JP3225313U - 内循環式ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】全体構造のサイズの小型化が実現できる内循環式ボールねじを提供する。【解決手段】内循環式ボールねじは、ねじ軸20と、ねじ軸20に移動可能に配置されるナット30と、ねじ軸20とナット30との間に配置される複数のボール50と、還流部材40とを備える。ナット30は格納溝34を有する。格納溝34は第一当接面36を有する。還流部材40は第二当接面と、第二当接面に間隔を置く支持面と、第二当接面および支持面を貫通する穿孔45とを有する。還流部材40はナット30の格納溝34内に格納されて第二当接面を格納溝34の第一当接面に当接させる。還流部材40の支持面は穿孔45に繋がる還流溝44を有する。内循環式ボールねじは穿孔45が配置されるため、還流部材40の厚みが小さくなればナット30の外径が縮小される。【選択図】図3

Description

本考案はボールねじ、特にナットの外径を縮小可能な内循環式ボールねじに関するものである。
図1に示すように、従来の内循環式ボールねじにおいて、ナット3は内周面に格納溝4およびねじ溝5を有する。還流部材6は格納溝4に格納され、還流溝7がナット3内のねじ溝5に繋がるため、複数のボール9はねじ軸1の外周面のねじ溝2、ナット3の内周面のねじ溝5および還流部材6の還流溝7からなる循環経路を転動できる。
従来の還流部材6を製作する際、溝底から外側面8までの厚みが必要であるため、還流部材6の厚さは一定に維持されるのに対し、ナットの外径を増大させることが必要になる。従って、サイズの小型化が実現しにくい。
本考案はナットの外径を縮小可能な内循環式ボールねじを提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するため、内循環式ボールねじはねじ軸、ナット、還流部材および複数のボールを備える。ねじ軸は外周面にねじ溝を有する。ナットはねじ軸に移動可能に装着され、内周面にねじ溝および格納溝を有する。ナットのねじ溝とねじ軸のねじ溝は負荷経路を構成する。格納溝は第一当接面を有する。還流部材は第二当接面と、第二当接面に間隔を置く支持面と、第二当接面および支持面を貫通する穿孔とを有する。還流部材はナットの格納溝内に格納されて第二当接面を格納溝の第一当接面に当接させる。還流部材の支持面は穿孔に繋がる還流溝を有する。還流部材の還流溝はナットのねじ溝に繋がってねじ軸のねじ溝とともに無負荷経路を構成する。無負荷経路と負荷経路とは相互に繋がって循環経路を構成する。複数のボールは循環経路を転動する。
上述した構造特徴により、本考案による内循環式ボールねじはボール転動に支障をきたすことなく、還流部材の厚みを小さくし、ナットの外径を効果的に縮小する、即ち全体構造のサイズの小型化を実現させることができる。
比較的好ましい場合、還流部材の第二当接面はさらに潤滑油を保存するための貯油溝を有する。貯油溝は格納溝の第一当接面から密閉され、穿孔に繋がる。上述した構造特徴により、複数のボールが穿孔を通過すれば潤滑油が複数のボールに接触して潤滑効果を生じることができる。
比較的好ましい場合、還流部材の第二当接面はさらに潤滑油を保存するための貯油孔を有する。貯油孔と貯油溝とは相互に繋がるため、潤滑油保存量が増加するだけでなく、貯油溝に潤滑油を随時に補給することができる。
比較的好ましい場合、貯油溝の深さはボールの外径の3から10%の間である。詳しく言えば、貯油溝の深さがボールの外径の3%以下であれば還流部材の構造強度が低下する。貯油溝の深さがボールの外径の10%以上であれば還流部材の厚さが増大する。つまり、ナットの外径を効果的に縮小することができない。
本考案による内循環式ボールねじの詳細な構造、特徴、組み立てまたは使用方法について、以下の実施形態の詳細な説明を通して明確にする。なお、以下の詳細な説明および本考案により提示された実施形態は本考案を説明するための一例に過ぎず、本考案の請求範囲を限定できないことは、本考案にかかわる領域において常識がある人ならば理解できるはずである。
従来の内循環式ボールねじを示す分解斜視図である。 本考案の第1実施形態による内循環式ボールねじを示す斜視図である。 本考案の第1実施形態による内循環式ボールねじを示す分解斜視図である。 図2中の4−4線に沿った断面図である。 本考案の第1実施形態による内循環式ボールねじの還流部材を上から見た斜視図である。 本考案の第1実施形態による内循環式ボールねじの還流部材を下から見た斜視図である。 本考案の第2実施形態による内循環式ボールねじの還流部材を下から見た斜視図である。 本考案の第3実施形態による内循環式ボールねじの還流部材を下から見た斜視図である。
以下、本考案による内循環式ボールねじを図面に基づいて説明する。なお、明細書および請求項において、方向性用語は図面に示した方向に基づいて表現される。図中の同じ符号は同じ部品または類似した部品の構造特徴を示す。
(第1実施形態)
図2および図3に示すように、本考案の第1実施形態による内循環式ボールねじ10はねじ軸20、ナット30、還流部材40および複数のボール50を備える。本実施形態において、ボール50の数は特に限定されない。
ねじ軸20は外周面にねじ溝22を有する。
ナット30はねじ軸20の軸方向に沿って移動できるようにねじ軸20に装着され、内周面にねじ溝32および格納溝34を有する。ナット30のねじ溝32とねじ軸20のねじ溝22とは相互に対応して負荷経路52(図4参照)を構成する。格納溝34はねじ軸20の軸方向に沿って伸び、第一当接面36を有する。第一当接面36は平面である。
図5および図6に示すように、還流部材40は第二当接面41と、第二当接面41に間隔を置く支持面43とを有する。第二当接面41は平面であり、潤滑油を保存するための貯油溝42を有する。貯油溝42の深さはボール50の外径の3から10%の間である。支持面43は円弧状を呈し、三つの還流溝44を有する。三つの還流溝44はそれぞれ相互に繋がる楕円形の穿孔45を有する。三つの穿孔45はそれぞれ第二当接面41および支持面43を貫通して貯油溝42に繋がるが、これに限定されない。少なくとも一つの穿孔45さえ貯油溝42に繋がればよい。還流溝44および穿孔45は数が三つであるが、これに限定されない。
図3および図4に示すように、還流部材40はナット30の格納溝34内に格納されて第二当接面41を格納溝34の第一当接面36に当接させるため、貯油溝42は格納溝34の第一当接面36に遮蔽されたうえで潤滑油を三つの穿孔45から流出させる。還流部材40の複数の還流溝44はナット30の内周面のねじ溝32に繋がってねじ軸20の外周面のねじ溝22とともに無負荷経路54を構成する。無負荷経路54と負荷経路52とは相互に繋がって循環経路56を構成する。複数のボール50は循環経路56を転動する。
還流部材40の還流溝44は無負荷部位に位置付けられるため、穿孔45を配置すれば、ボール50の転動に支障をきたすことなく、還流部材40の厚み(即ち還流溝44の溝底から第二当接面41までの距離)を小さくし、ナット30の外径を縮小する。即ち全体構造のサイズの小型化を実現させることができる。一方、すべての穿孔45は貯油溝42に繋がるため、ボール50が穿孔45を通過すれば潤滑油がボール50に接触して潤滑効果を生じることができる。
(第2実施形態)
還流部材40は構造が実際の状況に応じて変化してもよい。図7に示すように、本考案の第2実施形態は還流部材40の貯油溝42の数を三つに増やす。三つの貯油溝42と三つの穿孔45は一つずつ相互に繋がるため、一つの貯油溝42内の潤滑油は一つの穿孔45にしか供給できない。
(第3実施形態)
図8に示すように、本考案の第3実施形態は還流部材40の第二当接面41に一つまたは複数の貯油孔46(例えば四つの貯油孔46)を増設する。すべての貯油孔46と貯油溝42とは相互に繋がるため、貯油孔46内の潤滑油を貯油溝42に随時に補給することができる。
1 ねじ軸
2 ねじ溝
3 ナット
4 格納溝
5 ねじ溝
6 還流部材
7 還流溝
8 外側面
9 ボール
10 内循環式ボールねじ
20 ねじ軸
22 ねじ溝
30 ナット
32 ねじ溝
34 格納溝
36 第一当接面
40 還流部材
41 第二当接面
42 貯油溝
43 支持面
44 還流溝
45 穿孔
46 貯油孔
50 ボール
52 負荷経路
54 無負荷経路
56 循環経路

