JP3228603U - 柄支持具 - Google Patents

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将好 大谷
将好 大谷
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Abstract

【課題】片手で柄の脱着ができる柄支持具を提供する。【解決手段】柄支持具Sは、立設した面3へ取り付けられる本体1と、本体にシーソー状に取り付けられた回動体とを備え、回動体は、棒状部分の柄10で押すと回動体を回動させる作動部21と、作動部に接続され、柄を係止させる被係止部22と、被係止部に柄を受け入れ、取り出し機能を有する開口部とを有し、作動部の下に被係止部が位置し、被係止部は、柄の第1の部位10Aに当接する第1の被係止部位22Aと柄の第1の部位より下方の柄の第2の部位10Bに当接する第2の被係止部位22Bとを有し、柄は、第1の被係止部位と第2の被係止部位で支持される。【選択図】図4

Description

本考案は、柄支持具に係り、特に、片手で柄の脱着ができる柄支持具に関する。
従来、棒状の柄を有するものであれば、その他の形態に関係なく吊り下げて収納することができる吊下式ホルダーがある。
この吊下式ホルダーは、硬質樹脂からなる板状のベース部と、一端がベース部に対して水平回転軸を介して回動自在に支持されたホルダー部とを備え、ホルダー部には、被吊下物の柄が挿通され、ホルダー部の所定角度位置で柄の対向する2つの面に摩擦的に接触する保持孔を設けて、被吊下物の自重を利用して、ホルダー部に吊り下げるようにしている。
特開2002−209713
しかしながら、上記吊下式ホルダーは、例えば、左手でホルダー部を持ち上げ、右手でホルダー部の開口部から被吊下物を入れ、水平方向へ移動させて、被吊下物の柄を支持させるため、片手で被吊下物の脱着ができないという問題点が生じた。
本考案は、上記の問題点を考慮してなされた柄支持具を提供することにある。
請求項1記載の柄支持具は、立設した面へ取り付けられる本体と、この本体にシーソー状に取り付けられた回動体とを備え、この回動体は、棒状部分の柄で押すと前記回動体を回動させる作動部と、この作動部に接続され、前記柄を係止させる被係止部と、この被係止部に前記柄を受け入れ、取り出し機能を有する開口部とを有し、前記作動部の下に前記被係止部が位置し、前記被係止部は、前記柄の第1の部位に当接する第1の被係止部位と前記柄の第1の部位より下方の前記柄の第2の部位に当接する第2の被係止部位とを有し、前記柄は、前記第1の被係止部位と前記第2の被係止部位で支持されるものである。
また、請求項2記載の柄支持具は、請求項1記載の柄支持具において、被係止部は、垂直下方向に向かって、立設した面から離間するように設置されているものである。
また、請求項3記載の柄支持具は、請求項1記載の柄支持具において、柄支持具に柄が係止されていない使用前の作動部の立設した面から一番離れた距離Hと前記柄支持具に柄が係止されていない使用前の被係止部の立設した面から一番離れた距離hとは、H≧hの関係にある。
また、請求項4記載の柄支持具は、請求項1〜3のいずれかに記載の柄支持具において、被係止部は、開口部を有したC形状部又は、逆コ字状部を有しているものである。
また、請求項5記載の柄支持具は、請求項1〜4のいずれかに記載の柄支持具において、被係止部の部位が、熱可塑性エラストマー又はシリコーンゴムで形成されているものである。
請求項1の柄支持具によれば、柄を持った片手で、柄を介して作動部を押し、開口部を介して水平方向へ柄を移動して、柄を持った片手を離すと、柄は、第1の被係止部位と第2の被係止部位で支持されるため、片手で柄の脱着ができ、使用勝手を向上させることができる。
また、請求項2の柄支持具によれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、被係止部は、垂直下方向に向かって、立設した面から離間するように設置されているため、被係止部が垂直下方向に向かって、立設した面から一定のものに比べ、柄の係止を迅速に行うことができる。
また、請求項3の柄支持具によれば、上述した請求項1記載の考案の効果に加え、柄支持具に柄が係止されていない使用前の作動部の立設した面から一番離れた距離Hと柄支持具に柄が係止されていない使用前の被係止部の立設した面から一番離れた距離hとは、H≧hの関係にあるため、作動部の可動領域を大きく取ることができ、柄の被係止部への受け入れを迅速に行うことができる。
図1は、本考案の一実施例の柄支持具を斜め上方から見た3D画像である。 図2は、図1の柄支持具と立設した面との関係を示す3D画像である。 図3は、図1の柄支持具に図2の柄を支持する手順を示す3D画像で、柄を作動部に当接した状態を示している。 図4は、図3の柄を被係止部側へ移動させた状態を示す3D画像である。 図5は、図4の柄を被係止部に係止させた状態を示す3D画像である。
本考案の一実施例の柄支持具を図1乃至図5を参照して説明する。
図1に示すSは掃除用具(例えば、モップ)の柄、杖等の柄10(図3〜図5)を支持する柄支持具で、柄支持具Sは、立設した面3へ取り付けられる本体1と、この本体1にシーソー状に取り付けられた回動体2とを備えている。
立設した面3は、例えば、壁面、冷蔵庫の側面、家具の側面で、本体1は、粘着テープ、ピン等で立設した面3に取り付けられる。
回動体2は、棒状部分の柄10で押すと回動体2を回動させる作動部21と、この作動部21に接続され、柄10を係止させる被係止部22と、この被係止部22に柄10を受け入れ、取り出し機能を有する開口部23とを有している。作動部21の下に被係止部22が位置し(図2)、被係止部22は、柄10の第1の部位10Aに当接する第1の被係止部位22Aと柄10の第1の部位10Aより下方の柄10の第2の部位10Bに当接する第2の被係止部位22Bとを有し、柄10は、第1の被係止部位22Aと第2の被係止部位22Bで支持される。
上述した柄支持具Sによれば、柄10を持った片手で、柄10を介して作動部21を押し(作動部21を図3に示すX方向に押すと、被係止部22がZ方向に回動する。)、開口部23を介して水平方向へ柄10を移動(作動部21を図4に示すY方向に移動させる。)して、柄10を持った片手を離すと、被係止部22が図5に示すZ’方向に回動し、柄10は、第1の被係止部位22Aと第2の被係止部位22Bで支持されるため、片手で柄10の脱着ができ、使用勝手を向上させることができる。
また、図2に示すように、被係止部22は、垂直下方向に向かって、立設した面3から離間するように設置されている。そのため、被係止部22が垂直下方向に向かって、立設した面3から一定のものに比べ、柄10の係止を迅速に行うことができる。
また、図2に示すように、柄支持具Sに柄10が係止されていない使用前の作動部21の立設した面3から一番離れた距離Hは、柄支持具Sに柄10が係止されていない使用前の被係止部22の立設した面3から一番離れた距離hより大(H>h)、又は、図示しないが、H=hでも良い。つまり、H≧hであるため、作動部21の可動領域を大きく取ることができ、柄10の被係止部22への受け入れを迅速に行うことができる。
なお、被係止部22は、開口部23を有したC形状部(又は、逆コ字状部)で、被係止部22の部位は、滑り止め材として、例えば、TPE(熱可塑性エラストマー)、シリコーンゴム等で形成されている。
S 柄支持具
1 本体
2 回動体
3 立設した面
10 柄
10A 第1の部位
10B 第2の部位
22 被係止部
22A 第1の被係止部位
22B 第2の被係止部位

