JP3134146B2 - 噴射式防犯装置及び噴射液 - Google Patents
噴射式防犯装置及び噴射液Info
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- JP3134146B2 JP3134146B2 JP07057947A JP5794795A JP3134146B2 JP 3134146 B2 JP3134146 B2 JP 3134146B2 JP 07057947 A JP07057947 A JP 07057947A JP 5794795 A JP5794795 A JP 5794795A JP 3134146 B2 JP3134146 B2 JP 3134146B2
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- Japan
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金融機関等を襲う強盗犯
人を素早く逮捕する為の技術であり、またこのような犯
罪を未然に防止する為の装置に関するものである。
人を素早く逮捕する為の技術であり、またこのような犯
罪を未然に防止する為の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、銀行等の金融機関や夜間遅くまで
営業しているコンビニエンスストアー等を襲う強盗事件
が多発している。この種の事件は犯罪行為と被害者との
間に因果関係がない為に、犯人を捜査することが容易で
なく、よって未解決のまま期間が過ぎていく場合が多
い。金融機関では隠しカメラが設置してあって、犯人の
体つきや背だけ等はある程度推測出来るが、犯人は一般
に顔を隠している為に特定することは容易でない。
営業しているコンビニエンスストアー等を襲う強盗事件
が多発している。この種の事件は犯罪行為と被害者との
間に因果関係がない為に、犯人を捜査することが容易で
なく、よって未解決のまま期間が過ぎていく場合が多
い。金融機関では隠しカメラが設置してあって、犯人の
体つきや背だけ等はある程度推測出来るが、犯人は一般
に顔を隠している為に特定することは容易でない。
【0003】従来、この種の強盗犯人の追跡・捜査を容
易にする為に特殊液が入ったボールを該犯人に投げ付け
て破裂させ、充填した液を付着させる方法が一部で用い
られている。しかし、強盗が襲ったことで興奮して冷静
さが失われていることもあって、該ボールを正確に投げ
ることは出来ず、したがって犯人に当たる確率は非常に
少ない。またボールのようなものは、緊急時にその保管
場所がわからなくて、何ら役に立たないといった場合が
多い。
易にする為に特殊液が入ったボールを該犯人に投げ付け
て破裂させ、充填した液を付着させる方法が一部で用い
られている。しかし、強盗が襲ったことで興奮して冷静
さが失われていることもあって、該ボールを正確に投げ
ることは出来ず、したがって犯人に当たる確率は非常に
少ない。またボールのようなものは、緊急時にその保管
場所がわからなくて、何ら役に立たないといった場合が
多い。
【0004】更に、金融機関などを襲って逃走する間際
の犯人を一時拘束し、その際に目印となる特殊液を自動
的に浴びせる装置が知られている。該防犯装置は出入り
口ドアの付近に塗料噴射装置を設置し、該装置から液を
噴射するものであるが、この際、犯人が該ドアを開口す
る場合には設置したセンサーが犯人を検知してドアにブ
レーキを作用し、開口操作に時間がかかるように制御す
ることで、該液が確実に犯人に付着するようにしてい
る。しかし、該装置はドアの開口を重くするための電磁
ブレーキ並びにブレーキを作動する制御装置を必要と
し、また塗料噴射装置をドアの出入り口に設置しなけれ
ばならないなど、設置費用が高くつくために個人の小さ
い店舗では無理な点が多い。
の犯人を一時拘束し、その際に目印となる特殊液を自動
的に浴びせる装置が知られている。該防犯装置は出入り
口ドアの付近に塗料噴射装置を設置し、該装置から液を
噴射するものであるが、この際、犯人が該ドアを開口す
る場合には設置したセンサーが犯人を検知してドアにブ
レーキを作用し、開口操作に時間がかかるように制御す
ることで、該液が確実に犯人に付着するようにしてい
る。しかし、該装置はドアの開口を重くするための電磁
ブレーキ並びにブレーキを作動する制御装置を必要と