Claims (5)

  1. ねじ軸、ナット、還流部材および複数のボールを備え、
    前記ねじ軸は、外周面にねじ溝を有し、
    前記ナットは、前記ねじ軸の軸方向に沿って移動可能に装着され、内周面にねじ溝および格納溝を有し、前記ナットの前記ねじ溝と前記ねじ軸の前記ねじ溝は負荷経路を構成し、前記格納溝は第一当接面を有し、
    前記還流部材は、前記ナットの前記格納溝内に格納され、第二当接面と、前記第二当接面に間隔を置く支持面と、前記第二当接面および前記支持面を貫通する穿孔とを有し、
    前記還流部材の前記第二当接面は前記ナットの前記格納溝の前記第一当接面に当接し、
    前記還流部材の前記支持面は前記穿孔に繋がる還流溝を有し、
    前記還流溝は前記ナットの前記ねじ溝に繋がって前記ねじ軸の前記ねじ溝とともに無負荷経路を構成し、
    前記無負荷経路と前記負荷経路とは相互に繋がって循環経路を構成し、
    複数の前記ボールは前記循環経路を転動することを特徴とする、
    内循環式ボールねじ。
  2. 前記還流部材は複数の前記穿孔を有し、前記還流部材の前記支持面は複数の前記還流溝を有し、複数の前記還流溝は一つずつ複数の前記穿孔に繋がり、前記還流部材の前記第二当接面は貯油溝を有し、前記貯油溝は少なくとも一つの前記穿孔に繋がることを特徴とする請求項1に記載の内循環式ボールねじ。
  3. 前記還流部材の前記第二当接面はさらに前記貯油溝に繋がる貯油孔を有することを特徴とする請求項2に記載の内循環式ボールねじ。
  4. 前記還流部材は複数の前記穿孔を有し、前記還流部材の前記支持面は複数の還流溝を有し、前記還流溝は一つずつ前記穿孔に繋がり、前記還流部材の前記第二当接面は複数の前記貯油溝を有し、複数の前記貯油溝は一つずつ複数の前記穿孔に繋がることを特徴とする請求項1に記載の内循環式ボールねじ。
  5. 前記貯油溝の深さは前記ボールの外径の3から10%の間であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の内循環式ボールねじ。
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