JP3228354B2 - 位相シフトマスク及び位相シフトマスクブランク並びに位相シフトマスクブランクの製造方法 - Google Patents
位相シフトマスク及び位相シフトマスクブランク並びに位相シフトマスクブランクの製造方法Info
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Description
投影露光装置の原画として使用されるフォトマスクに係
り、詳しくは位相シフト層を有する位相シフトマスク及
びそのマスクブランク並びにその製造方法に関するもの
である。
ーンはマスクの透過部から漏れた光が干渉し合い、解像
不良を起こすという問題が生じていた。そこで、隣接し
ているパターンを透過する投影光の位相を 180度反転
し、微細パターンの解像性を向上させる位相シフト技術
を用いた位相シフトマスクが開発され注目されている。
すなわち、位相シフトマスクでは、隣接する開口部の片
側に位相シフト部を設けることにより、透過光が回折し
干渉し合う際、位相が反転しているために境界部の光強
度は逆に弱め合い、強度ゼロになり、その結果転写パタ
ーンは分離解像する。この関係は焦点の前後でも成り立
っているため、焦点が多少ずれていても解像度は従来法
よりも向上し、焦点裕度が改善される。
ラス基板上に、エッチングストッパー層、位相シフト層
および遮光層を設けたものが知られているが、このエッ
チングストッパー層にはAl2 O3 ,SnO2 等、位相
シフト層にはSiO2 ,SOG等、遮光層にはクロム系
の材質がそれぞれ使用されていた。
位相シフトマスクは、上述の如く、透明ガラス基板上に
設けた各層の材質が全く異なるため、膜の密着性が悪
く、洗浄等により膜剥れを起こす問題があった。
ングストッパー層、位相シフト層および遮光層の材質が
異なるので、これらの各層を別々に成膜しなければなら
ず、そのため各成膜終了ごとに別のチャンバへ移すなど
の手間がかかり、生産性が低く、ゴミの付着等の問題も
生じていた。
てシリコンウェハー等に縮小投影露光を行なうための露
光装置(ステッパーなど)の光源として、従来はg線
( 436nm)およびi線( 365nm)が使用されていたが、
近年の半導体素子の著しい高密度化に伴なって、より一
層のパターンの微細化が要求されるようになり、露光装
置の光源も従来のものからより短波長の、例えばKrF
エキシマレーザ(波長 248nm)の使用が検討されてきて
いる。しかしながら、上述のクロム系を材質とする遮光
層は、KrFエキシマレーザのような短波長光に対する
遮光性が不十分であるうえ、照射損傷によりパターンが
劣化するという問題が生じる。したがって、上記従来の
位相シフトマスクではKrFエキシマレーザ等を光源と
する露光装置には対応することが出来ない。
明ガラス基板の厚さが0.09インチから0.18インチさらに
0.25インチへと傾向として厚いものにかわってきてお
り、これに伴ないフォトマスク製造の際のレジストベー
キング時の加熱効率が低下するという問題が生じてい
る。これは、レジストをベーキングする際には、フォト
マスクブランク上にレジストを塗布後、ホットプレート
に乗せるという作業を行なうが、特にクロム系の材質の
ものは熱線(赤外線)を通しにくいため、透明ガラス基
板を伝わってきた熱がクロム系の遮光性薄膜面で反射し
てしまって、その上のレジスト面まで熱が伝わりにくい
ことになる。
もので、基板上に形成された膜の密着性が良好で、かつ
生産性が高く、さらにKrFエキシマレーザ等の短波長
光を光源とする露光装置に使用可能な位相シフトマスク
及び位相シフトマスクブランク並びに位相シフトマスク
ブランクの製造方法を提供することを目的とする。
め、請求項1は、透明基板上に、シリコンの窒化物又は
炭化物からなるエッチングストッパー層、シリコンの酸
化物からなる位相シフト層およびシリコンと酸素からな
る遮光層を順に設け、該遮光層のシリコンと酸素の含有
比(原子数比)Si/Oは、1/0〜1/1.5であ
り、前記位相シフト層および遮光層をそれぞれパターン
化してなることを特徴とする位相シフトマスクである。
化物又は炭化物からなるエッチングストッパー層を設
け、該エッチングストッパー層の上に、シリコンと酸素