し、また塗料噴射装置をドアの出入り口に設置しなけれ
ばならないなど、設置費用が高くつくために個人の小さ
い店舗では無理な点が多い。
【0005】そこで出願人は平成5年12月31日付け
で「防犯装置」に関する特許出願を行っている。この防
犯装置は消化器または該消化器に類したもので、上記の
特殊液と圧縮エヤーを充填した本体容器を有し、該本体
容器から管を伸ばしてその先端には噴霧型ノズルまたは
直射型ノズルを設け、これらノズルから特殊液を噴射す
ることを特徴とするものである。上記特殊液を噴射する
手段として消火器を利用しているが、構造的に複雑化す
ると共に、製造コストが高くなり、又瞬時の動作に対し
ての信頼性が低いといった問題がある。
で「防犯装置」に関する特許出願を行っている。この防
犯装置は消化器または該消化器に類したもので、上記の
特殊液と圧縮エヤーを充填した本体容器を有し、該本体
容器から管を伸ばしてその先端には噴霧型ノズルまたは
直射型ノズルを設け、これらノズルから特殊液を噴射す
ることを特徴とするものである。上記特殊液を噴射する
手段として消火器を利用しているが、構造的に複雑化す
ると共に、製造コストが高くなり、又瞬時の動作に対し
ての信頼性が低いといった問題がある。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】このように、強盗犯
人を見つけ出して逮捕することは容易でなく、従来のボ
ールを使用することも確実性に欠け、また従来の防犯装
置は設置費用並びに製作費用が高くつく等の問題が多
い。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であ
り、強盗犯人を素早く逮捕する為の装置であって、製造
コストが安くて瞬時の動作に信頼性がある噴射式防犯装
置並びに該装置に使用する特殊液を提供する。
人を見つけ出して逮捕することは容易でなく、従来のボ
ールを使用することも確実性に欠け、また従来の防犯装
置は設置費用並びに製作費用が高くつく等の問題が多
い。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であ
り、強盗犯人を素早く逮捕する為の装置であって、製造
コストが安くて瞬時の動作に信頼性がある噴射式防犯装
置並びに該装置に使用する特殊液を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の防犯装置は特殊
液を強盗犯人にかけるものであって、この点はボール等
を使用しての方法と共通するが、本発明は高い確率で液
を付着させる技術である。この装置とはシリンダー内に
上記特殊液を充填したものであり、該液がピストンの移
動に伴ってシリンダーの先端に設けたノズルから噴射す
る構造と成っている。ピストンはシリンダー内を摺動す
ることが出来、シリンダー内に内蔵しているバネのバネ
力がピストンに付勢されている。そして、該ピストンは
ロック装置を備えており、常時後退した位置に停止して
いるが、該ロック装置を解除することによってピストン
は前進してシリンダー内の特殊液をノズルから噴出する
構造と成っている。噴射方法には2種類があり、その1
つは噴霧型ノズルをもって霧状に噴出し、他の1つは直
射ノズルを用いて棒状に噴射する方法である。もちろん
霧状噴射の場合と、直射噴射の場合とではその使用場所
を異にする。
液を強盗犯人にかけるものであって、この点はボール等
を使用しての方法と共通するが、本発明は高い確率で液
を付着させる技術である。この装置とはシリンダー内に
上記特殊液を充填したものであり、該液がピストンの移
動に伴ってシリンダーの先端に設けたノズルから噴射す
る構造と成っている。ピストンはシリンダー内を摺動す
ることが出来、シリンダー内に内蔵しているバネのバネ
力がピストンに付勢されている。そして、該ピストンは
ロック装置を備えており、常時後退した位置に停止して
いるが、該ロック装置を解除することによってピストン
は前進してシリンダー内の特殊液をノズルから噴出する
構造と成っている。噴射方法には2種類があり、その1
つは噴霧型ノズルをもって霧状に噴出し、他の1つは直
射ノズルを用いて棒状に噴射する方法である。もちろん
霧状噴射の場合と、直射噴射の場合とではその使用場所
を異にする。
【0008】上記霧状噴射の場合はその噴射領域が広い
為に出入り口に設置され、直射型噴射の場合には強盗犯
