JP2001093055A - 防犯用塗料噴射装置 - Google Patents

防犯用塗料噴射装置

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JP2001093055A
JP2001093055A JP26356299A JP26356299A JP2001093055A JP 2001093055 A JP2001093055 A JP 2001093055A JP 26356299 A JP26356299 A JP 26356299A JP 26356299 A JP26356299 A JP 26356299A JP 2001093055 A JP2001093055 A JP 2001093055A
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person
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JP26356299A
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Tadashi Sugimoto
匡史 杉本
Yasuhiko Matsumoto
康彦 松本
Shingo Okawa
大河  真吾
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Original Assignee
Optex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 店の外から入ってきた人に対して誤って塗料
が噴射されることを防止できる防犯用塗料噴射装置を提
供する。 【解決手段】 強盗が発生したことを示す強盗発生告知
信号を出力する強盗発生告知部1と、人が出入り口を通
過したときに、その人が、屋外側から出入り口を通過し
たのか、屋内側から出入り口を通過したのかを判別する
方向判別部2と、強盗発生告知部1から強盗発生告知信
号が出力されており、かつ、方向判別部2によって人が
屋内側から出入り口を通過したことが判別されたときに
塗料を噴射する塗料噴射部3とからなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋内から逃走しよ
うとしている強盗犯人に塗料を噴射して、この塗料を強
盗犯人を追跡する際の手掛かりとするための防犯用塗料
噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンビニエンスストアや金融機関
営業店等の店内に強盗犯人が押し入ったときに、螢光塗
料等の落ちにくい塗料を強盗犯人に付着させて、その
後、強盗犯人を追跡する際の手掛かりにするという方法
が有る。
【0003】この塗料を強盗犯人に付着させる方法の一
例としては、強盗犯人にぶつけると破裂して中から塗料
が飛び出すボールを用いて、店員が強盗犯人にこのボー
ルをぶつけて塗料を付着させるという方法がある。
【0004】また、電源スイッチによる遠隔操作で、出
入り口に設けておいた噴射口から店を出ていく強盗犯人
に塗料を噴射する装置を用いた方法も有る。この装置の
一例としては、実開平6−75092号公報に開示され
ている犯人識別装置がある。この犯人識別装置は、電源
スイッチ、ボンベ、塗料タンクおよび塗料噴射口等から
構成されている。
【0005】この犯人識別装置のうちのボンベ、塗料タ
ンクおよび塗料噴射口は店の自動ドア上方に設けられて
いる。そして、強盗犯人が店から出て行こうとしたとき
に店員が電源スイッチをオン状態にすれば、強盗犯人の
頭に向けて塗料噴射口から塗料が吹きつけられる。その
結果、この塗料を手掛かりに強盗犯人を特定することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ボールを用いた方法では、強盗犯人に遠くからボールを
投げつけた場合には、命中率が低くなり確実に塗料を付
着させることが困難になり、一方、確実にボールをぶつ
けるために強盗犯人に近づいてからボールを投げつけた
場合には、店員が危険にさらされる可能性があるといっ
た問題があった。
【0007】また、犯人識別装置を用いた方法では、店
員が電源スイッチをオン状態にした後に店の外から新た
な客や通報を受けた警官が入ってくると、この客や警官
に塗料がかかるといった問題があった。
【0008】さらに、塗料によって店内が汚染される場
合があるといった問題や、塗料を吹きつけるタイミング
が遅くて、強盗犯人に塗料が付着しない場合があるとい
った問題もあった。