からなる遮光層であって、該遮光層のシリコンと酸素の
含有比(原子数比)Si/Oは1/0〜1/1.5であ
る、パターン化された遮光層を形成し、シリコンの酸化
物からなるパターン化された位相シフト層をその上に形
成してなることを特徴とする位相シフトマスクである。
面にシリコンの窒化物又は炭化物からなる反射防止層を
設けてなる位相シフトマスクである。
化物又は炭化物からなるエッチングストッパー層、シリ
コンの酸化物からなる位相シフト層およびシリコンと酸
素からなる遮光層を順に設けてなり、該遮光層のシリコ
ンと酸素の含有比(原子数比)Si/Oは、1/0〜1
/1.5であることを特徴とする位相シフトマスクブラ
ンクである。
リコンの窒化物又は炭化物からなる反射防止層を設けて
なる位相シフトマスクブランクである。
化物又は炭化物からなるエッチングストッパー層、シリ
コンの酸化物からなる位相シフト層およびシリコンと酸
素からなる遮光層であって、該遮光層のシリコンと酸素
の含有比(原子数比)Si/Oは1/0〜1/1.5で
ある遮光層をスパッタリング等の薄膜形成方法により同
一チャンバ内で連続的に形成することを特徴とする位相
シフトマスクブランクの製造方法である。
にシリコンの窒化物又は炭化物からなる反射防止層を連
続的に形成する位相シフトマスクブランクの製造方法で
ある。
さらに詳細に説明する。
例の構成を示す断面図である。図1より明らかなよう
に、本実施例の構成は、透明基板1上に、エッチングス
トッパー層2、位相シフト層3′、遮光層4″および反
射防止層5″を順に有し、位相シフト層3′、遮光層
4″および反射防止層5″はそれぞれ部分的に除去され
所定のパターン状に形成されている。
施例の構成を示す断面図である。本実施例の構成は、透
明基板1上にエッチングストッパー層2を有し、その上
に遮光層4′および反射防止層5′を部分的に除去した
パターンが形成され、位相シフト層3′がその上にパタ
ーン状に形成されている。
フトマスクブランクの構成を示す断面図であるが、図3
のものは、透明基板1上に、エッチングストッパー層
2、位相シフト層3および遮光層4を順に積層したもの
で、図4は、遮光層4の上にさらに反射防止層5を設け
たものである。かかる位相シフトマスクブランクは、図
1に示す構成の位相シフトマスクの作製に使用される。
ス、ソーダライムガラス、硼硅酸ガラス、水晶、サファ
イヤ等、光学的に透明な任意材料からなり、その厚みに
は特に制約はないが、通常0.09インチ(約 2.3mm)〜0.
25インチ(6.35mm)程度のものが用いられる。
位相シフト層3のエッチングの際に下地の基板1がエッ
チングされるのを防止するためのもので、シリコンの窒
化物又は炭化物が使用される。特にシリコンの炭化物は
導電性を有するので、位相シフトマスク製造の際の電子
線描画時のチャージアップ現象を防止できる。エッチン
グストッパー層2の厚さについては特に限定はないが、
薄すぎるとエッチングの進行を防止しにくくなる一方
で、出来るだけ薄い方が成膜時間が短くて済み且つ透明
性も高くなるという理由から、50〜 200Å程度の厚さが
望ましい。
なる透明材料であればよいが、通常はSiO2 等が用い
られる。位相シフト層3は、前述の如く、透過光の位相
を 180度反転させるためのもので、そのためには、位相
シフト層3の膜厚は、透過光が基板1に対して 180度の
位相差を持つようにするべく設定する必要がある。この
ときの条件は、位相シフト層3の屈折率をn、露光光源
波長をλ、位相シフト層3の膜厚をdとすると、d=λ
/{2(n−1)}で表わされる。具体的に、nを1.47
(SiO2 )、λを 248nmとすると、位相シフト層の膜
厚は約 250nmとなる。
成分であるシリコンに酸素が含まれていてもよい。この
場合、シリコンに対する酸素の含有比(原子数比)Si
/Oは1/0〜1/1.5 であることが好ましく、特に1
/0〜1/1.35であることが好ましい。シリコンに対す
る酸素の含有比が1/1.5 よりも多くなると、KrFエ
キシマレーザの波長 248nmおよびi線の波長 365nmでの
透過率が増加し、十分な遮光性が得られなくなる。
800Å〜1500Å程度である。なお、厚さは必ずしもこの