人を目がけて噴射するものであり、その為にカウンター
等の正面に設けられる。ところで、噴射する特殊液は犯
人に付着することにより、該犯人を即座に逮捕すること
が出来るような効果を発揮するものでなくてはならな
い。勿論、具体的な種類は限定しないが、赤色や黄色等
で人目を引く色彩であること、また容易に洗い落とすこ
とが出来ないことが条件となる。更に夜間であっても識
別可能なように蛍光塗料を含むことや、悪臭を放つこと
も付随的条件としては必要となる。更に、この防犯装置
には該装置の作動と共に鳴動するサイレンを備える。
為に出入り口に設置され、直射型噴射の場合には強盗犯
人を目がけて噴射するものであり、その為にカウンター
等の正面に設けられる。ところで、噴射する特殊液は犯
人に付着することにより、該犯人を即座に逮捕すること
が出来るような効果を発揮するものでなくてはならな
い。勿論、具体的な種類は限定しないが、赤色や黄色等
で人目を引く色彩であること、また容易に洗い落とすこ
とが出来ないことが条件となる。更に夜間であっても識
別可能なように蛍光塗料を含むことや、悪臭を放つこと
も付随的条件としては必要となる。更に、この防犯装置
には該装置の作動と共に鳴動するサイレンを備える。
【0009】
【作用】本発明はシリンダー内に特殊液を充填したもの
であり、該特殊液はシリンダーを摺動するピストンによ
って先端ノズルから押し出されて噴射する。しかも瞬間
的な噴射ではなく、ある一定時間継続した噴射が行われ
る。したがって特別なセンサーや制御装置を必要とせず
に、噴射した該液は確実に強盗犯人に付着する。液が付
着した犯人はその状態で逃走することになるが、赤色や
黄色の液体は人目を引いて直ちに見つかってしまう。ま
た悪臭を発するならば、付着した該液を隠す為に別の衣
服に着替えたとしても、体に染みついた匂いは識別可能
であって、警察犬を利用するならば直ちに犯人を追跡捜
査することが出来る。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
であり、該特殊液はシリンダーを摺動するピストンによ
って先端ノズルから押し出されて噴射する。しかも瞬間
的な噴射ではなく、ある一定時間継続した噴射が行われ
る。したがって特別なセンサーや制御装置を必要とせず
に、噴射した該液は確実に強盗犯人に付着する。液が付
着した犯人はその状態で逃走することになるが、赤色や
黄色の液体は人目を引いて直ちに見つかってしまう。ま
た悪臭を発するならば、付着した該液を隠す為に別の衣
服に着替えたとしても、体に染みついた匂いは識別可能
であって、警察犬を利用するならば直ちに犯人を追跡捜
査することが出来る。以下、本発明に係る実施例を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る噴射式防犯装置の実施例
である。同図に示す装置はその本体1の基本構造をシリ
ンダーとし、該シリンダー内に特殊液を充填している。
2はノズルであって、本体1の先端にはホース3を接続
して該ノズル2をホース先端に取り付けしている。本体
1となるシリンダー内にはピストンが摺動可能な状態で
内蔵され、ピストンが移動することでシリンダー内の特
殊液はホース3を流れてノズル2から噴射する。
である。同図に示す装置はその本体1の基本構造をシリ
ンダーとし、該シリンダー内に特殊液を充填している。
2はノズルであって、本体1の先端にはホース3を接続
して該ノズル2をホース先端に取り付けしている。本体
1となるシリンダー内にはピストンが摺動可能な状態で
内蔵され、ピストンが移動することでシリンダー内の特
殊液はホース3を流れてノズル2から噴射する。
【0011】4は起動レバーを、5は起動ワイヤーを示
している。起動レバー4を引くならば起動ワイヤー5を
介して本体1のピストンが作動するように構成してい
る。すなわち本体のシリンダー内のピストンはロック装
置にて後退した位置に停止しているが、起動レバー4の
操作にてロック装置が解除されてピストンは前進移動す
る。そしてシリンダー内の特殊液がノズル2から噴射す
る。又同図の6はサイレンであって起動レバー4を操作
して特殊液がノズルから噴射すると同時にサイレンが鳴
動する。
している。起動レバー4を引くならば起動ワイヤー5を
介して本体1のピストンが作動するように構成してい
る。すなわち本体のシリンダー内のピストンはロック装
