JP3224724B2 - 電子海図・レーダ画像表示装置 - Google Patents

電子海図・レーダ画像表示装置

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JP3224724B2
JP3224724B2 JP27590495A JP27590495A JP3224724B2 JP 3224724 B2 JP3224724 B2 JP 3224724B2 JP 27590495 A JP27590495 A JP 27590495A JP 27590495 A JP27590495 A JP 27590495A JP 3224724 B2 JP3224724 B2 JP 3224724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子海図・レーダ
画像表示装置及び該装置に適用される画像インタフェー
ス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶の航行支援装置として用いら
れている電子海図表示装置あるいはレーダ装置では、電
子海図とレーダ画像とを重畳して表示できる機能を備え
たものが考えられている。
【0003】電子海図とレーダ画像を重畳して表示する
方法としては、 (1)レーダ装置に海図を表示する方法 (2)電子海図表示装置にレーダ画像を表示する方法 が考えられている。
【0004】上記(1)のレーダ装置に海図を表示する
方法では、レーダ装置及び表示装置を備え、レーダ装置
が有するレーダ画像表示処理部の一部に電子海図表示処
理部を持たせた構成となっている。上記レーダ装置は、
基本的にはレーダ画像表示処理部によりレーダ電波の反
射波であるレーダ信号を処理し、レーダ画像として表示
装置により表示する。一方、電子海図表示処理部は、航
行領域に対応した電子海図を電子海図記憶器より読出し
てレーダ画像表示処理部に出力する。このレーダ画像表
示処理部は、上記レーダ画像に電子海図表示処理部から
の電子海図を重畳して表示装置に表示する。
【0005】また、上記(2)の電子海図表示装置にレ
ーダ画像を表示する方法では、上記(1)におけるレー
ダ装置と表示装置との間に電子海図表示装置を設けた構
成となっている。上記電子海図表示装置は、電子海図表
示処理部の一部に画像合成処理部を持たせている。一
方、レーダ装置は、レーダ画像表示処理部のみで構成さ
れ、電子海図表示処理部は設けていない。電子海図表示
装置は、電子海図表示処理部が航行領域に対応する電子
海図を海図記憶器から読出し、表示装置に表示する。ま
た、電子海図表示装置は、レーダ装置へコントロール信
号を出力し、表示する電子海図に合わせたレーダ画像信
号を取り込み、電子海図に重畳して表示装置に表示す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)に示した方
法によれば、レーダ画像上に電子海図を表示することが
できるが、レーダ表示処理やオペレーション処理を行な
いながら、電子海図表示処理を同一の処理装置上で動作
させられるように処理装置の性能を上げる必要がある。
また、性能を上げられない場合には、各機能を制限する
必要がある。また、レーダ画像表示が基本となるため、
レーダ画像と電子海図を重ねて表示するためには、レー
ダ装置において、電子海図をレーダ表示の図法に変換し
て表示しなければならない。
【0007】また、(2)に示した方法によれば、電子
海図表示装置にレーダ装置からレーダ画像信号を取り込
むことにより、電子海図上にレーダ画像を表示すること
ができるが、表示する電子海図に合わせたレーダ画像信
号を取り込むため、電子海図表示装置からレーダ装置へ
コントロール信号を出力し、レーダ装置内でレーダ画像
の変換・操作処理が必要となる。
【0008】上記のように(1)及び(2)に示した方
法では、両方共にレーダ装置内での画像処理を追加しな
ければならず、既存のレーダ装置を利用した場合には、
大幅な改造が必要となる。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、レーダ表示装置内で画像処理を追加する必
要が無く、既存のレーダ装置の改造が不要で、種々の
ーダ装置に対応することができる電子海図・レーダ画像
表示装置及び画像インタフェース装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子海図・
レーダ画像表示装置は、レーダ装置と、電子海図の画像
データを出力すると共に該画像データ及び設定情報に応
