JP3224615B2 - α−オレフイン類および飽和炭化水素からの一酸化炭素除去方法 - Google Patents

α−オレフイン類および飽和炭化水素からの一酸化炭素除去方法

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JP3224615B2
JP3224615B2 JP29397492A JP29397492A JP3224615B2 JP 3224615 B2 JP3224615 B2 JP 3224615B2 JP 29397492 A JP29397492 A JP 29397492A JP 29397492 A JP29397492 A JP 29397492A JP 3224615 B2 JP3224615 B2 JP 3224615B2
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、Ziegler-Natta重合方法で使
用するに適切なα−オレフィン類および飽和炭化水素を
製造する目的でα−オレフィン類および飽和炭化水素か
ら一酸化炭素を除去する方法に関する。特に、本発明の
方法は、α−オレフィン類の主要製造源を構成している
熱分解方法で得られるC2-4α−オレフィン類の精製で
有利に用いられ得る。
【0002】
【発明の背景】鉱油の熱分解で得られるα−オレフィン
類は、複雑な分離および精製処理後でさえも少量の不純
物を含んでおり、そして一酸化炭素を含むこれらの多く
は、Ziegler-Natta触媒、特に塩化マグネシウム上に支
持されているハロゲン置換されたハロゲン化チタン化合
物と共触媒としてのアルキルアルミニウム化合物を一般
に含んでいる高収率触媒、に対して悪影響を与えること
は知られている。
【0003】この一酸化炭素は、一般に、0.5〜10
ppm(以降、モルで表したppmであると理解すべき
である)の範囲で上記α−オレフィン類の中に存在して
おり、そしてこれは、上記レベルで該Ziegler-Natta触
媒の効率をかなり低下させる。他方、単に蒸留するので
は、低い沸点を有するC2-4α−オレフィン類の中に存
在している一酸化炭素の上記濃度を更に低下させるのは
容易ではない。特に、この一酸化炭素濃度が2ppmと
同等か或はそれ以下の場合、経済的観点からしても、蒸
留は極めて厄介である。
【0004】しばしば生じるように、重合工程中に一酸
化炭素が存在していることによって引き起こされる経済
的損失は、一酸化炭素濃度が上記範囲内で上下し、そし
て同様に、ポリマーを重合反応装置から取り出す時点で
のポリマー収率が同様に上下し、このため、触媒仕込み
系を調節するための連続した高価な操作を取る必要があ
るが、これで必ずしも肯定的な結果が得られるとは限ら
ない。このことから、該Ziegler-Natta触媒挙動に対す
る影響を無視することができない量である0.03pp
mよりも低いレベルにまでα−オレフィン類中の一酸化
炭素濃度を低下させることが重要である。
【0005】鉱油を精製すること(熱分解を含む)で得
られるα−オレフィン類の中の一酸化炭素含有量を低下
させる目的で、今日まで用いらている方法は、水溶液形
態か、或は不活性な固体状支持体(例えばアルミナもし
くはシリカ)上に分散させたある種の遷移金属化合物、
特に銅化合物の能力を用いて、一酸化炭素との錯体を生
じさせる、ことから成っている。
【0006】例えば、米国特許番号3014973に従い、精
製すべきα−オレフィン類、特にエチレンおよびプロピ
レンを、銅アンモニウム水溶液中に吸収させ、そして次
に、これらを選択的に脱離させることで、これらを、該
銅化合物と錯体を形成したまま存在している一酸化炭素
から分離する。
【0007】この一酸化炭素含有量を更に低下させる目
的で、それらをアルカリ金属の水酸化物に接触させるこ
とによるα−オレフィン類の追加的処理を170℃以上
の温度で行うことも予測される。
【0008】米国特許番号3014973に示されているデー
タから、上記方法を用いることで一酸化炭素濃度を0.