【0009】本発明はこのような問題を解決すべく創案
されたもので、店の外から入ってきた人に対して誤って
塗料が噴射されることを防止できる防犯用塗料噴射装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
防犯用塗料噴射装置は、強盗が発生したことを示す強盗
発生告知信号を出力する強盗発生告知手段と、人が出入
り口を通過したときに、その人が、屋外側から出入り口
を通過したのか、屋内側から出入り口を通過したのかを
判別する方向判別手段と、強盗発生告知手段から強盗発
生告知信号が出力されており、かつ、方向判別手段によ
って人が屋内側から出入り口を通過したことが判別され
たときに塗料を噴射する塗料噴射手段とからなることに
よって特徴付けられるものである。以上の構成により、
屋内側から出入り口に近づいてきた人や屋内側から出入
り口を通過した人に対してのみ、塗料を噴射することが
できる。
【0011】本発明の請求項2記載の防犯用塗料噴射装
置は、前記塗料噴射手段が出入り口の屋外側に配置され
ており、出入り口を通過した人に対して出入り口の屋外
側で塗料を噴射することによって特徴付けられるもので
ある。以上の構成により、噴射された塗料によって店内
が汚染されることを防止できる。
【0012】本発明の請求項3記載の防犯用塗料噴射装
置は、前記方向判別手段が、出入り口の屋外側に配置さ
れており、出入り口の屋外側に人が存在しているときに
人体検知信号を出力する第1人体検知手段と、出入り口
の屋内側に配置されており、出入り口の屋内側に人が存
在しているときに人体検知信号を出力する第2人体検知
手段とを備えており、前記方向判別手段は、第1人体検
知手段から人体検知信号が出力され、かつ、出入り口が
開状態になった後に、第2人体検知手段から人体検知信
号が出力された場合には、人が屋外側から出入り口を通
過したと判断し、第2人体検知手段から人体検知信号が
出力され、かつ、出入り口が開状態になった後に、第1
人体検知手段から人体検知信号が出力された場合には、
人が屋内側から出入り口を通過したと判別することによ
って特徴付けられるものである。以上の構成により、例
えば、既設の自動ドアの開閉用センサを方向判別手段と
して使用することができる。
【0013】本発明の請求項4記載の防犯用塗料噴射装
置は、強盗が発生したことを示す強盗発生告知信号を出
力する強盗発生告知手段と、出入り口が閉状態のときに
人が屋内側から出入り口に近づいたことを検知する人体
検知手段と、強盗発生告知手段から強盗発生告知信号が
出力されているときには、出入り口の開タイミングを遅
らせる開閉時間制御手段と、強盗発生告知手段から強盗
発生告知信号が出力されており、かつ、人体検知手段に
よって人が屋内側から出入り口に近づいたことが検知さ
れたときに、出入り口が開状態になる前に、出入り口の
屋内側で出入り口に近づいた人に対して塗料を噴射する
塗料噴射手段とからなることによって特徴付けられるも
のである。以上の構成により、強盗犯人が出入り口の前
で出入り口が開状態になるのを立ち止まって待っている
間に、塗料を噴射することができる。
【0014】この強盗発生告知手段としては、万引き防
止用に従来から使用されている非接触型スイッチを使用
してもよい。この非接触型スイッチの一例としては万引
き防止タグがあり、この万引き防止タグを商品に取付け
ておくと、この商品を持ち出そうとしたときに出入り口
ゲートに反応し、警報が鳴るというものである。本発明
においては、強盗犯人に渡す現金自体や現金を入れる袋
等にこの万引き防止タグを取り付けておき、レジやカウ
ンタからこの現金を取り出したときに、強盗発生告知信
号としての電気信号や無線信号が自動的に出力されるよ
うに設定しておけばよい。また、この非接触型スイッチ
の代わりに接触型スイッチを使用してもよく、この場合
には、カウンタの裏側等、強盗犯人の目につきにくい場
所に接触型スイッチを設けておき、強盗犯人が逃走しよ
うとしたときに店員がこの接触型スイッチを押せば強盗
発生告知信号が出力されるように設定しておけばよい。
【0015】また、方向判別手段としては、自動ドアの
開閉用に、自動ドアの屋内側と屋外側とにそれぞれ設け
られた2個の人体検知センサを用いてもよい。
【0016】また、塗料噴射手段としては、ボンベ、塗
料タンクおよび塗料噴射口と、強盗発生告知信号を受信
するとともに、方向判別手段から所定の信号が出力され
たときに、予め設定されたタイミングで、ボンベにより
塗料噴射口から塗料を噴射させる噴射制御部とからなる
ものを使用すればよい。
【0017】上記のような構成の防犯用塗料噴射装置を
