JP3228672B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents
Dc−dcコンバータInfo
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Description
ータに係り、特に、DC−DCコンバータの動作開始に
先立って、トランスの1次側に設けられている平滑コン
デンサをあらかじめ充電させるプリチャージ回路を有す
るDC−DCコンバータに関する。
力電圧をスイッチング素子によって矩形波パルス電圧に
変換し、この変換された矩形波パルス電圧をトランスの
1次巻線に印加し、このトランスの2次巻線から取り出
された電圧パルスを整流、平滑し、直流電圧を出力する
ものである。この場合上記トランスの1次側には、急峻
な電流波形が流れるため、入力平滑回路を設ける。この
入力平滑回路の中の平滑コンデンサについては、DC−
DCコンバータの動作開始に先立って、あらかじめ充電
させる(いわゆるプリチャージを行う)ことが必要とな
る。
にプリチャージしないとすれば、トランスの1次側に設
けられている平滑コンデンサに充分な電荷が充電されな
いうちに、DC−DCコンバータの動作が開始されるこ
とがあり、この場合には、DC−DCコンバータの動作
が不安定になるという弊害があり、この弊害を除去する
ために、プリチャージが行われている。従来の技術で
は、複数のDC−DCコンバータを用いて並列運転等を
行う場合、並列接続した各々のDC−DCコンバータの
プリチャージ動作の完了が一致しないため、プリチャー
ジ動作を完了したDC−DCコンバータから動作を開始
し、直流電圧を出力してしまい、結果として出力電圧の
立ち上がり波形に段差のついた起動特性となってしま
う。本発明は、プリチャージ動作の完了まで、単体運転
あるいは複数運転した全てのDC−DCコンバータを停
止状態とすることを目的とするものである。
次側に設けられている平滑コンデンサと直列に接続され
ているFETを具備し、上記平滑コンデンサをDC−D
Cコンバータの動作開始に先立って、所定の充電速度で
予め充電するプリチャージ回路と、上記FETのドレイ
ン−ソース間電圧を検出することによって上記平滑コン
デンサの充電電圧の値を検出し、この検出された値が所
定の電圧値になると、第1の動作から第2の動作に変化
するプリチャージ制御回路と、上記プリチャージ制御回
路が上記第1の動作を行っているときに、動作停止信号
を発生し、また、上記プリチャージ制御回路が上記第2
の動作を行っているときに、上記動作停止信号を発生し
ないコンバータ停止信号発生器と、上記コンバータ停止
信号発生器から上記動作停止信号を受けているときに、
上記スイッチング素子をオンさせないスイッチング素子
制御回路とを有するDC−DCコンバータである。
直流入力を並列にし、出力を並列または多出力として運
転する場合において、1台のDC−DCコンバータの動
作停止により発生する停止信号を停止信号出力端子を経
て他のDC−DCコンバータの停止信号入力端子に供給
して、各コンバータの運転と停止を同時にすることも提
案する。
タの平滑コンデンサの充電速度を、他のコンバータにお
ける平滑コンデンサへの充電速度よりも遅く設定するこ
とも提案する。
実施例であるDC−DCコンバータ100を示す回路図
である。DC−DCコンバータ100は、入力平滑回路
10と、プリチャージ回路20と、プリチャージ制御回
路30と、コンバータ停止信号発生回路40と、スイッ
チング素子制御回路50と、2次側回路60と、スイッ
チング素子としてのFET95と、トランスT1と、+
電源端子t11と、−電源端子t12と、停止信号出力
端子t13とを有するものである。またDC−DCコン
バータ100は、スイッチング素子としてのFET95
によって直流入力電圧を矩形波パルス電圧に変換し、こ
の変換された矩形波パルス電圧をトランスT1の1次巻
線に印加し、このトランスT1の2次巻線から取り出さ
れた電圧パルスを整流、平滑し、直流電圧を出力し、一
方、トランスT1の1次側に設けられている平滑コンデ
ンサC1、C2(プリチャージすべき平滑コンデンサ)
をDC−DCコンバータの動作開始に先立って、あらか
じめ充電させる。+電源端子t11と−電源端子t12
とは、電源スイッチSWを介して、バッテリBに接続さ
れる。
巻線と直列に接続されているチョークコイルL1、L2
と、平滑コンデンサC1、C2とを有する。
オードD1とコンデンサC3との直列回路と、コンデン
サC3に並列接続されている抵抗R2と、FET91と
を有する。
直列回路は、+電源端子t11と−電源端子t12との
間に接続され、FET91は、そのゲートがコンデンサ
