JP3227944B2 - 能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置 - Google Patents

能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置

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JP3227944B2
JP3227944B2 JP27100293A JP27100293A JP3227944B2 JP 3227944 B2 JP3227944 B2 JP 3227944B2 JP 27100293 A JP27100293 A JP 27100293A JP 27100293 A JP27100293 A JP 27100293A JP 3227944 B2 JP3227944 B2 JP 3227944B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動源から伝達され
る振動に制御振動源から発せられる制御振動を干渉させ
ることにより振動の低減を図る能動型振動制御装置及び
騒音源から伝達される騒音に制御音源から発せられる制
御音を干渉させることにより騒音の低減を図る能動型騒
音制御装置に関し、特に、制御振動源,制御音源と残留
振動,残留騒音を検出する手段との間の伝達関数を有限
インパルス応答関数の形でモデル化したディジタルフィ
ルタである伝達関数フィルタを有し、振動,騒音の発生
状態を表す基準信号と、伝達関数フィルタの各フィルタ
係数とを畳み込む演算処理を実行する装置において、そ
の畳み込み演算の精度向上を図り、良好な振動低減制
御,騒音低減制御が実行されるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の技術として、英国特許第
2149614号や特表平1−501344号に記載の
ものがある。これら従来の装置は、航空機の客室やこれ
に類する閉空間に適用される騒音低減装置であって、閉
空間の外部に位置するエンジン等の単一の騒音源は、基
本周波数f0 及びその高調波f1 〜fn を含む騒音を発
生するという条件の下において作動するものである。
【0003】具体的には、閉空間内の複数の位置に設置
され音圧を検出するマイクロフォンと、その閉空間に制
御音を発生する複数のラウドスピーカとを備え、騒音源
の周波数f0 〜fn 成分に基づき、それら周波数f0
n 成分と逆位相の信号でラウドスピーカを駆動させ、
もって閉空間に伝達される騒音と逆位相の制御音をラウ
ドスピーカから発生させて騒音を打ち消している。
【0004】そして、ラウドスピーカから発せられる制
御音の生成方法として、PROCEEDINGS OF THE IEEE,VOL.
63 PAGE 1692,1975,“ADAPTIVE NOISE CANCELLATION :
PRINCIPLES AND APPLICATIONS ”で述べられている‘WI
DROW LMS’アルゴリズムを多チャンネルに展開したアル
ゴリズムを適用している。その内容は、上記特許の発明
者による論文、“A MULTIPLE ERROR LMS ALGORITHM AND
ITS APPLICATION TOTHE ACTIVE CONTROL OF SOUND AND
VIBRATION ”,IEEE TRANS.ACOUST.,SPEECH,SIGNAL PRO
CESSING,VOL.ASSP −35,PP.1423−1434,1987 にも述べ
られている。
【0005】即ち、LMSアルゴリズムは、適応ディジ
タルフィルタのフィルタ係数を更新するのに好適なアル
ゴリズムの一つであって、例えばいわゆるFilter
ed−X LMSアルゴリズムにあっては、ラウドスピ
ーカからマイクロフォンまでの伝達関数をモデル化した
伝達関数フィルタを全てのラウドスピーカとマイクロフ
ォンとの組み合わせについて設定し、騒音源の騒音発生
状態を表す基準信号をそのフィルタで処理した値と各マ
イクロフォンが検出した残留騒音とに基づいた所定の評
価関数の値が低減するように、各ラウドスピーカ毎に設
けられたフィルタ係数可変の適応ディジタルフィルタの
フィルタ係数を更新している。
【0006】さらに、その他の従来の能動型騒音制御装
置として、“日本音響学会 平成4年度春季研究発表会
講演論文集”の515〜516頁に記載されたものがあ
り、この従来の技術は、同期式Filtered−X
LMSアルゴリズムと呼ばれていて、騒音の発生状態を
