JP3228495U - マスクケース - Google Patents
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Abstract
【課題】マスクの出し入れが容易なマスクケースを提供する。【解決手段】マスクケースは、抗菌加工が施され、第1面Aと第2面Bを備える略方形状の樹脂製シート1を有し、第1面Aが内側になるよう折り曲げて重ね合わせた状態で、下部15が接着され、折り曲げ部を境に一側の領域である略長方形状の表部2と、他側の領域である略長方形状の裏部3と、接着された下辺とからマスク収納部が形成されている。裏部の短手方向の幅が、表部の短手方向の幅よりも大きく、裏部の長辺12の近傍部位には、表部の長辺13の縁部に係止可能な係止部21が形成されている。【選択図】図2
Description
本考案は、マスクケースに関するものである。
従来、マスクは、花粉症や風邪やインフルエンザ患者等の限られた者が季節的に着用することが普通の姿であった。しかしながら、新型コロナウイルスの登場に伴って、マスク着用が新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための有効な手段として認知されるようになり、いわゆる新しい生活様式ないしNew Normalでは、日常生活でマスクを着用することが標準となったと言っても過言でない。
しかしながら、日常生活において、マスクを外さなければならない場面がしばしばあり、その時に、外したマスクをどのように衛生的に保管するかは身近でかつ悩ましい課題となっている。典型的な例では、小中学校や高等学校などでは、登校する際にマスク着用が奨励されている一方、食事の際(給食などの昼食時)にはマスクを外す必要があるが、外したマスクを机に直接置くことは衛生上好ましくない。
したがって、取り外したマスクを一時的に衛生的に保管したいというニーズがある。このようなマスクケースは、例えば、特許文献1および特許文献2に開示されている。特許文献1に係るマスクケースは、上記ニーズに応えるものではあるが、ケース構造が複雑なものとなっている。また、特許文献2に係るマスクケースは、特許文献1のものに比べて構造がシンプルであるが、必ずしも学校等で使用する際のニーズを満たすものとは言えない。
日常的(例えば、食事の都度)にマスクを脱着することから、この種のマスクケースの使用頻度は高く、また、低年齢の子供が使用することも想定されるため、より簡単にマスクを収納しかつ取り出せるものであることが望ましい。
実用新案登録第3222103号
実用新案登録第3158317号
本考案は、マスクの出し入れが容易であり、特に、限定されないものの、学校等での使用に適したマスクケースを提供することを目的とするものである。
本考案が採用した技術手段は、
第1面と第2面を備え、第1面、あるいは、第1面及び第2面の両面に抗菌加工が施された略方形状の樹脂製シートを、第1面が内側になるよう折り曲げて重ね合わせた状態で下部が接着されており、
折り曲げ部を境に一側の領域である略長方形状の表部と、他側の領域である略長方形状の裏部と、接着された下部と、からマスクの収納部が形成されており、
前記裏部の短手方向の幅が、前記表部の短手方向の幅よりも大きくなっており、前記裏部は、当該裏部の長辺側に前記表部の長辺からはみ出した部位を備えており、前記表部の長辺と前記はみ出した部位の間にマスクを出し入れする開口が形成されるようになっており、
前記裏部の長辺の近傍部位には、前記開口が閉じた状態で、前記表部の長辺の縁部に係止可能な係止部が形成されている、
マスクケース、である。
第1面と第2面を備え、第1面、あるいは、第1面及び第2面の両面に抗菌加工が施された略方形状の樹脂製シートを、第1面が内側になるよう折り曲げて重ね合わせた状態で下部が接着されており、
折り曲げ部を境に一側の領域である略長方形状の表部と、他側の領域である略長方形状の裏部と、接着された下部と、からマスクの収納部が形成されており、
前記裏部の短手方向の幅が、前記表部の短手方向の幅よりも大きくなっており、前記裏部は、当該裏部の長辺側に前記表部の長辺からはみ出した部位を備えており、前記表部の長辺と前記はみ出した部位の間にマスクを出し入れする開口が形成されるようになっており、
前記裏部の長辺の近傍部位には、前記開口が閉じた状態で、前記表部の長辺の縁部に係止可能な係止部が形成されている、
マスクケース、である。