03ppm未満にまで低下させることは不可能である、
ことも明らかである。しかしながら、上記方法は複雑で
あると共に高価であり、そしてプロピレンおよび1−ブ
テンの場合、しばしば遭遇するように、液状モノマーを
用いて重合を行う場合いつでも、この精製オレフィンを
液化するための追加的段階が必要となる。
【0009】
【発明の要約】本発明に従い、α−オレフィン類および
飽和炭水化物から一酸化炭素を除去する方法は、0℃〜
150℃、好適には20℃〜95℃の範囲の温度で、 A)Cu、Fe、Ni、Co、PtおよびPdから成る
群から選択される1種以上の金属の酸化物;および B)周期律表のV B、VI BまたはVII B族の金
属から成る群から選択される1種以上の金属の酸化物; の混合物および/または反応生成物、から成る触媒系
に、一酸化炭素を含んでいるα−オレフィンまたは飽和
炭化水素を接触させることから成る。
【0010】
【発明の詳細な記述】本発明の方法は、α−オレフィン
類から一酸化炭素を除去するためのものであり、これ
は、低温で、α−オレフィン類、特にプロピレンおよび
1−ブテンを液状形態に維持しながら、特に簡潔かつ有
効な様式で操作を行うことを可能にする。
【0011】更に、上記方法は、α−オレフィン類重合
中の希釈剤として存在し得る飽和炭化水素から一酸化炭
素を除去する目的でも使用され得る。α−オレフィン類
に関しては、一酸化炭素が存在していることの問題は、
軽飽和炭化水素類、特に一酸化炭素を蒸留で除去したと
き困難さを与える低沸点のC2-4の場合特に重大であ
る。
【0012】上述したように、本発明の方法は、α−オ
レフィン類および飽和炭化水素中の一酸化炭素含有量
を、この濃度が0.03ppm未満になるまで、特にこ
の濃度が0.02ppm未満になるまで、減少させるこ
とを可能にする。
【0013】プロピレン、1−ブテン、並びに容易に液
化し得る飽和炭化水素の場合、この操作は好適には液状
形態で行われる。
【0014】操作機構によって本発明を限定することを
意図するものではないが、(A)+(B)の混合物およ
び/または反応生成物を含む上記触媒系は、酸化触媒系
であり、従ってこれらは、α−オレフィンもしくは飽和
炭化水素の中に存在している一酸化炭素を二酸化炭素に
変換し得る。
【0015】二酸化炭素が該Ziegler-Natta触媒の活性
に影響を与えるレベルは、一酸化炭素のそれよりもかな
り高く、通常5ppm以上であるため、本発明の方法で
精製したα−オレフィン類および飽和炭化水素中の一酸
化炭素に置き換わった二酸化炭素量が5ppmの量で以
下存在していても、一般に、重合上の問題をもたらすこ
とはない。
【0016】本発明の方法が最も有利に用いられ得る一
酸化炭素の初期濃度レベルは、従って、約5ppmと同
等か或はそれ以下のレベル、特に0.5〜5ppmであ
る。必要ならば、技術報告書に従い、任意に不活性支持
体、例えば炭酸カルシウムもしくは活性炭素上に支持さ
れているアルカリ金属、特にNaもしくはKの水酸化物
に接触させることにより、該α−オレフィン類および飽
和炭化水素中の二酸化炭素濃度を、容易に、5ppmと
同等か或はそれ以下の含有量になるまで低下させること
ができる。例えば、固体状でありそして均一に分布して
いる上記水酸化物を含有している固定床にα−オレフィ
ン類もしくは飽和炭化水素を流すことも可能であり、こ
の方法では、二酸化炭素が炭酸塩として固定化される。
【0017】本発明の方法で用いられる触媒系の中で特
に好適なものは、成分(A)が酸化銅(CuO)から成
るか或は構成されているものであり、成分(B)に関す
る好適な触媒系は、V、Nb、Cr、Mo、Wから成る
群から選択される金属の酸化物から成るか或は構成され
ているものである。成分(B)にとって特に好適なもの
は酸化クロム(Cr23)である。
【0018】製造方法に従い、これらの触媒系はまた、
酸化物(A)と(B)の反応生成物から成っていてもよ
い。例えば、CuOとCr23から得られる触媒系は、
