JPH11253222A - 現金等盗難防止収納容器 - Google Patents

現金等盗難防止収納容器

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JPH11253222A
JPH11253222A JP10105308A JP10530898A JPH11253222A JP H11253222 A JPH11253222 A JP H11253222A JP 10105308 A JP10105308 A JP 10105308A JP 10530898 A JP10530898 A JP 10530898A JP H11253222 A JPH11253222 A JP H11253222A
Authority
JP
Japan
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storage container
cash
container
theft
money
Prior art date
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Pending
Application number
JP10105308A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Okamoto
源生 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON HARUKON KK
Original Assignee
NIPPON HARUKON KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON HARUKON KK filed Critical NIPPON HARUKON KK
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】盗まれた金品に異臭などを付着させて追跡や逮
捕を容易にしたり、盗んだ金品は異臭などによって汚染
させ使用できないようにして、犯罪を未然に防ぐ。 【構成】現金や貴金属等の収納容器に、センサーと異臭
物質などの密閉容器及び放出装置を備え、不法に金品を
取り出そうとすると、異臭物質などを放出して金品を汚
染させる。センサーは公知技術のほか、本来の開口部以
外の切断や破壊を検知する回路網などを犯人が操作でき
ないように内蔵する。回路網は、軟質又は硬質の絶縁板
上に金属膜などを印刷、導電性の板や線又はその撚線や
織布状のブロックを直列接続し導体の表面又は周囲は被
覆する。密閉容器は長期保存できるガラスなどで、衝撃
からは完全に保護する。異臭物質などは、少量で長期に
強烈な特異臭か、目視や機械で識別できる特殊インキと
する。放出装置は、小型・軽量の簡便な機構で誤作動を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、盗難を防止する
装置を備えた現金や貴金属などの収納容器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現金や貴金属などの保管や運搬などの
際、強盗や窃盗などによる被害が絶えない。殊に、盗ま
れた金品や犯人を追跡しきれず、犯行による不正利得を
見逃すこともあって、銃などを持った凶悪犯や巧妙かつ
強引な盗難が増加しつつあり、従来の防犯の方法や装置
では、これらの犯行を未然に防止することが困難となっ
た。
【0003】侵入者を検知したり錠をこわしたりする
と、警報が鳴ったり、保管庫内の金品をインキなどで汚
染する方法はあるが、保管場所に犯人が侵入できなくも
脅迫によって金品を奪われたり、携帯可能な収納容器で
の運搬中を狙われたりする。金品を収納する容器は、堅
固に作られていても、中身を取り出すことが可能であっ
た。殊に、収納容器の非開口部を切断または破壊される
と、被害を防ぎきれなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】盗まれた金品に異臭な
どを付着させて追跡や逮捕を容易にしたり、盗んだ金品
は異臭などによって汚染させ使用できないようにすると
共に、それらを犯人に警告して犯罪行為を未遂に終わら
せ、さらにはその機能を広く社会に周知しておくことに
より、誰にも盗もうとする犯意そのものを全く起こさせ
ないようにして、金品の盗難を未然に防ぎたい。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を図によって説
明すると、現金や貴金属等の金品を保管又は運搬する収
納容器(1)に、不法な手段であることを検知するセン
サー(2)と、特殊な異臭を放つ物質又は磁性体などを
含む特殊インキなど(異臭物質など)の密閉容器(3)
及びその放出装置(4)を備え、不法な手段によって金
品を取り出そうとすると、異臭物質などを収納容器
(1)内に放出して、金品に特異な臭気・色・磁性など
を付着・汚染させる。
【実施の形態】
【0006】不法な手段であることを検知するセンサー
(2)として、盗難を認知して発信した電波を受信する
回路、又は正規の鍵を用いずに開錠もしくは錠を破壊し
たことを検知する機構などの公知技術、あるいは本来の
開口部以外が切断又は破壊されたことを検知する容器内