1つの態様では、前記係止部は、前記裏部の長辺の近傍部位に、前記折り曲げ部に向かって湾曲状に切り込み形成されたスリットからなり、
前記スリットの基端側部位は、前記はみ出した部位において、前記表面の長辺に近接した部位に形成されており、
前記スリットの湾曲状の切り込み部は、前記裏部において、前記表部の長辺の縁部にオーバーラップする部位に形成されている。
前記スリットの基端側部位は、前記はみ出した部位において、前記表面の長辺に近接した部位に形成されており、
前記スリットの湾曲状の切り込み部は、前記裏部において、前記表部の長辺の縁部にオーバーラップする部位に形成されている。
1つの態様では、 前記表部および前記裏部の上側部位には、当該マスクケースの上側部位を貫通する掛止部を形成する孔が形成されている。
1つの態様では、前記掛止部は、横長状の孔と、当該横長状の孔よりも小さく形成された、当該横長状の孔の長手方向中央から上方に延びる略半円状の孔とから一体形成されている。
本考案に係るマスクケースは、シンプルな構成であり、かつ、裏部の短手方向の幅が表部の短手方向の幅よりも大きくなるよう形成されているため、マスクの出し入れが容易であり、また、樹脂製シートから一体的に形成することができるので、低コストで製造可能である。
上側部位に掛止部を備えたものでは、マスクを収納した状態でフック部(典型的には、学校における机に備わっているフック)に掛止させることができる。
本考案にかかるマスクケースは、例えば、小中学校や高等学校などで食事をとる生徒に廉価で提供することが可能である。
上側部位に掛止部を備えたものでは、マスクを収納した状態でフック部(典型的には、学校における机に備わっているフック)に掛止させることができる。
本考案にかかるマスクケースは、例えば、小中学校や高等学校などで食事をとる生徒に廉価で提供することが可能である。
図1は、本実施形態に係るマスクケースの展開図であって、マスクケースは、第1面Aと第2面Bを備えた略方形状の樹脂製シート1からなる。樹脂製シート1は、例えば、ポリプロピレンなど、種々の樹脂からなるシートであってよい。本明細書では、マスク本体が装着(収納)される側を第1面Aとする。図1では、樹脂製シート1の第2面B側を示している。略方形状の樹脂製シート1は、第1幅方向に延びる第1辺10及び第2辺11と、第2幅方向に延びる第3辺12及び第4辺13とを備えており、第1幅方向の中央部から第4辺13寄りの部位に、第1辺10と第2辺11との間の全幅に亘って第2幅方向に延びる折り曲げ線14を備える。
樹脂製シート1において、折り曲げ線14の一側の領域が略長方形状の表部2となっており、他側の領域が略長方形状の裏部3となっている。すなわち、樹脂製シート1は、折り曲げ線14を挟んで、一側が表部2となっており、他側が裏部3となっている。なお、樹脂製シート1において、全ての角(4つの角)が、二次曲線や円などで丸めるよう(角をとるよう)形成されており、同様に、樹脂製シート1を折り曲げた時に、表部2及び裏部3の基端側の上下の角部となる部位(折り曲げ線14の上端部位及び下端部位)も湾曲状の縁部に形成されている。表部2及び裏部3の4つの角を湾曲縁とすることで、角に衝突することによる怪我を防止している。樹脂製シート1の第1辺10の一側部10a、第2辺11の一側部11aが、略長方形状の裏部3の短辺(上辺、下辺)となっており、第3辺12、折り曲げ線14が裏部3の長辺となっている。樹脂製シート1の第1辺10の他側部10b、第2辺11の他側部11bが、略長方形状の表部2の短辺(上辺、下辺)となっており、第4辺13、折り曲げ線14が表部2の長辺となっている。樹脂製シート1が、折り曲げ線14において折り曲げられ、下辺11a、11bが接着(典型的には溶着)されることにより、マスク5を収納するスペース(マスク収納部)が形成される。本実施形態では、下辺11a、11bは超音波接着(超音波による溶着)されているが、これには限定されない。
図2は、本実施形態に係るマスクケースの正面図である。図2に示すように、樹脂製シート1を、折り曲げ線14において、表部2の第1面Aと裏部3の第1面Aが近づく方向に折り曲げ、表部2と裏部3とを重ね合わせた上で、第2辺11(一側部11aと他側部11b)を、第1軸方向の略全幅に亘って接着させることにより、マスク収納部が形成される。具体的には、下部15において、表部2と裏部3とを接着することにより、表部2の第1面Aと裏部3の第1面Aとの間に、マスク収納部が形成される。
