JP3159751B2 - 犯人追跡装置 - Google Patents

犯人追跡装置

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JP3159751B2 JP31914491A JP31914491A JP3159751B2 JP 3159751 B2 JP3159751 B2 JP 3159751B2 JP 31914491 A JP31914491 A JP 31914491A JP 31914491 A JP31914491 A JP 31914491A JP 3159751 B2 JP3159751 B2 JP 3159751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、店舗等における強盗の
犯人追跡装置に関するものであり、特に、犯人が逃亡す
るとき、後で、犯人追跡、逮捕に有効なマーカーを犯人
に放出する犯人追跡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強盗等に襲われたとき、目く
らましのスプレーを吹きかけたり、夜間でも目だつ液体
等を投げつける等の商品は提案、かつ、実用化される傾
向に有る。これらは、強盗に襲われた当事者が心理的に
動揺しており、必ずしも、強盗に命中するという保証も
なく、又、後の段階で犯人を追跡ための有効な手掛かり
ともなり得なかった。また、予め警戒された領域に侵入
者が侵入したとき侵入者に対し、嫌嗅性のガスを放出す
るシステム等も提案されているが、これも、犯罪を未然
に防ぐと言う点に主眼を置いているので、必ずしも後の
時点で、犯人逮捕に結び付くものでもなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】依って、本発明の目的
は、金融機関、コンビニエンスストア等強盗に襲われる
可能性のある全ての店舗において、逃走後に、犯人の追
跡に有効なマーカーを放出し、犯人の追跡発見と逮捕と
を容易にする犯人追跡装置を提供せんとすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の発明目的に鑑み、
本発明の基本技術思想によると、店舗等で店員相手の強
盗等の脅迫行為が発生した場合の緊急時に操作され、起
動信号を警報制御手段に向けて発する起動スイッチと、
店舗建物の出入口に設置された出入口扉と、前記出入口
の内側に設置された出口用人体検知センサーと、出入口
を通過する侵入者に対して指令信号に応じてマーカーを
放出するマーカー放出手段と、前記出入口扉の開閉を行
う前記警報制御手段と協動する扉制御装置とを、具備し
て構成され、前記起動スイッチの起動信号に対応して前
出口用人体検知センサーが人体を検知すると、前記扉
制御装置が、前記出入口扉を通常よりも低速度で自動開
扉せしめ、前記マーカー放出手段は、前記出入口扉の開
口域を通過する侵入者に対してマーカーを吹き付けるこ
とを特徴とした犯人追跡装置が提供される。以下、本発
明を店舗出入口における扉形態に応じた種々の実施例に
基づいて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0005】
【実施例】図1は、本発明に係る犯人追跡装置の第1の
実施例を示す略示機構図とその構成を示すブロック図、
図2は同実施例の作用フローチャート、図3は本発明に
係る犯人追跡装置の第2の実施例を示す機構説明図と構
成を示すブロック図、図4は同実施例のブロック図、図
5は本発明の第3の実施例に係る犯人追跡装置が適用さ
れる建物の回転扉式出入口を示す斜視図、図6は同第3
の実施例の構成を示すブロック図、図7は同実施例のフ
ローチャートである。
【0006】発明に係る犯人追跡装置は、強盗等の犯
人が店舗を襲った場合に、その犯人が逃走した後の追跡
と発見及び逮捕を容易にするための装置であり、店舗の
店員やその他、店内に居る者の安全性を図るために、一
旦、店舗から外部への犯人の逃走を許容しつつ、犯人の
店舗からの出店過程でマーカーを放出し、そのマーカー
によって可及的に迅速に追跡と発見、逮捕を可能にしよ
とするものであり、金融機関、コンビニアンス・スト
ア、スーパーマーケットを始めとする店舗等に従来から