表す基準信号として、騒音の基本周波数に同期したイン
パルス列を適用した点に特徴がある。即ち、かかる従来
の装置にあっては、基準信号がインパルス列であるた
め、乗算が不要となり加算のみで畳み込み演算が行え
る、場合によっては加算も不要となるから、演算量の大
幅な低減が図られ、処理が高速で行えるという利点があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術を実際に用いる場合、所定のサンプ
リング・クロックに同期した離散時間毎の演算処理が実
行されるのであるが、騒音の発生状態を表す基準信号の
周期は実際の騒音の周期によって決まるものであるし、
しかも騒音の周期はリニアに変化することから、その基
準信号の周期が、演算処理の時間間隔であるサンプリン
グ・クロックの整数倍になるという保証がない(むし
ろ、正確に整数倍になる場合の方が稀である。)ため、
過去の応答成分をも考慮しなければならない畳み込み演
算が正確に行えなくなるという問題点がある。このよう
な問題点は、特に畳み込み演算における加算個数の多く
なる高周波領域において顕著である。
【0008】即ち、従来の技術にあっては、基準信号の
周期をサンプリング・クロックの間隔で割った場合の端
数を全く考慮することなく(具体的には、単純に端数を
切り捨てて或いは切り上げて)畳み込み演算を行ってい
たため、特にタップ数の多くなりがちな伝達関数フィル
タの各フィルタ係数と基準信号との畳み込み演算の結果
に大きな誤差が含まれてしまう場合があり、従って適応
ディジタルフィルタのフィルタ係数の更新処理の精度が
低下してしまう場合があるという未解決の課題を有して
いたのである。
【0009】なお、このような不具合を解決するため
に、サンプリング・クロックの間隔を極めて短くするこ
とも考えられるが、これでは演算負荷が極端に増大して
しまうという別の問題点が生じてしまう。本発明は、こ
のような従来の技術が有する未解決の課題に着目してな
されたものであって、特に演算負荷の増大等を招くこと
なく、伝達関数フィルタと基準信号との畳み込み演算に
おける誤差をできるだけ小さくすることができる能動型
振動制御装置及び能動型騒音制御装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、振動源から発せられた振動
と干渉する制御振動を発生可能な制御振動源と、前記振
動源の振動発生状態を検出し基準信号として出力する基
準信号生成手段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動
信号として出力する残留振動検出手段と、フィルタ係数
可変の適応ディジタルフィルタと、前記基準信号と前記
適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数とを畳み込ん
で前記制御振動源を駆動する駆動信号を生成する駆動信
号生成手段と、前記制御振動源及び前記残留振動検出手
段間の伝達関数を有限インパルス応答関数の形でモデル
化したディジタルフィルタである伝達関数フィルタと、
前記基準信号と前記伝達関数フィルタの各フィルタ係数
とを畳み込んで基準処理信号を演算する基準処理信号演
算手段と、前記残留振動信号及び前記基準処理信号に基
づいて前記干渉後の振動が低減するように前記適応ディ
ジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段
と、を備え、固定のサンプリング・クロックに同期して
各演算処理を実行する能動型振動制御装置において、前
記基準信号の周期を前記サンプリング・クロックの間隔
で割った場合の端数を求める端数演算手段と、この端数
演算手段の演算結果に応じて前記基準処理信号演算手段
における畳み込み演算に用いられる前記伝達関数フィル
タのフィルタ係数を選択するフィルタ係数選択手段と、
を設けた。
【0011】また、上記目的を達成するために、請求項
2に係る発明は、騒音源から騒音が伝達される空間に制
御音を発生可能な制御音源と、前記騒音源の騒音発生状
態を検出し基準信号として出力する基準信号生成手段
と、前記空間内の所定位置における残留騒音を検出し残
留騒音信号として出力する残留騒音検出手段と、フィル
タ係数可変の適応ディジタルフィルタと、前記基準信号
と前記適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数とを畳
み込んで前記制御音源を駆動する駆動信号を生成する駆
動信号生成手段と、前記制御音源及び前記残留騒音検出
手段間の伝達関数を有限インパルス応答関数の形でモデ