店に設置しておけば、強盗犯人が現金を受け取ることま
たは店員が所定のスイッチを押すことによって強盗発生
告知手段から強盗発生告知信号が出力され、店から強盗
犯人が出てきたとき、または出て行こうとするときに、
この強盗犯人に対して塗料を自動的に吹きつけることが
できる。従って、店員が強盗犯人に近づかなくても強盗
犯人に塗料を付着させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の防犯用塗料噴射装
置の実施の形態について説明する。 [実施の形態1]まず、本発明の防犯用塗料噴射装置の
実施の形態1について図面を参照しつつ説明する。
【0019】図1は、本発明の防犯用塗料噴射装置の実
施の形態1を示すブロック図である。
【0020】この防犯用塗料噴射装置は、強盗が発生し
たことを示す強盗発生告知信号を出力する強盗発生告知
部1と、人が出入り口を通過したときに、その人が、屋
外側から出入り口を通過したのか、屋内側から出入り口
を通過したのかを判別する方向判別部2と、強盗発生告
知部1から強盗発生告知信号が出力されており、かつ、
方向判別部2によって人が屋内側から出入り口を通過し
たことが判別されたときに塗料を噴射する塗料噴射部3
とからなるものである。
【0021】この実施の形態においては、強盗発生告知
部1は方向判別部2に接続されており、この方向判別部
2は、強盗発生告知部1から強盗発生告知信号が出力さ
れたときのみ、塗料噴射部3に塗料を噴射させるための
制御信号を出力する。
【0022】また、塗料を噴射する場所としては、出入
り口の屋内側でも屋外側でもよいが、店内汚染を防止す
るためには、出入り口の屋外側で塗料を噴射することが
好ましい。
【0023】この強盗発生告知部1としては、万引き防
止用に従来から使用されている非接触型スイッチが使用
できる。本発明においては、強盗犯人に渡す現金自体や
現金を入れる袋等にこの万引き防止タグを取り付けてお
き、レジやカウンタからこの現金を取り出せば、万引き
防止タグから強盗発生告知信号としての無線信号が出力
される。また、万引き防止タグから無線信号が出力され
る代わりに、レジやカウンタから万引き防止タグ付きの
現金が取り出されたことを検知する取り出し検知部(従
来から使用されている出入り口ゲートと同様の機能を有
するもの)から強盗発生告知信号としての電気信号が出
力されてもよい。さらに、この非接触型スイッチの代わ
りに接触型スイッチを使用してもよい。この場合には、
カウンタの裏側等、強盗犯人の目につきにくい場所に接
触型スイッチを設けておき、店員がこの接触型スイッチ
を押せば強盗発生告知信号が出力される。
【0024】また、出入り口が自動ドアである場合に
は、方向判別部2を構成するセンサとして、出入り口付
近に通常設けられている屋外側の人体検知センサ(以
下、「第1人体検知センサ」という)と屋内側の人体検
知センサ(以下、「第2人体検知センサ」という)とを
用いることができる。
【0025】これらの第1人体検知センサおよび第2人
体検知センサを使用したときには、方向判別部2は、例
えば、第1人体検知センサから人体検知信号が出力さ
れ、かつ、出入り口が開状態になった後に、第2人体検
知センサから人体検知信号が出力された場合には、人が
屋外側から出入り口を通過したと判断される。一方、第
2人体検知センサから人体検知信号が出力され、かつ、
出入り口が開状態になった後に、第1人体検知センサか
ら人体検知信号が出力された場合には、人が屋内側から
出入り口を通過したと判別する。
【0026】また、塗料噴射部3としては、ボンベ、塗
料タンクおよび塗料噴射口と、噴射制御部とからなるも
のが使用可能である。この噴射制御部は、方向判別部2
が人が屋内側から出入り口を通過したことを判別したと
きにこの方向判別部2から出力される制御信号を受信し
たときに、ボンベにより塗料噴射口から塗料を噴射させ
る。
【0027】次に、この防犯用塗料噴射装置の設置例に
ついて図面を参照しつつ説明する。図2は、図1に示す
防犯用塗装噴射装置の一設置例を示す説明図であり、自
動ドアを備えた出入り口付近を示す。
【0028】本設置例においては、強盗発生告知部とし
て強盗犯人に渡す現金21自体に取付けられた万引き防
止タグ11を使用し、レジ22から万引き防止タグ11
付きの現金21が取り出されると、万引き防止タグ11
から強盗発生告知信号としての無線信号が出力されるよ
うになっている。
【0029】また、自動ドア23上方の屋外側の天井に
は第1人体検知センサ14が設置されており、自動ドア
23上方の屋内側の天井24には第2人体検知センサ1
2が設置されている。
【0030】さらに、この自動ドア23上方の屋外側の