設置されている警報装置、つまり、監視カメラ、異常検
出器、警報ランプやベル等を有し、かつ遠隔の制御セン
ター等と通信網や電話回線を介して接続されている既存
警報装置に組み合わせて構成、作動されるものである。
【0007】図1の(a)を参照すると、建物ないし店
舗に適用される本発明の第1の実施例に係る犯人追跡装
置の機構略示されている。店舗11は、その出入口に
両開き式の扉13を備えており、内部にはカウンター1
5が具備されると共に図示されてない店舗棚を用いて
商品の販売が行われている。カウンター15には通常は
店員Aが待機しており、このカウンター15の適宜位置
には、強盗、泥棒等の犯人Bが襲ってきた場合に、後述
のように操作する起動スイッチ21が設けられている。
この起動スイッチ21は手動、足操作式の何れでも良
く、店員Aが容易に操作でき、かつ、犯人Bからは見え
にくい適宜位置に設置される。この起動スイッチ21は
周知の警報装置(A/A)22に信号線を介して結合さ
れている。他方、店舗の出入口の扉13の近くには、同
扉13の開閉動作を制御する扉制御装置(D/C)25
が設けられ、かつ、店舗の出入口の外側から見て入口側
に、人が入店するのを検知する入口用人体検知センサ2
3が、又、店舗内部側から人が出店する時に検知する出
口用人体検知センサ24が設けられている。そして、扉
制御装置25は、警報装置22と信号線を介して接続さ
れ、他方、入口用人体検知センサ23と出口用人体検知
センサ24とは夫々、扉制御装置25に接続され、か
つ、同制御装置25を介して警報装置25に接続されて
いる。なお、上記の人体検知センサ23、24は、例え
ば、周知のマットスイッチ、超音波センサ等が利用でき
る。また、出入口の扉13の近傍には、犯人Bが店舗か
ら逃走するときに、印付けするために同犯人Bに向かっ
て特殊な液体やガス等からなるマーカー28を放出する
ためのマーカー放出手段26が設けられ、扉制御装置2
5を介して警報装置22に接続されている。同警報装置
22には、図1(b)に示すように、犯罪発生を報知す
るための警報ランプ29、警報ベル又はゴング30が接
続されている。
【0008】ここで、図1と共に図2を参照して、第1
の実施例の作用を説明する。先ず、本発明に係る犯人追
跡装置は、警報装置22に接続された起動スイッチ21
が店員Aによって操作されることにより、起動される構
成にある。
【0009】即ち、先ず、店舗内で店員Aが強盗Bに襲
われたときに、犯人追跡装置を速やかに起動するために
起動スイッチ21を手足等を用いて操作する(ステップ
1)。このとき起動信号が警報装置22を介して扉制御
装置25に送出される。この結果、出入口の両開式扉1
3が開放状態にあれば、直ちに閉鎖される(ステップ
2、3)。なお、出入口の扉13の開閉状態の検知に就
いては、例えば、マグネットスイッチ(図示なし)等に
よって確認され、扉制御装置25又は警報装置22へ確
認信号が常時、入力される構成にしておけば良い。また
このとき、出入口の扉13の自動開を行うための入口用
人体検知センサ23を無作動状態、つまりオフ状態にす
る(ステップ4)。このステップ4は、入口用人体検知
センサ23が扉13の外側に人(人体)を検知しても両
開式扉13が開動しないような構成にしても良い。これ
は、例えば、強盗が二人組で、一人が逃走し易いように
外側に立ち、扉13を開放状態に維持しようとするのを
回避すると共に、新たな客等の一般人が店舗内に入店す
るのを防止するためである。次に、上述の扉閉鎖のステ
ップが完了した時点で、扉制御装置25は扉13の自動
開扉速度を通常の開扉速度よりも極端に低減させるよう
に制御作動する(ステップ5)。店舗内で強盗Bが金銭
等を強奪した後に、出入口の扉13に向けて逃走し、扉
13に接近したとき、出口用人体検知センサ24が強盗
Bを検知してオン作動する(ステップ6)。この出口
人体検知センサ24のオンに伴って出入口の両開式扉1
3は低減された速度で開扉動作する。また、同オン信号
は、扉制御装置25を介して警報装置22へフィードバ
ックされる。このとき、強盗Bは、扉13の内側で、通
り抜けが可能な程度開扉するまでの暫くの間、立ち止ま
ることを余儀なくされる。従って、警報装置22からの
指令信号に応動してマーカー放出手段26が作動してマ
ーカー28を強盗Bへ放出する(ステップ7)。なお
