JPH10143775A - 盗難未然防止装置 - Google Patents

盗難未然防止装置

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JPH10143775A
JPH10143775A JP33014496A JP33014496A JPH10143775A JP H10143775 A JPH10143775 A JP H10143775A JP 33014496 A JP33014496 A JP 33014496A JP 33014496 A JP33014496 A JP 33014496A JP H10143775 A JPH10143775 A JP H10143775A
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JP
Japan
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special ink
special
theft
criminal
ink
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Pending
Application number
JP33014496A
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English (en)
Inventor
Motoo Okamoto
源生 岡本
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NIPPON HARUKON KK
Original Assignee
NIPPON HARUKON KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金融機関などにおける強盗や、貴金属などの窃
盗及び器物等の不法搬出などの盗難を未然に防止すると
共に、その機能を一般に周知して犯罪を末然に防ぐ。 【構成】見えにくいか手が届かない位置にノズルを設置
し、スイッチかセンサーで制御し、犯人又は盗まれたく
ない金品に、特殊インキなどを噴射する。スイッチが押
されたりセンサーが異常を検知したら、まず犯人にラン
プやブザーと共に音声などで警告し、次に盗難から守り
たい器物等の周囲を特殊インキなどで汚染し、最後に器
物等の中身の金品をも特殊インキなどで汚染する。器物
等の1部にデモンストレーション用窓を設け、その透明
な窓の内側の限定した範囲に特殊インキなどを噴射して
もよい。特殊インキなどは、目立つ色彩、浸透性や粘着
性、発光性や蛍光性、放射性物質などを含んだり、特殊
な光線や電波だけに反応させたり、異臭物質としてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金融機関などに
おける強盗や、貴金属などの窃盗及び器物等の不法搬出
などの盗難を未然に防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金融機関などが強盗に襲われた場合、非
常ベルのスイッチを押せなかつたり、警察官などが居合
わせたとしても人命の安全を守ることを第1とするた
め、現金を持ち去られることが多かつた。又、貴金属店
などで盗難警報装置が作動しても、犯行が継続されるこ
とが多く、直ちに警備会社などから駆けつけても、すで
に犯人が金品を奪つて逃走した後になりがちで、被害を
防ぎきれなかった。
【0003】殊に銃などを持った凶悪犯もあとを絶た
ず、器物等の中身の金品などだけでなく、器物等を破壊
したり、器物等全体を不法搬出するなど、巧妙かつ強引
な盗難も増加しつつあり、従来の防犯の方法や装置で
は、これらの犯行を未然に防止することが困難となっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】衣服や身体に犯人であ
ることの歴然とした証拠を付着させて追跡や逮捕を容易
にしたり、犯人がねらう金品などを使用できないように
すると共に、それらを事前に警告し途中で思いとどまら
せて犯罪行為を未遂に終わらせ、さらにはその機能を広
く一般に周知することにより、誰にも盗もうとする犯意
そのものを全く起こさせないようにして、犯罪を未然に
防ぎたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を図によって説
明すると、犯人が操作できないよう、疑似穴(2)など
で見えにくい壁面(21)、又は天井(22)やそれら
の内部など手が届かない位置にノズル(1)を設置し、
手動スイッチ又はセンサー等により制御して、犯人又は
盗まれたくない金品に向けて特殊インキなどを噴射す
る。
【0006】手動スイッチが押されたり、センサー等に
より異常を検知した場合、まず犯人にランプやブザーと
共に音声などで警告し、次に盗難から守りたい器物等