じてコントロール信号を出力する電子海図表示装置と、
上記レーダ装置及び電子海図表示装置とは別個に独立し
て設けられ、上記レーダ装置から出力されるレーダ画像
を上記電子海図表示装置のコントロール信号に応じて処
し、その処理画像と上記電子海図表示装置から出力さ
れる電子海図画像データとを合成して出力する画像イン
タフェース装置と、この画像インタフェース装置から出
力される上記合成画像を表示する表示装置とを具備し、
上記画像インタフェース装置は、上記表示装置にウイン
ドウの範囲を指定して任意情報を表示するウインドウ表
示手段と、上記ウインドウ上にレーダ映像が重ならない
ように該レーダ映像をマスクするマスク手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る画像インタフェース装
置は、電子海図表示装置からのコントロール信号及びジ
ャイロからの方位信号に基づいて表示方向信号、表示レ
ンジ信号、マスク信号、カラー制御信号を発生する通信
入力処理手段と、この通信入力処理手段からの表示方向
信号に基づき、レーダ装置からのレーダ信号を旋回して
出力する表示形態変換手段と、この表示形態変換手段か
ら出力される放射状の走行線の形態を平行線の形態に変
換する走行線形態変換手段と、この走行線形態変換手段
から出力されるレーダ信号を上記通信入力処理手段から
の表示レンジ信号に基づいて必要な部分を抽出する表示
範囲処理手段と、この表示範囲処理手段により抽出され
た画像データに対し、上記通信入力処理手段から出力さ
れるマスクオン/オフ信号及びマスク範囲指定信号から
なるマスク信号に基づいてマスクするマスク処理手段
と、このマスク処理手段により処理された画像データを
上記通信入力処理手段からのカラー制御信号と共に記憶
する画像データ記憶手段と、この画像データ記憶手段に
記憶された画像データと上記電子海図表示装置からの電
子海図データとを合成して表示装置へ出力する画像合成
処理手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る画像インタフェース装置の全体構成を示すブロック図
である。図1において、1はレーダ/ARPA(ARP
A:Auto Rader Plotting Aids:衝突予防装置)装置、
2は船位測定装置、3はジャイロ、4は電子海図表示装
置、5は画像インタフェース装置、6は表示装置であ
る。レーダ/ARPA装置1から出力されるレーダ信号
(レーダ画像信号、レーダトリガ信号、SHFパルス信
号、AZi−P信号を含む)S1は、図2(a)に示す
ようにレーダ画面11において、船舶12の位置を中心
とした船首方向を0度とする放射状の走行線13からな
る信号である。また、レーダ信号S1は、図2(b)に
示すようにレーダ画面11の0度においてSHFパルス
信号を発生し、その後、例えば1度,2度,3度,…
等、一定の角度間隔でAZi−P信号を順次発生する。
又、レーダの送信の度にレーダトリガ信号を発生し、続
いて映像信号が出力される。
【0013】上記レーダ/ARPA装置1から出力され
るレーダ信号S1及びジャイロ3から出力される方位ψ
信号S4は、画像インタフェース装置5に入力される。
また、レーダ/ARPA装置1は、本船位置を原点とし
た他船位置情報(ARPAターゲット)S2を電子海図
表示装置4へ出力する。このレーダ/ARPA装置1か
ら出力される他船位置情報S2、船位測定装置2から出
力される船位信号(緯度、経度)S3及びジャイロ3か
ら出力される方位ψ信号S4は、電子海図表示装置4に
送られる。
【0014】電子海図表示装置4は、画像処理器41を
備え、この画像処理器41に海図記憶器42、設定器4
3及び表示器44が接続されている。設定器43は、セ
ンタ移動距離(X,Y)(画像中心と本船の表示位置と
の距離、電子海図に合わせた表示レンジ及び表示モード
(コースアップ/ヘッドアップ/ノースアップ)の指
定、レーダ映像のマスク指定、表示色の指定、レーダ映
像出力のON・OFF指定等を設定できるようになって
いる。上記表示モードについては詳細を後述する。な
お、海図記憶器42には、ID番号、海図、範囲(最大
/最小の緯度/経度)等からなる多数の海図データが記
憶されている。そして、上記レーダ/ARPA装置1か
らの他船位置情報S2、船位測定装置2からの船位信号
S3、及びジャイロ3から方位ψ信号S4は、画像処理
器41に入力される。画像処理器41は、船位測定装置
2からの船位信号S3に基づいて海図記憶器42から対
応する電子海図を読出し、表示器44に表示する。そし
て、表示器44を見ながら、設定器43を操作し、適正