ル化したディジタルフィルタである伝達関数フィルタ
と、前記基準信号と前記伝達関数フィルタの各フィルタ
係数とを畳み込んで基準処理信号を演算する基準処理信
号演算手段と、前記残留騒音信号及び前記基準処理信号
に基づいて前記空間内の騒音が低減するように前記適応
ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理
手段と、を備え、固定のサンプリング・クロックに同期
して各演算処理を実行する能動型騒音制御装置におい
て、前記基準信号の周期を前記サンプリング・クロック
の間隔で割った場合の端数を求める端数演算手段と、こ
の端数演算手段の演算結果に応じて前記基準処理信号演
算手段における畳み込み演算に用いられる前記伝達関数
フィルタのフィルタ係数を選択するフィルタ係数選択手
段と、を設けた。
【0012】
【作用】請求項1に係る発明にあっては、駆動信号生成
手段が、基準信号と適応ディジタルフィルタの各フィル
タ係数とを畳み込んで駆動信号を生成するため、その駆
動信号が供給される制御振動源からは、その適応ディジ
タルフィルタのフィルタ係数に応じた制御振動が発生す
るが、制御開始直後は、適応ディジタルフィルタのフィ
ルタ係数が最適値に収束しているとは限らないので、必
ずしも振動が低減するとはいえない。
【0013】しかし、基準処理信号演算手段が求めた基
準処理信号と、残留振動検出手段から出力された残留振
動信号に基づいて、適応処理手段が、干渉後の振動が低
減するように適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を
更新するので、制御が進むにつれて適応ディジタルフィ
ルタのフィルタ係数は最適値に収束してゆき、従って、
制御振動源から発せられる制御振動によって振動が打ち
消され、振動レベルが低減する。
【0014】そして、端数演算手段によって基準信号の
周期をサンプリング・クロックの間隔で割った場合の端
数が求められ、その求められた端数に基づいて、フィル
タ係数選択手段が、基準処理信号演算手段における畳み
込み演算に用いられる伝達関数フィルタのフィルタ係数
を選択するため、端数を切り捨てた方が誤差が小さくな
る場合には端数が切り捨てられ、端数を切り上げた方が
誤差が小さくなる場合には端数が切り上げられるように
なるから、適応ディジタルフィルタのフィルタ係数の更
新演算の基礎となる基準処理信号がより正確になる。
【0015】ここで、この請求項1に係る発明は振動を
対象としているのに対し、請求項2に係る発明は騒音を
対象としている。従って、請求項2に係る発明の作用
は、振動と音との違いはあるが、実質的に上記請求項1
に係る発明と同様である。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例を示す図であり、本実
施例は、本発明に係る能動型振動制御装置を、エンジン
から車体に伝達される振動を能動的に低減する所謂アク
ティブ・エンジンマウントに適用したものである。
【0017】先ず、構成を説明すると、図1に示すよう
に、このエンジンマウント1は、振動源としてのエンジ
ン30への取付け用の取付けボルト2aを上部に一体に
備え且つ内側が空洞で下部が開口した取付部材2を有
し、この取付部材2の下部外面には内筒3の上端部がか
しめ止めされている。この内筒3の内側には、取付部材
2及び内筒3の内側の空間を上下に二分するように、そ
れら取付部材2及び内筒3のかしめ止め部分に挟み込ま
れてダイアフラム4が配設されていて、このダイアフラ
ム4によって二分された空間のうち、ダイアフラム4の
上側の空間は大気圧に通じ、ダイアフラム4の下側の空
間にはオリフィス構成体5が配設されている。
【0018】一方、内筒3の外周面には、内周面及び外
周面の軸方向位置が内周側が高くなるように成形されて
いる円筒状の支持弾性体6の内周面が加硫接着されてい
て、その支持弾性体6の外周面は外筒7の内周面に加硫
接着されている。そして、外筒7の下端部は円筒形のア
クチュエータ保持部材8の上部にかしめ止めされ、アク
チュエータ保持部材8の下端面には、車体としてのメン
バ35側への取付け用の取付けボルト9aを下部に一体
に備えた円板状の取付部材9が固定されている。
【0019】また、アクチュエータ保持部材8の上端面
には、これと一体に外筒7の下端部にかしめ止めされた
円筒部材10が固定されていて、さらに、この円筒部材
10の内周面には、アクチュエータ保持部材8の上端面
との間に所定のクリアランスをもち且つ円筒形の弾性体
11により上下方向に変位可能に可動部材12が保持さ