ーカー28は液体またはガス体からなり、噴霧状に人
体に噴射され、その付着したマーカーが後刻、マーカー
センサで検出可能になる性状を有するものである。こう
して強盗Bがマーカーを浴びた状態で扉13の開口を通
り過ぎると、出口用人体検知センサ24はオフ状態に戻
る。故に、この出口用人体検知センサ24のオフ状態が
確認されると(ステップ8)、マーカー放出手段26に
よるマーカー放出が停止する(ステップ9)。かくし
て、強盗Bは、出入口から店舗外に逃走したことにな
る。従って、警報装置22は、出口用人体検知センサ2
4のオフ状態に応じて、その警報ランプ29や警報ベル
またはゴング30を鳴動させて強盗事件の発生を警報す
る(ステップ10、11)。なお、出入口の扉13の開
扉時に逃走した強盗Bは、扉13の外側で入口用人体検
知センサ23の検知範囲内を通過するが、この入口用人
体センサ23は、起動スイッチ21の起動時に、オフ状
態に設定されているから、強盗Bを検知しても、扉13
を開扉させる信号を送出することは無く、故に、一旦、
外部へ出た強盗Bが又、店舗内へ引き返すことは出来な
いのである。
【0010】以上の犯人追跡装置の作動過程から明らか
なように、出入口の扉13の開扉速度を低減させる構成
としたから、強盗犯人Bの逃走過程で、閉じ込められた
と感ずる錯覚を覚えさせることがなく、従って、店舗の
店員A、その他の人へ逆上して危害を及ぼすという危惧
を充分に回避することができるのである。
【0011】図3、図4は本発明の第2の実施例を説明
している。先ず、図3(a)、(b)を参照すると、こ
の実施例は、本発明に係る犯人追跡装置を風除室が出入
口に設けられた店舗に適用する場合の構成を示したもの
である。つまり、図3の(a)に明示のごとく、店舗外
部と店舗内部との境目の出入口領域には内扉13aと外
扉13bとを有した風除室14が設けられた店舗に適用
する場合の犯人追跡装置を示している。そして、この実
施例では、内扉13aの内外域と、外扉13bの内外域
とに夫々人体検知センサが設けられ点、風除室14の
内部にマーカー放出手段26を配設する点で前述の第1
の実施例と構成相違しているが、図3(b)のブロッ
ク図の構成から明らかなように、他の構成部分について
は両者の実施例は同様であり、故に、同参照番号を用
いて示してある。
【0012】実施例の人体検知センサは、外側扉用入
口人体検知センサ31、外側扉用出口人体検知センサ3
2、内側扉用入口人体検知センサ33、内側扉用出口人
体検知センサ34を備えており、これらの4つのセンサ
は何れも扉制御装置25に信号線を介して接続されてい
る。そして、外側扉用入口人体検知センサ31は、外扉
13bの外側からの入口域に設けられ、人が外扉13b
の入口に立つと、それを検知し、その検知信号に応じて
外扉13bが自動的に開扉されるように配設されてい
る。また外側扉用出口人体検知センサ32は、風除室1
4の中から外扉13bを通過して店舗外へ出るときに外
扉13bの内側へ人が立つと、それを検知し、その検知
信号に応じて外扉13bが自動的に開扉されるように配
設されている。内側扉用入口人体検知センサ33は、風
除室14の内部から内扉13aを通過して店舗内部へ入
人を検知して内扉13aを自動的に開扉する信号を発
するように配設されている。そして、内側扉用出口人体
検知センサ34は、店舗内から風除室14へ人が通過す
るときに内扉13aの内側に立った人を検知して同内扉
13aを開扉動作させる信号を発するように設けられて
いる。
【0013】本実施例による犯人追跡装置は、強盗犯人
の逃走過程で、風除室14内部を通過する時点でマーカ
ーを犯人に浴びせて外部に逃走後の犯人追跡、発見、逮
捕を容易にせんとするものである。以下に、この第2の
実施例の作用を図4に示すフローチャートに従って説明
する。
【0014】まず、店舗内で店員が強盗に襲われたと
き、速やかに起動スイッチ21を操作してオン状態にす
ると、このオン信号は、警報装置22へ送信され、警報
装置22を介して本追跡装置を起動状態にする(ステッ
プ1)。このとき、起動オン信号は警報装置22を介し
て扉制御装置25に送出されるので、同扉制御装置25
は、通常は扉状態に維持される両開き式の内扉13a
を所定の狭い間隔、例えば、開口が50cm程度の開扉