な電子海図を抽出した後、表示レンジ、表示モード、セ
ンタ移動距離を決定して入力する。
【0015】そして、ジャイロ3からの方位ψ信号S4
および入力された表示モードにより海図を旋回させ、表
示レンジおよびセンタ移動距離により表示範囲を演算
し、レーダ/ARPA装置1からの他船位置情報S2に
より他船画像を重ね合わせる画像処理を行ない、コント
ロール信号(制御信号)S9、電子海図画像データS1
2等を画像インタフェース装置5に出力する。
【0016】画像インタフェース装置5は、通信入力処
理器51、表示形態(方向)変換器52、走行線形態変
換器53、表示範囲処理器54、マスク処理器55、画
像データ記憶器56,57、画像合成処理器58からな
っている。通信入力処理器51には、ジャイロ3からの
方位ψ信号S4、画像処理器41からのコントロール信
号S9及び確認信号S11が入力される。通信入力処理
器51は、上記ジャイロ3からの方位ψ信号S4及びコ
ントロール信号S9に基づいて、確認信号S10、電子
海図表示装置4の表示方向信号S13、電子海図表示装
置4側の表示レンジ信号S14、マスク信号S15、カ
ラー制御信号S23を選択して出力する。上記確認信号
S10は画像処理器41へ、表示方向信号S13等は表
示形態変換器52へ、表示レンジ信号S14等は表示範
囲処理器54へ、マスク信号S15はマスク処理器55
へ、カラー制御信号S23は画像データ記憶器56へ送
られる。
【0017】表示形態変換器52は、通信入力処理器5
1からの表示モード(コースアップ、又はヘッドアップ
又はノースアップ)および方位ψ信号S13に基づき、
レーダ信号S1を旋回し、S16として走行線形態変換
器53へ出力する。表示モードにおいて、コースアップ
は、進路を真上に表示させる指令であり、画像処理器4
1からの進路方向と船首方向との角度差だけ旋回させ
る。ヘッドアップは、船首方位を真上に表示させる指令
である。ノースアップは、北を真上に表示させる指令
で、ジャイロ3からの方位ψ信号S4に基づき、画面を
角度ψだけ旋回させる。
【0018】走行線形態変換器53は、放射状の走行線
の形態であるS16を平行線の形態(通常のテレビと同
じ形態)に変換し、画像データS17として表示範囲処
理器54へ出力する。表示範囲処理器54は、通信入力
処理器51から入力されるセンタ移動距離(X,Y)及
び表示レンジの信号S14に基づき、画像データS17
から必要な部分を抽出し、抽出画像データS18をマス
ク処理器55へ出力する。
【0019】以上の処理により、画像処理器41から画
像データ記憶器57へ送信される電子海図画像データS
12と、表示方向、範囲が同じものとなる。マスク処理
器55は、通信入力処理器51からのマスク信号S15
に基づき、マスクONであればマスク処理し、その画像
データS19を画像データ記憶器56へ送る。画像デー
タ記憶器56は、マスク処理器55から入力された画像
データS19を通信入力処理器51から送られてくるカ
ラー制御信号S23と共に記憶する。一方、画像データ
記憶器57は、画像処理器41から送られてくる電子海
図画像データS12を記憶する。
【0020】画像合成処理器58は、画像データ記憶器
56に記憶されたレーダ画像データS20と画像データ
記憶器57に記憶された電子海図画像データS21とを
合成し、その合成画像データS22を表示装置6に送信
して表示する。
【0021】次に上記実施例の動作を説明する。電子海
図表示装置4は、画像処理器41が船位測定装置2から
本船の船位信号(緯度、経度)S3及びジャイロ3から
の方位ψ信号S4に基づいて海図読出し信号S5を出力
し、海図記憶器42より電子海図画像データS6を読出
して表示器44に表示する。そして、電子海図表示装置
4の設定器43により、例えばレーダ映像中心位置の移
動、電子海図表示装置4に合わせた表示レンジ及び表示
モード(コースアップ/ヘッドアップ/ノースアップ)
の指定、レーダ映像のマスク指定、表示色の指定、レー
ダ映像出力のON・OFF指定を行なう。その後、電子
海図表示装置4は、設定器43の設定データに応じてコ
ントロール信号S9を通信入力処理器51に出力する。
【0022】上記コントロール信号S9は、例えば以下
に示す規格に設定され、図3に示すような構成を有して
いる。 (1)通信方式 :全二重(非同期式) (2)通信速度 :9600bps (3)インタフェース :RS−232C (4)データフォーマット:NMEA−0183準拠 (5)キャラクタ構成 :スタートビット 1 データビット 8 ストップビット 1 パリティ 無し (6)伝送タイミング :電子海図表示装置4の要求時 そして、電子海図表示装置4と画像インタフェース装置