C3の+端子に接続され、そのソースがコンデンサC3
の−端子に接続され、そのドレインがチョークコイルL
2、FET95を介してトランスT1の1次側に接続さ
れている。
のドレイン−ソース間電圧を検出するものであり、FE
T91のドレイン−ソース間電圧が所定電圧になるま
で、コンバータ停止信号を出力するものであり、主にト
ランジスタ93、94で構成されている。
R4を介して、FET91のドレインに接続され、その
エミッタが−電源端子t12に接続され、そのコレクタ
が抵抗R6、R7の直列抵抗を介して+電源端子t11
に接続されている。トランジスタ94は、そのベースが
抵抗R6とR7とによる分圧点に接続され、そのエミッ
タが+電源端子t11に接続され、そのコレクタがダイ
オードD2を介して停止信号出力端子t13に接続され
ている。
ランスの1次側に設けられている平滑コンデンサと直列
に設けられているFETのドレイン−ソース間電圧を検
出することによって上記平滑コンデンサの充電電荷の値
を検出する検出手段の例であり、また直流入力電圧が投
入されてから所定時間を経過するまでの間、DC−DC
コンバータの動作を停止させる動作停止信号を発生する
動作停止信号発生手段の例である。
は、トランスT1の1次側に設けられている平滑コンデ
ンサC1、C2と直列に設けられているFET91のド
レイン−ソース間電圧を検出することによって平滑コン
デンサC1、C2の充電電荷の値を検出するものであ
る。
R8とツェナーダイオードD3と発光ダイオードD4と
で構成されている直列回路と、発光素子96とを有す
る。上記直列回路は、ダイオードD2のカソードと−電
源端子t12との間に設けられ、発光ダイオードD4
は、プリチャージ制御回路30がコンバータ停止信号を
出力しているときに発光するものである。発光素子96
は、スイッチング素子制御回路50に接続され、発光ダ
イオードD4からの光を発光したときに、スイッチング
素子制御回路50を介して、FET95によるスイッチ
ング動作を停止させるものである。
手段が所定の電圧値を検出するまで、直流入力電圧を上
記矩形波パルス電圧に変換する動作をスイッチング素子
に停止させる制御手段の例であり、具体的には、FET
91のドレイン電圧の値が所定の値になったことをプリ
チャージ制御回路30が検出するまで、直流入力電圧を
矩形波パルス電圧に変換する動作を、スイッチング素子
FET95に停止させるものである。
チング素子制御回路50によって制御され、直流入力電
圧を矩形波パルス電圧に変換するものである。なお、停
止信号出力端子t13は、並列運転すべき相手のDC−
DCコンバータに、上記動作停止信号を供給する停止信
号出力の例である。
について説明する。まず、図1に示す状態では、電源ス
イッチSWがオフであり、+電源端子t11は0Vであ
り、コンデンサC3は充電されておらず、発光ダイオー
ドD4は発光していない。
と、+電源端子t11に+電圧(たとえば+48V)が
印加され、−電源端子t12に−電圧(たとえば−48
V)が印加され、抵抗R1を介して、コンデンサC3に
充電が開始され、コンデンサC3の両端電圧が徐々に上
昇する。抵抗R1の値とコンデンサC3の容量値とで定
まる時定数に応じて、コンデンサC3の両端電圧が徐々
に上昇する。コンデンサC3の+側端子がFET91の
ゲートに接続されているので、そのゲートの電位が徐々
に上昇する。
FET91のゲートの電位が低いので、FET91が動
作せず、そのドレインの電位が高いので、トランジスタ
93にベース電流が流れ、トランジスタ93がオンし、
これによってトランジスタ94にベース電流が流れ、ト
ランジスタ94がオンし、そのコレクタ電流がダイオー
ドD2、抵抗R8、ツェナーダイオードD3、発光ダイ
オードD4を介して流れ、発光ダイオードD4が発光す
るとともに、端子t13にコンバータ停止信号が発生す
る。
子96がその光を受光し、スイッチング素子制御回路5
0を介して、スイッチング用のFET95のスイッチン
グ動作が阻止される。
に上昇するに従って、FET91のゲートの電位が次第
に上昇し、FET91のドレイン−ソース間の電圧が次
第に低下し、平滑コンデンサC1、C2への充電量が次
第に多くなる。
電圧よりも低くなると、トランジスタ93がオフし、ト
ランジスタ94もオフし、発光ダイオードD4における
発光が停止し、ダイオードD3のカソードにはコンバー
タ停止信号が発生しなくなる。発光ダイオードD4の発
光が停止すると、発光素子96が受光しなくなるので、
スイッチング素子制御回路50が正常に動作し、スイッ
チング用のFET95がスイッチング動作を実行する。
イン電圧が所定電圧よりも低くなるまでの間は、コンバ
ータ停止信号が発生し、発光ダイオードD4が発光し、