Claims (5)

  1. 立設した面へ取り付けられる本体と、
    この本体にシーソー状に取り付けられた回動体とを備え、
    この回動体は、棒状部分の柄で押すと前記回動体を回動させる作動部と、この作動部に接続され、前記柄を係止させる被係止部と、この被係止部に前記柄を受け入れ、取り出し機能を有する開口部とを有し、
    前記作動部の下に前記被係止部が位置し、
    前記被係止部は、前記柄の第1の部位に当接する第1の被係止部位と前記柄の第1の部位より下方の前記柄の第2の部位に当接する第2の被係止部位とを有し、
    前記柄は、前記第1の被係止部位と前記第2の被係止部位で支持される
    ことを特徴とする柄支持具。
  2. 被係止部は、垂直下方向に向かって、立設した面から離間するように設置されている
    ことを特徴とする請求項1記載の柄支持具。
  3. 柄支持具に柄が係止されていない使用前の作動部の立設した面から一番離れた距離Hと前記柄支持具に柄が係止されていない使用前の被係止部の立設した面から一番離れた距離hとは、H≧hの関係にある
    ことを特徴とする請求項1記載の柄支持具。
  4. 被係止部は、開口部を有したC形状部又は、逆コ字状部を有している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の柄支持具。
  5. 被係止部の部位が、熱可塑性エラストマー又はシリコーンゴムで形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の柄支持具。
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