5との間の通信処理手順は、次のようにして行なわれ
る。
【0023】(a)画像処理器41から通信入力処理器
51へコントロール信号S9が送られる。 (b)画像インタフェース装置5は、通信入力処理器5
1がコントロール信号S9を受信すると、それに基づい
てレーダ/ARPA装置1からのレーダ信号S1を処理
する。 (c)通信入力処理器51は、図4(a)に示す確認信
号S10を画像処理器41に送信する。この確認信号S
10中の「Sequential number 」は、連続番号で、受信
したコントロール信号S9内の連続番号をコピーする。
また、「Confirmation」は、コントロール信号S9の受
信正常時は“A”(ACK信号)、異常時は“N”(N
ACK信号)となる。 (d)画像処理器41は、確認信号S10を受信後、電
子海図画像データS6をコントロール信号S9に合わせ
た処理を行ない、電子海図画像データS12を画像デー
タ記憶器57へ出力する。 (e)その後、画像処理器41は、通信入力処理器51
へ図4(b)に示す確認信号S11を送信する。この確
認信号S11中の「Sequential number 」は、連続番号
で、受信した確認信号S10内の連続番号をコピーす
る。また、「Confirmation」は、確認信号S10の受信
正常時は“A”(ACK信号)、異常時は“N”(NA
CK信号)となる。 (f)画像インタフェース装置5では、確認信号S11
を受信した後、レーダ信号S1を処理して画像データ記
憶器56に記憶したレーダ画像データS20と画像処理
器41から受信して画像データ記憶器57に記憶した電
子海図画像データS21とを画像合成処理器58で重ね
合わせ、その合成画像データS22を表示装置6に出力
して表示する。
【0024】次に画像インタフェース装置5内の各部の
動作について説明する。通信入力処理器51は、コント
ロール信号S9を受信すると、ジャイロ3からの方位ψ
信号S4及びコントロール信号S9に基づいて表示方向
信号S13、表示レンジ信号S14、マスク信号S1
5、カラー制御信号S23を作成する。
【0025】表示方向信号S13は、次に示す表示方向
コマンドC,R,H,Nを含んでいる。 C:コースアップ(進路を真上に表示する。)(但し、
コースアップコマンドがきた時のコースを真上にし、次
のコースアップコマンドが来るまで画面方向は固定され
る。) R:コースアップ時、進路を真上にして再表示する。
【0026】 H:ヘッドアップ(船首方位を真上に表示する。) N:ノースアップ(北を真上に表示する。) 表示形態変換器52は、通信入力処理器51からの表示
方向信号S13に基づき、レーダ信号S1を旋回し、S
16として走行線形態変換器53へ出力する。走行線形
態変換器53は、図2(a)に示したように放射状の走
行線の形態であるレーダ信号S16を平行線の形態に変
換し、画像データS17として表示範囲処理器54へ出
力する。表示範囲処理器54は、通信入力処理器51か
ら入力されるセンタ移動距離(X,Y)及び表示レンジ
の信号S14に基づき、画像データS17から必要な部
分を抽出し、抽出画像データS18をマスク処理器55
へ出力する。
【0027】上記表示レンジ信号S14には、次に示す
信号から構成されている。 (1)シーケンシャル番号:連続番号で、“999”の
次は“000”に戻る。
【0028】 (2)センタ移動距離X:レーダ映像表示の中心位置か
らのセンタ移動距離で、単位は座標値とする。 (3)センタ移動距離Y:レーダ映像表示の中心位置か
らのセンタ移動距離で、単位は座標値とする。
【0029】 (4)表示レンジ(in use):電子海図表示装置4側の表
示レンジの値である。 (5)表示レンジ単位N(nm):表示レンジの単位、
N=nm(海里)。 マスク処理器55は、通信入力処理器51からのマスク
信号S15に基づき、マスクONであればマスク処理
し、その画像データS19を画像データ記憶器56へ送
る。
【0030】図5は、「マスク信号/カラー信号/レー
ダ映像ON・OFF信号」の構成を示したものである。
上記マスク処理器55に入力されるマスク信号S15
は、図5に示したように次に示す信号により構成されて
いる。
【0031】 (1)Mask ID :マスクのID番号 (2)Mask 1 :マスク範囲(長方形)左下隅位置のX座標 (3)Mask 2 :マスク範囲(長方形)左下隅位置のY座標 (4)Mask 3 :マスク範囲(長方形)右上隅位置のX座標 (5)Mask 4 :マスク範囲(長方形)右上隅位置のY座標 (6)Mask ON/OFF :マスクを実施するか否かの設定 N=ON:マスクID番号及び範囲に従ってマスクを実施する。