制御回路50がFET95のスイッチング動作を阻止
し、その後、FET91のドレイン電圧が所定電圧より
も低くなると、コンバータ停止信号の発生が停止され、
発光ダイオードD4の発光が阻止され、FET95のス
イッチング動作を制御回路50が開始させる。
コンデンサC1、C2が充分に充電されていない間は、
コンバータ停止信号によってFET95のスイッチング
動作が阻止され(DC−DCコンバータ本来の動作が阻
止され)、これによって、充電が不十分である場合にお
ける不安定動作を防止し、DC−DCコンバータの安定
動作を確保できる。
であり、2つのDC−DCコンバータ100と101と
を並列運転させた場合を示す図である。ここで、DC−
DCコンバータ101は、基本的には、DC−DCコン
バータ100と同じであり、DC−DCコンバータ10
0からプリチャージ制御回路30を削除した回路がDC
−DCコンバータ101である。そして、DC−DCコ
ンバータ100をマスターとして使用し、DC−DCコ
ンバータ101をスレーブとして使用している。なお、
マスターのDC−DCコンバータ100における停止信
号出力端子t13の代わりに、スレーブのDC−DCコ
ンバータ101において、停止信号入力端子t23が設
けられている。
明する。電源スイッチSWをオンすることによって電源
投入すると、DC−DCコンバータ100において、図
1で説明したと同様の動作を行う。つまり、電源スイッ
チSWを投入した直後は、FET91のゲートの電位が
低いので、FET91が動作せず、そのドレインの電位
が高いので、トランジスタ93のベースに電流が流れ、
トランジスタ93がオンし、トランジスタ94がオン
し、そのコレクタ電流がダイオードD2、抵抗R8、ツ
ェナーダイオードD3、発光ダイオードD4を介して流
れ、発光ダイオードD4が発光するとともに、端子t1
3にコンバータ停止信号が発生する。
−DCコンバータ101の停止信号入力端子t23に入
力され、これによって、スレーブのDC−DCコンバー
タ101において、発光ダイオードD4が発光し、受光
素子96がその光を受光し、スイッチング素子制御回路
50を介して、スイッチング用のFET95のスイッチ
ング動作が阻止される。つまり、マスターのDC−DC
コンバータ100の動作停止に伴い、スレーブのDC−
DCコンバータ101の動作が停止される。
00及びスレーブのDC−DCコンバータ101の両者
において、コンデンサC3 両端電圧が次第に上昇する
に従って、FET91のゲートの電位が次第に上昇し、
FET91のドレイン−ソース間の電圧が次第に低下
し、平滑用コンデンサC1、C2への充電量が次第に多
くなる。
電圧よりも低くなると、マスターのDC−DCコンバー
タ100内のトランジスタ93がオフし、トランジスタ
94もオフし、発光ダイオードD4における発光が停止
され、ダイオードD3のカソードにはコンバータ停止信
号が発生しなくなり、発光ダイオードD4の発光が停止
する。したがって、受光素子96が受光しなくなり、ス
イッチング素子制御回路50が、スイッチング用のFE
T95のスイッチング動作を開始させる。
0、101を並列運転する場合、マスターのコンバータ
100で発生したコンバータ停止信号を、スレーブのコ
ンバータ101に供給するようにしているので、スレー
ブのコンバータ101においては、プリチャージ制御回
路30を省略することができる。
00における平滑コンデンサC1、C2が充電される速
度を、スレーブのDC−DCコンバータ101における
平滑用コンデンサC1、C2が充電される速度よりも遅
くしてある。つまり、マスターのDC−DCコンバータ
100における抵抗R1とコンデンサC3とによる時定
数を、スレーブDC−DCコンバータ101における抵
抗R1とコンデンサC3とによる時定数よりも大きくし
てある。
コンバータ100からのコンバータ停止信号の出力が終
了したときには、スレーブのDC−DCコンバータ10
1における平滑コンデンサC1、C2が充分に充電され
ており、スレーブのDC−DCコンバータ101におい
てコンバータ動作が安定して実行される。
DCコンバータを1台のみ設けてあるが、スレーブのD
C−DCコンバータを複数台設け、これらを並列接続
し、並列運転するようにしてもよい。このとき、各出力
端子を並列にしないで、多出力運転としても、本発明を
適用することができる。
DCコンバータを複数台を並列接続した場合には、プリ
チャージの完了が最も遅いDC−DCコンバータのコン
バータ停止信号によって、残る他のDC−DCコンバー
タの起動を停止させるめ、同様に適切に起動時の制御を
行うことができる。
において、プリチャージすべき平滑コンデンサの充電電
荷が所定の値になるまで、DC−DCコンバータの動作