天井には、塗料噴射部の一部分を構成するボンベ13
a、塗料タンク13bおよび塗料噴射口13cとが設置
されており、塗料噴射口13cは下向きに取付けられて
いる。一方、塗料噴射部の他の部分を構成する噴射制御
部13dは、自動ドア23上方の屋内側の天井24に設
置されている。
【0031】そして、第2人体検知センサ12や第1人
体検知センサ14から出力される信号や、自動ドア23
の開閉状態等に基づき自動ドア23付近を出入りする人
の進行方向を判別する方向判別部からの出力信号が、電
気信号等の有線信号である場合は、方向判別部と噴射制
御部13dとの間を信号線で接続する。
【0032】このようにして、防犯用塗料噴射装置を店
に設置しておけば、強盗犯人に万引き防止タグ11付き
の現金21を渡すことによって万引き防止タグ11から
強盗発生告知信号が出力される。さらに強盗犯人が自動
ドア23を開けて店の外に出るときには、まず、第2人
体検知センサ12から人体検知信号が出力され、この人
体検知信号は自動ドアを開状態にするための制御信号も
かねているので自動ドアが開き、続いて、第1人体検知
センサ14から人体検知信号が出力されてるので、方向
判別部は人が屋内側から出入り口を通過したと判別し、
塗料噴射部の噴射制御部13dに塗料を噴射させるため
の制御信号を出力する。そして、この制御信号を受信し
た噴射制御部13dに制御されて、ボンベ13aにより
塗料タンク13b内の塗料13b′が塗料噴射口13c
から噴射し、この塗料13b′が強盗犯人に付着する。
【0033】また、前述の防犯用塗料噴射装置に出入り
口ロック部とロック解除部とをさらに設けてもよい。こ
の場合、強盗犯人が店の外に出たときに出入り口ロック
部を作動させて強盗犯人が店に入って来れないようにし
て、二次的犯罪の発生を防止することができ、また、通
報を受けた警官が店に入って来ようとしたときには、ロ
ック解除部を作動させて、警官が店に入れるようにする
ことができる。 [実施の形態2]次に、本発明の防犯用塗料噴射装置の
実施の形態2について図面を参照しつつ説明する。
【0034】図3は、本発明の防犯用塗料噴射装置の実
施の形態2を示すブロック図である。
【0035】この防犯用塗料噴射装置は、出入り口が開
状態になるタイミングを遅らせることにより出入り口の
手前で強盗犯人を立ち止まらせ、その間にこの強盗犯人
に対して塗料を噴射することで、強盗犯人に確実に塗料
を付着できるように構成したものである。具体的には、
強盗が発生したことを示す強盗発生告知信号を出力する
強盗発生告知部1と、出入り口が閉状態のときに人が屋
内側から出入り口に近づいたことを検知する人体検知部
31と、強盗発生告知部から強盗発生告知信号が出力さ
れているときには、出入り口の開タイミングを遅らせる
開閉時間制御部32と、強盗発生告知部1から強盗発生
告知信号が出力されており、かつ、人体検知部31によ
って人が屋内側から出入り口に近づいたことが検知され
たときに、出入り口が開状態になる前に、出入り口の屋
内側で出入り口に近づいた人に対して塗料を噴射する塗
料噴射部3とからなる。
【0036】なお、前記強盗発生告知部1および塗料噴
射部3の機能および構成は、前述の実施の形態1に記載
したものと同様のものであるので、詳細な説明を省略す
る。ただし、塗料噴射部3は、出入り口の付近の屋内側
に配置されており、屋内側で塗料を噴射するものであ
る。
【0037】また、人体検知部31としては一般的な人
体検知センサを使用することができ、例えば、出入り口
が自動ドアである場合には、この自動ドアの開閉用セン
サのうち屋内側に設けられた開閉用センサを人体検知部
31のセンサ部位として使用することができる。この場
合、人体検知部31から出力される人体検知信号は、開
閉時間制御部32と塗料噴射部3との両方に出力され
る。
【0038】このような構成の防犯用塗料噴射装置を店
に設置しておけば、強盗犯人が万引き防止タグ付きの現
金を受け取ることによって万引き防止タグから強盗発生
告知信号が開閉時間制御部32に出力される。さらに強
盗犯人が自動ドアを開けて店の外に出ようとして自動ド
アの前に立ったときには、人体検知部31から人体検知
信号が出力され、この人体検知信号は開閉時間制御部3
2に出力される。そして、前記強盗発生告知信号および
人体検知信号を受信した開閉時間制御部32は、直ち
に、塗料噴射部3に塗料を噴射させるための制御信号を
出力し、その結果、塗料噴射部3から塗料が噴射され
る。さらに、開閉時間制御部32が人体検知信号を受信
してから予め設定されていた時間が経過した後には、開
閉時間制御部32は自動ドアの開閉を制御する自動ドア