【0032】 F=OFF:ID番号のマスクを削除する。 画像データ記憶器56は、マスク処理器55から入力さ
れた画像データS19を通信入力処理器51から送られ
てくるカラー制御信号S23と共に記憶する。
【0033】上記カラー制御信号S23は、レーダ映像
ON/OFF信号及びカラー信号からなっている。レー
ダ映像ON/OFF信号は、レーダ映像を画像合成処理
器58に出力するか否かの指定を行なうものであり、 N=ON:レーダ映像を出力 F:OFF:レーダ映像を非出力 のように設定される。
【0034】カラー信号は、レーダ映像の表示色で、次
に示すように設定される。 D:Day bright W:Day white back B:Day black back S:Dusk black back F:Night filtered U:Night unfiltered また、レーダ映像表示色は、次式により求められる。
【0035】
【数1】
【0036】図6は、上記レーダ映像表示色の詳細を示
したものである。一方、画像データ記憶器57は、画像
処理器41から送られてくる電子海図画像データS12
を記憶し、その記憶した電子海図画像データS21を画
像合成処理器58に出力する。画像合成処理器58は、
画像データ記憶器56に記憶されたレーダ画像データS
20と画像データ記憶器57に記憶された電子海図画像
データS21とを合成し、すなわち、レーダ画像データ
S20に含まれる「マスク信号/カラー信号/レーダ映
像ON・OFF信号」に従って合成し、その合成画像デ
ータS22を表示装置6に送信して表示する。
【0037】上記のように画像処理器41から出力され
るコントロール信号S9により、レーダ映像中心位置の
移動、電子海図表示装置4に合わせた表示レンジ及び表
示モード(コースアップ/ヘッドアップ/ノースアッ
プ)の指定、レーダ映像のマスク指定、表示色の指定、
レーダ映像出力のON・OFF指定を行ない、それらの
内容に従って画像インタフェース装置5がレーダ映像を
加工・処理する。
【0038】上記レーダ映像のマスク指定とは、電子海
図表示装置4において、電子海図上に情報をウインドウ
表示させた場合、そのウインドウ上にレーダ映像が重な
らないようにレーダ映像をマスクする機能である。ま
た、マスク指定は、ID番号を変えることにより、複数
の設定が可能で、電子海図上に複数のウインドウを表示
させた場合に対応することができる。
【0039】そして、上記画像インタフェース装置5を
使用することにより、以下の処理を実現することが可能
となる。 (1)電子海図上にレーダ映像を重ねて表示する。
【0040】(2)電子海図とレーダ映像を同時にズー
ムアップ/ダウンさせる。 (3)ヘッドアップ/コースアップ/ノースアップの画
面表示の切換えを電子海図とレーダ映像同時に行なう。
【0041】(4)電子海図上に種々の情報を表示させ
るためのウインドウを複数個任意の位置に表示させる。 (5)レーダ映像の表示色を変化させる。
【0042】図7ないし図10は、表示装置6の画像表
示例を示したものである。図7は、コントロール信号S
9の制御信号のセンタ移動距離X及びセンタ移動距離Y
の値が零で、かつ「マスク信号/カラー信号/レーダ映
像ON・OFF信号」によりマスク処理がされていない
場合のレーダ画像のイメージ図である。なお、この表示
例では、画面左側1024ドット×1024ドットの中
心が表示中心となっている。
【0043】図8は、コントロール信号S9の制御信号
のセンタ移動距離X及びセンタ移動距離Yに値が設定さ
れた場合のレーダ画像のイメージ図で、レーダ画像の中
心位置を移動した場合の例である。
【0044】図9は、コントロール信号S9の「マスク
信号/カラー信号/レーダ映像ON・OFF信号」のマ
スク設定を実施した場合で、マスクIDが「000」以
外の時のレーダ画像のイメージ図である。マスク設定を
実施した場合は、指定されたマスク範囲の部分のレーダ
画像が表示されない。
【0045】図10は、コントロール信号S9の「マス
ク信号/カラー信号/レーダ映像ON・OFF信号」の
マスク設定を実施した場合で、マスクIDを「000」
とした場合のレーダ画像のイメージ図である。この場合
には、指定されたマスク範囲だけレーダ画像が表示され
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、レ
ーダ映像を重ねるための画像インタフェース装置を備え