状態として停止する(ステップ2)。これは、内扉13
aが、以後の過程で素早く閉鎖を完了させ得るようにす
るためである。次に、外扉13bが閉鎖状態否かを外
側扉用入口人体センサ31及び外側扉用出口人体センサ
32の信号を介して確認する(ステップ3及び4)。そ
して、外扉13bが開扉状態が確認されたときは、警報
装置22から扉制御装置25を介して駆動信号を送出
し、外扉13bを閉扉する(ステップ5)。次に、警報
装置22から扉制御装置25を介して外扉13bと内扉
13aの入口用人体検知センサ31、33をオフ状態と
同じ状態に設定し(ステップ6)、これらのセンサ3
1、33が外部から店舗内に入店しようとする人を検知
しても扉制御装置25は外扉13bおよび内扉13aを
開扉動作しないようにする。つまり、第三者が店舗内に
入店して強盗事件に巻き込まれないようにするものであ
る。更に、強盗が店員を威して金銭等を強奪した後に逃
走しようとして内扉13aに接近すると、内側扉用出口
人体検知センサ34が強盗犯人を検知する(ステップ
7)。この内側扉用出口人体検知センサ34がオン状態
なり、次に犯人が予め開度が狭められた内扉13aを
通り抜けて、今度は内側扉用入口人体検知センサ33が
風除室14内に入った犯人を検知してオン状態になる
と、両オン状態のアンド条件に従って開度が狭められて
いる内扉13aが素早く閉扉され(ステップ8)、強盗
犯人は一旦風除室14内に追い込まれた状態となり、店
舗内部とは隔絶状態になる。従って、この時点で上記の
アンド条件を受信した警備装置22は、マーカー放出手
段26を作動させ(ステップ9)、犯人にマーカー28
を浴びせる。勿論、このマーカーは、犯人には分からな
い液体、またはガス体から成るマーカーである。なお、
このとき、内側扉用入口人体検知センサ33が、犯人の
検知でオン状態に成っても、内扉13aを開扉動作させ
ることはないように扉制御装置25が作動しているの
で、犯人が逆上して店舗内に戻ることは出来ない状態が
確立され、かつ、同内扉13aは、好ましくは耐破壊度
の高い防盗ガラスで構成されるので、店舗内の安全性は
確保される。次いで、強盗事件が発生したことを示すた
め、警報装置22は、その警報ランプ29、警報ベルま
たはゴング30を作動させる(ステップ10、11)。
このように構成すれば、犯人が店舗外にたとえ、外扉1
3bを破壊して逃走しても、マーカーを浴びているか
ら、対応のマーカー検出器、即ち、例えば、マーカー2
8が特殊な紫外線ランプを照射すると色が変化する様な
塗料からなれば、紫外線ランプ装置を用いることによ
り、早期に犯人の追跡、発見、逮捕が可能になるのであ
る。その他、後刻、区別できる臭い付きのガス体等であ
っても良い。また、事件発生時に、店員により起動スイ
ッチ21が操作されたときに警報装置22と電話回線等
を介して接続されている遠隔の警備センターに異常信号
を送出するようにしても良い。更に、起動スイッチ21
の操作に応動して近時、拡張されつつあるCCTVシス
テムやサーベランスカメラを起動するようにしても良
い。
【0015】なお、上述した第2の実施例において、店
舗の出入口の扉13a、13bは両開き式の扉として説
明したが、たの引き戸や開き戸であっても同様に本発明
が適用可能であることは言うまでもない。
【0016】図5〜図7は本発明の犯人追跡装置の第3
の実施例を示している。本実施例は、金融機関の店舗等
で汎用されている回転扉が店舗出入口に設けられ場合に
適用された例である。この種の回転扉13cは、店舗の
扉固定枠13dが形成する円筒空間から成る扉室の中心
で一方向にだけ、旋回する構造にあることは周知であ
り、扉13cを中心にして扉室内に複数の分離室を形成
して複数の人間が同時に扉を通過できるように形成され
ている。図5(a)〜(c)に示す例では扉13cが3
つの分離室を有している場合である。そして、本発明の
構成においては、回転扉13cと扉固定枠13dには、
同回転扉13cが定位置にあることを検出する定位置確
認手段50が設けられる。この定位置確認手段50は、
例えば、回転扉13cの先端に設置したマグネット51
と扉固定枠13dに固定設置されたマグネットセンサ5
2とから構成される。また、扉固定枠13dにおける外
部からの入口側の一端近傍には、作動時に回転扉13c