裏部3の第1幅方向の幅寸法(ないし短手方向の幅寸法)は、図1に示すように、表部2の第1幅方向の幅寸法よりも大きくなっており、折り曲げ線14において樹脂製シート1が折り曲げられた状態(図2)では、表部2の面部が、裏部3の面部に包含される形で重なり、表部2の長辺13が、裏部3の長辺12より内側に位置するようになっている。つまり、第1辺10の一側部10aは、第1辺10の他側部10bよりも、長くなっている。また、同様に、第2辺11の一側部11aは、第2辺11の他側部11bよりも、長くなっている。すなわち、裏部3は、表部2の長辺13からはみ出した部位6を備えており、表部2の長辺13とはみ出した部位6の間にマスクを出し入れする開口が形成されるようになっている。表部2の上辺10bと裏部3の上片10aは接着されていないので、表部2の上側の角部をめくるようにして、開口を形成するようになっている(図3参照)。
裏部3の面部には、略半円状のスリット20が、第3辺12に沿って、湾曲部が折り曲げ線14と向かい合うように形成されている。より具体的には、スリット20は、裏部3の長辺12に寄った高さ方向中央付近の位置に、平面視において、長辺12から離れる方向に膨らむような湾曲状の切り込みとして形成されている。スリット20で囲まれた部位が裏部3の面部に対して浮き上がるように変形可能な係止部21となっている。スリット20は、図2に示すように、係止部21が表部2の長辺13の縁部に係止できるよう、裏部3の面部の、表部2からはみ出した部位の近傍に形成される。より具体的には、スリット20の基端側部位は、裏部3のはみ出した部位6において、表部2の長辺13に近接した位置にあり、スリット21の湾曲状の切り込みは、裏部3において、表部2の長辺13の縁部にオーバーラップする部位に形成されている。
係止部21は、裏部3の面部と一体で接続されている基端側を介して当該面部に対して浮き上がるように回動可能ないし変形可能となっており、表部2の長辺13の縁部に係止部21を係止させることで、マスクケースの開口が閉じた状態を保持できるようになっている。また、本実施形態では、スリット20は裏部2の高さ方向の中央部位に1つ形成されているが、スリット20は、高さ方向に複数形成されてもよい。
表部2の面部上部中央には、図2の状態で表部2と裏部3の同一箇所を貫通するように孔(孔31a、孔31b)を設けることで、掛止部31が形成されている。また、裏部3の面部上部中央には、図2の状態で表部2と裏部3の同一箇所を貫通するように孔(孔30a、孔30b)を設けることで、掛止部30が形成されている。掛止部30は、いわゆる飛行機孔であり、横長状の孔30aと、孔30aよりも小さく形成され、孔30aの長手方向中央から上方に延びる略半円状の孔30bとから一体形成されている。また、掛止部31は、いわゆる飛行機孔であり、横長状の孔31aと、孔31aよりも小さく形成され、孔31aの長手方向中央から上方に延びる略半円状の孔31bとから一体形成されている。
これにより、例えば、学校の机横のフックなどの掛止用フックを、掛止部30、31の大きな孔(孔30a、孔31a)に差しこみ、フックを小さな孔(孔30b、孔31b)に位置させることで、マスクを収納したマスクケースを、掛止用フックに容易に掛止する(引っ掛ける)ことができる。
マスクケースに対するマスク5の収納工程について、図3および図4を参照しつつ説明する。図3に示すように、表部2の長辺13の縁部に係止部21が係止していない状態で、表部2の長辺13とはみ出した部位6の間の開口から、表部2の第1面Aと裏部3の第1面Aとの間(マスク収納部)に、マスク5を挿入することで、マスク収納部にマスク5を収納する。そして、マスク5がマスク収納部に収納された後、図4に示すように、表部2の長辺13側の部位に係止部21を係止させてマスクケースの開口が閉じた状態を保持することで、マスクケースに対するマスク5の収納が完成する。なお、この時、マスク5の耳掛け部51も、マスク本体50と同様に、表部2の第1面Aと裏部3の第1面Aとの間(マスク収納部)に収納されるようにする。