範囲内に限られないが、通常は以下の理由で用いない。
すなわち、 500Åよりも薄いと、成膜時に厚さムラやピ
ンホール等の欠陥が発生しやすくなり、1500Åより厚い
と、成膜時間やエッチング時間が長くなり、さらにはエ
ッチングの際にパターニングを施しにくくなる。
り形成された遮光層の分光透過率曲線を示すもので、同
図中、Aは形成された膜のシリコンに対する酸素の含有
比(原子数比)Si/Oが1/0の場合を示し、Bはこ
の含有比が1/1.3 の場合を示している。
248nmでは完全な遮光性が得られ、また波長 365nmにお
いても十分な遮光性が得られる。したがって、現状のi
線(365nm)を光源とする露光装置に使用できるのは勿
論のこと、短波長光であるKrFエキシマレーザ( 248
nm)を光源とする露光装置にも使用可能である。さらに
は、KrFエキシマレーザよりも短波長の光源、例えば
ArFレーザ( 193nm)を使用する場合にも対応可能で
ある。
させるためのもので、必要に応じて設けられる。材質と
してはシリコンの窒化物又は炭化物が使用される。反射
防止層5の厚さについては特に限定はないが、通常50〜
200Å程度の厚さが望ましい。また、図示はしていない
が、遮光層4の下面(位相シフト層3との間)にも反射
防止層を設ける、つまり遮光層の上下両面にそれぞれ反
射防止層を設ける構成にしてもよい。
2、位相シフト層3、遮光層4および反射防止層5の各
薄膜を形成する方法としては、スパッタリング法、イオ
ンプレーティング法、真空蒸着法、CVD法等の従来公
知の方法を任意に採用することが出来る。
2、位相シフト層3、遮光層4及び反射防止層5はいず
れもシリコン系の材質で構成されているため、例えばス
パッタリング法を採用して成膜する場合、基本的には注
入ガスを変更するだけで同一チャンバ内にて連続的に成
膜することが出来る。したがって、成膜するごとに別の
チャンバへ移す必要がなくなり、この際のゴミの付着も
無くなり、生産性が高まる。また、膜同志の密着性及び
膜と透明基板1との密着性がいずれも良好である。
ブランクを用いて図1に示す位相シフトマスクを製造す
る方法の一例を、図5(a)〜(h)に基いて述べる。
を行なった後、感光性樹脂を塗布してレジスト層6と
し、ベーク処理後、所定のパターンを露光7する(図5
(a)参照)。なお、本発明の位相シフトマスクブラン
クのエッチングストッパー層2、位相シフト層3、遮光
層4及び反射防止層5はいずれもシリコン系の材質であ
り、熱線(赤外線)を通しやすく、従来のようにベーキ
ング時の加熱効率の低下を生じることはない。また、パ
ターン露光7は電子線露光により行なうことができる
が、勿論その場合には上記感光性樹脂として感電子線レ
ジスト樹脂を使用する。
のレジスト層を除去(ここではポジ型感材の場合を示し
ている)し、パターン化されたレジスト層6′を形成す
る(同(b)参照)。
スクとして、エッチングにより、まず反射防止層5及び
遮光層4を部分的に除去してパターン化5′,4′し、
続けて位相シフト層3を部分的に除去してパターン化
3′する(同(c),(d)参照)。位相シフト層3の
下にエッチングストッパー層2があるため、位相シフト
層3のエッチングの終点を検出できる。なお、このエッ
チング方法としてはウェットエッチング法、ドライエッ
チング法のいずれを採用してもかまわないが、高精度化
の点ではドライエッチング法が望ましい。
除去する(同(e)参照)。
処理後、所定の重ね合わせパターン露光を行ない、所定
の現像処理を行なって、レジストパターン6″を形成す
る(同(f)参照)。
スクとして、エッチングを行ない、反射防止層5′及び
遮光層4′を部分的に除去してパターン化5″,4″し
(同(g)参照)、最後に残存レジストパターン6″を
除去して、位相シフトマスクが完成する(同(h)参
照)。
方法について説明したが、次に図2に示す構成の位相シ
フトマスクの製造方法について述べると、まず透明基板
1上に、エッチングストッパー層2、遮光層4及び反射
防止層5を順に成膜し、上記と同様、リソグラフィー法
によるパターニングを行なって、反射防止層及び遮光層
を部分的に除去したパターン5′,4′を形成する。次