面に設けた導体の回路網、などを犯人が操作できないよ
う収納容器(1)に内蔵し、異常を検出すると信号を出
力し、放出装置(4)を作動させて、異臭物質などを放
出するように設ける。
【0007】収納容器(1)の内面に設ける導体のセン
サー回路網(5)として、収納容器(1)の材質や形状
に応じて、軟質又は硬質のプラスチックやガラスなどの
絶縁板上に金属膜などを印刷、もしくは導電性の板や線
又は屈曲に耐えるその撚線や織布状のブロックを収納容
器(1)の外部からは操作できないように設け、それら
の各ブロックを直列接続しておくと、その1部が切断又
は破壊されることによって、異常信号を発生できる。具
体的には、例えば図2の(2)のように、センサー回路
網(5)の1部が断線状態になると、トランジスタQ1
(21)がONし、リレーコイルT1(22)に電流が
流れ、リレー接点S1(23)が導通状態となって、制
御回路(24)に電圧が供給される。
【0008】導体の表面又は周囲を、収納容器(1)の
材質に応じて、軟質又は硬質のプラスチック、もしくは
ガラスなどで被覆すると、センサー回路網(5)を保護
して耐久性を高めると共に、誤動作を防止できる。
【0009】異臭物質などの密閉容器(3)として、臭
気やインキなどが全く洩れず、長期保存ができるガラス
などのカプセル又はアンプルなどを用い、緩衝材(3
1)などを介して収納容器(1)に装着し、その携帯な
どによる衝撃などから完全に保護すると共に、放出装置
(4)が作動した場合にのみ破損して、充填してある異
臭物質などを放出するようにする。
【0010】異臭物質としては、例えば、小動物や虫な
どが危険を感じると自己防衛のために発する悪臭のよう
な強烈な刺激臭が望ましく、明らかに盗んだ金品を識別
できる特殊な異臭で、少量でもその臭気が長期にわたっ
て容易には抜けないものが好ましい。又、特殊インキな
どとしては、例えば、染料や顔料を含め、赤や金属色な
どの目立つ色彩で、容易には落とせない浸透性あるいは
粘着性を持たせると共に、発光性や蛍光性など目視で識
別できるとよい。さらに、磁性体や放射性物質などを含
めると、磁力線や紫外線などの特殊な光線だけ、あるい
は特定の電波だけに反応する性質などを備えさせること
もでき、紙幣鑑別機などでのチェックもできる。
【0011】異臭物質などの放出装置(4)は、異常信
号によってのみ衝撃を加える機構を作動させて密閉容器
(3)を破損させ、異臭物質などを収納容器(1)内に
放出するように設ける。なお、収納容器(1)の携帯な
どによる誤作動を完全に防止すると共に、小型・軽量の
簡便な機構が好ましい。具体的には、例えば図3のよう
に、密閉容器(3)と高圧ボンベ(41)との中間に、
双方に同時に衝撃を加える機構を組み合わせ、熔接など
で一体化しておく。異常信号によって、耐熱性の低いプ
ラスチックやゴムなどの保持ケーブル(44)の中間を
電熱などで焼き切るなどの切断器(45)が働くと、保
持ケーブル(44)で引っ張られていた作動スプリング
(43)が瞬時に伸びて、その両端にある刃(46)が
それぞれ密閉容器(3)と高圧ボンベ(41)に衝突し
双方に穴をあける。すると、密閉容器(3)は破損し異
臭物質などが放出装置(4)内に充満し、高圧ガスと共
に放出口(47)から収納容器(1)内に噴射される。
切断器(45)は、電熱のほか刃物を利用してもよい。
【0012】この収納容器(1)は、アルミ製の現金用
トランクに限らず、皮革などの夜間金庫用バックや各種
の金庫、ガラスのショウウインドなど、硬軟・大小など
様々な材質・形状に適用できる。
【0013】異臭物質などが付着していると、盗んだ金
品であることが明白であり、それを所持する者が犯人で
ある歴然とした証拠となり、追跡や逮捕が容易となる。
犯人が必ず逮捕されるとなれば、金品を盗もうとする犯
意そのものを全く起こさせず、ましてや人を殺傷したり
など罪科を重くする愚は犯すまい。
【0014】この収納容器(1)の金品を奪われそうに
なったとき、盗んだ金品には交換価値が全くないことを
犯人に告げて、犯行を思いとどまらせることも期待でき
る。
【0015】脅迫的な犯人の指示により、この収納容器
(1)に入れずに金品を奪われた場合は、残念ながら金
品に異臭などを付着させることはできないが、逃走する
犯人に向けて、異臭物質などを他の装置により噴射する
ようにすれば、逃走後も「クサイやつ」を特定でき、犯
人の追跡や逮捕が容易となる。
【0016】汚染された金品は、市販の洗剤などでは落
ちないことが必要であり、異臭物質などの組成や分解方
法などは公開せず、警察か日銀など厳重に管理された機
関でのみ、復元のための脱臭や清拭などをすべきであろ
う。当然のことではあるが、復元は代替品のない希少価
値の高い物に限ることにして、紙幣や金券などは、むし
ろ復元できないほどに汚染させて廃棄処分とし、正当な
所有者に対しては新券と交換することが望ましい。
【0017】
【効果】この発明によって、盗まれた金品に異臭などを
付着させて追跡や逮捕を容易にしたり、盗んだ金品は異
臭物質などによって汚染させ使用できないようにでき
る。
【0018】さらに、それらを犯人に警告して犯罪行為
を未遂に終わらせたり、盗んでも必ず捕まったり、盗ん
だ金品の価値がなくなることを広く社会に周知徹底して
おくことにより、金品の盗難を未然に防止でき、犯罪者