本実施形態に係るマスクケースを用いることで、取り外したマスク5を、手間をかけずに速やかにマスクケースに収納することができる。マスクケースからマスク5を取り出す際には、表部2の長辺13の縁部から係止部21を外して、表部2の長辺13の縁部を裏部3に対して開放可能とすればよいので、マスク5を速やかに取り出すことができ、マスク5の出し入れを容易に行うことができる。また、本実施形態に係るマスクケースは、裏部3の第1幅方向の幅寸法が、表部2の第1幅方向の幅寸法よりも大きくなっているため、表部2と裏部3の第1幅方向の幅寸法が同一または略同一のマスクケースと比較し、マスク5の出し入れを、より容易に行うことができる。具体的には、表部2からはみ出した裏部3の面部(はみ出した部位6)を押すことで、表部2と裏部3との隙間が生じやすくなるため、マスクケースのマスク5の出し入れを行う開口を容易に開放することができ、マスク5の出し入れを容易に行うことができる。そのため、例えば、低学年の生徒など、低年齢の子供であっても、マスクの出し入れを容易に行うことが可能である。
また、本実施形態に係るマスクケースを用いることで、図5に示すように、マスクケースをフックに引っ掛けてぶら下げることができる。より具体的には、掛止部30、31をフックに差し込むことで、マスクケースをフックにぶら下げておくことができる。本実施形態に係るマスクケースは、例えば、小学校の給食の際に、取り外したマスクを一時的にマスクケースに保管し、机横のフックなどに引っ掛けておくことが可能である。このようにマスクケースをフックに引っ掛けておくことで、例えば、学校において、個人の机の上にマスクやマスクケースを置いた場合に、何らかの拍子に落下してしまうことで床の汚れがマスクやマスクケースに付着してしまうことを防止することができる。なお、マスクケースに汚れが付着した場合は、マスクケースからマスクを取り出す際などに、付着した汚れがマスクに移ってしまうことも想定されるため、マスクケースへの汚れの付着を防止することで、マスクを衛生的に保管することができる。
また、例えば、学校の机のように限られたサイズの机にマスクやマスクケースを置く場合、置くためのスペースを確保する必要があるため、給食のトレーやお弁当箱等を置くために使用できる天板の広さが狭くなり、煩わしく感じる場合がある。しかしながら、本実施形態に係るマスクケースを用いることで、マスクケースをフックにぶら下げることができるため、机の上を制限なく使用することができ、食事や作業に支障をきたすことを防止することができる。
また、例えば、学校において、生徒全員に予備のマスクを保管(所持)させる場合、予備マスクを入れた本実施形態に係るマスクケースを机横のフックにぶら下げることとすれば、全生徒が予備マスクを所持しているかどうかを、各個人の机横のフックにマスク入りのマスクケースがあるかどうかを確認すれば済むため、迅速な確認が可能となり、所持有無を確認する先生の手間を削減することができる。また、机横のフックにマスク入りのマスクケースがあるかどうかを確認すれば、予備マスクを所持しているかどうかを容易に確認することができるため、予備マスクを所持していない生徒を正確に把握することができ、予備マスクの準備、所持を迅速に指示することができるため、感染拡大を防ぐ点で有効である。
また、本実施形態に係るマスクケースを用いることで、図5に示すように、マスクケースをフックに引っ掛けてぶら下げた状態で、マスク5を落下することなく収納することができる。より具体的には、マスクケースをフックに引っ掛けてぶら下げた状態であっても、係止部21により、マスク5がマスク収納部に挟み込まれた状態で、マスクケースが閉じた状態を維持することができるため、マスクが落下することを防止することができる。
本実施形態に係る樹脂製シート1は透明である。マスクケースを透明や半透明に形成することで、マスクケースの中身(マスク)を視認しやすくすることができる。マスクケースの中身を視認しやすくすることで、例えば、予備マスクがマスクケースに収納されているかどうかを容易に確認することができる。なお、マスクケースを不透明な樹脂製シート1から形成してもよい。
なお、本実施形態に係るマスクケースは、新品のマスクを装着した状態で提供してもよい。すなわち、図4に示すマスク5が新品のマスク5である場合に、図4の状態で提供してもよい。
樹脂製シート1の第1面A、あるいは、第1面Aおよび第2面Bの両面には、抗菌印刷(抗菌加工)が施されている。抗菌印刷は、抗菌剤入り印刷二スを表面コーティングする加工処理である。抗菌印刷は公知であって、例えば、特許3030310号、特許3401571号、特開2010-194723に記載されている。
