装置25が作動す
る。
【0022】つまり、本発明に於いては、通常時には、
顧客が、容易に且つ短時間に当該スイング扉13を開扉
旋回させて、店舗の出入りを容易に且つ迅速に行う様に
設計されているが、一旦上記の様な事件が発生した場合
には、犯人が容易に逃走しない様に、且つ犯人に、店舗
内に閉じ込められたと言う様な意識を感じて、更に過激
な犯罪を犯す事の無いように、当該スイング扉13は、
通常時に比べて、ずっとゆっくり、且つかなりの力を加
えないと旋回しない様に構成するものである。
【0023】次いで、ステップ(5)では、店舗内で犯
人Bが金銭等を強奪した後に、出入口Eの扉13に向け
て逃走し、該スイング扉13に接近したとき、店舗内側
に設けられた人体検知センサ24が犯人Bを検知し、ス
テップ(6)に於いて、当該スイング扉13を店舗の内
側から外側に向けて開閉旋回しえる様に当該電気錠50
を操作作動させる様に電気錠50の外側のストッパ53
が引上げられる。
【0024】この場合、ステップ(3)に於いて、既
に、当該スイング扉13が店舗の内側から外側に向けて
のみ開閉旋回しえる様な状態に設定されている場合に
は、当該ステップ(6)は省略させても良い。次いで、
ステップ(7)に進み、また、上記した状態がセットさ
れた場合には、その情報は、扉制御装置25を介して警
報制御装置22へフィードバックされる。このとき、犯
人Bは、該スイング扉13の内側で、当該スイング扉を
開く操作を行う必要上、通り抜けが可能な程度開扉する
までの暫くの間、当該スイング扉13の前で立ち止まる
ことを余儀なくされる。従って、ステップ(7)では、
その間に、該警報制御装置22からの指令信号に応動し
て液体放出手段26が作動して液体28を強盗Bへ放出
する。
【0025】また、犯人Bは出入口を通過するのに時間
がかかるので、その間に警察に通報したり、犯人Bの体
つきや服装を記憶したり、可能な場合に取り押えて逮捕
する等の処理を行うことが可能となる。なお、既述の如
く、液体28は水鉄砲状あるいは噴霧状に人体に噴射さ
れ、その付着した液体が後刻、犯人追跡の為の手掛かり
となる性状を有するものである。
【0026】こうして犯人Bが液体28を浴びた状態で
扉13の開口を通り過ぎると、店舗内に設けられた人体
検知センサ24はオフ状態に戻るステップ(8)。即
ち、ステップ(8)に於いて、該人体検知センサ24
が、OFFか否かが判断され、NOであれば、当該ステ
ップ(8)の操作が繰り返され、YESであれば、ステ
ップ(9)に進んで、液体放出手段26による液体放出
が停止する。
【0027】ステップ(10)では、一旦犯人が当該ス
イング扉13を旋回させて、該店舗の外側に出た後、該
スイング扉13が再び閉鎖されて当該電気錠50が作動
しているか否かが判断され、NOであれば、当該ステッ
プ(10)の操作が繰り返され、YESであれば、犯人
Bは、出入口から店舗外に逃走し再度、店内に戻ること
が出来なくなるので、ステップ(11)に進んで、警報
制御装置22は、扉開閉検知センサ23が扉の開状態を
検知すると、その警報ランプ29や警報ベルまたはゴン
グ30から構成される警報報知手段70を作動させ強盗
事件の発生を警報する。
【0028】なお、出入口のスイング扉13の開扉時に
逃走した犯人Bは、扉13が閉じた後、ロックされるの
で、一旦、外部へ出た犯人Bが又、店舗内へ引き返すこ
とは出来ないのである。又、係る警報状態は、所定の時
間が経過した後、或いは店員が所定の手続に従って、当
該警報状態を解除する事により、元の通常の状態に戻す
事が可能であり、その場合には、該電気錠50と該電磁
ブレーキ60の作動がOFF状態とされる。
【0029】以上の防犯装置の作動過程から明らかなよ
うに、出入口の扉13の開扉速度を低減させる構成とし
たから、強盗犯人Bの逃走過程で、閉じ込められたと感
ずる錯覚を覚えさせることがなく、従って、店舗の店員
A、その他の人へ逆上して危害を及ぼすという危惧を充
分に回避することができるのである。本発明に係る当該
警報制御装置22には、上記した様に、適宜の警報表示
手段70が接続されており、当該警報表示手段70は、