置にて後退した位置に停止しているが、起動レバー4の
操作にてロック装置が解除されてピストンは前進移動す
る。そしてシリンダー内の特殊液がノズル2から噴射す
る。又同図の6はサイレンであって起動レバー4を操作
して特殊液がノズルから噴射すると同時にサイレンが鳴
動する。
【0012】図2はシリンダー本体1の断面図を表した
場合である。シリンダー7内にはピストン8が摺動可能
な状態にあって、後方にはロッド9が延びてシリンダー
7の内周面との間にはコイルバネ10が取付けられてい
る。ロッド9の端には止め具11が固定され、該止め具
11に形成している溝12にはツメ13、13が嵌入し
ている。止め具11はツメ13によって定位置にロック
された状態にあって、同じくピストン8も停止してい
る。
場合である。シリンダー7内にはピストン8が摺動可能
な状態にあって、後方にはロッド9が延びてシリンダー
7の内周面との間にはコイルバネ10が取付けられてい
る。ロッド9の端には止め具11が固定され、該止め具
11に形成している溝12にはツメ13、13が嵌入し
ている。止め具11はツメ13によって定位置にロック
された状態にあって、同じくピストン8も停止してい
る。
【0013】ピストン8には上記コイルバネ10のバネ
力が作用しており、ツメ13が開いて解除されるならば
バネ力にてピストン8は前進する。シリンダー7の空洞
14内には特殊液が充填されている為に、ピストン8が
前進することで特殊液はノズル2から噴射する。ところ
で、上記ツメ13の解除は前記起動レバー4を引くこと
で行われることになるが、該起動レバー4を引くならば
起動ワイヤー5はスライダー15を動かしてスライダー
15に形成しているクサビ16が両ツメ13、13を押
し広げて行われる。ここでツメ13は軸17を中心とし
て揺動可能に軸支されている。
力が作用しており、ツメ13が開いて解除されるならば
バネ力にてピストン8は前進する。シリンダー7の空洞
14内には特殊液が充填されている為に、ピストン8が
前進することで特殊液はノズル2から噴射する。ところ
で、上記ツメ13の解除は前記起動レバー4を引くこと
で行われることになるが、該起動レバー4を引くならば
起動ワイヤー5はスライダー15を動かしてスライダー
15に形成しているクサビ16が両ツメ13、13を押
し広げて行われる。ここでツメ13は軸17を中心とし
て揺動可能に軸支されている。
【0014】ツメが解除されてピストン8が前進するな
らば止め具11はシリンダー7の内部へ進入する。止め
具11の端面にはリミットスイッチ18のポイントが接
しているが、止め具11の移動によってポイントから離
れていまい、その結果サイレンを鳴動するように制御し
ている。勿論、本発明はピストン8を固定する為のロッ
ク装置の構造を限定はしない。
らば止め具11はシリンダー7の内部へ進入する。止め
具11の端面にはリミットスイッチ18のポイントが接
しているが、止め具11の移動によってポイントから離
れていまい、その結果サイレンを鳴動するように制御し
ている。勿論、本発明はピストン8を固定する為のロッ
ク装置の構造を限定はしない。
【0015】前記図2に示す噴射式防犯装置は出入口に
設置するタイプであるが、手に握って強盗犯人に直接噴
射するハンドタイプもあり、図3はこの実施例である。
基本的な構造は設置タイプの場合と同じであるが、ピス
トンをロックして置く為のロック装置が異なる。ピスト
ン19にはロッド20が延び、ロッド端には同じく止め
具21が固定されている。そして、該止め具21に形成
している溝22にツメ23が嵌入している。
設置するタイプであるが、手に握って強盗犯人に直接噴
射するハンドタイプもあり、図3はこの実施例である。
基本的な構造は設置タイプの場合と同じであるが、ピス
トンをロックして置く為のロック装置が異なる。ピスト
ン19にはロッド20が延び、ロッド端には同じく止め
具21が固定されている。そして、該止め具21に形成
している溝22にツメ23が嵌入している。
【0016】ツメ23は軸24に軸支されて揺動するこ
とが出来て、止め具21の溝22に係合・離脱する訳で
あるが、キャップ25を貫通してツメ23の他端にネジ
26が螺合している。従って、該キャップ25を回すな
らばネジ26が動いてツメ23の他端を持ち上げ、該ツ
メ23は止め具21の溝22から離脱する。ツメ23が
離脱すればピストン19はコイルバネのバネ力の作用で