CuCr24から成っているか或は構成されていてもよ
い。
【0019】本発明に従って用いられる触媒系の中で、
成分(A)と(B)は、それらの混合物もしくは反応生
成物として、一般に1:10〜10:1、好適には1:
2〜5:1から成る範囲の(A):(B)モル比で存在
している。特に好適なものは、上記比率でそのままおよ
び/またはCuCr24として存在しているCuOとC
23から成る触媒系である。
【0020】本発明の方法で用いられる触媒系はまた、
不活性支持体、例えばシリカ、アルミナ、ケイソウ土、
および活性炭素などの上に支持されていてもよい。
【0021】上記触媒系の製造方法は、主に、所望の化
学組成および形態に応じて変化する。
【0022】例として、例えば共混練りによって(A)
と(B)の酸化物を混合するか、或は個々の金属の種々
の化合物から成る混合物を熱分解し、これを上記熱分解
で酸化物に変化させる、ことによって行うことも可能で
ある。
【0023】熱分解で酸化物に変化し得る化合物は、一
般に、有機および無機酸の塩類、例えばアルコラート、
硝酸塩または炭酸塩などから選択される。上記塩をま
た、適当な溶媒中の溶液、好適には水溶液を用いて、上
記不活性支持体に含浸させ、それによって、この溶媒を
蒸発させた後、熱分解することにより、支持されている
触媒系を生じさせてもよい。この熱分解は、適切には、
空気もしくは酸素存在下一般に150〜800℃の範囲
の温度に加熱することによって行われる。
【0024】上記触媒系のいくつかは、通常還元状態で
用いられている、即ち水素で処理した後、種々の有機合
成における水添−脱水素もしくは水和触媒として用いら
れており、従ってこれらは市場で入手可能である。
【0025】水素処理後に行われる上記適用方法とは異
なり、本発明の方法では、上述した触媒系をそのまま用
いるか、或は一般に80〜500℃の範囲の温度で1〜
100時間から成る範囲の期間、空気もしくは酸素流中
で処理した後用いる。
【0026】本発明の方法で有利に用いられ得る市販触
媒系の例は、ENGELHARD製Cu-0203TおよびCu-1230E型で
ある。この触媒Cu 0203 Tは、それぞれ79重量%と1
7重量%に相当する量のCuOとCr23を含んでい
る。触媒Cu 1230 Eは、それぞれ30重量%と31重量
%に相当する量のCuOとCr23を含んでおり、アル
ミナ上に支持されている。これらの中の酸化物の一部は
CuCr24の形態であると考えられる。
【0027】一酸化炭素を含有しているα−オレフィン
類および飽和炭化水素を、好適には液状形態で、(A)
+(B)の混合物および/または反応生成物から成る触
媒系に接触させる。
【0028】一般的に用いられる操作圧力は、用いる工
程温度に応じて、該α−オレフィンもしくは飽和炭化水
素を液状に維持するに必要な圧力である。例えば、プロ
ピレンもしくは1−ブテンの場合、この操作は、通常1
〜200気圧、好適には2〜50気圧の範囲の圧力で行
われる。
【0029】重合の目的で該α−オレフィンもしくは飽
和炭化水素を液化する必要がない場合、このα−オレフ
ィンもしくは飽和炭化水素を、気体状に保ちながら、こ
の触媒系に接触させてもよい。この場合、好適には、2
0〜100気圧の範囲の圧力で操作を行う。
【0030】本発明の方法に従い、上述した触媒系は、
一般に固定床もしくは撹拌床の上に位置させた分散粒子
の形態で用いられる。これらの粒子の平均直径は、好適
には500〜10,000μmの範囲である。
【0031】精製すべきα−オレフィン類もしくは飽和
炭化水素を、一般に2〜20h-1の範囲の空間速度で上
記触媒床に流す。この操作は一般に連続的であり、そし
ていかなる場合でも10〜500時間、好適には40〜
250時間継続する。上記期間は、この触媒系の寿命、
即ちこの触媒系が一酸化炭素の除去で満足できるレベル
の効率を維持している期間、に相当しており、そしてこ
れは主に、用いる触媒系の化学組成並びに物理および形
態学的構造、そしてこの精製すべきα−オレフィン類お