学校での使用を考えた場合、マスクケースに生徒の名前を記入する欄を設けてもよい。例えば、透明の樹脂製シート1の所定部位に白地で名前記入用の領域を印刷してもよい。また、特に、マスクケースを販促品等として用いる場合には、樹脂製シート1の所定部位に広告を印刷してもよい。広告は、公共広告、商業広告を問わない。また、広告は広義に解釈されるものであり、広告にリンクされたQRコード(登録商標)等の情報を含むものとする。新型コロナウイルスの登場によりマスク着用が習慣化し、マスク着用が広く浸透していることから、マスクケースの利用頻度も増大すると考えられ、マスクケースに広告を印刷することによる宣伝効果が期待される。なお、広告等の印刷を施す場合は、印刷の上から抗菌ニスコート加工を行うようにする。このように、マスクケースの表裏に広告宣伝を印刷することで、取り外したマスクを収納するという実用性を備えた販促品として提供することが可能である。
マスク5の収納状態において、マスク5(マスク本体50および耳掛け部51)は、抗菌加工が施された表部2の第1面Aと裏部3の第1面Aに挟まれているので、マスク5を衛生的に保管することができる。また、外部に面する表部2および裏部3の第2面Bにも抗菌加工を施すことで、マスク5を収納したマスクケースをテーブルに置いたり、カバンやポケット等に入れて収納したりする際も衛生的に取り扱うことができる。
本実施形態に係るマスクケースは、以下の一連の工程で製造することができる。
(ア)樹脂製シートから略方形である樹脂製シート1を得る。
(イ)樹脂製シート1にスリット20、孔30a、孔30b、孔31a、孔31bを形成する。
(ウ)樹脂製シート1に、抗菌ニスを印刷して、抗菌層を形成する。
(エ)樹脂製シート1を、折り曲げ線14において折り曲げた上で、接着加工(超音波接着)により、下部15において表部2と裏部3を接着する。
(ア)樹脂製シートから略方形である樹脂製シート1を得る。
(イ)樹脂製シート1にスリット20、孔30a、孔30b、孔31a、孔31bを形成する。
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(エ)樹脂製シート1を、折り曲げ線14において折り曲げた上で、接着加工(超音波接着)により、下部15において表部2と裏部3を接着する。
1 樹脂製シート
10a 短辺(上辺)
10b 短辺(上辺)
11a 短辺(下辺)
11b 短辺(下辺)
12 長辺
13 長辺
2 表部
20 スリット
21 係止部
3 裏部
30 掛止部
31 掛止部
6 はみ出した部位
A 第1面
B 第2面
10a 短辺(上辺)
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3 裏部
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6 はみ出した部位
A 第1面
B 第2面
Claims (4)
- 第1面と第2面を備え、第1面、あるいは、第1面及び第2面の両面に抗菌加工が施された略方形状の樹脂製シートを、第1面が内側になるよう折り曲げて重ね合わせた状態で下部が接着されており、
折り曲げ部を境に一側の領域である略長方形状の表部と、他側の領域である略長方形状の裏部と、接着された下部と、からマスクの収納部が形成されており、
前記裏部の短手方向の幅が、前記表部の短手方向の幅よりも大きくなっており、前記裏部は、当該裏部の長辺側に前記表部の長辺からはみ出した部位を備えており、前記表部の長辺と前記はみ出した部位の間にマスクを出し入れする開口が形成されるようになっており、
前記裏部の長辺の近傍部位には、前記開口が閉じた状態で、前記表部の長辺の縁部に係止可能な係止部が形成されている、
マスクケース。 - 前記係止部は、前記裏部の長辺の近傍部位に、前記折り曲げ部に向かって湾曲状に切り込み形成されたスリットからなり、
前記スリットの基端側部位は、前記はみ出した部位において、前記表面の長辺に近接した部位に形成されており、
前記スリットの湾曲状の切り込み部は、前記裏部において、前記表部の長辺の縁部にオーバーラップする部位に形成されている、
請求項1に記載のマスクケース。 - 前記表部および前記裏部の上側部位には、当該マスクケースの上側部位を貫通する掛止部を形成する孔が形成されている、
請求項1、2いずれか1項に記載のマスクケース。 - 前記掛止部は、横長状の孔と、当該横長状の孔よりも小さく形成された、当該横長状の孔の長手方向中央から上方に延びる略半円状の孔とから一体形成されている、
請求項3に記載のマスクケース。
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