前進し、シリンダー内の特殊液をノズルから噴出する。
とが出来て、止め具21の溝22に係合・離脱する訳で
あるが、キャップ25を貫通してツメ23の他端にネジ
26が螺合している。従って、該キャップ25を回すな
らばネジ26が動いてツメ23の他端を持ち上げ、該ツ
メ23は止め具21の溝22から離脱する。ツメ23が
離脱すればピストン19はコイルバネのバネ力の作用で
前進し、シリンダー内の特殊液をノズルから噴出する。
【0017】ところで、これら噴射式防犯装置に使用す
る特殊液とは黄色や赤等の目立つ色彩を有すとともに落
としにくく、又悪臭を放つことが必要である。これらの
条件を備えた特殊液の具体例として、表1に示す成分で
構成したものを用いることが出来る。これら成分に中で
マーボゾールTS−200、SF−1017、A/FT
SA−780は洗浄しにくい染料であり、イソ吉草酸は
リンゴの臭いがして僅かの量であっても犬が識別するこ
とが出来る。以上述べたように、本発明に係る防犯装置
は強盗犯人に特殊液を噴射するものであり、次のような
効果を得ることが出来る。
る特殊液とは黄色や赤等の目立つ色彩を有すとともに落
としにくく、又悪臭を放つことが必要である。これらの
条件を備えた特殊液の具体例として、表1に示す成分で
構成したものを用いることが出来る。これら成分に中で
マーボゾールTS−200、SF−1017、A/FT
SA−780は洗浄しにくい染料であり、イソ吉草酸は
リンゴの臭いがして僅かの量であっても犬が識別するこ
とが出来る。以上述べたように、本発明に係る防犯装置
は強盗犯人に特殊液を噴射するものであり、次のような
効果を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】金融機関やコンビニエンスストアー等に
本発明の防犯装置を設置するならば、侵入した強盗犯人
を素早く逮捕することが出来る。すなわち、金銭等を強
奪して逃走する強盗犯人に該装置を作動させるだけで特
殊液を噴射してかけることが出来、赤色や黄色等の該液
は逃走犯人を追跡し捜査する上で非常に便利である。ま
た該液が悪臭を発するものであるならば、警察犬の助け
を借りて捜査することも可能である。それに、該液が付
着している強盗犯人は捜査官のみならず、一般人に発見
され、電話通報により逮捕されるケースもある訳で、強
盗犯人の逮捕に大きな効果がある。
本発明の防犯装置を設置するならば、侵入した強盗犯人
を素早く逮捕することが出来る。すなわち、金銭等を強
奪して逃走する強盗犯人に該装置を作動させるだけで特
殊液を噴射してかけることが出来、赤色や黄色等の該液
は逃走犯人を追跡し捜査する上で非常に便利である。ま
た該液が悪臭を発するものであるならば、警察犬の助け
を借りて捜査することも可能である。それに、該液が付
着している強盗犯人は捜査官のみならず、一般人に発見
され、電話通報により逮捕されるケースもある訳で、強
盗犯人の逮捕に大きな効果がある。
【0019】一方、該防犯装置はセンサーや制御装置を
必要とせず、バネ力にてピストンが作動することで液を
ノズルから噴射するように構成したものであり、構造は
簡単でコスト的には非常に安く、手軽に設置することが
でき、しかも一定時間継続して液を噴射するために犯人
に必ず付着させ得る。更に該装置を設置している旨を一
般に知らしめることで、強盗犯罪を未然に防止すること
が出来る。
必要とせず、バネ力にてピストンが作動することで液を
ノズルから噴射するように構成したものであり、構造は
簡単でコスト的には非常に安く、手軽に設置することが
でき、しかも一定時間継続して液を噴射するために犯人
に必ず付着させ得る。更に該装置を設置している旨を一
般に知らしめることで、強盗犯罪を未然に防止すること
が出来る。
【図1】本発明の噴射式防犯装置を示す実施例。
【図2】設置タイプの噴射式防犯装置の断面図。
【図3】ハンドタイプの噴射式防犯装置の断面図。
1 本体 2 ノズル 3 ホース 4 起動レバー 5 起動ワイヤー 6 サイレン 7 シリンダー 8 ピストン 9 ロッド 10 コイルバネ 11 止め具 12 溝 13 ツメ 14 空洞 15 スライダー 16 クサビ 17 軸 18 リミットスイッチ 19 ピストン 20 ロッド 21 止め具 22 溝 23 ツメ 24 軸 25 キャップ 26 ネジ