いで、位相シフト層3をその上に形成した後、これに同
じくリソグラフィー法による位相シフト層3のパターニ
ングを行えば、図2に示すような位相シフトマスクが出
来上がる。
ターン部分がKrFエキシマレーザの波長 248nmおよび
それより短波長の領域において完全な遮光性を有する。
またi線すなわち 365nmにおいても遮光性を有する。ま
た遮光層、反射防止層、エッチングストッパー層および
位相シフト層の各薄膜がいずれもシリコン系の材質で構
成されているため、同一チャンバ内での連続的な製膜が
行なえ、生産性の向上、工程中のゴミの付着の低減、膜
同士および基板との密着性の向上を図ることが出来る。
また、遮光層、反射防止層、エッチングストッパー層お
よび位相シフト層の各薄膜がいずれもシリコン系の材質
で構成されているため、熱線(赤外線)を通しやすく、
ベーキング時の加熱効率の向上が図れる。
明する。
ガラス基板上に、RFマグネトロンスパッタリング装置
にて、シリコンターゲットを用い、CH4 ガスを20SC
CM流し、パワー 100Wで数分間スパッタリングを行な
い、エッチングストッパー層として約 100Å厚のシリコ
ンの炭化膜を形成した。このときの背圧は 2.0×10-4P
a、スパッタ圧は 2.0×10-1Paであった。続いて、シ
ャッタを閉じ、アルゴンガスを20SCCM流し、パワー
100Wで充分プレスパッタリングを行なった後、アルゴ
ンガスを止め、シャッタを開き、酸素ガスを20SCCM
流し、パワー1KWで約1時間スパッタリングを行な
い、位相シフト層として約2500Å厚のSiO2 膜を上記
エッチングストッパー層の上に形成した。このときのス
パッタ圧は2.0×10-1Paであった。
SCCM流し、パワー 100Wで充分プレスパッタリング
を行なった後、シャッタを開き、パワー 100Wで約40分
間スパッタリングを行ない、遮光層として約1500Å厚の
シリコン膜を上記位相シフト層の上に形成した。このと
きのスパッタ圧は 2.0×10-1Paであった。形成された
シリコン遮光膜の分光透過率曲線は図6に示すA曲線で
ある。
し、パワー 100Wで数分間スパッタリングを行ない、反
射防止層として約 100Å厚のシリコンの窒化膜を上記遮
光層の上に形成した。このときのスパッタ圧は約 2.0×
10-1Paであった。
クブランクの表面に、ポリメタクリル酸メタクリレート
(PMMA)(東京応化工業(株)製 電子線レジスト
OEBR−1000)を約5000Å厚にスピンナー塗布し、 1
70℃に設定したホットプレートで約10分間プリベークを
行なった。なお、本発明の位相シフトマスクブランクは
シリコン系の材質で熱線(赤外線)を通しやすく、透明
基板1を伝わってきた熱が十分にレジスト層に伝わるた
め、加熱効率が良く、ベーキング処理を短時間で均一に
行えた。
製作所(株)製)を使用して、加速電圧20KV、ドーズ
量約4×10-5C/cm2 にて所定のパターン描画を行なっ
た。この際、エッチングストッパー層に導電性があるた
め、チャージアップ現象は起きなかった。
のレジスト層を除去してレジストパターンを得、 170℃
に設定したホットプレートで約10分間ポストベークを行
なった。
スクブランクを平行平板型反応性イオンエッチング装置
(以下RIEと略記する)にセットし、CCl4 ガスを
50SCCM流し、ガス圧約4Pa、パワー 300Wで数分
間、シリコン遮光膜のエッチングを行なった。また、シ
リコン遮光膜の上のシリコン窒化膜は薄いため、物理的
なエネルギーで一緒にエッチングされてしまう。この
際、RIEのエンドポイントモニターには、初め窒素の
ピークが出て、シリコン遮光膜のエッチングが終了する
とモニターにはピークが出なくなった。続いて、上記C
Cl4 ガスを止め、今度はCF4 ガスを50SCCM、お
よびH2 ガスを5SCCM流し、ガス圧約4Pa、パワ
ー 300Wで数分間、位相シフト層のエッチングを行なっ
た。この際、位相シフト層のエッチングが終了した時点
でRIEのモニターに炭素のピークが出始めたので、R
IEを止め、チャンバーから基板を取り出した。
浄および乾燥を行なってから、再度、前記の電子線レジ
ストを表面に塗布し、ベーク処理を行なった。次いで、