れている。かかる可動部材12は、磁化可能な材料から
なり且つ上面が凹陥した円板状に成形されている。
【0020】そして、アクチュエータ保持部材8の内側
には、電磁コイル等を含んで構成され、外部から供給さ
れる制御信号に応じて可動部材12を上下方向に変位さ
せる電磁アクチュエータ13が配設されている。さら
に、本実施例では、支持弾性体6の下面及び可動部材1
2の上面によって画成された部分に主流体室15が形成
され、ダイアフラム4及びオリフィス構成体5によって
画成された部分に副流体室16が形成されていて、これ
ら主流体室15及び副流体室16間が、オリフィス構成
体5に形成されたオリフィス5aを介して連通してい
る。なお、これら主流体室15,副流体室16及びオリ
フィス5a内には油等の流体が封入されている。
【0021】かかるオリフィス5aの流路形状等で決ま
る流体マウントとしての特性は、走行中のエンジンシェ
イク発生時、つまり5〜15Hzでエンジンマウント1
が加振された際に高動バネ定数,高減衰力を示すように
調整されている。そして、電磁アクチュエータ13はコ
ントローラ20に接続されていて、かかるコントローラ
20から供給される駆動信号yに応じて所定の電磁力を
発生するようになっている。
【0022】コントローラ20は、マイクロコンピュー
タ,必要なインタフェース回路,A/D変換器,D/A
変換器,アンプ等を含んで構成されていて、オリフィス
5aを通じて主流体室15及び副流体室16間で流体が
移動不可能な周波数帯域の振動、つまり上述したエンジ
ンシェイクよりも高周波の振動であるアイドル振動やこ
もり音振動・加速時振動が入力されている場合には、そ
の振動に同期し、取付部材9への伝達力が“0”となる
ように(具体的には支持弾性体6の弾性変形による入力
と主流体室15の容積変動による入力を相殺できるよう
に)、駆動信号yを生成し電磁アクチュエータ13に供
給するようになっている。
【0023】ここで、アイドル振動やこもり音振動は、
例えばレシプロ4気筒エンジンの場合、エンジン回転2
次成分のエンジン振動がエンジンマウント1を介してメ
ンバ35に伝達されることが主な原因であるから、その
エンジン回転2次成分に同期して駆動信号yを生成し出
力すれば、振動伝達率の低減が可能となる。そこで、本
実施例では、エンジン30のクランク角の回転に同期し
た(例えば、レシプロ4気筒エンジンの場合には、クラ
ンクが180度回転する度に一つの)インパルス信号を
生成し基準信号xとして出力する基準信号生成手段とし
てのパルス信号生成器21を設けていて、その基準信号
xが、エンジン30における振動の発生状態を表す信号
としてコントローラ20に供給されている。
【0024】一方、メンバ35には、エンジンマウント
1の取り付け位置に近接して、メンバ35の振動状況を
加速度の形で検出し残留振動信号eとして出力する残留
振動検出手段としての加速度センサ22が固定されてい
て、その残留振動信号eが、干渉後における振動を表す
信号としてコントローラ20に供給されている。そし
て、コントローラ20は、それら基準信号x及び残留振
動信号eに基づき、逐次更新形の適応アルゴリズムの一
つであるFiltered−X LMSアルゴリズム、
より具体的には、同期式Filtered−X LMS
アルゴリズムに従って駆動信号yを生成し出力する。
【0025】即ち、コントローラ20は、フィルタ係数
i (i=0,1,2,…,I−1:Iはタップ数)可
変の適応ディジタルフィルタWを有していて、理論的に
は、基準信号xをその適応ディジタルフィルタWでフィ
ルタ処理して(ディジタル信号処理であるから、具体的
には、離散時間における基準信号xと、適応ディジタル
フィルタWの各フィルタ係数Wi とを畳み込んで)駆動
信号yを生成し出力するのであるが、本実施例では、基
準信号xが大きさが“1”のインパルス列であることか
ら、その畳み込み演算における乗算が省略され、且つ、
適応ディジタルフィルタWは後述するように逐次更新さ
れることから加算を省略しても実質的に支障がないの
で、実際には、最新の基準信号xが入力された時点から
所定サンプリング・クロックの間隔で、その適応ディジ
タルフィルタWのフィルタ係数Wiを順番に駆動信号y
として出力する。
【0026】さらに、コントローラ20は、エンジン3
0からエンジンマウント1を介してメンバ35に伝達さ
れる振動が低減するように、基準信号x及び残留振動信
号eに基づいて適応ディジタルフィルタWのフィルタ係
数Wi を適宜更新する処理を実行する。適応ディジタル
フィルタWの更新式は、Filtered−X LMS
アルゴリズムに従った下記の(1)式のようになる。