制御部33に制御信号を出力し、自動ドアを開状態にす
る。従って、自動ドアの開タイミングを遅らせることが
でき、強盗犯人が自動ドアの手前で立ち止まっている間
にこの強盗犯人に対して塗料を噴射することができる。
【0039】また、人体検知部31を自動ドアの開閉用
センサとは別に設ける場合には、人体検知部31と自動
ドアの開閉用センサとの両方を開閉時間制御部32に接
続する。そして、強盗発生告知部1からの強盗発生告知
信号および人体検知部31からの検知信号が開閉時間制
御部32に出力されている場合のみ、開閉時間制御部3
2は自動ドアの開タイミングを遅らせるように制御し、
一方、強盗発生告知信号が出力されていない場合や、強
盗発生告知信号や検知信号が出力されていない場合に
は、開閉時間制御部32は、自動ドアの開閉用センサか
らの検知信号に従って、自動ドアの開タイミングを遅ら
すことなく通常通りに制御する。
【0040】さらに、出入り口が自動ドアではない場合
には、自動ドア制御部33の代わりに出入り口をロック
する機構を設け、開閉時間制御部32によって出入り口
を所定時間のみ開かないように制御し、自動ドアの場合
と同様に、出入り口の屋内側で強盗犯人を立ち止まらせ
ればよい。
【0041】なお、本実施の形態においては、人体検知
信号を受信した開閉時間制御部32は、所定時間が経過
した後に自動ドア制御部33に制御信号を送信するもの
であるとしているが、本発明においては、出入り口の開
タイミングを遅らせて、強盗犯人を出入り口の手前で立
ち止まらせることができればよい。例えば、開閉時間制
御部32を設けずに、自動ドア制御部33自体にこの開
閉時間制御部32の機能を付加してもよく、この場合、
強盗発生告知部1からの強盗発生告知信号や人体検知部
31からの人体検知信号は自動ドア制御部33に出力さ
れ、自動ドア制御部33からは塗料噴射部3の制御を行
う信号も出力される。この様に、自動ドア制御部33自
体にこの開閉時間制御部32の機能を付加した場合に
は、出入り口の開タイミングを遅らせるために、自動ド
ア制御部33によって、出入り口が開き始めるタイミン
グを遅らせてもよく、また、出入り口の開く速度を遅く
してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の防犯用塗料噴射
装置は、強盗が発生したことを示す強盗発生告知信号を
出力する強盗発生告知手段と、人が出入り口を通過した
ときに、その人が、屋外側から出入り口を通過したの
か、屋内側から出入り口を通過したのかを判別する方向
判別手段と、強盗発生告知手段から強盗発生告知信号が
出力されており、かつ、方向判別手段によって人が屋内
側から出入り口を通過したことが判別されたときに塗料
を噴射する塗料噴射手段とからなるものであるので、店
の外から入ってきた人に対して誤って塗料が噴射される
ことを防止できる。
【0043】本発明の請求項2記載の防犯用塗料噴射装
置は、前記塗料噴射手段が出入り口の屋外側に配置され
ており、出入り口を通過した人に対して出入り口の屋外
側で塗料を噴射するものであるので、噴射された塗料に
よって店内が汚染されることを防止できる。
【0044】本発明の請求項3記載の防犯用塗料噴射装
置は、前記方向判別手段が、出入り口の屋外側に配置さ
れており、出入り口の屋外側に人が存在しているときに
人体検知信号を出力する第1人体検知手段と、出入り口
の屋内側に配置されており、出入り口の屋内側に人が存
在しているときに人体検知信号を出力する第2人体検知
手段とを備えており、前記方向判別手段は、第1人体検
知手段から人体検知信号が出力され、かつ、出入り口が
開状態になった後に、第2人体検知手段から人体検知信
号が出力された場合には、人が屋外側から出入り口を通
過したと判断し、第2人体検知手段から人体検知信号が
出力され、かつ、出入り口が開状態になった後に、第1
人体検知手段から人体検知信号が出力された場合には、
人が屋内側から出入り口を通過したと判別するものであ
るので、既設の自動ドアの開閉用センサを方向判別手段
として使用する等、方向判別手段を容易に実現できる。
【0045】本発明の請求項4記載の防犯用塗料噴射装
置は、強盗が発生したことを示す強盗発生告知信号を出
力する強盗発生告知手段と、出入り口が閉状態のときに
人が屋内側から出入り口に近づいたことを検知する人体
検知手段と、強盗発生告知手段から強盗発生告知信号が
出力されているときには、出入り口の開タイミングを遅
らせる開閉時間制御手段と、強盗発生告知手段から強盗
発生告知信号が出力されており、かつ、人体検知手段に
よって人が屋内側から出入り口に近づいたことが検知さ