と被害者を減らして社会に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、収納容器の外観(一部透視・細部省略)図
で、(1)は平面図、(2)は正面図、(3)は側面図
である。
【図2】は、センサーの1例で、(1)はブロックの平
面図、(2)はブロックの断線を検知して信号を発生す
る制御回路図である。
【図3】は、異臭物質などの密閉容器及び放出装置の1
例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 収納容器 2 センサー 3 異臭物質などの密閉容器 4 放出装置 5 センサー回路網 6 電源コード 7 信号ケーブル 8 電池 11 電池及び制御回路収納部 12 錠 21 トランジスタQ1 22 リレーコイルT1 23 リレー接点S1 24 制御回路 31 緩衝材 41 高圧ボンベ 42 ボンベ固定用スプリング 43 作動スプリング 44 保持ケーブル 45 切断器 46 刃 47 放出口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現金や貴金属等の金品を保管又は運搬する
    収納容器(1)において、不法な手段であることを検知
    するセンサー(2)と、特殊な異臭を放つ物質又は磁性
    体などを含む特殊インキなど(以下、単に異臭物質など
    という)の密閉容器(3)及びその放出装置(4)を備
    え、不法な手段によって金品を取り出そうとすると、異
    臭物質などを収納容器(1)内に放出して、金品を汚染
    させる現金等盗難防止収納容器。
  2. 【請求項2】不法な手段であることを検知するセンサー
    (2)として、盗難を認知して発信した電波を受信する
    回路、又は正規の鍵を用いずに開錠もしくは錠を破壊し
    たことを検知する機構、あるいは本来の開口部以外が切
    断又は破壊されたことを検知する容器内面に設けた導体
    の回路網、などを犯人が操作できないように内蔵し、異
    常を検出すると信号を出力し、放出装置(4)を作動さ
    せて、異臭物質などを放出する請求項1記載の現金等盗
    難防止収納容器。
  3. 【請求項3】収納容器(1)の内面に設ける導体のセン
    サー回路網(5)として、軟質又は硬質のプラスチック
    やガラスなどの絶縁板上に金属膜などを印刷、もしくは
    導電性の板や線又はその撚線や織布状のブロックを設
    け、各ブロックを直列接続する請求項2記載の現金等盗
    難防止収納容器。
  4. 【請求項4】導体の表面又は周囲を、軟質又は硬質のプ
    ラスチック、もしくはガラスなどで被覆した請求項3記
    載の現金等盗難防止収納容器。
  5. 【請求項5】異臭物質などの密閉容器(3)として、臭
    気などが全く洩れず長期保存ができるガラスなどのカプ
    セル又はアンプルなどを用い、収納容器(1)の携帯な
    どによる衝撃からは完全に保護すると共に、放出装置
    (4)が作動した場合にのみ破損して、充填してある異
    臭物質などを放出する請求項1ないし4記載の現金等盗
    難防止収納容器。
  6. 【請求項6】異臭物質などの放出装置(4)として、異
    常信号によってのみ密閉容器(3)に衝撃を加えて破損
    させ、異臭物質などを収納容器(1)内に放出する請求
    項1ないし5記載の現金等盗難防止収納容器。
JP10105308A 1998-03-11 1998-03-11 現金等盗難防止収納容器 Pending JPH11253222A (ja)

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ID=14404086

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JP (1) JPH11253222A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004353259A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Laurel Kikai Kk 紙幣処理機および紙幣収納箱
JP2005521162A (ja) * 2002-03-18 2005-07-14 プレシジョン ダイナミックス コーポレイション 増強された識別器具
JP2005267573A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Tk Trade Kk 防犯システム内蔵の現金引出装置
JP2021504840A (ja) * 2017-11-28 2021-02-15 チェックポイント・システムズ・インコーポレイテッドCheckpoint Systems, Inc. 物質放出利益拒否防犯装置

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JP2021504840A (ja) * 2017-11-28 2021-02-15 チェックポイント・システムズ・インコーポレイテッドCheckpoint Systems, Inc. 物質放出利益拒否防犯装置

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