前記電子線描画装置により、所定の重ね合わせパターン
描画を行ない、現像、ポストベーク処理後、前記と同様
にして、上層のシリコン窒化膜およびシリコン遮光膜の
エッチングを行なった。
層を溶剤で除去し、洗浄および乾燥を行なって、図1に
示すような構造の位相シフトマスク(レチクル)が得ら
れた。
ル)を用いて、KrFエキシマレーザを光源とするステ
ッパーによりシリコンウェハー上に縮小投影露光を行な
ったところ、シリコンウェハー上に高精度微細パターン
を形成出来た。
相シフトマスクによれば、透明基板上に形成された遮光
層がi線( 365nm)およびKrFエキシマレーザの波長
248nmにて十分な遮光性を有するため、現在のi線を光
源とするステッパー等の露光装置に使用できるのは勿論
のこと、これよりも短波長光のKrFエキシマレーザを
光源とする露光装置対応の位相シフトマスクとして使用
することが可能になった。また、 248nmよりも短い波長
領域においても十分な遮光性を有するため、KrFエキ
シマレーザよりも短波長光を光源とする露光装置にも対
応でき、現在のみならず将来にわたって広く利用が可能
で、これにより、より一層の高精度微細パターンの形成
が可能になった。
ば、透明基板上に形成された各層の薄膜がいずれもシリ
コン系の材質で構成されているため、膜の密着性が良好
で、洗浄等による膜剥れなどの不都合は生じない。
は、スパッタリング法等により同一チャンバ内で連続的
に成膜して製造することが出来るため、生産性を高める
ことが可能である。
は、シリコン系の材質で構成され、熱線(赤外線)を通
しやすく、ベーキング加熱した熱が最上層のレジスト層
に十分伝わるため、ベーキング時の加熱効率が良くなっ
た。
示す断面図である。
を示す断面図である。
を示す断面図である。
例を示す断面図である。
工程順に示す断面図である。
率曲線を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 透明基板上に、シリコンの窒化物又は炭
化物からなるエッチングストッパー層、シリコンの酸化
物からなる位相シフト層およびシリコンと酸素からなる
遮光層を順に設け、該遮光層のシリコンと酸素の含有比
(原子数比)Si/Oは、1/0〜1/1.5であり、
前記位相シフト層および遮光層をそれぞれパターン化し
てなることを特徴とする位相シフトマスク。 - 【請求項2】 透明基板上に、シリコンの窒化物又は炭
化物からなるエッチングストッパー層を設け、該エッチ
ングストッパー層の上に、シリコンと酸素からなる遮光
層であって、該遮光層のシリコンと酸素の含有比(原子
数比)Si/Oは1/0〜1/1.5である、パターン
化された遮光層を形成し、シリコンの酸化物からなるパ
ターン化された位相シフト層をその上に形成してなるこ
とを特徴とする位相シフトマスク。 - 【請求項3】 前記遮光層の表面にシリコンの窒化物又
は炭化物からなる反射防止層を設けてなる請求項1又は
2記載の位相シフトマスク。 - 【請求項4】 透明基板上に、シリコンの窒化物又は炭
化物からなるエッチングストッパー層、シリコンの酸化
物からなる位相シフト層およびシリコンと酸素からなる
遮光層を順に設けてなり、該遮光層のシリコンと酸素の
含有比(原子数比)Si/Oは、1/0〜1/1.5で
あることを特徴とする位相シフトマスクブランク。 - 【請求項5】 前記遮光層の表面にシリコンの窒化物又
は炭化物からなる反射防止層を設けてなる請求項4記載
の位相シフトマスクブランク。 - 【請求項6】 透明基板上に、シリコンの窒化物又は炭
化物からなるエッチングストッパー層、シリコンの酸化
物からなる位相シフト層およびシリコンと酸素からなる
遮光層であって、該遮光層のシリコンと酸素の含有比
(原子数比)Si/Oは1/0〜1/1.5である遮光
層をスパッタリング等の薄膜形成方法により同一チャン
バ内で連続的に形成することを特徴とする位相シフトマ
スクブランクの製造方法。 - 【請求項7】 前記遮光層の上にシリコンの窒化物又は
炭化物からなる反射防止層を連続的に形成する請求項6
記載の位相シフトマスクブランクの製造方法。
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