【0027】 Wi (n+1)=Wi (n)−αRT e(n) ……(1) ここで、(n)が付く項は時刻nにおける値であること
を表し、また、αは収束係数と呼ばれる係数であってフ
ィルタ係数Wi の収束の速度やその安定性に関与する係
数である。そして、基準処理信号RT は、理論的には、
基準信号xを、エンジンマウント1及び加速度センサ2
2間の伝達関数Cを有限インパルス応答関数の形でモデ
ル化したディジタルフィルタである伝達関数フィルタC
^でフィルタ処理した値(リファレンス信号若しくはFi
ltered-X信号)であるが、この実施例では同期式Fil
tered−X LMSアルゴリズムを適用した結果、
基準信号xが大きさ“1”のインパルス列であるため、
伝達関数フィルタC^のインパルス応答を基準信号xに
同期して次々に生成した場合のそれらインパルス応答波
形の時刻nにおける和に一致する。ただし、基準処理信
号RT は RT =[R(N),R(N−1),…,R(N−TAP
+1)] という行列であり、TAPは基準信号xの1周期をサン
プリング・クロックで割った値である。
【0028】つまり、基準処理信号RT の演算は、最新
の基準信号xの入力タイミングを始点として伝達関数フ
ィルタC^のインパルス応答波形と、一つ前の基準信号
xの入力タイミングを始点とした伝達関数フィルタC^
のインパルス応答波形と、二つ前の基準信号xの入力タ
イミングを始点とした伝達関数フィルタC^のインパル
ス応答波形と、…、という具合に、現時点まで応答波形
が届いている全ての伝達関数フィルタC^を重畳するこ
とにより行うが、ディジタル領域では、伝達関数フィル
タC^のインパルス応答はその伝達関数フィルタC^を
構成する各フィルタ係数C^j (j=0,1,2,…,
J−1:Jはタップ数)そのものであることから、例え
ば基準信号xの周期がサンプリング・クロックの間隔の
4倍であれば、例えば基準処理信号R(1)は、 R(1)=C^1 +C^5 +C^9 +C^13+… として求めることができる。
【0029】しかし、サンプリング・クロックの間隔が
固定であり、基準信号xの周期はリニアに変化すること
から、基準信号xの周期がサンプリング・クロックの間
隔の整数倍にならない場合があり、例えば基準信号xの
周期がサンプリング・クロックの間隔の3.28倍、3.8
7倍等となるようなことがある。そこで、本実施例で
は、3.28倍のように端数が0.5未満の場合にはこれを
切り捨てて3倍と考えて基準処理信号Rの演算を実行す
る一方、3.87倍のように端数が0.5以上の場合にはこ
れを切り上げて4倍と考えて基準処理信号Rの演算を実
行するようになっている。
【0030】ちなみに、従来の装置にあっては、端数の
大きさに関係なく単純に切り捨てるか或いは切り上げて
いたため、3.28倍及び3.87倍のいずれも4倍として
処理していた。ここで、以上説明した基準信号x,駆動
信号y及び伝達関数フィルタC^の関係をまとめると、
例えば図2に示すようになる。
【0031】次に、本実施例の作用を説明する。即ち、
エンジンシェイク発生時には、オリフィス5aの流路形
状等を適宜選定している結果、このエンジンマウント1
は高動バネ定数,高減衰力の支持装置として機能するた
め、エンジン30で発生したエンジンシェイクがエンジ
ンマウント1によって減衰され、メンバ35側の振動レ
ベルが低減される。なお、かかる場合には、特に可動部
材12を変位させる必要はない。
【0032】一方、オリフィス5a内の流体がスティッ
ク状態となり主流体室15及び副流体16間での流体の
移動が不可能になるアイドル振動周波数以上の周波数の
振動が入力された場合には、コントローラ20は、所定
の演算処理を実行し、電磁アクチュエータ13に駆動信
号yを出力し、エンジンマウント1に振動を低減し得る
能動的な制御力を発生させる。
【0033】これを、アイドル振動,こもり音振動入力
時にコントローラ20内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである図3に従って具体的に説明する。
先ず、そのステップ101において所定の初期設定を行
った後に、ステップ102に移行し、伝達関数フィルタ
C^の各フィルタ係数C^j を適宜加算して、基準処理
信号RT を演算する。ただし、このステップ102で
は、次の基準信号xが入力されるまでの間に使用される
全ての基準処理信号を演算する。そして、このステップ
102における演算においては、後の演算によって求め
られる出力回数TY 及び端数EDを考慮してフィルタ係