の回転を停止状態に固定させ得る例えば、適宜の機械的
ストッパから成る停止手段53が設けられる。他方、扉
固定枠13dの店舗内部からの出口側の近傍には、この
回転扉13cの回転作動と停止とを制御する扉制御装置
25が設けられる。その他の構成は上述した第1、第2
の実施例と略同構成から成り、従って、図6のブロック
図に同一の参照番号で示してある。本実施例はこのよう
な回転扉式の出入口を有した店舗における強盗事件に際
して犯人追跡、逮捕を可能にする装置を構成したもので
ある。
【0017】この第3の実施例作用を図7に示すフロ
ーチャートに従って説明する。先ず、店舗内の店員が強
盗に襲われたときに、速やかに起動スイッチ21を操作
する(ステップ1)。この起動スイッチ21による起動
信号は警報装置22を介して扉制御装置25に送出され
る。従って、扉制御装置25は回転扉13cが図5
(a)に示す所定位置状態、つまり、扉13cの一つの
先端が扉固定枠13dの端部に整合した状態になるまで
実線で示す矢印方向に回動させる(ステップ2)。この
回転扉13cの所定位置への到達は、扉固定枠13dに
設置されたマグネットセンサ52が回転扉13c側のマ
グネット51を検出することにより確認され、この所定
位置確認手段50の検出信号が得られるまで、扉制御装
置25を介して警報装置22は確認作用を繰り返す(ス
テップ3)。回転扉13cが上記の所定位置に達したこ
とが確認されると、回転扉室に設けられた停止手段53
が作動して回転扉13cを回転動作を阻止するための準
備段階に入る(ステップ4)。勿論、この段階では回転
扉13cは未だ、回転可能な状態にある。次いで、店舗
内で強盗犯人が、金銭等を強奪して逃走に入り(図5で
は犯人Bとして矢印により示してある)、扉室内に入
り、回転扉13cを回転可能な方向に押して回転させ、
扉室内を図5(b)の位置へ移動する。次いで更に、犯
人Bが扉を押動して図5(c)の状態に達すると、回転
扉13cは停止手段53の作用で回転が阻止されと同時
にロック状態になる(ステップ5)。この結果、強盗犯
人Bは扉室内に一旦閉じ込められ状態になり、店舗内
部とは隔絶される。故に、犯人が逆上して店舗内に引き
返して来ることは不可能であり、店舗内部の安全性
保される。そして、このように犯人Bが扉室内に閉じ込
められた状態に成ったとき、警報装置22がマーカー放
出手段26を駆動して扉室内の強盗犯人に向けてマーカ
ーの放出が行われる(ステップ6)。なお、回転扉13
cと扉固定枠13dの内部側は耐破壊性を有した防盗ガ
ラスで予め形成し、強盗犯人が凶器で破壊を企てても瞬
時には破壊しない特性を有する構造としておくことが好
ましい。この間に警報装置22は犯罪が発生したことを
放置すべく、警報ランプ29の点灯、警報ベルやゴング
30の鳴動を起動する(ステップ7、8)。こうして、
店舗内に強盗事件の発生を報知すると共に、警報装置2
2は回線を介して遠隔の警備センターへの通報等を行う
のである。そして、扉室内に閉じ込められた犯人Bが扉
固定枠13dの外部側を破壊し、店舗の外部に逃走して
も、犯人Bにはマーカーが既に浴びせられているから、
逃走後に、既述の実施例の場合と同様に、マーカー検出
器で簡単に犯人の追跡、発見、逮捕が可能と成るのであ
る。本実施例においても、起動スイッチ21の操作に応
動してCCTVシステムやサーベランスカメラを起動
するように構成しても良い。
【0018】
【発明の効果】以上の第1〜第3の実施例の記載を介し
て明らかなように、本発明による犯人追跡装置は、従来
から汎用、既設されている警報装置と組み合わせた機構
により、店舗内で強盗を働いた犯人が店舗から外部へ逃
走する過程で、店員や店舗内に居る人間に危害を及ぼ
ことを極力回避するために、むしろ犯人に逃走路を与え
、その逃走路上の店舗扉領域において、急いで逃走す
る犯人に特殊なマーカーを浴びせることにより、後刻、
そのマーカーを特定の機器によって検出できる状態を確
立して、犯人の追跡、発見、逮捕を容易にする構成とし
ものであって本発明の装置によれば、店員等の安全
確保しながら、犯人の追跡を容易にするので犯人を
早期に発見して逮捕することが可能になる。また、本発
明は、警報装置との組み合わせ機構として形成されてい
ることから、犯人が逃走過程に入った時点で警報装置に