を停止させ、その平滑コンデンサの充電電荷が所定の値
になったときに、DC−DCコンバータの動作を開始さ
せるので、単体または複数運転したDC−DCコンバー
タの起動時の動作を適切に制御することができるという
効果を奏する。
100を示す回路図である。
のDC−DCコンバータ100と101とを並列運転す
る場合を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 直流入力電圧をスイッチング素子によっ
て矩形波パルス電圧に変換し、この変換された矩形波パ
ルス電圧をトランスの1次巻線に印加し、そのトランス
の2次巻線から取り出された電圧パルスを整流、平滑
し、直流電圧を出力し、一方、上記トランスの1次側に
設けられている平滑コンデンサを、DC−DCコンバー
タの動作開始に先立って、あらかじめ所定の充電速度で
充電させるDC−DCコンバータにおいて、 上記トランスの1次側に設けられている平滑コンデンサ
と直列に接続されているFETを具備し、上記平滑コン
デンサをDC−DCコンバータの動作開始に先立って、
所定の充電速度で予め充電するプリチャージ回路と; 上記FETのドレイン−ソース間電圧を検出することに
よって上記平滑コンデンサの充電電圧の値を検出し、こ
の検出された値が所定の電圧値になると、第1の動作か
ら第2の動作に変化するプリチャージ制御回路と; 上記プリチャージ制御回路が上記第1の動作を行ってい
るときに、動作停止信号を発生し、また、上記プリチャ
ージ制御回路が上記第2の動作を行っているときに、上
記動作停止信号を発生しないコンバータ停止信号発生器
と; 上記コンバータ停止信号発生器から上記動作停止信号を
受けているときに、上記スイッチング素子をオンさせな
いスイッチング素子制御回路と; を有する ことを特徴とするDC−DCコンバータ。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記DC−DCコンバータに並列接続された他のDC−
DCコンバータのスイッチング素子制御回路に、上記動
作停止信号を供給する停止信号出力端子を有する ことを
特徴とするDC−DCコンバータ。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記平滑コンデンサへの充電速度を、上記他のDC−D
Cコンバータにおける上記平滑コンデンサへの充電速度
よりも遅くなるように設定したことを特徴とするDC−
DCコンバータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05243096A JP3228672B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Dc−dcコンバータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05243096A JP3228672B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Dc−dcコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09224370A JPH09224370A (ja) | 1997-08-26 |
JP3228672B2 true JP3228672B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=12914554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05243096A Expired - Lifetime JP3228672B2 (ja) | 1996-02-15 | 1996-02-15 | Dc−dcコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228672B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102611154B (zh) * | 2012-03-02 | 2015-07-15 | 惠州Tcl移动通信有限公司 | 一种具有抑制瞬态电压功能的充电电路及其手机 |
-
1996
- 1996-02-15 JP JP05243096A patent/JP3228672B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09224370A (ja) | 1997-08-26 |
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