数C^j の加算が行われる。なお、第1回目の処理で
は、過去の応答波形を考慮する必要がないため、伝達関
数フィルタC^の各フィルタ係数C^j がそのまま基準
処理信号RT となる。
【0034】このステップ102における演算処理は、
後にさらに詳細に説明する。ステップ102で基準処理
信号RT が求められたら、ステップ103に移行してカ
ウンタiを零クリアし、そして、ステップ104に移行
して、適応ディジタルフィルタWのi番目のフィルタ係
数Wi を、駆動信号yとして出力する。駆動信号yを出
力したら、ステップ105に移行して、図示しないタイ
マを零クリアした後に計測をスタートさせる。
【0035】そして、ステップ106に移行して残留振
動信号eを読み込んだら、ステップ107に移行してカ
ウンタjを零クリアし、次いで、ステップ108に移行
し、適応ディジタルフィルタWのj番目のフィルタ係数
j を、上記(1)式に従って更新する。ステップ10
8における更新処理を終えたら、ステップ109に移行
して次の基準信号xが入力されているか否かを判定し、
ここで基準信号xが入力されていないと判定された場合
には、ステップ110に移行しカウンタjが出力回数T
y(正確には、カウンタjは0からスタートするため、
出力回数Ty から1を減じた値)に達しているか否かを
判定する。この判定は、ステップ104で適応ディジタ
ルフィルタWのフィルタ係数Wi を駆動信号yとして出
力した後に適応ディジタルフィルタWのフィルタ係数全
てを更新したか否かを判断するためのものである。そこ
で、このステップ110の判定が「NO」の場合には、
ステップ111でカウンタjをインクリメントした後
に、ステップ108に戻って上述した処理を繰り返し実
行する。
【0036】しかし、ステップ110の判定が「YE
S」の場合には、適応ディジタルフィルタWの全てのフ
ィルタ係数に対する更新演算が完了したと判断できるか
ら、ステップ112に移行してカウンタiをインクリメ
ントし且つ前回ステップ104の処理を実行してから一
定のサンプリング・クロックの間隔が経過するまで待機
した後に、ステップ104に戻って上述した処理を繰り
返し実行する。従って、駆動信号yを出力するステップ
104以降の演算処理は、一定のサンプリング・クロッ
クに同期して実行されることになる。
【0037】一方、ステップ109で基準信号xが入力
されたと判断された場合には、ステップ113に移行
し、ステップ105でクリア・スタートしたタイマの値
を読み込み、その値をサンプリング・クロックの時間間
隔で割った値を、端数EDにセットする。次いで、ステ
ップ114に移行し、カウンタi(正確には、カウンタ
iが0からスタートするため、カウンタiに1を加えた
値)を最新の出力回数Ty として保存した後に、ステッ
プ102に戻って上述した処理を繰り返し実行する。
【0038】このような処理を繰り返し実行する結果、
基準信号x,駆動信号y及び伝達関数フィルタC^の関
係を表す図2に示すように、コントローラ20からエン
ジンマウント1に対しては、基準信号xが入力された時
点から、サンプリング・クロックの間隔で、適応ディジ
タルフィルタWのフィルタ係数Wi が順番に駆動信号y
として供給されるが、適応ディジタルフィルタWの各フ
ィルタ係数Wi は、同期式Filtered−X LM
Sアルゴリズムに従った上記(1)によって逐次更新さ
れるため、ある程度の時間が経過して適応ディジタルフ
ィルタWの各フィルタ係数Wi が最適値に収束した後
は、駆動信号yがエンジンマウント1に供給されること
によって、エンジン30からエンジンマウント1を介し
てメンバ35側に伝達されるアイドル振動やこもり音振
動が低減されるようになる。なお、エンジンマウント1
における制御力は、電磁アクチュエータ13から発せら
れる電磁力によって可動部材12が振動し、その振動が
主流体室15内の流体及び支持弾性体6の拡張バネを介
して内筒3及び外筒7間の力として作用することにより
得られるものである。
【0039】しかも、本実施例にあっては、ステップ1
13の処理を実行した後に再びステップ102の処理が
実行される際には、端数EDが設定されているため、こ
れを考慮して基準処理信号RT が演算されることにな
る。具体的には、基準信号xの周期をサンプリング・ク
ロックの間隔で割った値の整数部分は出力回数Ty に等
しく、その少数部分は端数EDに等しいから、例えば基
準信号xの周期がサンプリング・クロックの間隔の3.2
8倍であれば、出力回数Ty =3、端数ED=0.28と
なっている。
【0040】従って、厳密に基準処理信号RT を演算す
