JP3226517B2 - Ncデータ作成装置、及び方法 - Google Patents

Ncデータ作成装置、及び方法

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JP3226517B2 JP2000007876A JP2000007876A JP3226517B2 JP 3226517 B2 JP3226517 B2 JP 3226517B2 JP 2000007876 A JP2000007876 A JP 2000007876A JP 2000007876 A JP2000007876 A JP 2000007876A JP 3226517 B2 JP3226517 B2 JP 3226517B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NC工作機械における
NCデータ、特に加工エリアやCL(Cutter L
ocation:工具経路)データを自動的に作成する
のに好適なNCデータ作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、NC工作機械に用いられるCLデ
ータを作成するに当たって、加工対象の領域を決定する
場合、加工すべき領域の高さよりも仕上げ領域の高さの
方が低く、かつ、加工すべき領域に隣接する未加工の領
域を選択し、加工すべき領域と選択された未加工領域と
を合成して加工対象領域としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術では、図3(a)(b)に示した領域r1〜r3から
なる形状のr2の領域を一つの工具で加工する場合、領
域r2より仕上げる高さが低い領域r3も加工対象領域
の候補となるが、その領域r3が既に加工済であるとき
には、領域r3は今回の加工対象から除外される。
【0004】ところが、図3、図9に示したような領域
r3の加工工程では、工具tで加工する場合、その領域
の隣接領域が低いか、或いは被切削物外の部分について
は、バリなどの発生を防ぐため工具tの逃げを考慮した
工具経路eを作成し、削り残し部分(斜線部a)が発生
している。
【0005】従って、従来のように、今回の加工対象を
領域r2のみとし、領域r3を加工対象から除外する
と、図10に示した今回加工(tは工具、eは工具経
路)時には、削り残し部分(斜線部b)が領域r3内に
発生し、改めてこの部分を加工する工程が必要となり加
工効率が悪化するという問題があった。
【0006】本発明は、このような事情の下になされた
もので、その目的は、削り残し領域(未加工領域)への
対処を施し、加工効率を向上させ得るNCデータ作成装
置、及び方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によるNCデータ作成装置は、加工領域を指
定する指定手段と、前記指定手段にて指定された加工領
域より仕上げる高さが低く、かつ当該加工領域に隣接す
る隣接領域と当該加工領域との合成領域から加工済の部
分を除外してなる領域を算出する算出手段と、前記算出
手段にて算出された領域を実際に加工を行う加工対象領
域として決定する決定手段とを備えている。
【0008】また、本発明によるNCデータ作成方法
は、加工領域を指定し、この指定された加工領域より仕
上げる高さが低く、かつ当該加工領域に隣接する隣接領
域と当該加工領域との合成領域から加工済の部分を除外
してなる領域を算出し、算出された領域を実際に加工を
行う加工対象領域として決定するように構成されてい
る。
【0009】
【作用】前記指定手段は加工領域を指定する。すると、
前記算出手段は、指定された加工領域より仕上げる高さ
が低く、かつ当該加工領域に隣接する隣接領域と当該加
工領域との合成領域から加工済の部分を除外してなる領
域を算出する。そして、前記決定手段は、算出された領
域を実際に加工を行う加工対象領域として決定する。
【0010】従って、今回指定された加工領域の加工時
に、隣接領域内の削り残し領域も今回指定された加工領
域の最終目標形状の高さまで同時に加工されることとな
り、加工効率が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係るNCデータ作成装置
の概略構成を示すブロック図である。このNCデータ作
成装置は、中央処理装置1を中核としてNCデータ作成
処理を行うものであり、中央処理装置1には、キーボー
ド、マウス等からなる入力装置2と、半導体メモリ、磁
気ディスク等からなる記憶装置3と、入出力制御装置4
と、グラフィックディスプレイ等からなる表示装置5と
が接続されている。また、入出力制御装置4には、磁気
テープ、フロッピーディスク、磁気ディスク等からなる
外部記憶媒体6と、NC工作機械7が接続されており、
入出力制御装置4は、中央処理装置1の制御の下に、本
NCデータ作成装置により作成したNCデータをNC工
作機械7に出力する、或いは外部記憶媒体6から1次加
工時に生じた削り残し領域の加工処理用等の各種アプリ
ケーションプログラムを記憶装置3にロードする等の制
御を行う。
【0013】記憶装置3は、CAD図形要素に対応する
デ−タ(二次元線分の場合は始点・終点の座標値、二次
元円弧の場合は始点・終点・中心の座標値と回り方向、
二次元円の場合は中心座標と半径などの図形要素を決定
するのに十分な幾何情報及び図形要素の集合と配置情報
など)、CAD図形要素を連結して閉領域化した閉領域
デ−タ、閉領域に高さなどの奥行き方向等の情報を付加
した2.5次元デ−タ、加工工具の形状・使用条件など
の工具デ−タ、加工方法等の加工方法デ−タ、工具の移
動経路を表すCLデ−タなどを記憶する。
【0014】表示装置5には、中央処理装置1の制御の
下にメニューが表示され、このメニューをキーボード、
マウス等の入力装置2により選択・指示しながら対話形
式でCLデータ連結処理を進められるように構成されて
いる。この際、中央処理装置1は、メニューにより選択
・指示されたアプリケーションプログラムを、入出力制
御装置4を介して外部記憶媒体6から記憶装置3に読込
み、そのアプリケーションプログラムに従って、各種の
NCデ−タ作成処理を行う。
【0015】この際、中央処理装置1は、同様に、入力