より、店舗内及び警備センターや警察機関に報知される
ので、安全の確保と迅速な警戒体制とを確立できる効果
も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る犯人追跡装置の第1の実
施例を示す略示機構図である。(b)は同じく同実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】同第1実施例の作用フローチャートである。
【図3】(a)は本発明に係る犯人追跡装置の第2の実
施例を示す機構説明図である。(b)は同第2実施例の
構成を示すブロック図である。
【図4】同第2実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る犯人追跡装置が適
用される建物の回転扉式出入口を示す斜視図である。
【図6】同第3の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】同第3実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
11…店舗 13…扉 13a…内扉 13b…外扉 13c…回転扉 13d…固定扉枠 15…カウンター 21…起動スイッチ 22…警報装置 23…入口用人体検知センサ 24…出口用人体検知センサ 25…扉制御装置 26…マーカー放出手段 28…マーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/08 E05G 5/00 G08B 15/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗等で店員相手の強盗等の脅迫行為が
    発生した場合の緊急時に操作され、起動信号を警報制御
    手段に向けて発する起動スイッチと、 店舗建物の出入口に設置された出入口扉と、 前記出入口の内側に設置された出口用人体検知センサー
    と、 出入口を通過する犯人に対して指令信号に応じてマーカ
    ーを放出するマーカー放出手段と、 前記出入口扉の開閉を行う前記警報制御手段と協動する
    扉制御装置とを、 具備して構成され、前記起動スイッチの起動信号に対応
    して前記出口用人体検知センサーが人体を検知すると、
    前記扉制御装置が、前記出入口扉を通常よりも低速度で
    自動開扉せしめ、前記マーカー放出手段は、前記出入口
    扉の開口域を通過する犯人に対してマーカーを吹き付け
    ることを特徴とする犯人追跡装置。
  2. 【請求項2】 前記出入口の外側に設置された入口用人
    体検知センサーを設け、前記扉制御装置は、通常は前記
    入口用人体検知センサーの人体検知により前記出入口扉
    を開閉動作し、前記起動スイッチが操作されると、前記
    入口用人体検知センサーが人体を検知しても前記扉制御
    装置は前記出入口扉の開扉を阻止する構成にした請求項
    1に記載の犯人追跡装置。
  3. 【請求項3】 店舗等で店員相手の強盗等の脅迫行為が
    発生した場合の緊急時に操作され、起動信号を警報制御
    手段に向けて発する起動スイッチと、 店舗建物の出入口内側に設置された内側扉と、 建物の出入口の外側に設置され、前記内側扉と共に室部
    分を形成する外側扉と、 前記内側扉及び外側扉の外側に夫々設置された入口用人
    体検知センサーと、 前記内側扉及び外側扉の内側に夫々設置された出口用人
    体検知センサーと、 出入口扉を制御する扉制御装置と、 犯人に対してマーカーを放出するマーカー放出手段と
    を、 具備して構成され、前記起動スイッチが操作された場合
    には、前記外側扉及び内側扉の入口用人体検知センサー
    が人体を検知しても前記扉制御装置は前記外側扉及び内
    側扉の開動作を行わず、前記内側扉の出口用人体検知セ
    ンサーが人体を検知し、その後前記内側扉の口用人
    体検知センサーが人体を検知ると前記内側扉を閉鎖
    し、前記マーカー放出手段前記内側扉と外側扉との間
    の犯人に対してマーカーを吹き付けることを特徴とする
    犯人追跡装置。
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