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−138592(JP,U) 実開 昭58−10187(JP,U) 実公 昭49−2799(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 15/02 F41B 9/00
Claims (5)
- 【請求項1】 金融機関等に設置し、金銭等を奪って逃
走する強盗犯人に赤色や黄色等の目立つ色彩を有し、ま
た容易に落ちにくい特殊液を噴射して素早く逮捕する為
の防犯装置であり、該装置はシリンダー本体内を摺動す
るピストンを有し、ピストンからはロッドを延ばして該
ロッド端には止め具を形成し、該止め具をロックする為
のロック装置を備え、そして上記ピストンにはバネ力を
付勢し、シリンダー先端にはノズルを設けてシリンダー
内に充填した特殊液をピストンの前進動ともにノズルか
ら噴射することを特徴とする噴射式防犯装置。 - 【請求項2】 上記シリンダーの先端にホースを連結
し、該ホース先端に上記ノズルを取り付けした請求項1
記載の噴射式防犯装置。 - 【請求項3】 上記シリンダーの先端にホースを連結
し、該ホース先端に上記ノズルを取り付けし、又ワイヤ
ーを引くことで上記ロック装置を解除するように構成し
た請求項1記載の噴射式防犯装置。 - 【請求項4】 上記シリンダーの先端にホースを連結
し、該ホース先端に上記ノズルを取り付けし、又ワイヤ
ーを引くことで上記ロック装置を解除するように構成す
ると共に、設置したサイレンがロック装置の解除にて鳴
動するようにした請求項1記載の噴射式防犯装置。 - 【請求項5】 金融機関等に設置し、金銭等を奪って逃
走する強盗犯人に赤色や黄色等の目立つ色彩を有し、ま
た容易に落ちにくい特殊液を噴射して素早く逮捕する為
の防犯装置であり、上記特殊液としてマーボゾールTS
−200を約1.25%、SF−1017(蛍光顔料)
約20%、A/FTSA−780(シリコン系消泡剤)
約0.01%、イソ吉草酸約0.0005%、デルトッ
プ100(防腐剤)約0.02%、調整水約78.71
5%にて構成した噴射液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07057947A JP3134146B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 噴射式防犯装置及び噴射液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07057947A JP3134146B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 噴射式防犯装置及び噴射液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08227483A JPH08227483A (ja) | 1996-09-03 |
JP3134146B2 true JP3134146B2 (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=13070238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07057947A Expired - Fee Related JP3134146B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 噴射式防犯装置及び噴射液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134146B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5318679B2 (ja) * | 2009-07-10 | 2013-10-16 | 中国化薬株式会社 | 液体噴射装置 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP07057947A patent/JP3134146B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08227483A (ja) | 1996-09-03 |
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