ることにより、レーダ表示装置内で画像処理を追加する
必要が無くなり、既存のレーダ装置の改造は不要とな
り、種々にレーダ装置に対応することができる。また、
画像インタフェース装置は、レーダー等の操作が無いの
で、ユーザーインタフェース等を考慮せず、画像処理に
適した簡単な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る全体構成を示すブロ
ック図。
【図2】同実施形態におけるレーダ信号の説明図。
【図3】同実施形態におけるコントロール信号の説明
図。
【図4】同実施形態における確認信号の説明図。
【図5】同実施形態におけるマスク信号/カラー信号/
レーダ映像ON・OFF信号の説明図。
【図6】同実施形態におけるレーダ映像表示色の詳細を
示す図。
【図7】同実施形態におけるレーダ画像のイメージ図。
【図8】同実施形態におけるオフセンタ設定時のレーダ
画像のイメージ図。
【図9】同実施形態におけるマスク設定時のレーダ画像
のイメージ図。
【図10】同実施形態におけるマスクID番号「00
0」設定時のレーダ画像のイメージ図。
【符号の説明】
1 レーダ/ARPA装置 2 船位測定装置 3 ジャイロ 4 電子海図表示装置 5 画像インタフェース装置 6 表示装置 11 レーダ画面 12 船舶 13 走行線 41 画像処理器 42 海図記憶器 43 設定器 44 表示器 51 通信入力処理器 52 表示形態変換器 53 走行線形態変換器 54 表示範囲処理器 55 マスク処理器 56 画像データ記憶器 57 画像データ記憶器 58 画像合成処理器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−50376(JP,A) 特開 昭58−55771(JP,A) 特開 平1−165980(JP,A) 特開 平5−80143(JP,A) 特開 平5−264718(JP,A) 特開 平8−338867(JP,A) 特開 平9−33635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダ装置と、電子海図の画像データを
    出力すると共に該画像データ及び設定情報に応じてコン
    トロール信号を出力する電子海図表示装置と、上記レー
    ダ装置及び電子海図表示装置とは別個に独立して設けら
    れ、上記レーダ装置から出力されるレーダ画像を上記電
    子海図表示装置のコントロール信号に応じて処理し、そ
    の処理画像と上記電子海図表示装置から出力される電子
    海図画像データとを合成して出力する画像インタフェー
    ス装置と、この画像インタフェース装置から出力される
    上記合成画像を表示する表示装置とを具備し、上記画像インタフェース装置は、上記表示装置にウイン
    ドウの範囲を指定して任意情報を表示するウインドウ表
    示手段と、上記ウインドウ上にレーダ映像が重ならない
    ように該レーダ映像をマスクするマスク手段とを備えた
    ことを特徴とする電子海図・レーダ画像表示装置。
  2. 【請求項2】 電子海図表示装置からのコントロール信
    号及びジャイロからの方位信号に基づいて表示方向信
    号、表示レンジ信号、マスク信号、カラー制御信号を発
    生する通信入力処理手段と、この通信入力処理手段から
    の表示方向信号に基づき、レーダ装置からのレーダ信号
    を旋回して出力する表示形態変換手段と、この表示形態
    変換手段から出力される放射状の走行線の形態を平行線
    の形態に変換する走行線形態変換手段と、この走行線形
    態変換手段から出力されるレーダ信号を上記通信入力処
    理手段からの表示レンジ信号に基づいて必要な部分を抽
    出する表示範囲処理手段と、この表示範囲処理手段によ
    り抽出された画像データに対し、上記通信入力処理手段
    から出力されるマスクオン/オフ信号及びマスク範囲指
    定信号からなるマスク信号に基づいてマスクするマスク
    処理手段と、このマスク処理手段により処理された画像
    データを上記通信入力処理手段からのカラー制御信号と
    共に記憶する画像データ記憶手段と、この画像データ記
    憶手段に記憶された画像データと上記電子海図表示装置
    からの電子海図データとを合成して表示装置へ出力する
    画像合成処理手段とを具備したことを特徴とする画像イ
    ンタフェース装置。
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