装置2により入力された上記のような図形データ、加工
データ、工具データ等を記憶装置3に記憶させたり、或
いは外部記憶媒体6に保存したりする。そして、外部記
憶媒体6に保存した場合には、メニューにより選択・指
示された図形データ、加工データ、工具データ等を入出
力制御装置4を介して外部記憶媒体6から記憶装置3に
読込み、必要に応じて表示装置5に表示し、これらデー
タを利用してNCデータ作成処理を行う。
【0016】次に、本発明に特有なNCデータ作成処理
を図2〜図10に基づいて説明する。
【0017】中央処理装置1は、表示装置6にメニュー
表示されたモードの中から、加工対象選択モードが選択
されると、加工領域図形の候補に対して付された図形N
o.、その図形の特徴等を表示装置6にメニュー表示す
る。そして、図形No.が選択されると、その選択に係
る図形No.の加工領域図形、例えば、図4に示したよ
うな加工領域図形の透視図、および図5に示したような
平面図を、内部記憶装置3から読出して表示装置6に表
示する。そこで、ユーザーは、キーボードやマウスなど
の入力装置2によって今回の加工領域を指示する。な
お、図4から明らかなように、領域r3は既に1次加工
されている。
【0018】今回の加工領域が指示されると、中央処理
装置1は、指示に係る今回の加工領域、例えば、図5の
領域r2の面の目標加工高さより仕上げ形状の面の目標
加工高さが低く、かつ隣接している領域r3を選択する
(図2のステップS131)。
【0019】次に、中央処理装置1は、指示された今回
の加工領域r2とステップ131で選択した領域r3と
を合成した領域(図6の太線で囲まれた領域r´)を加
工対象領域として決定する(ステップS132)。
【0020】そして、中央処理装置1は、ステップ13
1で選択した領域r3内で既に当該工具で加工済の部分
(図7の太線で囲まれた部分p)を、ステップS132
で決定した加工対象の領域r´から取り除き、その結果
(図8の太線で囲まれた部分R)を改めて加工対象領域
とし、内部記憶装置3の所定エリアに格納するととも
に、表示装置6に表示して(ステップS133)、終了
する。
【0021】このように、今回加工する領域と、今回加
工する領域よりも仕上げる高さ(目標加工高さ)が低
く、かつ今回加工する領域に隣接する領域とを合成し、
その合成領域から加工済部分を取り除いた領域を加工対
象領域とすることにより、図4の状態で領域r2を一つ
の工具で加工するような場合、加工対象としてr2の領
域より目標加工高さが低く、既に当該工具で加工されて
いる領域r3の領域内で削り残っている部分(図9の斜
線部a)を領域r2の目標形状(最終形状)の加工高さ
まで今回一度に加工でき、加工効率を向上させることが
できる。
【0022】なお、本実施例では、今回の加工領域の目
標加工高さより最終仕上げ形状の目標加工高さが低い領
域を選択し、一旦合成処理を行っているが、選択された
領域の加工済の部分を取り除く処理を先に行い、その後
今回の加工領域との合成処理を行ってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、今回指定された加工領域の加工時に、指定に係る
加工領域の目標加工高さよりも目標加工高さが低く、か
つ、指定に係る加工領域に隣接する加工領域の削り残し
領域をも、今回指定に係る加工領域の目標加工高さまで
同時に加工でき、加工効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNCデータ作成装置の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明に特有なNCデータ作成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図3】被切削物の最終形状の一例を示す図である。
【図4】図3の被切削物の今回加工に入る前の形状を示
す透視図である。
【図5】図4に対応する平面図である。
【図6】合成加工領域を示す図である。
【図7】合成加工領域から除外する領域を示す図であ
る。
【図8】最終的な加工対象領域を示す図である。
【図9】従来の隣接領域加工工程において発生する削り
残し領域を示す図である。
【図10】従来の今回加工工程において隣接領域で発生
する削り残し領域を示す図である。
【符号の説明】
1:中央処理装置 2:入力装置 3:記憶装置 4:入出力制御装置 5:表示装置 6:外部記憶媒体 7:NC工作機械 r´:合成領域 p:加工済部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 隆人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 田原 均 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−204432(JP,A) 特開 平4−236606(JP,A) 特開 平2−53549(JP,A) 特開 平3−131907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 15/00 - 15/28 G05B 19/18 - 19/46

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工領域を指定する指定手段と、 前記指定手段にて指定された加工領域より仕上げる高さ
    が低く、かつ当該加工領域に隣接する隣接領域と当該加
    工領域との合成領域から加工済の部分を除外してなる領
    域を算出する算出手段と、 前記算出手段にて算出された領域を実際に加工を行う加
    工対象領域として決定する決定手段とを備えたことを特
    徴とするNCデータ作成装置。
  2. 【請求項2】 加工領域を指定し、この指定された加工
    領域より仕上げる高さが低く、かつ当該加工領域に隣接
    する隣接領域と当該加工領域との合成領域から加工済の
    部分を除外してなる領域を算出し、算出された領域を実
    際に加工を行う加工対象領域として決定することを特徴
    とするNCデータ作成方法。
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