れたときに、出入り口が開状態になる前に、出入り口の
屋内側で出入り口に近づいた人に対して塗料を噴射する
塗料噴射手段とからなるものであるので、強盗犯人に確
実に塗料を噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防犯用塗料噴射装置の一実施の形態を
示すブロック図である。
【図2】図1に示す防犯用塗装噴射装置の一設置例を示
す説明図である。
【図3】本発明の防犯用塗料噴射装置の他の実施の形態
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 強盗発生告知部 2 方向判別部 3 塗料噴射部 11 万引き防止タグ 12 第2人体検知センサ 13a ボンベ 13b 塗料タンク 13c 塗料噴射口 13d 噴射制御部 14 第1人体検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大河 真吾 滋賀県大津市におの浜4丁目7番5号 オ プテックス株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA02 AA03 AA07 AA09 BB31 CC16 CC19 CC34 CC38 DD07 DD41 EE04 FF02 GG07 GG09 GG13 GG18 GG39 GG66 GG68 HH17 HH20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強盗が発生したことを示す強盗発生告知
    信号を出力する強盗発生告知手段と、人が出入り口を通
    過したときに、その人が、屋外側から出入り口を通過し
    たのか、屋内側から出入り口を通過したのかを判別する
    方向判別手段と、強盗発生告知手段から強盗発生告知信
    号が出力されており、かつ、方向判別手段によって人が
    屋内側から出入り口を通過したことが判別されたときに
    塗料を噴射する塗料噴射手段とからなることを特徴とす
    る防犯用塗料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記塗料噴射手段が出入り口の屋外側に
    配置されており、出入り口を通過した人に対して出入り
    口の屋外側で塗料を噴射する請求項1記載の防犯用塗料
    噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記方向判別手段が、出入り口の屋外側
    に配置されており、出入り口の屋外側に人が存在してい
    るときに人体検知信号を出力する第1人体検知手段と、
    出入り口の屋内側に配置されており、出入り口の屋内側
    に人が存在しているときに人体検知信号を出力する第2
    人体検知手段とを備えており、 前記方向判別手段は、第1人体検知手段から人体検知信
    号が出力され、かつ、出入り口が開状態になった後に、
    第2人体検知手段から人体検知信号が出力された場合に
    は、人が屋外側から出入り口を通過したと判断し、第2
    人体検知手段から人体検知信号が出力され、かつ、出入
    り口が開状態になった後に、第1人体検知手段から人体
    検知信号が出力された場合には、人が屋内側から出入り
    口を通過したと判別するものである請求項1記載の防犯
    用塗料噴射装置。
  4. 【請求項4】 強盗が発生したことを示す強盗発生告知
    信号を出力する強盗発生告知手段と、出入り口が閉状態
    のときに人が屋内側からこの出入り口に近づいたことを
    検知する人体検知手段と、強盗発生告知手段から強盗発
    生告知信号が出力されているときには、出入り口の開タ
    イミングを遅らせる開閉時間制御手段と、強盗発生告知
    手段から強盗発生告知信号が出力されており、かつ、人
    体検知手段によって人が屋内側から出入り口に近づいた
    ことが検知されたときに、出入り口が開状態になる前
    に、出入り口の屋内側で出入り口に近づいた人に対して
    塗料を噴射する塗料噴射手段とからなることを特徴とす
    る防犯用塗料噴射装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005084965A (ja) * 2003-09-09 2005-03-31 Konica Minolta Holdings Inc 侵入者識別追跡方法及び装置
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