(3)の周囲を特殊インキなどで汚染し、最後に器物等
(3)の中身の金品をも特殊インキなどで汚染する。
【0007】盗難から守りたい器物等(3)の1部に、
デモンストレーション用窓(4)を設け、ガラスや合成
樹脂など透明な窓の内側だけの限定した範囲に特殊イン
キなどを噴射する。
【0008】特殊インキなどとして、例えば赤や金属色
などの目立つ色彩で、容易には落とせない浸透性あるい
は粘着性を持たせると共に、発光性や蛍光性又は放射性
物質を含め、もしくは紫外線など特殊な光線だけ、ある
いは特定の電波だけに反応する性質を備えさせる。
【0009】特殊インキに換えて、例えば小動物や虫な
どが危険を感じると自己防衛のために発する悪臭のよう
な、特殊な異臭を発生する物質を用いるか、又は特殊イ
ンキなどに、容易には臭気が抜けない特殊な異臭物質を
加える。
【0010】
【実施の形態】例えば金融機関やパチンコ店の景品交換
所などでは、すべての出入口の壁面(21)や天井(2
2)など、目立たぬように迷彩や疑似穴(2)あるいは
多数の穴があるパンチングメタル(23)など、見えに
くい又は手が届かない位置あるいは犯人が容易に操作で
きないようにノズル(1)を設置し、現金などを奪って
逃走しようとする犯人が通過するときだけ、人間検知用
センサ(6)によって特殊インキなどを噴射し、犯人の
衣服や身体を汚染する。この場合、店内の目立つ位置な
どに、上記の装置が設置されていることを掲示すると共
に、犯人が侵入した時点で手動スイッチ又はセンサー等
を作動可能な状態にすると、以後、従業員では解除でき
ないことも明記しておく。
【0011】なお、特殊インキなどを噴射する機構とし
ては、従来のコンプレッサーでもよいが、装置を小型化
するには、例えばポンプ(8)やモーター(9)、ガス
ボンベ(11)等からレギュレータ等も含めたガス噴出
制御装置(12)を介して適圧とし、インキ容器(1
3)を経たスプレー用パイプ(14)に、任意の数のノ
ズル(1)を連結してもよい。
【0012】特殊インキなどを噴射されて逃走する犯人
の衣服や身体には、歴然とした証拠が付着しており、追
跡が容易となり必ずや逮捕される。例えば、犯人が金融
機関などの従業員を銃や刃物で威嚇しても、必ず逮捕さ
れるとなれば、殺傷して罪科を重くする愚は犯すまい。
【0013】器物等(3)の場合は、錠をこじ開けたり
不正搬出など、正規の解錠以外の錠の操作や、外部から
の大きな衝撃・傾斜などの異常事態を異常検出用センサ
ー(5)などで自動的にキャッチする。
【0014】犯人の目的である中身の金品などを使用で
きないようにする場合、まずランプやブザーと共に「盗
難防止のため特殊インキを発射します」などと音声で警
告することにより、犯行を思いとどまらせる。この時点
での被害は全くない。
【0015】それでもなお犯行を継続する場合は、金品
の入っている器物等(3)の周囲を特殊インキなどで汚
染する。この場合は、迷彩や疑似穴(2)などでノズル
(1)を目立たぬようにする必要はないが、切換用電磁
弁(15)等の作動により器物等(3)の周囲に特殊イ
ンキや異臭発生物質などを噴射又は流出させる。つま
り、警告通りに特殊インキなどで汚染されることを実際
に示すことにより、器物等(3)の中身の金品が使用で
きなくなることを犯人にさとらせ、犯罪行為を末遂に終
わらせる。この場合、汚染された器物等(3)の清拭や
脱臭などが必要となるが、中身の金品を奪われることに
比較すれば被害は極めて軽微である。当然ながら器物等
(3)の汚染される部分は、特殊インキなどを簡単に清
拭できるような表面であることが望ましい。
【0016】さらに犯行を継続する場合は、切換用電磁
弁(15)等の作動により、いよいよ実際に器物等
(3)の中身の金品を特殊インキなどで汚染する。特殊
なインキなどが付着していることにより、不正に入手し
た金品であることが簡単に識別できれば、交換や流通が
不能となって罪を犯しても何らの利得もないので、犯行
を思いとどまらせることができる。この場合は、汚染さ
れた金品等の清拭や脱臭その他の復元に多少の費用が掛
かっても、奪われることに比較すれば被害は軽微であ
る。
【0017】器物等(3)の周囲を特殊インキなどで汚
染した場合、後始末を簡単にするために、例えば自動販
売機等の上部や、さい銭箱の下部などに設けた透明なデ
モンストレーション用窓(4)の内側など、限定した範
囲だけに特殊インキなどを噴射すれば、ガラスや合成樹
脂など、窓の限定部分だけを清拭や脱臭あるいは交換す
ることにより復元が容易となる。又、このデモンストレ
ーション用窓(4)を設けた器物等(3)は、その機能
を知る犯人が狙わなくなり、盗難よけの守護符にもな
る。
【0018】特殊インキなどは、犯人が逃げ隠れできな
いようにし、盗んだ金品なども明示するための視覚的・
化学的・嗅覚的などの特徴を備える必要がある。従っ
て、一般のインキや塗料などとは容易に識別できる色彩
や異臭とし、なんらかの規格を設けて、一般的な使用を