よび飽和炭化水素の中に存在している一酸化炭素および
他の不純物の量に依存している。
【0032】上記条件下で操作することにより、触媒系
100kg当たり約1kgのCOに相当する一酸化炭素
量を除去することが可能であり、従って1〜3ppmの
一酸化炭素を含有している液状プロピレンを精製するこ
とが可能である。
【0033】本発明の方法の追加的利点は、上記触媒系
が再生可能でありそして再利用可能であることである。
【0034】この再生は、一般に、この触媒系を空気も
しくは酸素中で80〜500℃、好適には150〜20
0℃で1〜100時間、好適には4〜30時間加熱する
ことによって行われる。
【0035】以下に示す実施例は説明の目的で示すもの
であり本発明を限定するものではない。
【0036】全ての実施例において、ガスクロ分析によ
りCOおよびCO2濃度を測定する。
【0037】
【実施例】対照実施例1 液状プロピレンからの一酸化炭素除去におけるこの触媒
系の効率を確認する目的で、下記の方法を用い、高濃度
の一酸化炭素で試験を行った。
【0038】170℃の空気流処理を4時間行うことに
よって予め活性化したENGELHARD Cu1230 E 1/16-3F触媒
50gを、窒素雰囲気中、撹拌機とシリコンオイル加熱
装置が備わっている1.8リットルのステンレス鋼製オ
ートクレーブの中に導入する。次に、1500ppmの
一酸化炭素と約2ppmのCO2を含んでいる液状プロ
ピレン676gを加える。
【0039】このオートクレーブを撹拌下44℃に6.
5時間維持した後、31℃で15.5時間維持し、そし
て次に、液状プロピレンのサンプルを採取する。上記サ
ンプルに対するガスクロ分析を行った結果、CO含有量
とCO2含有量はそれぞれ660ppmと816ppm
であることが示され、従ってこれは、COが定量的にC
2に変化したことを示している。
【0040】対照実施例2 実施例1を繰り返したが、この場合、用いたプロピレン
のCO含有量は1800ppmに相当しており、CO2
は約2ppmであり、そして該オートクレーブを、42
〜47℃の範囲の温度に21時間維持する。最終CO含
有量は640ppmであり、このことは再び、COが定
量的にCO2に変化したことを示している。
【0041】対照実施例3(比較) 実施例1を繰り返したが、この場合、用いたプロピレン
のCO含有量は13000ppmに相当しており、CO
2は約2ppmであり、そして該オートクレーブを45
℃に31時間維持しながら、ENGELHARD B 038A-006-06-
T 1/8触媒50gを加える。
【0042】上記触媒は、本質的にシリカ上に支持され
たCuOで構成されている。
【0043】最終CO含有量は1200ppmであり、
従ってこのことは、酸化銅単独を基とする触媒は液状プ
ロピレンからの一酸化炭素除去で有効性を示さない、こ
とを示している。
【0044】実施例4 「重合グレード」の工業生産したプロピレンで通常に見
いだされる範囲内に入るCO量を有する液状プロピレン
の精製に関する、3つの試験から成る一連の試験で、対
照実施例1で用いたのと同じ触媒を用いる。
【0045】用いた装置は、液状プロピレンを仕込むた
めの20リットルのステンレス鋼製容器から成り、上記
容器には、プロピレン、COおよび窒素(液状プロピレ
ンの仕込み圧を一定に維持する目的で必要)を導入する
ために用いられる仕込み用パイプが備わっている。
【0046】この装置の底には、初期のCO含有量を分
析するためのサンプリグ装置および精製プロピレンを排
出させるための管が備わっている。上記排出用管は、水
/蒸気余熱装置を通して、該精製装置の下部に連結して
いる。この水/蒸気余熱装置は、内径が50mmであり
高さが500mmのステンレス鋼製シリンダーで作られ
ており、これの両端には、触媒の漏れを防止するための
ディスクおよびスクリーンフィルターが備わっている。
外側のジャケットに水/蒸気を循環させることによっ
て、上記シリンダーを所望温度に加熱する。この底から