該液体放出手段26が液体を放出した事、扉が閉鎖され
該電気錠が、当該スイング扉の旋回を禁止した状態にな
った事を検出した後に駆動される様に構成されている事
が好ましい。
【0030】更に、本発明に於いては、当該警報制御装
置22には、当該警報制御装置22が正確に作動してい
るか否かを確認する為に、店員に対しては見やすく、当
該犯人には見えにくい位置に確認表示手段80が設けら
れているもので有って、例えば表示部は視野角を狭く
し、表示部の向きを自在可能とする様フレキシブルパイ
プやケーブルを支持部として利用する事が望ましい。尚
当該確認表示手段80は、該警報制御装置22と接続さ
れているものである。
【0031】又、当該警報制御装置22には、適宜の間
隔を於いて、当該警報制御装置22が正常に作動するか
否かをテストする必要があり、特に液体放出手段26が
正常に作動するか否かを検査する必要がある。然しなが
ら、当該テスト時には、実際に当該液体を放出させる事
が出来ないので、本発明に於いては、特に上記テスト時
に於いて、テストを実行するテストモードを選択する選
択手段を設け、当該テストモードに於いては、該液体放
出手段26が実際には液体28を放出しないが、当該液
体28を放出する動作が確実に実行されているか否かを
判断し、当該液体28を放出する動作が確実に実行され
ている場合に、液体放出確認を表示する液体放出確認表
示手段90が接続されている事が望ましい。
【0032】このように構成すれば、犯人が店舗外に逃
走しても、目印となる液体を浴びているから、例えば対
応の液体検出器、即ち、例えば、液体28が特殊な紫外
線ランプを照射すると色が変化する様な塗料からなれ
ば、紫外線ランプ装置を用いることにより、早期に犯人
の追跡、発見、逮捕が可能になるのである。その他、蛍
光塗料や後刻、区別できる臭い付きの液体等であっても
良い。また、事件発生時に、店員により起動手段21が
操作されたときに警報制御装置22と電話回線等を介し
て接続されている遠隔の警備センターに異常信号を送出
するようにしても良い。更に、起動手段21の操作に応
動して近時、拡張されつつあるCCTVシステムやサー
ベスランスカメラを起動するようにしても良い。
【0033】又、本実施例では出入口扉をスイング扉と
して説明したが、これに限らず、スライド式の扉等で有
っても良い。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例の記載を介して明らかなよ
うに、本発明による防犯装置は、従来から汎用、既設さ
れている警報制御装置と組み合わせた機構により、店舗
内で強盗を働いた犯人が店舗から外部へ逃走する過程
で、店員や店舗内に居る人間に危害を及ぼうことを極
力、回避すべく、むしろ逃走路を与え、その逃走路上の
店舗扉領域で、急ぎ逃走する犯人が逃走に時間を要する
ようにして、必要な処理を行ない又、犯人に特殊な液体
を浴びせ、後刻、犯人の追跡、発見、逮捕を容易にする
構成としたから、安全の確保を図りつつ、犯人の追跡を
容易に、かつ、早期に達成可能としたものである。
【0035】また、本発明は、警報制御装置との組み合
わせ機構として形成されていることから、犯人が逃走過
程に入った時点で警報制御装置により、店舗内及び警備
センターや警察機関に報知されるので、安全の確保と迅
速な警戒体制とを確立できる効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る防犯装置の第1の実施例
を示す略示機構図である。(B)は同じく同実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】同第1実施例の作用フローチャートである。
【図3】図3は、本発明に使用される電気錠の具体例の
構成の概要を説明する図である。
【図4】図4は、本発明に係るスイング扉13と電磁ブ
レーキとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11…店舗 13、13’…扉 113…内側スイング扉 114…外側スイング扉 15…カウンター 21…起動手段 22…警報制御装置 23…扉開閉検知センサ 24…人体検知センサ 25…扉制御装置 26…液体放出手段 28…液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−159084(JP,A) 実開 平1−159084(JP,U) 実開 昭56−16773(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/00 - 15/02 E05G 5/02 E05B 45/06 E05F 15/10

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗等で緊急時に起動信号を警報制御装
    置に向けて発する起動手段と、 店舗建物の出入口に設置された出入口扉と、 前記警報制御装置と協動する前記出入口扉の開閉制御を
    行う扉制御装置とを具備して構成されたもので有って、
    且つ前記扉制御装置は、前記起動手段の起動信号に対応
    して、前記出入口扉に於ける当該扉の開速度を通常より
    も遅くするか、その開負荷を大きくする様に制御するこ
    とを特徴とする防犯装置。
  2. 【請求項2】 前記出入口扉はスイング扉に構成され、
    前記スイング扉の開閉を制御する電気錠と前記スイング
    扉の旋回力を制御する電磁ブレーキとを有し、当該電気
    錠と電磁ブレーキとは、前記起動手段により作動する警
    報制御装置からの適宜の情報に従って作動する前記扉制
    御装置に応答して作動するものである事を特徴とする請
    求項1記載の防犯装置。
  3. 【請求項3】 該電気錠は、当該扉制御装置からの制御
    信号に基づいて、該スイング扉の如何なる旋回動作も禁
    止する状態と、当該スイング扉の時計方向若しくは反時
    計方向の少なくとも何れか一方の方向に旋回動作を可能
    とする状態の何れかの状態を選択的に取り得る様に構成
    されている事を特徴とする請求項2記載の防犯装置。
  4. 【請求項4】 該電磁ブレーキは当該扉制御装置からの
    制御信号に基づいて、該スイング扉の旋回負荷程度を適
    宜のレベルに設定する事が可能な様に構成されている事
    を特徴とする請求項2記載の防犯装置。
  5. 【請求項5】 前記扉制御装置は、通常は前記出入口の
    スイング扉の旋回操作を可能となる様に作動するが、前
    記起動手段が操作されると、前記出入口扉の外側からの
    開閉動作を阻止する構成にした請求項2乃至4の何れか
    に記載の防犯装置。
  6. 【請求項6】 当該警報制御装置には、適宜の警報表示
    手段が接続されており、当該警報表示手段は、該出入口
    の内側に設けられた人体検知センサーが、人体を検知し
    なくなった事、該電気錠が、当該扉の開を禁止した状態
    になった事を検出した後に駆動される様に構成されてい
    る事を特徴とする請求項乃至5の何れかに記載の防犯
    装置。
  7. 【請求項7】 当該警報制御装置には、当該警報制御装
    置が正確に作動しているか否かを確認する為の確認表示
    手段が接続されていることを特徴とする請求項1乃至
    のいずれかに記載の防犯装置。
  8. 【請求項8】 当該警報制御装置には、液体放出手段が
    接続されており、前記液体放出手段は、前記出入口扉を
    開けてその開口域を通過する犯人に対して液体を吹き付
    ける様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至
    の何れかに記載の防犯装置。
  9. 【請求項9】 当該警報制御装置には、テストモードに
    於いて、該液体放出手段が実際には液体を放出しない
    が、当該液体を放出する動作が確実に実行されている場
    合に、液体放出確認を表示する液体放出確認表示手段が
    接続されている事を特徴とする請求項8に記載の防犯装
    置。
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