禁じると良い。殊に、放射性物質などを含める場合は、
安全性への配慮も必要であり、愉快犯的な「いたずら」
を防ぐためにも厳密な管理が望まれる。
【0019】特殊インキなどの清拭や脱臭などを容易に
する特殊な洗剤なども、なんらかの規格を設けて、一般
的な使用を禁じると良い。
【0020】
【効果】この発明によって、衣服や身体あるいは盗んだ
金品に、犯人であることの歴然とした証拠を付着させて
追跡や逮捕を容易にしたり、犯人がねらう金品などを使
用できないようにすることによって、被害を小さくでき
ると共に、犯罪行為そのものを未遂に終わらせることが
できる。
【0021】さらに、盗んでも必ず捕まったり、盗んだ
金品の価値がなくなることを広く一般に周知徹底するこ
とにより、誰にも盗もうとする犯意そのものを全く起こ
させないようになり、たとえ無人の場所に設置されてい
る器物等(3)であっても盗難を未然に防止できると共
に、犯罪者を減らして社会に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、金融機関の出入口などに設置した場合の例
で、(1)は正面図、(2)は側面図である。
【図2】は、器物等の1例として自動販売機に使用した
場合で、(1)は正面図、(2)は内部の1部を示す側
面部分図である。
【図3】は、さい銭箱に使用した場合の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ノズル 2 疑似穴 3 器物等 4 デモンストレーション用窓 5 異常検出用センサ 6 人間検知用センサ 7 バッテリー 8 ポンプ 9 モーター 11 ガスボンベ 12 ガス噴出制御装置 13 インキ容器 14 スプレー用パイプ 15 切換用電磁弁 16 電磁弁 21 壁面 22 天井 23 パンチングメタル 24 出入口扉 25 商品等展示窓 26 貨幣投入口 27 商品等受取口 28 さい銭投入部 29 さい銭受け部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】犯人が操作できないよう、疑似穴(2)な
    どで見えにくい壁面(21)、又は天井(22)やそれ
    らの内部など、手が届かない位置にノズル(1)を設置
    し、手動スイッチ又はセンサー等により制御して、犯人
    又は盗まれたくない金品に、特殊インキなどを噴射する
    盗難未然防止装置。
  2. 【請求項2】手動スイッチが押されたり、センサー等に
    より異常を検知した場合、まず犯人にランプやブザーと
    共に音声などで警告し、次に盗難から守りたい金庫や自
    動販売機あるいはさい銭箱などの器物等(3)(以下単
    に器物等という)の周囲を特殊インキなどで汚染し、最
    後に器物等(3)の中身の金品をも特殊インキなどで汚
    染する請求項1記載の盗難未然防止装置。
  3. 【請求項3】盗難から守りたい器物等(3)の1部に、
    デモンストレーション用窓(4)を設け、その透明な内
    側の限定した範囲に特殊インキなどを噴射する請求項2
    記載の盗難未然防止装置。
  4. 【請求項4】特殊インキなどとして、目立つ色彩で容易
    には落とせない浸透性あるいは粘着性を持たせると共
    に、発光性や蛍光性又は放射性物質を含め、もしくは紫
    外線など特殊な光線だけ、あるいは特定の電波だけに反
    応する性質を備えた請求項1ないし3記載の盗難未然防
    止装置。
  5. 【請求項5】特殊インキに換えて、特殊な異臭を発生す
    る物質を用いるか、又は特殊インキなどに、容易には臭
    気が抜けない特殊な異臭物質を加えた請求項1ないし4
    記載の盗難未然防止装置。
JP33014496A 1996-11-05 1996-11-05 盗難未然防止装置 Pending JPH10143775A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001084560A1 (en) * 2000-04-28 2001-11-08 Aea Technology Qsa Gmbh Radiation flood source and method for producing the same
KR100744164B1 (ko) * 2005-09-27 2007-08-06 김민식 점등식 홈오토메이션용 방범장치

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US7172799B2 (en) 2000-04-28 2007-02-06 Aea Technology Qsa Gmbh Radiation flood source and method for producing the same
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