入ってくるプロピレンは、所望時間、該触媒と接触した
後、精製されて該シリンダーの上部から出て行き、排出
される前に、サンプリグ装置で、最終CO含有量を分析
するためのサンプルを規則的に取り出す。
【0047】全ての試験で659gの触媒を用いた。主
要な操作パラメーター、並びにCOの初期および最終濃
度を表1に示す。
【0048】実施例5 実施例4と同じ装置を用い、そして全ての試験で325
gのENGELHARD Cu-0203 T 1/8"触媒を用いて、3種の液
状プロピレン精製試験を行う。
【0049】主要な操作パラメーター、並びにCOの初
期および最終濃度を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】本発明の特徴および態様は以下のとうりで
ある。
【0052】1. 0℃〜150℃の範囲の温度で、 A)Cu、Fe、Ni、Co、Pt、Pdから成る群か
ら選択される1種以上の金属の酸化物;および B)周期律表のV B、VI BまたはVII B族の金
属から成る群から選択される1種以上の金属の酸化物; の混合物、または両者の反応生成物、から成る触媒系
に、一酸化炭素含有α−オレフィンもしくは飽和炭化水
素を接触させることから成る、α−オレフィン類および
飽和炭化水素から一酸化炭素を除去する方法。
【0053】2. 上記触媒系の(A):(B)モル比
が1:10〜10:1である第1項の方法。
【0054】3. 上記触媒系の成分(A)がCuOか
ら成るか或は構成されており、そして成分(B)が、
V、Nb、Cr、MoおよびWから成る群から選択され
る金属の酸化物から成るか或は構成されている第1項の
方法。
【0055】4. 上記触媒系の成分(B)が、Cr2
3から成るか或は構成されている第3項の方法。
【0056】5. 上記触媒系がCuCr24を含んで
いる第4項の方法。
【0057】6. 上記触媒系を80〜500℃の空気
もしくは酸素流れ中1〜100時間予め加熱する第1項
の方法。
【0058】7. 精製すべき上記α−オレフィン類も
しくは飽和炭化水素が2〜4個の炭素原子を含んでいる
第1項の方法。
【0059】8. 精製すべき上記α−オレフィン類も
しくは飽和炭化水素が、モルで0.05〜5ppmの一
酸化炭素を含んでいる第7項の方法。
【0060】9. 精製すべき上記α−オレフィンがプ
ロピレンであり、これを液状で上記触媒系に接触させる
第7項の方法。
【0061】10. 精製すべき上記α−オレフィンが
エチレンである第7項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−70374(JP,A) 特開 昭55−154921(JP,A) 特開 昭46−5511(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 7/148 C07C 11/04 C07C 11/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 20℃〜95℃の範囲の温度で、 A)Cu、Fe、Ni、Co、Pt及びPdから選択さ
    れる1種以上の金属の酸化物;および B)V、Nb、Cr、Mo及びWから選択される1種以
    上の金属の酸化物; の混合物、及び/または反応生成物、から成る触媒系
    に、一酸化炭素含有プロピレン液相中で接触させるこ
    とから成る、プロピレンから一酸化炭素を除去する方
    法。
JP29397492A 1991-10-08 1992-10-08 α−オレフイン類および飽和炭化水素からの一酸化炭素除去方法 Expired - Lifetime JP3224615B2 (ja)

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IT91A002666 1991-10-08
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