るのであれば、例えば基準処理信号R(1)は、 R(1)=C^1 +C^4.28+C^7.56+C^10.84
… となるが、ディジタル領域ではこのような演算は不可能
である。そこで、本実施例では、端数EDが0.5よりも
小さいことから、これを切り捨てて考え、基準処理信号
R(1)は、 R(1)=C^1 +C^4 +C^8 +C^11+… として求められる。
【0041】ちなみに、従来の装置にあっては、端数E
Dを特に考慮していなかったため、例えば単純に切り上
げて考えてしまうと、基準処理信号R(1)は、 R(1)=C^1 +C^5 +C^8 +C^13+… となってしまう。また、逆に端数EDが0.5よりも大き
い場合には、ステップ102においてはこれを切り上げ
て考え、基準処理信号RT を演算することになる。
【0042】つまり、本実施例のように、端数EDを考
慮して基準処理信号RT を演算するようにすると、全く
考慮しない場合に比べて、基準処理信号RT に含まれる
誤差を小さくすることができる。従って、その基準処理
信号RT の演算精度が向上するから、これに基づいて行
われる適応ディジタルフィルタWの更新処理の精度も向
上し、もって良好な振動低減制御が実行されるようにな
るのである。
【0043】特に、振動の周波数が高くなると、振動の
周波数が低い場合に比べて、基準処理信号RT を演算す
るために多くの伝達関数フィルタC^のフィルタ係数を
足し合わさなけれならなくなるから、本実施例のように
加算時の誤差を小さくすることによる効果はより顕著と
なる。そして、このような有利な点は、単に足し合わせ
るフィルタ係数C^j を端数EDに基づいて選択するだ
けで得られるのであるから、特に本実施例の構成とした
ことにより演算負荷が大幅に増大してしまうようなこと
もない。
【0044】ここで、本実施例にあっては、エンジンマ
ウント1によって制御振動源が構成され、ステップ10
2の処理によって基準処理信号生成手段が構成され、ス
テップ104及びステップ110の処理によって駆動信
号生成手段が構成され、ステップ108の処理によって
適応処理手段が構成され、ステップ105及びステップ
113の処理によって端数演算手段が構成され、ステッ
プ102において端数EDの値が0.5未満である場合と
0.5以上である場合とで足し合わせるフィルタ係数C^
j を選択する処理によってフィルタ係数選択手段が構成
される。
【0045】なお、上記実施例では、過去の端数EDを
特に保存することなく、最新の端数EDのみを考慮して
基準処理信号RT を演算することとしているが、これは
極短時間では端数ED(つまり、基準信号xの周期)が
変化しないと考えて差し支えないからである。従って、
基準信号xの周期が極短時間で変化する制御対象の場合
等には、過去の端数EDを保存し、それらを累積してフ
ィルタ係数C^j を選択するようにすればよい。
【0046】また、上記実施例では、本発明に係る能動
型振動制御装置を、エンジン30からメンバ35に伝達
される振動の低減を図る所謂アクティブ・エンジンマウ
ントに適用した場合について説明したが、本発明の適用
対象はこれに限定されるものではなく、周期的な振動で
あればエンジン30以外から発せられる振動の低減を図
る装置であってもよいし、車両以外に適用してもよい。
【0047】そして、低減の対象は振動に限定されるも
のではなく、例えば、エンジン30から車室内に伝達さ
れる周期的な騒音を能動的に低減する能動型騒音制御装
置としてもよい。かかる場合には、コントローラから供
給される駆動信号によって駆動して車室内に制御音を発
生するラウドスピーカ(制御音源)と、車室内の残留騒
音を検出し残留騒音信号としてコントローラに出力する
マイクロフォン(残留騒音検出手段)と、を設けること
になる。
【0048】さらに、上記実施例では、適応ディジタル
フィルタWのフィルタ係数の更新演算に同期式Filt
ered−X LMSアルゴリズムを適用した場合につ
いて説明したが、これに限定されるものではなく、例え
ばランダム・ノイズ等の周期性の低い騒音を低減する場
合等にはFiltered−X LMSアルゴリズム等
の他のアルゴリズムを適用してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
適応ディジタルフィルタのフィルタ係数の更新演算に必
要な基準処理信号を求める際に、基準信号の周期をサン
プリング・クロックで割った値の端数を考慮する構成と
したため、全く考慮しない場合に比べて基準処理信号に
含まれる誤差を小さくすることができ、基準処理信号の
演算精度が向上し、これに基づいて行われる適応ディジ
タルフィルタWの更新処理の精度も向上し、もって良好
な振動騒音低減制御が実行されるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】基準信号,駆動信号及び伝達関数フィルタの関
係を表す波形図である。
【図3】コントローラ内で実行される処理の概要を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 エンジンマウント(制御振動源) 13 電磁アクチュエータ 20 コントローラ 21 パルス生成器(基準信号生成手段) 22 加速度センサ(残留振動検出手段) 30 エンジン(振動源) 35 メンバ x 基準信号 y 駆動信号 e 残留振動信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 19/02 G10K 11/178

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源から発せられた振動と干渉する制
    御振動を発生可能な制御振動源と、前記振動源の振動発
    生状態を検出し基準信号として出力する基準信号生成手
    段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動信号として出
    力する残留振動検出手段と、フィルタ係数可変の適応デ
    ィジタルフィルタと、前記基準信号と前記適応ディジタ
    ルフィルタの各フィルタ係数とを畳み込んで前記制御振
    動源を駆動する駆動信号を生成する駆動信号生成手段
    と、前記制御振動源及び前記残留振動検出手段間の伝達
    関数を有限インパルス応答関数の形でモデル化したディ
    ジタルフィルタである伝達関数フィルタと、前記基準信
    号と前記伝達関数フィルタの各フィルタ係数とを畳み込
    んで基準処理信号を演算する基準処理信号演算手段と、
    前記残留振動信号及び前記基準処理信号に基づいて前記
    干渉後の振動が低減するように前記適応ディジタルフィ
    ルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段と、を備
    え、固定のサンプリング・クロックに同期して各演算処
    理を実行する能動型振動制御装置において、前記基準信
    号の周期を前記サンプリング・クロックの間隔で割った
    場合の端数を求める端数演算手段と、この端数演算手段
    の演算結果に応じて前記基準処理信号演算手段における
    畳み込み演算に用いられる前記伝達関数フィルタのフィ
    ルタ係数を選択するフィルタ係数選択手段と、を設けた
    ことを特徴とする能動型振動制御装置。
  2. 【請求項2】 騒音源から騒音が伝達される空間に制御
    音を発生可能な制御音源と、前記騒音源の騒音発生状態
    を検出し基準信号として出力する基準信号生成手段と、
    前記空間内の所定位置における残留騒音を検出し残留騒
    音信号として出力する残留騒音検出手段と、フィルタ係
    数可変の適応ディジタルフィルタと、前記基準信号と前
    記適応ディジタルフィルタの各フィルタ係数とを畳み込
    んで前記制御音源を駆動する駆動信号を生成する駆動信
    号生成手段と、前記制御音源及び前記残留騒音検出手段
    間の伝達関数を有限インパルス応答関数の形でモデル化
    したディジタルフィルタである伝達関数フィルタと、前
    記基準信号と前記伝達関数フィルタの各フィルタ係数と
    を畳み込んで基準処理信号を演算する基準処理信号演算
    手段と、前記残留騒音信号及び前記基準処理信号に基づ
    いて前記空間内の騒音が低減するように前記適応ディジ
    タルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段
    と、を備え、固定のサンプリング・クロックに同期して
    各演算処理を実行する能動型騒音制御装置において、前
    記基準信号の周期を前記サンプリング・クロックの間隔
    で割った場合の端数を求める端数演算手段と、この端数
    演算手段の演算結果に応じて前記基準処理信号演算手段
    における畳み込み演算に用いられる前記伝達関数フィル
    タのフィルタ係数を選択するフィルタ係数選択手段と、
    を設けたことを特徴とする能動型騒音制御装置。
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